どうですお姉さんこれがセックスですわ
お姉さんは今、わたしらのお兄さんにレイプされているんですよ
お姉さんもお兄さんも、裸んぼで身体の中で一番、エッチなところを擦り合わせているんです
お兄さんのオチンポが、お姉さんのオマンコに入り込んでいるんですわ
双子が言葉で瑞希を辱めていく
いやぁぁわたくしはわたくしはあああっ
瑞希が、眼からぽろぽろと大粒の涙を零しながら喘ぐ
気持ちええですかお兄さんに犯されるのは
お姉さんみたいに、気の強い人の方がハマるんですわ
すぐにまた欲しくなりますわ
お兄さんにレイプしてもらいたくてお姉さんの方が、我慢できなくなりますから
エリとリエが、犯されている瑞希を撮影しながら言う
そうなんだよねえうちの家族ってホントは気の強い人ばっかりだから
そういう人の方が犯され好きになってますよねぇ
マナとヨミが、うなずき合う
いやぁぁ、わ、わたくしはわたくしは石神家の石神家の娘ですわぁぁ
瑞希が言う
こんな辱めを受けてしまった以上はぁぁ死にます死んで、父と母にお詫び致しますわぁぁ
そんなことは許さないぞ、瑞希
瑞希の中に、グンツと強く突き込むッ 彼女のおっぱいをギュッ握りしめた
いい加減気付けよ
固くシコッた乳首を、指の腹で擦り上げるッ 腰の動きを少しずつ、加速させていく
お前はただの女だ
うううっ、あああっ
名家の令嬢なんてのは後から付いて来たオマケの肩書きなんだよ
ああっ、あああーっ、あぅぅ
ただの女だから、こうやって瑞希のマンコは、オレのチンコを受け入れるようにできているんだ
いやぁぁ、そんなこと言わないで下さい
瑞希は震える
オレは名家の人間じゃないだけど瑞希とセックスできてるオレの精液は、瑞希を妊娠させることもできる
いやぁぁ、それだけは嫌です許されないですわ
オレに犯されながらオレを見上げている瑞希
だから許されるとか許されないとか、お前が決めることじゃないんだよっ
オレの中で、モクモクと射精欲が高まって来た
そうだよあなたはお兄ちゃんにレイプされているんだから妊娠させるかどうかは、お兄ちゃんが決めることなんだよね
いやぁぁ、困りますわたくしわたくし
瑞希の胎内が、キューッと締まった
射精しそうだ瑞希
瑞希は、全身で恐怖に震える
嫌ですわ絶対に嫌です許さないわたくしは石神瑞希は、それを許しませんッッ
オレにレイプされているというのに 彼女の本性高飛車なお嬢様の性格が飛び出して、オレに命令するッ びゅびゅ、びゅッッ 石神瑞希の胎内でオレは弾ける
ぁこれ何ですの
大きく眼を見開いて石神瑞希は自分の胎内で起きている現象を尋ねる
お腹の底に、温かいお湯を注がれてる感じでしょそれが膣内射精されている感覚だよ
お姉さん、今、中出しされてますわ
うん、お兄さんの精液が、びゅるびゅるって子宮に飛び込んでますよねわたしらも、よう知ってますわ
エリとリエが言った
その温かいのが、あなたの卵子と結合したら赤ちゃんが産まれます
う、ウソですわ、こ、こんなこと
ウソじゃないまだ出てるぞうううっ
オレは、キュッと肛門を締めて最後の一滴まで、石神瑞希の中に放出する
ああわたくし汚されてしまった
石神瑞希は
わたくしもう、お嫁には行かれないんだわ
石神瑞希の眼から、またポロポロと涙の滴が零れる
4日ぐらい睡眠時間を削りまくらないいけない状態だったので
修羅場を抜けたら、爆睡してしまいました
慌てて、朝、書きました
今日からは、元通り毎日更新でいけると思います
いやはや、今年の夏は恐ろしい夏でした
1356.高飛車お嬢様の懲罰セックス /セカンドレイプ・心を折る
ううっ、ううっふぅぅ
オレは石神瑞希の胎内に全てを射精し終わった 深く繋がったまま彼女の火照った裸身の上で脱力する
思ってたよりも気持ち良かったぞ
オレは、汗にまみれた石神瑞希の柔らかなおっぱいを揉みながら言う
お前なかなか良い身体をしているな
固くシコッたままの乳首をチュッと啜った
ぅぅっ、ああっ
石神瑞希は泣きながら喘ぐ
このような辱めを受けた以上は
もはや仕方ありませんわ、わたくしを娶っていただきます
ギッと強い眼で、オレを見上げる
メトる
結婚していただかなければ、困るということですわ
石神瑞希は、そうオレに言った
純潔を汚されもしかしたら、子を宿したかもしれないのですわたくしの夫となり、生涯わたくしに仕えていただかなければ納得できません
この名家・石神家のお嬢様は どうしてそういう発想になるんだ
オレは、お前とは結婚できないよ
オレは石神瑞希を乳首を舌で転がしながら言う 強く憤慨する石神瑞希 オレのペニスを挿入したままの膣が、キュッと締まる
お前と結婚したって楽しい生活はできなそうだからさ
オレは、指の腹で乳首を擦っていく うん、石神瑞希の乳首はビンビンに固くなった
だいたい、お兄さんは香月家のみすずお姉さんと結婚するんことになっとりますわ
オレのレイプを眺めていた双子のエリが言う
そうですお姉さんのところも、相当、ええお家みたいですけれど香月さんの家には適わないんとちがいますか
うちらも、香月さん家の本宅へ行ったことあれますけれど半端じゃなかったですわ
あっちの家があるのに何で、お兄さんはお姉さんと結婚せなあかんのですか
うん悪いけれど、お姉さんの家の方が格落ちしてますわ
双子のエリとリエが笑いながら、石神瑞希に言う
この人は、わたくしを犯したのですよわたくしの純潔を踏みにじったのです
石神瑞希は、大きな声で叫ぶ
だから、何そんなの大したことじゃないよ
あたしたちだって、みーんなそうだしねえ
はい、わたくしも先生に初めてを捧げましたわ
うちとリエちゃんもお兄さんにばっちりレイプしてもらってますしな
今でも3日に1回は、セックスしてもらってます
いっつも中出しですわ
お兄さんの赤ちゃんを産む覚悟はわたしら全員、最初っからできてます
あたしたちそういうことを納得した上で、みんなで集まって家族になっているんだよ
あららじゃあ、わたしも早くセックスしていただかないといけないですよねぇ
少し離れた所から見学していた木下さんが言う
ああ、お姉さんなら大歓迎ですわ
綺麗だし、強いし面白いお姉さんですし
むしろ、もっと早く家族になってもらっておくべきだった人だよね
双子とマナが言う
な、何なんですのあ、あなたたちは
石神瑞希は、呆然としている
オレたちはセックスを仲立ちとして、1つの集団を形成している
絶対にお互いを裏切ることのない血族より強い絆のFamilyだ
それが黒森家ですわ
みすずも瑠璃子も他のたくさんの女たちも、オレのFamilyの一員だ
みんな、お兄ちゃんとセックスして将来、お兄ちゃんの赤ちゃんを産んで一緒に育てる姉妹になって誓って黒森家の家族になっているんだよ
みーんな、綺麗で優しいお姉さんばかりですわ
綺麗なだけじゃないです皆さん、すっごい才能と能力を持ってらっしゃいますわ
ああこのFamilyは、オレとセックス女は誰でも無条件で入れるわけじゃないんだ
悪いけれど瑞希、お前はダメだ
石神瑞希の眼を見て、言う オレの言葉に彼女の身体が、ゾクッと震える
みすずや瑠璃子たちでさえただの名家のお嬢さんという肩書きだけでは、物足りなくなっている
瑠璃子は家事能力を必死で高めている みすずも、香月家の令嬢なだけではダメだと気付いて行動しはじめた
瑞希お前は可愛いし、なかなか良い身体をしているだけどそれだけだ
名家・石神家の令嬢だなんてオレたちには何の価値も無いお前の血筋とお前自身の能力は別のものだからだ
お前の値打ちは今、オレに抱かれている裸の肉体だけしかない
石神瑞希の肌を、オレは撫でる 彼女の中で、オレのペニスは勃起強度を取り戻していた
確かに想像していたよりも良い身体だ抱き心地もいい
石神瑞希の胎内は、オレのペニスを受け入れている
でもオレがいつも抱いているオレの女たちと比べたら、お前は平均点以下だよ
今回は処女レイプだったから、そこそこ楽しめたけれどまた、もう一回瑞希とセックスしたいとは思わないな
お前を犯しても、オレはそんなに楽しめないと思うよ
そうですわなぁお姉さんは、サービス精神に欠けてますからなあ
うん泣いたり喚いたり怒ったりするんだって、昔の雪乃お姉ちゃんの方がもっともっと面白い反応をしてたと思うよ
雪乃さんは、今でも面白いです
リエが、そう言うが
いや、今はお腹が大分大きくなったからお兄ちゃんと激しいセックスをしていないけれどさ前は、セックスしながら大声で怒鳴ったり、喚いたり、大泣きしたりそれでいて、最後は大絶叫でイッちゃうっていう感情のジェットコースターみたいなセックスで、物凄く面白かったんだから
雪乃実の妹のマナにトンデモナイことを言われているぞ
はぁぁ、それは見たかったですわ
観たければ、映像が撮ってあるよ瑠璃子お姉ちゃんか、寧お姉ちゃんに言えば観せてくれるよ
マナは、エリにそう言う
とにかく今のあなたでは、処女喪失から先はお兄ちゃんを楽しませることはできないと思うよ
石神瑞希に言う
だって、石神さん名家のお嬢様っていう以外は、何も中身が無いスッカラカンな女だもん
石神瑞希は16歳 マナは14歳 2つも年下の少女に、こんなことを言われるのは本来ならば反発を感じるだけだろうが 今のマナは石神瑞希が想像できないような経験を積み重ねている上に、半年間の肉体改造プログラムで際立った美しさを持っている 肉体的にも精神的にも名家・石神家の令嬢を完全に凌駕していた
あたしならセックスでも他のことでも、お兄ちゃんを満足させる自信があるよあなたよりも
わたしらも、可愛いだけの女の子じゃ先がないのは判ってますから
今は若くてピチピチしてますからテレビとか出させてもろうとりますけれど、ずっとこのまんまではいけないことは判ってますから
自分に付加価値を足さんといけませんわ
もっともっとお兄さんや他の家族の皆さんに対して使えるオンナだと思ってもらえるように、頑張らないといけないんです
うちらの家族には、うちとリエちゃんよりもずっとずっと綺麗で可愛くて、床上手な人が何人もいますし
色んな才能をそれこそ超一流の人の能力を持ってる人たちも何人もいますもの
家族の一員にしてもろうとることに安住してたらダメなんですわ
自分を磨くことを怠ってたら怖いお姉さんたちに、お尻を蹴飛ばされますから
ナメた真似をしたら、家族から追い出されてしまいますわ
そうなったら、わたしら野垂れ死にするしかないですわ
ホンマにそうやな
そうやだから必死に前に進むしかないんですわ
あたしも、そうお兄ちゃんに見捨てられたら、死ぬしかないから
マナはオレたちのところ以外に行く場所が無い
わたくしたち姉妹は先生の側に居て、先生に支配していただいていなければ狂死しますそれは、もう確実に判っていることですから
ヨミたち鷹倉神社の巫女たちも能力と引き替えに、精神が崩壊する危険が常に付きまとっている
人は放っておいても、年を取るしどんどん変わっていってしまうけれどだからこそ、自分で自分を毎日ほんの少しでも良くしていこうって意識して変革していかないと自堕落なだけのダメな子になっちゃうんだと思う
そういうことあなたは身に染みて感じたことはないでしょう
石神瑞希はうつむく
あたしも昔はそうだったから、別にあなたを責めるつもりはないけれどさお嬢様っていうのは、ただそういう家に生まれついただけのことだし家の名誉も財産も、あなた自身の持ち物じゃないでしょ
さっき先生が言ってた通りですあなた自身の持ち物はその裸の肉体だけですわ
それはうちらもそうですわ
わたしらも、裸の身体だけでお兄さんにお仕えしてますわ
マナ、ヨミ、エリ、リエ
では、わたくしはわたくしは、どうなるのです
石神瑞希が、オレに訴える
わたくしはただ純潔を汚されただけになるのですか肉体を犯されたままただ泣き寝入りしろというのですか
瑞希お前は、本質的なところから間違っているよ
彼女に言う
レイプされただけで済ましてやることをありがたく思え
オレは再び、ガシガシと腰を使い始める
ああっ、い、痛い痛いですわああっ
膣奥を再びペニスで突かれて石神瑞希は、苦しそうに喘ぐ
お前とお前の兄がしたことはオレたちと石神家が全面戦争になってもおかしくないようなことなんだぞ
ダマされたとはいえ、オレの生活範囲内に敵を連れて来たのだから
そうなったらオレたちは、確実に石神家を潰す
ううっ、石神家は名家ですわ
そんなことはオレたちには関係無いオレたちは、お前たちとは違うルールの世界に生きている
黒い森は犯罪組織で黒森家は裏の世界に属している
オレたちは、オレたちを傷付けようとするモノには全力で立ち向かうそして確実に潰す
ううっ、ああっ痛い、痛いですわ
今、こうやってお前を犯しているのも2度と、お前がオレたちに刃向かわないようにするためだ
ううっ、ううっ、ああっ
また石神瑞希の肌に、汗の玉が浮いてくる
瑞希が心を入れ替えるのならお前がオレにレイプされたことは、誰にも言わないでおいてやるお前は家に命じられたまま、婚約者と結婚することだってできるだろう
あっぅぅい、痛い
だが、この先、1度でもオレたちに逆らうようなことをしたら今、撮影しているお前のレイプ画像を世間にバラ撒くからな
い、嫌何で、そんなことをそ、そんなことをしたら
この天然すぎるお嬢様は 今の今まで、オレたちが脅迫目的で撮影していることに気付かなかったのか 石神瑞希は、オレをみすずの香月家の下僕ぐらいに思っていたから オレが、名家の令嬢である自分に、そんな卑劣なことをするとは想像していなかったんだな
わたくし結婚できなくなってしまいますわああっ
結婚だけじゃないお前は、石神家の恥辱となる家の名誉が汚されることになる
そ、そんなの困る困りますわ
だったらオレの言うことをきけ
オレは強く突き込むッ
ひっ、ひっひぃぃぃ
石神瑞希の裸身が、激しく揺れる 可愛い乳房が、ぷるぷると
うん、なかなかええ絵ですわ
石神瑞希をカメラで撮影しながら、エリが言う
ホンマお姉さんは、そうやって犯されてる時が一番可愛いですわ
リエもレンズを向けて、そう言った
でも、可愛いだけで色気が足りないんだよね
悲壮感から来るエッチっぽさとかが足りてないと思う
ああ、そうかもしれませんわ
マナの意見に、ヨミがうなずく
可憐ちゃんとかお兄さんに犯されてる時は、すっごく悲壮感があるからエッチぃですわ
そうやなまだ12歳なのにお兄さんにセックスされて必死に堪えてるところが、物凄く色っぽいです
だから、お兄ちゃんいつも可憐ちゃんには中出しするんだよ子宮に精液を出された時の可憐ちゃんの泣きそうな顔が、一番エッチだから
双子とマナで、そんな話をする
お姉さんはつくづく中途半端でかわレイプされるぐらい、もう少しエッチくなれないですか
エリが挑発的に石神瑞希に言う
だから、お姉さんお兄さんのセックス奴隷にすらなれないんですわ
うんせめて、お兄さんにまたレイプしてみたいって思ってもらえるような女の子にならないといけませんわ
ぅぅわたくしは
石神瑞希が涙目で自分を犯す、オレを見上げる
わたくしはそんなにダメな女ですか
ああ、そうだ今の瑞希はダメだな
笑顔で言う
でもそこそこ良い身体をしているだから良い方向に変わる可能性は残っていると思う
わたくしが変わる
ああ自分で自分を変えろただのお嬢様でなくお前自身が魅力のある女になれ
オレは射精に向けて性感を高めていく
そうなったらお前がそれだけの価値のある女になれたらまた、レイプしてやるからな
ぅぅ、ぁぁ
本気で孕ましてやりたいって思ったらその時は、オレの女にしてやるお前も、オレのセックス奴隷になるんだ
わ、わたくしはぁぁ、ぅぅ
心と身体を同時に襲う荒い波に石神瑞希は翻弄されていく
そうですわ頑張って下さい
お姉さんも、本気で変わることができればうちらと同じ、お兄さんのセックス奴隷にしてもらえます
いきなりセックス奴隷はハードルが高いよホントに今はスッカラカンなんだからまずは、もう一回お兄ちゃんにレイプしてもらえるようにならないと
ええ、頑張って下さいね
双子にマナにヨミが石神瑞希の心に囁く
そろそろ、出すぞ瑞希
また膣内射精されると知って、石神瑞希はブルルッと震える
嫌じゃないですわそこは
中に出して下さいって、お兄さんにおねだりしないと
さあ赤ちゃんができても構わないから中に下さいって言ってみて
双子とマナの言葉に
ぁぁ、そんなこと言えない言えるわけないですわ
全身汗だくの石神瑞希は、ぷるぷると首を振る
いいえ、言うんです
ヨミの力が、石神瑞希に強制する
しっかりと先生の顔を見て
ぁぅぅ
石神瑞希が、大きな瞳でオレを見る
な、中にわたくしの胎内に子宮にあなたの精子を精液を注いでぅぅ注いで下さいませ嫌ぁぁ
石神瑞希の意志に反してオレに言う
あ、赤ちゃんができても構いませんぁぁ、わたくし孕みたい孕みたいですのあなた様のお子をぁぁ、わたくし何でこんなことを
ちゃんと撮影してますからな
エリがアップで、石神瑞希の羞じらう顔を撮影していく
ああ、イクぞ瑞希瑞希
ほら、お兄ちゃんの顔を見てあなたの中に射精するところを見ててあけるんだよっ
石神瑞希に見つめられたまま、オレは
いっ、イクぞ出るっ
ぁぁ、いっぱい出してぇぇぇぇ
また、大きく噴き上がるッ 石神瑞希の子宮の中を、オレの熱い精液が洗い清めていく
あああああっ、あ、熱いですっ
ぅぅ、出てるぞわ、判るか
射精しながら授精しながら見つめ合う、オレたち
わ、判るぁぁ、判ります熱いのがお腹の底に広がっていく嫌ぁぁ
石神瑞希は、裸身をブルルルッと痙攣させた 膣が、キュキュッと締まってオレのペニスを締め上げる
可愛いぞ、瑞希
オレはドクドクと石神瑞希の胎内に吐き出していく
うううっわたくしは
石神瑞希はオレを見つめたまま
わたくし変わってしまうわたくしのままではいられない
処女を犯され、男の精を2度も受け入れた心と身体は乙女のままではいられない
ぅぅ、わたくしは
石神瑞希は悲しみとも悔しさとも違う、別の涙を零していた 抜かずの2連射をキメてオレは、ようやく石神瑞希の胎内からペニスを引き抜く 汗と愛液と処女血と精液で湿りきった16歳の少女の裸身が震える オレの亀頭がつるんと膣口から零れ落ちると 石神瑞希の胎内から、処女血の混じったオレの大量の精液がトロトロッと溢れ出る
はい、撮しまーす
犯されきった少女の痴態を、双子が撮影していく 石神瑞希は、大きく開脚したままぐったりとなって、ただ撮影されるままになっている
よし、これで瑞希に対する懲罰は終了だ
フェラチオさせて飲精させたい気分もあったけれど この様子じゃ無理だと判断した 処女血のついたままのペニスを舐めさせるのは、身体に良くないし
ほら、お兄ちゃんにありがとうございますは
マナが、そう言うとヨミが
はい、ご挨拶して下さい
力を行使する
わ、わたくしのような無価値な女のしょ、処女をレイプしていただいてありがとうございます
オレを見つめてそう言う
に、2度も膣内に射精していただいてあ、ありがとうございますこれでわたくし、妊娠してしまったかもしれませんとても嬉しいですありがとうございますうううっ
自分の口にしている言葉の情けなさに石神瑞希の眼から、大粒の涙がポロポロと零れ落ちる
今後は再び、黒森様に犯していただけるような女になれるよう日々、精進して参りますうううういやぁこんなの嫌ぁぁ
石神瑞希は、大声で子供の様に泣き始めた
わたくし、わたくし、わたくしうわああああああっ
名家の令嬢としてのプライドが折れた 今の石神瑞希はただの16歳の少女だ 男にレイプされたばかりの
ああ、頑張れよお前が今よりもマシな女になったら、またレイプしてやるからなヨミ
はい、先生それまでは、例え婚約者が相手でも、絶対に男性に肌を許さないようにあなたの心を縛っておきますわ
ヨミが石神瑞希の心を操作する
あなたはもう一度、先生にレイプされなければ他の男性とセックスできなくなりました
結婚式には呼んでくれよ花嫁の控え室で、ウエディングドレス姿の瑞希を犯してやるからそうでないと、新婚初夜が迎えられないだろ
そんなの嫌ぁぁ、うううっ嫌ですわ嫌ぁぁ
股間から精液を垂らしたまま、泣きじゃくる瑞希の姿をエリとリエのカメラは、最後まで撮影し続けていた
何とか平常な日々に戻りたいのですが
そうもいかず
今月は今月で修羅場っぽいです
色々と申し訳ありません
1357.学園祭B/菊の花
ほら、もっと足を開けよ
シャワー室に移動してオレは、石神瑞希の身体を洗ってやっている 処女血と精液で汚れた股間に、オレはお湯をかけてやった
ウッそ、そこは自分で洗います
破瓜したばかりの秘部にお湯が浸みて痛むのだろう石神瑞希は、ブルッと身体を震わせて言う
いいから早くしろよ
して下さい
ヨミも付いて来てくれている石神瑞希に命じてくれた 石神瑞希が足を開く オレは、割れ目を開いて中も綺麗にお湯で流してやった
ぁぁ屈辱ですわ
名家の令嬢としては、犯されたことよりもこうしてレイプ後の世話をされている方が屈辱的に感じるらしい
よし、綺麗になったと言っても、しばらくは膣奥からオレの精液が滴ってくるからな
オレは石神瑞希に言う
ほんなら、お兄さんのオチンポはうちらが洗ってあげますわ
キレイキレイにしてあげます
裸のエリとリエがシャワー室に入って来る
はいな
はいです
13歳の双子の美少女が可愛い手にセッケンの泡を付けて、オレのチンコを優しく洗い始めてくれた
あなたは、あたしが背中を流してあげるよ
マナも裸になって、石神瑞希に言う
いいから、してもらうのです
ヨミの力が強制する
ほら、緊張しなくていいからもうシャワーだけなんだし
ああ、シャワーが終わったら解放してやるつもりだよ
ミナホ姉さんや岩倉会長の石神憲王の調教の進行状況が判らないから、何とも言えない 岩倉さんはネチッこそうだから、なかなか終わらないかもしれないし
ところで、お兄さん
オレのチンコを洗いながら、エリが言う
お兄さん、まだ2回しか射精してないけどええんですか
お兄さんのことですから、もっと出さないとスッキリせーへんのと違います
リエも、オレを見上げて言う
何でしたら、うちらのオマンコでも口でも
好きに使うて下さってええんですよ
いや、でも今は学園祭の最中で
オレ、本当は1時間だけ外を廻って来ても良いって、克子姉に言われたのに
あちゃー、もう2時間くらいは経っているよな
急いでパン工房へ戻らないと
そうでしたわな今は、恵美お姉さんや愛お姉さんたちの時間でしたわ
わたしらも、学園祭を見に来ただけでした
双子が、こう言うのはオレが吉田良信として学校で過ごす時間は
メグや愛やイーディや寧や可奈センパイたちこの高校の在学生が優先されるべきだと思っているからだ
うちらも新しく通い始めた中学の学園祭とか体育祭の時には
お兄さんに来てもらいたいですわ
そん時のことを考えたら
今、お兄さんにエッチしてもらうのは良くないです
もう2人とも、もっと正直にならないとダメですわ
どういうことなんだ、ヨミ
エリさんもリエさんもこの人が先生に犯される様子を見て、興奮しちゃってるんです自分が欲しくなっちゃってるんですわ
いや、うちらは
あ、あのわたしら
自分が欲しいのに先生に2回ぐらいじゃ満足できてないんじゃないかって言うんですもの
心を読める子の前では隠し事は無理か
そうか、お前たちがしたいのか
いや、それはあの
お腹のソコが、むずむずってしてます
お兄ちゃんそれだったら、一番我慢しているのはヨミちゃんだよ
わ、わたくしは!
隠さない、隠さないあたしは判っているよ
巫女の力を使い過ぎると精神のバランスが乱れていく それをなだらかに抑えるためにはオレが抱いてやらないといけない ということは今、香月セキュリティ・サービスの反乱部隊たちの記憶改変をやっている月子のフォローもしに行かないといけないな でも、とりあえず眼の前に居る子たちから
エリ、リエオレのチンコを舐めろヨミ、お前のおっぱいを舐めさせろそれから、マナもこっちに来い
え、あたしはいいよこのお姉さんを見張ってないといけないし
マナは石神瑞希を見る
大丈夫だこのシャワー室から逃げ出しても外に居る木下さんが捕まえてくれる
木下さんから逃げられたとしても、この施設の中から裸のまま瑞希が逃げ出すのは不可能だよ
それだけの行動力は彼女には無いだろう
ほら、みんな一緒に犯してやるから
双子にフェラチオさせて、ペニスの硬度を高めると オレは、シャワー室の鏡張りの壁の前にエリとリエ、ヨミ、マナを並ばせる
全員、鏡に手を付けそして、尻を突き出せ
4人の幼い少女たちが後ろからオレに犯される準備をして、可愛い尻を振る マナのモデル体型に生育中の細い身体 ヨミのロリ巨乳と細い腰 エリとリエは13歳らしい幼さと、男を知っている肉体のエロさを兼ね備えている
マナから順番にブチ込んでやるからな1人10回ピストンしたら次の人に交代だ
えー、20回がええですわ
じゃあ、20回にしよう20回抜き差しして、次の人に交代して4人終わったら、最初の子に戻るオレが射精するまでだ
お兄さんわたしのお腹に出して下さい
先生、ヨミの中でイッて
リエとヨミが、笑って言う そんなオレたちの様子を、裸のまま石神瑞希は呆然として見ている
うん、来てお兄ちゃん
まずは、マナの腰を掴み膣にぐぬっと押し入れるッ 14歳の胎内にオレのペニスが埋もれていく
マナもスゴイ濡れてるじゃないか
そりゃそうだよずっと見てたんだから
マナが鏡越しにオレを見て、言う
あっ、あっ、あんんっ、ああっ
抜き差しを始めると、マナは大きな声で可愛く啼いた すぐに20回になってしまう マナからペニスを抜くと膣とオレの亀頭の間を、マナの愛液がツーっと白く糸を引いた
ほら、次はヨミだ
ヨミが笑顔で、尻をオレに向ける
ああっは、入ってきましたわ
うん女の子の味は、それぞれ違う 体温が違う 膣内の感触が違う 膣口の位置や、勃起チンコが入っていく角度も
うああっ、ああっ、あああんっ
ヨミはバックから犯すと下向きのロリ巨乳がぶるるんと大きく揺れる それを鏡越しに見るのは、なかなか楽しい
楽しんでいただけて嬉しいですわ
こういうのも好きだぞ
オレは背中から、ヨミの巨乳をわしづかみにして腰を振る
よ、ヨミもそれ、好きですわ
ヨミは荒々しく犯されることを好む Mっ気が強い子なんだよな
はい、そうですヨミはヨミは先生の奴隷ですもっと荒々しく犯して下さい
ヨミの次は
うちの中にどうぞ
エリの中にネジ込むッ
あああっ来たぁぁッ
お兄さんに犯されとる時のエリちゃんホンマに可愛いわ
オレと繋がる双子の姉妹を見てリエが笑う
あんっ、ええですわもっとうちの中をかき混ぜてぇな
最後はリエだ
どうぞああんっ
見た目がそっくりの双子でも膣の中は違うんだよな
ああん、お兄さんエリちゃん、わたしの中にお兄さんのチンポが
うん、よーく見えてるわリエちゃん、お兄さんにズボスボされとる
いやぁぁん、恥ずかしいわ言わんといて
そして、リエの胎内を20回ピストンしてまたマナに戻る 3周ほど、4人の身体を順番に犯して
ああっ、イキそうだ
出してあたしの中で出して、お兄ちゃん
結局マナの中で射精した
あああっ、温かいあああーん
マナの子宮に、トクトクと注いでいく
あららマナお姉さんの勝ちですわな
そう言うエリに
違うわ誰が勝ったとかじゃないのよわたくしたち全員で、先生に気持ち良くなっていただいたそういうことなんですわ
ヨミが、笑顔で諭す
ヨミお姉さんの言う通りですわエリちゃん
リエも姉妹に微笑む
うんみんなで楽しくできたんやから、これはこれでええんですわな
エリも納得する
マナお姉さんの中に出してるお兄さんの顔、とっても気持ち良さそうですわ
ええ、先生が気持ち良く射精できて良かったですわ
リエとヨミが、そう言った
わたくしたちみんなでしたご奉仕です
男と女でセックスの満足は違う 男は最後に肉体的な問題として、射精して終わらないと、満足できないが 女は必ずイカないと満足できないということはない 女のセックスは、精神的な部分が大きい 射精したのはマナの子宮だけど他の4人も、オレとのセックスに満足してくれる
はぁ、はぁ、はぁお兄ちゃん、どうだった
マナが、オレのペニスをキュッと締め付けながら尋ねて来る
ああ、4人とも気持ち良かったよまたしような
みんな、キスしようぜ
ええよ、しようしよう
オレはマナ繋がったまま順番にエリ、リエ、ヨミとキスをする 最後にマナの胎内からペニスを引き抜きマナともキスをした 石神瑞希が、オレたちを見ている 楽しそうにセックスする家族の姿を見つめている もう一度、シャワーで身体を洗って オレたちは、元の服を身に付けた
瑞希は、家に帰るまでノーパンノーブラだ
白いワンピースの下に、下着を身につけることを許可しない 反抗することはできないことを知っているから石神瑞希は黙って服を身につける さて脱衣所から、元の部屋に戻る 木下さんが待って居た
お疲れ様でございまぁす
相変わらずニコニコしている
お風呂場、とっても楽しかったですわ
エリが笑顔で言う
今度はお姉さんも、うちらと一緒にご奉仕しましょうな
木下さんも笑顔で、答える
木下さんミナホ姉さんたちの方は、どんな状況なんだろう
えーとここの内線で向こうの部屋と繋がると思うんですけれど
木下さんが、電話機を操作する
多分、これでいいはずです
この人も今は香月セキュリティ・サービスのトップ・エリートだからこういう機器の操作の仕方も教わっているんだろう
あ、繋がりましたもしもし、木下ですはい
木下さんは、オレを見て
黒森御名穂様がお出になられました
電話機をオレに差し出す
もしもし、ミナホ姉さんこっちは終わったけれど、そっちはどう
こっちは、もう少し掛かりそうよ幸代が今石神憲王さんの肛門を使って人間生け花をしているところだから
岩倉さんが石神憲王に 人間生け花
幸代、その花はダメよ肛門に挿すと身体に悪いわ毒性があるのよ
何か、恐ろしいことをやってるみたいだな
あなた、パン工房に戻らないといけないのよねだったら、そのまま石神瑞希さんも連れてみんなで行きなさいこっちが済んだら、回収しに行くわ
外へ出る方法は、木下さんに伝えてあるから
そういうことならそれでもいいか
判ったそうするよ
オレと石神瑞希と四方とマナと双子と木下さんというメンバーで 何とか秘密施設の外に出て歩いてパン工房へ向かう ここからなら10分ぐらいだな 学校の敷地内だから、だいたい見当が付く
石神瑞希は、少しガニマタで歩いている
破瓜のダメージが残っているんだろうけれど
この子の場合は、すんなり処女膜が破けたから深刻な影響は無いはずだ
下着を付けていないのが気になるのか、お尻を押さえて歩いている
そろそろ、他の学生や学園祭に来ている人に出会うから
一般生徒の来ない立ち入り禁止エリアの外へ出る
みんな気を付けてくれよ
了解ですわ何かあったら、うちらが前に出ますわ
わたしらは、一般の人たちにとってはテレビに出とる双子ですからわたしらがオトリになりますわ
双子が、そう言ってくれたが 特に問題もなく、パン工房へ向かう ていうか、何でこんなに人通りが少ないんだ いやいやいや違う 途中の道に人がいない分 オレたちのパン工房前に、びっくりするぐらい人が集まっていた
ちょいやーっ
ミタマとキヌカの安城姉妹が軽業芸を見せている ミタマの頭の上に日本刀を持ったキヌカが片手で逆立ちして 日本刀の切っ先に、高速回転の独楽を乗せている 集まった観衆たちが、ワーッと歓声を上げた
はいはいはーい、ミタマさんキヌカちゃんお見事
ああ、寧がマイクを持って司会をしている オレたちに気付いた
おおーっ、なでしこ科3年生のミタマさんとテレビで共演しているエリちゃんとリエちやんが到着しましたーっ
うおおおおーっ
観衆たちの眼が、オレたちに集まる
はーい、それではこの後は、エリちゃんリエちゃんにも来てもらってのトークショーとなりまーす
まるで最初から、そういう予定だったというように寧はアナウンスした
わたくしもいるわよ
アーニャも観衆に手を振った
じゃあ、ちょっと行ってきますわ
ほんなら、行ってきます
双子がオレに言う
はいはい、道を開けて下さーい
ヨミがそう言うと観客たちがウワッと左右に分かれて、通り道を作ってくれた ああ、オープンカフェのテラスの一部がすっかりステージになっている
お帰り、Darling
イーディが、寄って来る
エリとリエは向こうで、みんなはちょっとこっちへ来るネ
オレたちはパン工房の建物の方へと向かう 可奈センパイがオレに声を掛ける
すごい人気だね
人が集まっている分オレたちのカフェのパンも飲み物も飛ぶように売れている 女子テニス部の女の子たちが、一生懸命、客を捌いていた
盛況なのはいいけれど学園祭の実行委員の人に怒られちゃったわよ
メインステージの体育館よりも、ここに人が集まってるんですって
だからテレビに出ている人たちが居るのなら、こんなところで勝手にステージを作らないで、他の学園祭用のステージに出せって言うのよ
ああ、せっかくアーニャやミタマたちが居るのなら 実行委員としては学園祭の表の舞台に出演して欲しいんだな
デモ、ソレじゃあ、パンが売れないネ
そうよだから、これはパン工房と女子テニス部の共催企画の一部だから、協力できないって言っておいたわよ
デモ、ソレならオープン・カフェでショーをやるなんて申請は受けてないからここに集まっている人たちを解散させろって言って来たノネ
まだ学園祭の初日だ 実行委員とは、あんまり揉めたくないな
モットモ、実行委員の中でも意見がまとまってないみたいでまだ正式な解散命令は出ていないノヨ
どうしてだか実行委員長が行方不明らしくて、指示が出せないらしいのよ
実行委員長が行方不明
学園祭の実行委員長って
オレが尋ねると可奈センパイは
そんなの生徒会長の岩倉さんに決まっているでしょ
そりゃあ行方不明なはずだ 岩倉さんは今石神憲王の肛門で生け花をしている
あのエンブレムの問題は
そもそもあのデザインが、そんなに良いモノではないということから起因しているわけで
国際的なスポーツイベントの華やかさも、日本らしさも感じられないわけで
こんなんで良いのかよというところから、全てのアクションが始まったわけです
それを無視して、ネットの人たちが面白半分で騒いだというのはどうなのかなあと思います
1358.学園祭B / パン工房の攻防
ショーガナイネ少し観客を分散させるヨ
アタシがミタマたちを連れて陸上部のグラウンドのスポーツ測定に行くネ
ああ、女子陸上部主催の50メートル走や幅跳びの記録を計ってくれるっていう
ジュンも来ているから連れていくヨ
ジュンてああ、元女子プロレスラーのグレース・マリンカさんか 今は、工藤遙花や剣道マリアたちと香月セキュリティ・サービスの稽古場で暮らしている
この冬にアメリカで行われる格闘技大会へ出場する準備だ
他の出場予定者ルドルフ聖子さんたちや大ポロンさんたちも、よく稽古に来る
特にグレースさんは基礎体力がバケモノレベルなのでイーディに習った技をモノスゴイ勢いで吸収して強くなっていると聞いた
表のカフェが混みすぎて席が無いから工房の中にいるネ
イーディはニッと微笑む
他の子たちも、そこヨ
ということでオレたちもパン工房の中に入った 中へ入るといきなり、オレたちに付いて来ている石神瑞希を呼ぶ声がする
安寿
ああ、石神家の警護役の黒瀬安寿さんもここに居たか
申し訳ございませんあのお側から離れることになってしまいまして
ほんの1時間前このパン工房前で起きた香月セキュリティ・サービスの反乱部隊とのイザコザで、黒瀬さんは戦っていたから そのまま秘密施設に連行された石神兄妹とは、離れ離れになってまっていた
瑞希様、ご無事で何よりでございます
黒瀬さんは石神瑞希が、オレにレイプされ処女喪失したことを知らない 今の石神瑞希は、綺麗にシャワーも浴び服装も整えている よく見れば、腰を痛そうにしているし下着を付けていないノーパン・ノーブラ状態だから異変に気付くはずなのだが 処女の黒瀬さんには、判らないようだ
安寿わたくしは
石神瑞希は口籠もる 彼女も誇り高い名家の令嬢だ こんな人目のある場所で、自分が陵辱されたことを話したりはできない 愛がパン工房の奥から、オレに叫ぶ
ヨシくん、待ってたわよ
メグも白衣姿で、作業していた
ああ、ゴメン色々とトラブルが起きて、なかなか戻って来られなかったんだ
あっちはもういいの
ああだいたい終わったよ
黒森公としての仕事は だからまた吉田良信としての業務に戻らないといけない
予想以上にお客様が集まっているから中の作業が、大変なことになっているのよ
克子姉もやって来て、オレに言う
女子テニス部の子たちが、オーバーワークでダウン寸前だから
なるほどパン工房の中で作業してくれている5人のテニス部の女の子たちは、かなりグッタリしている 人手があっても、疲労で集中力が落ちてしまっていたら製品に悪い影響が出る
判ったすぐにオレが入るよ
オレはパン工房の入り口脇の小部屋に飛び込んで学生服から、白衣に着替える
あたしも手伝うよテニス部の皆さんは、休んでていいから
うわー、マナさんだぁ
マナに気付いて、テニス部の5人が歓声を上げる マナは1度、テニス部の子たちのパン作りの講師をしているから ここに居る女の子たちしは面識がある
あたしが来たからには、もう心配ないからねっ
さっすが、マナさん
もっともみんな、マナが自分たちより年下の中学2年生ということは知らないが
メグDarling、来たからアタシたち女子陸上部の方に行くネ
イーディがメグに言う
ジュンも来てヨ
パン工房の壁際の席に座っていたグレース・マリンカさんが答える
こうやって、皆で協力して何かを作る姿を見ることができてとても良かった
ソウヨ、ジュンはいつも1人だけで先に行こうとするから良く無かったのヨ
イーデイが苦笑して言う
じゃあ、ヨシくんあたしも陸上のグラウンドに行くわ
白衣を脱ぎながら、メグが言った
ああゴメンなあんまり一緒に居られなくて
いいのよヨシくんが大変なのは、よく判っているわ
まだ学園祭の初日だからな
明日は変なイベントを起こさないように、ミナホ姉さんと翔姉ちゃんに頼んでおこう
そうねじゃあ、また後で
Darling、行って来るネ
メグとイーディとグレースさんが、パン工房から出て行く
瑞希は黒瀬さんとその変に座っててくれ
オレは、グレースさんが座っていた辺りを指す
木下さんとヨミも
イーディが平気な顔で出て行ったのはオレの警護役として木下さんが残ってくれているからだ 巫女の力のあるヨミもいる
わたしは、ここから外の様子を見ていますわ
木下さんが言った 表のオープンカフェはアーニャが居てくれている 工藤父の部下も何人かは残って、敵がいないか見張っているはずだ
先生、わたくしもパン作りの方を手伝いましょうか
ヨミも、うちの子だから一通りのことはできるようになっている 着替え終わったオレはオーブンの方へ行き
愛と克子姉も、休憩してくれよ
あ、愛は
いいから休め
愛は、朝からずっと作業している
克子姉もみんなでコーヒーでも飲んでてくれよ
じゃあそうさせてもらうわ
愛と克子姉も休憩タイムに入る オレはオーブンの中の状況や、今の作業の状態を確認して
よし、やるぞ
マナとヨミと3人で作業を開始する
パン屋くん、早ぁい
テニス部の女の子たちが、オレの作業に驚く オレは愛ほど、独創的なパンを作る才能は無いし 克子姉ほど、どんなパンでも美味くしあげる技術も今はまだ無い だけど、この半年の修行で 作業のスピードだけは、確実に早くなっている 素早く、効率的で適確に どんなに急いでも雑な仕事はしない 同じ大きさの同じ分量同じ味のパンをどんどん作っていく
はい、お兄ちゃんこっちオッケー
先生、わたくしの方に回して下さい
今や家事の名人となったマナとオレの心を読んで、先回りして作業を進めてくれるヨミがいるから 問題なく、作業が進んでいく
お兄ちゃん、こっちとこっちどっちが先
右
3番のオーブン、焼き上がりましたわ
オレは焼けたパンをパッドに詰め次のパンを焼く準備に入る テニス部の女の子と並んで、石神瑞希がオレたちの作業を見て呟いた
はい、コーヒーどうぞ
克子姉が、石神瑞希にコーヒーを出した
それとこれ、あたしたちが焼いたパンです試食して下さい
今焼けたばかりのパンも
わたしもいただきましたが、とても美味しいんですよ
黒瀬さんが、石神瑞希に言う 愛が、石神瑞希に微笑む
で、ではい、いただきますわ
石神瑞希は、名家の令嬢らしくパンを小さくちぎって、口に入れる
まあ美味しい
そうなんですよ、瑞希お嬢様
黒瀬さんが、ニコッと微笑む
美味しい物を食べると、ついつい笑顔になっちゃいますよね
あ、あの皆さんは、どちらの学校の人なんですか
テニス部の子の1人が石神瑞希たちに尋ねる
西校です
実際は高校生ではない木下さんが、キッパリと大嘘を吐いた
え、でもその制服、西校のじゃないですよね
木下さんは、自分の着ている制服を見て
どこの西校だと思ってます
え駅の向こう側にある西校ですよね海浜公園の近くの
テニス部の子が言う
違いますあなたが思っているよりも、もっともっと西の天竺に近い方の西校です
てんじく
はい天竺西高校です
えどこにあるんですか
天竺です
テンジクって何県
だいたい、あっちです
木下さんはインドの方角を指差した
黒瀬さんたちは、帰国子女なんだよ夏前までスイスの学校へ行っていたんだってさ
オレは慌てて、助け船を出す
へえ、そうなんですかぁ
スイスって、ハイジが住んでるところでしょ
あんたバカねハイジが住んでたのはアルプスでしょ
えー、アルプスがあるところがスイスなんじゃないの
ハイジのお祖父さんて、スイス傭兵だったんだよ
女子高生らしく、コロコロと会話が転がって行く 石神瑞希が口を開く
どうしてパンを作っているのよ
石神瑞希は、香月みすずのパートナーである黒森公のことしか知らない オレが物凄く手慣れた様子でパンを作っているのが不思議なんだな
金を稼ぐことのできる技術があれば、世界中、どこへ行っても家族が養っていけるからさ
オレは作業する手を止めずに言う
美味いパンを焼くことができればどこでも生きられる
香月家と関わりのある男が、何を言っているのだと思うのだろう 石神瑞希の気持ちは判る
自分自身が身に付けた能力だけしか信じられないじゃないか
人間関係とかコネとかは結局、オレじゃない誰かの力でしかないんだからそういうのに頼りすぎているといざという時に生き残れなくなるよ
ジッちゃんの保護だって永遠じゃない ジッちゃんも、それを意識している だから、香月セキュリティ・サービスという組織をまだ高校生のオレにくれた オレが成人してから譲渡するのでし、遅いと感じているんだ
どんなことがあっても生き残っていく力は自分で身に付けておかないとオレは守らないといけない家族がいるからさ
石神瑞希は、ジッと作業するオレを見ている
はぁ、パン屋くんさすが婚約者の居る子は、言うことが大人だよねえ
良い大学を出て、良い会社に就職するっていうのが一番なのかもしれないけれど今から技術を身に付けて、好きな子とパン屋さんをやるっていうのも夢があって良いよね
自分の彼氏だと、困るけれど
そうあたしとか、パン屋くんみたいな人、結構好きよああ、もちろん今の婚約者の子との間に割って入る気はないけれど
うん、あの子気が強くて怖そうだもんねぇ
3年の竹芝さんのところの子だもんねぇ
パン屋くんに近付いたら、蹴飛ばされちゃいそうだもんね
さっきまで一緒に作業していたメグのことをそんな風に言う ああ、端から見ているとメグの方が強く見えるのか
愛はよくあの子とか、イーディさんとかと仲良くやれてるよね
あとほら奈島さんとか
テニス部の子たちは愛を見る 愛は元・テニス部で気弱な1年生として有名だった
みんな良い人たちです
恥ずかしそうに、愛は言った
良い人たちだとは思うけれどなかなか個性的っていうか、みんな凄いよね
うちの可奈もそうだけど綺麗で、元気で、アクが強いって言うか
普通じゃないよね
そういう人たちに毎日揉まれているんだから愛も強くなったよね
テニス部の子たちが、愛に言う
あたしは克子さんや吉田くんの言う通りに一生懸命やってるだけだよ
愛は恥ずかしそうに、そう言った
愛も卒業したら、みんなと一緒にお店をやりたいから置いて行かれないように、頑張らないといけないの
そんなことを言う愛は今では、オレよりもずっと美味いパンを焼く オレが愛に勝てるのは、作業のスピードだけだ
ええ、この子たちが卒業すると同時にあたし、お店を出すつもりなのよ
高校にパン技能士コースを作った以上は卒業後の就職先も無いといけないものね
えー、克子さんがお店を始めるんですか
そうよ今、資金を貯めているわだから2年後にパン技能士コースの1期生の2人とね
克子姉とオレと愛で開業する
いきなり、自分の店なんですか
愛とかパン屋くんとかどこかの有名なお店で修行とかしないでいいんですか
テニス部の子たちが尋ねる
これだけ焼けるようになったら他のお店で修行するより、自分のお店を始めた方が正解よそれに、雇用者のままでいるとなかなか経営感覚が身に付かないしね
克子姉は笑顔で答える
この子たちには、もう原価計算から自分でやらせているわよ
うん勉強してます
愛がうなずく
普通にお店で働くだけじゃなかなか教えてもらえないことも克子さんは教えてくれるの
ああ、そっか普通のパン屋の店員じゃ上の人に言われたとおりにパンを作って売るだけだもんね
自分でお店やるとか大変そうあたしには無理だな
でも自分のお店でなければ、経験できないことがいっぱいあるのよ
自分が全ての責任を負う代わりに自分の意志を通して、お店を作っていくことができるわ全て、自分次第なのよそういうビジネスの醍醐味は小さなパン屋さんも、大きな会社も同じよ経営者になった人間だけにしか判らないことがあるの
そして、克子姉はオレと愛を見る
だから、2年後に始めるあたしのパン屋さんはこの子たちも共同経営者にするわ雇ってあげるなんていう甘やかしは、あたしはしないわよ
オレと愛も克子姉と同じだけの責任を負う
てことは卒業したら、愛もパン屋くんも社長になるの
あんたバカなんじゃないの社長は1人だけでしょ
克子さんが社長で愛たちは役員よ
役員て
専務とか常務とかそういうのだと思うわ
えー、何かカッコ良い
女子テニス部の女の子たちが笑う
卒業してパン屋になるっていうと、何だかなぁって感じだけれど
パン屋さんでも会社の役員だとちょっと違うよね
愛が専務とか何か笑えるけどさ
そんな普通の女子高生たちの会話を石神瑞希は、黙って聞いていた
はい、お兄ちゃんこっち上がり
こちらもできてまーす
よし次へ行くぞ
オレとマナとヨミのチームワークは、どんどん良くなっていく
ノブ外のパンが売り切れちゃいそうよ
パン工房の外から、可奈センパイが飛び込んで来る
ああ、今パッド3つ分焼き上がってるよ
持ってくわよいいわね
はいこれとこれとこれです
マナがパッドを示す
田代さんと墨田さん、運ぶの手伝って
可奈センパイが、休んでいたテニス部の子に言う
はーい、わっかりました
よし、もう一働きするかっ
呼ばれた2人が、立ち上がる
愛も、そろそろやる
愛も持ち場に付く
外でやっているトークショーが終わったら、またドカーンてパンと飲み物が売れると思うからそれまでに焼いておいて
ああ、アーニャと双子のトークショーを寧の司会でやっているんだよな
そこが一番の山だと思うわ今日は初日だからお客さんは減ると思うのよ
明日は、後夜祭があるから夜まで騒がしいだろうけれど 今日は、夕方までで学園祭のイベントは全部終了する
みんな頑張るわよ
可奈センパイが、オレたちに気合いを入れる
出掛けようとしたら、急に土砂降りの雨 うーん、困った
1359.学園祭B.それぞれの日常(その1)
タダイマなのネェ
イーディがグレース・マリンカさんやミタマ・キヌカ姉妹と陸上グラウンドのスポーツ測定からパン工房に帰って来た
Darling、アタシたち全部、1位の記録を更新して来たヨ
ジュンも、槍投げで凄い記録を出したのネ
初めてやってみたのだけれど思った以上に、槍が飛んだ
本名・尾上ジュンのグレース・マリンカさんが言う この人、パワーはトンデモナイからな
短距離走は苦手です戦場では直線的な動きをしたら、敵の弓にやられますので
敵は弓を持っている想定なんだ
わたくしたちは、ジグザグかつスピードを変えながらに走ることで敵の的にならない訓練を積んでおりますので一直線に走るのは苦手でございます
その代わり、キヌカは、走り幅跳びのわたくしは、反復横跳びの新記録を出して参りました
ミタマが真顔で言う
記録を出したのなら、竹芝さんに陸上部に入れって誘われなかったか
あの人の陸上競技愛は、底なしだからな
大人のグレースさんやまだ中学生キヌカは勧誘されないだろうけれどミタマはうちの高校の生徒になったんだし
残念ながらわたくしは、すでに3年生でございます
高3の秋じゃ、部活に誘っても大会には出られない 普通は部活から引退する時期だ
じゃあ、しょうがないよな
はい仕方ないのでございます
恵美お姉様は、陸上部の方に戻られました
キヌカが報告してくれた メグは女子陸上部の部員としての仕事もしないといけない
とにかく、アタシたちがグラウンドに居たらギャラリーがたくさん集まって大変だったヨ
ちょっともうすぐ双子ちゃんたちのトークショーが終わるから、やっとお客さんが減りそうだと思ったのに
可奈センパイが、パン工房に飛び込んで来る
あなたたちが陸上部のグラウンドから、新しいお客さんたちを連れ来てちゃったからまた大忙しよ
ここにあんまりにもたくさんのお客さんが溢れていたから
イーディたちがスポーツ測定に行って、観客を分散させたのに
戻って来る時に、今度は新しいお客さんたちを陸上部のグラウンドから連れて来てしまったのか
しょうがないから、あなたたちも何かやって双子ちゃんたちのトークショーは、そろそろ終わりにしないといけないからこのままじゃお客さんたちが納得しないわよ
イーディたちに付いて来た先でエリとリエやアーニャがトークショーをしていれば 新しい観客たちも、腰を落ち着けて見ようと思うだろう だけど確かに、双子やアーニャたちもそろそろステージから下ろしてあげないとマズイ
判ったヨじゃあ、アタシとジュンでアメリカで試合をする話でもトークするヨ
ネイだけステージに残すネネイも格闘技大会の関係者ダカラちょっと行ってクルヨ、Darling
それからノブ学園祭の実行委員会が明日のことを相談したいって言ってるんだけどあたしの方で交渉しちゃっていい
明日って
だから実行委員会としては、明日もあたしたちのところにこういうメンバーがやって来るのなら、学園祭の正規のイベントに正式に参加して欲しいらしいのよ
ああ今、やっているトークショーとかは、学園祭の予定には無い企画だもんな なんとなく、いつの間にかなし崩し的にやっているだけだし
アタシはイイヨ
デモ正式にヤルのなら、他のコは安請け合いしない方がイイネ
アーニャはキョーコさんの一味だから、明日もここの学校に来るって知られたら公安警察の連中が大人数で乗り込んで来てしまう エリとリエたちもうちの高校の生徒ではないのだから、学園祭の正式な企画に出るのは問題になるだろう
ミタマは在校生ダカラ、問題ないケレド
うちの高校の生徒たちが開催している学園祭なんだから外からのゲストが大きな顔をするのは、あんまり良いことじゃない
トイウカ、それならその学園祭の実行委員もステージに上がってモラウネミンナの見ている前でアタシたちにどのイベントに出てもらいたいか、直接交渉スレバいいヨ
ああ、学園祭実行委員とイーディたちの交渉をそのまま、見せ物にしてしまうのか
カナアンタもマネージャー役でステージに上がるネ
ソウヨアタシたちとジッコウイインの間に入る人が必要ネ
でも、あたしがステージに行っちゃったらオープンカフェの方が
外のお店は可奈センパイが取り仕切っている
ああ、それならあたしがお店に出るわよ
今日は、あなたたちの学園祭だからあたしは裏方で、ずっとパン工房に籠もっていようと思っていたけれど
克子姉は、パン焼き用のエプロンを外しながら言う
こんなに色んな人たちが表に出ちゃったんだからもういいわお店の方は、あたしに任せなさいテニス部の子たちも、パン作りの講習でみんな知っているし
克子姉が店を仕切ってくれるんなら安心だ
マナちゃんとヨミちゃんが来てくれたから、パン工房の中の方も安心して任せられるわ
オレがいて、愛がいてマナとヨミがサポートしてくれれば、何とかなる
うん、任せて可奈さん
わたくしたちが頑張りますわ
マナとヨミが微笑む
パンは苦手で申し訳無い
申し訳無いのでございます
ミタマとキヌカが、オレたちに頭を下げる この2人は戦闘能力は高いが家事やパン作りには本当に向いていない
2人はイーディとトークショーの方に出てくれ
それぞれが自分のやるべくこと持ち場がなければいけない
可奈センパイ、パン工房の女子テニス部の人たちもそろそろ交代してあげないとさ
オレはかなり疲労の溜まった女子部員たちを見て言う オレたちはいつもやっているパン作りだけれど この人たちは、今日、いきなり修羅場を経験しているわけだから
そうね交代させるわごめんなさいね外も物凄く繁盛しちゃってるから
いえ、いいんです可奈さん
何か、これだけ忙しいと楽しいです
あたしとか、彼氏とかもいないしこんな企画が無ければ、学園祭を1人でブラブラ見て歩くとかになるところでしたから
自分のところのクラスも大したことやってないし
うん、こんな風に充実してる方が良いよねあたし今年の学園祭、一生忘れられないと思う
女子部員の子たちは、そう言ってくれた
今回のカフェの儲けは、全部、女子テニス部に寄付するから楽しみにしておいて
ええ、パン工房というかパン技能士コースは材料費だけ貰えばいいから最初から、そのつもりよ売り上げの残りは、女子テニス部で自由に使いなさい
うわっ、打ち上げが豪華になりそっ
女子部員の1人がそう言うが
馬鹿ねそんなレベルじゃなく、儲かってるわよ
テニスコートの修繕をして、新しいネットを買うとかかな
えー、試合に行く時用の女子部専用のマイクロバスとか買えない
それは幾らなんでも無理でしょ
でも合宿費の補助とか色々と使い道はあるわよ
テニス部員たちは、笑い合う
よしでも、それならもう一働き、頑張るわ
さすがにみんな若いからお金の話を聞いただけで、身体から疲労が吹き飛んだらしい これだけ客が来ていて儲かった分が、全て女子テニス部のモノになると判ったのだから
今の克子さんの話外で働いている子たちにも、教えてあげて
さあ、キバっていくわよっ
可奈センパイが、みんなに気合いを入れる
日本の学校は楽しいわねこういうイベントがあって
外からはアーニャだけが戻って来た エリとリエも、次のトークショーに参加することにしたらしい 石神瑞希と黒瀬安寿さんそれから、香月セキュリティ・サービスの木下さんたち見学組に入る 木下さんは、アーニャを見て
木下です以前、バービーさんとルビーさんにお世話になっていました
バンバルビー3時代の木下さんの先輩2人は今はキョーコさんの部下になっている アーニャの仲間だ レイちゃん戦う特別番組でも、アーニャはバービーさんたちと一緒に出ているし
あああなたのこと、よく2人から聞いているわ
あなたの映像も、見せてもらったわ面白いわねそのフレイル
アーニャの眼が、木下さんの持つ粉砕フレイルに集中する
1度闘ってみたいわ
ええ、いつでもお受け致しますわ
木下さんも、ニッと微笑む
お、お二人とも
黒瀬さんが、不穏な空気を感じて2人に声を掛けるが
いいのよキョーコ帝国と香月セキュリティ・サービスの次回の対戦の打ち合わせだから
いえ、わたしはテレビの方には出ませんので
わたくしはこちらの専属になりました
木下さんはオレたちの専属警護人となった
あら、それならなおのこと闘ってみないといけないわね
身内になるのならお互いの能力をよーく知っておかないと
はいいつでも連携できるように
2人はクスッと笑った
ちょっと奥の部屋の電話を借りるわよ今の状況が知りたいから
アーニャがそう言って、休憩室の中に入っていく ここで何回かセックスしているから、アーニャもパン工房の中の機器については知っている 休憩室の中の電話は有線の秘密回線だから、誰にも盗聴されずに話をすることができる さっきまで装甲車に乗っていたキョーコさんか、ミナホ姉さんに電話するのだろう 石神憲王の懲罰が終わらないと石神瑞希も帰れないし ていうか、この名家の子供たちを帰宅させるためには香月セキュリティ・サービスで1台、車を用意しないと この兄妹が連れて来た連中は全員、捕まえてしまったから まあ、その辺は翔姉ちゃんが、何とか手配してくれているだろうけれど
吉田くぅん、集中
今のオレは吉田良信だ 黒森公としての仕事は忘れて眼の前のパンに集中しないと
そうそうそれでいいの
愛がニコッとオレに微笑んだ それから1時間30分ほど経った さすがに日暮れが近くなると、客は減った オレたちの高校の生徒たちは残っているけれど 外から来た人たちが、どんどん帰宅していく
何かさ、あたしたちのトークショーの様子を携帯電話のカメラで撮ってさ、ネットにアップした人たちがかなり居たらしいんだよ
戻って来た寧がオレに言う
それで、テレビ局が取材しに来ようとしたんだけれど学校側に拒絶されたんだって
まあここは普通の高校だからなあ
はい、お疲れ様みんな休みましょうもう、新しいパンを焼かなくてもお店の方は足りると思うわ
克子姉が入って来て、オレたちに言う オレたちでなく、女子テニス部の女の子たちが大きく溜息を吐く オレたちはこの後、明日の仕込みをしなくちゃいけないことが判っているから気を抜いたりはしない
やっと向こうも終わったらしいわ帰宅の準備ができたから、連れて来てって言ってるわよ
休憩室からアーニャが出て来て、オレに言う 電話をしに入って行ったんだけれど その後、トークショーが終わったイーディや双子やミタマたちも休憩室に籠もっていた もしかしたら、校内の監視システムを使って、みんなで学園祭の様子を見ていたのかもしれない
ああ、石神さんのお迎えが来たのね
克子姉が、石神瑞希を見て言う お迎え 名家・石神家の方から迎えの車に来てもらったのか そういう発想は無かった でも、名家相手ならそうした方が良いのかもしれない
何か、教職員用特別駐車場まで連れて来てって言ってたわよ
あなた連れてってあげて
パン工房の方が一段落ついたからオレがいなくなっても平気だな
お供致しますわ
木下さんが粉砕フレイルをガチャリと鳴らして言う ヨミも
待って待って待ってアタシも行くヨ
イーディも休憩室から出て来て、オレに言った 石神家から迎えが来るのならまた別口の警護役を連れて来ているはずだ 石神兄妹の警護役が黒瀬さん以外香月セキュリティ・サービスの反乱部隊と通じていたんだから そいつらも怪しい 警護役は多めに連れてった方が良いか
わたくしは残るわよその方が良いでしょ
キョーコさんの部下のアーニャを連れて行くと、石神家側を変に刺激することになるかもしれない
ミタマちゃんとキヌカちゃんにも、こっちに残ってもらうわ
オレはパン作り用のエプロンを脱ぐ
さあ行こうか
石神瑞希に、そう告げると 彼女は、ジッとオレの眼を見てから
そうね参りますわ
何か、色々とテンパッてます
1360.学園祭B/瑞希、殻を破る
パン工房の外は綺麗な夕焼けになっていた 学園祭の初日は、もうすぐ終わる 外部からのお客さんたちは、ほぼいない 明日もあるから、生徒たちもみんな今日は早めに帰宅するだろう うちの高校は泊まり込みは許可されていない 勝手に泊まろうとしても、監視システムで発見できるから確実に追い出される
こっちですよ
石神瑞希と黒瀬安寿さんそれと香月セキュリティ・サービスの木下さんに、イーディとヨミ 警護役を多めにしてオレたちは、教職員用特別駐車場へ向かう道を歩いて行く
学園祭もこの辺は何のイベントも無いから、閑散としていネ
イーディが言うとおりすぐに人通りがなくなった
何故なのでございますか
突然、石神瑞希がオレに尋ねる
何故、黒森様はそんなに普通にしていらっしゃるのですか
真っ直ぐに、オレを見る オレには、石神瑞希の言葉の意味が判らない
先ほどのパン工房に行く前と後では黒森様は全然違います
パン工房の前石神瑞希を懲罰レイプしたことか
あのパン工房では黒森様は、わたくしにほとんど気を留めていらっしゃいませんでした
そりゃあそこでは、どんどんパンを焼かないといけない状況だったしさ
瑞希の相手をしている余裕は無かったけれど無視していたわけじゃないぞ
ええ、黒森様時々、わたしたちの様子をご覧になっていました
黒瀬安寿さんが、不思議そうに答える
そういうことではなくて
石神瑞希は、ムッとした様子でオレを睨む
あんなことがあったというのに黒森様は、わたくしのことなんて、何とも思っていらっしゃらないんですわ
やっと判った 石神瑞希にとっては、オレにレイプされたことがとんでもなく大きな問題なんだ 彼女の人生において1、2を争うような それなのに、彼女を犯したオレの方はレイプしたことを忘れてしまったかのように、普通に日常生活に戻ってしまっていることが、納得できないんだ
何とも思っていないなんてことはないけれどその時、その時で切り替えをしていかないとダメなんだよ
石神瑞希をレイプしたのは黒森公としての仕事で パン工房で働くのは吉田良信としての仕事だ
そうじゃないとオレには、やらなきゃいけないことがいっぱいあるからさ
仕方ないネDarlingとアンタでは、生きている世界が違うノネ
イーディが、笑って言う
自分の世界ダケが世の中の全てジャナイというコトを、アンタは学ぶべきヨ
わたくしが間違っているというのですか
石神瑞希は、イーディを睨む
間違ってるも、間違ってないもナイのヨ違う世界には、違う常識違う日常があるノネソレダケのコトヨ
石神瑞希の信じるルールは名家の令嬢という彼女の日常に起因するものだ オレたちの犯罪組織・黒い森のリクツとは違う
アタシたちにとっての日常とアンタにとっての日常が違うモノであるなんてことはヨクあることなのネ
イーディは、さらに言う
一般的な世界デハアンタたちの日常の方が、どちらかというと普通ナノカモしれないノネダケド、だからと言ってアタシたちが、アンタたちの日常に合わせなくちゃイケナイ理由はないノヨ
うんそういうことだ
アンタが名家のお嬢様だとシテモ不始末をやらかしたら、相応の罰を与えるアタシたちは、そういうトコはキッチリしているヨ
相手次第で手加減したりしていたら他の組織からナメられるもんな誰が相手だろうと、ヤラれたらヤリ返すいつでも、こちらのツメとキバを示していかないと弱みを見せたら食い付かれるからな
だから、後悔とかは全く無い当たり前のことを当たり前にしただけだ
オレの言葉に、石神瑞希はブルっと震える 怒りと不満のこもった眼でオレを見た
それにお前にはそれだけの価値があったしな
驚く石神瑞希
お前は良い女だったって言ってるんだよ瑞希
この娘の身体は良かった 性格はともかく、美人だし、プロポーションも良いし処女の締め付けも素晴らしかった 石神瑞希は、頬を赤くする
ああ、お前から石神家が支払うべきペナルティは、きっちり返してもらったって思っているよだから、石神家が今後どう動くかは判らないけれどオレたちの方からは、もう何もしないよ今回のことのオトシマエは付いたと思っている
石神瑞希は、黙り込む
悪いけれどこれがオレたちのリクツだし、オレたちの日常だから
黒森様にとってはわたくしのことも、学園祭に参加なさることもごく普通のことなんですわね
レイプもパン作りも オレにとっては日常
うん、そうだそういうことなんだよ
寂しそうに石神瑞希は答えた
トコロデアンジュのコトなんだケレド
イーディが、黒瀬さんのことに話を移す オレは黒瀬さんに
黒瀬さんはこのまま石神家に仕えていくつもりはないんだろ
は、はいえ
だって女の子の警護人は、瑞希が高校を卒業するまでしか雇ってもらえないだろうし
名家の令嬢には高校卒業後は、大人の警護人が付く
黒瀬さんは先祖代々、石神家に仕えている家の出身でもないからそのまま石神家が雇用し続けてくれるとも思えないし
うつむいて、黒瀬さんは答える
それに、石神憲王も瑞希も馬鹿だから、黒瀬さんの価値を全然判っていないもんな
オレはハッキリと言う
いや、黒瀬さんはもっと高く評価されるべきだと思う
オレがそう言うと木下さんが振り返り
では、香月セキュリティ・サービスに入社していただきますか
香月セキュリティ・サービスのオーナーは、黒森様ですから黒森様がお決めになられれば、即採用です
木下さんは、黒瀬さんのことどう思う
木下さんは、笑顔で黒瀬さんを見て
まだ若いですから、未熟なところがいっぱいありますけれど素質は、わたしよりも上だと思います
ソウジャナイヨリョウコは壊し屋タイプ過ぎるダケネアンジュは、普通に警護がやれる資質が高いというコトネ
イーディが、そう訂正する うん、木下さんは戦闘力が大きすぎるだけだ だから、オレみたいな常にヤバイことに巻き込まれそうな人間に付いててくれると助かる 一方、黒瀬さんは通常の警護役をやっていく方が向いている
いずれにしましてもわたしも、この子は良いと思います推薦状を書いてもいいですよ
ああ、香月セキュリティ・サービスに入社させるなら オーナーであるオレのゴリ押しより木下さんが推薦したという形にした方が良いのか 香月セキュリティ・サービスの内部にも色んな人がいることを今回の反乱事件で判ったし
アタシも推薦するヨアンジュは良いコなのネ
わたくしの眼で見ても、問題は無いです先生の思っていらっしゃる通りの心の綺麗な方ですわ
イーディとヨミも、そう言う 特にヨミは心の奥底までチェックしてくれたようだ
いや、でもわたしなんてそ、その
みんなに褒められて黒瀬さんはうろたえる この子は性格が優しすぎて、自己主張ができない子なんだよな
瑞希悪いけれど、黒瀬さんはオレが貰うぞ
オレは外堀から埋めていくことにする
嫌だと言っても、召し上げるのでしょ
石神瑞希は、オレを見る
お前の下僕から解放するだけだこの先も黒瀬さんと付き合っていきたいのなら、改めて友達になればいい
オレは、そう言って黒瀬さんを見る
黒瀬さんも瑞希の警護役を辞めたって、瑞希と縁を切るわけじゃないよな
いや、あのそれは新しいご主人様次第ですっ
慌てて、黒瀬さんが言う
だから、新しいお前の主が命じているんだオレに仕えた後でも瑞希とは仲良くしろ瑞希の命令やワガママを聞いてやる必要はないただ、友達になってやれ
ハッ仕方ないわね安寿は、あなたに差し上げるわ
石神瑞希は、オレに黒瀬さんを譲渡した
ええわ、わたし香月セキュリティ・サービスに入るんですか
びっくり顔の黒瀬さんはなかなか可愛い
所属は香月セキュリティ・サービスだけれど実際には、オレに仕えてもらう
オレは、黒瀬さんに告げる
黒瀬安寿お前は、一生、オレに仕えるんだオレに仕えてオレとオレの家族を守れ
ええ
今日から、オレとオレの家族がお前の家族になるお前は、一生、オレたち家族の一員だ
お前は、オレとセックスしてオレの子を産むんだオレのためだけの女になれ
黒瀬さんは絶句する
アタシたちと同じネ
はい、あなたは選ばれたんですわ
イーディとヨミが、ニコッと微笑む
永久就職が決まって良かったですねぇ
木下さんも、ほんわかと黒瀬さんに微笑んだ
あ、あの瑞希様
黒瀬さんは困惑した表情で、元主人を見る
良かったわね、安寿
あなたは選ばれたわたくしは選ばれなかったそういうことなんだと思うわ情けないけれど
悔しそうに呟く
そういうコトネホラ、これ、あげるネ
イーディがポケットから錠剤のカプセルを取り出す
ミナホに頼まれてたノヨコレ妊娠しないクスリなのネ今、飲んだら全部問題ナシになるネ
緊急避妊薬か
コレを飲まないというのもアリヨそれでモシ、子供ができた場合はアタシたちFamilyは必ずアンタを引き取るネアタシたちは、DarlingのCHILDは全て幸せに育てるって決めてるカラ
処女をレイプされオレに2度膣内射精された石神瑞希には 妊娠の可能性がある 避妊薬を飲めば妊娠の危険は消える 飲まないで孕めば彼女とお腹の子は、オレたちが責任を持って引き取る
飲むわそのクスリ
石神瑞希は、イーディからカプセルを受け取る
わたくしは名家・石神家の娘ですからこんなことで負けるわけにはいかないのよ
彼女はゴクッとクスリを飲み干した
教職員用特別駐車場にはすでに、ミナホ姉さんたちが待って居た
岩倉会長と娼婦候補生の少女たちそして
み、瑞希ぃぃぃ
石神憲王も居た ああ、痛そうに尻を押さえている 岩倉会長に、思いっきり掘られまくったんだな
き、貴様らっ瑞希に何をしたぁぁ
石神瑞希もガニマタ気味に歩いているから、兄には妹がオレに犯されたことは一目瞭然で判るんだろう
わたくしはこちらの皆様とお茶を飲んでいただけですわ
石神瑞希は、兄に言う
お兄様もそうですわねそちらにいらっしゃる皆さんとお茶の時間を過ごされただけですわよね
み、瑞希
石神憲王には、妹の言葉の意味が判らない
わたくしも、お兄様も密室で辱めを受けたというような事実はございませんそのようなことが、起きるはずがないのです
石神瑞希は大きな声で言う
わたくしたちは、名家・石神家の家名を背負っているのですから辱めを受けるようないわれはございませんしもし、例え、そのような事実があったとしても、それを認めることは許されないのでございますわ
黒森様本日は、お茶の時間をとても楽しく過ごさせていただきましたありがとうございました
名家の令嬢らしく、オレに深々と一礼する 石神瑞希はヤケクソでそう言ってるんじゃない 彼女は彼女の日常のルールに従ってオレと闘っている ここで泣いたり喚いたりしながら、兄にオレにレイプされたことを訴えるのは 名家の令嬢としての美学に反するのだろう
お兄様も楽しいお茶の時間を過ごされたということだけを記憶なさって下さい
石神瑞希は兄に言う
それ以外のことは何も無かった起きなかったのですですから、わたくしたちが今後、黒森家に報復するようなことは一切ございませんわそんなことをしなくてはいけない理由が無いのですから
そ、そんなおい、瑞希お前
石神憲王は馬鹿だ本当に理解力が劣っている
わたくしたちがどんな形でも、黒森様や黒森様にまつわる方たちに敵対すればわたくしやお兄様、ひいては石神家にとって良くない情報が世間に広まるだけですわ
オレたちが瑞希の処女レイプを記録撮影したように ミナホ姉さんたちも、石神憲王の陵辱を撮影しているはずだ
ですからわたくしたちには、何も起きていないのですわ問題になるようなことは
オレにレイプされたことを石神瑞希は、公式には認めない 認めない以上はオレたちとは敵対しない
裏から手を廻して、黒森家を攻撃するのも無理ですわこの方たちの方が、そういうことは上手でしょうから
泣き寝入りするしかないというのか
違いますわ、お兄様誇りを失わないために、敢えて無視するのです
無視するだけでわたくし、今日のことは一生、忘れませんから
ああ、オレも忘れないよ
オレも石神瑞希を見て、微笑む
迎えの車が来たようね
ミナホ姉さんが言うとおり裏門の方から、大きな黒塗りの車がやって来る
握手して別れようか
ええ、そうですわね
石神瑞希は、オレに手を差し出す オレたちは手を握り合う
また、お茶に誘っていただけますようにわたくし、日々精進致しますわ
石神瑞希はそう言う
いいのかそんなことになったら
オレにまたレイプされるぞ
ええ、構いませんわ何度そのようなことになってもわたくしは絶対に認めませんから
石神瑞希は笑顔で、そう言った
お前変わったな
ただのワガママなお嬢様だったのに 今は、誇り高い名家の令嬢になっている
ええあなたのせいで変わったのよ
石神瑞希は、そう言うとクスッと微笑み
いいえ、それも認めてはいけないのよね
オレにレイプされたことを認めないのだから オレのせいで変わったということも無い
ご覧なさいこれが、あなたと公の違いよ
ミナホ姉さんが岩倉さんに言う
同じ様なことをしても公は相手を成長させるの幸代はただ屈辱感を味あわせるだけでしょ
岩倉さんは、キョトンとしている
こっちの人の記憶ちょっと調整しておきますわ
ヨミが石神憲王の頭に手を触れる
ええ、あたしたちの顔と具体的に何をされたかをボヤかしておいて
何をされたのか、はっきりと思い出せないのが一番、恐怖を感じるものだから2度と黒森家に逆らえないように、恐怖を刻み付けておいて
ヨミが力を放出する
ということで瑞希は一先ず退場
次の人のターンとなります
1361.学園祭B / s-EX13人衆
やがて石神家からの迎えの車が到着した
憲王様瑞希様
車の中から、慌てて家臣らしい老齢の男が飛び降りてくる
静かになさいわたくしたちは無事です
石神瑞希は、男にそう言う
しかし、お連れになられた警護の者が壊滅したというのは
彼らの中に良からぬ考えを持つ者たちが紛れ込んでいたのですそして、お兄様とわたくしをここに連れ出しました
全員、香月セキュリティ・サービスが身柄を確保していますわ引き渡しを希望なさるのでしたら、正式ルートで香月セキュリティ・サービスにお申し込み下さい
ミナホ姉さんが前に出て、男に言う
あら、名家であらせられる石神家が非公式でも、わたくしどもとコンタクトを取られるべきでは無いと思いますが
石神のご当主様とは、しばらくお目に掛かっておりませんけれど
石神家の当主もかつては黒森楼の顧客だったのだろう ミナホ姉さんのお祖父さんが経営していた頃の上流階級の社交クラブだった時代に
今回の一件は悪人にソソノカされたわたくしとお兄様がいけなかったのですこれ以上、ご迷惑をお掛けする前に帰宅致します
石神瑞希は、毅然とした態度でそう言うと
お兄様しっかりなさってさあ、車にお乗り下さい
巫女の力で記憶を操作され朦朧としている石神憲王を車内に押し込む
それでは、皆様大変、お世話になりました失礼致しますわ
スッとオレたちに頭を下げ石神瑞希も車内に入った
し、失敬する
石神家の家臣も、助手席に乗る そのまますぐに、石神家の黒塗りの車は、教職員用特別駐車場から出発して行った 車内の石神瑞希は、名家の令嬢としての威厳ある表情を崩さない オレたちの方には、一度も振り返らないまま車は走り去って行く
あのお嬢様も一皮剥けたみたいね
ああ、次に会った時は、世間知らずの馬鹿なお嬢さんじゃなくって、立派な令嬢になっているよ
きっと良い女になると思う
お兄さんの方は全然ダメなままだと思うわ
ダメっていうかちょっと、やりすぎたかも幸代が
岩倉さんが何をしたんだ
後輩たちに、わたしの調教テクニックの神髄を疲労しただけですわ確かに少し度が過ぎたかもしれませんがくふふふふ
このSっ気もMっ気も強いド変態な女子高生娼婦は何をしたんだ 石神憲王の肛門で生け花してたことだけは知っているけれど
うん何かとにかく酷いっていうかむしろ非道かったわ
娼婦候補生の朝比奈希美が言う
何て言うかビックリ・ドッキリ体験でした
同じく候補生の住友モモカも、そう言った
うん人体って、スゴいよね
白旗せつなもそう言う 鞍馬美里は、今日は別件で出掛けている 他の2人の候補生德大寺さんと黒沢さんは、オレとは親しくないから言葉を発さないけれど やっぱり、複雑そうな困惑した表情をしている
そうでしょ、そうでしょわたくしを見て色々と学ぶことが多かったはずよあなたたちも早く、わたしのような有能な娼婦にならないといけないわ
岩倉さんは自信たっぷりにそう言う 自分では新人娼婦候補生たちの良い教師になれたと感じているらしい 後輩たちの岩倉さんを見る眼は
こんな人みたいにはなりたくないと強く訴えている
教師役というより反面教師だな
幸代、娼館が再開したら変態プレイをお望みのお客様は、優先的にあなたに回すわ
え、よろしいのですか
だってこの子たちじゃ、そういう方たちのご希望にお応えするのはまだまだ無理でしょ
それはその通りだと思いますけれど
岩倉さんは、後輩の娼婦候補生たちを見て
でもわたしとしては、早くこの子たちにもヘンタイ道を突き進んでもらいたいんですが
娼館は1年近く閉鎖していたのよずっとお待ち下さったお客様それもヘンタイ趣味の方たちのお相手を、研修中の子たちにさせるわけにはいかないわ
それは、そうですがわたくしが、手取り足取り、みっちり変態プレイの奥深さを教えますから
岩倉さんは、何としてもヘンタイ仲間の後輩を作りたいようだ
そう、あなたが嫌ならそういうお客は、他の子に回すわ娼館に出戻りして来るのは幸代だけじゃないのよアサコやモエミも居るし
黒い森の閉鎖によって娼婦から解放されても外の世界に馴染めずに、再び娼婦になりたいとミナホ姉さんに申し出てきた人が何人かいる 新しい娼館は、新人娼婦候補生たちと岩倉さんたち出戻り娼婦で再開される予定だ
判りましたではヘンタイの皆様は、わたくしが担当致します
岩倉さんは他の娼婦に顧客を取られるぐらいならと、宣言する
そうしてちょうだい
ミナホ姉さんは、新人娼婦候補生たちを見て言う
黒い森は、白坂創介支配の時代が長かったからヘンタイ客はある程度は居るのよねでも、お金払いが良いのは圧倒的に変態じゃないお客様の方なのよ
まあそういう面はありますわね
岩倉さんがうなずく
物凄い面倒なプレイの注文を出された方に限ってプレイ後に、お支払い額を値切ろうとなさいますからね
プレイ中は興奮してて、色んなことを言うけれど終わってスッキリした後に、ハッとして何で、こんな馬鹿なことをしたんだって思うのよそれで値切ろうとするのよ
なかなか、面倒なものだなあ
お金払いの良い変態さんもいらっしゃるけれどそういう方こそ、底抜けに無茶苦茶な注文をなさるから
ああ、わたしもスカイダイビング・セックスはお受けしましたけれど連続パンジージャンプ・セックスはお断りしました
岩倉さん、スカイダイビングはやったんだ
そういうのはまだいいわよウンコ味のカレーと、ウンコ味のウンコの違いを知りたいから今すぐ持って来いっていうお客様が居たでしょ
はいウンコ味のウンコは、すぐにご提供できたんですけれど
さすが岩倉さん客の前で排便することには、何の抵抗も無いんだ
でも、ウンコ味のカレーの方は
ええカレーにウンコを入れても、カレー味のウンコにしかならないものねあたしも克子も、カレーをウンコ味にする方法はついに思い付かなかったわ
お客様のご要望に応えられなかったのが悔しかったので、わたし今でも研究を続けているんです最近、大分ウンコ味っぽいカレーを作れるようにはなってきたんですけれど一口食べてうん、これはウンコの味だって口の中が痺れるようなカレーはまだできないですねえ
真顔でこういう話をしているのが恐ろしい
だから、そういうお客様は幸代でないとお相手できないでしょ
岩倉会長は、ニヤッと微笑む ミナホ姉さんに認めてもらったことが、嬉しいようだ
そういうわけだから新人のあなたたちには、ヘンタイ客の相手はさせないわいいわね
ミナホ姉さんの強い言葉に、新人娼婦候補生たちはむしろホッとしていた とにかくヘンタイは岩倉さんが、まとめて相手をしてくれることになった
トコロデ
横で話を聞いていたイーディが、口を開く
アンタ生徒会長で、学園祭の実行委員長たのヨネ
岩倉さんが答える
アンタがいないからって実行委員がずっと困ってたみたいヨ
ああ、そうだうちのパン工房にも実行委員が来て騒いでたって言ってたな
もうわたしがいなくても上手くやっておくように言っておいたのに
いいわ、実行委員の男子を全員並べてお仕置きするわ御名穂様よろしいですか
ええ、こちらはもう終わったのだから幸代は幸代の仕事をなさい
では、失礼致しますあなたたち精進なさいね
岩倉さんは、ミナホ姉さんに挨拶すると後輩の娼婦候補生たちに、そう叫んでそそくさと校舎の方へ向かって行った
何て言うか南米の蘭みたいな人よね
派手で綺麗なんだけれどすっごい臭いのよあの人も
うん実際に臭いわけじゃないけれど 物凄く毒性のある芳香が漂っているよな岩倉さんは オレはミナホ姉さんや娼婦候補生たちを見て
みんな、パン工房まで来ないか口直しに、コーヒーでも飲もうよ今なら、パンも残っていると思うし
希美たちにも娼婦の研修だけでなく、学園祭を楽しんでもらいたい もう、ほぼ初日は終わってしまっているけれど
あなたたち、行ってらっしゃいイーディさんとヨミさん、連れて行ってあげてくれる
公は残って黒森家の仕事の次は、香月セキュリティ・サービスの仕事が残っているわ
香月セキュリティ・サービスの反乱部隊の処置の報告がまだだ 翔姉ちゃんのところに行くんだな
20分も掛からないわ公もすぐにパン工房に返すわよ
ソウネリョウコとアンジュがいればDarlingの警護は問題ないネ
木下さんと黒瀬安寿さんは、オレに付いてきてもらうのか ああ、黒瀬さんは所属を香月セキュリティ・サービスにするんだから オレが、翔姉ちゃんの前に連れてって、話をしないといけないか
一般生徒がまだ残っているから、気を付けてねあなたたち声とか掛けられても仲良くなっちゃダメよ
娼婦候補生たちはうちの高校の生徒になっても、ほとんど方の生徒と交流していない ミナホ姉さんから解放されるのは、今が初めてかもしれない もっとも、監視は続いているんだろうけど パン工房には、娼婦候補生たちの研修を担当している克子姉も居る
変なのが来ても、アタシがイルカラ平気ヨ
あのわたしはいいです
わたしもいいです
德大寺さんと黒沢さんは、ミナホ姉さんにそう言うが
あら、あたしは命令しているのよ
ミナホ姉さんは、2人に冷たく微笑む
パン工房行って他の子たちと仲良くコーヒーを飲んで、パンを食べて来なさいいいわね
強制的に命じる
はーい、じゃあパン工房へ行く組は出発しまーす
巫女の力の持ち主が、そう言うんじゃみんな拒めない
じゃDarling、先に戻ってるヨリョウコ頼むネ
イーディが笑顔で、そう言った 教職員用特別駐車場の隠しガレージから、ミナホ姉さんの車を出し ほんの数分で反乱部隊を搬送した、秘密の地下施設へ着いた さっきは駐まっていた工藤父の部下たちの車は全てなくなっている
ああ、キョーコさんの装甲車だけが奥に残っている
ああ、待ってたわ
奥の部屋から翔姉ちゃんと月子が出て来る
5分ほど前に、最後の人たちを送り出したところ月子さん、大活躍だったのよ
捕らえた香月セキュリティ・サービスの反乱部隊と、石神家の警護役たち それに、公安警察の連中たちまで 全員の心をチェックし記憶を書き換えたのか
ありがとう、月子
オレは月子を抱き締めて、耳にキスする 月子も、優しくオレに微笑んでくれた
月子さんのおかげで、全てが明らかになったわ香月セキュリティ・サービスの反逆者は全員特定したわここに来なかった人たちも、すでに身柄を拘束してあるわ
石神家に配下を送り込んだ者も、公安警察の一部と通じていた人間も判ったわちなみに、警察の人たちは工藤さんたちが送り届けたわ
わたくしたちに関する記憶は丸まる削除致しましておきました
月子がそう言うのだから、問題は無いな
反逆者は厳罰に処するし反逆者たちの動きを知っていたのに、報告しなかった人たちも処分するわよ
何もしなかったというのは、反逆に与することと同じなのよ
こういうことは、キッチリやっておかないと根を残すと、そこからまた反乱が起きるわ
反逆を黙認していたというのは 反逆者たちに親しみを感じていたかオレに反感を持っていたかのどちらかだ
もっとも根を断ち切っても、こういうことが、これから何度も起きるのよその覚悟はしておいて
どんな組織でも問題を起こす人間は出るわ組織は必ず腐敗するのよだから、常に組織全体を新陳代謝させていかなければならないし、腐敗してしまった部分は、小まめに刈り込んでいくしかないの
警察でも、軍隊でも、政府でも腐敗した人間による問題行為は必ず起こる
絶対に腐敗が起こらない組織なんて、あり得ないのよだから、組織をガッチガチに締め上げて、管理しようとしてはダメ硬直した組織は、さらに腐敗が進むわよむしろ、組織内はなるべく風通しを良くしておかないとそして問題を起こしそうな人物たちをピック・アップしておいて、適時に切り捨てていくしかないのよ
完璧な組織なんて作れないから最初から問題のある人間が出て来ることを想定しておかないといけないということ
そういうことよ特に香月セキュリティ・サービスは、普通の会社ではないからね
香月セキュリティ・サービスは日本の上流階級専門の警護会社だ
普通の会社なら全ての従業員を幸せにするように努力しなければいけないんでしょうけれど、わたくしたちの場合はね握っている情報や権限が大きいんですから悠長なことは言ってられないわ常に反乱の可能性を察知して、問題人物はどんどん切り捨ててそれでも、今回みたいな事件が起きるのよ
あなたが言ってた通り上司に命令されて、仕方なく反乱に参加した人は見逃すわそうでない人は処分するしかないのよ
今回だけは見逃してあげるっていうんじゃダメなの
ダメよそういうレベルじゃないものあなたを失脚させるか、殺すかして香月家の分家から、自分たちがコントロールできる人間を立てて、香月セキュリティ・サービスを乗っ取ろうとしたわけだから公安警察の人たちまで使って
確かに業の深い反逆なんだよな
今回の首謀者の1人はわたくしが期待していた人だったから、ショックよでも、仕方ないわやったことに対する報いは受けてもらわないと
そうですよ悪いコトしたのに、処罰されないなんていう方がマズいですそんな組織の方が持たないですよ
でもみんな、オレが急に香月セキュリティ・サービスのオーナーになったからだから、不安になって、こんなことをしたんだろ
馬鹿ねあなただけの問題じゃないわよ
翔姉ちゃんは、オレの頬を撫でてそう言う
女のあたしが、現場部門のチーフになったことだって、反逆の理由の1つだしあなたをオーナーにした、香月閣下に対する反抗だったりもするのよ
オレだけが原因じゃない
単純に香月セキュリティ・サービスの中での地位や待遇に不満があったってだけの人もいるわ理由はたくさんあるのよ一々、悩んでいたら馬鹿を見るわ
オレはもう、香月セキュリティ・サービスのオーナーになってしまったんだから 前向きに進むしかない
とにかくこれで組織をズバッと再編する理由ができたわ見ていて、わたくしが機能的な集団に作り替えてみせるから
うん、頼むよ期待している翔姉ちゃん
そろそろいいかい
えスピーカーから、声がする
もういいだろみんな待っているんだから
この声はキョーコさん 声はキョーコさんの装甲車の外部スピーカーから、聞こえてきている 翔姉ちゃんが、装甲車の運転席の方を見てそう言った
ほいじゃあ行くよっ
な、何だ何が始まるんだ
ナンバー1、ナンバー2
スッと装甲車の上に、槍を持った少女が2人現れる ああドリィ・ルゥとアナ・ルゥ姉妹だ さっきもキョーコさんやアーニャたちと、オレの窮地を救ってくれた
ナンバ-3、ナンバー4
さらに、装甲車の上に別の少女たちが立ち上がる
ナンバー5、ナンバー6、ナンバー7
さらに3人 みんな外国人の美少女だ ドリィたちのようなドリル槍でなく、スコップや別のものを持っている子もいる
ナンバー8、ナンバー9、ナンバー10
外国人といっても人種はバラバラだ 髪の色も眼の色も肌の色も違う 年齢は中学生から高校生ぐらいだろう
ナンバー11、ナンバー12
そうだキョーコさんは言っていた ドリィたちのように、東南アジアの組織から救出した少女暗殺者が他にも居ると その全員をオレに引き取れと その人数は
ナンバー13
全部で13人 13人の美少女暗殺者たち
ほら順番に名前を呼ぶから手を上げなっ
キョーコさんは日本語でそう言った後現地の言葉で、もう一度彼女たちに伝えた
ナンバー1ドリィ・ルゥナンバー2アナ・ルゥ
スッと順番に手を上げる
ナンバー3ペニー・スゥ・エレクチオーネナンバー4ヴァギィナ・クワトロ
他の子も、名前を呼ばれた順に手を上げる
ナンバー5オソソ・オボコナンバー6フェラ・千代ナンバー7アンネ・ロゼ・アゲマンダー
みんな真顔で、オレをジッと見下ろしたまま
ナンバー8イン・ランナンバー9イン・リン(ジョイトイ)ナンバー10アクメ・イク・エクスタシーナンバー11クンニ・マンジール・カウパーナンバー12オーガ・ズム・ダイクン
26の瞳が装甲車の上から、オレを見ている
そしてラストナンバー13クリト・リリス
この子たちをオレは引き受けるのか
久しぶりに下らない名前を11個も考えました
個人的にはオソソ・オボコが気に入ってます
1362.学園祭B / 我に従え
キョーコさんの装甲車の上に立ってオレを見下ろす13人の少女暗殺者たち みんな無表情で、強い眼でオレを見つめていた
この子らは全員、スラムや売春窟にいた孤児の中から東南アジアの犯罪組織の頭のおかしい女ボスが選び出したんだよ
装甲車に取り付けられている外部スピーカーから、キョーコさんの声が響く
東南アジアっていうのは、色んな国と関わってきた歴史があるし売春地区には、今でも世界中のエロジジィが集まっているだから、みんな混血児だよ何がベースになっているのかは判るけれど何が混じっているかは、正確には判らない
うん褐色の肌なのに金髪だったり 東洋系の顔立ちなのに、眼の色の青い子もいる
ま混血児は美人が多いっていうけれど、この子たちは粒ぞろいばかりを徹底的に選別されているからね美少女揃いだろ
中学生から高校生ぐらいの年齢の世界中の色んな美少女がズラッと並んでいた
ナンバー1のドリィ・ルゥとナンバー2のアナ・ルゥ姉妹この子らのことは、もうよく知っているだろうけれど
ドリル槍姉妹がザッと前に出る うん、ドリィが16歳でアナが14歳だ
この子らはベースは東南アジアなんだろうけれどヨーロピアンの血が混じっていると思うよ肌の感じなんかを見ると、中華系も入ってるかもしれないね
姉妹とも少し褐色がかった肌に、黒っぽい髪だけれど鼻筋が通っていて、眼が大きい
美少女ソムリエとしてのあたしの直感が、そう言ってるんだけれどね
キョーコさんの声が笑う
ナンバー3ペニー・スゥ・エレクチオーネ、13歳この子の父親はイタリア人だってことは判っている母親は地元の娼婦だけどね
金髪で白い肌の小柄な少女が、前に出た
ナンバー4のヴァギィナ・クワトロは、17歳だ名前の通りフランスの血が入っているらしいんだけれどそれは、この子の先祖が植民地時代にフランス系の支配者の私生児だったかららしいよ
なるほど髪は金髪に近い茶色だけれど、顔立ちは東洋系の美少女だ
ナンバー5オソソ・オボコ、14歳この子は、母親がアフリカのペルシャ湾岸の国から逃げて来たらしいそれで東南アジアで娼婦になって死んだんだそうだ
黒人の少女が前に出る この子は頭が小さくて、足が長いスラッとした絶妙なプロポーションをしている 肌は、オレがこれまで見てきたどの娘よりも黒い だけど髪は乳白色に近いブロンドで、眼はペールブルー この子も、混血なんだ
ナンバー6は、フェラ・千代、15歳見ての通り日系だよ父親は日本企業の駐在員で、母親は東洋思想にかぶれてアジアでブラブラしていたロシア人らしい
ああ、オカッパの黒髪に切れ長の涼しい瞳 でも、肌は白い
ナンバー7アンネ・ロゼ・アゲマンダー16歳ドイツ人と中央アジアのトルコ系民族の女性との間に生まれた子らしいよ詳しいことはよく判らないけれど
くりりっとした、ドングリみたいな大きな瞳肌は褐色髪は焦げ茶
ナンバー8とナンバー9は双子だよイン・ランとイン・リン13歳2人とも母親は中華系だけど、父親は判らないイン・リンはジョイトイとも呼ばれてるこれは、3回も暗殺を成功させて無傷で帰還したからだってさ犯罪組織の女ボスの愉快な玩具ってことらしいよ
髪を三つ編みにした全く同じ顔立ちの少女が前に出る こんな幼い顔立ちの子がすでに3人も殺しているのか
ナンバー10が、アクメ・イク・エクスタシー15歳母親はギリシャ系の娼婦それ以外のことは不明だよ
ああ、黒髪に白い肌で鼻が高い15歳にしては背が高い細身のスラッとした身体をしている
ナンバー11クンニ・マンジール・カウパー11歳インド系だねそれも南の方の出身だと思うこの子も孤児となった詳細は判らない
一歩前に出た子は長い黒髪を後ろに垂らしている肌の色は濃いしても落ち着いた雰囲気の少女だ
ナンバー12が、オルガ・ズム・ダイクン12歳母親は中央アジアのコーカサス地方の出身らしいよどういう経緯で東南アジアに流れてきたのかは判らないけれど
この子も黒髪でまだ12歳なのに、物凄く大人びた美人顔をしている ああ、素顔なのに肌が白くて、睫毛が長くて、頬と唇が赤いから バッチリと化粧したみたいな綺麗な顔立ちなんだ しかも、真顔でオレを見下ろしているから子供らしさがまったく無い
そんで最後がナンバー13クリト・リリス14歳ペルシャ系だけれどインドに移ったゾロアスター信徒の末裔なんだと思う多分本国の子とは、ちょっと雰囲気が違うんだよ
最後に前に出た少女は妖しい雰囲気を持っていた髪は褐色でミドリ色の瞳は暗い
まとめ直すと東アジア系が千代とイン・ランとイン・リン(ジョイトイ)東南アジア系がドリィとアナインド系がクンニ中央アジアがアンネ・ロゼとオルガ中東系がリリスアフリカ系がオソソ白人系がペニーとヴァギイナとアクメってことさ
日本から海のシルクロードを通ってヨーロッパに着いた感じね
オレの横のミナホ姉さんが、クスッと笑う
日本から、大陸に渡って東南アジアからインド中央アジア、中東ペルシャ湾の対岸のアフリカに寄って地中海に入って、ギリシャ、イタリア、フランス
といってもほとんどみんな自分の出自のことは判っていないみんな孤児で、幼い時に親と別れているからね自分についての情報を知らないんだよわすがな記憶を元に何となく推測できるってぐらいだね
キョーコさんの声が、地下施設の中で響く
それに名前だって本名じゃないかもしれない孤児になった過程で後から施設で名前を付けられた可能性もあるし親が外国から逃亡して来ていた場合は、本名を名乗っていなかったってことも考えられるそれに最終的にこの子らを引き取った組織の女ボスが、遊び半分で名前を付けたって子もいると思うよ
戸籍とか明確な記録があるわけではないものね
名前すら曖昧なのか
もし気にくわない名前があったら、あんたが好きに命名仕直しな今日からはこの子たちは、あんたの所有物になるんだから
オレはこの子たちを引き受ける
売春するか、盗みを働くかしか生きる術の無いスラムで産まれて親と生き別れ頭のおかしい組織の女ボスに少女暗殺者に仕立て上げられた女の子たちだよそれも生き残った13人だ
組織のボスは少女暗殺者たちに、自分の命を捨ててでも相手を殺してこいと命令していた だから、ほとんどの少女は暗殺が成功してもそのまま暗殺した相手の仲間に殺されてしまっている 生きて帰ってきてキョーコさんに救出されたのは、この13人だけ
この子らには今日、あんたの様子を見せた
特にアンタがパンを作っているところと、あんたのパン屋の繁盛っぷりを重点的に見せたよ
校内に張り巡らされている監視カメラで パン工房の中の様子と外のオープン・カフェの様子を見せたのか
それで、この子たちに売春と盗み、あるいは犯罪組織のボスに飼われる以外の人生があることを教えたんだ
自分の手でパンを作って焼いてそれを売って、金を得るということをそういうことをして、生活していくことができるってことをこの子らに伝えたのさ
パンを作って売る生計を立てる
この子たちも、だいたい納得してくれたさあれだけ、ドカンと客が来て飛ぶようにパンが売れていたんだからね
いや、それは今日は、学園祭だったからそれに、ミタマとキヌカが大道芸をしたり外からも、色んな子が来てトークショーとかもしてくれたし
今日は特別だ 毎日、こんなに売れているわけではない
いや、あんたが本気でパン屋で家族を養うつもりなら、今日以上にパンが売れないとダメなんじゃないか
そうよあなたと克子が、本当にお店を出した時には今日の売れ行きは、最低ラインになるわよ
それはそうだねでも
今日のオレたちは溢れかえるお客さんたちをサバくのにてんてこ舞いだった こんなんじゃ
今日のあなたたちは、いっぱいいっぱいだったわよねだから、明日までに何とか工夫しなさい
工夫
人の配置の仕方とか作業の合理化とか単純に人を増やすのでもいいわ今から対処して改善できることはたくさんあるはずよ
改善
世の中のほとんどのことは、やってみないと判らないわ今日一日、やってみて色々と判ったでしょだから、今日の経験を明日の営業に役立たせるのよ時間をムダにしないで、改善できることはどんどん直していきなさい
やってみるしかないし、ダメなら直すしかない 悩んでいるヒマがなんか無いんだ
パン工房へ戻ったら、みんなと相談してみるよ
きっと愛や可奈センパイたちも問題点について考えているはずだ みんなで明日の学園祭2日目に向けて業務改善する
そうよそうやっていけば今日の現場の混乱なんて、大したことじゃないってすぐに判るわあなたは、もっともっと大きなビジネスをしていかないといけないのよ
ミナホ姉さんは、優しくオレに言う
この子たちも今、不安に感じているんだよ
今、この子たちはスラムでの生活や少女暗殺者として飼われること以外に別の生きる道があるかもしれないって、感じ始めているみんなでパンを作ったりお店をやったりしているアンタたちを見て楽しそうだなって自分たちも、一緒にやってみたいって気になっている
オレは装甲車の上の13人の少女たちを見る みんな、真顔でオレを見ている
東南アジアに戻ったドリィとアナが他の子たちに話したそうだよアンタなら、自分たちを救ってくれるかもしれないって
少女暗殺者という運命から脱する 普通に生きて、普通に暮らす少女になる
でも本当に、そんなことができるのか不安なのさ怖がっているんだよ今までとは、全く違う人生になるんだから
うん26個の瞳が、そう訴えている オレを信じて良いのかって
少なくともアンタはこの子たちを少女暗殺者のまま、自分の手駒にしようとはしなかったそのことを、あたしは高く評価するよあたしが見込んだ通りあんたに、この子たちを任せて正解だったって
それは当たり前じゃないですか人を守るのならともかく自分の命を捨てでも、相手を殺す能力なんて無意味です
無意味ってことはないだろ暗殺能力だって敵と闘うためには有効な力だよ
そうじゃないですそういうことじゃなくってこの子たちが、この先生きていくためには要らない能力じゃないですか
オレは13人の少女たちを見上げて、言う
自分の命を捨ててでもなんてのじゃ、生きていけないですよ生きていくための力って、そういうものじゃないでしょ
生きていくってことは明日とか、明後日とか1年後とか、10年後とか先のことを考えて未来に幸せになることを考えて、今を行動するものです先の無いことなんて身に付けるべきじゃないんです
命と引き替えに暗殺を成功させる能力なんて無意味だ
キョーコさんこの子たちに伝えて下さい
オレは少女、1人ずつの眼を見つめていく
お前たちの命は、オレが預かった今日から、オレがお前たちの主人だお前たちのことは死ぬまで、オレが面倒を見るその代わりにお前たちはオレに従え
オレの言葉をキョーコさんが、少女暗殺者たちの言語に翻訳してくれる 少女たちは無言で、オレを見つめている
オレが最初に、お前たちに命じるのは未来のことを考えろ明日なんていう近い将来のことじゃない自分たちの1年後、3年後、5年後、10年後のことを考えるんだ
いいか、オレはお前たちを殺すつもりはないお前たちは、1年後も、3年後も、5年後も、10年後も、もっともっと先まで生きている生きるんだお前たちが嫌でも、オレが生かしてやるつまらないことで死ぬことは絶対に許さない生きろ
キョーコさんの同時通訳を聞いて少女暗殺者たちの中に動揺が拡がる 今までは先のコトなんて考えられない生活をしてきたんだから
大丈夫だオレがオレとオレの家族が、お前たちと一緒に生きるこれから先、ずーっとお前たちも、オレの家族になるんだだからお前たちは、これからずーっとずーっとオレと一緒に生きていくしかないなんだよ
オレは彼女たちの心に言葉を放つ
でも、生きるってことはただ呆然と過ごしているんじゃダメなんだ幸せになりたいのなら今よりも、もっと良くなりたいのなら幸せになるための努力をしなくちゃいけないんだ幸福に暮らしていくための力と技を身に付けていかなきゃいけないそれは、お前たちがこれまで身に付けてきた暗殺術とは全く違うものだ
生きるための能力は殺すための能力とは違う
1年後、3年後、5年後、10年後に幸せになりたいのなら幸せになるための努力をしなくちゃいけない自分の未来を考えてみろどうなりたいのかあるいは、どうしたいのか将来のビジョンを見つけろもちろん、急いで見つける必要は無いゆっくりでいいから
オレに少女たちは注目している
心配するなオレは、ここに居るどんなことになっても、オレが必ずお前たちを幸せに導いてやる
ドリィが何かを言った
それだけでは判らないアンタに従うというのは具体的に何をするのかって聞いているよ
キョーコさんが、オレに通訳してくれた
オレが、お前たちに求めるのはお前たち全員に、オレはオレの子を産ませる
オレははっきりと告げる
お前たちはオレの子を、幸せに育てなければいけない自分が産んだ子だけじゃないぞ自分以外が産んだオレの子もみんなで幸せにするんだ
13人の少女たちが、ハッと息を呑んだ
だから、オレたちは1つの家族になるお前たちもオレの家族に加わるんだオレの家族が全て、お前たちの家族になるんだ
肌の色も眼の色も違うこの子たちも全て、オレは呑み込む
家族になったら仲良くしろ1人1人の幸せでなく家族全員の幸せを考えろそうすればオレたちは、ずーっとずっと一緒にいられるみんな一緒に、1年後も、3年後も、5年後も、10年後も幸せでいられるんだ
オレがそう叫んでキョーコさんが通訳する しばらく沈黙があった ドリィが何か叫んだ アナも
ドリィとアナはアンタに従うってさ
13人の少女たちは口々に、オレに従うと宣言してくれた 迷っている子たちは他の子たちが説得してくれた
全員、アンタに従うことになったよ
この子たちに関してはしばらくは、あたしたちが付き添うよ家族との交流は、少しずつにしていく方が良いね
今はまだ何かに驚いた拍子に、突発的に危険な行為をする可能性があるから監視する人間は必要だよ
うんキョーコさんやアーニャみたいな、制止するだけの力のある人が側に居ないと危ないか
セックスももう少し、日本語を覚えてからだよその方が、アンタも楽だろ
確かに意志の疎通が難しいのは困る 通訳を介してのセックスとかじゃ
アンタが自分で言ってた通りだ慌てずに、たっぷり時間を掛けるんだよそうすればこの13人は、あんたにとってとても役に立つ女たちになるよ
すぐに判るよどういうことなのかは
クククと、キョーコさんは笑った
ほんじゃ顔合わせは、これにて終了この子たちは、あたしがここから連れて行くよ
キョーコさんが、少女たちの言葉で何か言うと 13人は一斉に、オレに対して一礼した それから装甲車の上から降りて、オレたちも昼間に乗った後部の兵員輸送ブロックに乗り込んでいく このまま装甲車ごと、校外へ出るんだろう
はい、もういいわよあたしたちも戻りましょう車に乗って
オレは翔姉ちゃんに、声を掛ける
あのさこっちの子なんだけれど
ここまでオレたちの後ろに控えていた黒瀬安寿さんをオレは示す
ええ、判っているわ香月セキュリティ・サービスに所属させればいいのよね
翔姉ちゃんはもう全て知っていた
わたくしも良い資質の子だと思うわよ表の警護が担当できる子は大歓迎だわ
黒瀬さんは裏の仕事向きではない この子は真っ直ぐで、素直すぎる子だ だけど気は利くし注意力も高い 何より明るくて、可愛い 表向きの人材だ
香月セキュリティ・サービス現場チーフの関よよろしくね
く、黒瀬安寿です
翔姉ちゃんは、香月家の当主ジッちゃんの専任警護人だったから、黒瀬さんの方はよく知っているんだろう
あ、あのわたしなんかでだ、大丈夫でしょうか
黒瀬さんは困惑した表情でそう言う
問題ないわ香月セキュリティ・サービスの所属になるけれどあなたの仕事は、うちの家族の警護になるんだしそうなったら、有能な先輩たちがみっちりと教えてくれるわよ
美智やイーディは世話好きだからな 黒瀬さんのフォローは、きちんとやってくれるだろう
警護以外のことも色々とね
翔姉ちゃんは、クスッと笑った
警護の他のことって、どんなことです
キョトンとする黒瀬さん
あらもう聞いてるでしょ
ご主人様へのセックス奉仕よ
なかなか更新頻度が戻らずに済みません
父が倒れた時より、母が倒れて以降の方が忙しくなってます
今月も月末までバタバタとしています
母の店の方は来年の春で閉店することになりました
元からビルの建て替えの話があったのですが場所を替えて、店を続けることはしないことになりました
まあ人生色々なことが起きますはぁぁ
1363.学園祭B / タイプ
翔姉ちゃんの言葉に黒瀬安寿さんは息を呑む
あ、あのプロの警護人として身を立てるためにはやっぱり、そういうこともしないといけないのでしょうか
まだ15歳の黒瀬さんは、おどおどして尋ねる
それはタイプによるわあなたの場合は、そこまでしないとダメなんじゃないかって思うわね
翔姉ちゃんは笑顔でそう答えた
あなたは毎日違う現場へ行って、違う警護対象者に付くような警護人ではないと思うのよ主と決めた人物とその家族だけをずっと守り続ける方が合っているんじゃない
口籠もる黒瀬さん
でもね特定の主人を持つということは、その家の奥深くまで入り込むっていうことだから24時間体勢で警護する覚悟が無ければ困るのよ当然勝手に恋人を作ったり、結婚することも許されないわ警護役から情報を引き出すために恋人になろうとするとする悪い人たちがいるからねもちろんそういうハニー・トラップを仕掛けて来るのは個人じゃなくって、何かしらの組織だし香月セキュリティ・サービスとしてはうちの警護人が、ハニー・トラップを食らって顧客の情報を流出させるような事件は絶対に避けないといけないのよ
もし、そんなことになったら名家専門の警護会社としての信用は吹っ飛ぶ
だからあなたが、わたくしたちの組織に属するのなら、悪いけれどあなたの性欲は管理させてもらうわ
せ、性欲とかわ、わたし
黒瀬さんは、びっくりしている
ま、まだ15歳ですからその
あら、15歳だって性欲はあるはずよ無視してはダメだわそういう考えが、敵につけ込まれるのよ
統計的に見てあなたみたいな子の方がハニー・トラップに引っ掛かることが多いのよね
根が素直な黒瀬さんは、翔姉ちゃんの言葉を信じてしまう
それに特定の主人の警護役に付くということは、お風呂場や寝室にも同行するってことでしょ入浴やベッドを共にするのならセックスもしなくちゃというより、主とそこまでの深い関係にならなかったら信頼関係は築けないでしょ
いつでもセックスする関係の警護役とセックスできない警護役、あなたが主ならどっちの人に命を預ける
黒瀬さんは困惑している
翔姉ちゃんこの人は、そういう説得の仕方じゃダメなんだよ
2人の間に割って入る
言葉で説明してそれで理解させるっていうんじゃないんだよ
あなたなら、どう理解させるの
翔姉ちゃんがニコッとオレに微笑む
理解なんかさせないよ
オレは黒瀬さんの眼を見て
黒瀬さんいや、安寿お前は何も考えなくて良いんだ黙って、このままオレに従え
笑顔で命じる
お前はこのまま、一生オレとオレの家族の警護役になるそれは、安寿もオレの家族になるっていうことを意味するだから、オレとセックスする一生、オレだけとだ
え、ええっとその
黒瀬さんは震えている
安寿にもいずれは、オレの子を産ませるそれもオレが命じる生まれた子供も、オレたちの家族全員で大切に育てる幸せにするそういうことになるから
あ、あのわたしも、さっきのたくさんの外国の子たちみたいになるんですか
ああ元・少女暗殺者の13人とオレの様子を、黒瀬さんも見ていたんだよな
オレとあの子たちの話を横で見ていてどう思った
わ、わたしにはよく判りませんあの子たちが、どういう境遇の子なのか知らないですし
東南アジアの組織のこととか黒瀬さんは知らない
あの子らはこの先、生きていくためのビジョンを必要としていただから、オレはあいつらにそれを与えた
オレは黒瀬さんの眼を見て、言う
これから先何のために生きるのか人は、どうしたもんだか自分自身だけのためには、未来のビジョンを思い描くことはできないもんだ
独りぼっちの個人は先のことなんて考えられない どこまでも自暴自棄になってしまう
あの子たちはあの13人で、仲良く幸せに生きていくことを望んでいただから、オレはその望みを叶えてやることにしたんだ
黒瀬さんはオレの眼をじっと見ている
13人で一緒に生きていく場所を作るパン屋じゃないかもしれないけれど多分、何かの店をやらせることになると思うそれはまだ判らないけれどとにかく、今日は、みんなでこれからも生きていくことができるという希望を与えてやらなきゃいけなかったんだ
明日ではダメなんだ今日という日に明日への希望を
だけど、あの子たちだってプライドがある自分たちが何も支払わずにオレが彼女たちに希望をプレゼントしてくれるとは思わないっていうか無償のものなんて、あの子たちは信じないよあの子たちは、これまで相当酷い環境で生きてきたんだから
何もせずに生が与えられるとは、信じていない
だから、オレがあの子らを性奴隷にするって聞いてかえって安心したのさ子供も生ませるって命令した全員の子を幸せに育てろってそれもまたあの子らにとっては幸福な未来のビジョンになる
何よりあの子らは、スラムの出身で 自分たちが美しい顔や身体をしているということも知っている 暗殺者として使い捨てにされるのでも売春婦に堕とされるのでもなく オレ個人の性奴隷として生活を保証される方が、幸運なんだと即座に理解したんだ
もちろんあの子たち1人1人を幸せにしていくためには、これから長い時間をかけていかなきゃいけないだろうけれど今日はとりあえず、アレで良かったんだあの子たちは、オレの家族としてオレの家で暮らす正当な理由を手に入れたんだから
あの子たちは、今夜からは安心して食事ができるし、安らかに眠れるオレが彼女たちに何を欲しているか判ったからだよ明日以降も、安心して生きていくことができる保証を手に入れたんだからさ
オレの性奴隷になりさえすればいいんだと判ったから 殺されたり、捨てられたりすることは無いと理解したから
さて黒瀬安寿お前のことだけど
オレは黒瀬さんの大きな瞳を改めて見る
お前は警護役としての自分の居場所が欲しいんだろ
スバリと言う
今のまま石神家に居たんじゃ石神瑞希が高校を卒業する2年後にはクビになる安寿は先祖代々、石神家に仕えている家系じゃないもんな
名家のお嬢様は大学からは、大人の男が警護に付く
ていうかお前は、プロの警護人としてきちんと身を立てたいんだろそのためには明確な主に仕えないといけない
この人に仕えるということは香月家に仕えるのと同じことよ
翔姉ちゃんが、笑ってそう言う
この人のところに、香月みすず様も、瑠璃子様もいらっしゃるんだから
美子さんもうちに居るよそれに狩野家の桜子も居る
ついでに、オレは香月セキュリティ・サービスの現在のオーナーだお前にとっては、申し分のない働き場所になるはずだ
は、はいそれは、そうなんですよね
でも、今のお前では本当なら、オレの警護役になるのは能力も経験も足りていない
それも判ってます
黒瀬さんは、辛そうに言う
というか、今の安寿に経験を積ませてくれる場所はオレのところしか無いぞ
ええ、この人のところに居ればわたくしや麗華や木下さんとも、一緒に警護を体験できるわそんなの香月セキュリティ・サービスの中でも異例の待遇よ
15歳の駆け出し警護役の黒瀬さんにとってはまずあり得ないオファーとなる
そうなんですよねそれも判るんですけれど
でも、納得できないだろそんな虫の良い待遇を今の自分が手にすることが
納得できないって言うより良いのかなって、ちょっと不安になっています
黒瀬さんは正直にそう答えた
だからお前は、オレに支払わなければいけないんだよ
オレの警護役になるのならオレにセックス奉仕しろオレだけとしかセックスしないと誓えそしてお前も、オレの子を産むんだ
ええ、あ、あの
黒瀬さんは言葉に詰まっている
いや、お前に選択させているんじゃないそれは、もう決まったことなんだオレが、そうするって言ってるんだから
畳み込むように、オレは言う
お前はオレに人生を捧げる運命なんだだから、黙ってオレに付いてこい
え、ええ
オレはカバッと黒瀬さんの小さな身体を抱きしめた 身体を固くして、オレに抱き締められる黒瀬さん
そんなに怖がらなくて良い今は、抱き締めるだけだ
ゆっくり深呼吸しろ大丈夫だ大丈夫だから
オレは彼女の耳に囁く 黒瀬さんの身体から力が抜けていく
よし、それでいい
お前はオレの側に居ればいいんだいいな
黒瀬さんは小さな声で答えた この子は頭が良すぎるから、色々と考えすぎてしまうんだ だから、自分で考えさせないで身体で繋ぎとめておかないといけない この子も手間の掛かる子だ
よし良い子だ
オレは黒瀬さんから身体を離し頭を撫でてやる
ということで安寿ちゃんも、わたしたちの身内ってことでいいんですよね
ああ、そうだもう、オレの警護役だからな
つるつるの15歳の頬を、オレはぷにぷにと撫でた
わたしこういう子を妹に欲しかったんです
そうじゃあ、安寿さんの研修は、木下さんにお願いしようかしらあなたどうする
ちょっと、それは保留美智やイーディとも相談しないといけないし安寿は、ハイジと一緒に研修させたいんだ
オレたちの家族にはハイジという、ヨーロッパの警護アカデミー出身者が居る
安寿は正統派の警護人になると思うから、ハイジと一緒に学んだ方が合っていると思うんだよ
ああ、確かにわたしは正統派ではないですからショボーン
元バンバルビー3の木下さんが、しょぼくれる
いや、もちろん色んなコトを経験させたいから木下さんにも、先生役はやってもらうけれどさそれに
オレは黒瀬さんを見る
安寿も早いところ家族の中に、妹を作った方がいいと思うんだ
オレたちの家族に、溶け込むためには
ハイジっていう子は、今、13歳ですでに安寿みたいに良家のお嬢様の警護役を勤めているその子と一緒に正統派の警護を学べ
そうねいずれは、ハイジちゃんと2人で、香月セキュリティ・サービスの中核を担う存在になって欲しいわね
わたくしや麗華が引退した後を引き継いでくれるような人材になってくれたら、有りがたいんだけれど
そ、そんなわたしは
驚く黒瀬さんを、オレはまた抱き締める
大丈夫だオレがオレたちが、安寿やハイジたちを鍛えるから香月セキュリティ・サービスのオーナーに仕えるんだからそういう存在に成長してもらわないと困るからな
オレは黒瀬さんの温かな体温を感じながら、そう言った
それに木下さんあなたは妹分を作る前にあなた自身が、この人の家族にならないとダメでしょ
あ、そうでしたセックスしまーすいや、セックスして下さいわたし、身体は丈夫なんでどんなんでも耐えられると思いますから
木下さんが、ニコニコ笑ってそう言うが
セックスは耐えるとかじゃないよ一緒に楽しむものだからさ
まずは家族のみんなに紹介しなくちゃなセックスとかは、全部、それからだよ別に急ぐことはない
そんなに慌てて肉体関係を結んでも意味が無い
木下さんや安寿にとって初体験が良い思い出にならないといけないし家族全員に祝福されてするべきだしそれはさっきの女の子たちも同じだよ
13人の少女たちも1人ずつ、慌てて犯す必要は無い ゆっくりと時間を掛けて、抱いていけばいい
それよりそろそろ、学園祭に戻らなきゃ
みんながパン工房で待っている
ここの片付けはわたくしたちでやっておきます
じゃあ車に乗りなさい
パン工房の近所まで連れて行ってあげるわ
地下施設に翔姉ちゃんを残して オレたちは再び、ミナホ姉さんの車に乗った
ああ、ノブ待ってたのよ
パン工房の前で可奈センパイに声を掛けられた 女子テニス部の子たちも全員、集まっている
今日は、お疲れ様明日は今日みたいに、てんてこ舞いにならないようにきっちり今、ミーティングをしているから
こんなにお客さんが来るって思ってなかったもんね
明日は絶対に上手くやるから
女子部員たちも、かなり興奮していた 店にたくさんの客が来たことが、良い影響を及ぼしている
うん頑張っただけ、部の備品購入費になるんだから
新しいネットと後は何を買おうか
そういうのを考えるのは後明日の最終的な売り上げを見てからにしましょう
可奈センパイが、部員たちに言う
あー、学園祭が2日間だけなんて
うん、何かもったいないよねー
そうだ学園祭は明日で終わりだ
こっちはこっちで、今日の問題点と改善するところについて話し合っておくわそれで後で伝えるから
パン工房の中では克子さんが愛たちとパン作りの方のミーティングをしているみたいよ
ああ、オープン・カフェと工房で別れてミーティングしているんだ
ああ、オレもそっちに合流するよ
オレは、そう言ってから木下さんや黒瀬さんたちを見て
ああ、せっかくだから中でお茶でも飲んで待ってて下さい
どう見ても高校の外部の人間を連れて行くのだから 女子テニス部員たちの手前そんな風に言う
はーい、失礼しまーす
木下さんは、堂々とパン工房の中へ入って行く こういう時に、思い切りの良い人がいてくれる方がゴマカしやすい オレも中に入る パン工房の中は人でいっぱいだった 元からのパン工房メンバーの克子姉、愛、イーディ、寧 それから手伝いのマナや、ゲストのミタマとキヌカ、エリとリエ月子 そしてせつな、希美、モモカに德大寺さんと黒沢さんの娼婦候補生たちまで
ああ、みんなここに居たんだよな
みんなでパンを食べながら、お茶を飲んでいる オレと木下さんと黒瀬さんとヨミ 女子陸上部の方が終わったメグが合流して来た
相変わらず、人生がちょいと辛いです
今日は、父と母と庭園美術館まで行ったのですが
父あれ、ここ前に来てことあったっけ
母何回も来てますよ
父ああ、5年くらい前に1度来たな
母今年の5月ですよ
何もかも忘れていってしまうんだなぁ
去年ぐらいまでの父は、やたらと自分の若い頃の話ばかりしていましたが
最近は、自分の若い頃のことさえ忘れてしまったみたいです
1364.学園祭B / 経験と自信
・喜代原愛/16歳主人公と一緒にパンを焼いている学年1の美少女思考スピードがゆっくり吉田くぅん
警護チームは、こっちの部屋に来るネ
イーディが奥の休憩室を示す
明日は学園祭最終日ダシ少し、打ち合わせしておきたいノネ
ミタマやキヌカ、ヨミがイーディにうなずく
リョウコとアンジュもヨ
イーディが、新しくオレたちの家族に加わることになった2人にも声を掛ける
アナタたちも明日の配置を決めないとネ
ああ、そうですね行きましょう、安寿さん
勢いよく木下さんがイーディの言葉を受け入れたので 黒瀬さんも、そのまま自然に参加することになった
イーディアーニャはどこへ行った
そう言えば、ここにいない子たちがいる
アーニャは強いけれど、警護をする人じゃナイのヨ
ドッチかというと襲撃する方の人材ネ警護には不向きなのネ
うーん確かに アーニャは、キョーコさんとミス・コーデリアの犯罪組織の配下だったわけで 守るよりも、襲う方だよな
ダカラそっちの学生食堂でジュンの相手をしてもらっているネ
ジュンというのは、元・女子プロレスラーのグレース・マリンカさんの本名だ グレースさんも、まだ居るんだ
今は後片付けと反省会の時間だからあからさまにウチの高校の子ジャナイ人がパン工房の中に居るのはマズイのヨ
レスラーとして活躍していたグレースさんは成人しているしアーニャも、テレビに出ている有名人だから目立つ
うちらは、まだ子供ですからなんとでも誤魔化せますわ
あのお姉さんたちとは、名前が知られているもののジャンルが違いますんで
エリとリエは、そう言って笑う 13歳の双子たちや、キヌカは雪乃のテレビ番組の出演者として顔が知られている あの番組が何だかよく判らない闇の力によって支配されていることもみんなに知っている 同じ番組レギュラーのミタマがここの高校に編入したから今日、学園祭を観に来たという設定になっているわけだから 迎えが来るまでは、一般生徒たちから離れてここで待機しているということになっていても変では無い
あたしは克子お姉ちゃんのサポートってことになっているから
マナは本当はオレたちよりも年下だけどすっかり大人っぽい美しい少女に成長してしまったから、女子テニス部の人たちはみんな自分たちより年上だと思っている
克子姉は、オレと愛が学んでいるパン技能士コースの正式な講師ということになっているから 学園祭のために、サポートの人員を頼んだということにしてあるのだろう
でも、まだ校内に大分生徒が残っているだろグレースさんとアーニャの2人だけにしておいていいのかな
この時間だと外から学園祭を観に来た人たちは、ほとんど帰ってしまっているから ただでさえ目立つあの2人の周りに、一般生徒が群がっているんじゃ
今は学生食堂も人はまばらだから、大丈夫だと思うけれど
寧が壁のモニターに、学生食堂の監視カメラの映像を出してそう言う
しょうがないのヨジュンには聞かせられない話もあるカラ
グレース・マリンカさんは犯罪組織黒い森のことは知らない オレたちが、謎の財力やコネを持っていることには気付いているだろうけれど でも、あの人は強い相手と闘うことにしか興味が無いから オレたちのことを詮索したりはしない 月子やヨミが巫女の力でストッパーを掛けているのかもしれないけれど いずけにしても、グレースさんの前では話せないことがたくさんある
でもヨッちゃんの言う通りだよねちょっと、あたしが行って様子を見てくるよ
寧が笑って学生食堂と繋がっている方のドアへ向かった
あ、待って下さいうちらも行きますわ
はい、わたしらも
エリとリエの双子が寧に続く 寧1人より、感覚の鋭い双子が一緒に行く方が良いよな 多人数の方が、変なヤツラも近付きにくいし
ほんじゃあ行ってくるねー
寧と双子が学食へ繋がるドアから出て行く 厚い鉄のドアが、ガチャリと閉まった
ということで警護班は、こっちの部屋に居るヨアンジュたちのことはアタシに任すネ
イーディたちも休憩室へ イーディ、ミタマ・キヌカ・木下さん、黒瀬さん、ヨミの警護グループが休憩室に入りドアを閉める あっちの部屋の中は完全防音になっているから、室内の声は聞こえない
そしたらそっちのテーブルで、あなたと愛ちゃんとマナちゃんで、明日に向けてのパンのこと相談しててくれないかしら
あなたが来る前に愛ちゃんとは、大まかな打ち合わせをしておいたわ今日、人気のあったパンとか時間ごとの売り上げとか、だいたいまとめてあるから
ああそれらを元に、明日の仕込みについて検討しないといけないよな どのパンをどの時間にどれだけ焼くか 仕込みの段取りから、パン作りのスケジュールを組み直さないと明日の準備が始まらない
吉田くぅん、こっち
愛がオレに手招きする
ほら行こう、お兄ちゃん
マナにも引っ張られて資料の並んだ奥のテーブルに行く ということでパン工房の真ん中に残ったのは 克子姉と月子 それから、せつな、希美、モモカに德大寺さんと黒沢さんの娼婦候補生たち そしてメグ
吉田くんあのね
愛が、オレにノートパソコンを示す ああ時間帯ごとの客層や客数、それぞれのパンの売り上げが一目で判るようにリスト化されている さすが克子姉というか、オープン・カフェの運営は可奈センパイがやってたから これは、可奈センパイが細かくメモしてくれていたんだろう
明日は日曜日だから外部からのお客さんが今日より増えると思うの
それに、今日の学園祭初日の様子を誰かから聞いて観に来る人も増えると思うよ
愛とマナが言う
テレビに出ている人たちが、ここの生徒だってことはもう世間に広まっているから
うん、それで本当に双子ちゃんやキヌカちゃんたちが遊びに来てトークショーまで開いちゃったんだからさ明日も何かあるって思うかもしれないよ
トークショーどころか、ミタマとキヌカの大道芸とか色んなことをやったしな
でも、ほらオレたちの店でやってたことは、学園祭の公式の催し物じゃないしさ
その件で学園祭の実行委員会に怒鳴り込まれた
今日、遊びに来たからって明日も、ここに来るとは限らないわけだしさ
別に高校のホームページに、**さん来校などが記載されているわけではない ただの普通の私立高校なんだから学園祭実行委員会の公式なコメントとかが、随時ネットにアップされたりもしないし
当たり前だよ明日も今日みたいなことになるって公表したらテレビ局が取材に来ちゃうよ
そういうレベルのイベントになっちまうよなあ
といっても私立高校だからマスコミ関係者は、全てご遠慮いただくんじゃないかなミナホお姉さんのことだから、そういうことはキチンとしていると思うよ
今日だって校内に入り込んだ敵には全て、工藤父の配下かが張り付いていた 明日も、警備態勢は同じだろう マスコミ関係者が忍び込もうとしたら、すぐに迎撃される
だけど、やっぱりうちの高校の生徒や生徒の家族やお友達でもしかしたらって思う人たちは、明日もたくさん来てくれると思う
うん無制限にドバッと客が増えるところまではいかないけれど今日の倍くらいは増えるかもしれないよな
正当な学園祭の来訪客である在校生の家族や知り合いだけでも、かなりの人数が押し寄せてくると思う
てことはかなり慎重に段取りを組まないといけないよな
オープン・カフェのパンが売り切れないように、どんどん焼いていかないと
それでね吉田くん
きっと大変だと思うけれど
あたし明日はお土産用のパンも売ってみたいの
オープン・カフェのお客さん用のパンを途切れさせないようにするだけでも、かなり大変なのに さらに、土産用のパン
大変だけどこんなにお客さんが来てくれるのはチャンスだと思うから
今はあたしたちパン技能士コースのことは、学校の中の人にしか判ってもらえていないでしょ
オレたちのパンが美味いという評判は在校生の中には広まっている しかし、学校外の人たちにはほとんど知られていない みんな高校生で、すぐに腹が減る 校内で売るパンは、ほぼ全部、生徒たちがそのまま食べちゃっているから オレたちのパンを家にお土産として持って帰る子なんてそうはいないだろう
でも、お土産のパンがあれば家の人たちにも、あたしたちのパンのこと知ってもらえるよね
あたしや吉田くんが卒業するまでもう2年半しかないから今の内から、あの子たちのパンは美味しいっていう評判を作っておかないと本当にパン屋さんを開業するのに間に合わないよ
そうかオレたちが開業した時に 今の在校生の家族や知り合いがパンを買いに来てくれるかもしれないんだ
アピールできる時にアピールしとかなきゃ
愛ってこんな前向きなところもあるんだ
お土産用のパンは1種類でいいよクロワッサンみたいな定番なパンで
何種類も作って、お客に選んでもらうなんていうのは無理だもんな
奇抜なものじゃなくて普通のものなのに美味しいっていう方が、良いと思うの
オレたちのパンの質の良さを知ってもらうためには直球勝負か
でも、土産用のパンまで作るとなるとオレたちだけじゃ、無理だよ
人手が足りないというだけじゃない このパン工房のオーブンや作業場所だって足りない
絶対的な限界を越えてしまう
それは大丈夫だよお兄ちゃん
マナがニッと微笑む
明日は日曜日だからみんなお屋敷に居るしさオーブンとかだって、お屋敷にもあるじゃん
お屋敷には克子姉の元々のパン工房がある
うちの子は、みんなパンが作れるんだしルリお姉ちゃんたちは警備の都合で、ここの学園祭には遊びに来られないんでしょ
瑠璃子やみすずたち超お嬢様校に通っている子たちは、ここには呼べない 今日みたいな敵の襲来が、明日もあるかもしれないから
だからさ例えばお土産用のパンとか一部のパンだけは、お屋敷でルリお姉ちゃんたちに作ってもらってさ数時間おきに、車で運んでくればいいんだよ
ああそういう手があるのか
マナは明日もこっちのお手伝いをするから向こうはルリお姉ちゃんに仕切ってもらうしかないけれど
瑠璃子はパン工房の機器の使い方も知っているし 克子姉の次席のお屋敷の主婦の地位を占めているからアニエスたちも瑠璃子の指示に従ってくれるだろう
そうしたらさ、ルリお姉ちゃんやアニエスちゃんたちもお兄ちゃんの学園祭に協力できるって、喜んでくれると思うよ
だったら、あの人たちで作れるパンのレシピを考えてみる
とにかく、今日よりも、もっとテニス部の子たちが作ったパンと、あたしたちのパンの違いを明確にしてブランド化していかないと
うん、普通の女子高生が作ったパンと比べてこんなに美味しいんだって思ってもらえる方が良いよねこれから先のためには
愛もマナもとても前向きだ
よしじゃあ、やれる限り頑張ってみよう
オレも腹を括った 学園祭は明日までだ できることを精一杯やってみよう
あたし、ちょっとルリお姉ちゃんに電話してみるよ
マナが立ち上がり壁の内線電話に向かう パン工房の中は電波が遮断されているから、携帯は使えない 内線電話から外部回線でお屋敷と通話するしかない
そしたら、愛今日は、ここはもう片付けと掃除だけにして、明日の仕込みなんかは全部お屋敷でやろう
その方が人数が居る分早い 色々と段取りを考え直す時間も必要だし 明日、克子姉のバンに乗せて搬入すればいいんだし 愛が、オレに答える
楽しいね
ニコッと愛は微笑む
吉田くんのおかげで毎日、楽しい充実してる
パンを作ることで愛は変わった
ありがとう吉田くぅん
愛が頑張ってるからだよオレのおかげとかじゃないさ
と愛はオレにの肩に、自分の肩を擦り付ける 小さな声で、オレの耳に囁いた パン工房の奥では
ここに居る恵美ちゃんはそういう境遇の子なの
克子姉がメグのことを娼婦候補生たちに紹介していた
はいあたしは娼館生まれです母は娼婦でした
ええあたしと同じで、誘拐されて娼婦に堕とされた方なのよミナホお嬢様は、恵美ちゃんのお母さんにとてもお世話になったそうよ
あたしが小さい頃に亡くなりましたけれど
メグが、悲しそうに言う
当時は娼館を運営していたやつが極悪人だったから色々と酷いことがあったのよあたしも、ミナホお嬢様もそいつに随分、苦しめられたわ今はもう、この世にいないけれど
マナが電話をしながらオレを見て、悲しそうに微笑む
あたしも娼婦に堕とされることになっていたんですヨシくんや、御名穂さんや、克子お姉さんたちみんなに助けてもらって、そうならずに済んだんです
あなたたちは自分の意志で娼婦になるっていう選択を受け入れてここに居るけれど無理矢理に、娼婦に堕とされた人たちもたくさん居たのよ
あたしはあなたたちの契約期間と同じ、5年間で何とか引退できたけれどううん、正式な引退式はまだだけどねそれでも、もう2度と身体を売ることはしないわ
御名穂お嬢様なんて、12歳で誘拐されてからずっと娼館に縛られているのよ娼婦は引退しているけれどそれは、肉体的な問題のためってことは、あなたたちにも話したわよね
ミナホ姉さんは違法な堕胎医に、セックスできない身体にされてしまった
16年間、ずっと娼館の中でたくさんの女たちの苦しむ姿を見てきたのよそれは地獄よだからあなたたちには、なるべく良くしてあげたいと思っているのよ娼婦になるしかないというのは、ツラいことだけどそれ以上の不必要な苦しみは、なるべく経験せずに済むようにって
娼婦候補生たちが、ツラい運命を受け入れたのはそれぞれに理由がある 1人1人、自分で決めたことだからその意志は尊重しなければならない
でもさっき、あなたたちに会わせた岩倉幸代ちゃんみたいに売春やヘンタイ行為が好きで好きでたまらないっていうはっちゃけたタイプの娼婦もいるのよ世の中にはね
御名穂姉さんは娼婦候補生たちに、色んな娼婦を見せたくて、岩倉さんを呼んだんだ
あの子みたいにセックス狂になってしまえば身体を売ることもツラくなくなめのかもしれないしね論評はしないわ色んな娼婦の実例を見てあなたたち自身がどんな娼婦になるのかを決めなさい
ただ5年後には、お嬢様は娼館を閉鎖するわこれは絶対よあなたたちは、自由になるわ
5年以上は続けないと固く誓っている
契約期間が終わって、娼館から出ることになった時に何をするのかは今から準備しておきなさいね自由になったのに、売春しか稼げないような女なら一生、ツラいままで終わるわよ娼婦なんて、若いうちしか大金を稼げないんだから
人は年を取るんだから 一生、売春婦のままならいつかどこかで野垂れ死ぬことになる
あたしはパン屋さんになりますずっと準備をしてきたわあたしが本気なことはさっき食べてもらったパンの味で判るでしょ
克子姉はオレが来る前に、自作のパンを娼婦候補生たちに食べさせたらしい
今度、渚のお花屋さんや他の引退して、今は事業を興して成功しているお姉様たちのお店にも連れてってあげるわみんな娼婦として働いているうちから、将来のビジョンを持って、地道に準備していたわ
克子姉の言葉を娼婦候補生たちは真剣に聞いている
5年間ツラい経験をする代わりに事業を始めるための資金と、色んな業界の有力者とのコネクションは手に入れられるのよあなたたちがお相手するのは各界の名士の方たちだけなんだもの
新生黒い森の娼館は政財界の大物しか顧客にしない
あなたたちの未来がどうなるかは全て、これからのあなたたち次第なのよ
失礼致します遅くなりました
学生食堂側のドアから美里が入って来た 後ろからありすとレイちゃんも入って来る
あら、どうだった初めてのお仕事は
克子姉が、美里に尋ねる
はい、本日は9人の方のお相手をして参りました
美里が、ニコッと微笑む
あらそれは大変ね
はい、皆さんとてもお強い方ばかりでしたから色々なことを教えていただきました
でもどの対戦も、美里お姉様がお勝ちになったそうですわ
ありすが、笑って言う 美里は政財界の重鎮たちに呼ばれて、碁の相手をしに行った
ああ、ありすちゃんは、美里さんのお迎えに行ってくれていたのよね
ああ、オレの知らないうちにレイちゃんと姉の美里を迎えに行ったんだ
本日のお姉様のお客様の中にはわたくしもご挨拶しなくてはいけない方がいらっしやいましたので
美里とありすの両親は夜逃げして、行方をくらましている 名家・鞍馬家の令嬢として姉妹揃って、挨拶しなくてはいけないような相手も居るんだろう
そうね今日、呼んで下さったお客様にこれからも、美里さんの顧客になっていただかないといけないんだから失礼はできないわね
セックスしなくても、美里さんは今日の半日だけで数百万円を稼いだのよお相手の内容が碁でもあたしたちは規定通りの料金をいただくから
そう美里は、黒い森の仕事として碁の相手をして来た
ずるいとか思ってはダメよこれはこれで美里さんの能力なんだから結果的に、大金を稼いでいるんだから文句は言えないわ
いえこんなことでお金をいただけるなんて、申し訳ないですわ
美里は恐縮して、他の娼婦候補生に言う
いいのよそれが美里さんのスキルなんだから
ええ、文句なんて言えないわ
わたしたちも何か特技を身に付けないとね
希美、モモカ、せつなはそう言う 德大寺さんと黒沢さんは、黙ったままだ
でも、美里さんが背負っている借金の額はあなたたちの数百倍なのよねだから、碁でも構わないから、どんどん稼いでいくしかないのよ
希美たちも、親の借金のために娼婦になる覚悟をしたが 美里の背負っている鞍馬家の借財は桁が違う 最終的には、ジっちゃんから移築した鞍馬閣を買い戻さないといけないし 美里は笑顔で答える
それでも、安心したでしょお客様のお相手をして、お金をいただく経験をしたら
克子姉も、笑顔でそう言う
はいこんなことで、わたくしのような娘がお金をいただくのは申し訳ございませんけれどでも、前に進むしかないですから
美里も腹を括った
本日のお客様たちが碁のお好きな方を、たくさんご紹介して下さるとお約束して下さいましただから、今はわたくしにできること碁から、前に進みたいと思います
政財界の老人たちが、美里のようなお嬢様育ちの若くて美しい娘と碁を打つのに、喜んで大金を支払ってくれるのなら 別に何がなんでも身体を売りたいわけじゃないんだし
でも娼婦としてのセックス研修も、このまま続けてもらうわよずっと碁のお相手だけで済むかどうは、判らないんだから
オレはジッちゃんや歌晏さんたちが、名家の令嬢である美里の身体を買うことを禁止させていることを知っている 美里の祖父である鞍馬家の先代当主に恩を受けた人たちが美里を支援していることもだから、ありすも挨拶に行った 娼婦に堕とされてもこれからの5年間の契約期間で、美里が売春することは一度も無い そういうことになる予定だ でも、美里は
はい、判っておりますわ
笑顔で、そう答えると仲間の娼婦候補生たちを見て
わたくしも皆様と同じでございますから
美里自身の覚悟は定まっている だから、こんなに落ち着いていて凛とした美しさを保っている
お姉様は前より碁も、ずっと強くなられましたわ
ええ今のわたくしには、碁は遊びではないですから
もっともっと碁の勉強をしてそれで、お客様たちにあの娘をまた呼んで、対戦してみたいと思っていただけるような打ち手にならないといけませんもの
彼女もまた本気だ 本気の少女は眼に活力がある美しい
良いわ、美里さんあなた、今、プロの眼をしているわよ
例え、碁の相手でも客からお金を稼いだ体験が、美里を変えた
自分に自信を持つことで、より美しく強くなる
あなたたちも、すぐに美里さんみたいな眼をするようになるわ
克子姉が娼婦候補生たちに、そう告げた
ここのところ個人的にショックなことが起きてへたばってます
何とかしないとはぁ
多分、次話でこの章は終わりです
セックスシーンに行きたいのですが落ち込んでる時は、なかなか書きづらいです
切り替えていかないと
1365.学園祭B / 帰宅準備
さてじゃあ、今日は引き上げましょう
明日、学園祭で売るパンの仕込みも、お屋敷のパン工房ですることになった マナがお屋敷に帰って来ている瑠璃子と電話で相談してくれた だから、今日はもう校内に残る理由は無い
あなたたち学生食堂の方から、先に出て
克子姉が、新人娼婦候補生たちに言う この子らは、駅前ホテルの地下にある新しい娼館に帰ることになる
今、御名穂お嬢様に連絡するわ
克子姉が、さっきまでマナの使っていた内線電話に向かう ミナホ姉さんに、娼婦候補生たちを送る車を持って来てもらうんだろう
わたくしも、送って来ます
美里を連れて来くれたレイちゃんが言う 今日は色んなことがあったから、警護は厳重にしておいた方が良い
藤宮さん、わたくしも参りましょうか
イーディたちと休憩室から出て来た木下さんがそう言うが
いや、サポートは他の人に頼んであるから大丈夫だよ
香月セキュリティ・サービスの反乱部隊や、そいつらと手を組んでいた公安警察の連中とかの処理があったからこの学校の周囲には、翔姉ちゃんや香月セキュリティ・サービスの警護人や工藤父の配下の人たちが何人も居る レイちゃんは手の空いた人に、自分をフォローするように手配したんだろう
木下さんは彼の専任になったんだからしばらくは、張り付いていて
ソウヨ、今夜はリョウコとアンジュの歓迎会もしないといけないノネ
イーディが笑って、そう言う
ねえ、ノブ
いきなり外へ通じている方のドアが開いて、可奈センパイが入って来る
それがさ学園祭の実行委員がまた来て、あたしたちの人の配置に文句を言ってきたのよ
それが、ほら今日とか、予想以上にお客さんが来ちゃったから、あたしとかずーっとカフェに張り付いたままだったでしょそういうのは、良くないから是正しろって言うのよ学園祭なんだから校内の他の催しを観て廻る時間を、全員が充分に取れって言うのよ
ああオレは途中で休憩をもらえたけれど 可奈センパイも、愛も、克子姉も今日は、ここから離れられなかったんだ オレのも休憩っていうより、戦闘と石神瑞希のレイプで大忙しだったんだけれど でも、同じ場所から出られなかった人よりは恵まれていた
明日は朝からマナちゃんたちが来てくれるしパンを焼く方に問題が無ければ、あたしがカナさんに代わって、カフェの方をに立つわよ
いや、明日はお屋敷のパン工房も瑠璃子たちにフル稼働してもらうから克子姉は、向こうからここにパンを運んだりもしないといけないじゃないか
これは克子姉の商用バンでしか、たくさんのパンの入ったパッドを運べないからしょうがない
パンの積み卸しと、警護に誰かしら付いてもらわないといけないし
イーディか、ミタマか、キヌカかとりあえず、最低でも誰か1人には一緒に行ってもらわないと
車の運転なら、あたしがやろうか
丁度、学生食堂から戻って来た寧が言う
あたしも、一応、免許もっているし
寧は以前は、キョーコさんに作ってもらった偽造の戸籍で 中国系カナダ人として、アメリカで国際免許を取得していた その後、夏休みにオレと渡米した時に取り戻した奈島寧子の名前でも、国際免許を再取得している 英語がペラペラの寧にとってはアメリカで試験を受ける方が楽に運転免許を手に入れられるらしい
それはダメよ在校生が運転して来るのは校則で禁止になっているでしょ
内線電話の前の克子姉が言う オレたちの高校の校則では車もバイクも免許の取得は禁じられている それでも高校3年の後半には、自動車学校に通う人は多いし、卒業式間近のことは学校も黙認してくれている 寧は、1年生の時に留年しているからまだ2年生だけれど、すでに18歳になっている だから、免許を持っているのは変ではないけれど 克子姉のバンを学校の敷地内で運転している姿を他の生徒たちに見せれたら面倒なことになるよな
じゃあ、しょうがないマルゴお姉ちゃんに頼むよっ
マルゴお姉ちゃんだって、ここの高校の卒業生なんだしさ手伝いに来たって良いハズなんだよっ
でもさ、マルゴさん忙しいんじゃないのか
マルゴさんは、年末に行われるアメリカでの格闘技大会の件で毎日、スポンサーを集めたり、宣伝の準備をしたり、アメリカとの打ち合わせとかで忙しそうにしている
明日は元から空けてあるはずだよっマルゴお姉ちゃんも、学園祭を観に来るって言ってたから
マルゴさん、オレたちのことを心配してくれているんだよな
そうね可奈ちゃんに休憩してもらう間あたしがカフェの方を見ている間だけ、車の運転を頼むだけだからそんなに長い時間にはならないわよ
お屋敷で焼いたパンを、ここに運ぶのは1時間に1回ぐらいだろうし
あたし、マルゴお姉ちゃんに電話するよ
あ、内線は克子お姉ちゃんが使うんだよねじゃあ、ちょっと外で携帯で電話する
このパン工房内は敵に情報が漏れないように、電波が遮断されている
チョット待つネ
イーディが、寧を止める
マルゴに来てもらうのならもう少し違うコトもしてみるべきネ
カナ学園祭の実行委員ってまだその辺にいるノカ
いると思うわよ
ソシタラネイ、ちょっと外で話すネ
イーディはそう言って寧を外に連れてってしまった
でもさマルゴさんに車の運転を頼んだだけで、何とかなるオレたちの方は、大丈夫だと思うけれど
パンの製作の方は愛とも話して、対応策を見つけた
そうね正直オープン・カフェの方は後、3人ぐらい人が居てくれたら、大分楽になるんだけれど
面倒なことは、あたしたちがやるから紙のカップにどんどんコーヒーを注いでくれるだけでもいいのよ
だったらわたしたちがお手伝いしましょうか
娼婦候補生の白旗せつなが言う
わたしたちはなでしこ科で、普段は他の生徒と離れてるけれどでも、ここの高校の生徒になったんだし
そうですねお手伝いしてもいいものなら
克子さん良いですか
モモカと希美も克子姉に尋ねる
そうね可奈さんあくまでも、お店の中の補助ということでお客さん、特に男子とは絶対に接触させないと約束してくれるそれならいいわよ
みんな娼婦候補生だから変に男が近寄って来るのは困る
あ、それは平気よだって、ほらこれは女子テニス部とパン工房のコラボで、うちの部員がテニスウェアでウェイトレスをするっていうのがコンセプトだもの部員じゃない人を前に出したりはしないわ皆さんは、制服にエプロンで店舗の中の手伝いだけをお願いするわ
可奈センパイが、そう約束した
あたし一度、やってみたかったのよね学園祭で喫茶店
モモカも笑顔で、そう言った
わたしは去年、前の学校の学園祭で喫茶店をしたのよ
17歳のせつなが言う
でも、今年はもう学園祭なんて、自分には無関係なんだと思っていたわ
故郷から離れ親の借金のために黒い森の娼婦になると決めたのだから
半分、終わっちゃってあと1日だけだけど、学園祭を楽しみなさい
克子姉が、3人に言う
ただし監視は付けるわよ
克子姉が、月子を見る
月子さんあなたも、この3人と一緒にお手伝いに行ってくれないかしら
月子もオレたちの高校に新設されたなでしこ科に属している
変な男が寄って来ないように他の女子テニス部の子たちと、仲良くできるようにそれだけを頼めるかしら
月子の巫女の力で問題が起きないように監視して、確実に排除する
うん、頼むよ月子
オレからも、月子にお願いする 月子は、オレに笑顔でそう言う
わたくしも、積極的に学園祭に参加するのは始めてですわ
そうか月子たちは ずっと実家の鷹倉神社が、関西のヤクザに支配されていたから 自分の学校には、ほとんど友達を作れなかったんだ 学校の行事なんかも、まともに参加できなかったんだろう
ですから、ちょっと楽しみです
月子の表情が和らぐ 希美が、美里に尋ねた
わたくしは人の多い場所は、苦手でございますので
ホンモノのお嬢様育ちの美里は客の前でする仕事は向いていない
だったら、明日はオレたちとパン工房の中の仕事を手伝ってくれよ
オレはすぐにそう告げる 美里は18歳高校3年生だ これが高校最後の学園祭になってしまう どんな形でも学園祭の思い出を残してやりたい 美里が、オレに微笑む せつなが、残りのなでしこ科の生徒つまり娼婦候補生の德大寺園子さんと黒沢直子さんに尋ねた
わたしはいいです
あたしも止めておきます
2人ともまだ、オレたちに心を開いていないから ここの手伝いを頼むのは無理か
そんなにあなたが悩まなくていいわよ
克子姉が、オレの顔を見て苦笑する
德大寺さんたちのことは、御名穂お嬢様にお任せしましょう
ミナホ姉さんに付いててもらうしかない この2人にオレは何もしてあげることは無いし オレはオレでとにかく、眼の前のやらなきゃいけないことをこなしていくしかない
そしたらあたしたちは順番に帰りましょう
克子姉が笑顔でみんなに言う
カナ、ちょっと来て欲しいノネ
外からドアを開けて、イーディが可奈センパイを呼ぶ
ちょっと、学園祭の実行委員との話をサポートして欲しいノヨ
ええ、いいわよ今、行くわ
可奈センパイが、外へ戻って行く
時間差でなでしこ科の子たちが帰ってから、あたしたちも出発するわ
でも、全員、克子姉のバンに乗り切らないだろ
克子姉が運転するとして オレに寧、メグ、愛、イーディ、マナ、ヨミ、月子ミタマとキヌカにありすアーニャエリとリエさらに、木下さんと黒瀬さんもお屋敷に連れて帰らないといけない グレース・マリンカさんも工藤遙花たちと合宿所として暮らしている香月セキュリティ・サービスの旧・道場ビルに誰かが送っていかないといけないし 可奈センパイも、今夜は実家に帰るたろうから送らないと
オレ何人か連れて、歩いて帰るよ
今日はダメです車で帰って下さい
レイちゃんが厳しい眼で言う
身内がわたくしたちに捕らえられましたからお屋敷前の公安さんたちが、ピリピリしてるはずです
さっき、気絶させた公安警察の人たちは月子が、全員記憶のチェックと書き換えをしてくれたんだよな
オレは、月子に尋ねる
はい全て、完了しました先ほど、美智さんのお父様が公安警察のお知り合いに、全員お返しに行かれましたわ
トラックの荷台に気絶してぐったりした連中を乗せて 上から、何かでカバーして公安警察の本隊に引き渡しに行ったんだな
だから、全員車で帰ることにしましょうあたしが何回か往復すればいいのよ
お屋敷までは車で5分だ 往復しても、そんなに時間は掛からない
でも、目立つとマズイでしょだから、あなた恵美ちゃんとマナちゃんと後、何人か連れて、校長室経由でいつもの教職員用特別駐車場で待っててちょうだいあそこなら、誰にも見られないから