カメラのシャッターを切るカシャカシャという音とともに克子姉が、そう言った

オレの獣欲はもう止まらない

きゃあっあっうっあっうっああっ

オレの力強い突き込みに、可憐が喘ぐ

ああ可憐の狭い膣に絞られて

美智お姉さん早く

ルナが美智を呼ぶ

他の皆さんもわたくしたちと手を繋いで下さい

ヨミが、他の少女たちにそう告げた

全裸の可憐を犯すオレ

その可憐を左右から抑えている裸のヨミとルナ

ルナの背中に美智が手を当てる

そして裸の少女たちが手を繋いでぐるっとオレたちを囲い込む

少女たちの端と端みすずがヨミと、瑠璃子がルナと手を繋いだ

可憐ちゃんの感じている性感をみんなで共有します

ルナが、そう叫んだ瞬間

いやぁぁん

激しいですわ

すごい、すごいです

いいですいいっ

もっと、もっと

ああっ、エグってエグって下さい

いいの凄くいいああああっ

きゃううっあああぅぅ

写真を撮っている克子姉と見学中の美子さんを除いた11人の裸の美少女たちが、同時に喘ぐ

オレと可憐のセックスの快感がヨミとルナの巫女の力によって、直列で繋げられた裸の美少女の輪の中を駆け巡り増幅されていく

オレはもう保たないィィィッッッ

ああ出ちゃう出ちゃうぞ

可憐の小さな身体が、オレの突き込みに揺さぶられている

可愛いおっぱいが、くるんくるんと揺れて汗の滴を散らしていく

あああも、もう

可憐が濡れた瞳で、オレを見上げる

出してぇぇッッ中に出して下さい

11人の少女たちの思いを代弁してそう叫んだ

オレああ、吹き飛びそうだ

イクッ、イクイクイクッああああっ

ドバババッっと熱い噴流が可憐の子宮に飛び込むッッ

あああっ、熱いィィィィ

可憐が自分の内側を満たす精液の熱を感じた瞬間

美智が少女たちの輪の中で増幅された性感を一気に爆発させる

快感の波が一瞬にして、ズワワワッと、部屋の中の全員に伝わっていく

きゃぁぁっっ

全ての女がセックスの快感に襲われる

波に呑まれる

溺れていく

ああっ、イッちゃうイッちゃうイッちゃうう

すでにエクスタシーを体験している少女たちは絶頂に達した

その快感の波も、増幅されまだイッたことの無い少女にも、同じ快楽を与える

何これいやぁぁあああっ

跳んじゃう

白くなっちゃう

少女たちの嬌声を聞きながらオレは、可憐の胎内に射精を続けていた

どぴゅっ、どぴゅ、どぴゅぴゅ

大量に出る

あああああああああ

可憐が心を蕩かされた表情で、呆然とオレを見ている

誰も口を開かなかった

というかみんな、ぐったりして動けなくなっている

オレも全身汗だくで、心臓の鼓動が高鳴って動けない

10分以上可憐の裸身の上に、ぐったりとなっていただろう

はぁ、はぁああうっ

何とか鼓動が落ち着いて

身体を起こす

ああ、みんな引っ繰り返ったままだ

みすずも、まり子も、エリカたちもとろんと蕩けた顔で、手を繋ぎ合ったまま倒れている

ああん美智ちゃんの心月は、強すぎるわよ

少女たちの輪に加わってなかった克子姉まで心月の影響で、エクスタシー波を食らってしまったらしい

カメラが無事だったから、良かったけれど

そう言って克子姉は、ムックリと起き上がる

あらいやだこの子、お漏らししちゃっているわ

克子姉誰が、漏らしたんだ

オレも、重たい身体で克子姉の方へ振り向くと

よりによって1人だけ服を着たままの子が

最後まで名門お嬢様学園のセーラー服を着たままだった美子さんが

ぺたんと床に尻餅をついたまま失禁していた

あらあらスカートがビショビショよ

そう言う克子姉に美子さんは

あはい済みません、済みません、済みません

呆然とした顔で答える

ルナとヨミが巫女の力で増幅して、美智が心月で解き放ったセックスの快感の波にまだ溺れたままなのだ

全員が回復するのにはさらに10分が必要だった

次話でこの章は終わります

朝から母が騒いでいるのでどうしたのと聞いたところ

父のタンスを整理していたら父の隠し口座の通帳が見つかったのだそうです

いやほんの数十万円程度のものなのですが

ただ、問題は

通帳を見ると、父は去年の3月辺りまでは頻繁にお金の出し入れをしていたようなのですが

その後は全く、入金も出金もした様子が無いという

この通帳は何なの

と、母が聞くと

全然、判らん記憶に無い

と、父は答えて

しばらくは、怒った母と問答していたのですが

その内、母の顔が青ざめてきて

どうしましょうお父さん本当に覚えていないみたい

本当に去年の3月以降は自分の隠し口座の存在、そのものを記憶からなくしてしまっているようなのです

暗証番号どころか、口座を作ったことさえ忘れている

でも、去年の3月までは毎月、数万円下ろして使っているのよ、お父さんこれ、何に使ったの

いや記憶にないなあ

どこかに最近、あの人、来ないわねえというお店があるんじゃないかと思います

どこだか、もはや父にも判らないみたいですが

1215.明日の予定 / お風呂ブレイク・第2のグループ

・片貝渚/21黒い森の元・娼婦お花屋さんを経営

・片貝真緒/4歳渚の娘主人公をパパと呼ぶ

・吉田エリ/13歳主人公の性奴隷関西から来た双子一人称がわたし

・吉田リエ/13歳主人公の性奴隷関西から来た双子一人称がうち

ああん黒森様

オレは可憐と繋がったまま、可憐の小さな胸を揉んでいる

12歳の令嬢と、何度もキスを交わした

2人で、セックスの余韻を楽しんで

もう美子ったら、しょうがないんだから

瑠璃子と美智が失禁した美子さんのが汚した床を、タオルで拭いている

美子さん本人は、みすずと克子姉に連れられて一番近いシャワールームで、下半身を洗いに行った

まり子やエリカ、ハイジたちは巫女の力と心月のコンボにまだ酔っていて、意識は回復したが呆然としている

はい、冷たいお茶をどうぞ

ルナとヨミがみんなに飲み物を配っていた

はーい、美子ちゃん綺麗にしてきたわよ

ああ克子姉たち、戻ってきたか

振り向くと美子さんも全裸になっていた

お漏らしの罰よ美子ちゃんにも、みんなと同じで裸にかってもらったわ

色々と、申し訳ありません

美子さんは、恥ずかしそうに手で胸と股間を隠しているが

18歳の美子さんは結構、胸が大きいそれでいて、腰がくびれている

これでみんな、同じ姿ですの

アニエスの言う通り

これでこの部屋に居る少女たちは、全員、裸になった

日本一の超お嬢様校に通う美少女たちが全員、健康的な裸身をオレに晒している

あなた、そろそろ抜いてあげて

克子姉に言われて、オレは

は、はいあうっ

可憐の小さくて狭い胎内から射精した勃起を引き抜く

あ、待ってカメラ、カメラ

克子お姉様どうぞ

ヨミが、克子姉にカメラを手渡す

ありがとう可憐ちゃん、そのままよ

克子姉は可憐の膣口から、とろとろっとオレの精液が大量に溢れ出す様子を撮影していく

オレのチンコの方は

パパ、アニエスが綺麗にしますのっ

アニエスが、ペロペロとお掃除フェラを始める

あわたしもします

コヨミちゃんも、オレの股間に顔を入れて舌で舐める

コヨミちゃん平気なのか

亀頭についたオレの精液を舐めるコヨミちゃんに、オレが尋ねると

はい今ので、セックスするっていうことが何となく判ってきましたから

この子も巫女の力を持っている

今の合同セックスでそれぞれの少女の持つ、オレとのセックスについての思いを読み取っていったのだろう

わたしも早くできるようにたくさんご飯を食べて、運動して、お勉強して、よく寝るようにします

身体さえ充分に発育したらオレとセックスすると、約束してくれた

それなら、パパのオチンチンはコヨミちゃんにお任せしますのっ

アニエスは、そう言って今度は、可憐の股間に顔を埋めて

可憐はまだ身体に力が入らないでいる

その股間に口を付け膣口の中の精液を、アニエスは舐めている

そんなこと、しなくても

いいんですのアニエスはパパも可憐ちゃんも大好きですから

アニエスは、口の周りを精液と愛液だらけにしながらニコッと可憐に微笑んでいた

溜まるだけ溜めた精液を一気に可憐の中に放出したけれど

オレのチンコが1回ぐらいの射精で満足するはずがない

コヨミちゃんに舐められているうちにまた隆々と大きく怒張していく

まり子ちゃんたちも落ち着いた落ち着いたのなら今度は、全員、裸で集合写真を撮りましょう

あなた長椅子の真ん中に座って

あ、うんコヨミちゃん、ありがとう気持ち良かったよ

オレは、コヨミちゃんの顔と髪を撫でる

いえまた、させて下さい次はもっと上手にしますから

コヨミちゃんは、オレの亀頭から口を外して上目遣いでオレを見て、そう答えた

オレが長椅子の真ん中に座ると全裸の美少女たちが集まって来る

まり子、エリカ、ハイジももう大丈夫か

大丈夫よ気持ち良すぎて、身体が痺れただけですから

まり子が苦笑して、答える

セックスって凄いですね

驚きました

エリカとハイジが、そう言うが

巫女の力で増幅して、心月で爆発させて特別仕様のセックスだから

こういうのが普通だと思われても困るんだけれど

はーい、それじゃあ、まず普通に

ほんの1時間前にお揃いのセーラー服を着て、この子たちは写真を撮った

今度はチンコを勃起させているオレを加えて、全裸で写真を撮る

克子姉は、何回かシャッターを切ると

はーい、次は長椅子の後ろに立っている子たちは、前に出て来て床に座って、全員M字開脚

わ、わたくしもするのでございますか

美子さんが、慌てて言うが

美子これもお漏らしの罰よ

瑠璃子が主として、命じる

というわけで長椅子に座っている子たちは、お互いの足を交差させるようにして

椅子の下の子たちは、床の上で

みんなで、M字開脚して濡れた秘部をレンズに向ける

何か面白いわねみんなで、こんなはしたないポーズをするのは

ええ、とっても楽しいですわ

まり子とエリカは楽しんでいるが

美子さんは、複雑な表情でみんなの真似をする

オレはそんな裸身の少女の真ん中で、小さくなっていた

はーい、次はみんなであたしの方にお尻を向けて顔はレンズの方に振り向く感じでそうよ

次はオレの左右と前に、11個のお尻が並ぶ写真を撮った

次は何か面白そうなポーズはある

みんなで、黒森様のオチンチンの上に手を重ねてファイト、オーっていうのは、どうですか

エリカが、克子姉に提案する

じゃあ、それでいきましょう

黒森様、失礼します

エリカが、オレの勃起ペニスを掴む

旦那様、失礼します

みすずが、亀頭を包むようにオレのペニスの上に手を置く

その上に、他の9人の少女たちが可愛らしい手の平を重ねた

美子さんも顔を真っ赤にさせながら参加している

うふふ、本当に面白い絵ねいいわよ

克子姉が笑いながら、写真を撮った

はい全部OK撮影会は、これで終わりよ

ようやく淫らなセックス撮影会が終わる

でもパパのオチンチン、まだこんなに元気ですのこのままだと、可哀相ですの

アニエスが、オレのチンコを小さな手で愛撫しながらそう言う

パパ今度は、誰の中で出したいですの

美子さんを除いた裸の少女たちが一斉にオレの方を見た

あたしたちばかり、旦那様に愛していただくのはそろそろ申し訳ないわ

みすずが笑顔で、そう言う

あの茉莉花お姉様を、こちらにお呼びしてもよろしいですか

エリカが自分の姉のことを言う

エリカと茉莉花は、実の姉妹だが姉妹の本当の父親だったエリカの祖父によって、その事実は隠されていた

茉莉花お姉様は土日しか、こちらのお屋敷にいらっしゃれませんから

茉莉花は今は、音楽専攻のある高校の女子寮で暮らしている

だから、土日だけ外泊許可を取って、ここへ通って来ることになった

今日はそういうルールになってからの最初の土曜日だ

そうね茉莉花さんは、ずっと公に犯されることを想像して、こちらのお屋敷まで来ているんでしょうし

あの、それでできればエリカも茉莉花お姉様と姉妹で、黒森様に犯していただきたいんです

エリカは、恥ずかしそうにそう言った

良いと思うわ皆さんはどうかしら

みすずが、全員に尋ねるが異論は出ない

もちろんあたしたちは、すぐ側で見させていただくわよ

じゃあ、わたくしが1階へ降りて、茉莉花さんをお連れ致しますわ

瑠璃子が、バスローブを羽織って言う

エリカも実姉の出迎えに向かう

高校の制服姿で、この2階の広間に着た茉莉花は

中に居る人間が、全員肌かなことに驚いたが

皆様と一緒に、今黒森様にセックスしていただいていたところですの茉莉花お姉様も早く、お脱ぎなって下さい

下の階へ降りるために着たバスローブを脱ぎながらエリカが言う

だが茉莉花も母親が黒い森の娼婦だ

一瞬にして、この部屋の中の淫らな空気を受け入れる

はいそれでは、わたしも皆様に参加させていただきます

そう言ってオレによく見えるように、服を脱いでいった

オレは裸の茉莉花を抱き締めて、キスし

まだセックスに慣れていない裸身を舐め回した

エリカにも参加させる

姉妹でキスさせている間に、オレは茉莉花の陰部を舐めて

一度、クリトリス責めでイカせた

それから、茉莉花の眼の前でエリカに挿入し

次は、エリカの眼の前で茉莉花を犯す

交互に、姉妹を刺し貫いて

最後は、茉莉花の胎内に射精した

そんなオレたちのセックスを他の美少女たちは、興味津々な顔で観ていた

ああ、渚これから、みんなでお風呂に行くからええ、今は大丈夫よたっぷり射精したから、しばらくはオチンチンが勃たないと思うわ

克子姉が、内線電話で渚と話している

判ったわじゃあ、大浴場で

そう言って克子姉が、電話を切る

長椅子の上でぐったりとして、エリカと茉莉花の裸身を両腕に抱えて

ああ真緒ちゃんが、今夜はどうしてもあなたとお風呂に入るってきかないらしいのよだから、待っているんだって

真緒ちゃんが

ああ、そうか幼児とお風呂に入るんなら、勃起したチンコのままではマズい

しばらく、大丈夫でしょ

克子姉が、オレのチンコを見る

ああスッキリ出したから、大丈夫だよ

お風呂から出たら、真緒ちゃんは渚が寝室に連れて行くからそしたら、また、いっぱい射精していいわよ

この部屋に来る前もオレは街のラブホテルでメグと美智に合計4発射精している

お兄様のお望みでしたら、全員、何度でもお相手致しますわ

瑠璃子が、他の女の子たちに白いバスローブを配りながら笑顔で、そう言った

ダメよ、瑠璃子この後は

ああ、そうですわね忘れていましたわ

瑠璃子がコツンと自分の頭を叩く

あちらのグループの皆さんに、お兄様をお渡ししないといけませんものね

あちらのグループ

お風呂に行ったら、判るわよ

さあ、みんなバスローブを羽織ったそれじゃあ、お風呂に行きましょう

オレたちは、みんなでゾロゾロとバスローブ1枚だけを身に付けて、大浴場へと向かう

パパ、パパお風呂っお風呂っ

脱衣所では渚と真緒ちゃんが、すでに待っていた

真緒ちゃんは、オレを見るなり飛びついて来ようとする

早く早く真緒が、背中を洗ってあげるからっ

真緒服を脱がないと、お風呂に入れないでしょこっちに来なさい脱がしてあげるから

渚が、苦笑して愛娘に言う

うんっちょっと待っててねパパっ

真緒ちゃんは、オレに抱きつかないで大きくドタバタと脱衣所の中を走って再び、渚のところに帰る

オレたちの方は、バスローブ1枚を脱げば済むことだから

っていうか真緒ちゃんが来る前に、オレの身体に付いた汗と愛液と精液の匂いを洗い流しておきたい

渚、真緒ちゃん先に入っているよ

オレは声を掛けて裸になって、浴室の中へ入る

待ってましたでお兄さん

待ってましたわお兄さん

風呂場の中では全裸のエリとリエの双子が、腕組みしてオレを待っていた

どうぞ、こちらに

ありすとキヌカも居る

マナ姉さんはお台所の片付けと、監視装置のチェックがあるから、ここには来れないそうですわ

ああ克子姉と渚も風呂場に来ているし

ミナホ姉さんは駅前ホテルの新しい娼館に

マルゴさんと寧とイーディは格闘技の大会の懇親会とかで、まだ帰って来ていないはずだ

だからマナがお屋敷全体の監視を担当しているのか

この半年、ほとんどの時間をお屋敷内で過ごしていたマナは監視装置の使い方を完全にマスターしている

正直、オレやメグよりも詳しい

とにかくありすとキヌカが示した風呂の腰掛けに座ると

ありすがシャワーの湯でオレの身体を洗ってくれた

ところでお兄さん

うちらが、何で揃ってここで待ってたか判りますか

いや判らない

判らないけれど

わたくしたちにも、これから通う中学校の制服が届きました

届きました

ありすキヌカ

みすずお姉さんたちの学校の子たちだけ良い思いはさせませんからね

うちらも新しい制服で、エッチしたいです

そうか今度は、この子たちの

新しい制服でのセックス撮影会パート2か

ちなみにミタマお姉様と月子お姉様にも、新しい制服が届いております

ミタマと月子は美里たち新人娼婦候補生たちと、オレの高校に通うことになっている

て、ことはセックス撮影会パート3も

あ、でもミタマさんと月子さんは、お兄さんと同じ学校へ通うわけですから

エッチな写真を撮るのは実際に学校に行ってからでええそうですわ

校内セックスは、決定なんだ

これからは、学校に居る時間の中でメグや愛やイーディだけでなく、ミタマたちの相手もしなくちゃいけなくなる

ま、わたしらも別に今夜、どうしても制服エッチしたいっていうわけやにいんですけれど

でも、新しい制服が似合うかどうかはお兄さんに見て欲しいです

双子はそう言った

パパ、パパ

お風呂の中で走っちゃダメよ

真緒ちゃんと渚が入ってくる

みすずたちも、ゾロゾロと浴室に入って来た

オレが双子やありすたちと話す時間を作ってくれたようだ

Gレコの最終回を観てから、ネットラジオを聞いたのですが

トミノ監督の自分が作ったキャラクターに対する愛情に脱帽

ここまで愛情を込めて考えているんだ

きちんと個性があって、明確に生きているキャラが出せたのだから、作品としては充分成功という考え方は正しいと思いました

1216.明日の予定 / アイスクリームとエレクトーン

わーい、わーい

お風呂から出るとみんなで食堂へ行って、アイスクリームを食べることになった

真緒ちゃんは、オレとお風呂に入って身体の洗いっこをしたことですっかり上機嫌になっている

ついでにアニエスも機嫌が良い

オレと真緒ちゃんとアニエスが同じテーブルのこちら側に並んで座って

テーブルの向こう側には、渚と茉莉花が居る

一方アニエス以外の超お嬢様校の生徒たちは、向こうのテーブルに集まって、みんなで何やら話している

風呂上がりのオレたちは、全員白いバスローブを羽織っただけの姿だ

どうですお兄さん

どうですかお兄さん

エリとリエの双子が新しい中学の制服を着てオレに見せに来た

いかがですか

ありすとキヌカも遅れてきた

はーい、あなたたちのアイス持ってきたよっ

風呂には来なかったマナも同じ制服に着替えて台所から双子やありすたちのアイスを、ワゴンを押して持って来た

お屋敷内の監視カメラを見てこの子らが食堂に来るのが判っていたのだろう

うんみんな可愛いぞ

白いブラウスの首元にリボン、赤系のチェックのスカート靴下で紺だ

古典的で清楚な超お嬢様校のセーラー服の気品は無いが現代的で活発な感じがして、なかなか良いと思う

わたくしこういう制服を着るのは初めてですわ

ありすとキヌカは幼稚部からずっと、超お嬢様校だった

名家だった鞍馬家が没落してしまったことで、もうあの学校には通えなくなった

向こうのテーブルにズラッと並んでいる少女たちが、全員、超お嬢様校の生徒だからありすにとっては、こうやって同じ部屋に居るのは色々とツラいかもしれない

もっとも、さっきの2階の大広間での全員揃ってのセーラー服姿ではなく今のみすずたちは全員、白いバスローブ姿だから、少しはショックも和らいでいるだろうと思うけれど

その制服も、とっても似合おうてるよありすちゃん

うん、可愛いです

エリとリエがありすに言う

このスカートの方が、前の制服よりも素早くキックが放てます

キヌカが、ビュンッとハイキックしてオレに白いパンティを見せてくれる

ま来週からは、毎日このメンバーで登校するんだから、よろしくね

マナがありすたちに微笑む

そうなんだよなマナだけが中2で、ありすたちは中1だから

この制服の中学生グループは、マナが一番年長になるんだよな

マナだけ1人、学年が違うけれど大丈夫か

ありすの方は警護役のキヌカが居るし、双子は世慣れしているから問題は無いと思うけれど

平気だってばだいたい、ほらあたしたちは一般生徒と隔離された特別クラスっていうことになってるからさ

エリとリエが雪乃のテレビに出演しているから芸能コースという名目で新クラスを作ってもらったらしい

でも一般生徒と絡まないといけない時だってあるだろ

全校集会とか

大丈夫だよもし誰かにコクられても、あたしは浮気したりはしないからさ、お兄ちゃん

マナは、クスッと笑う

マナは、身も心も全部お兄ちゃんのモノだからね

マナは白坂舞夏ではなく吉田マナという名で学校に通うことになった

オレのセックス奴隷で妹になったんだ

御名穂お嬢様が、色々と根回しして下さったからこの子たちを教える先生は全員女性にしていただいたし、一般生徒とは極力接触させない約束になっているわ

バスローブ姿の克子姉がオレたちのテーブルにやって来て言う

それだけ、お金も使っているのよ

世の中のことの大抵の無茶はお金で解決する

うんミナホ姉さんに感謝しないとね

それでも無茶な条件で、マナたちを引き受けてくれる私立中学を探すのは、本当に大変だったと思う

半年掛かったもんな

もっとも、マナ1人でなくありすたちが来て、まとまった人数になってからの方が話がトントン拍子に進んだらしい

ジッちゃんが、鞍馬家の娘たちの行く末を心配してくれているから学校探しを手伝ってくれたし

自分のアイスクリーム皿を持ってバスローブ姿の可憐が、オレたちのテーブルにやって来る

あら、いらっしゃいどうしたの

超お嬢様校で先輩だったありすが可憐に尋ねる

あの皆様、わたくしでは参加できないお話を始められましたので

可憐がそう言うから超お嬢様校グループのテーブルを見ると

そうね美智の提案は正しいわ

みすずがうなずいている

なるほどわたくしの家族には、まだ足りていない分野がありますわね

ああ美智がさっき、メグに話していたことか

医療や法務の専門家を家族に加えたいっていうやつか

わたくしには判らないお話ですから

というか可憐は

超お嬢様校の生徒だけれど最近は、ありすのグループに属しているから

こっちの方が、気が楽なんだろう

わたくしは将来的にはビジネスをやりたいと思っていますわ

うーん、わたしは会計士の資格を取って、お父様の監査法人に入るつもりでしただから、将来的にはわたしが会計的なことは、何でもできるように努力致しますけれど

10年ぐらいは、掛かると思います

エリカはまだ14歳だから大学を出て、会計士として1人前になるまでに時間が掛かる

10年掛かってもいいわ将来的には何でも、あたしたちでできるようになりたいから

そうなるとお医者さんとか、弁護士さんとかを志す人って、この中にいます

ヨミちゃんやルナちゃんたちはどうあなたたちなら、相手の嘘が見抜けるから凄い弁護士になれると思うけれど

相手の嘘が見抜けることと裁判とかの場で、それを証明する能力があるのは別のことだと思います

いずれにしても、わたくしたちの力は世の中の人から見れば反則ですからそういう公の仕事についてもいいのかなって思います

そうね巫女の力はどっちかっていうと、香月セキュリティ・サービスみたいな仕事の方が向いているかもしれないわ

ヨミの言葉にみすずが言う

つまり裏の仕事の方が適しているということか

ボクはまだ未来のことは考えて無いです

わたしも今は、新しい学校に慣れることだけで精一杯だと思います

じゃあ、やっぱりお医者さん候補や弁護士さん候補とかは、新しい人材を探しておいた方が良いですわね

まり子がそう結論付ける

あっちのお姉さんたち、エライこと話してますなぁ

エリがアイスを食べながら、呟く

そうやな、うちらの知り合いとかで将来、医者とか弁護士になりそうな人とか1人もいなかったもんな

みんな、ヤクザかチンピラにしかなりそうもない連中やったもんなぁ

双子は関西ヤクザの両親に育てられたから

両親の知り合いとかも、全部ヤクザだったんだよな

それもヤクザの世界でもはみ出し者の困った人たちばかり

茉莉花さん何か弾いてくれないかしら

渚が笑顔で、茉莉花に言う

はいわたしですか

そうよ茉莉花ちゃんのためにあそこにエレクトーンを出しておいたわ

見ると確かにエレクトーンが部屋の片隅に用意されていた

上の部屋からピアノを下ろすのは、ちょっと大変そうだったから少し古い機材で悪いんだけれど

あれも昔、このお屋敷に居た娼婦が残していったものなんだろう

はーい、みんなこれから茉莉花さんが演奏するわよ

渚がみすずたちに言う

ああ、茉莉花さんが居るから音楽関係の子は探さなくていいのよね

まり子が、そんなことを言い出す

はい、茉莉花お姉様はとっても演奏がお上手ですから

エリカが、笑顔で姉を見る

うん茉莉花、頼むよ

オレも茉莉花に言う

はいそれでは

茉莉花は席を立ちエレクトーンへ向かった

それ使い方判る

克子姉が、一応尋ねると

茉莉花は、エレクトーンの電源を入れてポロロンと音を出して、機械の調子を見る

どんな曲を弾きましょうか

茉莉花が、オレに尋ねるから

明るくて楽しい曲がいいよ

茉莉花が演奏を始める

さすがお上手ですわね

美子さんと瑠璃子が、思わず呟く

ガーシュインね

I Got Rhythmよ

渚と克子姉が、オレに教えてくれた

本当に明るいメロディの楽しそうな演奏だ

食堂の入り口に

今まで姿を見せなかったメグや愛、月子やミタマが現れる

みんなでしばらく茉莉花の演奏を楽しんで聴いた

やがて曲が終わると

わーお、凄いですの

みんなで、茉莉花に拍手する

茉莉花は、恥ずかしそうに一礼した

そこへメグが

やっぱりこれ、お母さんのエレクトーンだわ

子供の頃お母さんが弾いているのを聴いてたもの

メグの母親は音大生だったのに、白坂創介に誘拐されて娼婦に堕とされた

そして、このお屋敷の中でメグを産み

メグが幼い時に亡くなった

このエレクトーンは、お屋敷に閉じ込められていたメグの母親が何とか手に入れて弾いていたものなのだろう

あ、ごめんなさいあたし、どのお姉様の持ち物なのかは知らなかったのよ

克子姉が、慌ててメグに言う

オレたちの家族の中で生前のメグの母親に会ったことがあるのは、ミナホ姉さんだけだ

克子姉や渚がお屋敷に連れてこられた時にはこのエレクトーンは、持ち主不在のまま、倉庫にしまわれていたのだと思う

いえそれは良いんですそれより

メグは茉莉花に

あのもう一度、今の曲を弾いて下さい

茉莉花は、チラリとオレを見る

うん、もう一度頼むよ

メグが何を考えているのかは判らないけれど

茉莉花がもう一度I Got Rhythmを弾き始めた

メグが曲に合わせて、歌い出す

メグは、子供の頃お母さんの歌を聴いて、育ったから

あらあら、知らなかったわメグちゃんに、こんな才能があったなんて

オレも半年前に、メグが寧やみすずとカラオケで歌うのを聴いたきりだった

うん、上手ね磨けば光る才能だと思うわ

メグちゃん、楽しそうですの

アニエスか言う通り茉莉花の演奏に合わせて歌うメグは、輝いていた

茉莉花の方もさっきよりもリラックスして演奏している

あの子も誰かと組んだ方が、より才能を発揮するタイプなのね

渚が、茉莉花のことをそう評した

歌と演奏が互いに高まり合って最高潮になる

さっきよりも大きな歓声と拍手が2人を包んだ

えー、まだ起きてたいよ

ダメよさあ、パパにお休みなさいしましょうね

茉莉花とメグの演奏と歌を聴いて、ちょっと興奮気味の真緒ちゃんを渚が何とか寝室へ連れて行こうとしている

真緒ちゃんお休み

幼児が遅くまで起きているのは良くない

そうですのまた明日ですのお休み、真緒ちゃん

仲良しのアニエスもそう言う

うー、お休みなさい

諦める真緒ちゃん

さあ、行きましょ歯を磨いて寝るわよアイスクリームを食べちゃったんだから

渚が、笑って娘に言う

あたしも休むわ皆さん、お休みなさい

渚はそう言って真緒ちゃんと食堂から立ち去る

それがキッカケでテーブルに座っているグループに変化が起きた

みすず、瑠璃子、美智、美子さん、まり子、ハイジはそのままお嬢様校の女子会トークを続けているが

ルナとヨミとコヨミちゃんはアニエスの横に、やって来た

エリカは、茉莉花の隣へ

もっとも、茉莉花はメグと克子姉と音楽についての話をしている

ミタマはありすとキヌカの側に座る

紅茶かコーヒー、欲しい人はいる

マナは、みんなに尋ねている

帰って来たナリィィ

寧とイーディが帰って来た

マルゴお姉ちゃんが、懇親パーティで他の格闘家の人たちと盛り上がっちゃってるからレイちゃんに迎えに来てもらったんだよっ

突然、有名人のレイちゃんが現れたからみんな、びっくりしてたけどねっ

うん香月セキュリティ・サービスの藤宮麗華は、キョーコさんと闘うスペシャル番組のせいで今ではすっかり日本中で知られている

格闘やっているコたちにも、レイカのファンがいっぱいいるノネ

レイちゃんは、背が高くて、凛としていて綺麗だし撲殺ステッキを振るうレイちゃんの剣技と優れた身体能力が、ホンモノであることは格闘技をやっている人の方が良く判るはずだ

今、車をガレージに入れているノネすぐにこっちに来るヨ

遙花さんとマリアちゃんは、マルゴお姉ちゃんに任せてきたよっ

ああ、工藤遙花と剣道マリアはマルゴさんが、香月セキュリティ・サービスの旧研修館へ連れて行くのかな

ここしばらくは、あの2人はあそこで合宿していたし

2人とも座ってみんなはティータイムになっちゃってるけれど、アイスクリームもあるわよ

克子姉が、寧とイーディにそう言う

あたし、紅茶

アタシ、アイスクリームが欲しいネ

マナが2人のオーダーを聞いて台所へ向かう

わたくしも、お手伝いしますわ

瑠璃子も席を立って、台所へ向かった美子さんも付いていく

アノネDarling

イーディが、嬉しそうにオレに微笑む

大会が終わった後にネ欧州藤原氏のコたちがアタシに謝りに来てくれたヨ

ああ本戦が始まる前に、イーディが何か反則しているはずだと文句を言いに来た連中か

本戦でイーディが良い試合をして、優勝したからねみんな、判ってくれたみたい

ソレダケじゃナイノネマルゴだヨ

マルゴの男の選手に勝ちたいっていう話に、ミンナ感動したミタイネそれでマルゴと同じチームのアタシのことも、見直してくれたらしいヨ

イーディは、笑って言う

女の子で格闘技やっている子は一度は、思うことだからね男に勝ちたいってさっ

でも、ゲンジツとして難しいことだから

いつの間にか、女子だけの大会の中だけで1番を争うことになる

ナカナカ良い人材も見つかったヨグレース・マリンカって子、アレはなかなかの逸材ネ

ええとスーパー無制限クラスに出場した、女子プロレスラーの人か

あのコは身体が良いカラ、アタシの技を教えたら、もっと化けるネ

あの人にイーディの技を教える

ただ今、契約しているプロレス会社との問題があるからマルゴお姉ちゃんが、掛け合いに行くって

空手のポロンさんと、創作マーシャルアーツのルドルフさんは、特に契約には縛られていないからこのまま、マルゴお姉ちゃんとアメリカ遠征に参戦するって

あの人たちも本気なんだ

マルゴさんの打ち上げた男を叩きのめすという夢に乗った

イーディも同じクラスのモンキー・ミミさんや、ライン晴子さんと仲良くなったんだよねっ

一緒に練習する約束をしたノネ

それは素晴らしい

イーディに新しい友達ができた

でも、今日の大会の影響で女子格闘技界は、ガラッと変わると思うよ

マルゴお姉ちゃんが、圧倒的な強さで優勝しちゃったわけだしそれでもチーム・クロモリは道場をやってないから、入門してくる練習生とかはいないけれどさ

いや来るかもしれないぞ押し掛けてくる子が

チーム・クロモリは連絡先も所在地も公表してないしさっ

押し掛けて来る方法が無いのか

それでも、マルゴお姉ちゃんと一緒にアメリカへ行くって発言したポロンさんやルドルフさんのところは、影響が少ないと思うんだけれどさ

他の道場は、多分、門下生が減ると思うネ

レミー藤原さんのブラジリアン柔術のジムや、壇闘志子さんのコマンドサンボの道場か

マルゴお姉ちゃんにコテンパンにされて意気消沈したままだからね

確かにあの表彰式での落ち込んだ暗い表情だと、新しい入門者は来ないだろうし、今在籍している人も辞めてしまうかもしれない

レミーさんの欧州藤原氏なんて日本中に幾つものジムを持っているって話だったけれど

今日の試合の後では経営が厳しくなるかもしれない

アソコで自分もアメリカで男と闘うって言ってタラ、また違った結果になったかもシレナイケドネ

マルゴの話に食い付いたポロンとルドルフの方が場の流れを読む力に長けていたノネ

圧倒的な力で大会に優勝したマルゴさんがアメリカで男の選手と闘って勝つと宣言したのだから

その発言のインパクトに負けないためには例え、自信がなくてもあたしも一緒にアメリカで闘うと公言してみせるしかない

その勇気がなければ自分の流派や道場が弱いということを自ら認めることになる

ま、しょうがないけれどね強さを見せつけなければ、生き残っていけない世界なんだから

公ちょっと、こっちに来てくれない

まり子がオレを呼ぶ

ああちょっと行って来るよ

オレはまり子たちのテーブルに行く

みすず、瑠璃子、美子さん、ハイジは何やら深刻な顔をしている

それが今、まり子さんが

みすずがまり子を見る

ちょっとわたくし、ある人に相談されたのよ少し込み入った話だから今まで話せなかったんだけれど

まり子は、笑顔でオレに言う

まり子に相談てことは

ええもちろん、わたくしたちの学校に通っている方で名家の令嬢よ

そんな人がまり子にした相談をオレたちに話してもいいのか

話すも何も公にしか、彼女を助けてあげることができないのよ

その子はね売春がしてみたいんだって

あ、もちろん名家のお嬢様だから、今までにそういうことは一度もしたことが無いそうよキスもまだだって初恋も

え、え、え

だけどどうしても、売春がしてみたいんだってだから公、買ってあげてくれない

こんなこと、公にしか頼めないでしょ変な人に頼んだらその女の子の一生が、メチャクチャになってしまうもの

どんな人なんだ

みすずたちの学校に通っている名家の令嬢たちならこの間の香月家のパーティに全員来ている

オレはみすずと挨拶したから、一応、顔と名前は判る

それが旦那様

みすずが暗い顔で言う

狩野桜子さんなんだそうです

狩野さんて香月家、歌晏家と家格が並ぶ3大名家の1つの

そうよ、わたくしの従姉妹の桜子さんなんです

そうだまり子の母親は、狩野家の出身だから

まり子と桜子さんは従姉妹同士だった

だから桜子さん、わたくしに相談してくれたんだと思うんですけれど

というわけで次話から次章桜子売春処女喪失編です

土曜日にゆえあって上野へ行ったのですが

上野公園は、お花見の人で大変なことになっていました

しかも色んな国の人たちが来ているし

上野東照宮の明治以前なら一般人が入れないような境内で

みんなしてお酒飲んで、焼き鳥屋やモツ煮を食べているのはすげぇなあ

しかも、維新の時には戦場になっているんですよね

上野広小路の今はデパートになっている辺りの大名屋敷から、アームストロング砲の砲撃があったわけで

桜は綺麗だけれど複雑な歴史のある場所なんですよね

1217.桜子・売春したいお嬢様 / 嵐の予感

・奈島寧/18歳美しすぎる少女家族を犯罪組織に殺されている上辺の明るい性格は作ったもので、本当は大人しい

・イーディ/16歳褐色金髪のアメリカ人武闘少女ニューオリンズの暗殺教団の技を使う日本語が変なのはわざと実は、とんでもない天才児

・喜代原愛/16歳主人公と一緒にパンを焼いている学年1の美少女思考スピードがゆっくり

3大名家の1つ狩野家のお嬢様である桜子さんが、売春したがっている

まり子どういうことなんだ

そうよもっと詳しく話してくれないと判らないわ

みすずも、まり子に強く言う

詳細は、わたくしからは話せませんわ桜子さんのプライバシーに関わることですから

まり子は、笑顔でそう答える

でもまり子さんは、理由をご存知なんですわね

はい、わたくしは狩野家の血縁者ですから、桜子さんに何があったのかはだいたい判っています

狩野家は家の格はとても高いけれど、現在では没落している

かつての家の名声を元に現在の当主は、文化財団なんかの名誉職を斡旋してもらって何とか家を保っていると聞いた

狩野家が桜子さんが売春しなくちゃいけないくらい、家計が苦しいとかってことか

だからそれは、公が桜子さん自身から聞いて欲しいのよ

わたくしは桜子さんの問題は、公でないと解決できないと思っているわとにかく、早く何とかしないと桜子さんが、その辺に居る男の人相手に売春とか始めたら困るもの

今日の段階ではまだ処女よわたくしがお客にするなら、公が一番良いって勧めておいたから桜子さんも、今は売春相手の候補を自分では見つけられていないし

超お嬢様校に通う箱入りの令嬢だもんな

わたくしたちが普段、出会う機会のある男性は親戚か、パーティとかの場で会う人たちだけだからでも、そういう人たちを相手に売春するのは狩野家の恥になるから、桜子さんも避けたいのよ

名家・狩野家の令嬢が売春しているという話が広まったら、大変なスキャンダルになる

その点公なら秘密は守るし、桜子さんも黒森家というのがどういう家なのかは知っているから

政財界の大物たち専門の娼館が、黒森家の稼業だ

ミナホ姉さんが、顧客たちの秘密を厳守していることはよく知られている

売春したい子なら黒森家にコンタクトを取るのは理解できる

でもオレは黒森の人間だけれど、そっちの業務のことは全然タッチしていないぞ

新人娼婦候補生の研修ぐらいで実際の娼館の業務は、何も知らない

そんなことはいいのよとにかく、今の桜子さんを救えるのは公だけだしわたくしも、公にしか頼れないのよ

まり子はそう言った

明日の日曜日桜子さんに会ってもらえないかしらもちろん、わたくしも同席するわ

やっぱり、ここの屋敷に来てもらうのはマズいよな

オレはまり子に尋ねる

ここにはオレの女たちがいっぱい居るし

桜子さんが秘密で話したいことあっても監視カメラで、他の子たちに知られてしまう

まあねできれば、都心のホテルの部屋とかが借りられるといいんだけれど

まり子は、そう言うと

みすずお姉様香月家のホテルの部屋を、お借りできませんか

みすずは、不満そうに言った

それならあたしも、桜子さんのお話の場に同席したいわ

香月家のお嬢様で、年上のみすずお姉様が同席なさったら桜子さん、何も話せなくなりますわ

そうみすずは17歳の高校2年生

桜子さんは、オレやまり子と同じ16歳の高校1年生だ

わたくしなら、どうですか

香月家の施設をお貸しするのなら、やはり、みすずお姉様かわたくしが同席するべきだと思うんですわたくしなら桜子さんよりも年下ですし、みすずお姉様よりもお話しやすいのではないかと思いますが

瑠璃子は15歳の中学3年生だ

年の差は1つだけれど高校生と中学生の差は大きい

わたくしも、同席していただくのなら瑠璃子様の方がよろしいと思いますわ

まり子が、みすずに言う

みすずは、少し考えて

判ったわあたしは、後から旦那様と瑠璃子に、話していただける範囲のことを聞きますその代わり

みすずは、美智を見て

美智を連れて行って下さい桜子さんは、警護役の不知火さんを連れていらっしゃるでしょこちらも警護役は付けるべきだと思いますから

よろしいですかご主人様

オレは香月家のパーティの時の狩野さんと不知火さんを思い出す

警護役の不知火さんは、とっても主人思いな性格だったと思う

狩野桜子さんが、売春したいと言い出していることを不知火さんは、どう思っているだろう

不知火さんとしては、何が何でも狩野さんの売春を回避させたいのではないだろうか

オレたちに問答無用で戦闘をフッ掛けて来る可能性がある

あの人も不器用そうなタイプだから

売春話を潰すためには、無茶なことをやりかねない

うん美智、来てくれお前が必要だ

これで明日のメンバーは決まった

あらあらあなたは、明日も大変そうね

横でオレたちの会話を聞いていたらしい克子姉が、オレに言う

それから、部屋の中の全員に

ちょっとみんな聞いて明日の夜は、マルゴちゃんとイーディの祝勝パーティをするからねっ

ああ今夜は、大会の方の懇親会があったから

うちでは、祝勝会ができなかった

マルゴさんは帰って来てないし

他の格闘家の人たちとの話もあればスポンサーになってくれる人たちとの懇親もあるからなぁ

イーディちゃん、おめでとうですのっ

優勝、おめでとうございます

アニエスとエリカがイーディに言う

みんなが、ワーッと拍手した

そう言えば、帰宅したばかりの時のイーディは少し興奮気味で

オレとしか話をしていなかったから

みんなで祝福するタイミングを逸していたんだな

エエットソンナ風に言われると恥ずかしいネ

イーディは、恥ずかしそうにそう言った

というわけだから夕方までには、帰って来なさいね

克子姉が笑顔で、オレに言う

今夜のセックス当番は愛だった

ゲストとしてイーディと寧が来ている

オレの部屋の大きなベッドの上で

愛は全裸でオレにしがみついている

どうしたんだ愛

充電中

愛は、オレの裸の背中に頬擦りしながら言う

吉田くんの身体、温かいから

ニコッとオレに囁いた

そう言えば愛は、さっき食堂にみんなが集まった時も静かだったな

愛お嬢様たち苦手だから

うつむいて、答える

1人ずつなら好きだけどお嬢様たちが固まっているのは困る

あー、何となく判るオレもちょっと苦手かも

みすず+瑠璃子+美智+まり子+エリカだとちょっと圧力を感じる

みんな元気で自分の意志を持っている、お嬢様たちだから

まり子ちゃんは可奈ちゃんとエリカちゃんは茉莉花さんとペアだと、丁度良いんだけれどねっ

シャワー上がりの寧が、髪を乾かしながらベッドの上のオレたちに言った

今はイーディがシャワーを使っている

でも、まあ許してあげてよお嬢様ズは、今、色々と嬉しくて舞い上がっているところだから

ヤッちゃん、どういうこと

今まではさお嬢様たちって、割と孤独でそれぞれの他の家の子たちと親密な関係になることなんてなかったんだよね

みすずと瑠璃子なんて、同じ香月家の従姉妹同士なのについ半年前まで、ほとんど交流が無かった

それがヨッちゃんを通じて、みんな姉妹になっちゃったからさそれも、運命共同体でしょ、あたしたちの家族になるってことは

一度家族になった以上はもう離れることはない

上辺だけの関係じゃないから愛たちのとっても深いところまで、吉田くんと繋がってるもの

そうなんだよねあたしたちのアイデンティティに、ヨッちゃんが触れてあたしたちは結び合ってるからさ

オレの女たちはみんなそれぞれ、問題を抱えていた

それをオレと関係を持つことで、一つ一つ解決していっている

だから、離れられないっていうかまあ、それだけが理由じゃないんだけれど

そうして、みんなヨッちゃんの女になって、姉妹になって、家族になったじゃんかそしたらさそれぞれの子が持ち寄ってくる力だの何だのが合わさってさ香月家なら財力と政治力イーディたちなら戦闘能力鷹倉さんたちの巫女の力もあるしアニエスの天使みたいな可愛らしさとか、双子ちゃんたちの世慣れた調整能力なんかだって力だよね愛ちゃんだって、今じゃパンの作るのがとっても上手になっているし

愛それしかできないです

それだけでも充分だよっあたしたちの家族は、みんな何かしらの能力や才能を持っているんだよ

みんな何より綺麗な女の子ばかりだし

オレだけだよな、何の才能も無いのは

これだけの子が運命共同体として集まったらさそれこそ、表の世界にも裏の世界にも大きな影響を及ぼすことができる無敵の集団が作れちゃうんじゃないかって、お嬢様ズは興奮気味になっちゃってるんだよみんなで何凄いことができるはずだってさお嬢様たちの方が、そういう力に関することに対しては敏感だからさ

そんであれだけ頭が良くて、能力のある子たちが色々とああしたい、こうしたいって討議することは悪いことじゃないからさ現実的に問題になりそうなことは、ちゃんと香月のオジィちゃんなり、ミナホお姉ちゃんなり、克子お姉ちゃんたちが事前に止めてくれるから今は、あの子たちを浮き浮きモードにしておいて良いんだよ

本当にヤバくなりそうなことは大人たちが止めてくれるか

さっきだって、オレたちの話を克子姉は、ちゃんと横で聞いててくれたもんな

プハァ、チョット待ってネ

とシャワールームから、イーディが出て来る

褐色の健康的な裸体を隠そうともせず、タオルでゴシゴシと髪を拭きながら

今のネイの話1つだけ大きな問題がアルノネ

イーディは、シャワーから上がって身体の水滴を拭きながらオレたちの話を聞いていたらしい

DarlingとセックスしたコはDarlingにVirginを捧げて、他のオトコとはセックスしたことがないコのコトヨ

ミンナ、セックスに対するネガティブな感情が無いノネDarlingとセックスすることが、楽しくて楽しくて仕方なくナッテシマウノネ何でか判るカ

いや判らない

ダッテ、ホラアタシたち、最初のセックスの時から他の子たちと一緒ネお互いにセックスを見せ合うのが当たり前になってイルシどのコとも、Darlingはホントウに気持ち良さそうにセックスするからみんな、肉体やセックス能力に関して、コンプレックスを持たないノネ

美智がつるぺたの胸を気にしているぞ

オレは、そう指摘するが

アンナのコンプレックスには入らないネDarlingは、ミチの胸だって嬉しそうに舐めてるカラむしろ、Darlingとセックスすることでミチのコンプレックスは解消されてるネ

最近のミッちゃんは気にしてる振りをしているだけだよねつるぺたの話題をわざと自分から出して、ヨッちゃんの眼を惹こうとしている感じだよ

普通の女の子の集団だともっと、お互いのことが気になってツンケンするはずなんだよねほら、一時のメグちゃんみたいに自分の身体とか、自分とのセックスしかヨッちゃんは、他の子と比べて、どう感じているのかが、気になって仕方なくなるんだよ

メグミは普通のコだからネ

イーディも、苦笑する

デモアタシたちのメンバーのほとんどは、自分に自信のあるコだカラDarlingが、自分というニンゲンの価値を認めてくれてイテ、セックスだってそれぞれの身体の特色を、ジックリ時間を掛けて楽しんでくれているから満足ナノネだから、みんな他のコに嫉妬しないし、コンプレックスも抱かないノヨ

愛は自分に自信がないよ

嘘ヨネーアイは自分がとてもカワイイっていうことは、ちゃんと判っているネ

イーディが指摘する

そうだよね美少女だからこそ、ヨッちゃんが愛ちゃんを自分の女にしたってこと愛ちゃんは、判っているはずだよ

愛は

うつむく、愛の胸をオレは、揉みながら

うん、愛は可愛いオレは、そう思うよ

うちの高校の1年生の中で一番の美少女と呼ばれていたのが、愛なのだ

ちなみに、2年生の1番が可奈センパイだ

うちの家族で自分に自信を持っていない子はメグちゃんと、可憐ちゃんと、コヨミちゃんの3人だけだと思うよ

みんな、可愛いのに

メグちゃんは、大分、落ち着いてきたけれどね他の子にコンプレックスを感じても、どうすることもできないって悟ってきたからそれよりお嬢様の勢力が強くなったことで、ヨッちゃんの普通の生活をする時間を守ってあげることの方が重要だと思っているみたいだし

それは愛も感じてます

ヨッちゃん自身が本質的には普通の人だからねお嬢様ズと離れている時はできる限り、リラックスさせてあげないと心がパンクしちゃうものね

克子お姉ちゃんに聞いたんだけれど12人の女の子に連続して、オチンチンを差し込んで最後の1人まで、射精するのをガマンしたんだって

それでお嬢様ズは結束できたんだろうけれどヨッちゃんは、大変だったでしょ

よくガマンできるネDarlingは、偉いヨ

吉田くん、可哀相

愛が、オレの頭を撫で撫でしてくれる

今夜のお当番は、あたしたちだから無理しなくていいよあたしとか、ヨッちゃんの寝顔を見ているだけで幸せだから

寧は、そう言って裸のまま、ベッドに上がって来る

裸の愛と寧に挟まれるオレ

ソレはイイケレド話を戻すヨ

Darlingとのセックスは楽しいノネ怖くないノネDarlingは絶対に、女のコが怖がるような自分勝手なセックスはしないカラ女のコが自分の性的欲望を露わにしても全然、引かないシむしろ、どんな趣向でも悦んでやってくれるカラ

うん、女の子にとっては理想的だと思うよオトコがギラギラした欲望を吐き出そうとして、嫌なのにセックスさせられるみたいなことが無いんだから

ていうかこれだけの数の女がいると

オレがヤリたいと思うより先に当番の子とセックスするので精一杯になる

オトコとオンナの生物的な差があるノネオトコは毎日でも、射精できるけれどオンナは、1ヶ月のの生理の周期で性欲が高まるカラ

そうなんだよね月に、2、3回、ものすごーくセックスした時があってそういう欲求不満になった時に、ヨッちゃんに抱いてもらうのがメチャクチャ気持ち良いんだよっ

普段は、近くにいて手を繋ぐだけでも、幸せだったりするの

3人の裸の少女たちはそう言う

だから、これだけ女の子がいても問題にならないんだよヨッちゃんは、あたしたちがしたいって言った時はいつでも、どこでも相手してくれるし

Darlingは、毎日、10回ぐらいセックスしても平気な身体をしているカラネ

吉田くん絶倫だから好き

セックス奴隷宣言した子たちが、ヨッちゃんにいつでも、どこでも求められたらセックスしますって言ってるけれどゲンジツは、逆のパターンの方が多いんだよね

うん寧の言うとおりだ

オレの方から求めることもあるけれどそういう時の相手は、瑠璃子とか、メグとか、愛とか

基本的に従順で、大人しいタイプの子ばっかりだったりする

大部分の子は当番日以外は、女の子の方からオレにセックスを求めてくるケースがほとんどだ

ホントDarlingは、アタシたちにとって安心して、気持ち良いセックスができる人ナノネダカラ

一度、Darlingとセックスしてしまうと他のオトコとしたいとは、思わなくなるノネ

うん愛も他の男の人なんて、怖いずっとずっと、吉田くんがいい

当然ヨ怖くなくて、気持ち良くて、秘密も守るネいや、Darlingと秘密を作るのが楽しいノネ

本当の肉親や親しい友人にも話さない淫らな時間を楽しむ

その上一緒にDarlingとセックスする仲間の姉妹たちも、みんな綺麗で素晴らしいコたちばかりネ一度、Darlingと関係を持ったらみんな、離れられなくナルヨネ

そう言ってイーディは、笑う

ネガティブな要素が1つもないっていうことはホントに、魅惑的なんだよねお嬢様ズが、ハマるのも判るよ

今のDarlingはそういう人なのネ

オレとセックスを楽しむことでみんな、オレ以外の男とはセックスしたいとは思わなくなる

いいことじゃないかオレは、オレの女たちは、一生、オレのモノにしておきたいから

他の男なんかに抱かせたくはない

愛はずっと吉田くんのモノだよ

愛もそう言ってくれる

それはいいのヨそういうDarlingの思いはネ

ただヨッちゃん、明日、狩野桜子さんの売春希望を受け入れたら

狩野桜子さんまで、ヨッちゃんとしかセックスできない身体になっちゃうからねっ

そうか狩野さんの話をちゃんと聞いた上で、どうするか本気で考えて決めないといけないのか

狩野桜子さんは売春してみたがっていると言う

つまり相手は誰でもいいと思っている

特にオレじゃなきゃいけないという理由は無い

売春なんて変な理由でセックスしたら結局、セックスはできても、気まずい関係になっちゃうかもしれないでしょ

寧がオレのペニスを、指で摘まみながら言う

例え、ヨッちゃんとのセックスは良かったとしても次もまた売春させて欲しいとか言いにくいかもしれないよね売春ていう行為は男が何かしらお金を支払うことになるんだから

狩野さんの方が、またオレとセックスしたくなっても自分から売春させてくれって連絡して、それでオレから金を取るのは何か気まずいよな

でも、どうしてもセックスしたくなって仕方ないから、ヨッちゃん以外の男の人に身体を売るようになったら大変だよ

Darlingと違って怖いセックスを体験することになるネ

ヨッちゃんとのセックスの時に感じたような満足が得られなかったらそれこそ、次から次へと男を変えて売春しまくる子になっちゃうかもしれないし

そういう可能性もあるのか

だから注意して名家のお嬢様が売春希望なんていうのは、やっぱり何か変なんだよ

寧さんも、イーディさんも吉田くんのことを、本当に心配しているんですね

愛がそう言うと

あったり前じゃん愛してるもんっ

世界一大切なアタシのDarlingなのネ

2人はそう言う

そういうことだから、明日は注意ねまり子ちゃんのペースに乗せられないようにしてね

あのコも調子になりやすいタイプなのネ

じゃあ今夜のセックスにしよっ

アタシ、上になるヨ今日は、ガシガシ、Darlingを犯したいネ

お姉ちゃんは、お口と胸でしてあげるっ

愛は、後ろからがいい

今日は、メグと美智に2発ずつ射精して

12人と絡んで、最後は可憐に膣内射精して

エリカと茉莉花を交互に犯して茉莉花に出した

まだ6回しか、射精していないから

1人2回ずつでいいのかな

Darling、大好きネ

ヨッちゃん、早くしよ

吉田くん、愛は3回でもいいよ

こうして、今夜のお当番セックスが始まる

今年のF1チームは減り、またしても盛り上がらないシーズンになりそう

去年よりは、多少はカッコ良い車になったけれど

でもなんかパッとしない

インディカーの方が、カッコ良く見える時代が来るとは

フェラーリへ行ったベッテルが早速、優勝したのは凄いけれど

ルマンもにっさんのあれは、カッコ良くないと思うんですが

1218.桜子・売春したいお嬢様 / 朝のこと

+数人

眼を醒ます

ああ朝だ

部屋の中には、昨夜の汗と愛液と精液の淫靡な匂いがまだ残っていた

おはよ吉田くん

眼を開けると愛がオレの朝立ちしたペニスを咥えていた

日曜日は、朝がゆっくりできるから好き

ああ、平日だと昼休みに売るパンの仕込みがある

うふふ吉田くん

愛がオレの亀頭を舌で舐めながら、オレに微笑む

愛のお口に出すそれともお腹の中

中に出したい

愛もそっちが良い

愛はそう言って身体を起こして、オレにのし掛かって来る

あでも

オレは、慌ててベッドの横を見た

裸の寧がすやすやと眠っている

ヤッちゃんを起こさないように静かにしような

昨日の格闘技大会マルゴさんのマネージャー役として、色々と裏で働いていたんだよな

もちろん、マルゴさんとイーディが、寧の安全を常に監視しててくれたはずだけれど

だから、2人とも寧を見ていられない試合の本戦中は、オレたちと一緒に寧は観戦していた

オレたちの席には、美智とキヌカに加えて武闘派お嬢様の栗宮さんと警護役の御厨さんまで居たし

寧の普段の明るい開けっぴろげな性格は奈島寧《ナトウ・ネイ》という偽名とともに作ったキャラクターだ

本来の奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》は、大人しくて内向的な女の子だ

普段の寧は、オレたち家族以外の人とは、ほとんど交流が無いし自分から会話したりもしない

それなのに、格闘技大会の会場という、知らない人がいっぱい居る場所へ行ってマルゴさんやイーディと一緒に、マスコミに売り込みをしたり、スポンサーを探したり、他の女子格闘家の人たちと交流するのはかなり大変だったと思う

それでもマルゴさんの夢を一緒に叶えたいと、寧は一生懸命頑張っている

愛は、小声でオレに言って騎乗位で、オレのペニスを胎内に入れようとする

愛のそこは濡れていた

昨夜、3回もセックスした余韻が残っているのと朝勃起フェラをしているうちに、興奮してきたんだろう

にゅるっと愛の中に、オレの亀頭が入り込む

愛はそのままゆっくりとチンコ全体を、自分の胎内に入れて

そのまま、オレの身体に重なって来る

下半身で繋がったままオレたちは抱き締め合って、キスをした

こうしているだけでも幸せ

愛は、オレの胸に自分のおっぱいを擦り付けながらそう言った

イーディは、どこへ行ったんだろう

ベッドの上にはいない

オレはベッドの周囲を見てみると

Good Morning、Darling

イーディは、部屋の床で全裸のまま、柔軟体操をしていた

180度開脚したまま、ぺったりと床に伏せる

お早うイーディ体調はどうだ

昨日の疲れとかは残っているわけないか

イーディとは昨夜もかなり荒々しいセックスをした

問題無しネ今日、試合してもイイヨ

あんたって、ホント朝からお盛んなのね

こ、この声は

振り向くと、部屋の椅子に雪乃が座って、こっちを見ていた

雪乃何で、ここに居るんだ

アタシが呼んだのヨユキノがどうしているか心配だったカラ

雪乃お前、そう言えば昨夜、食堂にみんな揃った時も1人だけ居なかったよな

克子姉とお嬢様ズと茉莉花に、ありすや双子や渚や真緒ちゃんが加わってみんなでアイスを食べていて

それから、格闘技大会の懇親会から寧とイーディが帰って来て

それから、茉莉花がエレクトーンを弾いたらメグや月子、愛たちも食堂に来た

このお屋敷に居る人間は、ほとんど食堂に集まっていたのに雪乃だけは姿を現さなかった

そんなの行けるわけがないでしょお嬢様たちが、夢や希望を語り合っているトコロにさあたしが顔を出すわけにはいかないじゃない

あたしは、ほらバッド・エンドでゲームセットな身体なわけだからさ

雪乃はそう言ってすっかり膨らんで来ている、自分の下腹部を触る

あんたに妊娠させられた女なんてあのお嬢様たちは、見たくはないでしょ

そんなことないよ白坂さん

愛が、オレの上から雪乃に言った

あたし早く、吉田くんの赤ちゃん妊娠したいものでも、今のあたしはちゃんとパン屋さんになれるまでは赤ちゃん無理だから

頬を赤らめる愛

だから白坂さんが、吉田くんの赤ちゃんを産むのとっても、楽しみ産まれたら、あたしもとても嬉しいよ

アタシも、そうネ

イーディはストレッチを続けながら、そう言う

アタシも今すぐはムリだけど、DarlingのBABYは必ず産むネミンナ、そうヨユキノとナギサはアタシたちより先に産むダケヨソノウチ、追いつくネ

だからバッド・エンドなんかじゃないよ

それで雪乃お前、昨夜は1人っきりで居たのか

オレが何かしら、フォローしておかなきゃいけないことだった

ううんそれが藤宮があたしの部屋にやって来てお菓子を買ってきたってさそれで、2人であんたたちが食堂で騒いでる頃に、お茶を飲んでたわ

そう言えば、レイちゃんは寧とイーディを車で連れ帰ってくれたはずなのに

ガレージに車を置きに行ったまんま食堂の方には、姿を見せなかったな

ああガレージにも、お屋敷内の全ての部屋を監視するシステムがあるから

レイちゃんは、雪乃が1人で寂しそうにしているのを見て話し相手になりに行ってくれたんだ

だから、まあ別にいいんだけれど

オレが気が付かなくても誰かがフォローしてくれる

そういう家族に、オレたちは成長している

今だって昨夜、姿を見せなかった雪乃のことを心配して

イーディが、ここに雪乃を呼んでくれた

白坂さんも、昨日あたしたちと観てたんだよね

吉田くんがあの子たちと次々セックスして、写真を撮っててだけど、最後の1人まで出しちゃダメって言われてガマンしているところ

昨夜の超お嬢様校グループの子たちとのセックス撮影会を観ていたんだ

ええ、観てたわよ恵美や月子たちもいたわなかなか笑わせてもらったわよあんたが射精したいのを必死にガマンしてる顔が、面白いんだもの

ああ、それに関してはオレは、雪乃に感謝しているよ

な何でよどうして、あんたがあたしに感謝するのよ

いやさオレ、昨夜も自分勝手なセックスをしないとか、イーディたちに言ってもらったりしたけれどでも、そういうのはさ雪乃に対して、散々、好き勝手なセックスをしたことに対する反省なんだ

オレはさ雪乃に本当に酷いセックスをしちゃったからさそれで、もう二度と、オレの愛している女の子たちには、あんな酷いセックスはしないって誓ったんだオレ自身が気持ち良くなる前に女の子が気持ち良くセックスできないといけないって思うから

オレは雪乃から教わったことがたくさんあるし雪乃のおかげだと思っていることがいっぱいあるんだ感謝しているよ

ふ、ふーんああ、そうなのへ、へぇべ、別に、そんなのあたしはどうとも思わないけれど

雪乃が照れて、オレに言う

て、ていうかだ、だったらさあたしのことなんか無視していいから愛を気持ち良くしてあげなさいよねっあんたたち、セックスしている最中なんでしょ

ああオレたちは、繋がったままだ

愛はずっと気持ち良いよ

お腹の中に吉田くんの熱いのを感じてるから

うーんっみんな、お早うっあれれヨッちゃん、もう、愛ちゃんとセックスしているの

寧が目覚めた

いや、雪乃の声が大きかったから途中で目覚めて、起きるタイミングを計ってくれてたんだな

アタシも見たいネDarlingとアイのcrazyなセックスをネ

イーディも笑って、そう言う

吉田くんcrazyだって

じゃcrazyなセックスをするか

騎乗位から、正常位に体位を変えて

オレは、全力で愛を責めた

あああっ、ああああっ、吉田くん吉田くん激しいよっ

愛が3回イクまで徹底的に突き込んで

オレも愛の中に朝一番の精を放った

ヨッちゃん、お口で綺麗にしてあげるね

寧が射精後のオレのペニスをお掃除フェラしようとすると

待ちなさいよあたしもするわ

悔しいけどあんたの精液の味とか匂いとか、忘れられないし時々、ものすごく舐めたくなるのよ

じゃあ、一緒にしよっ

寧が雪乃のための場所を開けた

雪乃は例を言うとオレの亀頭を口に含み、尿道の中に残った精液をズズッと啜ってくれた

寧は茎に垂れた精液を、ペロペロと舐め取ってくれる

Darling、早く大きく戻してネ次はアタシヨ

それから5人でシャワーを浴びて

雪乃のお腹を愛が愛おしそうに洗ってくれた

それで雪乃も、すっかり機嫌が良くなった

お腹空いたわ早く、食堂へ行きましょ

服を着て、みんなで食堂へ向かう

廊下の途中で窓の下を見ると

ああ朝練、やっているな

美智を中心にミタマやキヌカ、ハイジヨミやルナ、コヨミちゃんエリとリエの双子まで混じって、中庭で合同練習している

アタシは今日は休ませてもらったネ昨日の疲れが残っているカラ

おいおい今日が試合日でも構わないくらい元気だって言ってなかったか

オレが、そう突っ込むと

細かいことはイイノヨ今朝ぐらいは、Darlingとイチャイチャしたかったのネ

まあ昨日、イーディは頑張って体重別のクラス優勝したんだからな

今朝ぐらいは、朝練を休んだっていいだろう

おはようございますお兄様

食堂には瑠璃子やマナレイちゃんも居る

ああ、お早うレイちゃん、昨夜はありがとう

オレはレイちゃんに礼を言う

はい何のことでしょう

レイちゃんは、笑ってとぼける

いやレイちゃんが、良いお姉さんだってことだよ

オレはそう伝えた

それは家族の中の姉としての自覚を持てとつい最近、翔お姉様に叱られたんです

レイちゃんは、恥ずかしそうにそう言う

わたくしもここでは年長者ですからそれに警護役以外のこともできるようにならないといけませんし

レイちゃんの意識も変わってきている

お兄ちゃん朝はパンとご飯、どっちがいい

マナがオレに尋ねてくる

今日はご飯にするよ

この後も体力が必要な気がする

朝からガッツリ食べておきたい

お姉ちゃんたちは

アタシはパンなのネ

あたしはヨッちゃんと一緒で、ご飯にしようかな

パンを

舞夏、ご飯をちょうだい

イーディ、寧、愛、雪乃が順番に答える

オッケイちょっと待っててね

マナは台所へ入って行く

お兄様狩野桜子様の件ですけれど

10時に香月家のホテルのお部屋でお会いするということになりましたわ先日お祖父様や歌晏様とお会いした、わたくしたちの学校に近いホテルです

変な政治家と面会させられた

あそこのお祖父様専用のフロアの1室を、貸していただくことになりました

てことはジッちゃんに話したのか

ジッちゃんの許可が無ければ貸してはもらえない場所だろう

お祖父様にご許可はいただきましたが詳細は、話しておりません狩野様のプライバシーに関わることですから

うん狩野桜子さんが、何で売春したがっているのか、オレたちにはまだ判らないし

余計な情報をジッちゃんが知ったら、大きな騒ぎになる

家の勢力は衰えているとはいえ狩野家は名門の家なのだから

お祖父様はわたくしがお兄様と逢い引きするのだと、思っていらっしゃるはずです

たまには趣向を変えて、景色の良い場所で楽しみたいからとお願い致しました

そういう風に話したのか

瑠璃子がオレとのセックスに使うということならジッちゃんは使用を許可するし

警護の人たちが、必要以上に余計なことをしないように命じてくれるだろう

ホテルには、わたくしがお連れ致します

わたくしならあちらのホテルの人たちとも、顔なじみですし事前に連絡しておけば、フロントを通さずに部屋の鍵を受け取ることができます

レイちゃんのところへホテルの人の方がキーを届けに来てくれるのか

狩野桜子さんとオレたちの会談はなるべく人目に付かないようにこっそりとした方がいいよな

うん、頼むよレイちゃん

お早う、パパ

お早うございますですのっ

真緒ちゃんとアニエスの仲良しコンビが手を繋いで、食堂に入って来る

渚と月子も一緒だ

パパ今夜はパーティだからねっ

今夜はパーティですのっ

そうだ今日は、夕方はマルゴさんとイーディの祝勝会パーティがあるから

狩野さんの件は昼間の内に済ませないといけない

ところで、お兄様ホテルへの同行者は昨夜の通り、わたくしとまり子さんとミッチーだけでよろしいですか

瑠璃子が、心配そうな顔でそう言う

あの月子さんか、あるいはルナちゃんにも同行していただいた方がいいのではないかと思うんです

巫女の力の持ち主がいれば狩野桜子さんの心の中を、全て読み取ることができる

それどころか、狩野さんの心の中の売春しなくてはいけないという気持ちを無理矢理削り取って、記憶を改変させることもできる

狩野さんは鷹倉神社の巫女のことを知っているかもしれないぞ

先日の香月家のパーティの時にはご存知ないようでしたが

瑠璃子の言う通りだが

でも、あの場でも歌晏桃子姉ちゃんは、巫女の力の存在を知っていたしあれから時間が経っている今は財産が減ってしまっているとしても狩野家は、3大名家の1つなんだろ情報収集能力は、衰えていないかもしれない

もし、狩野さんが巫女の力のことを知っていたらオレたちが、月子やルナを連れて来たのを見た瞬間に、裏切られたって感じると思うんだ

オレたちのことを信用してくれていたのにオレたちが、心を読み、記憶を書き換えることのできる能力者を連れて来たら

狩野さんは、オレたちに心を閉ざすだろう

だからさ今日は、狩野さんも知っているメンバーだけで行くべきなんだと思う

オレと従姉妹であり、今回のことを相談した、まり子

そして、香月家の代表として瑠璃子

警護役の美智

オレ以外は、みんな超お嬢様校の生徒だから狩野さんも、子供の頃からよく知っている

そうですわね判りました余計なことを申し上げて、済みません

瑠璃子は、納得してくれた

お早うございまーすっ

エリカと茉莉花の姉妹が手を繋いで、入って来る

昨夜は茉莉花お姉様と、いっぱいお話しちゃいました

エリカが、嬉しそうにオレに報告する

はいすっかり、夜更かししてしまいました

ついこの間まで、お互いの存在すら知らなかった姉妹は話すことがたくさんあるんだろう

茉莉花は土日しか、お屋敷に来られないし

エリカも、集の半分は実家に居るから

それで、黒森様今度は、どんな風に黒森様をお歓ばせするか、茉莉花お姉様と色々とご相談致しましたから

え、エリカさんったら

顔を赤くする茉莉花

次のわたしたちのお当番の時を楽しみにしてて下さいね

セックスの覚えたての頃はみんな、色々と、試してみたくなるんだよな

特にエリカみたいな、前向きな性格の子は

うん、楽しみにしておくよ

みすずとまり子が食堂にやって来る

何だ2人とも、眠そうだな

昨日は遅くまでみすずお姉様と作戦会議をしてたの

作戦て今日のか

まさか桜子さんの方は、もうなるようにしかならないわよ

まり子さんと相談していたのは歌晏桃子様のことですわ

そろそろ、桃子お姉様の方も決着を付けないと

オレは桃子姉ちゃんにレイプすると宣言したままだ

桃子お姉様も大分、良い感じに焦れてきてますから公が美味しく食べられるように、罠を仕掛けないとね

まり子が、ニコッと微笑む

その相談でずっと話し込んでしまいました

みすずは、眠そうな眼でそう言った

幾つか良いプランを思いつきましたから今夜にでも、旦那様に聞いていただきます

ああ夜までは、時間が取れない

あ、それヨッちゃんに話す前に、あたしと克子お姉ちゃんが聞くよっ

テーブルに座っていた寧が言う

言っとくけれど、悪巧みなら、あたしたちの方が専門だからミィちゃんとまり子ちゃんのプランを、もっと面白くブラッシュ・アップしてあげられると思うよっ

そうしてもらった方が良いと思うわよホントにこの人たち、独創的でユニークな悪巧みをするから

雪乃が苦笑して言う

あたし何回も、色んなことされたからよーく知ってるわ

えーとあー

いいじゃん、今となっては良い思い出でしょ

マナがオレたちの朝食を載せたワゴンを押して来て、雪乃に言う

雪乃さんはどうだか知らないけれどあたしにとっては、そうだよ

マナもオレに庭でレイプされたりその日のうちに10回以上犯されたり

大変だったんだよなぁ

どっちにしてもあなたたちだけで話を進めないで、お姉ちゃんたちに相談してねっその方がもっともっと、ヨッちゃんに楽しんでもらえるようになるんだからさっ

寧が笑顔で、そう言った

ようやく次話から、桜子さんが出て来ます

さて、どうなることやら

1219.桜子・売春したいお嬢様 / 円卓

・藤宮麗華/香月セキュリティ・サービス行動隊長普段は男装の麗人レイちゃん

パパ、行ってらっしゃい

行ってらっしゃいですのっ

狩野桜子さんとの面談に向かうオレたちを家族のみんなが、玄関で見送ってくれた

ルリたん、まり子、美智くれぐれも旦那様をお願いね

さっきも言ったけれど詳しいお話は、後で聞かせてもらうから

自分が狩野さんとの面談に参加できないから不安らしい

みすずお姉様もう少し、わたくしたちを信用して下さらないと困ります

みすずお姉様も、わたくしたちのお姉様なのですからもう少し、どっしりと構えていらして下さい

瑠璃子の言葉に驚く、みすず

ケンカはダメぇ

みんな仲良くですのっ

真緒ちゃんとアニエスが、2人の間に入るが

大丈夫よケンカじゃないから

渚が優しい笑顔で、2人に言う

瑠璃子ちゃんは、みすずちゃんに注意しただけよほら、真緒やアニエスちゃんだってあんまり良くないことをしてる時は、あたしたちから注意されるでしょ

でも、みすずちゃんの方が瑠璃子ちゃんよりもお姉さんですの

アニエスがみすずを見上げる

あら注意するのに、年齢は関係無いわよもっと、こうした方が良いですよっていうのは、相手のことが好きで、仲良しだから言えることだから

仲良しなの

真緒ちゃんが、キョトンとしてみすずと瑠璃子を見る

そうよ本当の仲良しさんでないと注意できないことって、たくさんあるのよ

うーん、そうなんですの

そういうものよ、アニエスちゃんあなたも、学校へ行ったら判るわそれこそ、他の人に迷惑なぐらいお行儀の悪い子には、注意してお行儀良くしてもらわないといけないけれど少しぐらいお行儀の悪い子には、面倒だから、一々注意したりしないものよ好きな子にはちょっとしたことでもちゃんとしなさいって言ってあげるけれど

好きな相手だから、ちゃんとしててくれないと自分自身のことみたいに気になるんだよねっ

呆然としているみすずに瑠璃子は

わたくしたちはみすずお姉様を信じているのですから

超お嬢様校に通っているグループにとってはみすずは、自分たちのリーダーになるべき存在なんだ

だからみすずが余裕の無い姿を見せるのは、みっともないと感じている

わ、判ったわごめんなさい

みすずは瑠璃子に謝る

旦那様とあなたたちを信じて待っているわ

何も問題ございません、わたくしが付いております

わたくしも、おりますから

落ち込んだ表情のみすずに美智とまり子が、声を掛ける

レイちゃんも来てくれるんだから心配要らないよ、みすず

じゃあ、行って来る夕方までには、帰って来るから

オレは見送りの家族全員に、そう言った

いつものお屋敷のベンツに乗った

運転席に、レイちゃん助手席が美智

後ろの座席にまり子、オレ、瑠璃子

車はお屋敷の鉄の大門を出て車道を走る

ああ、レイちゃんの運転で、瑠璃子が乗っているから

香月セキュリティ・サービスの護衛車が前後に1台ずつ付く

もっともカモフラージュとして、全然別の車種の大きさも色も違う車を使っているから

オレたちをガードする車であることはその道のプロにしか判らないだろう

ホント、仲良くなられましたね

レイちゃんが笑顔で、瑠璃子に言う

これからはお互いの考えを自由に言い合える関係にならないといけませんから

瑠璃子は真面目な顔で、そう言った

昨夜のようなことがあってみんなで仲良くなることは、いいことですけれど親しすぎて、馴れ合うようになってはいけませんから

うん昨夜のセックス撮影会みたいなイベントは、超お嬢様校に通う子たちが結束するためには必要なイベントだと思うけれど

親しくなりすぎて、なあなあの関係になるのは良くない

みすずお姉様にこういうお話ができるのはわたくしだけだと思いますし

香月家の令嬢であるみすずにはまり子やエリカたちは、文句が言えない

年下でも、同じ香月家の娘であるみすずでないと

克子さんや、渚さんあるいは、御名穂さんから注意していただくという方法もありますよ

ああ香月セキュリティ・サービスに在籍しているレイちゃんや、翔姉ちゃんではみすずを諭すのは難しいのか

お姉様たちから注意していただく方が、良いモノもあると思いますがわたくしたち自身で解決しなくてはならないこともありますから

そうだな、さっきの話なんて瑠璃子から、みすずに言うから効くんだと思うよ

お嬢様ズの中の問題として内々で解決すべきことだ

ルリルリは少し大人になりましたね

みすずお姉様はずっと、わたくしとの主従関係を保ったままですから半年前から、そんなに変わられてはいません

いつも側に居て親しく話をすることができる従者がいるから

わたくしはこの半年、美子と距離を置きましたから1人になって、家族の皆様の中で自分自身の立場というものをゆっくりと考える時間がいただけました

みすずお姉様にはいずれは香月家というわたくしたちの表の顔を継いでいただかなくてはなりませんし

瑠璃子は香月家を継ぐ気はないのか

わたくしは生涯、お兄様のセックス奴隷でございますからお祖父様に、3000円で売り払われた意味を最近になって、ようやく理解致しましたあの時にすでに、お祖父様はみすずお姉様を後継者に選ばれたのです

香月家を受け継がせるつもりならオレに売り飛ばさないか

黒森公としてのお兄様はみすずお姉様の公式のパートナーとして認知されていますいずれは結婚式も執り行われるでしょうわたくしは、お兄様の奴隷の1人として、一生、お仕えするだけでございますわ

今のオレは戸籍を2つ持っているけれど

黒森公は、いずれみすずと正式に結婚しなくてはならない

名家・香月家の令嬢との結婚なのだから披露宴なんかも、華々しくやらなきゃいけなくなるだろう

だからオレは瑠璃子とは、結婚はできない

瑠璃子がオレに身体を寄せる

オレは、瑠璃子の小さな身体を抱き締めた

一生、離さないからな瑠璃子は、ずっとオレのものだ

はい永遠に、お兄様の奴隷です

走行中ですからキスとかはしないで下さいね危ないですから

そうだな歯が当たったり、舌を噛んだりしたら困る

でしたらお兄様

瑠璃子はオレの手を取り自分の服の裾から、中に誘う

オレは、瑠璃子の15歳の肌をそれから、ブラジャーに包まれた可愛い胸の弾力を手の平で楽しむ

公瑠璃さんだけなのは、ズルいわ

まり子も、反対側からオレに寄り添って来た

わたくしだって一生、公と一緒に居るんだから

そう言って、オレの胸に自分の胸を、グイグイと押し付けてきた

ああみんな一緒だ

生きている限りオレたちは

ところで、まり子狩野桜子さんのことだけど

オレは、右手で瑠璃子のブラをズラして乳首を触りながら言う

今はダメよ桜子さんに会ってからにしましょう

まり子は、オレの左手に頬擦りしながら言う

本当に、デリケートな問題なのよあたしの口から事前に余計な情報を話したくないの公には全て、桜子さんから聞いて欲しい

狩野桜子さんにはプライベートで、何か問題があるとまでは聞いている

それ以上のことは直接、本人と会って顔と顔を突き合わせて、話してもらうべきか

判ったまり子の言うとおりにするよ

都心まで車を走らせてこの間、ジッちゃんや歌晏家の当主と会った、香月家のホテルに到着する

地下駐車場に、車を停めると

ホテルの制服を着た人が、やって来た

ええ、ありがとう

レイちゃんが運転席のドアを開けて何かを受け取る

多分、ホテルの部屋のカード・キーだろう

今日、瑠璃子が部屋を使うということは、すでに連絡してあるから

一々、フロントに行かなくても向こうから、届けに来てくれる

あの人も、香月セキュリティ・サービスの職員です

レイちゃんが、オレに小声で言った

ここのホテルは、いつもジッちゃんがお忍びで使っているから

香月家専用フロア専任の職員が居るんだと思う

また直接、エレベーターであのフロアへ行くのか

いえまずは、喫茶室へ参ります

ええ、桜子さんとは喫茶室に来てくれるように伝えましたから

狩野さんと直接連絡した、まり子が言う

そうだないきなり、ホテルの部屋に訪ねて来てくれって言うのは変だもんな

2階ですわ参りましょう

オレたちは、車から降りる

後はわたくしが皆さんは、待機して下さい

レイちゃんがお屋敷から付いて来た香月セキュリティ・サービスの警護員たちに言う

この人たちとはこの地下駐車場で分かれるのか

このホテルには、警護員用の休憩室もあるんです

レイちゃんが、オレに囁く

ここは香月家の施設だから、警備態勢は万全だもんな

監視カメラと専門の職員によって、ホテル内の安全は保たれている

危険そうな人物が来訪すれば、すぐにチェックされ排除される

それでいて、香月家専用フロアはジッちゃんが、秘密の会合なんかでも使う場所だから、完全に外とは遮断されている

防音で、電波も外に漏れない造りになっているから盗聴などの心配も無い

麗華お姉様トランクを開けて下さい

はい、今開けます

レイちゃんが、車のトランクを開ける

瑠璃子それは

瑠璃子は大きめのカバンを取り出していた

これは、あの記録用の機材ですわ

記録用って

ハメ撮りが大好きな瑠璃子は、もし本当に狩野桜子さんが売春することになった場合のために

彼女の処女喪失を撮影する機材を用意したんだな

瑠璃子愛用のセックス撮影用のデジカメを動画用と静止画用両方とも

きっと昨夜から準備して車のトランクに入れておいたのだろう

オレが持つよ貸してくれ

とにかくオレが手ぶらなのに、瑠璃子が大きな荷物を持っているのは変だから

瑠璃子愛用の撮影機材の入ったカバンは、オレが持って行くことにした

瑠璃子の性癖を考えたらこうなるのは当然だ

レイちゃんが先頭でオレと瑠璃子とまり子が続いて美智は、後方にも気を配りながら付いて来る

そういう体勢でホテル内を進む

エレベーターに乗って2階で降りる

喫茶室は、すぐ正面にあった

この間、ルームサービスで取り寄せたパフェはここでも食べられるんです

そう言えばアニエスやルナたちが、美味しそうに食べてたよな

喫茶室は、ホテルの中庭に面していた

明るい昼間の光が燦々と差し込んでいる

日曜日の午前中だけれどそこそこお客さんも入っていた

お兄様、こちらですわ

ボーイさんが、レイちゃんと瑠璃子の顔を確認すると予約席になっていた見晴らしの良い席に、オレたちを誘導した

10人は座れそうな、かなり大きな丸いテーブルだった

ここはお祖父様のお気に入りの席なんですだから、お祖父様がいらっしゃらない時でも、いつも予約席なんです

満席なわけでもないのにだから予約席なんだ

あ、その椅子には座らないで下さいその席は閣下専用ですから

閣下以外の人間が座ると、その人に災いをもたらす危難の席と呼ばれています

その伝説はお祖父様が、ご自身で広められたんですお祖父様、アーサー王の物語がお好きですから

瑠璃子が、苦笑した

ああアーサー王の円卓にある危難の席ですわね

まり子は、すぐに理解したがオレには判らない

でも、確か円卓の危難の席には、サー・ギャラハッドが座るんじゃなかったかしら

危難の席はギャラハッド卿のものとなりますがギャラハッド卿は、成敗探索を果たした後に夭折致します

美智がまり子に言う

アーサー王の物語を彩る3人の人物アーサー王、サー・ランスロット、サー・ギャラハッドは、それぞれに理想の騎士になりきれない欠けた部分を持ちます理想の騎士とは良い封建領主であり、良いキリスト教徒であり、貴婦人との宮廷的恋愛を行うことアーサー王は、国王ですから良い領主ではありますが国王として全ての民に対して公平でなくてはならないので、自分の王妃であるギネヴィア妃のために闘うことは許されませんし、地位を捨ててキリスト教徒として聖杯の探索に赴くことも許されませんランスロットは高貴な騎士であり、ギネヴィア妃と宮廷的恋愛を行っていますがキリスト教としてはケガレているということで、聖杯を手にすることはできませんギャラハッドは、全くケガレの無い騎士であるが故に危難の席に座ることもできましたし、聖杯を手にすることもできますしかし、騎士として宮廷的恋愛を体験することができないうちに若くして死ぬことになります

美智が、そんな話をオレにしてくれた

えっと、公、何にする

まり子がオレにメニューを見せてくれた

うわコーヒー一杯でも、すげー高い

カレーライスなんて、3000円もする

コーヒーでいいよ狩野さんたちが来たら、すぐに移動だろ

さすがに狩野桜子さんの売春希望の話をここで聞くことはできない

そうねわたくしも、コーヒーにするわ

結局みんなコーヒーだけを注文した

お兄様、わたくしたちのお屋敷にも円卓を作りましょうか

瑠璃子がそんなことを言い出す

1人1人の席にちゃんと名前を入れて危難の席も作ると面白いですわ

面白そうですわね公と円卓の少女たちですか

まり子は笑っているがオレには、何が面白いのか全然判らない

ルリルリ、そのアイデアは良くないと思いますわたくしたちの家族が今後何人に増えるか判りませんから

美智がいつもの無表情で答えた

それなら100人ぐらい座れる、大きな円卓を作ればいいのよアーサー王の円卓だって、13しか席が無かったっていう説もあるけれどアーサー王の物語に登場する円卓の騎士の数は、13人以上いるし

ウィンチェスターのグレートホールに飾ってあったアーサー王の円卓は24席でした

レイちゃんが、笑顔で言う

ああ英国趣味なんだよなレイちゃんは

マロリー版では、300人座れると書かれています

300人座れるってどんだけデカいんだ

狩野桜子さんがやって来た

警護役の不知火シエさんと年輩の男性も一緒だった

お待ちしておりましたわどうぞ、お座り下さい

ここは香月家の施設だから瑠璃子が応対する

サカモトは、車で待って居て下さい

狩野さんは、年輩の男性に言った

この人は狩野家の運転手なんだと思う

サカモト運転手は、心配そうに桜子さんを見る

香月セキュリティ・サービス、藤宮です

レイちゃんが立ち上がって、サカモト運転手に言う

わたくしが居りますのでご心配なく

レイちゃんのことは、この運転手さんも知っているはずだ

レイちゃんは、自分の名刺を取り出し

地下1階に運転手の方専用の休憩室がありますから、そちらでお休み下さい狩野桜子様がお帰りになられる時には、そちらに連絡致しますホテルの従業員か、香月セキュリティ・サービスの職員にこの名刺を見せれば、お部屋に案内致しますから

サカモト運転手は、名刺を受け取るのを拒もうとするが

受け取りなさい香月様に失礼になりますわ

狩野桜子さんがそう命じる

サカモトが心配するようなことは、何もありませんここは、香月様のお持ちになっているホテルですよ

サカモト運転手は、レイちゃんの名刺を受け取り

藤宮さん桜子お嬢様を、お願い致します

不知火さんもよろしくお願いします

さらに狩野家の警護役である不知火シエさんにも、声を掛ける

シエさんは表情が固い

やはり狩野家の中で、何か問題が起きているんだな

では、わたくしこれで

サカモト運転手は、スッと頭を下げると退出して行った

とにかく2人とも、座って下さいとりあえず、コーヒーでも飲みましょう

いきなり本題に入らない方が良いと思った

まずは、コーヒーでも飲んで狩野さんたちを落ち着かせよう

狩野さんは、暗い顔で緊張している

オレたちのコーヒーは、もう注文してしまいましたから狩野さんたちも、どうぞコーヒーがお嫌いでしたら、他の飲み物でも

オレは2人にメニューを差し出す

慌てることはありませんまだ昼前ですからゆっくり時間を掛けていいんですよ

そうですわ、狩野様

瑠璃子も、2人に言う

桜子さん黒森様と瑠璃子様が、そうおっしゃっているんですからとにかく、まずはお茶に致しましょう

最後にまり子が笑顔で、従姉妹の少女にそう言った

というわけで桜子お嬢様登場

ここからはサクサク進めていきたいと思っています

少年マガジンというマンガ誌は10年経つと全然違う物になってしまうので

いや10年前も一歩は連載していましたが

今はファンタジー系のマンガとかバトル物が多いですけれど

10年前の主流は、間違いなく萌え系でしたし

そもそも80年代には、ヤンキー系のケンカマンガばっかりの頃もありました

ミスターあじっこみたいな、アイデアで問題を解決する系のマンガばかりだった頃も

ホント、雑誌のテイストが全然違うんですよね

ジャンプの方は何十年経っても、ジャンプらしさが続いているのに

80年代初頭には暗黒期もありました

ホントに、暗いマンガばっかりの頃が

ヒロインがガチレイプされる凄ノ王とか

ヒロインが非処女の青の時代とか

後半のとんだカップルとか

主人公が、人殺しをしたと思い込んで東京に逃げてキャバレーのボーイになる朱に赤とか

マガジン50周年の時に、全然触れないんですよねあの暗黒期のことを

1220.桜子・売春したいお嬢様 / 売春希望の処女

ああ、そうそう、公そう言えば、この間、学校でね

まり子が、笑顔で話題を提供するが場の雰囲気は重いままだ

狩野桜子さんとお供の不知火さんの表情は、暗い

香月家のホテルの喫茶室日曜日の午前

オレと瑠璃子とまり子と美智とレイちゃん、それに狩野さんと不知火さんで丸テーブルを囲んで、コーヒーを飲んでいる

やっぱり何かあったんだな

狩野さんの家の運転手さんの様子も、変だったし

不知火さんは、わたくしたちの合同練習会にはいらっしゃらないのですか

美智が護衛役の不知火シエさんに話し掛ける

この前の香月家でのガーデン・パーティ以来香月セキュリティ・サービスの施設で、名家の警護役の合同練習会が行われている

例の武闘派お嬢様の栗宮さんたちは、毎回参加しているそうだ

なかなか、都合が合いませんので

不知火さんは、それしか返答しなかった

美智は、いつもの無表情で不知火さんをジッと見ている

合同練習会には来なくても、不知火さんは日常の鍛錬を怠ってはいないと思う

身体の姿勢の良さとか肌の艶で判る

オレも毎日、美智やイーディやミタマたちを見ているから警護役少女たちの体調なんかが、何となく判るようになってきた

今の不知火さんはむしろ、体調が良すぎる状態なんじゃないかな

つまり臨戦態勢で、ここに居る

ご主人様である狩野桜子さんに何かあったら、相手がオレたちであったとしても闘う覚悟をキメている

そういう張り詰めた気を彼女から感じた

こっちは、美智とレイちゃん2人の警護役を連れて来て良かった

美智の戦闘力も凄まじいがレイちゃんは、プロの警護人だ

不知火さんもレイちゃん相手には、無茶なことはしないだろう

ああ全員、コーヒーを飲み終わった

上階のホテルの部屋に移動して狩野さんの込み入った話を聞くか

ああ、じゃあ行こうか

オレたちは席を立つ

会計はしない

ここは香月家の施設で瑠璃子もレイちゃんも居る

請求書は、後でまとめて香月家か香月セキュリティ・サービスに届くのだろう

そういう状況が判っているから狩野さんも今のコーヒー代を払いますみたいなことは言わない

喫茶室のボーイさんに軽く頭を下げて廊下に出る

そのまま全員でエレベーターに乗って

香月家専用のフロアへ向かった

この前来た時は、ジッちゃんが居たから廊下の要所ごとに香月セキュリティ・サービスの制服職員が配置されていたけれど

今日はいない

こちらのフロアはわたくしたち以外には、完全にクローズドにしてあります

つまり、誰もこの階には来られないようにしてあるんだ

ルーム・サービスを利用なされる場合は別ですがその時も、飲食物を運んで来るのは、わたくしの部下ですのでご安心下さい

レイちゃんが知っている香月セキュリティ・サービスの職員しか入って来ない

お部屋は、こちらです

レイちゃんは、オレたちの先頭に立って廊下を進む

奥の部屋のドアの前で立ち止まるとカード・キーを差し込んで、鍵を開ける

この間とはまた別の部屋だな

レイちゃんが、ドアを開けてくれたのでみんな中に入る

ああ、前回、変な政治家と面談した時と同じ造りだ

廊下から入ったところが従者の待機場の前室になっていて、さらに奥に部屋がある

わたくしは、こちらに控えております何か、御用がございましたらインターフォンか、こちらのドアを開けてお知らせ下さいここからは、奥の部屋の声は一切、聞こえませんから

つまり、ここはジッちゃんが、政財界の人たちと密談する時に、警護役や秘書たちを待たせておく部屋なんだ

だから奥の部屋での会話は、一切、ここでは聞こえないように徹底して作られている

こちらの部屋のことはわたくしが知っていますから

ああ、どこにインターフォンがあるのかとかは、瑠璃子が全て判っているんだな

ジッちゃんと一緒に、ここの部屋を利用したことがあるんだろう

ここのホテルは、瑠璃子たちの学校に近いから

ジッちゃんが、ここで密談した後なんかに、学校帰りの瑠璃子たちを呼んで一緒に、お茶の時間を楽しんでいたんだろう

ところで、狩野様不知火さんは、どうなさいますか

瑠璃子が、優しい笑顔で桜子さんに尋ねる

もし、奥のお部屋に不知火さんをお連れになるのでしたらわたくしたちも、警護役を連れて参りますが

まり子によると狩野さんが売春したがっているのは、かなりプライベートな問題を抱えているからだそうだ

まり子は、狩野さんの従姉妹だから何が問題なのかは知っているらしいけれど

でも、とにかく狩野桜子さんが、売春したがっていて相談を受けた従姉妹のまり子が、オレに声を掛けた

だから、オレと桜子さんと仲介者のまり子は奥の部屋へ入って、詳しい話を聞かないといけない

また、瑠璃子はここが香月家の施設であり、オレは名家・香月家を通してしか狩野さんと面識が無いのだからオレたちに同行する権利がある

しかし美智は

狩野さんが美智には自分のプライベートなことは聞いて欲しくないと感じるのならこの前室に残して、奥の部屋には立ち入らせないようにするべきだろう

プロの警護人であるレイちゃんがそうすると言っているように

ただ、もし狩野さんが、美智の同行を認めないのなら彼女の方も、警護役である不知火さんを奥の部屋に連れて行くことはできない

密室の会話に、自分だけ警護役を連れて行くのは香月家に対して、礼を失することになる

わたくしは、桜子お嬢様のお側を離れません

狩野桜子さんが答える前に不知火さんが、言った

でもシエ、それは

主人の桜子さんは、明らかに躊躇している

ススッと、美智が前に出てそう言った

大丈夫よ、桜子さん美智さんは、お口の固い方だから香月みすず様の警護役ですから、心配は要りませんわ

まり子がそう言う

ああまり子は、桜子さんの今の精神状態では、不知火さんが側に居てくれる方が良いって思っているんだな

じゃあ、それでいいじゃないか

オレは、そう言って先にドアを開けて、奥の部屋に入る

そうですわね麗華お姉様何かありましたら、お呼び致しますのでよろしくお願い致します

瑠璃子も、レイちゃんにそう言ってオレに続いた

その後ろを当然のように美智が付いていく

さ、桜子さんわたくしたちも入りましょう

まり子に促されて狩野さんは、仕方なさそうに不知火さんを連れて、部屋の中に入った

一番最後に部屋に入った不知火さんがドアを閉める

これで、この部屋の中の様子は、絶対に、外には漏れない

なるほど部屋の構造は、この前、オレが政治家と会ったところとよく似ているけれど

さすがに、この部屋はジッちゃんが使っている部屋だから

広いし、部屋の調度品なんかも豪華だ

それと、さらにこの部屋から奥に続くドアが幾つもある

ここはお仕事の合間に、お祖父様がご休憩なさることも考えて造られていますから

ベッドルームやバスルームと繋がっているんだな

多分ジッちゃんが、もう少し若かったころは

ここに愛人を呼んで、セックスしたりもしていたんだろう

今日は、わたくしに自由に使って良いとお許しを得ています

瑠璃子はジッちゃんにオレとセックスを楽しみたいと言って、この部屋を使わせてもらっている

だからベッドルームもバスルームも好きに使っていい

どうぞ、ご覧になって下さいませ

瑠璃子は、そう言うと寝室に繋がるドアを開ける

オレたちが、中を覗き込むと

あ和室なんだ

はい、お祖父様は和室でお休みになるのがお好きですから

新しい畳の匂いのする部屋にはすでに布団が敷かれていた

枕は2つ

床の間に花が生けられている

それを見て狩野桜子さんの顔が、真っ赤になる

これはちょっと生々しいよな

こちらの部屋を使うかどうかは狩野様のお話次第ですわ

さてあちらで、詳しいお話をお聞かせ下さいませ

そう言って、元の部屋の奥のソファを、オレたちに示した

そうだなとにかく、狩野さんのことを話してもらわないと、オレもどうしたら良いのか判らないよ

オレは率先して向かい合ったソファのところに行き、さっさと座る

お兄様も、そうおっしゃっていますから

瑠璃子に促されて狩野桜子さんは、オレの正面に座る

オレの横に瑠璃子が狩野さんの横に、まり子が座る

不知火さんは桜子さんの脇に立っていた

これは何か起きた場合、すぐに狩野さんを守るために行動するという意思表示だろう

だから、美智もソファには座らずに、オレの横に立っている

とにかく何がどうなって、こういう話になったんですか

今はかつての輝きを失っているとはいえ3大名家の1つの狩野家のお嬢様が売春したがっているというのは

うつむいていた狩野さんは顔を上げると、オレに

このまま、何も聞かないでわたくしの身体を買っていただくということは、できませんか

即座に不知火さんが主人に声を掛けるが

シエは黙っていてこれは、私自身が決めたことです

狩野さんの意志は固そうだ

それで幾らで

キョトンとする狩野さん

いや狩野さんが、売春したがっていると言う話だけは、まり子から聞いていましたけれど身体を売るというからには、狩野さんの身体に値段が付いているんですよね一体、幾らで狩野さんは、売春したいんですか

オレはストレートに言う

何だこの困惑は

あの相場は、幾らぐらいでございますか

桜子さんは、そんなことを言い出す

わたくしぐらいの年頃の娘でしたら幾らぐらいで、買っていただけるものなのでしょう

これで1つハッキリした

桜子さんはお金が目的で、売春したいのではない

狩野家の財政が苦しくて自分の身体を売って、家を助けたいとかそういう話ではないようだ

そんなのオレには判りません

オレは、キッパリと答える

しかし黒森様のお家は、そういうことを専門になさっていると聞きました

ああ黒森家の稼業については、知っているんだな

あの一般的な値段で、結構でございますから

一般的な女子高生売春の値段て、幾らぐらいなんだろう

ご主人様、ちょっとよろしいですか

ああ、美智

美智は、オレなんかよりも、ずっと頭が良いのだから上手い答えを知っているはずだ

狩野様は今年、16歳でいらっしゃいますね

美智が狩野さんに言う

はい美智さんもご存知の通り、高校1年生ですわ

元から在校生の少ない超お嬢様校の生徒で名家・狩野家の令嬢と、名家・香月家の警護役だからお互いのことは、よく知っている

16年前に生産されたワインは全て、同じ値段ではございません

それこそ1本数百万円もするような、貴重なワインもございますし日常的に料理に使われているような安価なワインもあります

な、なるほど上手い例えだぞ、美智

ああそれと同じなのね女の子にも、一般的な値段なんていうものは無いということね

まり子が、美智の言葉にうなずく

で、でしたら黒森様が、わたくしに値段を付けて下さい

狩野さんは、オレを見て言う

眼の前に居る桜子さんは間違いなく、可憐な美少女だ

少し物憂げなところがあるのが魅力的だ

ベッドの上で、思い切り困らせてみたいと思わせるような魅力がある

この人はただの女子高生ではない名家中の名家のご令嬢だぞ

わ、わたくしは黒森様が御提示なさった金額で構いませんから

狩野さんは悲しげな眼で、そう言う

それでは、肉体の押し売りです狩野様

瑠璃子が、ムッとして言う

あなたは名家の娘としてのご自分の立場を判っていて、そんなことをおっしゃるのですか

可憐な美少女の高校1年生でそれでいて家柄の高い、名門家のお嬢様となれば

どれだけ大金を支払っても、セックスしたがる金持ちは居るだろう

狩野さんは、処女ですか

羞じらって、頬を赤く染める桜子さん

セックスの経験があるかどうかで、値段が変わるから聞いているんです

オレは少し強めに尋ねた

性的な経験はありません

桜子さんは、ビクッと震えて答えた

つまり処女なんですね

ダメ押しで、聞く

さ、桜子様はしたないですわ

不知火さんが、ご主人様にそう言うが

今日は、狩野さんからの申し出でオレたちは、ここに来ているんです大事な話をしているのですから、不知火さんは黙っていて下さい

そうね話の邪魔をするのなら、藤宮さんの居るお部屋に下がってもらうわよ

まり子も不知火さんを睨む

あなたには、この場での発言権はないのですからね

不知火さんは、まり子に頭を下げる

狩野さん、話を戻しますあなたは、誰かとキスしたことはありますか

これも大事な確認ですまだ、キスもしたことのない女の子なら売値が高くなりますから

オレは専門家っぽく、言い切る

桜子さんは、赤面したまま身体を震わせて、答える

今までに男性と交際したことはありますか

そうだろうなあの超お嬢様校は、ジッちゃんと歌晏さんが、名家の娘たちを男たちから隔離する目的で運営しているんだから

16歳で、処女で、キスも経験がなくて、男と付き合ったことは一度もない

オレは桜子さんの眼を見て、確認するように言う

そういう女の子をそうですね、裏の世界でオークションに掛けたら狩野さんの最初のセックスには、1000万円以上の値が付くと思いますよ

オレは適当な数字を言った

実際には、桜子さんの処女が幾らで売れるかはオレには判らない

でも、どう考えても1000万円超えは、確実だよな

ミナホ姉さんなら平気で、それぐらいの金で狩野さんを売るはずだ

そ、そうでございますか

桜子さんは素直に、驚いている

だけど、そうなるとオレでは買えませんオレは、1000万円なんて持ってないですから例え、持っていたとしても狩野さんの処女を買うために、そんな金を払うのは無理ですそれだけの金があったら、もっと有意義なことに使いますから

1回の処女とのセックスだけで1000万円を支払うのは、ちょっとな

だから、適正な値段ではオレには、狩野さんを買うことはできません

あ、あのわ、わたくしは本当に、幾らでも構わないんです

桜子さん

黒森様が、お支払いできる金額で結構です

それは狩野様は、100円でもお兄様に身体を売られるということですか

100円は極端だけれど

そ、それでも構いませんわ

桜子さんは震えながら、そう言った

名家・狩野家の桜子様の価値が100円でよろしいのですか

瑠璃子は、さらに問う

わ、わたくしはわたくし自身には、大した価値はございませんから

桜子さんの言葉は、自暴自棄そのものだった

でも、無料はお嫌なのでしょう誰でも構わないから、男性に身体を委ねるというのではなく狩野様は、ご自分の身体を売るという行為売春がなさりたいのですわね

瑠璃子がとがめるように、尋ねた

は、はい瑠璃子様のおっしゃる通りでございます

自暴自棄だけれど売春がしたい

100円でも構わないから、セックスの対価を得る行為を体験したがっている

こんなの訳が判らない

本当に100円で、結構です黒森様わたくしを買っていただけませんか

桜子さんは、泣きそうな眼でオレを見てそう言う

何か深い理由があるんだな、こりゃ

そう言われても

どんなご命令にも従いますどんな恥ずかしいことでも、致しますから

どうしてこんなに、必死なんだ

あなたを抱くということがオレにとって、かなりリスクがあることだということは判っていますか

オレはみすずのパートナーとして、名家のお嬢様たちに認知されている

オレが、あなたとセックスしたことしかも、金であなたを買ったことが世間に知られたら、大変なことになるんですよ

ジッちゃんが許しても他の名家の人たちが、オレを許さないだろう

わたくしを買って下さったことは誰にも言いません一生、内緒に致しますから

桜子さんは、そう言うが

いいや狩野さんオレが、今まであなたの話を聞いて感じたのは

オレは彼女を見て

あなたは、誰かに売春したことを示したいんじゃないですか

理由は、判らないけれど

わたしは売春してきたのよと、と言ってやりたい相手が、居るんじゃないだろうか

どういう人間関係のもつれで、そういうことになったか判らないけれど

そうじゃなかったら、100円でもいいから売春したいという話にはならないだろう

世間には売春したことは、知られたくないんですよねだから、あなたはオレを相手に選んだんでしょう

オレなら絶対に、桜子さんを買ったことを公言しない

まり子にそう言われて、桜子さんは納得した

そもそも、ミナホ姉さんの黒森家は名家の人たちの性に関する秘密を、きっちりと守り続けている

白坂創介の処刑だって政財界の人たちは、ミナホ姉さんが顧客の情報の流出を止めるためにしたことだと思っている

だから白坂創介の死に関する捜査には、ありとあらゆる圧力が掛けられ強制的に打ち切られた

オレはそのミナホ姉さんの弟黒森家の人間だ

口の堅いのは確実だ

でも、狩野さんが誰かにたった1人でも、売春してきたと言ったらそう、ほのめかすだけでもそれだけでも、大変なことになります

狩野さんは、強張った表情でオレを見ている

多分、あなたにそう言われて相手は狩野さんが売春した男を、必死になって探そうとするはずですそして、オレのことに気付くかもしれませんそうなったら

そいつが、オレと桜子さんの関係を世間にバラすかもしれない

あの人は、そんなことはしません

あの人はわたくしのことなんて興味がないのですから

彼女の眼はどうしようもなく寂しそうだった

わたくしが本当に売春してきたと言ったらわたくしに愛想を尽かすだけですわ黒森様のご迷惑になるようなことにはなりません

それはどうでしょう

狩野様は、そうご判断なさったとしても実際は、どうなるか判りませんわ

そして、不知火さんを見て

不知火さんあなたは、多分、狩野様のお相手を知っていると思いますけれどあなたは、どう思いますか狩野様が売春なさったと聞いたら、その方はどうなさると思います

不知火さんは

とても、お怒りになられると思いますおそらく、ありとあらゆる手段を使って桜子様を買われた方を探されると思います

やっぱり、そうだよな

桜子さんやっぱり、きちっと全てお話ししなくてはダメよ

まり子が従姉妹に言う

そうしていただけないとわたくしたちには、何もして差し上げられませんわ

話して下さいここまで聞いてしまった以上、オレたちには詳細を聞く権利があると思います

オレもそう言った

そうよ桜子さんは、すでに公や瑠璃子様たちに、多大な迷惑を掛けているんだから

こうやって、場所を用意して下さって桜子さんのメチャクチャな提案を、真面目に聞いてくれているだけでも大迷惑よ

桜子さんはうつむくと

そうですわねわたくしの事情を何も話さないというのは間違っておりました申し訳ございません

オレたちに、頭を下げる

じゃあオレたちに、話してくれるんですね

桜子さんは、顔を上げると

はい全て包み隠さずに、申し上げます

そう、約束してくれた

ガンダムBFTが終わりましたが

前作と監督が違って、脚本家が同じという体勢での製作だったので

アニメにおける、脚本家の力というのがよく判りました

結局、どういうキャラクターで、どういうストーリーにするかは監督の指示なので

脚本家では、どうすることのできない領分があるんでしょうね

ガンダムBFでも、バトルの単調さとかは指摘されていましたがキャラクターの魅力で、面白さをキープしていましたが

BFTは、チーム戦という特色が全然上手く演出できていない上にキャラクターの魅力が

これは監督の力不足なんだと思います

1221.桜子・売春したいお嬢様 / 理由 その1

あの、わたくしは

外からは絶対に盗聴される心配のないジッちゃん専用のホテルの部屋

それでも、狩野桜子さんは緊張している

そ、その

桜子さん、言いにくかったらわたくしからお話致しましょうか

まり子は、桜子さんの従姉妹だから彼女の秘密を知っているらしい

もちろん、桜子さんの脇に控えている警護役の不知火さんも知っているはずだ

さっき静かにしていろと注意されたから悶々とした表情で、主の桜子さんを見つめているけれど

いえ、大丈夫ですわ

そして、桜子さんはオレの眼を真っ直ぐに見て

黒森様、香月瑠璃子様これから、わたくしの話すことは絶対に誰にも話さないと約束して下さいませ

これは困ったな

みすずにも、話しちゃダメってことか

はいこれから申し上げることは、狩野家にとっての家の恥でございますから

うちの場合オレが直接話さなくても、鷹倉姉妹には心を読まれてしまうんだけれど

ああ、それはいいのかオレが話さないという約束は守っているんだし

月子も、ヨミも、ルナも、コヨミちゃんも人間はできている子たちだから、オレが誰にも話してはいけないと思っていることなら、他の子に話したりはしないだろう

後で一応、黙っててくれと命じておくことにする

判りました、約束しますオレは、狩野さんから聞いたことを誰にも話しません

わたくしも、秘密に致します

瑠璃子も約束する

美智もいいな

はい絶対に他言は致しません

美智は、みすずの警護役として名家の世界のことはよく判っているから

狩野さんが家の恥とまで言い切るようなことは、本当に世間に広まってはマズイことなんだろうと理解している

すでに、桜子さんの秘密を知っているまり子と不知火さん

話を聞いても他言しないと約束したオレと瑠璃子と美智

それでこの部屋の中の人間は全てだ

狩野さんは大きく深呼吸して

それでは、お話しさせていただきます

改めて、オレと瑠璃子を観る

実はわたくし狩野家の正当な娘ではないのです

正当な娘でないってことは

違うわよ、桜子さん桜子さんが、狩野家の正当な娘であることは確かなのよあなたのお父様が狩野様であることに間違いは無いんだからそれはDNA検査の結果で、はっきりしたはずよ

DNA検査までしたんだ

狩野桜子さんを巡って、そんな大騒動が起きていた

しかし、わたくしはお母様の娘では、ございませんから

桜子さんは、とても辛そうな表情で言う

わたくしは狩野家の父と母法的に正しい夫婦の間に、生まれた娘ではございません

わたくしは父が、銀座のお店の女性に産ませた子供なのです

つまり不倫の子なのか

その女性が、わたくしを妊娠していることが発覚した時にはもう堕胎できない時期になっていたそうですそれで狩野家は当時は、先代のわたくしの祖父がまだ健在でございましたから当主の判断で、わたくしを母の産んだ子として、狩野の戸籍に入れたのです

桜子さんは言う

かつての勢いを失っているとはいえ狩野家には、まだ昔の臣下が色々と手助けしてくれますから

ああエリカが産まれた時、みたいなことをしたのか

エリカも今の両親の実子ではない

エリカの母親は黒い森の元・娼婦だった人だ

海外の病院でエリカの母親が産んだということに偽装したんだよな

狩野桜子さんの場合も知り合いの病院で、そういう偽装工作をしてもらったんだろう

ですから、わたくしが狩野家の正当な娘ではないということはこれまでは、狩野家の内部の人間とお医者様だけの秘密となっていました

これまではって

わたくしも、知っていたわよわたくしの母は狩野家の出身ですから

それで香月家のガーデン・パーティの時にまり子と桜子さんの関係が、何となくギクシャクしていたんだな

まり子は名家の血は引いているけれど

彼女の実家である鳥居家は昭和に成り上がった家だから、名家では無い

それが、以前のまり子のコンプレックスになっていた

上流社会でも、彼女たちの通う超お嬢様校でも名家の子女は、明らかに扱いが違う学校に警護役を連れて来るなどの色々な特権も持っている

同じ学校に同い年の桜子さんが在籍しているのだからまり子にとっては、子供の頃から、コンプレックスを刺激される毎日だったと思う

しかも、名家と言っても狩野家は、没落し掛かっている状態だし

逆に名家ではないけれど、まり子の鳥居家は、トリイ電子という世界的な企業の創業一族でありとてつもない資産家だ

まり子は鳥居家や父親を誇りに思っている

まり子はそのことをいつ知ったんだ

2年くらい前よ中2の終わりぐらいだったから

なるほどだからか

名家・狩野家の令嬢だと思っていた桜子さんが本当は、不倫の子であると知って、まり子はショックだったんだな

自分自身はトリイ電子の現在の社長である父親と、名家出身の母親立派な両親の間に生まれた娘だ

だから、桜子さんに対して複雑な感情をこじらせて

名家の娘ではないのに、学校にハイジという警護役を連れて来るという暴挙に踏み切ってしまったのか

お母様から聞いたわもちろん、誰にも話してはいないわよお父様にも、内緒にしているわ桜子さんがご自分でおっしゃってた通り、これは狩野家にとって恥ずかしいことだもの家の外に漏らしてはいけないことなのは、判っていたもの

狩野家の恥

今の狩野家は他の名家の皆様にお助けしていただいて、何とか家格を保っている状態でございますから

桜子さんが言う

確か狩野家自身の資産は、もうほとんど残っていなくて

今は、色んな財団なんかの名誉職をやらせてもらって名家の一員としての地位をギリギリ保っていると聞いた

かつての香月家、歌晏家と並ぶ3大名家としての家柄だけで、どうにか存続を許されている家

家がそのような状態ですのにお店の女性と関係を持ち、子供を産ませたなどというのは、皆様のご好意を裏切る行為でございますから

ああみんなに助けてもらっているのに、何をやっているんだって、他の名家の怒りを買うことになるのか

だからわたくしの秘密に関しては、これまで徹底的に外に漏れないようにされてきたのです

桜子さんは、悲しげにそう言った

狩野家の内部では桜子さんに、酷いことを言う人も居たけどねわたくしもあんまり、桜子さんと仲良くしないようにしたし

公と会うまではね最近はホラ公の家で、色んな境遇で生きてきた子たちを知ったから桜子さんに冷たくするのは、間違っていたって気付いたのよ

無理矢理娼婦に堕とされたミナホ姉さんや克子姉、渚

帰る家を失った雪乃やマナ、双子、ありすたち

最初から、帰る家も無いアニエス

本当に酷い境遇で育った子たちがたくさん居る

だからここしばらくは、学校とかで桜子さんと親しく話すようにしていたのよ桜子さんの問題は桜子さん自身のせいじゃないんだからそう思えるように、なったのよ

まり子もこの数週間で、ずいぶん変わった

人の気持ちを考えるようになった

桜子さんの秘密は判りましたけれど

オレは桜子さんを見る

それでどうして桜子さんが売春したいのかは

話の繋がりが見えない

ああ、それはね公

狩野家にね大叔母様が居るのよ

オオオバサマ

あたしたちのお祖父様先代の当主ね、もう亡くなっているけれどそのお祖父様の姉よ今年、80歳でまだ元気なのよ

ああお祖父さんのお姉さんが大叔母様か

その方は、昭和初期の狩野家が羽振りがよかった頃の人なのよだから、今でも他の名家の人に見下した態度を取ったりわたくしなんて、名家の人間じゃないからって口も利いてくれないわすっごく意地悪で、威張ってて口が悪い人なのよ

大叔母様は昔、狩野家から他家にお嫁に行かれたのですけれど

嫁ぎ先で大げんかして、出戻りになってそのまま、ずーっと狩野家の離れに居座ってるのよね

桜子さんの言葉にまり子が付け足す

離れと言っても母屋とは完全に別れていますし、そちらにお台所も浴室もありますし、玄関も専用のものがありますから

普段はまったく、桜子さんたちとは顔を合わさないのよ同じ敷地に暮らしているけれど生活は別って感じよね

それでも年に数回は、狩野家の本家の屋敷で一族の集まりがありますから

大叔母様もやって来る

大叔母様は狩野家が衰えたのは、自分の弟つまり、わたくしや桜子さんのお祖父様が当主の時に、采配を誤ったからだと思っているのよそれをいつも、一族の集まりで大きな声で言うわけこんなことになるのなら、自分が当主を継ぐべきだったとか平気で言うのよ結婚に失敗して、家に帰って来たくせに大叔母様に当主の資質なんか、全然無いのよ会社経営とかだってしたことがないのに言いたい放題なのよ

まり子は、その人のことが大嫌いなんだな

本当に困った方なのよでも、狩野家の中では本家の血筋で、一番年長の方だからみんな、迷惑に思っていても逆らえないのよ

前当主の姉で弟は、もう亡くなっている

だから現在の当主である桜子さんの父親よりも、態度が大きい

でその大叔母様が、この前の集まりの時にも思いっきり、やらかしてくれたのよ

まり子は、ハァと溜息を吐いた

わたくしも母とその場に居たわお祖父様の法事だったのよねだから、本当に、狩野家の本家と分家だけが集まった内々の会合だったんだけれど

まり子の表情が曇る

何が気に障ったのか判らないけれど宴席の最中に、急にまた大叔母様が亡くなった先代の批判を始めてね法事なのにそれから、現在の当主である桜子さんのお父様のことまで、ケチョンケチョンに罵りだして

桜子さんの表情も暗くなる

あげくに桜子さんを指差して、この子は、売春婦の娘だって言い出したのよ

ちょっと待ってくれ桜子さんの本当のお母さんて、銀座のお店の人なんだよな

さっきの話だとそうだった

そうよ何て言うのあたしは、詳しくないけれど女の人がドレスを着て、お酒を注いでくれるようなお店の人だって聞いたわ

だから、いわゆるホステスさんてやつだよな高級クラブとかの

そうそうそういうお店の人だと思うわ、公

そういう人はまあ、水商売の人ではあるんだろうけれどそれは売春婦っていうのとは違うんじゃないのか

毎回、お金で身体を売る商売じゃないんだから

いや、オレも詳しくは判らないけれど

でも売春婦って言い切るのは、ダメだろう

わたくしも、そう思うわよでも、大叔母様は

まり子はうつむいている桜子さんを見る

大叔母様は、桜子さんのことを何度も売春婦の娘って言うのよ大きな声で他の人が止めても、止めないのよ何がツボに入ったのか、判らないけれどとにかく、何かにつけて桜子さんのことをこの売春婦の娘って指を差して言うのよ当主の家に、売春婦の娘がいるんだから狩野家は、もうオシマイだとかどうして、お前たちは、この場から売春婦の娘を追い出さないんだとか、狩野家の本家の屋敷が、売春婦の娘に汚されているとか1人でワーワーと騒いで

それは酷い

わたくしのことを罵れば、お父様やお母様が困惑致しますから大叔母様は、わたくしたち当主の家族が、困る様子を見るのが心地よかったのだと思います

不倫をして、他所の女に子供を産ませた父が悪いのですから

だけど家族の集まりで、そんな騒ぎを起こされるのは

でも、あんまりにも大叔母様のヒステリーが酷すぎるからついに分家の人たちが怒り出してね大叔母様を本家のお屋敷から連れ出して、強制的に離れに送還しろっていう話になったの

まり子は、そう証言すると不知火さんを見る

その役目が不知火さんたちに命じられたのよね

そのように命じられましたから分家の男性の方たちが、あの方を抑え付けるわけには参りませんし普通の女性では、力が足りませんから

本家の地位長老の老婆だから

不知火さんのような警護役の女性でないと身体に触れて、連れ出すことはできない

わたくしと不知火の家の女たちで、お連れ致しました

不知火家は、狩野家の警護役をする一族だ

不知火シエさんが、桜子さんの警護をしているように

一族の他の女性が、狩野家の本家の女性たちの警護を担当しているのだろう

でもそれがいけなかったのよね桜子さんの警護役である不知火さんが強制送還に参加していたことで、大叔母様がさらにヒートアップしてしまってね

何をしでかしたんだ

わたくしには、許婚者がおります

桜子さんが不意に言う

ああみすずにも、前は居た

名家・鞍馬家の娘だったミタマにも、そういう話があった

名家は他家との関係を強めるために、積極的に子供たちを結婚させる

家の勢いを失った狩野家だって、家柄は高いのだから婚姻関係を結びたがっている家は多いだろうし

すでに、資産家の鳥居家に嫁いだまり子の母親という前例もある

桜子さんだって、どこかの名家か資産家の子供との結婚が決まっていてもおかしくはない

いえ許婚者が、おりました

大叔母様が、そちらのお家にわたくしのことについて、お話になられましたので

キレた大叔母様が桜子さんの秘密をバラした

昨日破談となりました

ああだからか

不知火さんの桜子さんに対する様子が、変だったり

狩野家の運転手さんまでが桜子さんのことを心配していたのは

桜子さんが、婚約破棄されたことで精神的に不安定になってしまっているから

そちらのお家は、狩野家と長くお付き合い下さっておりますからわたくしの秘密については、他所には喋らないと約束して下さいましたが

桜子さんは、辛そうに言う

水商売の女の娘では、ご嫡男の嫁として受け入れるわけにはいかないそうでございます

名家ですとそういうお考えのお家もございますわね

はい狩野家の正当な娘でなければ、家に入れられないとそう、おっしゃったそうです

桜子さんの顔は、真っ青だった

外に公言しない代わりに許婚者だった方とは、2度と会わないように命じられました

子供の頃から、ずっとその方と婚約していたのにね

まり子は桜子さんの許婚者のことも知っているんだ

あの人は、そういうことは余り気になさらない人だと思うけれどあそこの家は、ご当主がとても真面目な方だから

不倫して水商売の女に産ませた子供というのが、受け入れられないんだ

いえ、あの方も慶彦さんも、お父様と同じお考えですわ

まり子の言葉に桜子さんは、言う

メールをいただきましたあちらのお家でも、調査をなさってわたくしの本当の母親が、酒場の女であることを確かめられたそうですそれでわたくしが、ずっとそのことを黙っていたことが許せないと

真面目な人だから、怒っているんだ

しかし、慶彦様はお心の中では、桜子様を愛していらっしゃいますわ

不知火さんが叫ぶ

きちんとお話すれば判って下さるはずです

桜子さんが、不倫の子であることは彼女のせいじゃないし

そのことを許婚者に言えなかったのは狩野家の都合だ

桜子さん本人が責められることではない

もういいのよ、シエ

桜子さんは、暗い表情のまま言う

わたくしは、もう何もかも諦めましたから

だからなのか

子供の頃からの許婚者に婚約破棄されたことで

桜子さんは、すっかり悲観的になってしまって

それで、桜子さんは売春してみたいんですか

本当に売春の娘になってしまおうと

いや、売春婦そのものになってはまう気なのか

そういうことではないのですが

桜子さんはフッと力なく、微笑む

慶彦さんのメールにファイルが添付してあったんです

ファイル

興信所を使ってお調べになったわたくしの本当の母親についての調査報告ですわ

銀座の高級クラブのホステスだった人の

わたくしそれを読んで、ショックだったんです

まず、何よりわたくしは今まで、自分が本当の母親がどうしているのかを考えたことが一度もありませんでした

わたくしも酒場の女であった母のことを汚れた存在だと感じていたんです名家の娘である自分とは世界が違う人だとだから本当の母親に会いたいと思ったことはありませんでしたむしろ父を騙した悪い人なんだと思っていました一方的に、母のことを淫らで強欲な人間だと思い込んでいたんですいえ、そう思わないと自分自身の出生について、受け入れられなかったんでしょうね

桜子さんの眼に涙が溜まる

わたくしはわたくしを産んだ後、母がわたくしを見捨ててお金で、狩野家にわたくしを差し出したのだと思っていたんですいえ、そもそも母は狩野家からお金を得るために父に近付き、父を騙してわたくしを身籠もったのだとそう思い込んでいたんです

でも報告書を読んでみたら、そうではなかった

はいわたくしは何という思い違いをしていたのでしょう

桜子さんの眼からポロリと涙が零れる

桜子の母に何があったのかは今から考えます

ホント、この作品はそういう感じで作られています

昨日、ゆえあって目黒川の桜が満開の川端を歩いたのですが

若いカップルから、済みません、カメラでボクたちを撮って下さいと頼まれました

最近は、自撮り棒が流行っていますが

まだまだ道行く知らない人に、写真を頼む人たちがいるようです

幸せそうなカップルで私は寂しくなりましたが

目黒川には強い風が吹いて桜吹雪が舞っていました

曇天だったのは残念でしたけれど

1222.桜子・売春したいお嬢様 / 理由 その2

わたくしを産んだ女性は関西のとある大学教授の娘でした

狩野桜子さんは言う

きちんとした家のちゃんとした教育を受けた人だったんですそれが東京の大学に進学して、たまたま知り合った友人にそそのかされて、アルバイトとして銀座のお店で働いていたのだそうです両親には内緒で

ああ世間知らずのお嬢さんだったのね

はい本人にとっては社会勉強というか知らない世界を覗き込んでみたかっただけなんだと思います友人からそういう店で働くと、政財界の人たちと知り合いになれるから、将来、就職が有利になると言われたようです

そういうことってあるのか

わたくしに聞かれても、判らないわよ

まともな方でしたら、公とプライベートを混同致しませんから酒場で知り合った女性の就職を世話するようなことはございません

美智が真顔で言う

しかし政財界には、まともではない方も多いですから

アルバイトでホステスをしている女子大生の面倒を見てしまう人もいないわけじゃないってことか

それでわたくしを産んだ女性は、夜の世界の仕事を始めて父と出会ったのです

まずは女子大生ホステスと客という関係で

父がどういう考えで、その女性と交際を始めたのか、わたくしには判りませんすでに母と結婚していたというのに

名家の世界では、よくあることです

お若い頃から許婚者がいらしてその方との結婚以外の人生しか頭の中にないまま、成長なさいますから

きちんと恋愛を体験しないまま許婚者と結婚して、家庭を築いてしまうということ

まり子が、美智を見る

はいそういう方たちが、大人になってからこじれた恋愛事件を引き起こすというケースがよくあるのだそうです

ああ子供の頃から、親の決めた許婚者が居て

しかも、そのことを一族や、他の名家の人たちも知っているから

許婚者以外の人と恋愛なんて、絶対にできない

名家の人たちは、子供の頃から警護役に監視されているし

わたくしは、正式にみすずお姉様の警護役に任じられた時に香月セキュリティ・サービスでレクチャーを受けました過去の名家で起きた恋愛事件についてのファイルも、その時に見ています

普通の警護役は、それぞれの名家に代々仕えている警護の家から採用されるけれど

美智はそういう家の出ではないし香月家には、香月セキュリティ・サービスという警護の専門会社があるから

わたくしは、名家についてプロの警護人と同じ教育を受けておりますそれぞれの名家のご家族の顔とお名前、お屋敷の位置、ご趣味から過去に起きた問題まで、全て教えていただきましたみすずお姉様に近づけてはいけない、注意人物なども

オレも最近、色々と教えてもらっているからよく判る

名家ってのは家ごとの格っていうか、上下関係が細かいし

家の古さや、血筋、昔持っていた爵位の違いとか、現在の資産状況とかで家の格式が変わる

なかなかメンド臭い

過去に事件を起こされている家の方にはそのことを暗示するような話題は、口にしてはいけませんから

ああ例えば、一族の中に銀座のホステスさんと恋愛事件を起こした家の人には

銀座の高級クラブとかの話は、一切タブーなんだな

狩野様の件に関してはファイルの中には見当たりませんでしたので、現在まで隠蔽されてするのだと思います

狩野桜子さんが、不倫の子だということは香月セキュリティ・サービスにも知られていない

いや、ジッちゃんや香月セキュリティ・サービスの谷沢チーフは知っているのかもしれないけれど

狩野家が完全に隠している以上美智たちに伝える必要はないということか

いずれにせよ名家の方、特に男性は、成人した以降に問題のある恋愛事件を起こされるケースがよくあるのです相手は会社の部下と水商売の女性が大半ですそういうことになっても、普通は深みにハマらないようにお付きの方が注意するのですが

父は深みにハマってしまったのですね

妻がいながら酒場の女性といえ、実際はそういうお店でアルバイトしているだけの女子大生と道ならぬ恋に堕ちてしまわれた

そして桜子さんを妊娠した

はい最悪の事態です母はその時、まだ19歳だったそうですから

何で、避妊しなかったんだ

いや、オレたちには理想的な避妊薬を使っているけれど

今までまともな恋をしたことがない名家のお坊ちゃんにはそういうモノを手に入れることは無理か

家の人たちにも内緒で不倫してたわけだし

コンドームが破れたとかそういう可能性もある

父もその女性も怖くなってそれで、誰にも相談できないまま時間ばかりが過ぎてもう、どうしようもなくなって当時まだ健在だった祖父に報告した時には、もう堕胎することはできなくなっていたそうです

桜子さんは、辛そうに言った

お母さんは19歳でその時、お父さんの方は何歳だったんです

当時、父は28歳でした

28歳の名家のお坊ちゃんと19歳の女子大生の不倫か

母は26歳です父と結婚して3年目のことだったそうです

子供の頃から許婚者がいて

25歳の夫と23歳の妻で結婚して3年後に夫は、19歳と不倫する

それで結局母が妊娠したということにして、地方の私立病院で祖父と母が立ち合って、その女性がわたくしを産んだのですが

桜子さんの表情がさらに暗くなる

祖父は騙したんです生まれたわたくしは、狩野の家で養育されるがわたくしを産んだ女性は、わたくしにいつでも会えるという約束だったはずなのですそれなのに

祖父は、わたくしが産まれるとその女性を追い出したのです幾ばくかのお金だけを渡して名家の権威を使って、その女性を脅したんですあなたが息子の子供を産んだという記録は、全て抹消するあなたは、狩野家とは全く関係のない人間だ今後一切、狩野家に関わらないでくれもし、あなたが息子や狩野家に近付くようなことがあればわたしたちは、政財界にも知り合いが多いから全ての影響力を駆使して、あなたを抹殺すると

そんな風に脅されたら、信じちゃうわよねまだ19歳の大学生ならいや、桜子さんが生まれた時は、もう20歳になっているか

父は、祖父の暴挙を黙って見ていただけだそうですそれがわたくしを産んだ女性には、一番辛かったそうですわ

結局妊娠した後のことを全て狩野家の当主である父親に尻ぬぐいしてもらってしまったから

桜子さんのお父さんは何も文句が言えない状況だったんだろう

それでその女性は、わたくしを奪われたまま傷心状態で実家に帰られたそうなのですが

政財界の人たちとコネが作りたくて、銀座のお店でホステスのアルバイトをして

そこで知り合った名家の男に妊娠させられて

一応、3大名家の1つということになっている狩野家の当主に脅されたら

もう東京で生きていくことはできないと思っちゃうよな

そういう世界に首を突っ込んで色々なモノを見てしまった後では

そして実家のご両親には、東京で何があったのかを報告なさったそうなのですがいえ、狩野家の名前など、詳細はお話にならなかったようですが

東京の大学に通っているはずが

夜のお店でアルバイトしてそこの客である既婚者の男性と関係を持ち

子供を産んでお金だけ渡されて、東京から追われて来た

さっきも申し上げた通りこの女性のお父様は、大学教授でとてもモラルに厳しい方だったそうで

ああ真面目な性格の人だったんだ

お怒りになられたお父様に勘当されてその女性は、実家からも追われて

東京を追われ、実家を追われ

それで九州の方でやはり、夜のお仕事をなさっていたそうです

銀座のホステスのバイトしか労働経験が無いから

流れ着いた地方都市で水商売をしていたんだ

そして、あのどうやら、とても生活が苦しかったそうで九州でも、その女性は悪い人に騙されたらしくてその

桜子さんは、ブルルッと身体を震わせる

最後には売春をなさっていたそうなんです

わ、わたくしにはよく判らないのですが電話でお客様に呼ばれて、指定されたホテルに行って身体を売るようなお仕事にまで身を堕とされていたそうです

ホンモノの売春婦になってしまったのか

狩野さん今最後にはって言ったけれど

その言葉が、オレには引っ掛かった

その女性はわたくしを産んで下さった方は、もうこの世にはいらっしゃらないそうなんです

亡くなっている

その女性に売春を指示していた人に暴力団関係者だそうです殺されたそうです慶彦さんのメールに添付されていた興信所の調査にはそう書かれていました

ホテル売春の元締めのヤクザに殺されたのか

ですから、わたくしは本当に売春婦の娘なのですわたくしを産んだ方はわたくしを産んだことで、人生を踏み外して最後は、売春婦として亡くなったのですから

ちょっと、桜子さん

桜子さんの様子を見て、慌ててまり子が声を掛ける

あなたが自分を責めることではないわよ全部、あなたの亡くなった先代のお祖父様とお父様がなさったことなんだから

そうだ人は、自分の出生には責任を負うことはできない

でも慶彦さんが、そう言われるんですメールに書いてありました君は、売春婦の娘なんだって

慶彦狩野桜子さんの許婚者か

そいつも、どこかの名家のお坊ちゃんなんだろう

だから精神が潔癖症なんだな

狩野家と関わったことでその女性が、売春婦に身を堕としたことは事実です慶彦さんはいえ、慶彦さんの家、高橋家の皆様も女子学生に子供を産ませ、わずかなお金だけを渡して追い払いその後、一切のフォローをしなかった狩野家が許せないそうです人として許せないと狩野家とは絶縁なさるそうですこれまでのお付き合いと、狩野家の名前を汚すことは名家全体に影響が出るということで今回のことに関しては、誰にも話さないと約束して下さいましたが

そこの家も名家の一員だからスキャンダルを暴露することだけは、しないと約束してくれた

でも、桜子さんにとっては

今まで知らなかった、自分の出生の秘密の詳細

特に、本当の母親に対して狩野家が酷いことをしたということ

自分を産んだことで母親の人生が狂って最後は、売春婦にまで堕ちて殺されていたということ

許婚者から婚約を破棄され絶縁宣言されたこと

幾つものショックな出来事が重なって桜子さんを追い詰めている

わたくしは売春婦の娘なのですわたくしが生まれなければその女性は、売春婦にはならなかったのですから

本末転倒だ

でも傷だらけの今の桜子さんは、そう感じている

だから、桜子さんも売春してみたいんですか

はいわたくしを生んで下さった女性の無念をわたくしは、この身で体験しなくてはいけないのです

それも間違った考えだ

彼女の中で渦巻いている感情の嵐はどこかへ放出させないといけない

狩野さんは許婚者だった人のことをええっと

高橋慶彦様ですわ

まり子がオレに教えてくれた

ああ、その慶彦さんのことを今、どう思っていますか

ど、どうとは

驚く桜子さん

だから許婚者の慶彦さんのことをまだ愛していますか

桜子さんはウッと息を呑む

あ、愛しているとかあの、そういうことは

だって、子供の頃に許婚者になってからずーっと、自分は将来、この人と結婚すると思って来た特別な人なんですよね突然、こんなことになって婚約破棄とかになってますけれど、桜子さん自身の気持ちはどうなんですか

オレはさらに問う

ど、どうとおっしゃられてもわたくしは

うつむく桜子さん

こういう事態になってしまった以上慶彦さんとのご縁は、もう断たれてしまいましたし

そういうゲンジツ認識は、どうでもいいんです桜子さんは今でも、慶彦さんのことが好きですかできることなら、慶彦さんと結婚したいですかまだ、そう思っていますか

わたくしが、そう思っていてももう、どうすることもできないことですわ

桜子さんは叫ぶ

ああ許婚者に対する気持ちは、まだ大きく残っているんだ

そうよ、公名家同士の家と家との関係だから、桜子さんと慶彦様はもう無理よ結ばれないわ

桜子さんは、絶望の表情で力なく、そう答えた

桜子さんが売春したいというのは自分の身を汚して、慶彦さんへの気持ちを断ち切りたいという気持ちもあるんじゃないですか

それははい、そういうこともあるのだと思います

桜子さんは素直に認めた

つまり、この人は破れかぶれなんだ

桜子様、お心をしっかりお持ち下さい今すぐは無理だとしても慶彦様は、きっと桜子様を受け入れて下さいますその日まで慶彦様とご結婚なさる日まで、桜子様は純潔でいらっしゃるべきなんです

警護役の不知火さんが一生懸命、主に訴える

無理です慶彦さんが、わたくしを受け入れて下さるはずがありません高橋家の皆様が、狩野家をわたくしをお許しになるはずがありませんしもし、あの方たちがお許し下さったとしてもわたくし自身が、わたくしを許しません

興信所の調査ではわたくしを産んで下さった方は、去年まで生きていらしたのですたった1人で苦しんで、苦しんでそして、殺されてしまわれたなんてわたくしは、その方の苦しみを知らないでのうのうと生きていましたそれどころかその方を、わたくしをお金で見捨てた悪い人間だと、勝手に決めつけていましたこのわたくしの罪は永久に許されません

自分の本当の母親についての罪悪感

助けてあげられなかったこと

悪い人だと思い込んで、恨んでいたこと

そういう思いが、桜子さんをさいなんでいる

だから、わたくしはその方の苦しみをわたくしも体験しなくてはならないのですですから売春を

これは自傷行為なんだな

自分の身体を痛めつけることで罪悪感から逃れようとしている

判りましたオレが、桜子さんの身体を買いましょう

黒森様、なぜ

不知火さんが、怒りの眼でオレに抗議しようとするが

公に任せて不知火さんは、黙っていて

まり子と美智が不知火さんを制する

ただし、約束して下さいあなたは、今でも名家・狩野家の令嬢なのですから狩野家の評判を悪くするようなことはするべきではありませんだから売春するのは、オレだけにして下さいオレなら絶対に誰にも話しませんから

この自傷行為は放っておくと、どんどんこじらせて

最後は、誰にでも身体を売るところまで、エスカレートする

だから最初に釘を差しておく

オレとのセックスで、何とか桜子さんの体内に溜まっている負のエネルギーを解放できれば

オレの他に売春行為を拡大させていくことはないだろうと思う

それはわたくしからもお願いしますお兄様とだけ限定すると約束して下さるのなら、わたくしも他言は致しません

名家・狩野家の歴史を正当な娘ではない桜子さんが終わらせてしまうおつもりなら仕方ありませんが

現在の狩野家は財産を失い、香月家や他の名家の支援で何とか家格を保っている

桜子さんの出生の秘密彼女が、不倫の子であったということよりも子供を産んだ桜子さんの母親を酷いやり方で追い出したことそして、その結果、桜子さんの実母が無惨な最期を遂げたということは大きなスキャンダルになる

狩野家は他家からの支援を一気に打ち切られることになるかもしれない

桜子さんの本当のお母様のことについては、お悔やみ申し上げますがあなたのせいで狩野家が潰れたら、それこそ数十代に渡るご先祖様たちが、みんな化けて出て来られると思いますわ

瑠璃子は、桜子さんの実母への思いと狩野家の歴史を天秤に掛け、何とか暴走を防ごうとする

そうですわね狩野家も本家だけではございませんし一族全てを路頭に迷わせるわけには参りません判りました黒森様にしか身体を売らないとお約束致します

取りあえずの歯止めはできた

もっとも自傷行為だから

負の感情が増大したらこの歯止めは効果がなくなるかもしれないけれど

ところで桜子さんを売ってもらう値段ですけれど

この人は酷い目に合うことで、自分を罰したがっている

だから、1発100円でも身体を売ってくれるだろうけれど

時給計算でいいですか

オレはわざと、桜子さんの予想を外すことを言う

時給ですか

はい今は労働に対しての最低賃金は、多分時給800円台の終わりの方だと思うんですけれど

確か、都道府県によって差があるんだよな

あんまり細かいと、計算が面倒なのでここは思い切って、時給1000円ということでいいですか

黒森様にお任せします

桜子さんは、お金のために売春したいわけじゃないから

幾らでも構わないんだよな

それでオレは、ここを夕方には出ないといけませんから午後5時までの労働ということでいいですよね

今夜はマルゴさんとイーディの祝勝パーティがある

桜子さんは、これもうなずく

そういうことで時間の方も、メンド臭いんで端数は切りますとりあえず、今日の売春額は6000円てことでいいですか

オレは、そう言って財布を取り出し、1000円札を6枚取り出す

16歳のお嬢様キスもしたことのない美しい処女が

6000円だ

じゃあ、はいこれ

オレは、当たり前のように6枚の紙幣を、桜子さんに差し出す

い、いただきますわ

桜子さんが、手を差し出した瞬間オレは

この6000円を受け取った瞬間から丸、6時間桜子さんは、オレの命令をどんなことでも聞くことになりますがいいですね

静かに言う

多分、桜子さんは売春という言葉の意味は知っているけれど、何をするのかは判っていないんじゃないかと思うんですけれど

わ、判っていますわわたくし

桜子さんは、ムッとして答える

黒森様に身体をお任せ致します

オレはハァと溜息を吐き

桜子さん、それはマグロ状態と言って売春行為としては最悪ですお金を受け取っていながらマグロだと、お客に怒られます売春婦失格です

あなたの本当のお母さんはそんな緩い売春はさせてもらえなかったはずですよ

やっはり、この人もお嬢様だから

売春やセックスの実態については知識が薄いんだ

売春するなら桜子さんの方から、オレに奉仕してくれないと

16歳のお嬢様は困惑している

やり方が判らないのなら教えますけれどどうします

オレとのセックスだけで、この人の負の感情を全て吐き出させるためには

かなりハードなセックスを体験させるしかない

お、お願いします教えて下さい

桜子さんはそう答えた

やれやれ、お金を払わされるのにオレは、教えなきゃいけないんですね

あのそれでしたら、今回はお金は結構ですから

桜子さんは、オレのペースにハマってきた

何を言ってるんです売春なんですからお金は払いますその代償として、オレは桜子さんの身体にやりたい放題させてもらうんですから

やりたい放題ですか

当たり前ですこれから6時間、桜子さんはオレのモノなんですから恥ずかしくて、淫らで、いやらしいことをオレが満足するまでしてもらいますからね

よしもう1枚、カードを切ろう

それからもしかしたら、オレの子供を妊娠することになるかもしれないですけれど構いませんね

よしよし、陵辱っぽい方向でこのまま進めます

相変わらず体調がすぐれないので少しだけのつもりで寝たら、朝になってました

1223.桜子・売春したいお嬢様 / 追い込まれるお嬢様たち

はええっ

オレの言葉に、驚く狩野桜子さん

それはに、妊娠しないようにしていただけるのではないのですか

黒森家の場合は、妊娠しないように薬を呑んでもらいますでも避妊薬を呑んだからって、絶対に妊娠しないというわけにはいきませんから桜子さんの体調とか体質とかで妊娠してしまう可能性が少しはあります

これは嘘だ

オレたちが使っている避妊薬は、黒い森の娼館で使っていたものだから

副作用も出ないし、100パーセント完全に避妊することができる

だから、アニエスたちみたいな、まだ小さい子たちにも飲ませている

もちろん、もし桜子さんが妊娠してしまった場合は桜子さんも赤ちゃんも、黒森家で引き取ります桜子さんの本当のお母さんに、狩野家がしたようなことは一切しません子供は母親と一緒に成長するべきですから

はい、香月家もそれを承認致しますわお兄様は、みすずお姉様のお相手ですから桜子さんと正式な結婚をすることはできませんが、お兄様の側室でしたら問題はございませんし

瑠璃子も、オレに話を合わせてくれた

わ、わたくしが黒森家に

自暴自棄の桜子さんでもこの人の性知識は薄いから売春から妊娠という可能性は、全然考えていなかったらしい

特にオレは娼館である黒森家の人間だから

避妊は完璧にしてくれるものだと、思い込んでいたようだ

お兄様のお子様ですから黒森家だけでなく、香月家にとっても大切な子宝です

わたくしたちは、喜んで桜子さんと赤ちゃんをお迎え致しますわ

で、でもみすず様は

ああ桜子さんは

オレたちの家族のことを、何も知らない

すでに栗宮家の素子さんが、お兄様の側室になることが内定していますあの方は他の名家には嫁ぎ先がございませんから

栗宮流槍術の師範で槍の技の伝承が第一の人だから

他の名家からは嫁の引き受け手がいないし

名家以外の一般家庭では槍の稽古をする場所が無い

おそらく、これからも名家の中で問題を抱えているお嬢様は、お兄様が受け入れることになると思います香月家の側室でしたらある程度の格式は保てますから

オレは香月家の人間じゃないけれど

オレの側室になるということは、香月家の一員になることになる

ですから、桜子さんがお兄様の側室になられても皆様、それがおかしなことだとは思われませんわ

桜子さんの狩野家は家柄だけは香月家に並ぶ名家だ

ただ資産的には、かなり厳しいことになっているから

とんでもない資産家である香月家との縁を強化するために、娘を送り込むなんてことはいかにもありそうなことだ

桜子さんの出生の秘密が、世に知られればそれこそ、本当にどこの名家からも桜子さんは受け入れていただけなくなるわけですし

桜子さんが不倫の子であり、狩野家の正妻の子ではなかったということ

それよりも、狩野家が桜子さんの本当のお母さんを酷いやり方で追い出し

全くフォローしなかった結果、売春婦にまで身を堕として非業の死を遂げたというのは

他の名家の人からすれば、許せない話なんだろう

お祖父様が前におっしゃっていましたわ

お祖父様も、若い頃は何人もの女性を愛されてきたそうですがどの方も、お祖父様とお別れした後も、幸せになるようにちゃんとお世話をなさったそうですそういうことがきちんとできなければ名家の人間は、女遊びをするべきではないと

狩野家のしたことは名家の男としては、失格なんだな

桜子さんの本当のお母さんをわずかな手切れ金だけ渡して、追い払うのではなく

ちゃんと生活ができるように、ずっと面倒を見てあげなくてはいけなかったんだ

それができないのなら不倫の関係を結んではいけない

はい、狩野家は名家の誇りを傷付けるようなことをしてしまったのだと思います

桜子さんも狩野家の先代と、自分の父親がしたことを恥ずかしいことだと思っている

お兄様が、桜子さんを買われるということはこれも女遊びですが、みすずお姉様はすでにご存知のことですし、わたくしも受け入れますですから、もし桜子さんがお兄様のお子を懐妊なされた場合は、香月家が責任を持って受け入れます香月瑠璃子の名において、約束させていただきます

きっぱりと瑠璃子は言う

オレが桜子さんに判っていて欲しいことは売春するっていうことは、妊娠するかもしれないっていうリスクを負うってことですその覚悟ができないのならこの金は受け取らないで下さい

オレは6枚の千円札を振って、桜子さんに言う

あなたは売春したいというけれど本当に、売春するということの意味が判っていますか覚悟はできていますか

桜子さんは

か、覚悟致します

震えながらそう言う

今、黒森様のご指摘を受けるまでそういう問題に気付いておりませんでしたがでも、わたくしを産んで下さった女性はいつも、その様な覚悟をしていなくてはならなかったですわね

桜子さんの本当のお母さん

売春婦になるしかなくてその女性は、いつも、そんな覚悟を恐怖に震えながら、自分の身体を売るしかなかったのだと判りました

でしたらわたくしも、その方と同じ覚悟を致します

桜子さんの実母はもう、この世にはいない

だから、本当のお母さんの苦しみを追体験することでしか

母親との繋がりを感じられないんだろう

判りましたもし、妊娠したとしても後悔は致しませんその時は、生涯、黒森様にお仕え致します

桜子さんは、そう言うと

お金をいただきます

オレに手を差し出す

このお金を受け取った時からオレに買われたことになりますけれどいいんですね

桜子さんの心を挫くための妊娠話だったのに

かえって、桜子さんが腹を括ることになってしまった

桜子様、お止め下さい

臣下の不知火シエさんが、桜子さんにそう言うが

シエ、これはわたくしがしなくてはならないことなのですわたくし以外、わたくしを産んで下さった女性の無念を、誰が理解してあげられるというのです

売春婦として死んだ母親を理解するために自分も売春する

そういう思いに、桜子さんは囚われている

では桜子さんを6時間、買わせていただきます

オレは6枚の紙幣を、桜子さんの手の平に置いた

桜子さんは、そう言うとオレの渡した金をギュッと掴む

財布にしまって下さいそれはもう、あなたのお金ですから

財布を取り出し6000円をしまい込む、桜子さん

じゃあ、瑠璃子向こうの寝室で撮影の準備をしてくれ

瑠璃子はオレが持って来た大きなカバンを開ける

あの撮影とは

ああ、桜子さんの裸とかオレとセックスする様子とか、全部撮影しますから恥ずかしい写真をいっぱい撮ります

動画も撮りますわ

瑠璃子が、愛用のデジタル・カメラを桜子さんに見せる

そ、それは困ります

桜子さんの顔が青ざめる

そういうものが残るのは

そうこれも彼女にとっては、想定外だろう

売春する覚悟ができても、桜子さんの本質は名家のお嬢様だから

自分の痴態が記録されることはマズいと感じる

あなたの6時間はオレが買ったのだから何をするのも、オレの自由です

オレは言い切る

売春するっていうのは、そういうことなんですけれどまさか、判ってなかったんですか

世間知らずのお嬢様を騙すことにする

桜子さんがオレに身体を売ってもう2度と売春なんてしないと思う様になるために

徹底的に追い詰める

世の中には女の子の裸や、セックスの様子を撮影したがる男が居るのをご存知ありませんか

そういう方がいるということは何かで見たことはあります

はい、特に珍しいことじゃありませんオレが桜子さんとのセックスを撮りたいんですから撮らせてもらいます

桜子さんは、困惑している

オレも一緒に撮されるんですから写真や動画が外に漏れることは一切ありません約束しますオレが家族で観て楽しむだけですから

ご、ご家族で

みすずは、観たがると思います桜子さんの処女喪失の記録なんですから

ああ、もちろん瑠璃子やまり子、美智にもオレと桜子さんのセックスには立ち合ってもらいますからみんな、いいよな

これも桜子さんには想定外だ

彼女はオレと2人きりで寝室に行って、犯されるものだと思い込んでいたはずだから

他の子に見られるセックスというものがそもそも、桜子さんの頭の中には存在していない

オレたちのセックスを撮影してもらうには他の子が必要ですしオレが見せたいんだから、買われている桜子さんには拒否権はありませんよ

お兄様のご命令ですからわたくしが撮影させていただきますわ

瑠璃子が、笑顔で言う

公が見ていいって言うんだからわたくしも見せていただくわよ

まり子が、明るい表情でそう言う

わたくしは警護役ですので立ち合わせていただきます

美智は、いつもの無表情でそう言った

不知火さんはどうしますかもし、見たいのなら一緒に寝室に来てもらっても構いませんけれど

オレは、桜子さんの警護役に言う

主の処女喪失に立ち合っていいのか不知火さんは、迷っている

というより、この人は今なお、桜子さんがオレに処女を捧げるのを回避したいと思っているだろう

どんな手を使ってでも

し、シエあ、あなたは来ないで見ないで欲しいの

桜子さんは、臣下にそう言うが

いえ、わたくしも桜子様の警護役でございますから桜子様が危険な目に合わないよう、同席してお守りさせていただきます

これはオレが桜子さんを傷付けるようなことをしたら

全力で阻止するという宣言だ

じゃあ、先に動画のカメラのセッティングをして参りますわまり子さん、お手伝いしていただけますか

瑠璃子がまり子に言う

美智は、不知火さんへの牽制のためにここに残しておかないといけない

この部屋に男はオレだけなのだから不知火さんは、オレを倒せば、桜子さんの貞操を守ることができる

それこそ、腕の骨でも折れば医者に行くのが先で、桜子さんとセックスすることなんて不可能になるんだから

不知火さんにそういう隙を与えないように美智が見張っている

ええ、お手伝い致しますわあ、そうだもしカメラの予備があったら、わたくしに貸していただけますわたくしも、公と桜子さんのセックスを撮影してみたいです

さすがにわたくしのスマートフォンで撮影するのはダメですものね

スマートフォンでは、位置や日付の情報が記録されてしまうし

何かの拍子に画像が流出してしまう可能性もある

小型のカメラが1台ありますから、どうぞお使いになって下さい

ありがとうございます桜子さん、綺麗に撮って差し上げますからねっ

楽しそうにそう言うまり子に対し桜子さんと不知火さんの表情は暗い

ああ、そうだこれも、聞いておきますが

瑠璃子たちが寝室の方へ行ったのを見てオレは

桜子さん前の生理が終わったのはいつですか

オレの言葉に、桜子さんは頬を赤らめる

オレたちはこれからセックスするわけですから知っておきたいんです

オレは、これもまた当然のこととして言う

桜子さんは、不知火さんを見るが

不知火さんだって、男との性体験は無いのだから

何が当たり前のことなのか、判断のしようがない

2週間ほど前ですわ

恥ずかしそうに桜子さんは言った

ああじゃあ、今は赤ちゃんが一番できやすい時期ですね

オレは明るく、そう言った

セックスするのにも一番良い時期です桜子さんの子宮が、オレの精子を求めていますから

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