ルナと可憐も微笑み合う
それじゃあ、みんなでご奉仕ですのっ
アニエスの号令で半裸の小学6年生たちが、一斉にオレを見た
ボクたちだけ下着姿なんて、良くないよね
はいですのみんなでパパを脱ぎ脱ぎさせてあげますのっ
小さな8本の手が、オレに伸びてくる オレたちはセックスを通して、より深く親しく仲良くなっていく 本物の血を分けた親子や兄弟姉妹よりも濃い関係に 家族の絆を強固にしていく 12歳の少女たちが、はしゃぎながらオレの服を脱がしていく あっという間にオレもパンツだけの姿になった 少女たちもみんなブラとパンティだけの姿だ コヨミちゃんだけは、ブラジャーを付けていなかったから 代わりに薄い肌着を着ていた
はい、パパここにドスンと座って下さいの
アニエスが、オレをソファに座らせる
誰が最初に、パパのオチンチンをペロペロしますの
アニエスが、フェラチオ希望者を募るが
いや、その前にキスしよう
はいですのじゃあ、可憐ちゃんからどうぞ
アニエスが、可憐に言う
よろしいも何もないよボクたちもするんだから
お先にどうぞ
ルナとコヨミちゃんも、可憐に先を譲る
ほら、来いよ可憐
オレは腕を広げて可憐を招く オレの腕の中のしなやかな肉体 12歳の少女の肌はひんやりと冷たい オレは可憐の背中を手の平で温めるように擦りながらギュッと抱き締める
ぁぁ、公お兄様の肌の匂いがします
可憐は、オレの首筋の匂いをクンクンと嗅ぐ
オレの匂い好きなのか
オレが可憐の耳に、そう囁くと
わたくし、公お兄様の匂いを嗅ぐと濡れてしまうんです
膝をモジモジさせながら恥ずかしそうに、可憐は言った 12歳とは思えない、大人の女の色香を発している
公、お兄様ぁぁ
可憐がオレにキスしてくる ぷっくりとした、柔らかな唇 その弾力で判る もう可憐は、キスを怖がっていない 自分から情熱的に、オレの口の中に舌を差し入れて来た オレたちは舌を絡め合う
わたくしもっともっと変わってしまって、良いのですね
可憐が大きな瞳でオレを見つめる
わたくしが淫らになるのは公お兄様だけでございますから
ああ、もっともっと変われよ淫らになれ
オレは可憐の潤んだ瞳に言う
全部、オレが受けとめてやるから
ああ、公お兄様
オレたちは、もう一度熱いキスを交わした
ギリシャといい中国といいドイツはどうするつもりなんだろう
ドイツは国家統一が遅かったので昔から、実は国際政治が苦手
いつも変なことをやって致命傷を負う
EUとは、実はドイツによるブロック経済システム(第4帝国)という意見はとても勉強になった
1315.誰そ彼(たそがれ) / 年少組混戦セックス その1
次は、コヨミちゃんどうぞですのっ
可憐に続いてコヨミちゃんがオレとキスすることになる
あのやっぱり恥ずかしいですね
大丈夫だすぐに慣れる
オレはコヨミちゃんの小さな身体を抱き寄せそっとキスする ビクッと震えるコヨミちゃん
巫女の力はお肌とお肌が接触すると、さらに活性化するから
横から、ルナが言う
黒森さんの心が、わたしの中にドカンッて流れ込んで来たんです
コヨミちゃんは、そう言う
わたしたちのこと大切な思って下さっていること、伝わってきましたから
じゃ、次はボクね
コヨミちゃんの横から、ルナがオレに抱きついて来て
ボクはもう慣れているから兄さんの心と繋がることに
セックスは、キスの100倍ぐらいどわーんって大きな波が流れ込んで来るんだよ兄さんの心が、ボクの中に広がっていくんだそれで溶け合うんだよボクと兄さんが
ルナはオレに顔を接近させる 大きな瞳がオレの唇を求めている オレは右腕でコヨミちゃんを抱いたまま左腕でルナを抱き寄せ、キスする オレとキスしたルナの感覚をコヨミちゃんが受信して、可愛くなく ルナは、舌を巧みに使ってオレの唇をペロッと舐める これは克子姉から読み取ったテクニックの1つだ まだ処女喪失から1ヶ月も経っていないのにルナは、プロの娼婦の技をマスターしている いや、これは月子とヨミも、そうなんだけれど
記憶を読み取っても実際に自分でやってみないと、知識が自分の技術にならないんだよボクや月子お姉様たちは何度も兄さんとセックスしているから、技術が蓄積されていっているけれど
わたしは知識だけだからまだまだなんですね
ルナの言葉に、コヨミちゃんがうなずく
経験してみたらすぐに判るよもちろん急がなくていいからね
ルナが、コヨミちゃんにそう言う
ボクたちは例えば、セックスで兄さんが気持ち良くなる瞬間のことは判るんです兄さんの気持ちよさの爆発の波もボクたちの心に伝わってくるんだよでもそれは全部じゃないんだよね
苦笑しながら話す
ほら、ボクたちオチンチンはついていないからあの、クリトリスって言うんだっけそういうのはあるから、擦れて気持ちが良いのは判るよでも、女の子は射精しないでしょだから、兄さんの射精の時の快感は、何となくしか判らない多分、7割ぐらいしか理解できてないと思う
男女の肉体の違い 巫女の力で、オレの感覚の全てを読み取ることができても 男にしかついていない器官の感触は女には理解できない
それは判るよオレも女の子のイクっていう感覚は何となくしか判らないから
女の子のエクスタシーは男とは違う 男のエクスタシーは、射精の放出時に集中しているけれど 女の子がイクのは、もっと長い時間に何度も波が押し寄せているらしい
うん、すっごい気持ち良いよ兄さんにも体験させてあげたいくらいだよ
だけど、無理なんだろオレには
オレには女の子が身体の中のどういう器官を通してエクスタシーに達するのかさえ理解できない
そうだね肉体の構造が色々と違うと言うのはなかなか困ったことだよね
そうだなでも、だからいいんじゃないか違っているから、オレたちずっと判り合えるようになうって頑張っていけるんだし
人間はどんなに親しくしていても、他の人間を完全に理解することはできない 判ったような気持ちになることはあってもそれは錯覚だ だって、人はどんどん変わっていくから いつも同じままではない水のように流れて行く変化していく
決して何もかも判り合うなんてことは、できないんだろうけれどさそれでも、判り合うための努力は怠っちゃいけないんだもんな
オレはルナにそう言った
そうだね兄さん
オレは、もう一度ルナとキスする
ほら、待たせたなアニエスの番だぞ
アニエスが嬉しそうにオレに擦り寄って来る 今日の初登校でみんなに助けてもらったという気持ちが強いんだろう だから知らない人たちの中に長時間居たストレスから 早いところ、オレとセックスしたくてたまらないんだろうけれど 自分が一番最後になるようにとガマンしている
アニエスも成長しているんだよな
はいですのパパに揉んでもらっていますからこの半年で、おっぱいがどんどん育っていますの
いやそういうことじゃないんだけれど
アニエスちゃん、わたしと場所を交代しましょう
コヨミちゃんが身体を起こして、オレから離れる
ありがとうですの
オレは右腕でアニエスの身体を抱く
えへへ、パパ
アニエスは嬉しそうに、オレの顔に頬擦りしてくる 12歳の少女の艶々、プニプニのぽっぺたの感触
こうして、パパにくっついているのがアニエスは大好きですの気持ちが穏やかになります
アニエスは笑顔でそう言うとオレの唇にチュッとキスをした
うんパパ、いつもありがとうですの大好きですの
オレは応接室の革のソファーの真ん中に座って
右の腕の中にアニエス
左の腕の中に、ルナを抱きかかえている そして、交互に2人の美少女と何度もキスした
公お兄様失礼致しますわ
オレの膝の間に可憐とコヨミちゃんが、入り込む
それではわたくしたちが、お口でご奉仕させていただきます
パンツを脱がしてさしあげます
可憐とコヨミちゃんでオレのパンツを脱がしてくれようとする オレは、アニエスとルナを左右に抱きかかえたまま何とか腰を浮かせて、2人の作業に協力した 可愛い半裸の女の子たちに囲まれてオレのチンコは、8割方勃起していた
わたし知識を実践してみます
そう言って、コヨミちゃんがオレのチンコを握って、上下にシゴき始める
これでいいんですよね
克子姉の技術を完璧にコピーしているから力加減が絶妙で気持ちいい
なるほどそういう風に動かすのですね
可憐が、コヨミちゃんの手コキを興味深そうに見つめている
可憐ちゃんもしてみて下さい
はい、こ、こうですか
今度は可憐の白い指が、オレのペニスを包み込む 見よう見真似で、スコスコッと上下に擦る
ああ、上手いよ可憐
手の平の内側にオレの勃起の熱さを感じて、可憐は震えている
可憐ちゃん、そっちをお願いしますわたしは
コヨミちゃんは、オレの玉袋卯を方をさわさわと撫でてくれた くすぐったいが、気持ち良い
パパ、こっちも
見るとアニエスが、自分でブラジャーを外して、可愛いおっぱいをむき出しにしていた
パパはおっぱいが好きですからはい、どうぞですの
ソファの上で身体を伸ばして自分の胸を、オレの顔の前に差し出す
ああアニエス
オレは眼の前のアニエスの桜色の乳首に吸い付いた チロチロと舌先で舐め回すとアニエスの乳首が、オレの口の中で尖っていく
アニエスもパパにペロペロしてもらうの大好きなんですの
ビクッビクッと身体を震わせるアニエス
兄さん、おっぱいはここにもあるよ
ルナが背中からオレの耳に囁く
そのまま、オレの左手を取って自分の胸に当てる
オレはルナのブラジャーを押し上げて生のお肉の質感を手で感じ取る アニエスのおっぱいを舐めながらルナのおっぱいの弾力を手で味わう 同じ12歳でも大きさ、肌触り、弾力、柔らかさ全て違う アニエスの方が大きくて、柔らかい胸だけれど ルナのおっぱいは、しっとりと潤っている質感でちょっと固い
ではおしゃぶりさせていただきます
上目遣いで、オレにそう言うと可憐が、はむっとオレの亀頭を口に含む 手コキはコヨミちゃんの方が先だったから、フェラチオは可憐が先になったんだろう ぺちょ、ぺちょ、ぺちょ 可憐が一生懸命に舌を使って、オレの亀頭を舐めていく まだ、そんなに上手なフェラチオではないけれど 優しさと熱意が感じられる
可憐ちゃん、あの
コヨミちゃんが、可憐の背中側に廻り込む
お口でご奉仕の時はおっぱいの先が、チラチラ見えた方がいいんだって
そう言って可憐のブラの背中のホックをパチンと外す オレのペニスを口に入れたまま、驚く可憐 でも、すぐに意図を理解してブラを脱ぎ捨てて、可愛いおっぱいを露出させる ああ確かに、フェラしてくれる子の乳首がチラチラ見えるのは良い 興奮する オレは右手をアニエスの股間に、左手をルナの股下に伸ばす パンティの布地の上から、グリグリと2人の陰部を刺激する
直に触るよりも、布地越しに圧迫する方が良い時もあるらしい
あああんっ、気持ちいいですの
ボクも気持ちいいよ
アニエスと根なのパンティがオレが刺激している地点を中心に じんわりと愛液の染みが広がっていく
ああ、パパ
アニエスは、オレの頭をギョッと抱いて自分の胸に、オレの顔を押し付けて堪えている ルナは、オレの背中をグッと掴んで快感に耐えていた
もういいと思います
コヨミちゃんが、オレのチンコをしゃぶる可憐に言う
もう充分大きくなっているみたいだから
オレの心を読むことでコヨミちゃんは、そう判断する ちゅぱっと、可憐がオレの亀頭から唇を離す
公お兄様どの子からになさいますか
ペニスの根元を握って上下にシゴきながら、可憐がオレを見上げる
そうだなぁ
オレは4人の可愛い少女たちを順番に見る
アニエスちゃんをアニエスちゃんを最初にしてあげて、兄さん
ルナが、切ない表情でオレに言った
今日は、初めての学校でアニエスちゃん、本当によく頑張ってたからだから、最初にご褒美をあげて
アニエスはみんなに助けてもらっていただけですの
だから、アニエスは最後でいいですから最初は、他の子にしてあげて下さいですの
アニエスお前からだ
笑顔で告げる
でもパパ
アニエスは他の子たちに対して後ろめたいらしい
今日のことはあんまり気にするなよ家族なんだからさ助けてもらうばかりの日もあれば、アニエスがみんなを助ける日だって来るんだぞ
だから、急ぐなって今日、ルナやコヨミちゃんや可憐たちにしてもらったことの借りは10年後に返したっていいんだぞ20年後でも、30年後だって
家族は、ずっと家族なんだから時間はどれだけ掛けたって構わないんだ
アニエスは真剣な眼で、オレの言葉を聞いている
さっき、キスの順番はアニエスが最後だっただから、セックスは順番を逆にしてアニエスからにするそれだけのことだよ
オレはアニエスの小さなお尻を、ポンと叩く
ほら、アニエス早く準備しろ
アニエスはすっと立ち上がり オレの眼の前で愛液でぐっしょりと湿ったパンティを脱いでいく アニエスの淡い金髪の髪 透明感のある白い肌 桜色の乳首と腰のくびれ 無毛の股間の愛液を滴らせている、真っ直ぐな筋 アニエスは美しい裸身を、オレにさらけだす
パパアニエスのここ、もうこんなですの
12歳のハーフ美少女は、自ら割れ目を広げて愛液でテカテカと輝く自分の内側をオレに見せる
パパは、どんな風に繋がりたいですか
ええっとさて、どうしよう ソファに座ってのセックスだからやっぱり座位でするか いや、このソファは大きいから他の体位でもできないことはないけれど
アニエスはパパのお顔を見ながら、したいですの
それなら対面座位だ いつものパターンに近くなるけれど 仕方ないオレだって、アニエスの可愛い顔を見ながらしたい
うんじゃあ、そうしようアニエス
オレはアニエスの提案を受け入れる
思いっきり寝落ちしました
色々とキツイ状態になっています
そろそろ状況を建て直さないとはぁぁ
1316.誰そ彼(たそがれ) / 年少組混戦セックス その2
全裸になったアニエスが下半身丸出しで、ソファに座っているオレの上に跨がって来る アニエスの近畿発の長い髪が、オレの鼻に触れてくすぐったい
パパもう入れちゃっていいですの
アニエスはオレの勃起を自分の割れ目に手で誘導しながら尋ねる
オレはいいけれどアニエスの身体の方はどうなんだ
大丈夫だろうとは思うけれど一応、尋ねてみる アニエスとは、もう何十回もセックスしているけれどまだ12歳の女の子だものな 無理なことはなるべくしたくない
アニエスの身体はパパのオチンチンが欲しくて、うずうずしていますの
アニエスは、欲情して潤んだ瞳でオレに言う
お腹の奥までパパに入って来て欲しいですの
アニエスの胎内から滴る温かな愛液がポタポタとオレの亀頭に垂れている
じゃあ、ゆっくり入れてみろよ
アニエスは静かに、腰を落とす オレのチンコの先っぽが、熱く湿ったアニエスの秘部に接触する
ああっパパっ
グッと腰を落とし込むアニエス ズブブブッとアニエスの割れ目を押し開いて、オレの勃起がハマっていく
あああっお腹の中が広がっていきますのっ
一番狭いところを、ぬるんっと亀頭の膨らみが通り抜けた ぬぷぷぷぷぷっ
オレのチンコが、そのままアニエスの中に吸い込まれて行く
12歳の金髪ハーフの美少女が、オレの上で腰をくねらせる
パ、パパ
グググググッとアニエスの中に深く侵攻していくオレのペニス ついに、チンコ全体がアニエスの優しい胎内に包み込まれる
はぁぁぅ
オレの全てを受け入れて、アニエスは大きく息を吐いて脱力する
パパギュッと抱き締めて下さいの
対面座位で繋がったまま、オレはアニエスの薄いお尻を両手で掴んでグッと抱き締める オレたちの結合がさらに深くなった アニエスも、オレの背中に手を廻してギューッとオレを抱き締める
ああ、パパがアニエスの中に居ますのパパの匂いパパの身体幸せですの
可愛いおっぱいの尖った乳首をオレの胸に擦り付けながら、アニエスはそう言う
セックス、気持ち良いですのパパ
アニエスは、そうオレに囁いてゆっくりと腰を動かし始める ああ、アニエスの中でオレのチンコが擦られていく
上手くなったな
12歳とは思えない、腰使いだ もっとも、アニエスは半年前の処女喪失直後は、毎日セックスしないと心が安定しなかったから オレの女の中でも、セックス回数が一番多い 今だって3日に1度くらいの頻度で、セックスしているし
はいですのアニエスは、パパにもっともっと気持ち良くなって欲しいですから
オレの上で自分の胎内に打ち込まれたペニスを軸にして、腰を廻していく
セックスしているとパパのことが大好きな気持ちが、どんどん大きくなっていきますのああんっパパ大好きですの
オレも好きだぞアニエス
はいですのうんしょっうんしょっうんしょっ
アニエスの腰の動きが加速していく
あっ、ああんっパパぁぁ、パパぁぁ
オレたちはお互いの唇を貪り合う 下半身で激しくマグワイながら舌を絡め合う
あんっキスしながらのセックスは好きですのああんっパパとのセックスはみんな好きっ
アニエスの白い肌が、ほんのりと赤く染まっていく 可愛いおでこや鼻の頭に、汗の玉が浮いてきた
ああっ、パパアニエス、幸せですのああぅっ、ずっとずっとこうしていたいですのっ
アニエスは、さらに荒々しく腰を振る オレも下から、ガツンガツンと突き上げた
ああっ、あああっ、あああんっパパぁぁ
アニエスは、上昇気流に乗った このままアニエスを絶頂に導こう オレは、アニエスの様子を見てそう決意する 突然、アニエスは
腰を動かすの止めた
はぁ、はぁ、はぁ、はぁあああううっ
全身汗まみれで、オレの上で深い息を繰り返す ビクビクビクッと膣が蠢いて、オレのペニスをキュウキュウと締め付ける エクスタシーに到着する前に止めてしまうなんて
腰とか痛めたのか大丈夫かアニエス
オレが尋ねるとアニエスは、ニコッとオレに微笑む
ここから先は他の子と交代しますの
アニエスはもう充分、幸せになりましたのだから
でも、お前まだイッてないだろ
そうですけれどでも、良いんですのこの幸せな気持ちをみんなに分けてあげたいんですの
兄さん女の子は、男の子と違ってエッチしたら必ずイケなくてもいいんだよ
横からオレたちを見ていたルナが言う
パパとセックスして、イクイクイクーってなるのも素敵ですしその時にお腹の奥でピピュッて温かいのが広がっていくのも大好きですけれど
アニエスは、部屋の中のルナ、コヨミちゃん、可憐を見る
でも、今日はみんなで幸せになりたいですの
アニエスは、個人的な快楽よりもみんなとの結び付きを深めたいんだな
パパと一緒にイクイクイクーになるのは次の時にしますの
オレは、アニエスの意志を尊重することにする
うんしょっああううっ
アニエスは腰を浮かせてオレのペニスを自分の胎内から引き出す 勃起したままのチンコが、アニエスの膣口からヌポッと零れる
はぁ、はぁ、はぁはい、次の人、どうぞですの
コヨミちゃんは、まだセックスのできる身体ではない だからジャン番を待っているのは、ルナと可憐だ
可憐ちゃんお先にどうぞ
ルナが先にそう言う
いえ、先ほどと逆の順番というお話でしたから次はルナさんの番ですわ
可憐は、そう言った
それはいいんだよボクが最後の方が色々と良い結果になるから
ルナは、ニコッと微笑んだ そうか巫女の力で、みんなに自分のエクスタシーを伝えるつもりなんだな 小6組とのセックスのシメとしては、それが正解だろう 見ているだけのコヨミちゃんも、一緒に参加できるし
よし、可憐来いよ
オレは、可憐に命じる
は、はい公お兄様
可憐ちゃん、どうぞですの
汗だくのアニエスと交代して可憐がオレのところにやって来る
あ、あのわたくしは、どういたしましょうか
可憐はブラは外していたがパンティは、まだ履いたままだ
可憐ここに座ってくれ
オレは可憐をソファに座らせると、自分は可憐の前に膝立ちになる
可憐、脱がすぞ
オレはソファに腰掛けれた可憐のパンティに両手を掛け するるるっと、脱がしていく 無毛でつるつるの恥丘が丸見えになる
可憐、足を開け
震えながらソファの上で、可憐が開脚していく 可憐は、両手で自分の顔を隠している オレは可憐の両膝を掴んで、さらにグイッと開脚させた
うん、よく濡れているな
自分で開いて中を見せろ
可憐が両手で、自分の割れ目を開く トポポポッと愛液が滴った 酸っぱい匂いがする うんピンク色の胎内が、よく見える
可憐お前のここは、どんな風になっている
どうして、こんなに濡れているんだ
こ、公お兄様に犯していただきたいからです
可憐は、オレのセックス奴隷として正しい解答を発する この子も賢すぎる子だから こういう答えを、丸ごと覚え込んでしまっている
どうぞ、可憐の身体を思う存分、お楽しみ下さい
可憐が自分の顔を覆っている手を、引き剥がす
可憐も、一緒に楽しむんだ
可憐にニコッと微笑と、チュッと可憐の唇にキスする
こ、公お兄様
それから、可憐のまだ固いおっぱいを揉みながら左右の乳首を舐めしゃぶる 可憐の顔が、赤くなる それから、オレは可憐のおへそまで舌を這わせ ついに、秘部へ じゅるじゅると、下品な音を立ててオレは可憐のすっぱい愛液を啜った 舌で割れ目を割って内側を舐めていく
うううっ、あああっ公お兄様
可憐の手が、オレの髪の毛をギュッと掴む オレはベロベロベロッと激しく舌を使う・
気持ちいい、気持ち良いですぅぅ
眼をとろんと蕩けさせて可憐は、ハアハアと大きく息をする よし良い感じにほぐれてきたぞ
可憐そろそろいくぞ
オレは顔を上げてソファの上の可憐と正常位で交わることにした
は、はいお待ちしております
オレは大きく開脚した可憐の間に勃起ペニスを送り込む
顔を隠すなよ可憐とセックスするオレをちゃんと見ていろ
12歳のお嬢様の大きな黒い瞳がオレを見上げている 可憐の割れ目にオレの張り詰めた亀頭を押し込むッ 震える可憐 胎内に男のペニスを押し込まれ苦悶の表情をオレに見せた
平気です平気ですからもっと
もっと奥まで来て下さい
オレは、体重をペニスの先端にかけてグイイッと一気に押し入れるッ オレの亀頭の先っぽが、可憐の子宮口にキスする コツンと奥をノックしたら彼の膣が、ククッと震えた 可憐は、大きな異物を挿入されて大きな呼吸を繰り返している 馴染むまで、しばらくこのままにしておく方が良さそうだな
ルナ、コヨミちゃん可憐のおっぱいを舐めてあげてくれ
オレは2人に言う ルナが可憐の右の乳首に コヨミちゃんが左の乳首にそれぞれ吸い付いていく
ああっ、きゃうっ
女性器と左右の乳首3箇所を同時に責められて、可憐は激しく喘ぐ
パパ、アニエスはどうしましょう
もちろん、アニエスにも参加してもらう
アニエスは指で、可憐のここを触るんだ
オレは、可憐のクリトリスを指す この体位だとオレと繋がったまま、可憐のクリトリスを舐めるのはちょっと厳しいだから アニエスは、自噴の人差し指を舐めてたっぷりと唾液を塗す 可憐のクリトリスの包皮を開いて剥き出す うん、激しい性的興奮で可憐のクリトリスは、紅玉のように輝いていた その小さな表面を、アニエスの指が擦っていく
ひゃああああっくふぅ
激しく悶える可憐
ひゃああ、ああっ、ああーっ
よし、そろそろいいだろう オレもゆっくりと腰を動かし始める
あああっ、す、すごいですいやぁぁっ
4人に同時に刺激されて、可憐の身体はビュクビュクと反応していく じゅぷっ、じゅっぷ、じゅぷっ 放出される愛液の量も増えて来た溢れている
あっ、あっ、あっ、ああーっ
可憐が淫らに啼く 歓喜の涙を目に溜めて ルナとコヨミちゃんは、可憐の胸に吸い付いて離さない
可愛いですの可憐ちゃん
アニエスも、グリグリと可憐のクリトリスを指で磨いていく
はあああっ、わたくしわたくしぃ
オレは、可憐が苦しくならない範囲で ガシガシッと、可憐の内側の肉壁を亀頭の膨らみで擦っていく
いやぁぁ、あああっ、あああっ
可憐の導火線に火が付いた
あああっ、ああああー、あああーっいやぁぁんっ
可憐は切ない顔で、オレを見上げている
わたくし、わたくし、わたくし公お兄様ぁぁ
ああ、判っている思いっきり、イケよ
オレは、ズンズンっと可憐の子宮口を強く突くっ
ひゃうううっわ、わたくしあああっ
可憐が跳ぶ
イッてしまいますイッてしまいますあああっあああっイクッ、イクッイクーッ
4人ががりの責めに悶絶する可憐 大きく弓なりに裸身を反らして
ぁぁ跳んでますわたくしぁぁ
エクスタシーの大波に可憐は溺れていく
いやぁぁ、いやぁぁあああーっ、んぐぅぅ
可憐の膣が、クククッと締まった
オレのペニスを、何度も締め付けるッ
ここで射精したら、また勃起させるまで時間がかかりそうなので可憐だけイカせました
次話でルナとセックスして、この章は終わりかな
1317.誰そ彼(たそがれ) / 年少組混戦セックス その3
可憐が、絶頂の余韻に浸っている 小さな裸身は、肌が火照ったままで全身汗まみれだ 可憐の汗の匂いは、ミルクのように甘い
可憐、そろそろ抜くぞ
オレが可憐の胎内から、勃起ペニスを引き抜こうとすると
いゃあん
オレにしがみついて、嫌がる可憐 可憐の膣も、キュッとオレを締めている
まだ、このままでもう少しだけお願い致します
まだ12歳なのに、性の悦びを完全に覚えてしまったか オレは、可憐の美しい黒髪を優しく撫でる 可憐の唇に、何度もキスした それでようやく、小学6年生のお嬢様は自分を取り戻した
ぁぁ、公お兄様わたくし
可愛かったぞ、可憐
可憐は潤んだ瞳で、オレに微笑む
とっても気持ち良かったですわ
うん、またしような
はいいつでも、お相手させていただきます
嬉しそうに、可憐は言うとルナに振り向く
済みません、お待たせしてしまって
いいんだよ、可憐ちゃんが気持ち良かったんなら
ああ、次はルナの番だぞ
コヨミちゃんは、まだセックスできないから この小学生4人組とのセックスのシメは、ルナとなる
いいな、可憐
はい公お兄様ああっ
ずるるっと、可憐の狭い膣道から張り詰めたままのペニスを引き抜く ぷちゅっと、愛液を零しながら亀頭が可憐の膣口から排出される
アニエスと可憐の中に入ってたのをそのまま、ルナに入れるぞ
コヨミちゃんが、オレのペニスをはむっと咥える そのまま、ちゅぱちゅぱとチンコ全体に唾を付けていく コヨミちゃんも、参加したいんだな まだ男の性器を受け入れるほど身体が成長していない少女が丁寧にフェラチオしてくれた 克子姉のテクニックを巫女の力で完全コピーしているから オレの感じるところをよく判っているカリの裏まで、チロチロと舌を這わしてくれて気持ちいい
どうですか
上目遣いで、オレを見上げる
ありがとう気持ち良かったほら、こんなに固く大きくなってる
オレは、ギンギンに勃起したチンコを、コヨミちゃんに見せつける
はいとっても大きいです
コヨミちゃんは、嬉しそうにそう言うと、亀頭の先にチュッとキスしてくれた
わたしも、早く、入れてもらえるようになります
オレは、コヨミちゃんにそう言うと
ルナルナはどんな風にしたいんだ
ルナに振り向いて、尋ねた
ボクはイヌみたいに、後ろから犯して欲しいです
ルナは、笑顔でそう言う すでに全裸になって、オレに犯される準備を完了している
ボクは力があるから肌を合わせていれば、お顔を見ていなくても兄さんの全てが感じられます
むしろ、今のルナには顔を合わせた状態でのセックスは、刺激が強すぎるんだと思う
だからこうかな
ルナは、応接室のソファの前にあるローテーブルに両手を付いて 可愛いお尻を、オレの方に突き出す ルナは手足が細くて、長いから
四つん這いと言っても、生まれたばかりの子鹿のようだ
うん、じゃあ後ろからだな
ボク可憐ちゃんがイッちゃったの、そのまま感じ取ってたからもう、アソコが濡れているんだよだから、このまま入れちゃっていいよ
ルナが、恥ずかしそうに尻を振る 確かに、秘唇からはトロトロと愛液が溢れ続け可憐の内股をベトベトに濡らしていた 12歳の秘部が、良い感じに蕩けている オレは立ち上がって、ルナのお尻に勃起チンコを向ける
いくぞ、ルナ
うん、来て兄さん
オレはルナの小さな腰を掴み、亀頭の先でルナの割れ目に押し入る .ルナの胎内はアニエスや可憐よりも、体温が高かった オレと他の子のセックスを感じ取ってすっかり興奮しているんだな まるでチンコの先だけ、熱い温泉に浸かっているようだ オレはそのまま、スブブブブブっと奥へ侵攻していく
はぁぁ、兄さぁぁんッ
ルナの中は狭い まるで注射器のピストンのようにキツキツのマンコの中に、オレのチンコが押し込まれていく ずんんっ まずはチンコの根元までルナの中に、ズブリと押し込む 亀頭の先が、ぷっくりとした感触のルナの子宮口と接触する
あっ、あぅぅ
四つん這いの格好で、後ろからオレと繋がったルナ カモシカの様な細い足をぷるぷると震わせて、オレの挿入に堪えている
アニエスちゃん、コヨミちゃん、可憐ちゃんボクと手を繋いで
オレに深く犯されたまま、ルナはみんなに言う アニエスが、テーブルの上のルナの右手に自分の左手を重ねる コヨミちゃんは、ルナの左手に手を重ねた そして、2人は空いている方の手を可憐と繋ぐ ルナ→アニエス→可憐→コヨミちゃん→ルナという、回路が形成される
動くぞ、ルナ
うん、兄さんの好きにしてボクの身体を、メチャクチャに犯してっ
ゆっくりと腰を使い始める リズミカルに抜き差しすると、ルナとオレの結合部から淫らな水音が鳴った
ああっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、ああっ
ルナが、熱い息を漏らしていくと
はっ、はっ、はぁぁ
気持ち良い波が伝わって来ますのぉ
ルナの快感が他の3人の美少女たちの身体にも、巡っていく 巫女の力を利用した合同セックス みんなで性の悦びを共有していく
ああっ、ああぅー、あああっ兄さん
あん、ああん、あああんっパパぁぁ
はぁぁ、ぁぁ、くぁぁ
くぅぅ、ぅぅ、はうううっ公お兄様ぁぁ
狭い応接室の中で、12歳の少女たちの淫らな声が性感が溶け合っていく
ああっ、気持ち良いよセックス、気持ち良いよ、兄さん
みんな、一緒ですのっ
ぁぁん、ぁぁんっ
溶けちゃう溶けてしまいますぅぅ
少女たちの甘い汗と、愛液の酸っぱい匂いが部屋の中に立ち込めていく ルナから、アニエス、可憐、コヨミちゃんと伝わっていく快感がどんどん加速していく
あああー、兄さん兄さんボク、もうイッちゃぅぅイッちゃうよぉぉぉっ
ルナが、大きな声で叫ぶ
ああ、オレもオレも、もうすぐだからっ
オレもルナのお尻をギュッと掴みパンパンパンッと小気味の良い音を立てながら、ルナの狭い穴を突いていくッッ
一緒にみんな一緒に兄さんっ
ぁぁ、パパぁぁ
また跳んじゃいますはしたない子になってしまいますあああっ
部屋の中の全員が情欲の熱い炎の中で燃え上がるッッ
あああっ、あああーっ、兄さんっボク、ボク、ボクぅぅ
ルナが、クッと大きく背中を反らしたッ
イッちやうよイッちゃうよぉぉ兄さんでイッちゃうああああっ
熱い胎内が、キュキュキュキュキュッと締まった
兄さんッッイクッッイクイクイクイクイクぅぅッッ
ルナが爆ぜた
きゃううううっぁぁ、ルナぁぁパパぁぁッッ
ぁぁ、くぁぁ、あああんっ
また跳ぶッはぁぁんっ、あっ、あっ、あああーんっ
アニエスたちも、ルナのエクスタシーに点火されてそれぞれ弾けるッッ
あああ、イクぞ出すぞ、出すぞ、出すぞルナぁぁ
出してぇぇボクの中に中に出してぇぇぇ、兄さんッッ
びゅるるるっと塊になって、噴き上がるッッ
ぁぁ、熱ィィィィ
ぁぁ、ぁぁ、パパぁぁ
お腹の底が熱いです
ぁぁ、温かいの広がってくこれ好きぃぃぃ好きなんです、わたくしぃぃ
ルナの中で起きている膣内射精をみんな、自分の体験として感じている びゅる、びょるるっ オレは、ルナの子宮の中に何度も精を放出する
ぁぁ、ぁぁ、ぁぁっ
エクスタシーの中で、ルナの子宮がゴクゴクとオレの精液を飲むように蠢く オレのペニスを12歳の膣が、何度も絞っていった オレは最後の力を振り絞ってルナの身体を抱え上げる そのまま、ドシンとソファの上に尻餅をついた ルナと繋がったままルナの小さな身体を膝の上に乗せて ルナの可愛いおっぱいを弄りながら、絶頂の余韻を楽しむ
ぁぁ、兄さんぁぁ
エクスタシーに12歳のおっぱいは固く張り乳首はコリコリとした感触で尖っている
うううっ、くぅぅ、うううっ
時々、身体を痙攣させて膣をキュッと締める、ルナ その度に、オレのチンコの中に残っていた精液の残滓がルナの胎内に、絞り出される
すごいよ天国にいるみたい
オレもルナもアニエス、コヨミちゃん、可憐も しばらく、グッタリとしたまま動けなかった 部屋の中には美少女たちの淫臭が満ちている コンコンココン 応接室のドアをノックする音がした
失礼致します瑠璃子です
インターフォンの声が、部屋のスピーカーから聞こえた ああ瑠璃子か 超お嬢様校の中等部の子たちも帰って来たんだ
ああ入ってくれ
瑠璃子のことだからこの応接室をドアを開けるキーを克子姉から借りてきているだろう あるいは、克子姉が遠隔操作で電子ロックを解除するか どっちにしても、オレたちは今は動けないから中からは鍵を開けられない ガシュ 思った通りドアのロックが解除される そして、ドアがガチャリと開いた
まあ、皆さん、大変なこことになっていますわね
入って来たのは、瑠璃子とヨミだった 2人とも、制服から着替えていた 着替えていたというか 全裸に、革の首輪腰にだけ、透ける素材の薄布を巻いているだけだった 瑠璃子のツンと上向きの可愛いおっぱいも、ヨミのロリ巨乳も丸出しだ 薄布の下の割れ目も透けている
はい、しっかりしてルナも、コヨミちゃんも
そう言ってヨミが、ワゴンを部屋の中に押してくる
冷たいレモネードを持って参りましたわ
瑠璃子が、コップに冷えた飲み物を注いでいく
ああ、それは助かるよ
確かに、汗だくで喉が渇いている
はい、今、飲ませてあげるわね
ヨミが、まずはコヨミちゃんの口にレモネードの入ったコップを持っていく コクンコクンと喉を鳴らして飲む、コヨミちゃん
お兄様も
瑠璃子は、そう言うとコップの中のレモネードを口に含み オレに口移しで、飲ませてくれた 冷たくて甘くて酸っぱい 消耗した肉体に効く
瑠璃子、コップをくれ
オレは、レモネードのグラスを受け取ると口に含み ルナの口の中に、注いでやる レモネードの冷たさにルナの身体が、ビクッと震える その拍子に、ルナの膣から萎えたオレのペニスが、ヌポッと抜け落ちた
はい、アニエスちゃんも
可憐さんも、どうぞ
ヨミと瑠璃子は他の少女たちにも、レモネードを飲ませていった みんな蘇っていく
瑠璃子もヨミも、どうしてその格好なんだ
革の首輪と腰布だけなんてまるで
わたくしは、お兄様のセックス奴隷でございますから
瑠璃子は、優しく答える
ヨミもですわ先生の奴隷ですから
ヨミもそう答える
たまには姿形から、セックス奴隷とならないといけないと感じました
わたくしは、心の醜い女ですから奴隷の身分なのに、お兄様を自分の思い通りに動かそうとしたりしてしまいます
瑠璃子も、色々と反省しているんだな オレは瑠璃子を抱き寄せピンクの乳首をペロッと舐める
こんなところに瑠璃子の可愛いおっぱいがあったら舐めたくなるのは、当たり前だろ
オレは優しく微笑んでそう言う
先生ヨミのおっぱいもありますわ
うん、持って来い
ヨミが自慢の大きな胸をオレの顔に突き出すからオレは乳首を吸った
確かに、たまにはこういうのも、いいかもな
ここは先生のハーレムなのに先生は、こういうリクエストをなさらないんですもの
あんまりバカなことを言ったら、みんな、オレのことを嫌いになるだろ
そんなことないですのアニエスたちは、みーんな、パパのことが大好きですのっ
レモネードのコップを両手で持ちながら、ニコッと微笑む
それに女の子の方も、たまには思いっきりエッチでバカなことをしてみたくなりますわ
だから、たまにはお兄様
そうだなたまにならこういうのもいいか
ここは高級娼館として造られたお屋敷だから 全館空調で室温が、いつも一定に保たれている 裸で居ても、風邪をひくことはない
さあ、お風呂の支度ができておりますわ
お風呂に行きましょう先生
セックス奴隷姿の中学生の美少女2人がオレと裸の小学生たちに言った
評判が良いらしいので、某ドラマを観たのですが
リメイクの***の料理番という
いい歳した男たちがやたらと怒鳴り合うだけの薄っぺらい作品でガッカリしました
俳優じゃなくて、脚本・演出が酷すぎる
わたしは大学は演劇科へ行ったのですが
1年生の最初の授業で教授に
君たちは、すぐにテレビドラマを観ることに耐えられなくなるだろう
と言われて本当にそうなりました
雑な演出や演技が気になってしまって観るのが辛くなってしまう
あの頃よりも、ドラマのレベルはさらに悪くなった気がします
1317.誰そ彼(たそがれ) / ポジション
◇小6カルテット
こういうのも、たまには楽しいですの
オレたちはセックスの後、全裸のまま大浴場へと向かった アニエス、ルナ、コヨミちゃん、可憐それから、革首輪に腰布だけの瑠璃子とヨミも付いてくる
ああ、いつも裸じゃ困るけれどたまにはいいか
オレもチンコをブラブラさせながら、廊下を歩く んルナが、妙にモジモジして歩いている
どうなさいました、ルナさん
可憐がルナに尋ねる
それが兄さんのが垂れてきちゃいそうだから
ああ、ルナにだけ中出ししてるからか
廊下のカーペットを汚しちゃいけないと思って
大丈夫、ルナちゃん
コヨミちゃんも心配そうに、ルナに尋ねる
大丈夫、お尻の穴とアソコをキュッと締めて零れないようにしているから
ルナは、可愛いお尻を手で押さえながらつま先立ちで歩いている
みんな、仲良しですわね
後ろから、レモネードを乗せて来たワゴンをヨミと押しながら瑠璃子が微笑む
今日からは、学校も同じですから今までよりも、もっともっと仲良しさんになりますのっ
アニエスが、明るい笑顔で答えた
そう言えば、ヨミの方はどうだったんだ
ヨミも今日から超お嬢様校の中等部に通っている
はい瑠璃子お姉様が、クラスの方たちにご挨拶して下さいましたので、特に問題はございませんでした
ああヨミの方には、瑠璃子が行ってくれたのか
小学部の方には、みすずお姉様たちも一緒に伺いましたが中等部はわたくしとミッチーだけです
アニエスたちの教室には、香月家の令嬢たちだけでなく狩野家の桜子や、歌晏桃子姉ちゃんまで様子を観に行ってくれたらしい
小学生でしたら、それで受け入れて下さいますが中学生ですと、反発なさる方も多いと思いましたので
小学生なら、高学年でも高校生のみすずたちは、ずっと年上のお姉さんに見えるだろうから
3大名家の令嬢たちに、アニエスたちと仲良くしてねなんて言われたら、みんな素直に受け入れてくれるだろうけれど
中学2年生ぐらいになると、みすずたちにヨミのことをよろしく頼むなんて言われたら
かえって、ヨミに対して反感を持つかもしれない
ヨミさんは、アニエスちゃんの警護役という形で入学致しましたからアニエスちゃんが香月家の縁者であるということを示すためにわたくしが、警護役の先輩としてミッチーがご挨拶致しました
同じ中等部の1学年上の2人が訪問しただけなんだからそれほど大きな問題にならないだろう
瑠璃子お姉様ありがとうございました
ヨミが改めて、瑠璃子に礼を言う
それで、瑠璃子たちが帰った後クラスの子たちとは、打ち解けられたのか
オレは、さらにヨミに尋ねる
はい香月セキュリティ・サービスの道場で開催している警護役の合同練習会に来ていらっしゃる方が、お二人クラスメイトになりましたし
ああ、香月家でのガーデンパーティ以降、定期的に行っている練習会か ヨミたちも顔を出しているから、他の名家の警護役とは顔なじみになっている
それにエリカさんも同じクラスでしたから
ああ、エリカは超お嬢様校の中等部のスターって言われてるほどの人気者なんだっけ 明るくて、元気で、可愛いから 上級生からは妹として、下級生からはお姉様として愛されている
わたくしが瑠璃子お姉様たちや、エリカさんたちと仲良くしていることを疎ましく思っていらっしゃる方も数人いらっしゃいましたがすぐに何とか致しますわ
ヨミが、ニカッと微笑む ヨミには巫女の力があるし性格的にも割りと図太い子だ ちょっと調子に乗りやすいのが、よくないが
済みません、反省致します
ヨミは、オレの心を読んで答える それでも、超お嬢様校の中なら特に心配することはないだろう あそこは通っているお嬢様たちも警護役たちもかなり厳選されている 天童乙女が水島家に潜り込んだ一件以来、香月セキュリティ・サービスによるチェックが、さらに厳しくなっているし
みんなと仲良くなやり過ぎるなよ
オレは、ヨミに言う ヨミは笑顔で、オレに答えた
ああ、エリカは今日は実家に帰ったんだよな
そんなことをレイちゃんが言っていた
はい、今夜はエリカさんも、まり子お姉様もお家にお戻りになられましたわ
エリカもまり子も、週の半分くらいはお屋敷に泊まっているけれど 二人とも両親の家があるから まあ、エリカの場合は父も母も本当の親ではないけれどそれでも、お父さんの異母妹になるんだよな血の繋がりはある
でも、桜子お姉様とは一緒に帰宅致しましたわ
ああ、桜子は父親の狩野家当主が押し込めになってしまったから 狩野家自体、現状では色々と問題が多いし ここのお屋敷で、オレたちと暮らすことになった
ああちょうど、あちらにいらっしゃいますわ
瑠璃子の言う方を見ると大浴場の入り口に、桜子が立っていた 桜子は、薄い透け透けの布地の肌襦袢を1枚羽織っただけの姿だった 身体のラインも、桜色の乳首も淫部の割れ目も、布地越しに丸見えとなっている
お待ちしておりましたわたくしも、お背中を流してさしあげたいと思いまして
桜子が、スッとオレに頭を下げる
うちらもおるよ
わたしもいます
大浴場の中から、裸のエリとリエが飛び出して来る
あと、中にハイジちゃんと、ありすちゃんと、キヌカちゃんに、真緒ちゃんもいますわ
年少組は、勢揃いか
ええ湯加減になってますからさあさあ、入って下さい
オレたちは、大浴場の入り口の暖簾を潜る
アニエスちゃん、わーお
真緒ちゃん、わーお
仲良しの二人が、裸で笑い合う ああ、ホントにみんな揃っているな
お帰りなさいませお先に失礼しております
ありすが代表して、オレに声を掛けた 風呂場に居る全員が、オレを見て笑顔で受け入れてくれている 肌襦袢を脱衣所で脱いで全裸になって来た桜子が、オレの背中に掛け湯してくれた
どうでした学校は
ありすが、ルナたちに尋ねる ありすも、かつては超お嬢様校に通っていたから学校の様子が気になるのだろう
とでも綺麗で素敵な学校でした
コヨミちゃんが、ありすに答える ありすは13歳ルナたちは12歳 たった1年の差でも小学生と中学生は違う
自分が退学するしかなかった中等部の現在の様子を、ヨミから聞くのは精神的に辛いだろうけれど
ありすにとっては、小学部は卒業して来たところだ
過去として受け入れている場所からルナたちと学校の話をすることに抵抗を感じないのだと思う
そういえば、他の子たちも全員、もう帰宅しているのかみすずたちは
オレは、桜子に尋ねる 桜子がここに居るということは、アニエスたち小学生組を連れて帰って来た車列の次が中高生たちの送迎車輌も、お屋敷に帰って来たということだ もっとも全員一緒とは限らない 何らかの理由で学校に居残りしている子もいるかもしれない
はい、わたくしたち全員一緒に戻って参りました
桜子は笑顔で、そう答える
わたくしは、みすず様とは別の車輌でございましたが
ああ、朝も1台じゃ全員乗り切れなくて、複数の車に分乗してたもんな 帰りは、エリカとまり子が実家へ帰っても 中1のハイジ、中2のヨミ、中3の瑠璃子と美智 高1の桜子とシエさん、高2のみすず、高3の美子さん やっぱり2台以上じゃないと席が足らない
それで、みすずたちは今はどうしているんだ
何で顔を見せないんだろう
みすずちゃんでしたら、お台所でお夕飯のお手伝いをしていますわ
瑠璃子がオレに答える
へえ、珍しいな
お屋敷の家事は、克子姉、マナ、瑠璃子、メグの4人が中心になってやっている 他の子も手伝いはしているけれど みすずは、料理なんかを積極的にやる子じゃなかったのに
みすずちゃん自分を変えようとしているんですわ
ああ、朝も一生懸命、トイレ掃除していたもんな 香月家の令嬢だからって、偉そうにしていたらダメだと思い直したんだ
でも人には向き不向きがございますわみすず様は、わたくしたちの上に立って指示をなさる方が向いていらっしゃると思います
そうだとしても経験しておくことは、悪いコトじゃないと思うよ
特に料理に関することはね
将来的にみすずが家事をやっていくとは思えないけれど みすずは、東大に進学して高級官僚になることを目指している だけど、だからって料理のことを何も知らなくていいというのは違う
わたくしもお料理を習った方がよろしいでしょうか
桜子が、オレに尋ねる
それは、桜子が決めることだよそうした方が良いと思ったら、克子姉に習えばいいし今は他にやりたいと思うことがあるんなら、そっちに集中したっていい
瑠璃子は、このお屋敷に暮らすようになって、すぐに家事を習い始めたしみすずは、今日から始めたそれぞれ、自分でそうした方と良いと思ったから、そうしているだけで誰かに命じられたからじゃない
はい、わたくしは好きでしているだけですわ
瑠璃子が、桜子に微笑む
この家ではお兄様のため、家族のため、そして自分のために、何をするべきかということを自分で考えて、行動していかなくてはならないんです
うん、みんな自分で決めているそして、家族が本気でそうするって決めたことなら、オレたちは協力は惜しまないよみすずが、朝のトイレ掃除だけでなく、料理も頑張って覚えるというのなら応援する
勉強の方が停滞してしまうぐらい、他のことに傾倒なさったら困りますがみすずちゃんは、そういうことはないですから
瑠璃子が愛する従姉のことを、そう言う
桜子も、将来、何をしていくかを考えておいてくれ狩野家のこととかは考えなくていいどんなことでも、オレが何とかするから
狩野家は、桜子お姉様がお産みになるお兄様の赤ちゃんが受け継けばいいんですわ桜子お姉様が、お家のことで面倒なことに巻き込まれることは、決してありませんから
狩野家の分家や、他の名家が桜子に政略結婚を強制するようなことは絶対に許さない オレたちが、断固として阻止する
桜子のことは、オレたちが護るだから、桜子も自分より弱い家族を護ってあげられる子になってくれ
桜子は、小さくうなずく
まずはシエのことですね
桜子の警護役の不知火シエさん
今、シエさんはどこに
はいシエには一緒にお風呂へ行こうと誘ったのですが、あの子は恥ずかしがってそれで今は、お台所のお手伝いに行っていますわ
桜子は、答える
ああ、それは良いんじゃないかな一緒に料理を作ることを通して、シエさんにも他の子たちと仲良くなって欲しいし
シエさんは、警護役として生きてきた人だけれど
不安に思っていたことを言う
正直、美智やイーディ、ミタマやキヌカ、ハイジとは合わない気がするんだていうか、他の警護役の子たちとタイプが異なる気がしてさ
どう異なるのでしょうか
オレは胸の中にある思いを、必死に言語化する
武に生きる人間独特の割り切りが、シエさんにはないそういうものが感じられないんだ
例えば、美智たちは眼の前に敵が現れたら、相手を敵と認識した瞬間に、排除行動に移るそこには、一切のためらいはない
迷わずに、本気で相手を潰しに行く 一瞬の躊躇が、自分と自分の主の死に直結すると考えているからだ
でも、シエさんはそういう状況になったところで、一旦、立ち止まって、考え込んでしまうんだ
そうシエさんはいつも迷っているし、悩んでいる だから、反撃の一撃がとっさに出ない
いや、何か起きた時に反射的に行動するんじゃなくて、一旦立ち止まって考えられるというのは、別に悪いコトじゃないんだよそれはそれで、職種によっては有益な能力になると思うでも、警護役としては、ちょっと問題が大きすぎる性格だと思う
シエさんは、先祖代々、狩野家に警護役として仕える家の出身で子供の頃から、桜子の警護役だったから性格的な資質については、誰にもチェックされてきていないんだと思うけれどさ
しかも、桜子が生まれた頃にはすでに狩野家は、家の勢いを喪っていたから シエさん以外、桜子のお付き兼警護役を担当できる人材がいなかったんだろう しかも超お嬢様校や名家の世界の中での警護という狭い範囲のことだし シエさんも、父親から警護役としての技能は訓練されてきているから 誰も、改めて資質を考えることはなかったんだと思う
シエさんは、性格的に警護役には向いていないと思うよ
オレは、はっきりと桜子に言った
だからシエさんを警護役としては、受け入れなかったんだ
今のシエさんは裁縫係という名目で、ここに居る
わたくしシエにどうしてあげれば良いのでしょう
桜子は、真剣な表情でオレに尋ねる
しばらくは様子を観よう慌てなくてもいいこのお屋敷の中には色んなタイプの子がいるからシエさんと合う子も、きっといると思うよ
オレは笑顔で、桜子に言った
気の合う子たちと、どんどん交流してまずは心をオープンにしていかないとオレたちが手助けするのは、それからだよ
桜子は納得する
それは桜子も同じだよもっと、みんなと交流して気の合う子を見つけろよ
学校から帰って来てこうやって、オレに寄り添っているのは良くない
ほら、この風呂場の中でもみんな、どんどん相手を見つけて、お互いに話をしているだろ
オレの方には寄って来ない
お兄様が、わたくしたち家族を、心から愛して下さっていることはわたくしたち全員、常に感じていますから
瑠璃子が、桜子に言う
わたくしたちは、この家族の中にわたくしたち自信の居場所を自分で見つけないといけないんです
桜子は瑠璃子の言葉を理解する ここには、年少組しかいない 誰とも仲良くできる、アニエスと真緒ちゃんも居る 気楽に離しやすい、エリとリエの双子も居る 昔から、桜子のことを良く知っている年下の名家の令嬢香月家の瑠璃子に、鞍馬家のありす、水島家の可憐も居る 桜子がプレッシャーを感じる子は、一人もいない お屋敷に来たばかりの桜子が、交流しやすい子たちが揃っている
判りました皆様とお話してまいります
桜子は、オレにそう答えたが オレは、桜子の可愛いおっぱいをムニュッと掴んだ 驚く、桜子
オレは別に、桜子の魅力的な裸を無視しているわけじゃないんだその今さっき、アニエスたちとセックスしたばかりだから
裸同然の姿でオレを待っていたのはセックスを期待していたんだと思う
オレの身体の中に精液が残ってたらとっくに、桜子のことを押し倒して犯しているよ
オレは親指で、桜子の乳首をクニクニと弄った
する時は、するから桜子
オレが、そう言うと桜子は、オレに抱きつき
はい、いつでもお待ちしておりますわ
オレたちは、チュッと唇を重ねる
えーと、残りの伏線は
不知火シエ
武闘派お嬢様の栗宮&御厨
歌晏桃子姉ちゃん+山田梅子
ドリル槍姉妹ドリィとアナ+11人の少女暗殺者
香月美子
これぐらいか(グレースさんは、まだ未定)
うん、これ以上はなるべく増やさないようにしよう
1318.誰そ彼(たそがれ) / リターンズ
オレの身体は、真緒ちゃんとアニエスが洗ってくれて オレもアニエスと真緒ちゃんの身体を洗ってやる 生まれた時から父親が不在な、この子たちはオレに身体を洗われるのを、とても喜ぶ
はい、いいぞ
小6にしては発育の良い日仏ハーフ美少女の身体に付いたセッケンの泡を、オレは全て洗い落とした
ありがとうですの真緒ちゃん、行きますの
2人はまた、湯船の中に戻っていく
じゃ、次桜子、洗ってやるよ
オレはスポンジにボディシャンプーを足してムニムニと泡立てる
いいから、オレに洗わせろ桜子の後はありす、キヌカ、ハイジも、可憐も洗ってやるからな
オレは、桜子の綺麗な背中にスポンジを付ける 力を入れすぎないように注意して、そっとセッケンの泡で擦っていく 16歳の桜子の健康的な肌は水を弾く
あんお上手ですわ
毎日、みんなを洗っているからな
桜子の父親は、行動に問題ありということで家臣たちに押し込められてしまった ありすの父親は、負債を抱えて行方をくらませている キヌカとミタマの父親は代々鞍馬家の警護役だから主人である美里とありすの父親と一緒に行方不明になった ヨーロッパ生まれのハイジは孤児だ両親ともいない 可憐の両親は健在だが水島家の当主が、香月家と他の名家に対する罪のために可憐は両親から引き離されて、このお屋敷でオレのセックス奴隷になっている可憐は実家の話は一切しないが、本当は両親に会えなくて寂しいのだと思う
可憐の後は、瑠璃子、ルナ、コヨミちゃん、ヨミエリとリエも洗ってやるからな
鷹倉神社の巫女の血を引く従姉妹たちも
関西のハミ出しヤクザの双子姉妹も
すでに両親を失っている つまりこの大浴場にする少女たちは
みんな、父親がいなくて寂しい思いをしている
彼女たちの喪失感は、オレが埋めてやらなくてはいけない 黒森家唯一男としてオレには、そうしなくてはいけない義務がある
ボクたちはいいです4人で洗いっこしますから
ルナが、笑顔でオレに言う
ボクが、瑠璃子お姉さんを洗います
じゃあ、わたしがヨミさんを洗います
ルナとコヨミちゃんとが、そう言う 巫女の力を持つ子たちは、オレの心を読んでいるから オレが1人1人洗っていくのは大変だろうと気を遣わせてしまったか
そうじやないです今日はボク瑠璃子お姉さんと仲良くしたいですから
コヨミちゃんが、オレの心の言葉に対してそう答える
はいわたくしヨミさんたちと親しくなりたいです
家族が仲良くなるのはいいことだから
うちらも、今日はええです
わたしとエリちゃんで、ヨミお姉さんの背中を流しますから
弓お姉さんの背中だけやのうて前も洗わせていただきます
この大きなおっぱい、前から気になってました
そう言う双子たちに、ヨミは浴槽の中に浮いているロリ巨乳をムニッと手で持ち上げて
どうぞ、どうぞ好きなだけ触っていいわよ
ニコッと双子たちに微笑む エリとリエは、オレに
ということですから、兄さんとはまた今度ですわ
わたしらの次のお当番の時を楽しみにしてて下さい
ああ、今、ドタバタするよりも 自分たちのセックス奉仕時間に、たっぷりサービスしてくれるのか
今度の時は、わたしとエリちゃんで双子にしかできない必殺のソープ・テクニックを披露しますわ
エアマットの上でエロエロとな
わたしら、克子さんから泡踊りのやり方を教わりましたから
お兄さんうちらの若い肉体で、サンドイッチにしてあげますわ
13歳の双子の美少女にそんな濃厚なセックス・プレイをさせてしまっていいのだろうか
パパソープってなあに
水泳の金メダリストだ
アワオドリってなぁに
四国のお祭りだ
サンドイッチにするってどういうこと
サンドイッチ伯爵という人がいたんだ大昔に
オレは何とか答える
はー、なるほどねー
真緒ちゃんは、ウンウンとうなずいて納得する この子の場合、オレの解答が正しいかどうかは余り問題じゃない とにかくズバリと答えを言い返すこと
それだけで満足してくれる
あわわちょっと、マズかったですか
エライコッチャ、エライコッチャ、ヨイヨイヨイヨイ
慌てるリエに、踊り出すエリ
もうっ、エリちゃんリエちゃん、メッですの
アニエスが、双子を叱る まだ幼女の真緒ちゃんの前では、教育上良くないから露骨な下ネタは、禁止になっているのだ
そういうお話は、真緒ちゃんが6年生になってからですの
アニエスの頭の中では、小学6年生がセックス解禁で高校生から妊娠・出産していいことになっている どこかで修正しないと 大人しいリエは、すぐに謝るが
タハハ、メンゴメンゴかっぽれ、かっぽけ、甘茶でかっぽれ
エリの方は裸踊りを続けている
エリちゃん、面白―い
真緒ちゃんが、真似して踊ろうするからオレは慌てて声を掛ける
風呂場で踊るのたダメだ、足を滑らせて頭でも打ったら危ないだろ
あうちが、悪かったですごめんなさい
エリが踊りを止めて、オレに謝る
踊るのは、お風呂から出た後にするですの
アニエスの言葉に、真緒ちゃんは笑顔で応える お姉さんらしくなってきたなアニエスも
桜子、泡を流すぞ
オレは桜子の身体の泡をシャワーで丹念に洗い流していく 桜子のくびれた腰と白いお尻 この子もなかなかプロポーションが良い
こうやって、洗っていただくだけでも心が穏やかになりますわ
桜子はオレに微笑む
スキンシップつて、こんなに良いものでしたのね
オレは背後から桜子の裸身を抱く オレも毎日家族の身体を洗うことで心が癒やされているのだと思う 肌と肌の接触は、心を潤してくれる
わたくしが洗って差し上げるつもりでしたのに
桜子の腕を持ち上げて脇の下も、オレは洗っていく
次の時は頼むよ
はい、かしこまりました次の機会を楽しみにしておりますわ
桜子も、すっかり表情に余裕が見える 心が安定してきたみたいだ ちょっと、ホットする
はーい、好きなものに着替えてねあ、これからご飯なんですからパンツだけは穿きなさいね
風呂から出ると、克子姉が脱衣所に居た 大きなワゴンに衣装ケースを積んで、持って来てくれているけれど
みんな、これなの
衣装ケースの中にあったのは 透け透けの肌襦袢や、肌着、シャツ 瑠璃子とヨミが着ていた腰布もある とにかく、全て透け透けの生地の服だけだ ていうか、克子姉自身透け透けのネグリジェを着ている 豊満な肉体が薄布に包まれて裸よりエロい
だって、今晩は薄着フェアだから
ここのところ、色々とバタバタしてたでしょだから少し、解放しないといけないと思って
わたくしは、さっきのまま腰布だけに致しますわ下着は付けますが
瑠璃子は革首輪を付け、上半身は裸のまま下半身は、薄手のパンティに
腰布を付ける
今夜はオレのセックス奴隷であることを、徹底的に自覚したいらしい
では、ヨミも
ヨミも大きなおっぱいを剥き出しでパンティと腰布だけを付ける
わたくしも先ほどと同じ衣装に致しますわ
桜子も薄手の肌襦袢を再び纏う
では、わたくしも今夜は肌襦袢に致します
わたくしも、和装に致します
名家のお嬢様のありすと可憐も、肌襦袢を選んだ 桜子が名前通りの桜色 ありすは赤可憐は青に近い紫色のを選んだ それぞれ腰紐だけで、透け透けの襦袢を着ていく
ハイジさんも、これにしたらハイジさん、和服が似合うと思うわ
ありすは、ハイジにも色違いの肌襦袢を勧める ああ、ハイジは小顔だから肌襦袢が意外と似合うかもしれない
では、これに致します
ハイジは、黄緑色の肌襦袢を選んだ
わたくしはこれに致します
キヌカが選んだのは紐だった うん、ただの紐
これだけで結構です
白いパンティに胸の下を紐で結んだだけ まあ、キヌカがそれでいいのならいいか
パンツ穿かないといけないのがアレやけどしょうがないですわ
食事時だけは、衛生のためにパンツを穿くのがオレたちのルールだ
でも、エリちゃんそんなら、下着も透け透けのを選んだら、ええんとちがう
リエが手にした紐のパンティは確かに透け透けだった
なるほど、うちもそうするわ
お兄さんを悩殺しないといけないもんなエリちゃん
そうやわ、リエちゃん
2人は、衣装ケースを引っかき回し
じゃあ、うちはこれにしますわ
わたしも、それにしますわ
エリとリエが選んだのはエプロンだった 透け透けの裸エプロンか
わーお、アニエス、これにしますの
アニエスは、透け透けのYシャツを選んだ いや、形は大きめのYシャツなんだけれどマジで透け透けだから、裸Yシャツよりエロい
じゃあボクらも、それにしようよ
ルナとコヨミちゃんも、Yシャツタイプの透け透け服を選んだ
真緒も、それがいいーっ
ということで、真緒ちゃんも もっとも、真緒ちゃんには大きいからシャツでなく、ダボダボのワンピースみたいになっている
なあ、お兄さん真緒ちゃん、こういうのはええんですか
エリがオレに尋ねる
こういうエロエロ衣装も教育的な観点から観るとかしたら
それは気にしないでいいんだよ
真緒ちゃんから見たら、ただの面白衣装を着る会じゃないか
エロ衣装だと思うから、エロいんだ
こんなのただの遊びなんだからさ
変に気を廻したら、かえって変になる
なるほどそうですな判りましたわ
エリは納得してくれた パンツを穿いて下半身に透け透け布地のハーフパンツを付けた 上半身は、瑠璃子たちを見習って裸のまま
わー、パパ、アラビアンナイトみたいですの
アラジンみたいっ
アニエスと真緒ちゃんが、そう言う
じゃ、食堂に行きましょうご飯よ
みんなでゾロゾロと、脱衣場から廊下に出た
だけど克子姉
オレは、ふと思い付いたことを言う
オレたちは薄着フェアでいいけどさ
だけど、このお屋敷には今
お客さんたちだったら、夕飯は別室で食べていただいているわ
イーディとアーニャさん、それに寧ちゃんがそっちの担当をしてくれているわよ
ああ、工藤遙花さんと剣道マリアさんは、香月セキュリティ・サービスの施設の方に返したわだから、残っているのはグレース・マリンカさんとキョーコさんが連れて来た姉妹だけよ
東南アジアから来た少女暗殺者ドリル槍のドリィとアナ
3人には、あなたが目一杯入力したからちょっと、客観的になって考える時間を与えた方がいいからって、イーディが
ああグレースさんにしても、ドリル槍姉妹も 今日の昼間、オレたちの学校で価値観を引っ繰り返されたから
これ以上、頭の中に入力するとパンクしちゃうからってだから、今夜は別室であたしたちとは別に食事をしてもらって、そのまま休ませるそうよそれに
あなたも、そろそろ限界でしょあの人たちのことを気にしていたら、心が休まらないわ
グレースさんも、ドリィ&アナも 側に居ると、気になってしまう オレも何も考えずに、家族と過ごす時間が必要だ
ああ、でもあの子たちは居るわよ困ったことに
そんな話をしているうちにオレたちは、食堂の前に到着した
お待ちしておりましたわ、黒森様
忘れてたよ
さあ、食卓へどうぞ
他の子たちと同じように、透け透けの肌襦袢を綺麗に着こなしている2人組 武闘派お嬢様の栗宮素子さん そして、栗宮さんの警護役の御厨くるみさん 2人とも、実家に帰らずに今夜も泊まりに来たのか
さあさあ、こちらへ
さあ、こちらへ
強引でマイペースな性格の2人は、オレを食堂に誘う
急に暑くなってツラいです
今話を書きながら、久しぶりにマクロスFの曲を流したら
懐かしくて、涙が出ました
昔の作品よりも、ちょっと前ぐらいの作品の方がダメージを食らいます
ていうか、カンノ先生の曲が思いっき心に刺さる曲なんだよなあ
喪失感とか過去への郷愁とか、もの凄く感じる音楽です
1319.槍よさらば / 楽しい食卓
◇黒い森オリジナルメンバー
・工藤美智/15歳中学3年生みすずの警護役工藤流古武術の達人小柄で日本人
・不知火シエ/17歳桜子の警護役裁縫係として採用された
◇超お嬢様校の小6カルテット
◇新しく中学へ通うメンバー
◇ゲスト
・アーニャ/コードネームニキータ・ゴルバチョフミス・コーデリアの配下家族になる宣言をした
今朝のことで色々と考えたのですが
透け透け肌襦袢姿の武闘派お嬢様栗宮さんは言う
現代社会に、栗宮流槍術を広めるのは難しいとしてもわたくしは、槍を捨てるわけにはいきませんから
先祖伝来の槍の技は伝承させていかねばなりません
栗宮さんの警護役の御厨さんもそう言う
ですから、わたくしたちどうしても、黒森様の側室にしていただかなければならないのです
いや、それは論理の飛躍だろオレのところにいなくたって、槍の技を伝えていくことはできるはずだよ
オレには、そうとしか思えない
いえ、こちらに置いていただくのがベストの選択でございます
それは旦那様があたしのパートナーで、香月セキュリティ・サービスの実質的なオーナーだからよね
みすずが、やって来て2人に言う みすずの姿は瑠璃子たちと同じ革の首輪に、腰布のみパンティは穿いているけれど、おっぱいは丸出しだ
それだけでは、ございませんわこちらのお屋敷にはわたくしとくるみが、槍のお稽古をするのに充分なスペースがございますし
栗宮さんは、真顔でそう言う
それって全て、栗宮さんたちにとって都合が良いということよね旦那様にとって、あなたたちを受け入れるメリットは何も無いと思いますけれどどうなのかしら
みすずが、キッパリと言い切る
それはわたくしたち、誠心誠意、黒森様に生涯お仕え致しますわ
お料理、掃除、洗濯何でも致しますもちろん、お夜伽も
栗宮さんと御厨さんは、必死の形相でそう言う そこへ克子姉が、やって来て
うーん確かに栗宮様たちは家事全般がお上手だと思いますわちゃんと花嫁修業をなさってきたことは判りますでも
名家・栗宮家のお嬢様とその警護役に優しく言う
当家は今、家事を担当する人材には困っていませんわ
お夜伽もです旦那様には満足していただいていますから
克子姉の言葉に、みすずが付け足す
ていうか栗宮さんたち、何でそんなに焦っているんだよ
オレは改めて尋ねる
いや、栗宮家の中でこのままでは栗宮流槍術が伝承できなくなるとか、そういうことを心配しなくちゃいけない事態になったから、そんなに慌ててるんだと思うけどさ
オレにも、それぐらいの事情は判っている 栗宮家の中でも、栗宮流槍術にこだわっているのはこの2人だけみたいだし 当主が代替わりしたら、確実に流派は途絶えてしまうのだろう それ以前に、栗宮素子さんは女だから政略結婚で、どこかの家に嫁がされることになる そうなったら他家から嫁いできたヨメに、好きなだけ槍の稽古をさせてくれる家なんて、なかなか無いだろうし 栗宮さんたちは、槍を捨てざるを得ない状況に追いやられるだろう
あなた方のご事情は判りますですが、それはあくまであなたたちの家、名家・栗宮家の中で解決すべき問題だわ旦那様を巻き込むのは、筋違いだと思います
それは確かに、みすず様のおっしゃる通りではございますが
栗宮さんは困り顔で言う
ですが、黒森様はこれまでも、狩野家や鞍馬家など、他の名家の問題にも介入なさっていらっしゃいます
どうか、栗宮家も素子お嬢様をお助け下さい
御厨さんが主のために、オレに頭を下げる 鞍馬家にしても、狩野家にしてもどういう風に建て直すかの具体的な計画は、あらかじめジッちゃんたちが組んでいた オレがしたのは鞍馬家なら、美里とありすに警護役のミタマとキヌカ 狩野家なら桜子と取りあえず裁縫係として残している不知火シエさん 個別の女の子たちのことだけだ
名家の問題を、オレが勝手に受けることはできないよジッちゃんたちが、どう考えているのか聞いてみないといけないことなんだと思う
ジッちゃんは名家の世界を守ることをライフワークにしている 栗宮家のことも、何か考えているのかもしれない ていうか、ジッちゃんに直接聞く前に、翔姉ちゃんに尋ねるべきだな 翔姉ちゃんは、ジッちゃんの専任警護人だったからジッちゃんの栗宮家についての考えを聞いているかもしれないし 香月セキュリティ・サービスは、当然、栗宮家についての詳細な情報を持っているだろう
ちょっと時間をくれよ今はちょっと返事のしようがないからさ
オレは、栗宮さんたちにそう答えた オレは、食堂の中を見渡す 家族のほとんどが揃っているけれど翔姉ちゃんは居ない レイちゃんもいないな
みすず翔姉ちゃんとレイちゃんは
みすずたちの警護に付いていたはずだから、一緒に帰って来たんじゃないのか
お二人とも、香月セキュリティ・サービスの本社ビルですわ
あたしたちの送迎は、麗華お姉様が付いて下さったんですけれどお屋敷に到着した後、そのまま本社の方へ戻られましたあの
都心の方で、キョーコさんたちが騒ぎを起こされたので香月セキュリティ・サービスは、警戒態勢が最高レベルに上がっているんだそうです
あキョーコさんが、今日の昼間にミス・コーデリアと考案警察の眼を集めるようなことをしたんだよな そして、今夜は宝石ドロボウに行くって言ってた
対外的には香月セキュリティ・サービスは、キョーコ・メッサーと闘っていることになっていますから
そうだキョーコさんVSレイちゃんで、3ヶ月に1回のペースで特別番組を放送している
それに、香月セキュリティ・サービスは日本の上流階級専門の警護会社だ
こういう時に、きちっと警戒態勢を固めている様子を見せておかないと、顧客が不安に感じる
判った、夕飯を食べたら連絡してみるよ
オレの方から、電話してみた方が良いかもしれない
はーい、ご飯だよ
マナが台所から、料理を乗せたワゴンを押して現れる
お皿並べるのを手伝って
メグが、お皿や茶碗やお箸なんかを乗せたワゴンを押して来る
ルナ、コヨミちゃん、可憐ちゃんお手伝いですの真緒ちゃんは危ないですから、渚ちゃんのところに居て下さいですの
アニエスが、最年少チームを指揮する ああ、渚ももう帰って来ているんだ 克子姉と色違いの透け透けのネグリジェを着ている 店の閉店業務は従業員の人に任せて来たんだな 今夜はイタリアンね色んなピザとスパゲッティを作ったから大皿から取って食べて マナが、そう叫んで夕食が始まった
わーお、美味しいですの
ホンマに美味しいなあ
このお屋敷に来て良かったなぁ、エリちゃん
アニエスと双子が、そんなことを言う 確かに、料理の上手い克子姉が、マナや瑠璃子やメグたちにどんどん教えてくれているから この半年は、美味いものばかり食べている
そうやで、リエちゃんご飯が美味しいと、ストレスなんかなくなるわな
エリが、そう言った
みんなで、こんな格好してご飯を食べるのも楽しいし
裸身が透け透けの薄着フェアも、楽しんでいるんだ
女の子だって、たまにはハメを外して思いっきり、バカなことをしてみたいのよ
普通の家じゃ、こんなことできないしみんな家族だから、安心して楽しめるのよね
名家どころか普通の家でさえ、こんな風な半裸な姿での食事会なんて許されないだろう
うちは、ほらあなたの前では、みんな裸になるのが常識だから他の家族にも裸を見せ合うことができるのよ
何人かの例外を除いてオレの家族たちは、全員オレとセックスしている オレと性的な関係になることが、家族になるための最低条件だ
これでまたそんなに親しくなかった子たちが交流して、仲良くなっていくと思うわ
そうだよな家族が仲良くなっていくためのイベントはどんどん企画して、仕掛けていくしかないんだよな
オレの女たちは生まれ育った環境に幅が有り過ぎる 最初は家族でいることに馴れるまでは、同じような環境の子と一緒に居る方が良いだろうけれど 話をする相手が固定化しないように、時々、シャッフルしないといけない
あ、そのサラダはこっちのドレッシングでも美味しいんだよ
マナが桜子に言う
ああ、なるほど美味しいです
こっちのパンも食べてみてこれ愛お姉ちゃんの新作だから
まだ試作だけど
食事を話の核にしてマナが、桜子と愛の橋渡しをする
旦那様、これあたしが作ったんです
みすずが、小皿にスパゲッティを取って持って来る
うんどれどれ
オレは、早速、食べて見る
うん、美味しいよみすず
頬を赤らめる、みすず
ああ、みなさーんこのボンゴレは、みすずお姉ちゃんが作りました食べて見て、感想を言ってあげて下さい
料理は不慣れですので、忌憚のないご意見をお聞かせ下さい
みすずが、こんなにそう言うが
あんまり厳しいことを言うと、自分のお料理を食べてもらう時に逆襲されるわよ
あたしは平気よ料理なんて、絶対にしないから
雪乃は克子姉や渚と同じ、透け透けのネグリジェを着ていた
ま、食べてみてあげるわあたし、ママが料理評論家だったから味にはうるさいわよ
そう言って、みすずの作ったスパゲッティを自分の小皿に取り食べる
うん初心者にしては、悪くないんじゃないちょっと、ゆで加減が好きじゃないけれど
あ、ありがとう雪乃さん
みすずが、雪乃に礼を言う そう言えばみすずと雪乃の会話なんて、今までは全然無かったよな
お礼を言うことはないのよあたしは勝手に食べて、勝手なことを言ってるだけだから
でも、あたしで良かったらいつでも試食してあげるわよ
ええ、またお願いします
瑠璃子様だけでなく、みすず様もお料理を始められたのですねわたくしも教えていただこうかしら
お台所組は、大歓迎だよやってみたい子は、どんどん参加して
では、明日からよろしくお願い致します可憐さんも一緒に習いませんか
ありすは、名家のお嬢様の後輩の可憐に言う
ありがとうございますでも、わたくしは今は、パンの方をもう少し、お勉強させていただきたいと思っていますので
可憐は、そう答える
そうですの可憐ちゃんは、アニエスたちとパパのパンの準備のお手伝いをしてますの
ああ今の可憐は、アニエス、ルナ、コヨミちゃんたちと小6カルテットで仲良くなっていくのが最優先だ 今日から学校での生活も始まったし
もう少ししたら、アニエスちゃんたちと一緒にボクたちも、お料理のお勉強にも行くことになると思います
でも、今はパンの方に集中させて下さい
パン作りなら小6チームは、アニエスをリーダーにしてやっていけるけれど 台所に料理を習いに行くとなると克子姉やマナを先生と仰がないといけない 今はまだ人間関係を強化する時期だから、アニエスを中心にする形をキープしておきたいんだろう ルナもコヨミちゃんも判っている子だから 可憐は、中堅名家の令嬢で、セルフコントロールが効きすぎている子だ せめて、アニエスやルナたちような同い年子たちの前では自分の感情を素直に表現できるようになってくれないと困る そのためには、もう少し小6カルテットだけで親交を深めさせた方が良い
ほんなら、ありすちゃんうちらが一緒に、お料理を習うわ
わたしたちだとつまみ食い専門になってしまうかもしれんないですけど
リエとエリの双子が笑って言う
アニエスちゃんたちは、今日から学校だったけど
わたしらも、明後日から一緒の学校へ通うんや仲良うならんとアカンわ
マナお姉さんも、一緒の学校ですし
キヌカちゃんもや
水曜日から今まで学校に通っていなかった中学生たちも、新しい学校に編入する 今までとは違う環境に行くのだから、仲良くならないといけないという思いがあるんだろう
そうだね新しい学校のことは、後で集まって話そうよ
マナが双子やありすたちに言う マナが14歳の中学2年生で双子とありすとキヌカは中1だ 新中学への編入組ではマナが最年長となる
ほら、学校内で色んなことが起きた時に、あたしたちがどう対応するかとか話し合って決めておかないといけないし
そうですな大切なことですわな
エリが大きくうなずく
ありすちゃんや、キヌカちゃんは普通の学校は、初めてなんですもんな
ありすもキヌカも幼稚部から超お嬢様校だったから 名家の世界のそれも女子校のことしか知らない
それは、あたしも同じだよありすちゃんの行ってた学校ほどじゃないけれど
ああ、マナも白坂舞夏時代に通っていたのは、名門女子校だったっけ
庶民の学校のことやったら、わたしらに任せて下さいもっとも
うん、うちらも関東の学校は初めてですから、ちょっと勝手が判らないところもあると思いますけど
ていうか、わたしら関西では公立の中学だったしな
東京の私立とか、どういう子が通ってるのか今1つピンと来ないんです
双子は双子でそういう問題があるのか
その辺は、実際に学校に行ってみないと判らないよ私立の学校だと、校風で生徒の感じが全然が違うらしいから
だけど、どんな人たちに出会ってもあたしたちで結束して、何でも対応できるようにしておかないとさ新しい中学までお兄ちゃんに助けに来てもらうわけにはいかないでしょ
確かにマナたちの中学に、オレが乗り込むのは難しい
いや、本当に何か問題があったら行くけどさ
美智とイーディと月子とヤッちゃんを連れて乗り込むよ
最強の警護役と鷹倉神社の巫女と言葉の巧い寧を連れて行けば、大抵のことは何とかなるだろう
それでもダメなら、ミナホ姉さんも連れて行くから
それは困りますわ
うん、御名穂さんだとみんな震え上がってしまいますわ
ビビりまくって、オシッコちびる子も出ると思うわ
御名穂さんメッチャクチャ怖いもんな
双子のミナホ姉さんのイメージはそうなんだ
御名穂お姉ちゃんは、最終手段だよあたしたちに嫌がらせしてくる子とかが居て、その親がモンスター・ペアレンツだったりした場合には御名穂お姉ちゃんに駆逐してもらわないといけないから
ああ、そういう時は御名穂さんがおってくれると安心ですわ
納得する双子
大丈夫よ、御名穂お嬢様がお出ましになる前にあたしが行くから
あなたたちに悪さして来る子がいたら、あたしがブチのめしてあげるわ親が出て来たって平気よ警察沙汰や裁判になっても、ちゃんと対応するし絶対に負けないから
翔姉ちゃんやレイちゃん香月セキュリティ・サービスの人たちだって使えるからな
だから、もしイジメとかをやられた場合は、自分たちだけで何とかしようとせずにオレたちに言えよ
でも、なるべくわたしらだけで解決した方がええんと違いますか
そんなことは無いイジメみたいな嫌な思いは、耐えなくて良いそんなことでストレスを抱えるのはバカらしいよ環境が良くないなら、別の学校を探すしお前たちのためなら、どんな反則もやるよ黒森家の裏の力、香月家の表の力も、月子たちの巫女の力も、イーディたちの戦闘能力も全部使って、お前たちを助けるからだから、絶対にお前たちだけで抱え込むな
みんなも聞いてくれ今日から学校へ通い始めたアニエスたちも、ミタマや月子も他の子たちも学校とかイオの外で何か問題があったら、すぐに報告しろ家族に起きたことは、家族全員で対応するそれも、すぐに何とかするお前たちが、辛い思いをガマンすることは無いんだ
みんなが、オレを見てうなずく
判りましたの、パパ
アニエスがみんなを代表してオレに答えた
さっすが、ヨッちゃん
食堂の入り口から寧が入って来た 魅惑のダイナマイトボディの裸身を透け透けのネグリジェに包んで
はーい、みんな注目今日から、この子たちもあたしたちの家族になりまーす
寧の後ろから現れたのは 寧と同じ透け透けのネグリジェを着たアーニャと ドリィとアナの少女暗殺者姉妹だった 恥ずかしそうに、透け透けの胸元を手で隠す外国人姉妹は もう槍を手にしてはいなかった
ちょっと体調不良
変な時間の更新で済みません
て、すぐにまた次話を書かないといけない
1320.槍よさらば / 華麗なる挑戦者
自分たちと仲間の少女暗殺者13人を受け入れてくれるのならあなたの女になるって決心したみたいよ
アーニャが、ドリィとアナを見てそう言う ドリィが、オレには判らない言葉で何か言い出した アーニャが、それをふんふんと聞いて
今までは、自分たちが出会って来たのは命令する人間と殺す人間だけだったけれど、ここの人たちは違ったですって
狂った東南アジアの闇組織の女ボスに集められた孤児たち 人を殺す技だけを教え込まれ、ほとんどの少女たちが使い捨てにされてきた キョーコさんがその組織を壊滅させたことで、生き残った13人 その元少女暗殺者たちを全員、オレが預かることになる
あなたは殺さなくても良いと言ったその代わり、自分たちが生きていくための技をこれから学べと言ったそのために学習することを助けてくれると
アーニャが、ドリィの言葉を翻訳する
その通りだオレたちにできることは何でも協力する
オレの言葉も、アーニャがドリィとアナに伝えてくれた ドリィは、大きくうなずくとまた何かアーニャに言う
最終確認だがそれでも、わたしたちは槍を捨てなくて良いのだなですって
ああ、もちろんだ自分たちを守るための武器なら、捨てる必要は無いオレたちだって、幾つもの自衛手段を持っている家族を守るためには、戦闘力は必要だただし
オレは、ドリル槍姉妹の眼を見て言う
意味もなく、こちらから戦闘を仕掛けたり防衛のための戦闘でも、必要も無いのに相手の殺すのはダメだ人が死ねば恨みを買うその恨みは、次々に災いを引き起こすことになる
ドリィとアナは、真剣な顔でアーニャが通訳するオレの言葉を聞いている
もちろん家族の命が危険に晒されているのなら、どんな手を使っても敵を排除するオレだって、ためらわずに相手を殺す他に敵を無力化する手段が無いなら
実際にオレはシザーリオ・ヴァイオラを殺している 後悔は無い あの時オレが撃たなければ、オレの家族が殺されていた
お前たちの槍は、命じられた殺害対象者を殺すための槍でなく家族を守るための槍になるんだ
家族っていうのは、ここに居る子たちのことねっ
あ、これで全員じゃないよっまだ他にも居るから、おいおい紹介するねっ
新しい娼館に行ったミナホ姉さんや
香月セキュリティ・サービスの翔姉ちゃんとレイちゃんが不在だ
まり子と可奈センパイとエリカは今日は実家だし
茉莉花は週末しか来られない
マルゴさんがここに居ないのは、格闘技ビジネスの方の仕事へ行ったんだろうか
イーディが顔を見せないのは、グレースさんの相手をしているからだろう
とアニエスが小皿にスパゲッティを取って、オレたちの方へやって来た
これ美味しいですから食べて下さいですのっ
ドリル槍姉妹たちに、小皿を差し出す 月子がスッと前に出て来たのは、不測の事態に備えて巫女の力の届くように距離を詰めたからだ ルナとヨミも、姉と同時に動いた 美智とハイジも
ミタマとキヌカは、年少組のガードに廻る
ちょっと待ってね、今この子たちに伝えるわ
アーニャが笑顔で、ドリィたちにアニエスの言葉を伝える
ほら、フォークを持って来てあげたよっ
寧が、フォークを3本持って来た
えわたくしも
驚くアーニャ
だって、アーニャちゃんだって、うちの子になるんでしょ
皆さん今までのわたくしは、たまにここへ来て、ご飯を食べて、セックスして帰るだけのお客さんだったけれどでも、今日からは皆さんの家族になりますよろしくお願いします
日本式に深く頭を下げるアーニャ それから、寧からフォークを受け取りアニエスの小皿から、スパゲッティをクルクルっと巻き取って食べる アーニャは笑顔でアニエスに言うとドリィとアナにも、スパゲッティを勧めた それでドリル槍姉妹もアニエスの皿からスパゲッティを食べる
フーッ
少し興奮気味にお互いの顔を見合うドリィとアナ
いかがですの
心配そうに、アニエスが言うと
アーニャが、ドリル姉妹に味を尋ねる
美味しいって言ってるわこんなのは食べたことがないって
アーニャが、ドリィたちの言葉をアニエスに伝えた
良かったですのあっちのテーブルにもっと、色んなのがありますから食べましょうですの
アニエスが、ドリィたちを自分たちのテーブルに誘う
家族は仲良くしないといけませんからまずは、アニエスたちと仲良くなりましょうですの
いいかしら
アーニャが、オレを見るドリィとアナも うん邪念の無いアニエスに任せた方が、ドリィたちは良いよな 同じデーブルに巫女の力のあるルナとコヨミちゃんも居るしアーニャも一緒だ 他の子たちも、このままドリィたちの様子を見ていてくれるだろう
アニエス、頼むぞこの子たちと仲良くなってあげてくれ特に、こっちの2人は昔のアニエスみたいに、世の中のことを全然教えてもらっていないんだだから、ここで暮らしていくのにどうしたらいいのかを一つ一つ教えてあげないといけない
アニエスは半年前まで、地下室に監禁されていた
判らないことばかりだから、オレたちが優しくしてあげないと不安で怖くなると思うんだ
はいですの判りましたの
金髪ハーフ美少女の屈託の無い微笑みは天使の様だ
さっ、行きましょうですの
こっちでーす
アニエスたちのテーブルに、ルナたちが早速、アーニャとドリル槍姉妹の席を用意していた
じゃ行くわ
アーニャは、ドリィとアナを連れてアニエスに従って、席に着く
ま、アニエスに任せておけば大丈夫でしょ
キョーコさんから、残りの11人のファイルを預かっているよドリィとアナが、ここに慣れた頃に連れて来るって
ああ、その方が良いよな そうじゃないと、ドリィとアナも自分のことだけで精一杯で
他の少女暗殺者たちの面倒を見るのは難しくなるだろうから
12歳から16歳までの女の子ばっかりで人種はびっくりするぐらいバラバラそれでいて、みんな可愛い子ばっかり
暗殺組織の女ボスっていう人の趣味だったんだな
武装もね、あの子たちみたいなドリル槍だけじゃないみたいだよ鎖とか、吹き矢って子もいるみたいだしスコップの子もいたよ
スコップ
ほら、穴掘りとか雪かきに使うスコップだよ
え、そんなのを暗殺に使うのか
ヨッちゃん、何言ってるのスコップは第一次大戦以来、最凶の近接刺突兵器だよっスコップ、ヤバいんだからサイコ2って映画観たことない
サイコ2
ああ、観たことないなら一緒に観よう元祖サイコから観ようサイコ3と4は観なくていいからっヴァン・サントの98年のリメイクは時間のムダだから観る価値なしっ
とにかくあの子たちは上手くいったけれど、他の11人は判らないからねキョーコさんが、ここに連れて来る前に対策を考えないとね
ドリィとアナよりも物分かりの良くない子がいる可能性があるか
いや、ヤッちゃんそこまで心配することは無いと思うよ
キョーコさんが13人の少女暗殺者たちの中からあの姉妹を選んで、ここに連れて来たってことはさ
ああアニエスたちに取り囲まれて、仲良く食事を始めたな エリとリエもドリィたちに話し掛けている
ドリィたちさえ納得させられたら他の子たちは、ドリィたちに従ってくれるって考えたからなんじゃないかな
あのキョーコさんのすることなんだから
あ確かにキョーコさんのファイルを見たら、ドリィが一番年上だったと思うよ
他の子が実際に来てみないと判らないけれどあんまり心配しなくてもいいと思うよ
もちろん万全の態勢を整えておくし人数が多い分、今日、ドリィとアナを納得させるのに使ったよりも、時間も手間も増えると思ってないとね
少女暗殺者以外の人生があることを理解させ 命令されて殺すことだけの生活から、仲間を守るために生きる人生に思考を切り替えさせる
ドリィたちは賢い子たちだから、1日でここまで来れたけれど他の子は、もっと大変かもしれないからさ
ドリィに大人しく従ってくれて、反抗はしないと思うけれど そのことと、オレたちが伝えたいことを、ちゃんと理解してくれるかどうかは別の話だ
心の底で納得してないままだといつか暴発するからね押し付けじゃダメなんだ、自分自身で決心してくれないと
だからオレは、命令はしない
ヨッちゃんは、ホント我慢強いよねお姉ちゃん、ヨッちやんのそういうところ大好き尊敬してるよ
寧は、嬉しそうにそう言った そのまま、家族の楽しい夕食が続いた 正確には家族+栗宮素子さん、御厨くるみさんと 不知火シエさんか ああ、桜子の側に暗い顔して座っている ここでは警護役として採用されなかったから落ち込んでいるのか 誰かシエさんの話し相手になれる子は オレだと、主の桜子を奪われたみたいに感じてるだろうから今は心を開いてはくれないと思うし 名家の警護役だったからみすずや瑠璃子とは、対等に話せないよな 美智は超お嬢様校の後輩になってしまうのか ていうか、美智はハッキリとした性格の子だから、シエさんのウジウジしたところは嫌いだと思うんだよなあ ミタマとキヌカも武闘派だし 庶民でも無ければ、お嬢様でもなく、他の警護役とも合わないとなると 誰なら友達になれるんだろうか
ただ今帰りました
食堂にレイちゃんが入って来る
こんばんはまた、面白そうなことをやっていますね
香月セキュリティ・サービスの木下さんも一緒だ 木下さんは、愛用の武器粉砕フレイルを担いでいる 身長よりも長い棒の先に鎖と鉄球の付いた長柄武器だ
いらっしゃい今日はみんなで薄着フェアなのよ
じゃあ、わたしも脱いだ方がいいですか裸にはあんまり自信が無いんですけれど
この人も元・バンバルビー3のメンバーだから 常識が普通の人と違う
着替えたかったら、まだ透け透け衣装はいっぱいあるからどうぞ
うわぁ、どうしようかな麗華さん、どうします
木下さんは、レイちゃんに尋ねる
うーん、あたしはお腹がペコペコだからご飯を食べてから考えるよ
あー、そうですよねぇわたしもお腹が空いてますじゃあ、先にご飯をいただきます
ええ、そっちのテーブルに座ってマナちゃん
克子姉がマナを見ると
お皿とかはここにありますから自由に食べて下さい
2人のための食器を持って来てくれた
ありがとう、マナちゃん
レイちゃんが、礼を言う
それで、ご飯を食べた後なんですけれどわたし、誰をブチのめしたら良いんですか
え木下さん
ブチのめすところまではやらなくていいんだよっ相手は、栗宮家のお嬢様たちだから
槍みたいな武器で実戦している人と手合わせした方があの子たちには良いんじゃないかと思って
ていうか、わたし、槍も使えますよ子供の頃に一通り習いましたから
香月セキュリティ・サービスの道場に寄って練習用の槍を持って来たわあれなら、つっ突き合っても危なくないから
香月セキュリティ・サービスで槍の練習もしているの
朝の話だと槍を学ぶ人は、今の日本にはほとんどいないって聞いたけれど
スポーツ武道としての槍は、そんなに競技人口は無いけれど香月セキュリティ・サービスは警護の会社でしょ暴漢を防ぐのに、長い柄の武器は有効だわ
最近は警察とかでも、サスマタって柄の長い武器を使ったりしていますし
防犯用に、置いている施設もあるわよ
ああ、テレビのニュースで 暴漢とか、銀行強盗を取り押さえるのに先が大きくUの字型になっている白くて長い棒を使っているのを観たことがある
だから、警備部の研修とかでは槍というか、棒術の基礎は教えているわよ
競技スポーツとしては発展していないけれど長い柄の武器の需要はあるのよ
わたしみたいにメインの武装にしている人もいますから
木下さんが、笑顔でそう言うが
実戦でフレイルを使っている子なんて、あなただけよ
というより長柄武器のフレイルを日常的に持ち歩いているのは、世界中探しても木下さんだけだろう
何にしても、香月セキュリティ・サービスの中で長柄の武器の取り扱いが一番巧いのは彼女よだから連れて来たのよ
栗宮さんと御厨さんは自分たちだけで、家伝の槍術の稽古をしてきたから 本当に強い人との対戦をしてきていない
えーと、ケガをさせないレベルでちゃっちゃとノシちゃえばいいんですか
木下さんは相変わらず、高校生みたいな童顔で怖いことを平然と言う
て、言ってるけれど栗宮流槍術はどうするっ戦わずして、負けを認めちゃう
寧が栗宮さんを煽る
敵に背中を見せるようなことはできませんわ
栗宮素子さんは、まんまと寧の挑発に乗る
それじゃあ晩ご飯が終わったら、中庭でファイトだよっ
ぬふふふっと、寧が微笑む
台風だし、体調戻らず
ああ、スパゲティか回転鮨が食べたい
1321.槍よさらば / 中庭での対決
うっまい、美味いっス、美味しっ
後からやって来た香月セキュリティ・サービスの木下さんがもの凄い勢いで食事を平らげていく
追加で何か作ってくるわ
克子姉が苦笑して、立ち上がり台所へ向かう
はぁぁあのタイプの人は、お腹いっぱいに食べてもデザートは別腹とか言うんだろうね
寧も呆れ顔で、そう言う 長い棍棒の先に鎖と鉄球を付けた武器フレイルの使い手である木下さんが、栗宮さんと対戦することになった これはいいことなんだろうか
ヨッちゃんそんなに心配しなくて良いよどうせ、御名穂お姉ちゃん辺りからの指示だろうからさ
今日、学校でイーディがグレースさんをコテンパンに負かせたのと一緒だよ栗宮さんたちも、圧倒的に負けないとダメなんだと思う
グレースさんもさ格闘技大会でマルゴお姉ちゃんに負けたり、今朝キョーコさんに負けたことはそんなにショックじゃなかったんだよ5つも年下の高校生のイーディに負けて、初めて敗北を真剣に受けとめることができたんだ
同世代のプロ格闘家のマルゴさんや、伝説の国際重犯罪人のキョーコさんに負けるのはまあ、仕方ないと思える イーディだって、同じ大会に出ていたけれど一番軽い体重のクラスだったし 学校に連れて行って、制服姿も見せて実際に高校1年生なんだってことをハッキリさせた上で イーディは、グレースさんを圧倒的な力で、ねじ伏せた ここまでやられたら凹む
でも、木下さんは香月セキュリティ・サービスの警護人だよ年齢だって、栗宮さんたちより上だし
うん、そうだけどあたしたちは、そのことを知っているけれどあのお嬢様たちは知らないでしょ
木下さんて半年前に、香月セキュリティ・サービスに入ったばかりでしょしかも、表の仕事はそんなにしてないはずだから栗宮さんたちは、木下さんの正体を知らないんだよね
オレは木下さんが、バンバルビー3のメンバーだった頃から知っている だけど、何の情報を無ければ
木下さんてロリコンのダダドムゥおじ様を惹き付けちゃうくらいの童顔ロリータ・フェイスでしょ
そうだ何も知らなければ、木下さんは高校生ぐらいにしか見えない
栗宮さんたちからしたらレイちゃんが、香月セキュリティ・サービスの研修生か何かを連れて来たぐらいにしか思ってないと思うよだって、ほら木下さん、あの調子だし
わたし、スパゲッティとかハンバーグとか子供っぽい料理、大好きなんですよねーもちろんピザも大好きです
屈託が無いというかケラケラと無邪気に良く笑う イーディも、そうだけど 本当は、こういう開けっぴろげ風な人の方が実は怖い そのことを栗宮さんたちは、判っているだろうか
イーディだと計算ずくで、相手が油断するように仕掛けたりするけれど木下さんは天然だもんね何も考えずに、自然にああできるんだから恐ろしい人だよ
ピザビザピーザ、うっふん美味しーなっキャッホゥ
うん計算じゃない元から、ああいう人だ
改めて、考えるとルビーさんバービーさんて、木下さんの性格が判っていて、上手にコントロールしていたんだなぁ
いつも木下さんばかり闘わせて2人は後ろでサボッている印象だったけれど これだけ子供っぽい性格なのに鬼みたいに強い人だからな
いや、木下さんは香月セキュリティ・サービスに入ってからの方が、さらに強くなったと思うよやっぱり、あのままバンバルビー3に居たら今ほど伸びてはいないと思うな
バービーさんたちには、悪いけれど香月セキュリティ・サービスには、木下さんの能力を、さらに上達させるためのアドバイスができる人が何人もいるからさ
そうだなバービーさんたちでは木下さんの育成は、すでに限界だったかもしれない 香月セキュリティ・サービスには、大徳さんや張本さんみたいな、ホンモノのバケモノみたいに強い人がいるし 翔姉ちゃんみたいに、警護の技術を総合的に学んできた人もいる 木下さんを、香月セキュリティ・サービスに託したのもよく判る バービーさんたち自身も、現状のままではマズイと考えて
次のステップに進みたくてキョーコさんの部下になったんだし
ほら、栗宮さんが木下さんを何なの、この人って顔で見ているよね
寧の言うとおり、栗宮さんは食事を止めて対戦相手の様子をチェックしている
あれじゃ木下さんの本質には気が付かないかもな
そりゃ気付かないよ栗宮さん、木下さんみたいな人と闘うのは初めてだと思うもん
栗宮さんの弱点は実戦経験の不足なんだな
オレは理解する 警護役の御厨さんと、どれだけ槍の稽古を重ねても ホンモノの強者とガチの戦闘を経験しないと殻を破ることはできない 寧が、オレの言葉にうなずいた 食後すぐにオレたちは中庭に面した部屋に移動した もう夜で庭に出ると寒いからオレたちは全員、透け透け服のままだしこの部屋からガラス越しに、栗宮さんたちと木下さんの闘いを観ることになった 栗宮さんと御厨さんは、栗宮流槍術の正式な道着である白袴に着替えて来た 木下さんは、香月セキュリティ・サービスの職員らしく黒のパンツスーツ姿だ 中庭には、対戦者たち以外に見届け人としてレイちゃんと、ミタマ、月子の3人が出ている
これが香月セキュリティ・サービスの研修で使っている槍です
レイちゃんは、香月セキュリティ・サービスの研修施設から持って来たという暴漢撃退の練習に使う槍をオレたち全員に見せる
絵の部分はカーボン製でよくしなりますが穂先の部分は、ゴム製です人を斬ることはできません
なるほど白くてペロンとしたゴムの刃が黒い槍の先に付いている
麗華さーんどれくらい、やっつけちゃえばいいんですか
木下さんが、レイちゃんに尋ねる
ケガしない程度にううん、ケガさせないように注意して
レイちゃんは笑顔で、そう言う
はーい、判りましたー
木下さんの軽い言葉に、栗宮さんはムッとした表情を見せる
実戦を想定した稽古ということにしますから基本的に、相手をケガさせない以外のルールは有りませんどんな技をお使いになられても結構です
レイちゃんは、栗宮さんたちに言う
では、勝敗は何で決めるのですか
栗宮さんが、尋ねると
どちらかが負けたと自らの敗北を認めるまで続けて下さい
ああ、このお嬢様たちに負けを認めさせればいいんですねーっ簡単簡単、じゃ、チャッチャカやりましょうっ
木下さんは、気軽に言う
そんでわたしは、こちらのお2人をいっぺんにブッ潰しちゃって良いんですよね
え木下さんVS栗宮さんと御厨さん2対1の闘いなのか
あなたのお相手はわたくし1人で充分ですわ
栗宮さんは、木下さんを睨む
いえ、素子お嬢様わたくしが先に闘わせていただきますっ
御厨さんも、1人で闘う気だ
麗華さーん正直、ちょっとこっちの人はどうかと思いますけど
木下さんは、御厨さんを見てそう言う
お二方ともひよっこですけどこっちの人は、卵から出て来たばかりじゃないですか
御厨さんはまだ14歳だ プロ警護人の木下さんから見れば闘う相手として幼な過ぎるのかもしれない
失礼なことを言わないでくるみは、栗宮流槍術に入門して、もう8年になります
御厨さんと栗宮さんが強く抗議する
えたった8年
木下さんは、ニヤッと笑う
そんなんじゃ、基礎も終わってないじゃないですかぁ
木下さんに呑まれる、栗宮さんたち
あー、麗華さん判りましたこの人たちは、現在の自分たちの到達レベルが判っていないんですねぇ
木下さんは、レイちゃんに微笑む
だから、わたしがとことん、ブチのめしてあげないといけないんですねーなるほど、なるほど、わっかりましたー
木下さんはレイちゃんから、練習用の槍を受け取る
わたしはフレイル専門だからこういう先が重くないのは、久しぶりなんですけれど
ブンブンッと槍を上下に振る
ま、いっかこんなにペラペラな槍なら、ケガさせないで楽にいけそうだし
藤宮さん、わたくしにも槍を下さいませ
栗宮さんも、レイちゃんから練習用の槍を受け取る
くるみわたくしが闘いますあなたは、そこで見ていなさい
素子お嬢様
こんな人1対1で闘って勝たなければ、栗宮流槍術の名折れとなります
栗宮さんも、ブンッと槍を振る
栗宮流槍術は、戦国の世から続く戦場の槍です先祖代々受け継いできたこの技受けてみなさい
ザッと槍を構える
あの、栗宮様、老婆心ながら申し上げますが
横からレイちゃんが言う
その槍普段お使いになっておられる栗宮流槍術の槍とは、長さも重さもバランスも素材も異なっております
うん、栗宮さんたちの家の槍はもっと長い 材質もゴムの穂先にカーボンの柄とかじやないし もっと戦国時代そのままの重々しい槍だ
槍の違いをまずは確認なさって下さい
そんなこと藤宮さんに言われなくても、判っております
栗宮さんは、槍を上下左右にブンブン振ってしなり具合やバランスを確かめる 同じことを木下さんもしていた
麗華さーん、これ練習用って前のと違いませんかぁ新しい槍なんですかね前に使った時よりも、よくしなりますていうか、しなり過ぎぃ
うんカーボン製の柄が、波打つようにしなっている
あらこの間、新人研修用に追加した分よ前に発注したのと、同じ仕様で作ってもらったんだけれど
そんなことないです前よりも、しなってます後バランスもちょっと違うな前のより重心が2センチくらい後ろですね
そんなことまで判るんだ
判ったわ調達担当者をとっちめておくから
よろしくお願いしまーすま、これはこれで使えないことはないですけれどね練習用ですし
ビシッと木下さんは、美しいフォームで槍を構える
んじゃそろそろ始めましょう
ニィッと栗宮さんに微笑む
え、ええいいわど、どうぞ
栗宮さんも槍を構える
それでははじめっ
レイちゃんが、対戦のスタートを宣言する
トイヤァァッ
先手必勝とばかりに、栗宮さんが木下さんに突進する
ほいほい、ほほいほーい
鋭い突きを、木下さんは難なく避け栗宮さんの槍の先を靴でバコッと蹴り上げる 驚く栗宮さん
人の槍を足蹴にするとは礼儀知らずなっ
そんな、あなたのところのルールを持ち出されても困りまーす
木下さんは、槍を繰り出さず栗宮さんの槍を靴でガンガン蹴っていく ああ、これって靴の爪先と底に何か金属が入っているな
相手の槍の穂先を靴で踏みつけるなんてのは中国武術でよく使ってる手だしジャッキー・チェンの映画とか観たことないんですかーっ
映画が何なんですこれは真剣な闘いですわ
栗宮さんは、ギッと強く木下さんを睨む
判ってまーす真剣だからこそ何でもアリなんじゃないんですかーこれ実戦を想定したお稽古なんですからっあらよっと
木下さんは、ガシッと栗宮さんの槍の穂先を踏みつける
隙ありぃ
栗宮さんが槍から片手を離して、木下さんの身体に触れようとする あ女子格闘技大会の会場で見せてくれた気を打ち込む技
雷照印だ
残念、隙なしーっ
しかし、木下さんは栗宮さんの手が自分の身体に触れる前に華麗にすわっと躱す
うっわープロをナメ過ぎですよーっくぷぷっ
あなたの気の技は、相手の身体に直接触れないとダメなんですよねー知ってますよーんうっふふーん
木下さんは栗宮さんの技を知っている
わたしたちはプロだからあなたのことも、あなたの技のこともよーく知っているんですよねぇ
工藤さんで、ああ見えてとっても真面目な人ですから
レイちゃんが、工藤父の名前を出す そうだあの会場には、工藤父が居た 栗宮さんの技をこっそり見ていて雷照印という技の詳細を香月セキュリティ・サービスに報告していたのか
香月セキュリティ・サービスの仕事は、名家の人たちを護ることですが栗宮様が、何かの間違いで、香月家の敵になってしまうことだってあるかもしれませんから
わたくしたちは、常に考えられる全ての可能性を想定しています
だからちゃーんと、あなたたちの技だって調べ上げているんですよーっ
木下さんはニコッと微笑むと、槍を構え直す
そして今度は木下さんから、栗宮さんに突き込みを開始する
栗宮流槍術というものの弱点だって、知っていますよーわたしたちは、あなたたち以上にあなたたちの流派のことを知っているんですからっほほいほーい
鋭い突きがビュンビュンと打ち込まれる 栗宮さんは、防戦一方となる
あ、あなたたちに解析されるほど、栗宮流槍術は浅くはありませんわ
栗宮さんは、起死回生の一撃を木下さんに放つが
あっまーい
木下さんは、栗宮さんの槍を打ち込んだ腕が伸びきった瞬間に 栗宮さんの槍の穂先のすぐ下の柄をグワシッと掴んで ギヌワアッと、捻るっ 見た目は華奢だけど普段から重い粉砕フレイルを振り回している怪力の持ち主だ 栗宮さんは、あっさりと自分の槍を木下さんに奪われてしまった
ほらねっ
笑う木下さん
た、対戦中に相手の槍を掴んで奪い獲るなんて、考えられませんわ
栗宮さんは、反射的に抗議するが
えー、実戦じゃ何でもアリでしょこういう攻撃もあるかもしれないって、想定していない方がおかしいよね
木下さんは笑う
ほら、もうちょっとやりましょう槍だけに、ぷぷぷ槍は返してさしあげますから
木下さんは、ポンと栗宮さんの前に槍を投げ落とす それでも栗宮さんは、槍を拾い上げグッと強い眼で、木下さんを睨む
あー、それもダメダメ感情的になって、1人の敵だけに気持ちを集中しちゃダメですよー
だって、ほらもしかしたら、今この瞬間にあなたの後ろから、別の敵が斬りかかってくるかもしれないですよねーここに居るのがわたしたちだけじゃないかもしれないじゃないですか
こ、香月セキュリティ・サービスが、そんな卑怯なことはなさらないはずですわ
栗宮さんは、そう言い返すが
えー、わたしたちって結構、卑怯ですよプロですから、卑怯だろうが何だろうが、勝たなきゃダメなんですし
木下さんは、笑顔でそう言うと
わたしも、昔、バービーさんたちによく怒られましたーどんな時でも自分の周囲の状況をチェックしないといけないだから眼の前に見えている敵だけに集中しないで、戦場全体を俯瞰するように気を巡らせないといけないって
眼の前の敵だけに集中したら周りが見えなくなるということか
ぽやややんとリラックスしてた方が、周りの様子がよく判るんですよねーだからもっとヘラヘラしてないとダメだって、よく叱られました
ああ、イーディがいつもヘラヘラ笑っているのも、美智が常に無表情なのも同じことなんだ 試合なら、対戦相手はあらかじめ決まっているが 実戦では、横から何が飛び出して来るか判らない だから、眼の前に見えている敵だけでなく戦闘中にも、常に周囲を警戒し続けている その様子がヘラヘラしているように見えているのか
あなたの家の槍術だって最初は、戦国時代あたりの戦場での実戦経験から生まれたんでしょうからそういうことも、かつては判ってたはずなんですけどねー
木下さんは栗宮さんに言う
でも、江戸時代の270年間は長かったですから家伝の武術として伝統化していくうちに、実戦武術としての大切なことが色々と消えてっちゃったんでしょうね多分、そういうことなんだと思います
栗宮さんは、ジッと木下さんを見ている
特にあなたの流派は、家のご当主が代々受け継いできたわけですよねそうなると卑怯なことはダメだとか、華麗な技でないと名家の当主に相応しくないとかどんどん、使えない武術の方に変化しちゃうんですよ
実戦じゃ卑怯もへったくれを無いですからねー泥臭くても、生き残らないと意味が無いわけですから
そ、そんなこと判っていますわ
判ってないですよあなたの技を見れば判りますあなたの家の槍術はあなたの家の中だけで、三百年ぐらいグツグツ煮込まれて来たんですよねだから、有る意味においては美しく洗練されているんでしょうけれど、実戦武術としての力は失っているんじゃないですかはいやっ
木下さんが、また栗宮さんに打ち込む
ほいやほいやほいやっ
栗宮さんは、また防戦一方だ
ほらわたしの攻撃が受けづらいですわね何でか判りますかーあなたの家の技は和服を着た敵と闘うことしか想定してないから、死角がいっぱいあるんですよこことか、こことか
木下さんの槍が、栗宮さんを追い詰めていく
それに、昔の槍は重かったですしこういう軽いカーボン製のよくしなる槍ならどんなアクションができるかとか、考えて無いですよね想定して実践する力が、全然弱いんですよそういう想像力を身に付ける稽古をしてきてないみたいですから
木下さんは槍の柄の一番下を握ってブワンブワンと槍を蛇のようにしならせて、栗宮さんに襲い掛かる
こんな風にも使えまーすま、わたしたちはプロですから、中国武術や、銃剣術や、マーシャルアーツで編み出された近代的な棒術なんかのテクニックも、みんな身に付けてますし応用ができまーすでも、あなたの槍術は昔のまんま、江戸時代に日本にあった他の武術のことまでしか、研究対応できていないですよねー
木下さんは闘いながら、栗宮さんを諭していく
だから、勝てないんですよねーわたしには、ほいやっ
木下さんは、ゴム製の穂先でビシッと栗宮さんの手を打つ 栗宮さんは、槍を落としてしまった コロロンと、カーボン製の練習用槍が中庭の地面に転がる
手のそこのところを叩くと、どんなに握力のある人でも手を開いちゃうんですよそういうものなんです
木下さんは、そう言うと
でまだやりますか
わ、わたくしはまだ負けていませんわ
栗宮さんは、慌てて落とした槍を拾おうとするが手が痺れていて、拾い上げられない
そこまでにした方が良いと思うわ
みすずが中庭へ出る
栗宮さん、あなた自分と木下さんをよく見比べてごらんなさい
あなたは全身、汗びっしょりで、服装も乱れているわ
みすずの言う通り栗宮さんは白袴の道着が大きく着崩れていた 顔も汗の玉が、月明かりに光っている
だけど、木下さんは汗1つかいていらっしゃらないわ
木下さんの方は涼しい顔で立っている
それはそうですよわたし、汗かくほど動いてないじゃないですか
木下さんは、カーボン槍をビュンビュンしならせて言う 栗宮さんは改めて、自分と木下さんを見比べて
わたくしの負けのようですわね
負けを認める
でも、これは栗宮流槍術が負けたのではありませんわあくまでも、わたくし個人が未熟だったからです
いや、同じことですよ
木下さんは、平然とそう言う
今、栗宮流槍術を受け継いでいるのは世界中を探しても、あなたたち2人だけじゃないですか
栗宮流槍術は栗宮素子さんと御厨くるみさんしか、やっていない
ですからあなたの負けは、栗宮流槍術の負けですそこのところを間違えてはいけないですよ
場の空気を読むとか、一切、しない人だった 栗宮さんは、屈辱に打ちのめされている
木下さんはアホ可愛くて好きです
しかし台風はどうにかならないのでしょうか
1322.槍よさらば / もう一つの敗北
槍は、人類最古の武器の1つなんですよね
もちろん、最初は長い棒の先に石器をくくりつけただけのものですけれど鋭利な金属の刃が付けられるようになったのは、人間の歴史が記録されるようになった後ですけれど有名なのは、古代ギリシャの長槍と大きな盾で武装した兵が方密集して陣を形成して、前方に槍ぶすまを展開して闘うファランクスよそれが、アレキサンダー大王のマケドニア軍では、さらに槍の長さを増してサリッサという槍になりました
レイちゃんは、そこまで言うとハイジを見る
ハイジちゃんは、ヨーロッパのアカデミーで詳しく講義を受けているんじゃないの
昔の戦争は、今のように無線機で指示を出すようなことはできませんから司令官の命令を、どうやって全軍に伝えるかはとても重要でした槍を持った集団を戦闘部隊としてまとめて活用すれば、多人数を1つの意志の元で動かすことができますしかし、それには充分に訓練された兵士が大量に必要となりますからヨーロッパでは、古代から中世になって、それぞれの諸侯が自分の領地を経営する封建社会になると、槍を持った兵による密集陣は廃れてしまいました
騎士と傭兵の時代になるものね
しかし、15世紀にスイスがハプスブルク家の支配から独立する時に市民兵たちが、パイクという長槍を持って密集陣を作ることで騎兵に打ち勝ちました
それで槍の時代が復活するのよ
そうです銃が戦争に使われるようになった後でも、初期の銃は連射するのにとても時間が掛かりましたから銃兵の護衛と近接戦闘のために槍兵は欠かせませんでした16世紀にはスペイン軍が銃を持った兵と槍を持った兵を組み合わせて陣を作るテルシオという戦術を確立しますその後も、槍は17世紀になるまでヨーロッパの戦場では主戦力として使われます
ハイジが、そう言う
マスケット銃の先に剣を付ける銃剣が発明されたのよそれまでは銃兵と槍兵を別々だったけれど近接戦闘になったら銃に銃剣を取り付けて対応することで、全ての兵を銃兵にすることができるようになったのよ
ヨーロッパ各国の生産力が上がったことで、兵士たちに銃を行き渡らせることができるようになったことも大きいですそれ以前は、高価で複雑な構造の銃を大量に用意するのは大変でしたから槍の方が銃よりも安く簡単に作れますし
つまり、ヨーロッパでは槍は銃剣になったのよ
長い銃の先に刃物を取り付けて敵を刺したり、切り裂いたりする武器
現在の小銃は、取り回しが楽なようになるべく小さく、短い構造になっていますけれどそれでも世界中の多くの国が正式採用している小銃には、今でも銃剣が取り付けられるようになっているものが多いです銃剣で闘う訓練も近接戦闘は戦闘用ナイフに切り替えてしまった国も多いですけれどまだまだ行われています
ナイフよりも、リーチがありますからアメリカ陸軍では2010年で銃剣を教えるのを止めてしまっているけれど、海兵隊の方はまだ銃剣による格闘訓練を続けていますイギリス軍に至っては、フォークランド紛争でも、イラク戦争でも、アフガニスタンでも銃剣による突撃を実戦で行っています
21世紀になっても、まだ銃剣は使われている
現代では槍そのものは使われなくなったけれど槍の技は、銃剣に受け継がれているんです実際、日本でも明治に西洋の軍事技術を採り入れた時に銃剣も採用しましたけれど銃剣術として確立するのに、日本古来の槍術を参考にしています
それは、つまりわたくしたちの栗宮流槍術では、もはや時代に合わないということですか
栗宮さんが真顔で尋ねる
実戦に使う武術としては申し訳ありませんが銃火器がある時代には、槍は武器の主流になりません
レイちゃんは、キッパリと言い切った
古い形の武術を現代に伝えるという伝統保護ということなら、意味があると思いますが栗宮様の槍術そのものは、実戦では使えません
気の技が使えるのはスゴいと思いますけれどそれって別に、槍がなくても使えますよね
木下さんが笑顔で、そう言う
どうしても槍を使わないといけないってことでかえって、技の幅が狭くなってませんかわたしなら、もっと実践的なことを考えますけれど
木下さんは、自分の手にしている練習用の槍を見て
例えば槍の形をしてなくてもいいんですよあなたぐらいの年頃の女の子が、持ち歩いていても変じゃないものそうですねぇ例えば、日傘とか、ラクロスのラケットとか、ちょっと長めのモノを使ってモンモノじやなくって良いんです中身は特殊な金属とかを仕込んで、戦闘用に強化するんですけれどそういう武器を持ち歩けば、槍で学んだ技が流用できますよね
後は、わたしみたいに一般の人には何だか判らないものを平然と持ち歩くとか
木下さんは、練習用の槍を地面に置いて中庭の花壇のところに立てかけてあった粉砕フレイルを取りに行く
長柄の先に鎖と鉄橋の付いた重い武器は持ち上げると、ジャラリと鳴った
これも色とかに気を遣っているんですよーパッと見だと、武器だって判らないように
なるほど柄にピンクや青のラインが入ってたりする これだけでも、世間の人の眼を誤魔化すことができるんだ
ご自分の技を現実社会の中で活かしたいと思われるのなら現実社会の方に合わせないとダメですよ剥き身の槍を持ち歩いて許される国なんて、今はあり得ないんですから
木下さんは、クククと笑う 今のままの栗宮流槍術では古臭い武術としての歴史的価値しかない 今の時代に合わせるのなら、色々と考えないといけない
おっしゃることの意味は判りましたわ
栗宮さんはうつむいて言う 臣下の御厨さんが、心配そうに主を見た
でも、心では納得できませんかこうやって、結果が出ても
レイちゃんが、優しくそう言う
後は栗宮様の槍術を完全にスポーツ化して、一般に普及させるという道もございますが現代の一般の方たちに受け入れていただけるようにするためには、やはり元の槍術に手を加えることになります栗宮家に代々継承されてきたままの槍術では、普通の人たちのスポーツにはなりません
それもその通りなんだよな 武術の根幹である敵を殺す技という部分を削らなくてはいけない
藤宮さんは栗宮流槍術は、このまま途絶えてしまうべきだと言うのですか
栗宮さんは、強く言う
そんなことは申しておりませんこれからも栗宮流槍術を残していかれるおつもりならどんな形で遺されるのか、栗宮様がご自身でお決めになられるべきだと申し上げております
レイちゃんはきっぱりと言う
栗宮家のご先代様のように先祖代々の技を、そのまま、お孫様にお伝えして後のことは託すという方法もあります
お孫様というのは栗宮素子さんのことなんだろう 栗宮素子さんと御厨くるみさんだけが先代から栗宮流槍術の全てを学んだ 同じように素子さんも、自分の子や孫に江戸時代のままの技を伝えて その技をどうするかは、子孫に丸投げするという手もある
今ですら栗宮家の中で、槍を積極的に学んだのはわたくしとくるみだけですわたくしたちのことを苦々しく思っている者も家中には多いです名家としての体裁を保つためには、槍術は捨ててしまうべきだと直接言われたこともあります
今のままでは栗宮家の中で、槍の稽古をすることも禁じられてしまうと感じていますしかも、わたくしは女他家に嫁に出されるわけですし栗宮家本家の後継者に槍を教えることは許されないと思います
つまりこのままでは、栗宮素子さんの代で槍術の伝承がストップする可能性が高い
ですから黒森様の側室にしていただいて栗宮の名を受け継ぐ子供を産み、その子に槍術を伝えたいと思ったのですわ
側室なら、正式な結婚をするわけではなから栗宮さんの姓は変わらない 子供にも、栗宮の名を伝えることができる
気持ちは理解できますけれど少し勝手過ぎるとは思いませんか
ずっと栗宮さんの話を聞いていた、みすずが口を開く
それはみすず様のおっしゃる通りだと思いますがわたくしも、切羽詰まっておりますので
でも、あなたのお話は全て、あなたのご都合だけですわたくしたちの家に持ち込むのは、迷惑だわ
みすずは、強くそう言う 栗宮さんは、ガクッと中庭の地面に膝を付く 慌てて御厨さんが、主人に駆け寄った 取りあえず、これで 栗宮さんを負けさせることには成功した 問題はここから、どうするかだけど ドリィとアナがいつの間にか中庭に出ている ドリィが、木下さんが地面に置いた練習用の槍を持ち上げて
もしかしてあの子たちも槍の対戦がしたいのかなっ
まそうなんでしょうね観ているうちに血が騒いだんだと思うわ
アーニャが、そう言いながら中庭に出る
この子の相手は、わたくしがするわ槍、貸して下さる
アーニャは、栗宮さんにそう言う
アーニャさん槍の経験はあるの
わたしがもう一戦やってもいいですよー
レイちゃんと木下さんが、そう言うが
ちょっと、この子たちに教えないといけないことがあるのよわたくしもキョーコ様から、棒術の基礎ぐらいは教わっているわ
アーニャはそう言って、栗宮さんから練習用の槍を奪い獲るとブンッと振って、バランスを見る 同じことを、ドリィもやっていた
とっても大事なことなのどうしても今日のうちに、教えないといけないことだから
さっきあの子たちと仲良くしてくれてた子ああ、あなたね悪いんだけれど、あの子たちに手を振って応援してあげてくれる
アーニャは室内に居るアニエスに、そう言う
判りましたのドリィちゃん、頑張って下さいですのー
ドリィちゃん、頑張って
アニエスとルナたちが、笑顔でドリィに手を振った ドリィは、人に応援されたのが初めてなんだろう 戸惑った顔をしていたがアニエスたちを見て、軽く手を振り返す
それじゃあはじめてちょうだい
アーニャの言葉に、レイちゃんが
ではREADYGO
今度は英語で、対戦開始を宣言する まずは、アーニャがドリィに向かって、一撃を放った ドリィは、シュバッと避けると素早く廻り込んで、アーニャの背後を突こうとする アーニャも躱すが分が悪い さすが、普段からドリル槍を振り回してきたドリィだ 槍の扱いには、アーニャよりも長けている なんとアーニャは、ドリィに向かって手裏剣を放った ドリィは槍の穂先で、手裏剣を払い落とすと一気に間合いを詰める
チャイサァ
あ、これはアーニャは躱しきれない 誰もが、そう思った瞬間
ピギィィィィ
ドリィの動きが止まる どこから取り出したのか、手にピストルを握っていた しかも、その銃口は ドリィでなく、お屋敷の室内に居るアニエスに向けられていた
ムギィィィ
横から、ドリィの妹のアナがアーニャに突進するが
えいしょっと
木下さんがススッと動いて、アナを取り押さえる ドリィは、凍り付いて立ち尽くしたままだった
はいここまでよ
アーニャは、スッとピストルを下ろす
これでいいわこの子たちも、判ったはずだから
食堂に戻るとアーニャが、オレたちに説明してくれた
ドリィもアナも少女暗殺者だから、自分の命を捨てて対象者を殺す闘い方しか知らないのよ
落ち込んでいるドリィとアナに、アニエスたちが笑顔でアイスクリームを勧めていた
指示された暗殺現場に行って、捨て身で相手を殺すことしか教わって来ていないから大切な人を守る闘い方は、今まで経験してきていないのよ
さっきも、そうあれは遊びだったけれど、闘っている時のドリィには対戦者のわたくししか見えなくなっていたのよ周りが完全に見えなくなっていたわ
間合いも変でしたよねー相打ちになっても構わないから、相手を確実に殺しに行くっていうような、困ったちゃんの闘い方でしたもの
木下さんが、そう感想を述べる
だから、それじゃいけないって教えてあげたのよ
アーニャは、苦笑した
そういう闘い方じゃ守りたい人たちが守れないって、判らせたかったのよ
警護役ならばお守りする人の盾となるように、常に敵との間合いを計ります
そうですね敵の位置と、守るべき人たちの位置を常に把握して、できる限り危険を排除することに努めます
しかも、ありとあらゆる可能性を想定してね
アーニャが、ピストルを隠し持っているかもしれないということも考えて行動する
捨て身になるだけじゃ、大切な人は守れないそのことを、今日のうちに学んで欲しかったのよ
アーニャは言った
ほらほら、美味しいですのこのアイスクリームも、マナちゃんの手作りですの
アニエスが、スプーンですくったアイスクリームをドリィの口に差し出す
ホントに美味しいよ
コヨミちゃんが、自分の皿のアイスを眼の前で食べて見せて安全な食べ物であること示す
アナちゃんも、食べてよ
ルナが、アナにもアイスの皿を渡した それでアナが一口アイスを食べる
デリッシャ
アナが姉に、笑顔で報告する それで、ドリィもアニエスのスプーンに乗ったアイスをペロッと舐めた
ウィ
ね、美味しいですのはい、食べて下さいですの
ホンマ、美味しいアイスですわ
うん、美味しいなエリちゃん
双子も、アイスの美味しさをアピールする ドリィも自分でスプーンを取ってアイスを食べ始めた その顔には、笑みが浮かんでいる
守るということに気付かなかった自分が腹立たしかったんでしょうけれどこれで、あの子たちの闘い方は変わると思うわ
あの子たちは愚かではないから今まで、自分たちが身に付けてきた技術をどう家族を守るために活かしていくか、後は自分で考えるわよ
相手を倒すことだけに集中し過ぎてしまってアニエスたちのことを忘れてしまって、危険な目に遭わせてしまったという反省が ドリィとアナを変える
あなたたちも、そうよもっと考え方をフレキシブルにしなさい
アーニャは、これまた深く落ち込んでいる栗宮さんたちに言った
あなたたちが今持っている技術は素晴らしいものなのよそれは本当よ大切なのは、その技術をどう活かすかじゃないの
アーニャの言葉に、ハッとなる栗宮さん
その技術で何がしたいかを考える前にその技術を使えば、何ができるのかを考えた方が良いと思うわそっちの方が建設的だし前向きよ
うーむ、台風一過で小学生は夏休みらしい
しかし、私はこれから父を連れて、うちのお墓のあるお寺に行かないといけない
暑そうだなぁお坊さんの話が、また長いんだろうしはぁぁ
1323.槍よさらば / ハイ・リスク
◇チーム中1
・工藤美智/15歳中学3年生みすずの警護役工藤流古武術の達人小柄で日本人形のように美しい
◇武闘派チーム
木下さん、ご苦労様特製のケーキがあるんだけれど食べる
克子姉が、木下さんに言う
もちろん、いただきますっ
笑顔で答える木下さんは本当に、高校生ぐらいの女の子にしか見えない フリーの警護人の中には、木下さんよりもさらに幼く見えるネコさんが居る
ネコさん確か、小学生の子供がいるんだっけ
オレは壁の時計を見る そろそろ明日売るパンの仕込みを始めないといけない
パパあの
アニエスがルナたちとやって来る
兄さん、今日はちょっとボクたち、パンのお手伝いを休んでもいい
アニエスたちは、毎晩50円安い簡単なパンを作るのを手伝ってくれている
学校が始まりましたからアニエスちゃんと、明日の予習をしておきたいんです
コヨミちゃんがそう言う
さすが、私立のお嬢様校ボクたちが、思ってたよりも授業のレベルが上だったんです
わたしはたちも、しばらく学校をお休みしていましたから予習をきっちりしておきたいんです
ルナもコヨミちゃんも真面目な性格だもんな ああそれに 学校に初めて通うアニエスのことを考えてくれているんだ きっちり予習・復習をやっていかないとアニエスは、みんなの勉強のペースに付いていけなくなるかもしれない
可憐ちゃんも、一緒にお勉強してくれるそうですの
はい、公お兄様
ずっと超お嬢様校の生徒の可憐がみんなの勉強を見てくれるのは助かる
旦那様、この子たちのことは、あたしが見ますわ
高2のみすずが小6の子たちの勉強を見てくれるのは助かる いや、オレなら小学生に教えるのはちょっと怪しいけど、みすずは優等生だし
頼むよ、みすずアニエスとルナとコヨミちゃんと可憐は、今日からはパンの手伝いの方は、やれる時だけでいいから自分の勉強の方を優先してくれ
いえ、今日は学校の初日だったし、帰って来てから色々あって時間が遅くなっちゃいましたけれど明日からは、学校の予習とパンのお手伝いは両立させます
どっちもわたしたちにとっては、大切なことですから
うん、そうだねボクたち、明日からはどっちもちゃんとやるから
今日だけ、ごめんなさいですの
今日一日で、学校の授業の流れがだいたい判ってもらえたと思いますので今日は各教科ごとに、確認した方が良いと思うんです
アニエスと可憐も、真面目な顔で言う
お勉強するのなら、2階の書庫の隣の部屋を使いなさいあそこなら静かだし、テーブルと椅子もあるから
克子姉が鍵を持って来る
じゃあ、みんな今、克子姉が言った部屋で勉強してくれ
多分、その部屋はここが黒森楼だった頃に 地方から連れて来られて、オレたちの高校に通っていた娼婦たちが みんなで学校の勉強をした部屋なんだろう アニエスが元気にオレに返事をする
じゃあ、パパドリィちゃんとアナちゃんも、また後でですのっ
アニエスは、アーニャと一緒に居る少女暗殺者姉妹に声を掛けた そして、そのままゾロゾロと食堂から出て行く
アニエスちゃんたちは、偉いですわ
うん、うちらなんて予習なんてしたことないもんな
小6カルテットたちが退室したのを確認してから リエとエリの双子がやって来る
うちら、学校は明後日からですしお手伝いしますわ、お兄さん
お手伝いさせてもらいますお兄さん
ヨミもお手伝い致しますわ
エリ&リエの後ろからヨミさらにありすとキヌカもやって来る
わたくしたちも居りますわ
みんなパン作りの基礎は覚えてくれているから問題は無い
じゃ、パン工房へ移動するか
オレは、椅子から立ち上がるが 改めてアーニャとドリィとアナのドリル槍姉妹の様子を見る
この子たちはあたしが見ているから、平気よもう少し、身体を動かして汗をかかせるわわたくしたちは色々と迷った時は、取りあえず自分の身体をいじめた方が良いのよそれで、疲れさせて今日は早く休ませるわ
うん、ドリィとアナも頭の中を整理する時間が必要だろう 今日はもう、いっぱいいっぱいのはずだ
わたくしたちも、お付き合い致します
ミタマとハイジがそう言う 武闘派の気持ちは、武闘派の子が一番良く判っているか
だったら、地下のさ元・アニエスの部屋へ行ってみてよっ
寧が壁のモニターに、地下室の様子を映し出す
同じことを考えて、先に身体をいじめてる子たちがいるからさっ
モニターの画面には黙々とトレーニングしているイーディとグレース・マリンカさんが映る
ソコは違うネ踏み込みが甘いヨ、ジュン
もう一度だっ
何度でもジュンができるようになるまで付き合うネ
グレースさんも負けた記憶から再起しようとしている
ハイジちゃんアーニャちゃんたちを地下室に連れてってくれる
寧が、ハイジに言う
かしこまりましたこちらです
ええ、頼むわ
ハイジの先導でアーニャ、ドリィ&アナ、ミタマも食堂から出て行った
藤宮さんは行かないんですか
木下さんが、克子姉の持って来てくれたケーキを食べながら言う
今は大人が顔を出すべきではないのよだから、わたくしが顔を出すのは良くないわ同年代の子たちに揉まれることが今のあの子たちには必要なんですから
ドリィ・ルゥさんにアナ・ルゥさんニキータ・ゴルバチョフことアーニャさんも
そうか、アーニャもずっとキョーコさんとミス・コーデリアの配下でしかなかったから 今もみたいに家族の一員として積極的に、自分にできることをやっていくなんていうのは慣れていないんだ
わたくしより美智ちゃん、あなたはどうして行かないの
レイちゃんは、美智に声を掛ける そう言えば、今夜の美智はやけに大人しいな
向こうは、イーディが居りますから任せられます
美智は静かに答える
お屋敷の警備のためには自由に動ける人間が、一人は残っていないといけませんから
あら、それならわたくしがここに居るわよ
うん、監視装置のチェックなんかはレイちゃんも良く判っているしむしろ、レイちゃんはプロの警護人だから、完璧に使いこなせる
ま、美智ちゃんの気持ちは、だいたい判ってるけれどね
レイちゃんは、そう言って向こうのテーブルに残っている栗宮さんと御厨さんを見る
みすず、ありす、可憐は、アニエスの予習のために退席した
瑠璃子と美子さんは、夕食の片付けで台所に行ったからやはりここにはいない 名家の令嬢である栗宮さんは同じく名家の令嬢であるみすずたちには、立場的に今の落ち込んだ気持ちをオープンにはできない 他家の令嬢たちは、取りあえずみんな、栗宮さんの前から姿を消した そして、その上で 栗宮さんは、香月家の家臣であるレイちゃんや木下さんには現状の問題を相談するのは気が引けるだろうから、話し掛けられないと思う この武闘派の名家の令嬢たちが、今、一番気楽に話をすることができるのは 昔からよく知っている香月家の警護役の美智ということになる いや、さっきの栗宮さんが木下さんに負けた時にも、美智は、できる限り自分の気配を消していた だから、栗宮さんは美智には相談しやすいはずだ このまま、オレたちもパン工房に移動してここに栗宮さんたちと美智だけが残る様にすればいいのか レイちゃんたちも、時間差で移動してくれるだろう
よし、パン工房へ行くぞ
克子お姉さん、どうかしら
これで良いんですか
ええ、問題ないと思うわよ
今夜は愛、メグ、ヨミ、克子姉が難しい方のパンの方を仕上げている
兄さん、これでええですか
ありすや双子、ヨミたちとオレで簡単な方のパンを 教えたり、出来映えをチェックするのもパン屋を経営するための勉強だと言われている 実際にパン屋を始めたら、新人やアルバイトの子に毎日の様にパンの作り方を教え続け、出来映えを確認しなくてはいけなくなるから
エリ、ここのところラインをキッチリ出さなきゃダメだ
オレはエリが作ったパンを手直ししていく
あすんません
エリちゃんは、大雑把なんよ
リエが笑う
ありすとリエのパンは問題無しだキヌカは、逆にキッチリし過ぎだかちっと真四角にしないでもう少し、ふんわりとしたラインにしてくれ
こうよ、キヌカ
ありすが、手本を見せる
なるほど、判りました
キヌカがうなずく 生地をパンの形にまるめるだけでも、性格が出る 女の子それぞれの考え方や、何を重要視するかが判る 例えば、キヌカは時間が掛かっても全ての品を自分の理想通りに完璧に仕上げようとしているけれど エリは、なるべく短時間に合理的にたくさんのパンを仕上げることに注目している ありすは、教わった通りのことをそのままマスターすることしか考えていない リエの方が、自分なりに工夫してみようという意志が見える 同じ13歳、チーム中1でも違う いや、アニエスたち小6カルテットよりも性格や考え方の違いがハッキリしている アニエスたちの方は、お互いの仕事を見てなるべくパンの出来映えを平均化しようとするから周りの子に合わせようという気持ちが強い
このメンバーで、明後日から学校へ行って同じクラスになるんよね
リエが、ポツリという ヨミとマナも一緒に新しい中学校に通うことになるが、学年が違う 二人は14歳、中2だ
ま、大丈夫ですわメンドくさい子がやって来たらうちとリエちゃんで、ありすちゃんとキヌカちゃんは守りますから
敵ならば、わたくしが全て排除致します
キヌカが、そう言うが
いやいや、ちゃうんよありすちゃんもキヌカちゃんも、お嬢様学校のことしか知らんやろ
普通の学校は色々と面倒なことがあったりするんよ
リエもうなずく
一発カマさんといけないような相手の時は、キヌカちゃんに任すけど
上手く立ち回らないと、エゲツないことを仕掛けて来る陰湿な子もおるからな
せやから、うちらがそういう子たちからガードするわ
うん、何か仕掛けられて来たら、相談してな反射的に行動するとエゲツない子らの思うツボにハマッたりするんですわ
悪意のある子は、何をしてくるか判らんからな
ネチネチと集団で、イジメようとしたりするもんな
この双子は、関西ではハミ出しヤクザの親のせいで色々と苦労してきたから 警戒心が強いんだよな
だからこそあなたたちだけで処理しようとしないでわたくしを頼りなさい
ヨミが笑顔で双子に話し掛ける
わたくしの力は、そのためにあるんだから
判ってますわ何かあったら、ヨミ姉さんの無敵の巫女の力に助けてもらいますわ
でも、そこまでコジれる前まではわたしらが
いや、コジれる前でもヨミやマナに相談しろ
エリやリエだって、東京の学校ははじめてなんだからさローカル・ルールの違いとかだってあるかもしれないだろ
それはでも、それやったらヨミ姉さんだって、京都から来た人やないですか
いや、だからヨミには相手の心を読み取る力があるんだから悪意で何か仕掛けられているのか、生活文化の違いなのか、すぐに判るじゃないか
エリもリエも明確な悪意を感じ取るのは敏感だと思うけれど敏感すぎて悪意だか何だか判らないものまで、悪く感じてしまうんじゃないかと思うんだよ
だから、相手の言動ですぐに敵と決めつけないでヨミちゃんに1度、見てもらいなさいその方が間違いがないわよ
逆に、エリとリエとキヌカも、学年は違うけれど、ヨミとマナのクラスも見に行ってくれ特にキヌカ警護役は、お前だけなんだから
キヌカは、大きくうなずいた
何か大きな問題が起きたら、オレや家族が助けに行くでも、普段はエリとリエとありすとキヌカ、それにヨミとマナしか居ないんだからお互いに助け合ってくれ自分が何とかするじゃなくって、他の子たちの力も頼れよ
双子ちゃんたちが、頑張りすぎるのも良くないよ
オレの言葉に、愛が付け足す
双子ちゃんたちは、テレビに出ていて有名人なんだから
そうね、あなたたち目立つからあなたたちの言動のせいで、アリスちゃんやキヌカちゃんたちの立場が悪くなることだって考えられるわ
嫌な子と仲良くしろとは言わないけれどなるべく敵を作らない様に、意識している方が良いわよ愛想良くねやっぱり、第一印象って大切だもの
こういう時は、普通の子のメグの言葉が効力を発する
うん、オレとかもメグがクラスの中に、たくさん友達を作っててくれたから、すっげぇ助かっているもんな普段の生活で周りの子に信頼されているっていうのは大きいよ
戦略的に、周りの子たちに好かれるように努力した方が良いわよこれからは、双子のあなたたちだけの学校生活じゃ無いんですから
克子姉が、優しく双子に言う
そうやなうちらのせいで、ありすちゃんやキヌカちゃんの評判まで悪くなったら申し訳ないですわ
気を付けて、愛想良くしますわ
双子は、納得してくれた と、そこに
お台所が済んだから、手伝いに来たよ
何をしたらよろしいですか
マナと瑠璃子が、パン工房に入って来る エース、二人の登場でパン工房内の作業は一気に捗った
よし、後は明日の朝だみんな、ありがとう
今夜、やっておかないといけない作業は全て終わった
さ、食堂へ行ってお茶でも飲みましょう
オレたちはパン工房を出て、作業用の白衣や帽子を脱ぐ ああもう透け透け衣装は着ていない 晩の作業をする前に、全員、着替えた 食堂へ戻ると レイちゃんや木下さんはもう居ない 美智と栗宮さんたちだけがさっきのまま、残っていた 栗宮さんが、オレの姿を見てやって来る
お尋ねしたいことがあるのですが
オレは笑顔で、答える
黒森様はなぜ、パンを作っておられるのですか
見ると、食堂の壁のモニターにパン工房のカメラ映像が映っている ああ、美智がオレたちがパンを作る様子を、栗宮さんたちに観せていたんだな
世界中どこに行っても生きていけるようになるためです
とりあえず、美味いパンが焼ければどこへ行っても、家族を養うことはできると思いますから
オレは最近なぜ、克子姉がパン屋になろうとしたのかが判って来た 絶望的な娼婦の生活を送りながら克子姉が何を夢見ていたのかを
でも、黒森様はみすず様のパートナーでいらっしゃいますし
いずれは香月グループの要職に就かれるのですわビジネスのお勉強として、パンのお店を経営なさるのは判りますが、なぜご自分でパンをお作りになられているのかわたくしには判りませんわ
ああ経営するだけなら、パンを焼くのが上手い人を雇った方が早い この人も名家の令嬢だから、そう考えるんだろうな
世の中どうなるか判りませんから
今はオレたちは、香月家のジッちゃんに保護されています香月家の力に守られていますから、一部の敵対勢力と闘うだけで済んでいます
ジッちゃんの政財界の人たちへの影響力があるから とりあえずは、他の権力者たちに潰されずに済んでいる
でも、これから先もずっと、そうとは限りませんから
ジッちゃんは、高齢だ もし、今、ジッちゃんが倒れたらみすずも瑠璃子も、まだ若い 香月家の力の移譲は間に合わない
もちろん、ジッちゃんは色々と考えてくれていますしオレたちも、何もしていないわけではないです
ジッちゃんは、歌晏さんや他の名家の人たちにみすずや瑠璃子の保護を頼んでいるだろう 名家・香月家の血筋を絶やすわけにはいかないと助けてくれる人は多いと思う 今、香月グループの経営を任せている司馬さんだってみすずたちを見捨てることはあり得ない
だけど、最悪な状況も想定していないといけませんから
最悪な状況とは
日本政府がオレたちを潰そうと考える可能性だってありますから
黒森家の本質は犯罪組織なのだ 公安警察は、今、この瞬間もお屋敷の外に監視員を置いている
香月家ごと、オレたちを潰そうと考えるヤツだって現れるかもしれません
まさかそんなことは香月家は、日本の名家の要ですわ
栗宮さんが、そう言うが
何百年も続いた伝統ある家だからって確実に護られるわけではないですよ悪意のある人間が権力を持てば、何を仕掛けて来るか判りませんから
だから、オレたちは最悪の状況になった時は、いつでも日本から逃れて別の国で生きていくことができるようになっていないといけないんです
パンだって生き残るための技術だ
栗宮さんオレたちにくっ付いたら、栗宮流槍術を守り続けられるって、あなたは思ったのかもしれませんけれど
香月家の力に守られることで 子供の頃から名家の世界で生きてきたこのお嬢様は 香月家の力は、絶対的だと信じている だがこの世の中に絶対的な力なんてない
それは間違いですオレたちは、栗宮さんが思っているほど安泰じゃないです敵は多いですし、生き残るために必死で努力していかないといけません香月家の中から裏切り者が出て、オレたちが追い落とされることだってあり得るんです
香月家には面倒な分家たちも居る その中には、権力者と手を結んで本家を乗っ取って、黒森家を排除しようと考えているやつだって居るはずだ
もちろん、そんなことにならないように気を付けますけれど何が起きるか判らないのが世の中ですから
栗宮さんは、オレの言葉にゾクっと震える
常にファイティング・ポーズを取り続けて闘う意志を見せていかないと、家族全員、皆殺しにされますそういう世界に生きているんです
生きることは、守ること闘うこと死ぬまで、闘い続ける意志を持ち続けることですから
信念を伝える
栗宮家の中に居る方が、まだ安全ですよここは最前線ですから
笑顔を作って彼女に言う
オレたちと一緒に居るってことは、メチャクチャ、リスクが高いことなんだってこと判って下さい
昨日は、お寺の施餓鬼へ行ったのですが
たくさんの檀家の人たちが集まって、一斉にお墓にお線香を焚くと
墓地中が煙で白くなるという恐ろしい光景を観ました
ていうか、暑すぎ坊さんの話、長すぎ
1324.槍をさらば / 不快感
オレの言葉に栗宮さんは
黒森様は国外へ脱出しなくてはならない事態まで想定なされて、すでに準備なさっているのですか
すっかり驚いている
はい、そういうことです
そんなことってだって、黒森様は香月家の
ああ、その辺で思考がショートしちゃってるか
だって、仕方ないじゃないですか思い通りにならないのが、人生ですよ
オレもそうだし、みすずたちもそうみんな、自分の意志と関係無く、色んな運命に翻弄されながらそれでも何とか幸せになれるように、ベストの選択をしているんです栗宮さんだって、そうでしょ
オレは栗宮さんの眼を見て話す
あなただって、このままだと栗宮流槍術を子孫に継承することができなくなると思ったからあなたの意志に反して、そういう事態がやって来てしまったからイチかバチか、オレの側室になって、香月家の保護を受けようと思ったんですよね起死回生の荒技として
この人はこの人で、自分の運命と闘おうとしている
それは荒技ではありません禁じ手ですわ
振り向くと桜子が居た
どうしたんだ、桜子
夕食後、しばらく姿が見えなかったけれど
シエと少し話をしていました
ああ、子供の頃から警護役を勤めている不知火シエさんか このお屋敷には警護役としてでなく裁縫係として採用したけど まだ落ち込んだままなんだろうか
そしてシエと話すことで、わたくし自身のことも見えて参りました
わたくしは黒森様や、みすず様、他の皆々様のお優しさに甘え過ぎております
シエが裁縫係という役職をいただいたようにわたくしも、黒森様の家族として何かのお役に立たなければならないということに、今更ながら気が付きました
ここのお屋敷に暮らしている方々は、みんなそれざれのお役目を精一杯頑張っていらっしゃいます他の方を働かせて、遊び呆けている人は一人もいらっしゃいません
そんなことは無い 雪乃は、家事とか一切やらないと、言いたいところだが 雪乃だって、週に1度、テレビに出るという仕事をしている テレビの放送では新しく番組のレギュラーになったエリとリエやミタマのフォローもちゃんとしてくれているし ふんぞり返っているだけで何もしないというわけではない
わたくしも早急にわたくしが果たすべき役目を見つけます
桜子は、オレに約束する そして、桜子は栗宮さんに向き直り
栗宮様、お判りですかあなたも、こちらのお屋敷に置いていただくためには、こちらの家族のために何かの役目が果たせなければいけないんですわ何もできないのにこちらに住まわせていただいて、槍のお稽古を好きなだけしていられると思ったら大間違いですわ
わ、わたくしはいえ、わたくしとくるみが、黒森様の側室としてお仕えするというのでは不十分だとおっしゃるのですか
桜子を見つめる栗宮さん
本当に、判っていらっしゃらないのね
桜子は、ハァと溜息を吐いた
栗宮様が、黒森様の側室になるということで、メリットを得るのは栗宮様側だけですわ黒森様や香月家にとってはデメリットでしかありません
なぜですわたくしは
栗宮さんは、自分の家柄や容姿に自信があるのだろう
わたくしとくるみは黒森様に生涯を捧げるとお誓い致しますわ黒森様以外の殿方には、一生、身体を許しませんお望みの行為はどんなことでも致します黒森様のお子を産みます栗宮流槍術師範としてこの誓いは命を賭けて守ります
栗宮さんは強く言う
もちろん、わたくしたちは側室でございますから公の場には、出ません黒森様の正妻になられるみすず様には、決して逆らいません他の皆様のお邪魔になるようなことも、決して致しませんから
栗宮流槍術を守るためにオレの側室になるのか そして、オレとの間に生まれた子に栗宮の姓と槍の技を伝えて、栗宮流槍術の後継者にしたいと考えている
そのお考えが迷惑なんですわ
黒森様もみすず様も、まだ高校生でいらっしゃいます正式にご結婚なさるのは数年先になるはずですわ名家の世界にも、香月様が黒森様をみすず様のパートナーとして認められたというお話は伝わっていますが、正式に婚約なさったというお話にはなっていません
うんオレたちは、まだ婚約とかまでは公表していない あくまでもパートナー宣言だけだ 名家の人間でないオレが正式に香月家の一員になるためには 香月家の分家や、他の名家にまだまだ、根回しをしないといけない
この状況でみすず様を差し置いて、栗宮様たちが黒森様の側室になるというのは問題ですわみすず様の沽券に関わりますまた、まだ16歳の黒森様が名家の令嬢を側室に迎えるというのも、様々な方の反発を招くと思います
正式な婚約もまだなのに 高校1年生のオレが、みすずの他に側室を作ったなんてことが他の名家に知られたら オレたちの評価は、メチャクチャ下がるだろう みすずは女としての魅力が不足しいるということになるし オレは、ガマンの効かないセックス中毒者だと思われる しかも側室にしたのが名家・栗宮家の令嬢となれば 大変なスキャンダルになる
で、ですが黒森様はすでに、桜子様や他の方たちも
ええ、わたくしや水島可憐さん、鞍馬ありすさんたちも黒森様の女にしていただきましたでも、そのことは世間の皆様には、お知らせしていません
桜子の言う通り名家の令嬢たちは、香月家にお預けになっているというのが正式な発表で オレの女になっていることは、内緒になっている この秘密は、これからもずっと隠し通されることになるだろう
でも、栗宮様の場合は栗宮様たちが、栗宮家を離れるためには黒森様の側室となったことを世間に公表するしかないのではありませんか
栗宮家は栗宮素子さんを普通に他の名家に嫁がせたいのだから それでは栗宮流槍術が続けられないからオレたちのところに転がり込もうというのは、あくまでも栗宮素子さんの計画だ 香月家と繋がりのある男の側室になったと公言することで、自分の家に他家に嫁に出すのを諦めてもらおうということなんだよな だから、側室になったということは世間に知らしめないと効果が無い
それで、あなたたちは自分の家から離れて、このお屋敷で思う存分、槍のお稽古をすることができる栗宮様たちにとってはメリットのある計画ですでも、香月家や黒森家にとっては迷惑なだけです
うんオレたちにとっては、悪い評判が広まることになる 特に、みすずが居るのに、さらに側室を作るオレはメチャクチャに叩かれることになるだろう ただの庶民が、みすずのパートナーに選ばれたということだけでもヤッカム人間がいるのに さらに、他の名家の令嬢まで側室にするんじゃ そんな高校1年生気持ち悪すぎる
判りましたね栗宮様は、どこまでもご自分の都合だけで今回の側室のお話を持っていらしたんです黒森様やみすず様のことを、真剣に考えてはいらっしゃらなかった
桜子様のおっしゃる通りだと思います
栗宮さんは、自分の計画の甘さを認めた
みすず様は、お優しいから気付いていらっしゃらないフリをして、席を外しておられるんですわですから、わたくしが僭越ながら、苦言を呈させていただきました
名家の令嬢である栗宮素子さんに、真っ正面から意見を言えるのは 3大名家の1つ、狩野家の娘である桜子でないとダメだったんだ 他の子が同じことを言っても栗宮さんは反発するだけだったと思う
黒森様申し訳ございませんでした
栗宮さんは、顔を青くしてオレに謝る
いや、いいんだよそんなことは
栗宮さんが槍を続けていけるようにオレにできることはあるんだろうか ジッちゃんに頼んで栗宮家に、素子さんたちが自由に槍の稽古ができるように話してもらうとか 栗宮さんたちの結婚相手も生まれた子供に、栗宮流槍術を伝えることを条件にしてもらうとか ダメだな 幾ら、香月家が名家の束ね役だとしても独立している名家に、そこまで細かいことを要求するのはマズイだろう それに、この件にジッちゃんを巻き込むのは筋違いだ ジッちゃんの持つ影響力は、オレ自身の力ではないんだから
美智栗宮さんと何か話したか
はい、同じ古流武術を継承する者としてわたくしの意見をお尋ねになられましたので、率直にお答え致しました
美智はいつもの無表情で答える
わたくしの場合はわたくしの代で、工藤流古武術が滅んだとしても、仕方ないと思っていますそうなったらそれが武術としての寿命であったと思うしかありません
武術というものは、多くの人間に伝われば良いというものではありませんから多くの人間に伝授することで次第に本質から遠ざかることもあります
ああスポーツ化して、たくさんの人たちがやるようになって 元の武術とは異なるものになるケースもあるよな
かといって、古の技をそのまま受け継いでいけば良いというものでもありません武術もまた生き物ですから、時代によって変化も致しますいえ時代に合わせて変化させなければ、武術でなくただの伝統芸能になってしまいます
栗宮流槍術の場合昔ながらの美しい朱塗りの槍で闘う技ら関しましては、もはや芸能でしかありませんその様な槍を持って闘うことが、現代においてはあり得ないことになってしまっているからです
昔ながらのホンモノの槍は持ち歩くこともできない
実践武術として再建するのなら先ほど、麗華お姉様が示されたように、暴漢対策としての棒術に栗宮流槍術の技を活かすとか、そういう方向性に向かうしかありません