アニエスが、ニコニコと微笑む
あ、そうだコヨミちゃんと可憐ちゃんは、まだですのでも、それはまだ身体が小さいからで大きくなったら、ちゃんとしてもらえますのだから、安心して、いっぱいご飯を食べて大きくなって下さいですの
コヨミちゃんは、そうだけれど水島可憐さんは、まだセックスできるかどうか調べてもいない
ていうか昨日からオレ、メチャクチャ忙しいし
ペットの飼い主としてのみすずの意向もあるんだろうから時間を置いて、ゆっくりしよう
あれれアニエスちゃん真緒は真緒は、どうしたらいいの
真緒ちゃんが、不思議そうに尋ねる
自分の名前が出て来ないから何か仲間外れにされたような気がしたのだろう
真緒ちゃんも、いっぱいご飯を食べて早く大きくなるですのそしたら、パパがいいことをしてくれますから
いいことって
それは大きくなってからのお楽しみですのっ
こういう切り返しも上手くなったなあ
アニエス半年前の地下室に閉じ込められていた無口な少女が、こんなにみんなとコミュニケーションするのが大好きになって
アニエスちゃん、ボク、お腹空いたよ早く、いただきますしようよ
あ、ごめんなさいですのそれでは、みなさんいただきますっ
そして家族の夕食が始まった
お兄さん、ハンバーグの焼き加減どうです
うちたちは中までこんがり火を通してよく焼くのが普通ですから
もしかして、あんまり焼かない方が好きだったらごめんなさいですわ
ハンバーグを焼いたのは、双子なんだよな
いや、美味しいよオレ、焼き加減とかこだわり無いから
それなら良かったですわ
アニエスちゃんに、焼き過ぎじゃないかって言われたから
オレは、アニエスに振り向く
だってエリちゃんたち、すごーく焼いているんですもの
ああ、克子が作るとだいたいミディアムレアだものね
そうねあたしだと、ここまでウェルダンにはしないわ
ハンバーグを焼く前に克子姉は、台所からオレに呼び出されたから
その場に立ち合っていないんだな
台所はマナが監督してフライパンは、エリとリエに任せたんだ
あのわたしらの場合、何でもきっちり火を通す習慣になってたんですわ
はいうちらの生活だと火を通さんと色々と怖いことになりそうで
双子の暮らしていた関西の家だと食材が良くなかったのか
ヤクザの両親は、そういうことがいい加減だったみたいだしな
これはこれで美味しいわよそうね今までだと、あたしの好みの味付けをみんなに押し付けてただけなのかもしれないわねお料理のできる子たちが来てくれて嬉しいわ
克子姉は、笑顔で双子に言う
そんなわたしらなんて、なあ、リエちゃん
うん、エリちゃん大したことはないですわ
そんなことないわよあなたたちの味付けは、なかなか面白いわあなたたち、お料理の才能もあると思うわ
克子姉は双子のタレント性を、すでに認めている
今度は、料理の才能か
あたしのミディアムレアのハンバーグも、今度、食べて見て大丈夫よ、新鮮な材料しか使わないから一緒に色々と作ってみましょう
アニエスたちにも教えて下さいですの
ええ、もちろん教えて欲しい子は、みんないらっしゃい
良かったですのルナもコヨミちゃんも、ありすちゃんたちも一緒行きましょうですの
えー、真緒は
真緒ちゃんが、不満そうに言う
真緒も教えてもらいなさいまた、ハンバーグのお肉をこねこねするのよ
渚が愛娘に微笑む
真緒、あれ好きこねこね大好き
ミタマお姉様、わたくしたちも何かしら皆様の戦力にならなくてはならないと思いますが
確かに、その通りだな
安城姉妹が、顔を突き合わせてそんなことを言い出す
警護役は足りています
そうそう、そっちはしなくてイイネ
美智とイーディが、釘を刺す
何をしたらいいのか判らない時は、とりあえずパンを作るのを手伝ってみて下さい
そうそう、そうですのっうちの子のお手伝いは、パンを作ることですの
ボクやコヨミちゃんも、お手伝いしていますから
アニエスとルナも、そう言う
そうだよっうちの子はみんな、パンを作って焼けないといけないからねっ
ミタマに寧が言う
わたくしに、できるでしょうかお姉様
キヌカが、不安そうに姉のミタマに言う
子供の頃から、安城家秘伝の拳法しかやってきていないからなこの姉妹は
教えていただきましょうそして学ぶのですわたくしたちも、皆様の一員にしていただいたのですから
ありすがミタマとキヌカに言った
あの、心配いらないです皆さん、優しい人たちばかりですから丁寧に教えて下さいます
いつも余り喋らないコヨミちゃんが新たな家族たちに言った
そう言えば、あの家族の皆様は、ここにいらっしゃる方の他にもおられるのですか
ありすが尋ねる
えっとね今居ないのは、ミナホちゃんとレイちゃんとマルゴちゃんと
御名穂さんは、知っているわよねさっきこの部屋にも来ていたし
藤宮麗華お姉さんとマルゴお姉ちゃんはありすさんたちは、昨日のパーティで見ていると思うよっ
昨日の名家のお嬢様たちを集めたパーティでの、エキシビション・マッチでレイちゃんとマルゴさんは、キョーコさんとミス・コーデリアのペアと闘っている
ハイジとミタマとキヌカもその場に居た
キョーコちゃんもね、たまに来る来るとちょっと騒がしい
真緒ちゃんがそう言った
でも、キョーコさんは優しくていい人でしょ
渚が慌ててフォローするが
うん時々はでも、騒がしい時の方か多い
真緒ちゃんの評価は辛い
ええっとね後、黒森家のお屋敷の方で雪乃ちゃんと、メグちゃんと、愛ちゃんがお留守番しているよっ
寧が、笑顔で話を戻す
雪乃ちゃんとメグちゃんはこっちのお屋敷はアウェーだと思っているから、アニエスたちと一緒に来なかったんですの
おいおいアニエス
ちょっちょっと、アニエスちゃん雪乃ちゃんはお腹が大きいし、メグちゃんは部活があったからじゃないの
渚が訂正する
それで愛ちゃんは、のんびり屋さんですからお家で、ゆっくりしているそうですの
アニエスは、そう言ってからハッとした表情となり
あのね愛ちゃんはみんな、よく聞いて下さいですの
もったいぶって、双子とありすたちに言う
本当に何から何までゆっくりで、のんびりなお姉さんなんですのでも、だからって決して、愛ちゃんのことを笑っちゃいけないんですのだって、愛ちゃんには愛ちゃんのスピードがあって愛ちゃんは、その早さで生きていてそれは全然悪いことではないんですのその上愛ちゃんて、とってもとっても凄い子なんですから
そうだよねえ愛ちゃんボクたちよりも後から、家族になったのにどんどんパンを作るのが上手くなっているし
天賦の才能もあるけれどあの子は努力家よ
そうですの愛ちゃんは、一生懸命で頑張り屋さんですのだから、一生懸命な子は、絶対に馬鹿にしてはいけないですのっ愛ちゃんは、ホントに凄いんですから
アニエスは愛のことをそう思っててくれているんだ
パッと見で、馬鹿にしたりとかわたしらはしないですわ
うちそんなん怖くてできません
だって、なぁリエちゃん
うんそうやわな、エリちゃん
顔を見合わす双子
ここの家族にはルナちゃんや、ルナちゃんのお姉さんたちみたいに不思議な力を持ってる人たちもおるし
メッチャ強いお姉さんたちも、何人もおるし
ものすごーいお金持ちとかなぁ
うちらからしたら、みーんな凄い人ですわ
みんな、見た目と違いますわ
見た目以上です
だから誰にどんな力があるかとか詳しい話は、今はええですわ
はい一気に全部聞いたらうちら腰を抜かして立てんようになると思いますし
結局、お兄さんの周りの人たちは綺麗なだけじゃないんです
みんな、能力の高い人たちばかりやないですか
克子お姉さんは、プロのコックさん並みにお料理の手際が良かったですし
マナお姉さんと瑠璃子お姉さんもすっごい、お料理に慣れてて
ほんで、真緒ちゃんたちが退屈しないように色々とお手伝いすることを見つけてあげたりな
ずっと、笑顔で優しいんですわ
わたしらのお母ちゃんだったらうざいから、近寄るなとか叫んで、小さい子を蹴飛ばしとると思うから
台所での、克子姉たちの様子を見て双子は、そう感じたのか
ま、そういうのも言ってみれば異文化体験みたいなものなのよね
異文化関西のヤクザの家での生活とオレたちの家族
でもあたしたちの文化が全部正しいわけじゃないし、あなたたちが今まで生きて来た文化は全部間違っているわけでもないわよそういう風に思っちゃダメだからね
あなたたちが作って、このとても良く焼いたウェルダンのハンバーグだってやっぱり、こんなに美味しいんだからあたしは、あたしが作って来たミディアムレアのハンバーグだけが正しいとは絶対に思わないわよ
オレたちは正解ではない
過去を全否定するのも、あたしたちとの新しい生活を全肯定するもよくないコトよそうする方がもあなたたちにとっては気持ちが楽になるのかもしれないけれど覚えておくべき大事なことの記憶まで否定して、心から消して、何が何だか判らなくなっちゃうから
ああ克子アルの言う通りだ
双子の両親との記憶だって悪いモノばかりじゃないはずだ
今、双子がやたらに過去に否定的なのは
今朝、両親が無残な死に方で、命を落としたというゲンジツと
オレたちの家族になった以上は、過去を完全に捨て去らないといけないという強い思いがあるからだ
何か、今1つよう判らんですけどでも、気を付けますわ
エリは言った
うちもとにかく、気を付けます
リエも、不明瞭な顔をしている
この双子は、まだ13歳だから現在の自分の精神状態を、客観的に見ることはできていない
今は、関西での記憶は全部忘れてしまいたいと感じているし
オレたちのことは、全部、素晴らしく思えるのだろう
克子姉の心配は理屈では判るが、感覚的に捉えてはいない
これはオレたちが、この子たちをよく観察して、気を付けてあげるべきことなんだ
今は、新しい環境に入った緊張感で、色々な思いが抑え付けられているけれど
過去の記憶が、突然フラッシュバックして強い心の喪失感に双子が襲われることもありえる
それはありすや、ミタマとキヌカも同じだ
オレは油断せずにこの子らの心の状態を常に感じていないといけない
これから、ずっと
人と一緒に生活するということは、そういうことだ
あいつなら平気だと過信した瞬間に相手を見失ってしまう
えっと、お留守番している子の話に戻りたいですの
あ、アニエス
そうか、愛のことだけ話したいわけじゃないのか
雪乃ちゃんはちょっとイジワルな時もあるけれど、優しい子ですの
そうそう、すっごい毒舌だけど基本は、優しいよねていうか、照れ屋さんなんだよ
雪乃さんは、心の中ではいつもんもうっって言っているから
雪乃の心
兄さんが、他の人と特に、みすずさんとベタベタしているとんもうっって言ってるよ恵美お姉さんとかだと、あんまり言わないけど
そうですわそんなに気になるのなら、自分も先生にところへ行って、抱きつけばいいのにっていつも思いますわ
雪乃さんは、遠くから眺めたままんもうっですから
ああ、あいつは自分からオレに寄って来るのは、気恥ずかしいんだろうな
そういうのは、放っておいていいんだよ雪乃さんは勇気のないライオンだから昔から、ヘタレなところがあるからさ
雪乃さんマナさんとも、もっと仲良くしたいと思っていらっしゃいますわ
姉妹なのにマナさんとの会話が少ないことを、不安に思われているようです
マナは、白坂舞夏から吉田マナになってから
雪乃のことを基本的に雪乃さんと呼ぶようになっている
確かに、普段の会話は極端に少ない
不安に思っているだけで、自分からアプローチして来ないのが雪乃さんだからそれも変わらないよねあの人は、どんなことも自分のために人が動いてくれると信じているから
ん判っているよお兄ちゃんちょっと、考えてみる良い方法はないかだって、だからってマナの方から積極的に雪乃さんに話し掛けたりとかしたら、あの人結局何も変わらないままになるもんいつも人の好意を待っているだけでさ
雪乃は本当に自分からは動かないもんなあ
一緒に暮らしているけれど家事もパン作りも一回も参加したことがないし
メグやアニエスとは、よく喋っているけれどみすずや瑠璃子とは、話ていないもんなぁ
うん、これは向こうのお屋敷に戻ってから色々話そう
はぁぁホント雪乃さんはさんもうっだよね
実の妹として、マナが嘆息する
それで、あの最後にメグちゃんですけれど
アニエスが、話を戻す
みんな、メグちゃんにだけは気を付けて下さいですの
メグちゃん、もの凄―く怒りっぽくていっつも、アニエスたちのことをガミガミ叱りますから
うん恵美お姉さん発火点が低いよね
ボクたちを心配して、怒ってくれているのは判るけれどでも、やっぱりちょっと怒りすぎだと思う
メグちゃんもそろそろ根本的な解決を図らないといけないのかもねっ
これだけ新しい子を何人も連れて帰ったらまたメグちゃんが不機嫌になるの判っているしさっ
そうだなぁ
メグは思いっきり機嫌が悪くなるよなあ
2日間留守をして新しい女をたくさん連れて帰ったら
ま、判っていることなんだからヨッちやんが何とかしないとねっ
お屋敷に戻ったらまた一波乱あるのか
お兄様時間差を付けて帰るというのはいかがですか
ですからお兄様がお戻りになられる前に、わたくしたちだけで先に、新しい家族の皆さんをお連れして帰宅するんです
オレ、抜きで
お兄様は、まだ、こちらのお屋敷でのお仕事が残っていたということにして
いや、だけどオレが一緒に帰らないと、どうなるんだ
恵美お姉様が強い態度で対されるのはお兄様と雪乃さん、マナさん、アニエスちゃんだけですから
お兄様と自分の姉妹にだけ、恵美お姉さんは強い対応をなされるのですわ
オレはともかく
雪乃とマナとアニエスはメグの腹違いの姉妹だ
そういや、愛にも怒鳴ったりはしないな
わたくしやみすずちゃんには全然、厳しいことはおっしゃられませんから
ヨミたちにもですわ
香月家の娘たちや、鷹倉姉妹にはメグは当たらない
ああそこにメグのコンプレックスがある
ですからわたくしたちが先に戻って、恵美お姉様に新しい皆さんをご紹介致しますわそれで、どういう経緯でお兄様が、家族になさったのかをご説明致しますから
オレが一緒に帰ったら、メグは感情的になって一方的にオレを責めるだろうけど
オレが帰宅する前にワンクッションあれば
メグの反応も、落ち着いたモノに変わるか
そうした方が良いと、わたくしも思います
恵美様の問題は公様に大きく依存し過ぎていることにありますから
メグがオレに
公様が居ないなら恵美さんが、感情をぶつける相手がいないので、落ち着いて状況を受けとめて下さると思います
月子がそう言うのなら、そうするか
まあ、ええですわとにかく、その恵美さんて人に気を付けるわ
ほんで家族はそれで全部なんです
リエがそう尋ねると
えっと、後ホントの家族じゃないけれど可奈ちゃんが、たまに遊びに来ますの
ああ、可奈センパイも来るなあ
それと謎のロシア人も、たまに来ますです
ロシア人
アーニャちゃんだよ
ミス・コーデリアの部下のロシア系アメリカ人
ニキータ・ゴルバチョフことアーニャも時々、遊びに来る
今はだいたい、そんな感じですの
アニエスは、ニコッと微笑んだ
えー、違うよ、アニエスちゃん
真緒ちゃんが、慌てて言う
もう一人、居候がいるってば
あー、そう言えば居ましたの
わたくしの姉が、ご迷惑をお掛けしております
美智が恥ずかしそうに言った
まあ、確かに居候だよねぇ
真緒ちゃんとアニエスは工藤遙花を、そう感じているのか
オレとはセックスしないし、家事やパン作りも参加しないで
ずっと空手の練習をしているもんなぁ
遙花ちゃんは居候のくせに、ご飯をお代わりし過ぎですの
アニエスはそう言う
雪乃やメグが懐かしい
そろそろ出さないと
というか、このエピソードは香月家寄りなので出せなかったのですね
新しい子たちと出会うことで、雪乃やメグにも変化が起きるはずです
1032.そして夜が来る / 雑談
食事の後アニエスたちは食器の片付けと、家に帰る準備を始める
オレは、ジッちゃんに呼ばれてソファのあるコーナーで、食後のコーヒーを飲んでいた
みすず、瑠璃子、美子さん、鳥居さん、翔姉ちゃんも一緒だ
最近なみすすが使っているという高校の教科書を見せてもらった
はっきり言って盛り込みすぎだな日本の高校生が学んでいる内容は150年前なら、ヨーロッパの名門大学の教授の持つ知識に等しい
みんな、静かにジッちゃんの話を聞いている
いや、当時の大学教授でも、自分の専門分野には詳しくても他分野の知識まで詳細に知っている人間は少なかっただろう現在の高校生は、それほど高度な内容を教えられている
教えられているだけでそりゃまあ、テストもあるけれどでも、何から何までちゃんと判ってて、活用できているわけじゃないよオレとか、関数とか因数分解とか本当は何に使うものだか判らないもの歴史だってさ、御成敗式目なんて高校を卒業したら一生使わないと思うし
確かに、一般教養というには、余りにもハイレベルな教育を、普通の高等学校で施しているのかもしれんな
いや、みんなしっかりと覚えているわけじゃないし、テストや受験が終わったらあんなことも習ったなあぐらいにしか思い出さないと思うよ
そう言えば、この間、とても興味深いことがあったんですわ
わたくし劇場に観劇に行ったんですけれど歌舞伎の俳優さんが主演をなされておられたのですが、平安時代の武士の世界を舞台にした普通のお芝居だったんです
商業演劇ということかね
はいそうですわそのお芝居の中で主人公の武士の家に、仲間の武士が尋ねて来るんですそしたら武士の家の下女をが、お客様にお茶を持って来るんですよ
お客さんにお茶
それが、どうしたんだ
そうしたらわたくしの前の列に、小学生ぐらいの女の子が観劇していたんですけれどその子が自分のお母さんにあれはおかしいって言い出したんです
ああお茶を日本に伝えたのは、鎌倉時代の栄西か
今は、栄西以前にもお茶が日本に伝わっていたことは判っていますけれど京都の宮廷や貴族、それに一部の寺院で飲まれていただけですし、平安末期にはお茶を飲む文化はすっかり廃れてしまっていたそうですわ宋から帰国した栄西が日本にお茶の種を植えて、喫茶養生記を書いてお茶の普及を計ったのが日本でお茶が飲まれるようになったキッカケということになっています
ああ、何か習ったな喫茶養生記には覚えがある
ですから、栄西が帰国する以前の平安時代末期に、それも都から離れた田舎で貧しい暮らしをしている武士が、お客様にお茶を出せるはずがないんです
今みたいに、どこの家でも普通にあるものじゃないのか
ああ、そうか栄西の名前は、小学校でも教えますものねそれに色んな物のはじめてはいつかみたいな小学生向けの本もたくさんありますし
そういう本とかを読んでいたら、平安時代の武士がお茶を飲んでいるのを変だと思うのか
それにもう一つ、問題があるんです
舞台の上に出て来たお茶は、今、普通に来訪されたお客様に出される煎茶だったんですけれど
煎茶が確立しましたのは、江戸時代ですものね
ああ、昔はお抹茶なのよね聞いたことがあるわ
ですから、歴史的には間違っているんですでも小学生のその子以外は、気にしないですよねそんなことは
あオレとかも、そういう場面の芝居を観たら
特に気にはならないよなあ平安時代の武士が、お茶を啜っていても
知識があるからこそ、気になるんだろうなそういうことは、よくある
知っていれば、フィクションの世界のことでも気になるものだそれで今のテレビでは警察を舞台にした作品は苦戦しているのだろ
話を翔姉ちゃんに振った
はい、今の視聴者は色々と警察機構についての知識を持っていますから昔のように、架空の警察署の捜査1係が新宿で起きた殺人事件の犯人を追跡して、汐留で銃撃戦とか有り得ないことが判っていますから
他の署の管轄まで勝手に押し掛けて、ピストルを撃ち合うなど無茶過ぎるからな東京なら、各警察署の上に警視庁がある広域にまたがった犯罪を1つの警察署の刑事たちだけで捜査したりはできないのだよ
そういう知識がある人が多いからすぐテレビ局にクレームが入るのよ今の放送での描写はおかしいってだから、突飛なことはできなくなったのよ
もっとも、リボルバー式の拳銃なのに、弾込めしないで何発でも弾丸が撃てたりショットガンで、相手の銃を撃ち落とすみたいなメチャクチャなエンターテイメントが今の時代でも通用するかどうかは疑問だけれどね
何にせよとても細かいことに人々の眼が向く時代になっていることは確かだと思うよそして、すぐに抗議が来るそれを恐れてテレビなどの製作者たちは、縮こまってしまっているのだろう
今は携帯からメールで、簡単に抗議できるしな
相手に直接抗議しなくても、ネット上にあの作品はここがおかしいって幾らでも書き込めるし
それとは逆で知識が無いから、判らなくなっていることも多いと思うぞ
今の子どもたちは、物心付いた時にはもう携帯電話があっただろだから、携帯電話の無かった時代のことを知らないと聞いたよお前たちは、10円玉を入れる公衆電話のそれも赤いのとか黄色いのとかを知っているか
赤い電話
やはり、知らないかいや、これもこの間の会合で、とある企業の社長から聞いたのだがね今の子どもたちは、昔の日本の風俗を知らないとね
フーゾク
いや、昔といっても戦国時代とか江戸時代とかではないぞほんの20年、30年前ぐらい前のことだ
例えば、今は店の商品に付いている値札は全て、コンピューターの文字で綺麗にプリントアウトされているだろう店によっては、すぐに値段を変えられるように液晶画面を使っているところもある
ああ、デパートとかスーパーの食料品や生活用品は、液晶表示のところもあるな
ジッちゃん、スーパーとか行くの
視察には行く今の日本の状況というのは、なるべく肌で感じたいからな
毎回、とても大変なのよ
ジッちゃんの警護をする翔姉ちゃんが苦笑した
老舗の高級デパートみたいなところなら楽なんだけれど最近は、地方のショッピングモールみたいなところまで足を伸ばされるから
食料品売り場は必ず見ることにしているよ時代の空気が判るからな
高級店のみを視察して、日本の景気の動向が判ったみたいなことを言うような人間にはなりたくないからないや、話を戻そう商店における値札のことだ
ジッちゃんは、話を続ける
ああいう値札はちょっと前までは、全て手書きだった大きく見やすい書体で、マジックインキの太いので書くんだ商業高校で、綺麗に値札を書くための授業があったくらいだからなもっと古い時代だと、毛筆で書いていた
えー、手書きだと大変だろ食料品売り場の野菜とか、日によって値段が変わるんだし
仕方ないだろう今みたいに、便利な機械は無いからなそう、バーコードも無いから、今みたいにピッとやるわけにはいかんぞ店員は、店の中の商品の値段を暗記していないといけなかったんだ
料理屋なんかもそうだぞ機械のピッとボタンを打ち込むみたいなものは無いからな店員は、全てのテーブルの注文を全部暗記していないといけないし注文を受けた順番通りに出さないと、客に怒られたそういう記憶能力が無ければ、料理屋のホールで働くことはできなかったんだ
物を買っても、今みたいに白いレジ袋みたいなものは無かったからな茶色い紙袋だったり、新聞紙に包んで手渡されたりもしたあの袋が使われるようになったのは70年代の後半からだからな
電車の切符を買う自動販売機は、料金の書いてある丸いボタンを押した子供用の切符は、大人用のボタンの下に赤い板が下がっていて、それを持ち上げると子供用のボタンがあった改札には駅員が居て、ハサミをカチカチ鳴らして、一枚一枚切符を切っていたその切り口は、駅によって形が違った地下鉄には冷房が入っていなくて、夏は暑かった地下鉄の駅と駅の間に一瞬だけ電気が消えて、暗くなる場所があった
ジッちゃんは、次々に言う
どれもほんの数十年前のことだわたしにとってはつい最近のことだだが、お前たちは、そういうほんのちょっと前の日本の生活の匂いを知らないだろ
それはまあ知らないよ
いや普通、そういう少し前の時代の風俗は、映画で観て知るのだよ古い映画を観てああ、昔はこうだったんだとねドラマという物は、その時代の風俗を写し取っているからなだが
ジッちゃんの顔が、険しくなる
今の子どもたちはなかなか古い映画などを観る機会もないだろうテレビでやらないからなドラマも昔のものは再放送しないようになってきている
いや、それは再放送でも、出演者やスタッフに金が払われるようになったことや作品によっては、製作会社がすでになくなっていて著作権の持ち主が判らなくなっているからということもあるんだろうが
それだけでは、無いですわね
今のテレビ局員は今、自分たちが作っているモノだけを観て欲しいのよ再放送では、自分たちの手柄にならないでしょ
ああまさか夕方の時代劇の再放送まで、なくなってしまうとは思わなかった
ジッちゃんは、嘆息する
再放送するにしても、今やっているドラマの前シリーズとか酷い時は、平日の9時から放送しているドラマを、そのまま土日の午後に再放送したりするでしょちょっとでも宣伝しようってとにかく、自分たちが今作っているモノがヒットしないと、自分たちが評価されないからそれだけしか考えていないのよ
後はお手軽なニュースショーだな同じニュースを何度も繰り返すニュースの合間に、タレントを使ってどうでもよいレポートを挟み込んで時間を埋めるとにかく、自分たちの仕事を少しでも増やそうとするその結果、今のテレビはほとんど今の作品しか放送していないワイドドラマの再放送なんかでも、せいぜいこの15年以内に作られたものだけだろう90年代以前の作品は、再放送されていないと思うぞ
携帯電話が安くなって、一般に普及したのは1996~97年あたりよダカラ、それ以前のドラマでは特別な地位にある人しか、携帯を持っていなかったわ
そう言えば今、放送しているドラマは、みんな携帯を持っているもんな
つまり、携帯普及以前のドラマは、ほとんど放送していない
だから、今の若者たちには判らないのだよちょっと昔の頃の日本の空気がね現在の日本の空気とは違う匂いだったということが、判らなくなっている
今の日本人とは、考え方や好みや習慣が違っているのだ日本人だって、ずっと同じではないのだいや、もちろん根底には日本人らしさという変わっていないものもあるしかし、その土台に乗っている細かなモノはやはり時代によって変化しているのだ
日本人の根っこの部分は同じでも数十年前とは違っている
戦後、アメリカは日本の政治家や企業家たちをファシズムの軍部に協力したということで公職追放したつい最近、中東でアメリカがしていることと同じだ政権に近い人間たちを追放すれば、日本を民主化できると思ったのだしかし、実際は日本国内に社会主義勢力が台頭しただけだった冷戦が深まっていった時期だアメリカは、そのままでは日本が社会主義国家になってしまうのではないかと危惧したそれで追放したはずの政治家、企業家たちを呼び戻した夢想的な社会主義者と違って、彼らは実際に国家を動かしてきた人間だゲンジツを見た話ができるしかし、そういう形で戦中の頃の指導者たちが、権力を取り戻したことに反発する人間も多かった55年体制では国会の3分の1を社会主義政党が占めていたのだそして、与党は数では過半数を占めていながら、野党の意見を聞き、譲歩する根回しを求められていた与党なんだからいいんだと強行採決に踏み切ることは、恥ずべきことだと思われていた
みすずが、オレに微笑んでいる
ジッちゃんが、話したがっているのだから聞いてあげてと
黒森のお屋敷に戻ったら、しばらく会えないもんな
60年安保で、デモをした学生たちは戦時中に、まだ子供だった連中だ彼らの兄たちの多くは戦死していなかったつまり、5歳から10歳年上の人間が極端に少なかったのだだから、20代前半で大きな地位に就くことができたこれに対して70年安保に参加した学生たちは、戦後のベビーブームで生まれた世代だいわゆる団塊の世代とにかく、人数が多かったしかし、60年安保の世代は、彼らを戦争を知らない子供たちと軽んじた70年安保の学生たちも、自分たちが戦争を知らないことにコンプレックスを持っていたもっとも、戦争を知っているとはいえ60年安保の連中は従軍体験があるわけではないまだ子供で疎開や空襲、親や兄の戦死や、戦時中の食糧難などを経験してきただから、自分たちを戦争の被害者としか感じなかった
戦後の日本はずっと世代闘争を続けていただけなのだよ政財界の指導者層が戦前戦中と変わらなかったことに、戦中に子供だった60年安保の連中は怒りを感じていた戦争を知らない70年安保の団塊の世代は、その怒りに乗っかった思想的な違いから来る戦い以前に、世代のぶつかり合いがあったまだ存命だが1982年から87年まで、延々と日本の総理大臣だった男がいる彼は、終戦時には海軍主計少佐だつまり、そこそこの位の軍人だったのだ1991には終戦時に大蔵官僚として戦争保険を担当していた男が総理大臣になるつまり、バブル崩壊の直前まで日本の政界には、戦時中にすでに大人で国の仕事をしていた世代が主要な地位を占めていたのだ
へえ、そんな頃まで
55年体制が終わったのが、1993年だ以降、日本の政治は迷走する60年代安保世代の総理大臣たちは、大抵は立場が弱いままで政党政治の中で翻弄されていた一人だけ例外がいるが結局、政治の不安定は続き最大の迷走が数年前の政権交代となるここで初めて70年代安保世代の総理大臣が生まれ、国家をさらにメチャクチャにした面白いのは、最初に総理になった方は70年安保の時には施政者の息子として体制に守られていたのに2人目は、学生運動を通して政治家にのし上がった男と、全然違う立場だということだよく同じ政党に居たものだと思う育ちも考え方も全然違うというのに
ああ、あの2人はそうなんだ
30年前に、何でも反政府でリベラルなことを言っていれば、格好が付いたのそういう世代ごとに仲が悪い構造があったからだ上の世代が、気にくわなかったのだよしかし、戦争の時に大人だった世代は死に絶えつつある少なくとも、もう皆政財界の要職からは離れて引退しているだが、今、その地位を受け継いでいる連中には重みが足りないのだなわたしには、そう感じられるね
ジッちゃんは、コーヒーを啜る
そして、そういう背景はというより、時代ごとに変わっていった空気だそういうものについて、今の子は何も教えられていない昔も現在の自分たちと同じ様な考え、倫理基準がまかり通っていたと勘違いしているそれは、もちろん今の若い子たちが悪いのでは無い変化を教えない、大人たちが悪いのだ
オレはちゃんと判っているのだろうか
オレも自分の見てきたものだけで、物事を判断してしまっている気がする
オレが見てきたものなんて、大したものじゃないのに
ああ、そうかオレとジッちゃんでは考え方や、考える基準になっているものが全然違うこともあるんだ
それはそうだろうわたしはお前の何倍も長く生きているんだぞ
それも色んな空気の時代をな時代の変化を肌で感じて来たのだから
そして、みすずたちを見て
少なくとも、日本の女の子は昔よりずっと綺麗になった足が長くなったし、胴は短く顔も可愛いこれは椅子の生活が増えたこととか、食生活の変化も関係しているらしい
はい正座の文化だと膝小僧が前に出てしまうそうですわですから、わたくしは日舞のお稽古の時以外は、正座をしないようにしています
固いモノを噛まなくて済むようになったから今の日本人は、顎が小さくなったという話もありますわね親知らずが生えてこない子もいるそうですわ
この50年で、日本人の体格は全然違ってしまっているものな
はい、お祖父様昔は1反の布地で1人分の浴衣が縫えましたけれど今はもう、皆さん体格が良いので、1反では足りませんから
あ、あたし、旦那様の浴衣を縫おうかしら
浴衣はもう時期が違うだろう
これから、季節は冬に向かうんだから
じゃあ、来年用に今から準備しておきますわ
お料理とかは、ルリたんやマナちゃんに負けちゃっていますからあたしはお裁縫を
あら、冬が近いんだから編み物をしたらいいんじゃありませんか
編み物はもうブームが始まってますから
みすずが苦笑する
みんな旦那様のマフラーやセーターを編むって研究を始めていますわ
渚お姉様が教えて下さるんです
瑠璃子も編むのか
だから、あたしはライバルの少ない浴衣にしようかなって
着物を縫うっていう子は、そんなにいないよな
じゃあ、わたくし洋裁とか革細工を勉強致しますわ
瑠璃子が張りきって言う
まったくお前は、モテモテだな
ジッちゃんが、呆れ顔でオレを見た
ところでお前に、ちょっと質問したいことがある
何ジッちゃん
眼の前に、お前とは意見の合わない男がいるとするお前は、そいつをどうする
オレとオレの家族に危害を加えないのならそのまま放っておくよ
そいつに意見して、考えを変えさせようとは思わないのか
思わないだってオレに何か言われたからって、考えを変えるような男はいないよそういう人と、あえてコンタクトしたいとは思わないね面倒ゴトに巻き込まれるかもしれないしさオレはいいけど家族が巻き込むのはイヤだし
ふむそうか
ジッちゃんは、オレの眼を見る
では、そいつがお前と意見の違う男が、お前やお前の家族に危害を加えようと企てているとしたら
黙らせる
どんな手を使ってでも、そいつがオレたちに手出しできないようにする
それは暴力的な手段を使うということか
当たり前だろそんなやつ、話し合ったってラチが開かないしオレの家族がどんどん危なくなっちゃうんだからこいつは敵だって感じたら、速攻で潰すよ
殺すことも想定しているのか
当たり前だろヤバイ人間なら生きているだけで、オレたちの脅威になるんだから殺すしか黙らせられない相手なら、オレは躊躇わないよ
そういう割り切りが、すでにできているところがお前の凄いところだ敵に対しては、情を掛けないか
だってそんな余裕ないからさ何でも話し合えば解決するなんて思ってるほどオレは、世の中を甘く見てはいないよ
こういうこいつを君はどう思う
ジッちゃんは、鳥居さんに尋ねた
最近の子は鬱展開に耐えられないというか
マンガとかだと、主人公が窮地に陥るとみるみる人気が下がるそうです
だから、3月のライオンの1話で鬱展開から建て直したのは、凄いなあと思いました
1033.そして夜が来る / 譲渡
ジッちゃんは、鳥居さんに尋ねる
とても危ういと思いますわ
黒森様はお身内とそうでない方の区別がハッキリしていらっしゃいますお身内には、どこまでもお優しいですが
敵対者には手厳しいな
いえ、明確に敵意を向けてこられる方には、そうなのでしょうけれど黒森様は、お身内以外の人間には基本的に無関心だと思いますわ
オレはそうなんだろうか
そんなことはないと思うよオレはパンのことがあるから、学校のみんながどんなパンを求めているかとか気になっているし
家族以外の人に無関心なつもりはないけど
でも、明確に心の中で身内と外と区別するラインを引いていらっしゃいますよね
鳥居さんが、オレの眼を見る
オレたちの家族は、普通ジャナイからいわゆる、世の中の倫理とか常識とか道徳とかを飛び越えちゃっているしさ世の中の普通の人たちには、絶対に理解してもらえないってことは判っている
オレたちの家族は
黒森家は犯罪組織がベースになっているのだから
オレたちのしていることは、反社会的で、法律にもいっぱい触れている一般の人たちには隠さないといけない秘密にしないといけない
だから、明確なラインを引かないといけない
そうでしょうね黒森様のようなお若い方がこれだけの女性たちを囲って、ハーレムを作っていることなんて、世間に知られたら大変なことになりますものね
あら、そんなことにはならないわよ
みすずが、軽く笑う
だって、世間の皆さんはそんな話を信じないですから
オレがハーレムを形成していることを信じない
旦那様が名家の人間でなく、資産家の息子でも、家柄が良いわけでもない16歳男の子が、香月家の娘のあたしのパートナーになってそれも、ちゃんとお祖父様に認めていただいているという段階で、普通の人には想定外ですから
香月みすずの相手は本当なら、かなりの名門の子弟か、香月グループの重役の息子が選ばれるはずだ
実際、ジッちゃんは香月グループの経営を任せた司馬さんの長男とみすずを婚約させていたし
普通の高校生の男の子が、名家中の名家である香月家の中に入るということが、どれだけ大変なことかは皆様、判っていらっしゃいますし
そうだな、普通の人間なら気後れしてしまうな
せっかく掴んだ幸運を手放さないようにわたしやみすずに嫌われないように、緊張して生活することになるだろうわたしが、どんなに恐ろしい人間なのかも皆知っているからな
はい世間の皆さんは旦那様が、あたしに絶対服従を誓っていると思っていらっしゃいますわ実際は逆ですけれど旦那様のご支配を受けているのは、みすずの方ですが
ああ客観的に考えると、そう思うのが普通か
日本の政財界と深い繋がりのあるジッちゃんに嫌われることは、死を意味する
オレがもし、みすずを裏切って浮気とかしたらジッちゃんの恐ろしい制裁が待っているはずだ
だから、平民のオレはビビッて、みすずに服従するしかないということか
そういうイメージを覆すためにも、昨日のパーティを開いたのよ
昨日、香月家で開かれた名家のお嬢様たちを集めたパーティ
そうですわねわたくしも、昨日、こちらに伺うまでは黒森様は、みすず様を騙して、香月家に入り込もうとしている悪い男性だと思っていましたわ
それが、パーティが進むうちにとても控え目な方で、みすず様のことをとても大切に思っていらっしゃるみすず様もつまり、相思相愛の素敵なカップルに見えて参りましたからホント、騙されましたわ
いやいやその
黒森様がみすず様以外に、瑠璃子様や他の方を小さな女の子まで、ご自分のハーレムに囲っていらっしゃるなんてしかも、新しくハーレムの寵姫が増員されていく過程も、わたくしは全て拝見致しましたわ
鳥居さんは、昨日、今日とオレが何人もの女を犯していくのを見ている
なるほどみすず様のおっしゃる通りですわねこんなこと誰も信じないと思いますわ黒森様が、みすず様に隠れて外で、下賤な娘と浮気しているというような話でしたらまだ信ぴょう性がありますが本妻のみすず様もご承知で、瑠璃子様をはじめ、麗しい女性たちを愛姫となさっていてしかも、皆さんとても仲が良くて、一緒にハンバーグを作って楽しくお食事しているなんて普通では考えられませんものね
異常なんだ
オレは、すっかりこの家族に慣れてしまっているけれど
残念だけれどまり子さんあたしは、旦那様の本妻ではないのよ
旦那様の正妻はまだ、みんなで競い合っている段階なのよねルリたんだって狙っているでしょ
うふふ、秘密ですわ
わたくしは、ずっと年上ですし影の女の方が好きですからだから、この人のお妾さんのトップを狙っていますわ
同席している翔姉ちゃんが、笑顔でそう言った
だって、この人はまだ若いし長いレースになることは判っていますものね今、12歳のアニエスちゃんやルナちゃんだってすぐに大きくなりますわ
はい強敵ですライバルですわ先ほどの夕食の時の様子を見る限り、アニエスちゃんも本妻候補レースに出馬したみたいですから
ああやたら場を仕切ろうとしていたもんな
年少組が増えたことで、アニエスの勢いも増した
あらわたくしは、あの双子ちゃんたちも、かなり手強い相手だと思っているわよ
とにかく、旦那様の本妻候補レースはまだ始まったばかりなのよそして、ここでは香月家の娘だからって、あたしや瑠璃子が有利ということも無いのよ
お兄様の女は現在は、みな対等な立場ですお兄様が、そう感じてらしてわたくしたちを平等に扱って下さっていますからわたくしたちの中でも、仲の良い子同士のグループはありますが派閥みたいなものにはなっていません
家族が仲良くしていないと、旦那様が悲しまれます旦那様がご自分よりも、あたしたちを優先して下さるように、あたしたちも旦那様が一番大切ですから
だから、みんな仲が良いのよね気が合うから自然に仲良くなっているのではないのよみんな、仲良くしないといけないっていう自覚があるから、積極的に仲良くしているのみんな、この人に嫌われたくないですから
みすずと瑠璃子の話に、翔姉ちゃんが付け足しをする
あたしたちの内の何人かは、この人から離れたらもう死ぬしかないからこの人に嫌われるということは、生き続ける希望を失うことなんですだから、全身全霊を懸けて、必死にしがみついているのよこの人に
それは黒森様から離れられないという強迫観念に囚われているということですか
鳥居さんが、真面目な顔で尋ねる
いいえ絶望していたのは、むしろ、この人に出会う前よこの人を知ったことで人生に希望を見出したんだと思いますわだから、この人の側から離れ慣れなくなったんです
翔姉ちゃんは、そう説明する
あたしは、その通りです旦那様の女にしていただいたことで、人生に光が見えるようになったのよだから、離れられないし旦那様でないとダメなの旦那様のお側に居るためには、何でもするし他の子とも仲良くするわ
わたくしはお兄様のセックス奴隷ですから、お兄様にご奉仕するのは、瑠璃子の喜びですわお兄様はわたくしに奉仕することがとても楽しいということを教えて下さったんですわたくしも、生涯離れませんわもちろん、他の皆様とは仲良くさせていただきます
香月家の2人がそう言うのを少し離れた椅子から、美子さんが見ていた
やはりこれは、普通の人には判らないことですわね
わたくしは、この2日間皆さんと一緒に生活させててただきましたから少しは理解できるようになりましたでも、世間の普通の方たちには理解することも、想像することもできないと思います
鳥居さんの言うとおりオレの家族の在り方は、オレたちにしか判らない
とても興味深いだろうわたしは、こいつらのこのコミュニティに期待している
ジッちゃんは、鳥居さんに言う
家柄が高く、資産のある人間にはそれを狙う不届きな輩が近付いてくるものだわたしの秘書の1人は、そういう人間からのコンタクトを拒絶することだけに日々忙殺されている相手に礼を失しないように丁寧に、かつ2度とわたしに接触してこないように誘導しないといけないちょっとでも、こちらの態度が尊大だと感じたらそれをネタに、金を脅して来るからな自分たちの作った雑誌を高い値で大量に買い取れとか、自分たちの組織の後援をしろとか、政財界の有力者を紹介しろとか要求は様々だしかも、こちらには何の見返りは無いただ一方的に、わたしから奪おうとする生まれつき、地位と財産のある人間には、どんな無礼を働いても構わないと考えているらしい
度か過ぎる人たちにはあたしたちが相手をするわ
翔姉ちゃんつまり、香月セキュリティ・サービスの裏部隊が動く
彼らがしていることは乞食だよしかし、乞食なら乞食らしくこちらに頭を下げるべきだそれなのに、偉そうにわたしの存在が社会に対する悪で、自分たちはそれを糾弾する正義の士みたいに思い込んでいるからタチが悪い
ああ、ジッちゃんみたいな立場だと大変なんだな
だからこいつの身内以外はシャットアウトするような明確さは、わたしには好ましく思える話してみないと判らないとか世の中、悪い人ばかりではないとかじっくり話せば誰とでも理解し合えるみたいな綺麗事を信じている人間では、わたしの家は守れないからな群がって来る悪い人間たちに食い潰されるのが落ちだ今回の鞍馬家のように
ああ、鞍馬家の今の当主ありすと美里さんのお父さんは
美里さんの婚約者だった男にそそのかされて海外の投資家ファンドを信じて
家を潰すことになってしまった
笑顔で近付いて来て、通常では有り得ない良い話を持って来る人間を信用する方がどうかしているだがあっさりダマされるのだよ自分は他人よりも幸運なはずだと思い込んでいる愚かな人間は、そういう良い話の落とし穴に気付かないだからだまた1つ、由緒のある名家が消えてしまうことになってしまった
でも、ジッちゃんはそのうち鞍馬家を再興させるつもりなんだろ
美里さんかありすの代で
そのつもりだが実際にどうなるかは、まだ判らんよあの馬鹿な鞍馬の小僧がまた誰かにダマされるかもしれないしそれに、1度家が潰れれば先祖代々受け継いできた宝物の多くが四散してしまうものだわたしと歌晏でなるべく買い集めるつもりだが
現在の鞍馬家の資産を、全部そのまま残すことはできないか
一番恐ろしかったのが、鞍馬が娘を名家との血縁を望んでいる悪い人間に売り飛ばしてしまうことだそんなことで、名家の中に成り上がりの野心家が入って来るのは困るそれこそ、何をされるのか判らん
関西のヤクザ組織に脅されわたしの家のパーティにスパイを送り込んだ水島家といい、今は名家全体が危機に瀕している狙われているし悪い人間に浸透されつつあるこのままではいけないだから、こいつの様な鼻が効いて、悪人をシャットアウトできる男が必要なのだこいつは本当に悪人に対しては、迷いが無いし、容赦しないからな
ムダな対話はせずに殺すしかないと判断した相手は、躊躇無く抹殺するということですね
こいつは綺麗事で生きていないからなこいつは裏の世界の怖ろしさをよく知っている戦いにおけるスピードの重要性もな話し合うだけの値打ちの無い相手と対話して時間をムダにすれば、寝首をかかれることもある先手必勝だ相手を駆逐するためには、先に一撃でしとめないといけないそういうことが判っているつまり香月セキュリティ・サービスのオーナーに相応しい
オレが香月セキュリティ・サービスを
わたしは、すでに高齢だ今夜にも死ぬかもしれんそうなったら今のままの香月グループをそのまま孫娘たちに引き渡すことはできないだろう分家の連中や重役たちは、必ず争いを起こすそれを制するにはみすずも瑠璃子も、まだ若すぎる
ジッちゃんは、わざと美子さんの名を口にしなかった
だから、香月セキュリティ・サービスを今のうちにお前に引き渡しておきたい
どんな騒ぎになろうとお前が香月セキュリティ・サービスを抑えている限り、有利な対応ができる香月セキュリティ・サービスには政財界の裏の情報が集まってくるしもしもの場合に、対応できる人材がいる戦闘力そのものが
香月グループの人たちはもちろん、他の名家の警護も請け負っているのだからヤバい情報は幾らでも知っている
そして、制服組だけでなくトップ・エリートと呼ばれる猛者が何人も居る
大抵の組織とはガチで戦える
香月セキュリティ・サービスは、すでに香月グループから切り離してある株式は、100パーセントわたしが持っているがそれを、お前たちに譲りたいお前には30パーセントみすずと瑠璃子にも20パーセントずつ関くんと御名穂くんに15パーセントずつだ香月セキュリティ・サービスは、非上場だから株式の移動も、誰が何割持っているかも世間に公表する必要は無い誰にも知られないうちに、お前たちに譲ることができる
つまり、香月家の分家も重役たちも他の名家の人間たちも知らないうちに、ジッちゃんからオレたちに譲られる
わたくしと御名穂さんにもですか
翔姉ちゃんは、驚いていた
当然だろうまだ学生のこいつらだけを株主にして経営が上手くゆくはずがないだろう株主総会はどうするんだこいつとみすずと瑠璃子の3人で顔を突き合わせても、何も決められまい
だから、申し訳ないが君たちも受け取ってくれたまえ
あの谷沢さんは、よろしいのですか
翔姉ちゃんは、恐る恐る尋ねる
谷沢さんは、香月セキュリティ・サービスの前の現場チーフで今は、社長だ
翔姉ちゃんが入社する前から、香月セキュリティ・サービスを支えて来た人だ
そういう功労者を差し置いて、翔姉ちゃんが株主になるのは良くないのではないかと思ったらしい
谷沢は、オーナーになる気は無いそうだそれは、あいつのわたしに対する忠誠心に背くことになるらしい
すでに谷沢さんにもオファーはしたんだ
そして断られた
関くんは、こいつの家族なのだからこいつと一緒にオーナーとなって苦労する覚悟はできるのだろう
は、はいそれは
翔姉ちゃんは、大きくうなずく
では、問題無いな秘書に命じて、今週中に株を譲渡するぞ
ジッちゃん、ミナホ姉さんには
ああ、御名穂くんにはもう了解を得ている
それならいいか
判った香月セキュリティ・サービスは、オレたちで預かるよ
そう返事するオレを、鳥居さんが
うっ、嘘
何で、そんなに驚いているんだ
く、黒森様あ、あなた判っているの香月セキュリティ・サービスを手にするということの意味が
判っているよスッゲェ、ヤバイ力を、ジッちゃんから預かったってことだろ
こんなことぐらいでは動じないのよあたしたちの旦那様は
ええ、お兄様は人でも企業でも、平然と呑み込まれてしまわれますから
だから、あたしたちみんなこの人の女でいられるのよ
許容する懐の広さが尋常ではないんですわ
瑠璃子は、そう言って笑った
だって、預かるだけで現状は何も変わらないんだよ
翔姉ちゃんだって居てくれるし、谷沢さんだって別にこれがキッカケで退職するなんて話にはなっていないんだろ
ああ、わたしが株主でなくなっても、これまで通り働いてくれると約束してきれた
ていうか、株主じゃなくなったってジッちゃんが元気な限り、オレもみすずも瑠璃子もジッちゃんに従うし、色々と相談するし実質は、ジッちゃんがオーナーのままじゃないか
あくまでも名義上の変更だけだ
ご、香月様は将来、黒森様が香月家に反旗を翻す可能性を考えてはいらっしゃらないのですか
鳥居さんは、今度はジッちゃんに尋ねる
無いねなぜならわたしが死んだ後の香月家は、こいつが主導するこいつが香月家のトップになるのに香月家に反旗を翻すわけがない
でも、あのみすず様や瑠璃子様を無視して、香月セキュリティ・サービスを私的に動かされるかも
有り得ないまず、こいつがみすずや瑠璃子を見捨てることは無いしこいつには私がないこいつが動くとすれば、自分の家族のためだ
ていうか、翔姉ちゃんやミナホ姉さんが見てくれているんだから香月セキュリティ・サービスみたいな大きな会社が、オレ1人の意見で勝手に動かせるはずが無いんだよ株を持っているんだから、オレの命令に従えとかそんな単純な話じゃないだろ
ええこの人は、会社経営や警護の業務のことに関しては素人なんですからこの人に**したいという意見があるのならわたくしたちが聞いて、それを実現する方法を提示するだけよ
そうだよオレがアレをこうしろとか細かいことを言ってもさ翔姉ちゃんたちは、オレの知らないもっと良い解決法を知っているんだろうしさやっぱり、その道のプロに任せるしかないんだよだからジッちゃんから株をもらったからって、オレが香月セキュリティ・サービスを牛耳れるわけがないんだよ
鳥居さんが大きく溜息を吐く
黒森様って、どうしてそういうところは冷静なんです
変なところは、とっっても直情的でいらっしゃるのに
オレはえっと
決めましたわわたくしも黒森様に抱いていただきます
鳥居さんは、憑き物が落ちたような晴れやかな顔でそう言った
あのわたくしは将来的に鳥居家から、名家に嫁がねばなりませんから黒森様のハーレムに参加することはできません
ですが、あなたはとても興味深くそして、根は悪い方ではないと思うんです黒森様の言動を拝見している限りは悪い人だと思いますけれど、元々の性根は
ああ、やっぱりオレは悪い人間に見えるんだな
自分でも、そうだと思うけれど
だからお友達にはなれると思いますいえ、わたくしは黒森様のお友達になりたいと思います
鳥居さんは上目遣いでオレを見る
親しい友人としてどうぞ、わたくしにセックスというものを教えていただけませんか
変な雑談続きで済みません
次話からなんとか、鳥居さんの処女喪失のストーリーに入ります
1034.そして夜が来る / 土下座・陥落
勘違いしていただきたくないのですがわたくしは、もちろん黒森様に恋愛的な感情を抱いてはおりません
ただ体験してみたいのです一度きりで構いません黒森様なら、いいかなって思っただけですから
フフッと、オレを見て鼻で笑う
妊娠の危険が無いということとこれがキッカケで、黒森様がわたくしに付きまとうようなことも起きないでしょうし黒森様は、わたくしなんかより、魅力的な女性に囲まれているわけですから
まあ一度、セックスしたからって、オレが鳥居さんにストーキングするようなことは無いよな
オレはオレの女たちに二十四時間見張られているんだから
ていうかパン屋や家族のことで、オレにはそんなことをしている余裕は無いし
前々から、不満だったんですわ男の方はその、色々、他の女性たちとお遊びになられるのにわたくしたちには、結婚まで純潔を守れと強いられていることに
そうねあたしたちの学校はそういう風に指導しているわよね
みすずが、ジッちゃんを見る
お祖父様たちは、あたしたちにいつまでも純潔でいさせたいのですよね
みすずたちの超お嬢様学校を現在の形にしたのはジッちゃんや歌晏家の当主なんだっけ
元々は、名家のお嬢様たちに変な虫を付けないように古くからの名門校を、さらに令嬢専用の学校に作り替えた
だから、みすずたちの学校はただの成金の金持ちの子供は入れてもらえない
徹底的に審査され名家のお嬢様のご学友に相応しい子しか、入学を認められないという
そのことについては昨日、キョーコくんにも指摘されたよ名家の娘にも性欲はあるとなわたしたちは、お前たちを世の誘惑から守りたいと思っていたのだが確かに、抑圧しているだけなのかもしれん
もちろん、わたくしたちも判っていますわ簡単に男性に身を任してはいけないということはわたくしたちが恥ずべき行いをしたら父や母の名誉をも汚すことになります家全体に迷惑が掛かるということは
うむ君は判っているのだろうが恋は盲目だからね恋に落ちたと思い込んだら女は幾らでも突飛な行動に出るそして家柄や資産のある女を狙うハイエナ男ばかりじゃないむしろ純愛の方が怖いのだよ若い恋人たちは、一緒に死ぬことにさえロマンを感じてしまうからね
一緒に死ぬ心中
マイヤーリンク事件や天城山心中事件など、君たちは知らないだろうがね死なれるのが一番困る残された人間にとってはねだから、なるべくなら名家の娘たちには、できるかぎり異性と接しないで欲しいと願うよ接触すればどこかで恋の炎が燃え上がるのだから
ジッちゃんは、苦笑した
もっともそれが無茶なことだということも判っている戦前までは、女は学校を出たら、すぐに嫁に行くのが普通だった昔は、5人兄弟、6人兄弟なんていうのは珍しくなかったが当たり前だ、早く結婚して子供を産む年齢が早いのだから10代で母親になるのが普通だった当時は、子供がいる若い母親が一番色気があると言われていたが実際は、20歳前後ぐらいの年齢だったのだよ
10代半ば過ぎで結婚して、子供を産んだ20歳ぐらいの女性
うん、それは確かに色っぽいんだろう
まだ若いのに、セックスを知り尽くしているんだし
人間という生き物は本来、20歳になるのを待たずに結婚し、子供を産むようにできているのではないかと思う長い歴史の中ではずっと、そうだったのだから
しかし、現在では、国民が高所得で資産のある国ほど晩婚化が進んでいるこれは別に、低所得だから早婚になるということではない元々、娘というものは10代半ば過ぎで結婚するものだったのだからどこの時代のどこの国でも
つまり晩婚化している先進国の方が、異常なのですね
そういうことだ社会へ出るまでの教育期間が延び、1人前になるまでに時間が掛かるから結婚が遅くなるし高度な教育を受けるためには、教育資金も高額になっているから気軽に多くの子供を産むわけにもいかなくなる少子化になるのだよ
そんな早く結婚して、たくさん子供を産むのが普通なのですか
当たり前だろう子供が多ければ、その家の勢力が増す働き手が増えるのだから娘は結婚させて、他の家との縁を固める人間はずっとそうやってきたんだ王家ですらオーストリアの女帝マリア・テレジアは19歳で結婚し、16人の子を産んだよ男が5人女が11人だその娘の1人がフランス王妃となったマリー・アントワネットだということは、君たちも知っているだろう彼女の姉たちも、パルマ公やナポリ王に嫁いでいるイギリスのヴィクトリア女王も、9人の子を産んだこっちは4男5女だ娘たちは、主にドイツ貴族に嫁いでいる当時のイギリスがフランスを敵視し、ドイツと関係を深めていたからだ
上流階級でも産む必要がある人は、ガンガン産んでいたんだ
しかし19世紀のイギリスのビクトリア朝では、結婚適齢期が25歳以上だったと聞いたことがありますが
それは、産業革命が成功して、中産階級の資産家が増えたからだヴィクトリア時代のイギリスは、特異な時代だ急激に国全体が富み、生活が変化しているというのに社会制度が間に合っていなかった従来の身分制度は残っているから、娘の結婚相手は自分と同じような家柄で、おなじような資産を持っている者に限られる相手を探す選択肢が少ないのだその上、19世紀のイギリスは何度も他国で戦争をしたますます、男が減るメイドという女性の職業があるだろう
メイドってあのメイドさんのこと
あのような職業は、19世紀以前には存在しなかったのだ貴族が使うのは、本来、男の召使いであって女は使われなかった今でも一流の高級レストランへ行ってみろ給仕係は全員男だ女のウェイトレスを使っている店は、それだけで格が落ちるのだよ女が様々な役職で雇用れるようになったのは、社会の中で男が不足していたからだつまり戦争のやり過ぎだ従って、結婚相手がなかなか見つからない女性が増える適当な相手が見つからないまま、年齢が過ぎ多少、妥協してようやく結婚が決まった頃が25過ぎだったということなのだろうもちろん、生涯結婚相手の見つからなかった女性も多かっただから、19世紀後半から20世紀初頭の小説には、よくオールドミスが登場する何とも特殊な時代だったんだ
ジッちゃんは、そう説明してくれた
ただしヴィクトリア時代であっても、上流階級の娘は別だ貴族の娘たちの結婚年齢は低くかった16歳で社交界に出て、結婚相手を探し18歳頃には結婚するのが普通だったこれはもちろん、政略結婚だったからだ若い貴族の娘と結婚する男の方は大抵、ずっと年上だ18歳の少女に対して、30過ぎの男が結婚するのは普通酷い場合だと、50過ぎの貴族と結婚させられる場合もあった
これは仕方ないのだ男の貴族にとって、結婚するというのは1人前になって、自分の屋敷を持つということなのだからある程度の年齢にならなければ結婚できないしかし、ここで問題が起きる
果たして、男は30過ぎまで性欲を抑えて、純潔を守れるだろうか結婚するまで、童貞を守れるか答えは、もちろんノーだ男の貴族たちは、売春婦を買って、性欲を発散していたビクトリア朝は、キリスト教の道徳意識が強く働いていた禁欲的な文化ということになっているが実際は売春婦だらけだったさっき言った通り、戦争で夫を亡くした女もいるし男よりも女が余っているにもかかわらず、産業革命によって都市では景気が良い田舎を捨てて都会へ出た娘たちが、暗い道に堕ちてしまうこともあった男の貴族は、そういう娼婦たちで幾らでも性欲を満たすことができた男は
貴族の娘の方はどうだったのですか
貴族の娘の方は子供の頃から家の中で育てられる教育は、家庭教師が行う女だけの修道院に送られる娘もいるそして、16歳で社交界デビューして結婚相手を探すそれは全て、娘の親たちが取り仕切る娘の意志が尊重されることは、ほとんど無いそして、18歳頃に結婚だ結婚まで処女を守っていないといけないし処女でなかった場合は、大問題になる
つまり、男の方は売春婦と遊び放題で
娘の方は結婚まで純潔を厳守させる
不公平ですわ
わたしも、そう思ういや100年以上前の他国の社会を、ここでとやかく言っても仕方無いが
ジッちゃんは、鳥居さんやみすずたちを見て
わたしも同じことをしていたと思う
わたしたちは君たちの性欲を抑え付けていただけなのだろうないや、それは君たちを守りたいという気持ちからだったんだが結果としては
みすずが、こいつに抱かれたのはわたしの関知していない場所だった
みすずは、渚がジッちゃんから預かっていたのに
渚は、ジッちゃんの意志を無視してオレにくれた
当時は、わたしもかなり憤慨したがその後のみすずの精神の安定を見ると、こいつとのセックスが有効だったのだと認めざるを得ない
瑠璃子もだこいつとセックスする様になってからの方が綺麗になった立ち振る舞いも、雰囲気も格段に良くなったセックスによって、精神が浄化されているのだと思う
はいお兄様とのセックスにはカタルシスを感じますわ
瑠璃子は、オレの知らない言葉を使った
心が洗い清められていくということですわ
ニコッと、オレに微笑んだ
お兄様の前では、どんな恥ずかしいこともできますし瑠璃子の全てを解放できますだって、お兄様は瑠璃子の全てを受けとめて下さいますから
そうねあたしも旦那様とセックスする度にドキドキしますドキドキが治まりません
これで、こいつがただのタチの悪いジゴロだったなら香月家は、もう終わりだだが、幸いなことにそうではなかったこいつは本質的には善良な人間だからなみすずや瑠璃子を裏切るようなことはしないし香月家を乗っ取ろうとするような野心も無い
当たり前だろ、ジッちゃんオレは馬鹿なんだから頭が悪いんだからさ香月家みたいなデッカイ家なんて、どうすることもできないよ
オレに動かせるようなシロモノでは無い
こんな風に自分を判っている謙虚なのだよそしてこれが一番大切なのだが、こいつは幸福になりたいと願っている
ジッちゃんの言葉に、鳥居さんと美子さんが反応する
それも、1人でなくこいつが認める家族全員で、幸せにならなければ意味が無いと思っている盲目的になだから、こいつは絶対に家族を裏切らないし、自分1人で生きようとはしないだから信用できる
ジッちゃんは、鳥居さんを見て
さっき、君が言った通りこいつは危ういこいつは家族のためにら、平気で自分の命を投げ出してしまう自分1人だけ生き残るという発想が無い君の指摘通り家族に対しては全てを信用しているし家族でない人間のことは、全く信用していない
だが、こいつのそういう問題点はわたしたちがフォローしてやれば済むことだこいつは一方的に、自分の家族に盲目的に愛を注ごうとするクセがあるがわたしたちの方だって、こいつのことを愛しているのだ
はい、愛しておりますわ旦那様
お兄様を、決して1人には致しませんわ
みすずと瑠璃子の明るい声を美子さんは呆然として聞いている
だから、こいつのことに関しては心配はいらない鳥居まり子くん君は、この2日間見てきたのだろうこいつがどれだけたくさんの女を愛しまた、女たちからも愛され、支えられてきているかを
オレは家族のみんなから支えられている
はい見せていただきましたわもう、充分に
こうなったら、正直に申しますわたくしも黒森様を信用していますこの人はちょっと悪い人ですけれど、信じていい人だと思いますだからわたくしの初めてを差し上げてもいいかなって、思ったんです
優しくオレに微笑む
いえそうじゃないですわね判りましたどうして、香月様がこんな回りくどい方法でわたくしを諭されているのか
ジッちゃんが鳥居さんを諭す
く、黒森様はわたくしとセックスなさりたいわけではないのですものね
鳥居さんは、オレを見てそんなことを突然言い出す
いや、鳥居さんは女の子として、すっごい魅力的だし可愛いし、プロポーションも良いしオレだって、できるものならセックスしたいとは思うよ
慌てて、そう言うと
できるものならなのですわね
鳥居さんは苦笑する
わたくしはどうしてもしたいのです子宮が疼いているんです
そして、スッと席から立つと
鳥居さんは、オレの足下にしゃがみ込んだ
オレの前に、両手を付いて
伏してお願い致しますどうか、わたくしの処女をお受け取り下さい
な、何で土下座
1度きりで構いませんまり子を、大人の女にしてくださいませっ
いや、ちょっと鳥居さん、頭を上げて
オレが、そう言うと鳥居さんは逆に、床に額を擦り付ける
香月様が見込まれ、みすず様、瑠璃子様が愛されているお方にわたくしは、これまで何度もご無礼致しました申し訳ございませんどうかお許し下さい
ようやく気付いたみたいね
旦那様に対する失礼はわたくしやルリタン、そしてお祖父様に対する無礼だということに
わたくしたちの前で、お兄様に気軽にセックスを教えて下さいなどと申し上げるのは許されないことですわ
はいですからこうして伏してお願い致します黒森様がお嫌でなければわたくしの身体を、どうぞご賞味下さいませ
と、鳥居さんな、何で
オレにはどうして、こうなるのか判らない
まり子さんは、素直になったんですわ
ご自分の中の抑圧された性欲の存在をお認めになられたんです
はいわたくくしの中にはまり子の中には、性欲があります認めますわたくしはどうしても、してみたいんです皆様のセックスを拝見してわたくしも、どうしても今夜、体験したいんです
あら、体験したいだけなら相手は誰でも良いんじゃないかしら
みすずが、イジワルに尋ねる
いえ、黒森様に黒森様に、お願いしたいんです
どうして、お兄様が良いのです
瑠璃子も尋ねる
黒森様なら、怖くないから
黒森様でしたら、わたくしきっと怖がらずにできると思うからです
旦那様と関係を持つことでわたくしや瑠璃子、香月家に近付きたいということではないのね
はいわたくしはわたくしは、ただ純粋にセックスセックスが体験したいだけです
黒森様にセックスしていただいたからといってそれで、いい気なったりは致しませんお約束致します
いいのね旦那様の家族にはならないのねあくまでも、1度きりのことなのよね
はい今夜だけ一度だけ、わたくしを抱いて下さい
何が起きているか判らんという顔をしているな
うん判らない
オレは、正直に言った
鳥居くんは仁義を切っているんだよ
ジンギ
そっき鳥居くんは、お前にセックスを教えて下さいと言ったろみすずと瑠璃子の前で
こう考えて見ろ自分の亭主がいる前で他の女が平然とセックスしようと誘っているのを見せつけられたら、妻としては面白くないだろ
でも、みすずと瑠璃子だってずっと、鳥居さんにオレとのセックスを勧めていたじゃないか
それとこれとは話が別だ客が来たから、菓子を出すだが、その菓子はどうぞと声を掛けられるまでは、勝手に食べてはいけないし客は食べる前にいただきますと言うものだ
ああみすずは、鳥居さんにオレとのセックスを勧めていたけれど
オレにいきなりセックスしようと言う前に
みすずたちに、一応、許可を取るべきだったのか
何でそうなったかというと鳥居まり子くんが、お前のことを軽く見ていたからだ
そうですわだから、旦那様のことをあたしたちの前で、危ういなんて評することができるんです
危ういはずがありませんわお兄様のことはわたくしたちが全力でフォローしているんですから
つまり鳥居くんの中では、お前は香月家の家臣ぐらいに思われていたということだだから、わたしにお前の問題について、ああ言った臣下の問題を、主人に相談するように
ですが、旦那様は香月家の臣下ではありませんあたしとルリたんの方が、旦那様にお仕えしているんです
わたしにとっても、お前は身内だだから、香月セキュリティ・サービスの株を一番多く、お前にやるんだ
ジッちゃんはオレを自分の家族として扱っていてくれている
色々と途中で、わたしとお前の関係を示したそれなのに鳥居くんは、ようやく今になってお前が、香月家にとっても最重要人物なんだと気付いたのだよ
だから慌てて、土下座した
じゃ、何鳥居さんはホントはオレとは、セックスしたくなくてジッちゃんやみすずたちに申し訳ないから、土下座してオレにお願いしているの
そうではない
ええまり子さんは本心から、旦那様とセックスしたいんですわ
ご自分がお兄様とセックスしたいのにお兄様を香月家の家臣と侮っていらしたから
だから、旦那様の方から誘ってくれるように待っていたり
いよいよ待ちきれなくなったらわたくしたちの前で教えて下さいみたいなことを言い出したんですわ
お前もどうせ自分としたいのだろうと不遜な態度で申し出たのだ
本当にしたいのはまり子さんの方なのに
ああプライドの問題か
名家の血を引いていながら、名家の人間ではない鳥居さんは
名家中の名家である香月家にはコンプレックスを感じている
しかし、オレは名家どころか、完全な庶民だ
鳥居さんの家みたいな、大企業を経営する資産家の生まれでもないし
だから、鳥居さんはずっと、オレのことを自分よりも低く見ていた
旦那様が、昨日今日と裏のお仕事をなさっていたのも、まり子さんからすれば、香月家の家臣の様に見えたのだと思います
ああ天童貞男とか、ヤクザたちの処理とか
そういうことを担当しているのが、組織の下っ端みたいに見えたんだな
ていうか、あれは黒森家の仕事で
黒森家は、香月家の家臣じゃない独立した家なんだけれど
その辺の関係性が、鳥居さんには判らないから
全て、ジッちゃんの指示で、オレたちが動いているように見えたんだろう
お祖父様が、香月セキュリティ・サービスの株を旦那様に譲られる話をしても、まだ気付かなくてストレートに、家族として愛しているという言葉を聞いて、ようやく理解したんですわご自分が、どれだけの失礼をしていたのかを
いや、別にオレは失礼なことをされたとは思っていないけれど
下に見られていたのも仕方がない
オレは貫禄とか無いし鳥居さんが頭を下げるような人間じゃないんだから
旦那様に対する無礼はあたしたちやお祖父様、香月家に対する侮辱になります旦那様も、そろそろお気づきになって下さい
昨日のパーティで、旦那様が香月家の一員であることを各名家のお嬢様たちにご披露したのですから
そうだお前を侮辱する者が居たら、これからは香月家が全面的に叩き潰すまた、お前も他家に笑われるようなことは慎まねばならん
オレのことを名家のお嬢様たちは、もう知っている
昨日のパーティの始まる前にジッちゃんは、オレと一緒にお嬢様たちの前に姿を見せて
オレを認めてくれていることをみんな示してくれた
あの瞬間から名家のお嬢様たちは、オレを香月家の一員として見てくれていたんだ
ただ1人名家でない家の鳥居さんだけが、そのことに気付いていなかった
オレをあくまでも、ただの庶民の子として見下していた
それでも鳥居さんは、オレとセックスしたいのか本当に
したいですいえ、していただきたいです
土下座したまま、鳥居さんが叫んだ
始めは変な人だなとしか思っていなかったんですでも、段々いつも真剣で真面目な人なんだって判ってすぐに、色んな人とセックスしちゃうけれどでも、セックスしている時も真剣でそしたら、わたくしもまり子も、して欲しいって思えてきたんです
鳥居さんはスッと顔を上げオレを見上げる
まり子がしたいんですまり子が、抱いて欲しいんです認めますセックスして欲しいのは、わたくしですですから、どうぞ抱いて抱いて下さいここで正直に申し上げなければわたくし、一生後悔してしまうと思うんです
ほらねアニエスは、こうなると思ってましたの
台所からアニエスとマナと双子が、こっちを覗いている
真緒ちゃんには刺激的なのであっちのお部屋に行ってもらってますの
うん、お兄ちゃん渚お姉ちゃんと寧お姉ちゃんたちが連れて行ったから
しっかし、お兄さんお盛んですなぁ
ええんとちゃうお兄さんやし
いいんですのセックスしたいって言っているのは、あのお姉さんの方なんですから
ああ、アニエスは鳥居さんが、オレとセックスしたがっていることに気付いていたんだな
だから、家族の食卓に鳥居さんがいることに反応しなかった
それで美子ちやんは、どうしますの
そうだよね美子さんもそろそろプライドを捨てないといけない時期だと思うよ
あの子の言う通りだな美子
ジッちゃんが、美子さんを見る
お前のことは半年前に、香月家の娘として認知したそれまでのお前は、みすずのお付き、香月家の家臣という立場だったそれなのに
はいわたくしは
美子さんが、重い口を開く
鳥居様と同じ様に黒森様を、自分よりも低い存在として見下ろしておりました
だから、いつまで経っても、お兄様に抱いていただけないんですわ
お兄様はいつだって、わたくしたちと対等でいてくださいます女をご自分より、上にも下にもなさいませんから
そうね美子お姉様は、旦那様の方から、美子お姉様に遜ってそういう形で、セックスを誘っていただきたかったんですよね
でも、オレは美子さんは、言葉だけで
本当は、美子さんはオレとはセックスしたくないんだと思っていた
美子さんの言葉には、いつも真剣味が感じられなかったから
そういう美子お姉様は良くないと思いますわわたくしだって、いつもお兄様にわたくしの方からお願いして、セックスしていただいているんです
みすずも瑠璃子もそう言う
うん、それはあかんあかんですわ
自分からパンツも見せないでお兄さんにエッチしてもらえると思ったら、大間違いですわ
そうやほらほら、お兄さん、わたし白です
うちもエリちゃんとお揃いです
双子が向こうから、スカートを捲ってオレに白パンをチラチラ見せる
あっちは真剣な話をしているんだからあなたたちは、チャチャ入れちゃダメよ
克子姉が顔を出し、双子を叱った
ほら、こっちの部屋に入ってなさい
しゃあない
アニエスちゃんも、お台所に入ってよ
お姉ちゃん、頑張ってですのっ
克子姉、エリ、リエ、マナ、アニエスが台所の中に戻る
とにかく美子さんのことは、今はいいだろこんなこと、糾弾しても意味が無いし
で、鳥居さんはマジでするんだねオレとセックス
はいふつつか者ですが、よろしくお願い致します
するのか
ホントに今日、1回だけの関係でいいんだね
オレの家族にはならない
どんなに性欲がたぎっていても、この人は自分の家のことは忘れない
鳥居家が名家と懇意になるためには鳥居さんが、どこかの名家に嫁ぐしかないんだ
そのために、鳥居家は名家・狩野家から嫁をもらって鳥居さんが生まれたんだから
この人は将来的には、オレではない男の妻になる
今日は抱けても次はないこれっきりだ
そんな条件でオレはセックスできるのか
本当にオレでいいの大切な初めてなんだよ
黒森様にお願いしたいのです
鳥居さんは香月家に屈服したことで、完全に素直になるしかないところまで追い詰められているから
馬鹿正直に、心の内をカムアウトしまくる
黒森様に、思いっきり、いやらしいことをしていただきたいんです!わたくしの身体に
怖い物知らずだなこうなっちゃうと
後は旦那様が決めて下さい
はいお兄様のお好きな様に
わたくしがまり子が可愛くない娘だということは、よく判っていますでも、でもどうぞお願い致します黒森様
仕方がない
判ったじゃあ、しよう
オレは鳥居さんを見ながら、自分の心に
踏み込みすぎるなよ
この人は、オレのモノにはならないんだから
廊下からパチパチと拍手する音がする
まあ、素晴らしいわあのまり子が、こんなに素直になるなんて
たった2日間で、この頑固な子をここまで調教するなんて流石ねあなたも、そう思うでしょセバスティアヌス
はい、桃子お嬢様
それは歌晏桃子姉ちゃん
香月家と並ぶ大名家・歌晏家の令嬢で鳥居さんの姉貴分
そして、隣にいる男装の美少女は桃子お姉ちゃんの警護役の
みすずあの人、誰だっけ
桃子お姉様の警護役のセバスティアヌスこと山田梅子さんですわ
桃子お姉様
鳥居さんも、突然の桃子姉ちゃんの登場に驚いている
そんな顔しないのあなたがロスト・ヴァージンするっていうのなら、当然姉であるわたくしには見物する権利があるでしょだから、見に来たのよ
見に来た
ていうか、結構前からこのお屋敷に居た
賭はあなたの価値よみすずちゃん
桃子姉ちゃんは、微笑む
2日で本当にまり子が陥落するとはわたくしには、想定できなかったわ
ほええ、桃子姉ちゃん再登場は予定通りです
父を連れて、三越本店まで行ったのですが
いや、伝統工芸展を観にもう3年ぐらい連続ですね
そして、気が付きました
巨人優勝セールの看板に
全然知りませんでした
巨人が優勝したこと
ホント、野球に全然興味がなくなっている自分に驚いています
2004年ぐらいまでは、野球中継でよく深夜アニメの放送時間がズレて困ったんですけれど
天地無用GXPとか
1035.VS鳥居まり子・処女喪失決戦 / ルール・ミーティング
とりあえず君も座り給え
ジッちゃんが、歌晏桃子姉ちゃんに椅子を勧める
昨日、義姉妹の誓いをしたからみすずのことは、気安く呼び捨てにする
優雅な物腰で、スッと席に着く
警護役の山田梅子こと、セバスティアヌスさんは
あ、逆だセバスティアヌスこと山田梅子さんは、当然のように主人の後ろに直立する椅子には、座らない
今、お茶をご用意致しますわ
瑠璃子が立ち上がり、台所へ向かおうとする
あ、判っていると思いますけれどわたくしの近くに巫女ちゃん姉妹は寄せ付けないで下さいね
桃子姉ちゃんは、鷹倉姉妹たちの巫女の力の怖ろしさを知っている
それと鞍馬ありすさんを呼んでいただけますか
ありすを
一応、お話を聞きたいですから
瑠璃子は、ジッちやんの顔を見る
ジッちゃんは、小さくうなずいた
かしこまりましたあの、歌晏様
桃子お姉様でいいわわたくしは瑠璃子のことも、みすずと同じでわたくしの妹だと思っていますから
ニコッと、桃子姉ちゃんは余裕たっぷりに微笑む
ありがとうございますそれで、あのお飲み物は何を召し上がりますか
うんと梅昆布茶
確か、香月家には秘蔵の梅昆布茶があるのだそうですわねお祖父様にうかがったことがございますわ
ジッちゃんは、苦笑し
瑠璃子、構わんわたしの昆布茶を出してやれ
何だよ、ジッちゃん自分専用の梅昆布茶とか秘匿しているんだ
では、すぐにお持ち致します山田梅子様は
ありがとうございますしかしわたくしは、勤務中でございますから
直立不動のままの山田梅子さんは、そう言って断ろうとするが
いただきなさいセバスティアヌスこちらは、香月様のお屋敷ですよ
桃子姉ちゃんが、そう告げる
失礼致しましたでは、コーヒーを頂戴致します
男装の女子高生確か、桃子姉ちゃんと同じ17歳だったと思う山田さんは、瑠璃子にスッと頭を下げる
おい、コナを出してやれ
ジッちゃんが、瑠璃子に言う
いや、ジッちゃん粉ってインスタントだろそれは、幾ら何でも
お前は何を言っている
ジッちゃんが、オレを睨む
うふふふ相変わらず、公ちゃんは面白いわね
桃子姉ちゃんは、笑い出す
お兄様粉でなく、コナですわハワイのコナコーストで採れたコーヒー豆のことです
瑠璃子が振り向いて、オレに言う
瑠璃子、こいつにも一杯、持って来てやれ少しずつ、美味いものの味を教えていかないとな
はい、お祖父様香月家秘蔵のコーヒーをお持ちしますわ
瑠璃子は、微笑んで台所に向かう
ああ、オレの分も持って来てくれるんだ
ジッちゃん、梅昆布茶の方は
アレはダメだお前には、飲ません
ところで、あの桃子お姉様、いつからこちらへ
鳥居さんはまだ床に土下座したままだった
桃子姉ちゃんを見上げて、恐る恐る尋ねる
そうね取りあえず、ハンバーグは美味しかったわお上品な味付けででも、わたくしはもう少し味が濃い方が好きだわちょっと、お子様向けの味付けだったわよね
アニエスたちが作ったハンバーグを食べている
そうだミナホ姉さんと鞍馬美里さんの分の食事は、別室に運んだんだ
娼婦になる美里さんはオレの家族とは、一緒にできないから
今、あちらで鞍馬美里さんとお話させていただいたわすっかり落ち着いてご自分の意志で運命を決めたみたいね昨日のオロオロと狼狽えている姿を覚えているから、驚いたわ本当に、1日で人はああまで変わるのね
ミナホ姉さんと美里さんの居る部屋で美里さんと話した
まり子、あなたの報告が遅いからよだから、仕方なくわたくしが自ら、ことの次第を見届けに来たんですわ
桃子姉ちゃんは、明るく言う
わたしの真意は、電話で歌晏に話した通りだ
ジッちゃんは桃子姉ちゃんの祖父、歌晏家の今の当主にすでに話している
鞍馬美里さんは黒い森の娼婦になるが
実際には、身体を売らせないということを
鞍馬家の先代に世話になった名家の人たちが、美里さんを時間で買うことになるけれど
その人たちは、お互いの名誉に懸けて美里さんには手を出さない
鞍馬家への制裁になると同時に、その名誉は汚さないとても素晴らしいご采配だと思いますわ歌晏桃子、感服致しました
名家の娘が、娼婦に堕ちたからといって誰でも、金を出せば身体を買えるなんてことになっては困る鞍馬美里くんは、名家の中でも由緒ある家柄の当主クラスの人間でないと買うことができないということにするそれでどうにか体面を保つことができるだろう
あのお呼びでございますか
台所の方からありすがやって来た
申し訳ありません今、洗い物をしておりましたので
ありすはエプロン姿だ袖を肘までまくっている
夕食の食器を、他の子たちと洗っていたんだな
あらすでに、名家の令嬢ではないのね
桃子姉ちゃんが、ニヤッと笑う
は、はいわたくしは鞍馬ありすは、黒森様の側室にいえ、セックス奴隷にしていただきましたこれから生涯を懸けて、黒森様にご奉仕させていただきます
13歳の少女は、キッパリとそう言った
それでいずれ公ちゃんの赤ちゃんを産んで、その子に鞍馬家を再興させるのね
桃子姉ちゃんは、そう言うが
いえ、わたくしは奴隷でございますからそのようなことは、一切考えておりません全て、ご主人様である黒森様にお任せしております
ありすは、真っ直ぐに桃子姉ちゃんの瞳を見て言う
わたくしのするべきことは、黒森様にお仕えすること黒森様がお求めになることは何でも致しますいずれ早ければ来年でございますが黒森様がお望みになられましたら、黒森様のお子様を出産致しますそして、わたくしが愛情を注ぎ、一生懸命育てますわたくしの子の行く末に関しましても、黒森様にお任せ致します
あらいいの何もかも、公ちゃんにお任せで
少し意地悪な口調で、桃子姉ちゃんは尋ねた
もちろんでございます
ありすはオレを信じてくれている
オレが、絶対にありすを見捨てないと
ありすのことを幸せにするって
面白いわねお姉様の鞍馬美里の方には、まだ名家の令嬢としての気概が残っていらしたけれどありすさんは、もう完全に公ちゃんの奴隷なのね
美里さんが娼婦になると覚悟したのはお金を稼いで、鞍馬家の資産を買い戻すという夢があるからで
つまり、美里さんは娼婦だけどまだ、鞍馬家の令嬢だ
だから、オレの家族にはならないしオレの女にはならない
だけど、ありすは
はいわたくしは奴隷にしていただきましたことを、心より感謝しております
ありすはオレの女になった
もう、鞍馬家には戻れないと判っている
歌晏様あの
歌晏様に見ていただきたいものがございます
ありすの言葉に桃子姉ちゃんは
いいでしょう何でも見るわ
ありすは、台所の方を見て
ミタマお姉様、キヌカ、こちらへ
ああ、ありすのことが心配でミタマとキヌカが、ドアの隙間から様子を見ていたんだ
ミタマとキヌカが、腰を低くして入って来るかその後ろから、ゾロゾロと
エリとリエの双子と、マナとアニエスが付いて来る
あら、あなたたちはなぁに
桃子姉ちゃんの問いに
あ、気にしないで下さいただの付き添いですから
そうですわたしらは付き添いです
うちらのことは、気にせんでええですから
そうですのそうですのルナたちは来ちゃダメって言われたので、向こうから応援していますの
ありすはミタマとキヌカを見て
わたくしたちは、昨日までは主従でしたが今日は姉妹です他の皆様もみんな、わたくしを導いて下さる優しいお姉様たちでございます
アニエスは1コ下ですのルナとコヨミちゃんと可憐ちゃんもです
えっとあのアニエスさんたちは、わたくしの大切な妹です
はいそうですのっ
うんうんと、アニエスがうなずく
なあに名家の娘である矜持を捨てて、楽な方に逃げたのありすさんは
今の鞍馬家は矜持を保てるほどの家ではございません家が崩壊してしまったというのに名家の娘だからと虚勢を張るのは愚かなことだと思いましたわたくしは黒森様に生かしていただいているのです奴隷なのですその現実を、謙虚に受けとめるべきだと思っております
そうやありすちゃんは、わたしらと同じやっだから、わたしらの身内や、仲間なんや
ありすちゃんに酷いことを言う人は、うちが許しませんわ
エリとリエが、ありすの後ろに立って叫ぶ
お、お二人
かたじけのうございます
そんな双子の様子に、ミタマとキヌカが感激している
はいはい、どうどう落ち着いて、落ち着いてあのお姉さんと別に敵対する必要は無いんだからさ
とにかくありすちゃんのことは、お兄ちゃんとあたしたちが守りますから
そうですのみんな、アニエスの家族ですの
判ったわとにかく、ありすさんは幸せになれそうね昨日、最後に見た時は真っ青な顔で、自殺しちゃうんじゃないかと思っていたけれど
そうか桃子姉ちゃんが最後に、鞍馬姉妹を見たのはパーティ会場から姉妹が連れ出された時なんだ
ジッちゃんや歌晏家に、鞍馬家の救済を直訴しに来たのに
他の名家の令嬢たちがズラッと揃った場で完全に拒絶されたから
美里さんもありすも、絶望のどん底に居た
たった一晩で、それだけ元気になったんだからもう大丈夫ね一緒に生きていくお友達もできたみたいだしありすさんのことも、良しということにするわ
桃子姉ちゃんは、オレを見て
公ちゃん、ちゃんと責任取りなさいね途中で飼えなくなったって泣きついてきても、お姉ちゃん助けてあげないわよ
ああ、判っている大切にするよ桃子姉ちゃん
大丈夫ですわそんなことにならないように旦那様には、あたしが付いていますから
ああ、そう言えば、みすずの方が1つ年上なのよね姐さん女房お姉ちゃんだものね
桃子姉ちゃんは、茶化して笑う
まあいいわとにかく、この件は解決ね香月様、お祖父様にはわたくしがご報告致しますわ
ああ、頼むよ歌晏も、わたしの話より君が実際に見聞きしたことを知りたいだろうしな
はいもういいわよ皆さんお仕事に戻ってご苦労様
ああ、みんな台所へ行っててくれ
桃子姉ちゃんとオレに言われて
ありすとミタマとキヌカは、桃子姉ちゃんとジッちゃんに一礼してから
他の子たちは、そのままゾロゾロと
元の台所へ戻って行く
でまり子、あなたまさか今の集団に参加したいっていうわけではないのよねあんな子たちの仲間になるのかしら
まだ土下座スタイルのままの、鳥居さんに言う
ももも、もちろん違います違います違うんです
鳥居さんは、慌てて言う
わわわ、わたくしはあの、せせせ、セックスが体験したいだけでくくく黒森様のかかか家族にしていただきたいわけではございませんので
それを聞いて安心したわまり子は、あたしの妹分ですもの公ちゃんに取られるのは、ちょっとクヤシイものね
桃子姉ちゃんは、苦笑する
でも、良い決断だと思うわよまり子は、ちょっと生意気なところが可愛いんだけれどでも、生意気過ぎて周りの皆さんとは上手くいっていないみたいだったからここでセックスみたいなことを体験して、人としての幅を拡げるのは悪いことじゃないと思うわ
は、はい桃子お姉様
それで公ちゃんという選択がまた良いわよね公ちゃんなら、後腐れがないしまり子の身体にのめり込んで、我を忘れるなんてことにはならないでしょ公ちゃんはホラ、もっとグラマーな子ともセックスしているわけだし
セックスには慣れているんだから、まり子の相手なんて全然平気でしょなるべき痛くしないであげてねあ女の子の初めての時は、どうしても痛いっていうことは、わたくしも知っているわよでも、公ちゃんなら痛みを減らすことぐらいはできるでしょ
眼を爛々と輝かせて桃子姉ちゃんは言う
桃子姉ちゃんも処女だ
処女だけどセックスに興味津々なんだ
さっき、ジッちゃんが言ってたとおり
名家の令嬢たちは、性的に抑圧され過ぎているから
まり子、もちろんわたくしは特等席で、あなたの初体験を観戦させてもらうわよっいいわよねわたくしは、あなたのお姉様なんですから、当然、観る権利があるはずよ
えあええっと
鳥居さんは困惑している
まり子は鞍馬ありすさんたちの初体験は、見学させていただいたのよね
あ、はい見ていました
だったらわたくしが、あなたの初体験を見たっていいでしょ
そういう理屈で、押し切るか
いいんじゃないかお前、見せてやれ
ジッちゃんが、オレに言う
お前はどうせ、見られるのは慣れているんだし
そりゃまあ
今のオレは、常に監視されている
オレのセックスは、いつも誰かが観ている
ホンモノのセックスを教えてやるんだな
ジッちゃんは、オレにニヤッと笑った
今の桃子姉ちゃんは、余裕たっぷりだけれど
この人は、ホンモノの生々しいセックスを知らない
腰を抜かしてやるか
鳥居さんの方だって昨夜から、オレが色んな子とセックスする様子を見てきて、感覚がマヒしている
セックスをするということがどんなことなのかはよく判っていない
教育してあげたまえ
はーい、お茶が入りましたよ
そこへ瑠璃子が、お茶を持って来る
はい、お祖父様と歌晏様は梅昆布茶お祖父様の分もお持ち致しましたわ
それはありがたいわたしの秘蔵の品を横で飲まれているのをただ見ているだけというのは、忍びないからな
山田様とお兄様、コナコーヒーでございます
それぞれ、お盆からテーブルの上に置く
テーブルを囲んでいる他の人たち翔姉ちゃんや、みすずや、美子さんたちには、元々飲んでいたお茶がまだ残っている
あら、ありがとうごめんなさいね香月家のお嬢様に、わざわざ運んでいただいてしまって
いいえわたくしもさっきの子たちと同じ身分ですから
瑠璃子は、ニッコリ笑って答える
わたくしも、お兄様の奴隷ですあの子たちの姉妹ですわ
瑠璃子は怒っているんだ
桃子姉ちゃんが、ありすやアニエスたちをあんな子たちと言ったことに
あら、失礼ごめんなさい
桃子姉ちゃんは、笑顔のままそう言う
お判り下されば結構ですわ
笑顔の瑠璃子は
実はみすずより、頑固だし怒らせたら怖い
今、鳥居まり子さんのためのお部屋を準備していただいていますしばらく、お茶を飲みながらお待ち下さい
ああ、瑠璃子が戻って来るのが遅かったのは
鳥居さんとオレがどの部屋でセックスするのか指示して来たんだな
それできっと、寧たちが支度している
だから、顔を出さない
お兄様まり子さんのこと、いっぱい可愛がって差し上げて下さいませ
ああ、瑠璃子の笑顔が怖い
これは、つまりアレだな
いわゆる1つのヒーヒー言わせろってやつだな
そんで、ついでに
見学している桃子姉ちゃんも圧倒しないと
やれやれ大変なことになった
オレはコーヒーを啜る
うわっ、何だこれ
美味いし、香りも違う
それが、コナコーヒーだホンモノのな
ニセモノも多いのだよそれは100パーセント、コナだけの豆を使っているそれもエクセレントファンシーという最高級の豆だそれを最高の状態で焙煎させた特注のコーヒーだ
うへぇぇぇ
こんなコーヒーが、存在するんだ
アメリカのホワイトハウスの晩餐会で出されるのも、このコナのコーヒーだからな
そんな凄いコーヒーなんだ
お祖父様確かに、そのコーヒーは素晴らしいですけれど
瑠璃子が割り込む
ホワイトハウスの晩餐会でコナコーヒーが使われるのはアメリカ合衆国の中で、商品としてコーヒーが作られているのがハワイだけだからですわ
そのハワイで一番のコーヒーがコナだからです
まあ、そうなのだがね
ホワイトハウスの晩餐会には外国からの賓客を招くわけだからできる限り、アメリカの国土の中で採れたモノを選ばないとならんアメリカの農産物や酒などの宣伝にもなるのだからしかしながら、アメリカという国はあれだけ大きいのに、商品になるぐらいコーヒーを栽培しているのがハワイだけなのだよ
だが、そのこととコナのコーヒーが稀少で、美味く、とても高価だということは別のことだ
ホワイトハウスにコナのコーヒー以外選択肢が無いというのは事実だしかし、だからと言って、コナのコーヒーが他国のコーヒー、ブルーマウンテンやキリマンジャロに劣るわけではないコナのコーヒーは、素晴らしく美味いほら、飲んでみろ
オレはまたコーヒーを飲む香りを嗅ぐ
うんその通りだと思う
言葉に騙されるなよ人の評価は参考にしてもいいだが、盲信するな自分の知覚を信じろ
お前にとって価値が有るモノは、他の人間にとっては無価値かもしれないそれでも、お前にとって価値が有るということを大事にしろ世間の言説に惑わされるなそうでないと、お前の大切なものは守れないぞ
世間の人に馬鹿にされても構わない理解されなくても、受け入れられなくても
オレはオレの大切なモノを守り続ける
桃子姉ちゃんも、鳥居さんもオレたちの家族を横から見て、判っている気になっている
でも判っていない
オレたちの本質は
どんなモノも、実物に触れてみれば判るホンモノかどうかが直に接触してみても判らないのなら、そいつはとんでもないバカモノか感性が鈍化し尽くしているのだろう
そうだよほどの馬鹿じゃなければ、判る
このコーヒーは、美味いしかも、とっても高価なものだとオレにだって判る
人から聞いた知識では、実体は判らん限界があるどんなに面倒でもホンモノを知るためには、自分で触れてみるしかないんだ
よし触れさせてみよう
鳥居さんにホンモノのセックスを
Don’t trust over 3030歳以上は信用するなという言葉があるけれど
今は、作家もジャーナリストも年齢関係無く、信じられない時代になったと思います
年輩の人は年輩の人で、若い人は若い人でそれぞれ、信用できないというか
本当に、何を信じたら良いのか判らない時代ですね
1036.VS鳥居まり子・処女喪失決戦 / 選手宣誓
さてわたしは部屋に引き上げるよ後は君たちで好きにやりたまえ
お前に任せるぞ
オレを見て、ニヤッと微笑んだ
うんジッちゃん
お祖父様、お部屋までわたくしが
美子さんが、付き添おうとするが
いえ、それはわたくしが致しますわ
翔姉ちゃんが先に席を立つ
翔姉ちゃんは、元々はジッちゃんの専任警護人だから付きそうのは変では無い
美子は、皆と居なさい
ジッちゃんは美子さんを見下ろして、そう言う
そして、自分のこともよく考えてみるのだね
美子さんは返答しない
では、桃子くん楽しんでくれたまえ
はい、ありがとうございますわ
桃子姉ちゃんは、席を立ってジッちゃんに一礼する
後ろの山田梅子(セバスティアヌス)さんも
一拍遅れて、鳥居さんも飛び上がってジッちゃんに頭を下げる
ジッちゃんと翔姉ちゃんの姿が見えなくなると
さて楽しみだわまり子の初体験はどんなものになるのかしらねぇ、セバスティアヌス
歌晏桃子姉ちゃんが、背後に立つ警護役に言う
はい桃子お嬢様
もう、恥ずかしいですわ桃子お姉様
鳥居さんは、口ではそう言うが
さっきまでと、明らかに様子が違う
ほんのちょっと前には図に乗りすぎたと、オレたちの前で土下座したというのに
姉貴分である桃子姉ちゃんが姿を現して、ジッちゃんが退席したことですっかり緊張が解けている
3大名家の1つである歌晏家の令嬢には、ジッちゃんでも手を出せないから桃子姉ちゃんの妹分である自分も、もう安全だと感じているのか
でも、正直な話、怖くないのまり子は
桃子姉ちゃんが、尋ねる
ちょっとは怖いですけれどでも、わたくし鞍馬様たちの初めての様子も何度も拝見致しましたし、その前に
あたしや瑠璃子のセックスもお見せ致しましたから
ええ、皆さん、そんなに痛そうでもなかったみたいですから何か、あっけない感じでしたわ見せていただいた限りは
あっけらかんと、そう言う
それに、黒森様でしたらそんなに大変なことにはならないと思いますの本当に淡々と、するするするっていう感じでしたから
まあ、そうなのわたくしはまり子の初めてを見せてもらはないと判らないわ見るのは初めてですから
え、エロ動画とかも見たことないの
エロ・ドーガって何なのセバスティアヌスあなた知っている
寡聞にして存じ上げません
あの男と女がセックスしているような映像のことなんだけど
ああ、医学的な研究に使う映像ねもちろん、そういうものは観たことがないわ
桃子姉ちゃんはあの、セックスのことってどれぐらい知っているの
あら、全て知っているわよわたくしだって、学校でちゃんと性教育は受けてきているし生物学や医学的な本も読んでいるわ
箱入りだ
当たり前だけどこの人も、究極の箱入り娘なんだ
理論は知っているけれど、実態は判っていない
判らないことはないわよ何なら子宮の構造図を描いて見せましょうか
ああ解体新書レベルの知識しかないんだターヘルアナトミア
桃子お姉様、実際にご覧になったらビックリ致しますよその勃起なさった男性器の大きさとか形とか色とか
何かちょっと、ピクピクしていて怖いんですけれどまり子は、もう慣れました何度も拝見致しましたから
いやいやいや鳥居さんが見慣れたのは、オレのチンコだけだからチンコってのは人によって、結構、大きさや形が違うんだからさ
慌てて、オレは言う
オレの勃起チンコをオトコの基準だと思われては困る
まあそうなの
興味津々な、桃子姉ちゃん
うんとても大きい人もいれば、極端に小さい人もいるらしいよ大きくても、スポンジみたいにポヨポヨの人もいれば、小さくても固く張り詰めている人もいるんだってさ
前に渚が話していた
チンコといいうのは、ホント、人によって千差万別なものなんだって
ああ、公ちゃんは男の子だから色んな男の人のオチンチンを見て来ているのよね
桃子姉ちゃんは、そう言う
ええいや、あのそんなわけないだろ
でも、おトイレや学校などでシャワーを浴びた時とかに、他の人の男根を見ることはあるでしょ
そりゃ、あるけれどそういうのは、ジロジロ見るのは失礼だしさ
ああ、そういうこともあるのね
それにあのさ男のチンコは、普段は小さいままなんだよ
知っているわよ本で読んだわ性的な興奮をすることで海綿体に血液が集まって勃起という現象が得きるのでしょ
だから男しかいない場所で、性的に興奮しているやつとかいたらヤバイだろ
あら成人男性の半数は、ホモ・セクシャルなのではないの
ホモ・セクシャルな方が、他の男性の性器を見たら性的な興奮をなさるんじゃなくって
学校の男トイレとかで小便してる時に、後ろに立ってる野郎がオレのチンコをガン見しながら、ギンギン勃起させてたら
嫌だな
ものすごーく嫌だ
あの、桃子姉ちゃんどこから、そういう情報を得たのか判らないけれどさ
だって、フィクションの世界では男子学生の多くはホモ・セクシャルだということになっているわよねえ、セバスティアヌス
フィクションの世界って
誰だ、桃子姉ちゃんにボーイズ・ラブを読ませたのは
しかしあれは、フィクションの世界の物語でございますから
お前かセバスティアヌス
ええ、もちろん判っているわフィクションの世界では、男子学生のほぼ100パーセントがホモ・セクシャルであるかのように描かれていますけれど現実はそうではないことは判っていますおそらく、50パーセントぐらいの割合なのでしょ
うちの学校の女生徒の約半数に、同性愛嗜好があることからも推察できるわ
みすず、そうなのか
女子校ですから、そういう傾向が強いことは事実ですが本当に同性愛に踏み込んでいる生徒は、1割ぐらいだと思いますわ
1割はいるんだ
っていうか、みすずも美智も元々はそっちだったっけ
男子生徒もそうなのでしょ本当に同性愛での性行為を行っている生徒は、1割程度でしょうけれど男性器に興味を持つ、同性愛嗜好者は5割はいるはずよ
桃子姉ちゃんは、そう決めつける
いや、あのそうではないと思う
いや、思いたいよオレは
いっそのこと、色んな形の男性器を並べて、その違いを比較してみたいわきっと面白いと思うのよ
桃子姉ちゃんは、そんなことまで言い出す
みすずも、見てみたいでしょあなただって、公ちゃん以外の男性の性器にも興味があるんじゃない
笑って、そう言うが
いえわたくしは旦那様以外の男性には興味がございませんわ
みすずも笑顔で、そう言い返す
あらなぜ
桃子姉ちゃんは
だって、公ちゃんは色んな女の子とセックスして楽しんでいるんでしょそれならみすずだって、色んな男性の性器を試してみたいとは思わないの
わたくしのお父様たちもそうだけれど男の方たちばかり、家の外で遊んでいらっしゃるのはズルいわよそうでしょ
具体的なセックスの実態は、知らないが
男が家の外で、他の女と浮気して性を楽しんでいるということは理解している
あたしたちの旦那様は遊んではいませんからいつも本気でセックスなさっていますわ
みすずは、真顔でそう返す
旦那様の本気のセックスを体験すれば他の男性とセックスしたいなどと思うことはありませんわ有り得ませんこんな素晴らしい方、他にはいらっしゃいませんしもし、他の男性とあたしが遊んだりしたら、あたしは二度と旦那様に愛していただけなくなります
あら、公ちゃんて、そんなに心が狭いの自分は他の子とセックスしてもみすずたちには、許さないの
いいえ、旦那様でなく旦那様の家族、旦那様の他の女お姉様たちや妹たちが、決してあたしを許さないでしょう
あたしももし、姉や妹が旦那様を裏切るようなことをしたら決して許しませんから
ふーんよく判らないわねぇ
わたくしたちは、お兄様と性的な関係だけで繋がっているわけではありませんからわたくしたちは、お兄様を要として信頼し合った家族を形成していますお兄様とのセックスは、とても楽しいですけれどそれだけが、わたくしたちの集団の全てではございませんわ
見かねて瑠璃子も、そう言った
ええ、公ちゃんを中心に才能ある人材が集まっているということは知っているわ例の巫女ちゃんの他にも、戦闘能力の有る子も集めているんでしょアーデルハイトちゃんは、どうなったの
ハイジも黒森様に取られてしまいましたわ
鳥居さんが、桃子姉ちゃんに言う
鞍馬家の警護役の2人もよねホント、昨日のパーティで光っていた人材は、ことごとく回収してしまったわね公ちゃん
こんなに人材を集めて公ちゃんは、何をするつもりなの
香月家のみすずと瑠璃子に、鞍馬家のありすさん水島可憐さんもよね香月美子さんはどうやら、まだみたいだけれどとりあえず、名家のお嬢様だけでも4人警護役が、みすずの美智さんに、昨日の外人の子、鞍馬家の2人、アーデルハイトちゃんさらに、不思議な力を持った巫女ちゃんたちでしょ
桃子姉ちゃんは、笑って羅列していく
香月家の後ろ盾があって、香月セキュリティ・サービスという力も自由に使って良いことになったのよね
この人は、オレがジッちゃんから香月セキュリティ・サービスの株式を譲り受けることになったという話も知っている
いや、ジッちゃんは桃子姉ちゃんにも聞かせるつもりで、話していたんだ
さらに、元々の裏の世界に強い黒森家の力もあるわ高級娼館の黒森家なら、香月家以外にも政財界の大物とコンタクトできるでしょうし例のキョーコ・メッサーとも繋がりがあるのよね
桃子姉ちゃんは、眼を爛々とさせて言う
わたくしが、公ちゃんだったらかなり、思い切ったことを始めるわよみすずたちを使えば、表の世界の人たちに食い込めるし裏の世界だって、香月セキュリティ・サービスと黒森家が組めばどうにでもできるでしょ公ちゃんに敵対する人は、巫女ちゃんたちを使って排除すればいいんだし10年後を見据えて、今から行動を起こせば、トンデモないことになるわよ
公ちゃんには、今、どんなプランがあるの一応、聞いておきたいのよ面白そうなら、手伝ってあげてもいいわよ
そうですわねわたくしも知りたいですわ昨日、今日と黒森様の周りにいらっしゃる方々の怖さと凄味を体験致しましたから黒森様が、あの方たちを使って何を目指していらっしゃるのかわたくしも知りたいですわ
鳥居さんもそう言う
オレはオレ自身は、計画とか何も無いよ
克子姉がパン屋をやるから、オレは手伝う今、決まっているのはそれぐらいだな
パン屋
驚く桃子姉ちゃん
そうだよ、パン屋えっと一応、ビルを1つ買って、渚の花屋と隣通し営業するっていう話になっているけれど詳しいことは、オレはタッチしていないだって、判らないもの
高校生のオレに立地の良さとか、土地の値段とか判るはずがない
それにオレは、オレの女たちを使うつもりはないよむしろ、オレがみんなのために何をできるかを考えている
良く判らないわだって、公ちゃんが集団の要になっているんでしょ
そう言う桃子姉ちゃんにみすずが
はい要でございますだから泰然としていて下さらないと困るんです
この集団をより良く継続させていくことはわたくしたち、1人1人が考えて行動していくことですから
要の旦那様が、コセコセなさる必要は無いんです
お兄様は、こうしてドッシリと構えて下さっているからわたくしたちは安心していられるのですわ
瑠璃子と共にそう答えた
でも、これだけの力があれば自分の思い通りにしてみようとは思わないの今の公ちゃんは、何だってできるのよ
何だってできるわけじゃないしオレの思い通りにはならないさだって、オレはみんなと暮らしているんだから誰かと一緒に暮らすっていうことは、何でもかんでも自分の思い通りにはならないってことだよやりたいことをする前にやらなくちゃいけないことがあるし1日はどうしたって、24時間しかないんだからさ
そんな奴隷根性でいいのかしら
違うよやらなくちゃいけないことを確実にするっていうのは自分ではない他の人に対する責任を果たすっていうことだやりたいことだけするなんていう方が、よっぽど子供だよ
例えばオレは、これから鳥居さんとセックスするらしいけれど本当にするの
わたくしは体験してみたいと申し上げたはずですわ
ムッとして、鳥居さんは言う
黒森様ならわたくしとセックスしたことは、外にはお話にならないでしょ黒森様も、みすず様たちも
ええ、絶対に口外はしないわ
みすずが、約束する
そういうことに関しては、信頼のできる方たちだと理解しておりますわこの2日間で、よく判りましたからその上妊娠の心配も無いということですから
だったら、まり子は体験してみたいと思うわよね誰にも知られず、その後の問題も何も無いんですから
逆に鳥居さんも旦那様としたことを吹聴なさっては困りますよもし、そんなことをなさった場合は
判っておりますわわたくしも香月セキュリティ・サービスや、例の巫女に処断されるのは怖いですから黙っています
鳥居さんは、巫女の力の怖ろしさも間近で見ている
で、それが何なの公ちゃんあなただって、まり子のような可愛い娘とセックスできるのは嬉しいでしょ
まさかまり子を抱くことを、あなたはやらなければならないこと自分の意志に反して、嫌々させられることだと考えているわけじゃないわよね
もちろん、そうは言わないよオレだって鳥居さんは綺麗だと思うそりゃ、セックスしてみたいよそれも初めてなんだから誰もまだ到達したことのない場所に入り込んで、最初の精液を注ぎ込みたいと思うよでも
鳥居さんに、良いセックスをなるべく良い初体験をさせてあげたいと思ったら、それだけじゃあダメなんだオレが楽しんでやろうみたいな気分でいたら、鳥居さんが苦しむだけのセックスになる
この人はスレンダーな肉体をしている
均整の取れた身体だけどイーディみたいに鍛えているわけではない
ふんわりと柔らかそうな肉体だ
鳥居さんのためにオレには、やらなきゃいけないことがあるんだセックスの時に鳥居さんの身体をよく観察して初めてだから、よく濡らさないといけないしリラックスするように、身体を解さないといけないもしかしたら、一回ぐらいイカせた後の方が良いのかもしれないしとにかく、オレの思い通りにはならない
旦那様は、こういう方ですから
まり子さんは幸運ですわお兄様の様な方が初めてで!
瑠璃子だって、そうだったじゃないか
はいですから瑠璃子はずーっと幸福ですわ
みすずも、幸福ですこの幸福を逃したくはありませんから一生、旦那様としかセックス致しませんわ
桃子姉ちゃんたちはよく判らないという顔をしている
テーブルの隅に座っている美子さんも
今、何となく判ったことなんだけれどさ桃子姉ちゃんも鳥居さんも、オレのことを男の娼婦みたいに思っているんだよな多分、黒森家が娼館だからなんだと思うけれど
つまりオレは、男の娼婦だからオレに任せたら、何の気がねもなく、楽しくセックスを体験させてもらえるはずだって思っているんだろそういうことをするロボットみたいに思っていないかただ次々と、女の子とセックスするだけの
だ、だって黒森様は、実際、昨日から何人もの女の子とセックスなさっていたわ初めての子だって、鞍馬様たちの方にもたくさんいましたわ
でも、オレは仕事でやっているんじゃないよオレは女なら、誰とでもセックスするわけじゃないいや、昨日からオレは、ずっと試されていたんだ
ミナホ姉さんやジッちゃんに
何度もそれがお前の仕事なんだから、その子を犯せって言われたけれど結局オレは、自分が本当に抱きたい女を抱いただけだ抱きたくない子は抱かなかったっていうよりできないよ好きでもない子とはさ
天童乙女や、徳大寺さんたちとはオレはしていない
オレはセックス・ロボットじゃないし、男の娼婦でもないオレはただの高校生でただの人間なんだだからさ、名家のお嬢様たちが性欲が溜まってて、それを解放したくてたまらなくなっているっていうことは判っているけれど
オレは、天井を見上げる
そして、オレの話を聞いているであろうミナホ姉さんとジッちゃんに言う
秘密裏に、お嬢様たちにセックス体験させるための男の娼婦にはならないよオレは人間だオレには心があるオレだって、オレの感情で生きているんだ
桃子姉ちゃんの突然の闖入で判った
鳥居さんのオレとの初体験を見せることで
ジッちゃんは、桃子姉ちゃんもオレとセックスさせようとしている
だけど、そこには
鳥居さんや桃子姉ちゃんの中にはセックスに対する興味しかない
ブッチャケ、オレじゃなくてもいいんだ
みすずのパートナーとして、背景がしっかりしていて
セックスしたことを絶対に誰にも言わなくて
絶対に妊娠しない
そういう条件が、たまたま重なっただけだ
鳥居まり子さん
オレは、この2日間一緒に居て鳥居さんに、友情を感じている間違いなく、オレと鳥居さんは一緒に苦難を乗り越えた仲間なんだ鳥居さんの性格の全部が好きとは言えないけれどでも、嫌いじゃないそれは本当だよ
鳥居さんは、困惑している
鳥居さんがオレのことを、香月家の子分みたいな低い身分の人間だと思っていることは判っているけれど、それでもオレは、鳥居さんに友情を感じているだから
たった1回、鳥居まり子さんとセックスすることが許されるのならオレは友人であるあなたのために、精一杯のセックスを贈りたい絶対に素敵な思い出になるように頑張るよそれは約束する
そうわ、判ったわよ
だからそのことだけは、判っていて欲しい鳥居さんがオレのことをどう思っていようとオレは、鳥居まり子さんを友達だって思っているってことを
その時マナが部屋に入って来た
お部屋の準備ができたよっ
お部屋鳥居さんが、処女を失う部屋が
我が家では、この夏はずっとネズミとの戦いだったわけですが
6匹捕らえてなお、まだ大物が1匹捕まりません
目撃情報は日々あるのですが賢いんですよねうーむ
よく、人気の無い倉庫とか事務所に人の気配がしたとか、物音がしたとか
オバケじゃないかと言う人がいますが
ネズミです
ホント、そのことが良く判った夏でした
1037.VS鳥居まり子処女喪失決戦 / 前哨戦
それじゃあ、先に帰っているわよ明日のパンのことは、あたしたちに任せてあなたは、眼の前のことを片付けることだけに集中しなさい
新しい子たちのことも、あたしたちがちゃんと面倒を見るからお部屋の割り振りなんかも、きちんとしておくから安心して
とりあえず、克子姉と渚の2人だけで他の子たちを連れて、先に帰宅することをオレに伝えてくれた
アニエスや双子たちが、直接オレに話しに来るかと思ったけれどここに桃子姉ちゃんが居るから避けたんだろう他の子たちの気持ちを考えて
ありすは、名家のお嬢様でなくなったから今日はもう、桃子姉ちゃんに会いたくないだろうし
ありすの気持ちを慮って、ミタマとキヌカも顔を出さない
鷹倉姉妹たちは、桃子姉ちゃんに近付くのは禁止になっているし
だから、大人の克子姉と渚だけがやって来た
うん頼むよみんなのこと
オレがそう言うと2人は
では、失礼致しますわ
礼儀正しく、歌晏桃子姉ちゃんに一礼して部屋から立ち去る
はいはい、さようなら
桃子姉ちゃんは、軽く言った
さすがね黒森家の関係者は、ちゃんと退場させるんだから
克子姉たちが消えたドアの方を向いて桃子姉ちゃんは言う
プロフェッショナルのセックス・スキルのある人たちが身近に居ると、わたくしやまり子が落ち着けないもの
巫女ちゃんたちの不思議な力も怖いけれどプロの娼婦のテクニックでメロメロにされちゃうのも怖いわよ
桃子姉ちゃんは、オレを見てニヤッと微笑む
わざわざ、ここに克子姉と渚を来させたのはミナホ姉さんだ
2人が帰宅することを告げて鳥居さんの処女喪失には、黒森家は関知しないことをアピールしている
公ちゃんは、昨日今日と大変だったからちょっと、お疲れでしょだから、前座っていうかまり子の準備をするためとか理由を付けて、あの人たちが介入して来るのは困るものね
鳥居さんをよく濡らすために渚や克子姉がレズ・プレイしたりして
それで絶妙のテクニックでメロメロにされたりしたら
まり子は、セックスを経験してみたいのであってお姉さんに好き放題されるのは嫌でしょ
桃子姉ちゃんが、鳥居さんにそう言う
それはそうですわね確かに、黒森家の娼婦に肉体を蹂躙されるのは嫌ですわ
鳥居さんも、そう言う
2人とも、もう引退しているよ娼婦じゃない
同じですわ現役当時に身に付けたスキルは、そのままなんでしょうから
鳥居さんは、オレに言う
じゃあ、オレは何なんだよオレだって、黒森の人間だよ
ムッとして、オレはそう言うが
公ちゃんはいいのよだって、あなた黒森家の子になって、まだ半年も経っていないじゃない
桃子姉ちゃんはオレの正体を知っている
半年前は、公ちゃんはまだ童貞さんだったのよね
フフフと桃子姉ちゃんは、笑う
黒森家の娼館は、去年の秋から閉鎖していたんだから公ちゃんは、まだ娼館のビジネスには関わっていないんでしょだから、今のお二人とはセックスしてきているんでしょうけれど娼婦のテクニックを持っている人を相手にしたのは、あの人だけでしょたかが、半年わたくしたちが、恐れるほどの力は無いはずよ
でも、桃子姉ちゃんはセックスの実態を知らない
黒い森のことも、オレのことも細部までは、理解していない
あの、桃子お姉様でも、黒森様はそのホント、凄いんですわよ
オレのセックスを何度も見て来ている鳥居さんが言う
それは、まり子がセックス初心者だから、そう感じているだけよ人間がどんなに頑張っても、半年で身に付けられる能力には限界があるわわたくしは子供の頃からテニスを嗜んでいるから、よく判るわどんなに才能が溢れている子でも、最初の半年は初心者よ完全にはならないわ
自信たっぷりに、そう言う
だから、いいのよ今の公ちゃんがいいのまり子の体験の相手にはねもう半年後だったら、絶対にさせないわ公ちゃんにまり子が翻弄されてメロメロになっちゃうかもしれないから
オレが鳥居さんをセックスで墜とすと思うんだ
やっぱり、オレを男の娼婦だと思っているんだな
ま、とにかくわたくしは見せていただくわ楽しみよ
そして自分の妹分の初体験を、見せ物として楽しんで鑑賞して良いと思っている
はーいそれでは皆さん参りましょう
マナが声を掛ける
ってマナ
マナ、何でお前は残っているんだ
みんなと一緒に、黒森のお屋敷に帰らなくていいのか
何でってだって、誰かがお兄ちゃんに付いててあげないといけないでしょ
今居る、プライベート・エリアは香月さんの命令が無い限りは、香月家のメイドさんたちは立ち入りできないんだから誰か残らないと、お茶も飲めなくなるよ
それはわたくしが
瑠璃子が、口を開くが
ダメダメルリお姉ちゃんは、ここのお屋敷の人なんだから、ドッシリしててくれないとさっきも、お客様へのお茶を自分で入れちゃってさあんなの、マナたちに言ってくれれば良かったんだよ
でも、あのわたくしも、マナちゃんと同じお兄様のセックス奴隷でございますし
そう言う瑠璃子に、マナは
それがダメなんだよ内のことと外のことを一緒にしちゃダメだよあたしたちの家族の中では、ルリお姉ちゃんもマナも同じ立場だけれど外の人に対する時は、そうじゃないでしょちゃんと、香月家のお嬢様をやってて下さいでないと、歌晏様にナメられちゃうよ
なるほど白坂舞夏さんだった人だからこそ、言えることよね
桃子姉ちゃんが笑う
マナは名家・白坂家の一族の生まれだ
本家ではないけれどパーティなんかにも、顔を出していた
だから香月家と歌晏家の力関係を知っている
だから、写真記録係もルリお姉ちゃんにはさせないからね寧お姉ちゃんに頼んでおいたからっ
寧に
マナも寧お姉ちゃんも、お兄ちゃんが初めてだしお兄ちゃんとしかセックスしたことはありません娼婦じゃないですからだから、いいですよね
マナが、桃子姉ちゃんに言う
あらそうまあ、いいわあなたも、可愛いし
桃子姉ちゃんは、マナの顔を見て
あなた、昔と全然違うわねもちろん、面影はあるけれど綺麗になっているわ
あれ、知らないんですかお兄ちゃんとのセックスには、美容効果もあるんですよ
ムフッと、桃子姉ちゃんに笑い返す
ほらよく、セックスで綺麗になるって言うじゃないですかでも、お兄ちゃんの場合は美容効果が数千倍ですからエッチしただけ、綺麗になるんですマナだけじゃないですよ歌晏様は、毎日学校で姿を見ているから、そんなに判らないんでしょうけれどみすずお姉ちゃんやルリお姉ちゃんだって、どんどん綺麗になっています
桃子姉ちゃんは、みすずたちを見る
それで、美子さんはまだ処女ですから、前より綺麗になってません
マナの言葉に、美子さんはうつむく
まあ、ゴタクはいいです皆さん、行きましょう
そう言うマナに、みすずが
マナちゃん、それでどちらのお部屋に
鳥居さんが処女喪失する部屋は
鏡の間です
あああそこね
納得するみすず
はい香月さんが、そこを使うようにと
みすず、鏡の間ってどんな部屋
まあ、鏡の間って言うんだから鏡があるんだろうけれど
お祖父様がお若い頃に愛人をお抱きになられる時に使われていたお部屋ですわ
つまり、ジッちゃんのセックス部屋
あら、凄いわねまり子、あなたのために香月様の専用寝室を使わせて下さるようよ
えっと、あのよろしいんでしょうか、わたくし
いいんじゃない一生に一度のことなんだから喜んで使わせていただきましょうね
マナを先頭に瑠璃子、桃子姉ちゃん、鳥居さん、山田梅子(セバスティアヌス)さん、美子さん、みすず、オレで部屋に向かう
どうもジッちゃんの特別室は、2階にあるようだ
歩きながら、廊下の窓の外を見る
すっかり真っ暗だ
香月家本家邸宅の広大な庭にはあちこちに街灯が灯っている
マナちゃん、流石ですわね
みすずが、そっとオレの耳に囁く
やっぱり、一度は地獄を見た子の方が肝が据わっていますわ
マナは母親と祖父に見捨てられ、父親の死を乗り越えてきている
同じ名家の娘ですからあたしやルリたんだと、桃子お姉様のペースに引っ張られてしまいますから
名家の令嬢というものを一応知っていてそれに負けないだけの精神力があるマナが残ったいや、残されている
多分、これもミナホ姉さんの指示だ
それと美智もこの屋敷に残っているはずですわあの子が、あたしに挨拶をせずに出発するわけがありませんし
美智は、みすずの護衛だ主人を無視して、屋敷を出るはずがない
桃子お姉様と護衛役の方を刺激しないように姿を隠しているだけだと思います
ああ2人とも、昨日のパーティで美智の気の技を見ている
鷹倉姉妹と違って、美智は正式な護衛役だから幾ら桃子姉ちゃんでも、美智を自分の前に連れて来るなとは言えない
自分も護衛の山田梅子さんを連れて来ている以上、そんなことを言うのは香月家の令嬢に礼を失することになってしまう
だから、美智の方から席を外している
今、オレたちの周囲に戦闘能力の有る人は、山田梅子さんしかいない
これなら、桃子姉ちゃんも山田梅子さんも過度の警戒はしない
心が緩むはずだ
多分、イーディも残っているな
帰宅の車列には香月セキュリティ・サービスに警護を頼んで
ハイジは、アカデミー出身だからちゃんと警戒ができるはずだ
戦闘要員なら、ミタマとキヌカがいる
巫女の力を使える子たちもいる
心配はいらない
寧に、美智に、イーディが残っていてくれていると考えただけで
オレは、心が軽くなった
うん、大丈夫だきっと何とかなる
ミナホ姉さんだって、まだこの屋敷に残っているはずだし
はーい、ここでーす
ある部屋の前でマナが立ち止まった
ああ、さすが特別室
ドアまで豪華だしかも大きい
飴色に輝く木製のドアは、まるで巨大なビスケットのような装飾が施されていた
開けますよー
マナが、ガチャリとドアを開く
まあ、綺麗ね
暗い部屋の中には何十本もの蝋燭が灯されていた
それが、壁一面の鏡に反射してまるで、星の海の中にいるようだ
天井も壁も床も鏡張りの部屋なんて、下品なだけかと思ったけれど
ジッちゃんのこの鏡の間は美しく細工された金のフレームに鏡が填め込まれていて
まるで黄金の鳥籠の中に要るようだった
部屋の広さは20畳くらいか
中央にベッド
それ以外はたくさんの燭台しかない
様々な高さの燭台に灯された炎が揺らめいて無限の宇宙を作り出している
お待ちしていましたのっ
ベッドの上には、白く透けたネグリジェだけを身につけたアニエスがペタリと座り込んでいた
下着は付けていない
蝋燭の炎が、薄い布地の下のピンクの乳首を透かしている
何でこのベッドの上に、アニエスが
そんなの、ヨッちゃんの手伝いに決まってるでしょ
見ると壁際に、寧がいる
ああ、燭台の間に何台か三脚に乗せられたビデオカメラがある
それが、固定カメラで
寧は、ハンディカメラの支度をしていた
寧も、なぜかアニエスと同じ、薄物1枚の格好をしている
そうですの、アニエスはパパのお手伝いのために残りましたのっ
アニエスは、元気にガッツポーズをする
わたしはアニエスですのっ年齢は12歳初めての相手はパパですのっそれで、これからもずっとパパですのっ
いきなり、桃子姉ちゃんたちにそんなことを言い出す
あのどういうことなの
桃子姉ちゃんは、一番年上の寧に尋ねた
え判んないのヨッちゃんはさこの2日間、いっぱいセックスしてお疲れだろうからさ
まり子の準備係とかなら必要ないわよ
ピシャリと言う桃子姉ちゃんを見て、寧はクスクスと笑い出す
何でさっそんなことはしないよっねえ、アニエスちゃん
アニエスちゃんには、ヨッちゃんのオチンチンのメンテナンスのために残ってもらったんだよっ
オレのチンコの
そうだよっ鳥居さんと裸になっても、ヨッちゃんのオチンチンが勃たなかったら困るでしょ
だから、アニエスですのっ頑張りますですのっ
そういうわけでうちで一番、綺麗で可愛い子を用意したんだよっ
あら、そうよく判らないけれどまあいいわでも
その子が、公ちゃんを奮い立たせる係だとしてどうして、あなたまでそんな格好をしているのかしら
そうだ何で記録係の寧まで、裸身透け透けなんだ
えー判んないえーとぼくの妻はシャルロット・ゲンズブールって映画観たことないっ
いや、この映画は本当に、シャルロット・ゲンズブールの旦那さんが監督・主演でさ映画スターの妻と結婚してしまった男の悩みを描いているんだけれど映画の中で、シャルロット・ゲンズブールがベッドシーンの撮影をすることになってでも、シャルロットは裸になるのが嫌なんだよだからさ、自分だけ裸を見せるのは不公平だどうしても、そのシーンを撮影したいのならスタッフ全員も裸になれって言うわけそう言ったら、撮影がキャンセルされると思ってところがそこまで言うんならって、本当に撮影スタッフも全員裸になったから
それが何だって言うの
桃子姉ちゃんは寧の言葉を遮る
あのさー、あなたには判らないかもしれないけれど人に自分の裸やセックスを見せるということは、とても恥ずかしいことなんだよっ
まり子は、承諾してくれたわ
そっちの子のことは知らないよあたしが言っているのは、ヨッちゃんのことだよっ
ヨッちゃんが恥ずかしい思いをしなくちゃいけないんならあたしたちだって、一緒に裸になるよっ
振り向くとマナがすでに服を脱いでいた
ていうかメイド姿の下に、最初から下着を付けていなかった
手には、静止画撮影用のデジカメを持っている
あたしも、ちょっと暑いからこれも脱いじゃおうっと
寧も、最後の1枚の薄物を脱ぐ
部屋の中央のベッドの上に、12歳のアニエス
その右側に18歳の裸身の寧
左に14歳の裸のマナ
蝋燭の炎の宇宙の中でまるで三美神の絵の様だ
あ、見学の人はそっちの椅子に座って下さーいっそんでヨッちゃんの対戦相手の選手の方は、ベッドのそっちが赤コーナーなんでそこにある丸椅子に座っててねっ
寧が指し示すそこにはボクシングのコーナーに置かれているような、安っぽいパイプ椅子があった
一方、桃子姉ちゃんたち用の席は布張りの豪奢なアンティーク風の椅子だった
瑠璃子が、寧に話し掛けるが
ダメだよーんミィちゃんやルリちゃんは、脱いじゃダメ2人は、お客様を連れて来たんだからそういうことをしちゃダメなんだよ
そうですわねルリたん、寧お姉様のおっしゃる通りよ桃子お姉様、どうぞこちらへお座り下さい美子お姉様もどうぞ
みすずが椅子を勧める
ま、まあいいわ何が始まるのか、よく判らないけれど
桃子姉ちゃんは、プリプリしながら椅子に座る
山田梅子さんは、その後ろに侍る
美子お姉様
改めて、瑠璃子にも声を掛けられ
美子さんも、椅子に座る
まり子さんは、そちらだそうですよ
え、ええ
みすずに促されて鳥居さんは、ベッドサイドの椅子に座った
裸の三美神に着衣の少女が加わった
やられたわね
桃子姉ちゃんが、思わず呟いた理由がオレにも判った
寧はとにかく美しい信じられないくらいの美貌と、素晴らしいプロポーションをしている
アニエスもこの金髪のハーフ美少女は、天使の様に美しく、可愛らしい
そしてマナ
お前、この半年の間にここまで美しくなっていたのか
長い手足と高い腰スレンダーだけれど、痩せすぎてはいない
そして、元から可愛らしかった顔には麗しさも足されていた
ただ裸でカメラを準備しているだけなのに物腰が、優雅で上品だ
立ち振る舞いが綺麗だ
だから、磨かれている肉体がさらに美しく見える
この蝋燭だけの明かりはマナの美をさらに強調していた
いや、寧やアニエスも
言葉遣いが乱暴でもその肉体は、実に優雅だ
これはつまり黒森家の教育によるもの
まり子がすっかり、呑まれてしまっているわ
鳥居さんだって、なかなか美人だしプロポーションも悪くない
しかし、この裸体の三美神の前にはかすんでしまう
これも、ミナホ姉さんマジックか
家柄を誇る桃子姉ちゃんに対してミナホ姉さんは、美しさで圧倒できる相手を3人派遣して来た
しかもみんな、学生で
桃子姉ちゃんは、鳥居さんを自分の手駒だと思っているから
自分の鳥居さんが、美しさで圧倒されるのは口惜しいだろう
桃子姉ちゃんが負けを感じる相手をミナホ姉さんは、選抜したんだ
これが克子姉や渚なら桃子姉ちゃんは、自分とは別の世界の人だって思っているから
どんなに美しさを誇っても桃子姉ちゃんの心には触れないだろうけど
ま、いいわわたくしは、見学者ですからここから、あなたたちがどうするのか、精々楽しませていただくわ
それでも、桃子姉ちゃんは余裕を崩さない
まあ、これから処女喪失するのは鳥居さんだからな
桃子姉ちゃん自身が、負けたわけじゃない
でも、桃子姉ちゃんの心を挫くことには成功したといえるだろう
さあ、パパ来て下さいの
ベッドの上から、アニエスがオレを呼ぶ
F1は、取りあえず小林選手が鈴鹿に出場できることになって一安心
でも、あの車にあのチームじゃまともに走らせてもらえないかもしれませんが
今年は結果を見るだけで、全然レースを観ていません
車の形は醜く、エンジンはメルセデス1強ですから
ルールを悪い方にイジクリすぎです
最終戦だけ、ポイント2倍とか
来年はホンダが復活しますが、どうなることやら
1038.VS鳥居まり子・処女喪失決戦 / 豪華な前座戦
はーい、パパ脱ぎ脱ぎですのっアニエスが脱がせてあげますのっ
壁際に並べられた椅子から、歌晏桃子姉ちゃん、山田梅子(セバスティアヌス)さん、みすず、瑠璃子、美子さん
そして、ベッド脇のパイプ椅子に鳥居さん
ベッドの左右から、カメラを構えた寧とマナ
たくさんの人たちに見られながらアニエスが、オレの服を脱がせてくれる
うんしょっ、うんしょっ
シャツのボタンを外し、背中側から脱がしてくれる
アニエスちゃん、ヨッちゃんの奥さんみたいだよっ
奥さんじゃないですのっアニエスは、ずーっとパパの娘ですのっ
ニコニコしながら、そう答えた
そうですのねー、パパっ
娘なのにオレのチンコのメンテナンスをしてくれるのか
ほらほら、そんな暗い顔しちゃダメですのっパパにはアニエスが付いているんでいから
アニエスは、オレの裸の背中に頬擦りする
もうちょっとですから頑張りましょうですの
アニエスもルナも、他の子たちもみーんなパパが、ずっと一生懸命だったことは知っていますのお疲れなことも
アニエスは、前に廻り込んでオレに微笑む
でも、大丈夫アニエスがいますのルナたちだって、みんなパパ頑張ってって応援していますの
オレは独りじゃない
オレには家族が居る
そして、みんな今、自分が何をするべきか判って行動してくれている
桃子姉ちゃんに対しては、自分たちはここに残るべきではないと判断した克子姉と寧は、他の子を連れて黒森の屋敷に帰ってくれた
ミナホ姉さんや、美智やイーディはわざと姿を隠してくれている
そして、オレの直接のフォローにはアニエスと寧とマナが来てくれた
巫女の力や戦闘能力は無いけれど
大名家歌晏家のお嬢様の威厳に、まったく動じない3人
しかも、みんな揃って飛びきりに美しい
パパ大好きですのっアニエスも他の子も、みんなパパが大好きですのだからねっ
アニエスは、オレの身体に抱きつく
薄い透け透けの布地越しに、12歳ハーフ美少女の弾む肌を感じる
何か良く判らないけれどまあ、いいわ面白そうだから
桃子姉ちゃんは、オレたちを眺めてそう言う
鳥居さんは、無言のままだ
はーい、パパ下も脱ぎ脱ぎしましょうねですのっ
アニエスがオレのベルトを緩めズボンを下ろす
パンツも脱ぎ脱ぎですのっ
アニエスの白くて長い指が、無造作にムンズっとオレのパンツを引き下ろす
桃子姉ちゃんは、やっぱり興味があるんだ
オレの股間を、ガン見している
だが、オレのペニスはまだ勃起していなかった
まあ、今日は何回も射精を繰り返しているし
パパ、ベッドに座って下さいですの
アニエスは笑顔で、自分の着ている薄物のネグリジェを脱ぎ捨て全裸になる
12歳の金髪少女の裸は柔らかなラインが美しい
膨らみ始めている胸に、細く締まりつつあるウエストそして可愛いお尻
アニエスは、ベッドの縁に座ったオレに正面から抱きついて来る
ギュッとしてアニエスも、ギュッとしてあげますの
オレは小柄な肉体温かい裸身を抱き締める
よしよしパパ
アニエスは、オレの背に回した手で優しく背中を擦ってくれた
オレもアニエスの美しい乳白色の金髪を撫でてやる
うふふ、パパぁ
アニエスが、オレの鼻の頭にチュッとキスをする
それから、左右のほっぺたにも
おでこにも
オレもしてやるよ
オレも、アニエスの顔中に何度もキスしていく
オレたちは、抱き合ったままキスをした
アニエスの唇は、ぷっくりとして柔らかい
アニエスは恥ずかしそうに身をくねらせるとオレの口に舌を入れてくる
舌と舌の絡み合いを見物人たちに見せる
うん、パパお顔が和やかになりましたのやっぱり、パパはそうじゃないといけないです
もっともっと、チュッチュしましょうパパ
少し、状況に囚われていたのかもしれない
鳥居さんや、桃子姉ちゃんのことで
セックスは楽しくないと、つまらないですの
ニッと、アニエスが微笑む
しなければいけないセックスなんて苦しいだけだ
だから、娼婦はツライ
歌晏桃子姉ちゃんはオレを鳥居さんにセックス体験させるための男の娼婦ぐらいにしか思っていない
オレはそれに反発して怒りすら感じていた
だから、鳥居さんを抱くことで桃子姉ちゃんにも、セックスの凄さを教えてやろうとか考えていたけれど
そういうのはダメなんだな
オレも楽しむことができるセックスでないと負の感情だけでは、凄惨なだけの性行為になってしまう
はい、おっぱいですのパパ好きでしょう
アニエスが、オレに自分の胸を突き出す
オレはアニエスの胸に頬擦りして小さな桜色の乳首を口に含む
んぁぁん、気持ち良いですのっ
アニエスはセックスの時には、全てを解放する
大きな声で喘ぎ、大きな声で啼く
この子にとっては、セックスは日常生活であり感情表現だ
初体験以来、セックスを人に見られるのも普通のことだと思っている
羞恥はない
あんっ、どうしてパパに、ペロペロしてもらうと、こんなに気持ちいいんですのくはぁん、背中がゾクゾクしますのっ
オレの頭を抱えてそう言う
それにこうして、パパがアニエスをおっぱいをチューチューしているところを見ているのが好きですのパパ、可愛いあん、好きっ
まだ12歳なのに母性愛も芽生えている
乳房を揉まれ、乳首を吸われることにたまらない快感を覚えているんだ
ああ、パパアニエス、おっぱいの先っぽがジンジンしますのっあっ
ああ、乳首が固くなっているよアニエス
舌触りが変わっている
尖った乳首の先っぽを、舌で転がすように舐める
ぅぅんっ、はぅぅ、パパぁぁあん、パパぁぁ
ベッドに座ったオレに正面から抱きついているアニエスが、自分の股間をオレの腹にグニグニと擦り付ける
ぬるっと温かい液を感じる
赤く上気した顔で、とろんと蕩けた眼でアニエスがオレに告げる
それなら、舐めてやろうか
ダーメですの今はパパのオチンチンのくはぁんアニエスが、パパにしてあげる時間なんですから
パパ、ベッドの上に寝て下さいの
アニエスが、おしゃぶりしてあげますのっ
ああ頼む
オレは、ゴロンとベッドに横たわった
オレのペニスは半勃ちぐらいまでには回復している
桃子姉ちゃんや鳥居さんの視線がオレのチンコに集まった
すぐにアニエスが元気にしてあげますの
アニエスは、当たり前のようにオレのペニスの根元を掴むと
まずは、チュッと亀頭にキスする
それから、舌を広くベロベロとまずは亀頭全体を舐め上げていく
生のフェラチオそれも12歳のハーフ美少女の口唇奉仕を見るのは、桃子姉ちゃんは初めてだろう
つい、声を漏らす
んんっ、んんんっよいしょっ
アニエスだって、この半年で克子姉たちからフェラチオ・テクニックを伝授されている
克子姉の記憶を直接コピーペーストできる鷹倉姉妹たちほどではないけれど
いや、むしろアニエスはアニエスとして、自分なりに克子姉たちの技を咀嚼して自分のモノにしているから
プロのテクニックとは違った、アニエスらしいフェラチオ技術になっている
あ、これは本当にお疲れみたいですの
アニエスは、オレのペニスを頬擦りしながらそう言う
つるつるのほっぺたに亀頭が擦れて気持ちいい
こういう時はこうするといいんですの
アニエスは、ペニスを指でしごきながら
オレの玉袋の方に舌を這わす
睾丸を小さな舌で舐めて刺激する
オレの精液増産能力を高めるように
あんなところまで舐めるものなの
桃子姉ちゃんが、後ろの山田梅子さんに尋ねるが
わ、わたくしはその寡聞にしてわ、判らないですわ
ああ、男装の華麗な警護役もやっぱり処女か
桃子姉ちゃんの専属だもんな同い年の17歳だし
あたしは、いつも舐めて差し上げていますわ
さっきまで、桃子姉ちゃんにペースに押されていた2人が攻勢に出た
でも、舐めるなんて汚くないの
旦那様のお身体に、汚いところなんてありませんわ
それに、わたくしたちもお兄様に舐めていただきますし
香月家の娘たちは、桃子姉ちゃんに答える
いえ、女性の方が舐められたりするのは判るのよでも、あの女も、あんな風にしないといけないものなの
ああ、桃子姉ちゃんの頭にあったセックスは
女がマグロみたいにベッドに横たわって、男だけがアレコレと愛撫するイメージだったんだな
それが、オレの方が仰向けに寝転がってアニエスが奉仕しているから
しないといけないとかそういうルールはございませんわ
ええアニエスちゃんは自分から、旦那様にして差し上げたくてああしているのですから
みすずも、笑顔でアニエスを見る
あ固くなってきたですの
アニエスは、オレの勃起の硬度を確かめると
では、本格的にいきますのっ
パクッとオレの亀頭を口に含みちゅぱちゅぱと、唇を使ってシゴきあげていく
自分から頭を上下させて
その様子にも、桃子姉ちゃんは驚いている
パパぁアニエスのお口マンコ気持ちいいですの
アニエスが、亀頭の裏をチロチロと舐めながら微笑む
奥志摩湖
桃子姉ちゃんが、そんなことを呟くが
お口マンコですわ
瑠璃子が訂正する
おく
お口がマンコのようになっているという意味です
マンコ
マンコというのは、女性器の別称ですわ
どこの国の言葉なの
日本語ですわ
桃子姉ちゃんと瑠璃子の真面目な会話に、寧が噴き出す
ククク、ちょっとお下品な表現だから外で使っちゃダメだよ、2人とも
あ、申し訳ございません
瑠璃子が、慌てて謝る
うふふ、パパ大きくなったアニエスのお口、気持ち良い
アニエスは、力を増してきたオレのペニスを舐めながらそう言う
最近ねやっと、パパの気持ち良いところが判ってきましたの
でも、まだハッキリとは判らないですのというか、克子ちゃんのお話ですと、パパもどんどん身体が成長していくから、今気持ち良いところが、そのままずーっと気持ち良いわけではないんだそうですの気持ち良いところも変わっていくってだから、判ったつもりになっちゃダメなんだそうですの
オレの肉体の成長
アニエスは、そのお話がよく判りましたのだってセックスで、パパのオチンチンを入れてもらっても、前は入り口の近くの方が気持ち良かったですけれど、最近は奥の方が気持ち良いですビュクビュクしますの感じるところが変わってますの
アニエスは、笑顔でそう言う
だから、パパもきっと、変わっていくんだろうなって思いますの前よりもパパ、胸が厚くなったしどんどん素敵になってますの
オレもこの半年で
美智やイーディに、護身術の基礎を習っているし
ああオレの服も靴も、黒森家に来てから全て新しくなっているから
学生服さえ、色んなコトがあって汚れたりしているから買い換えた
だから、自分では良く判っていなかったけれど
オレの身体も成長しているのか
アニエスは、前は毎日パパとセックスしないとダメな子でしたそうでないと怖くて
半年前はそうだった
アニエスは、毎日、オレとのセックスを求めた
あの頃は、夜、眼が醒めた時に、自分のお股を触ってそこにパパの精液の匂いがしないと安心できませんでしたの時々、すっごい寂しい気持ちになってそうなったら、何もかもが怖くなってだから、パパにセックスしてもらわないと安心できませんでした
その頃は、まだ、そんなにセックスは気持ち良くなかったんですけれどパパと繋がってパパのオチンチンがアニエスのお腹の中にあって太くて、温かくてそれで、パパがアニエスのことを好きでいてくれて本当に気持ち良さそうにセックスしていてピピュッてアニエスのお腹の奥に射精する時の顔が可愛くてアニエスの上でハァハァしているパパを撫でてあげるのが好きでしたのそしたら寂しくなくなりますのだって、アニエスにはパパが居るんですもの
だから、アニエスはパパの精液の匂いが大好きですのそれからオチンチンの味も大好きずっと、ペロペロしていたい
今でも寂しい気持ちになったりするのか
時々はでも、平気ですのアニエスは、本当に匂いを嗅がなくてももう、パパの精液の匂いや、キスの味、オチンチンの味もアニエスの中に精液が拡がる感覚も、全部、いつでも思い出せますからだから、怖くないですそれに今は、パパが突然、アニエスを置いていなくなったりすることないって判っていますから
昔は、思っていた
オレに突然捨てられるんじやないかと恐れていた
だって、ほらみんながいますから特に、ルナたちが来てからよく判りましたアニエスだけじゃなくって、パパのことが大好きな子がたくさん集まって来てそれで、パパもアニエスたちがいないとダメですのだから、パパはいなくならないそう判っていますから
オレも家族の存在に助けられている
ルナたちや、それにお姉ちゃんたちもいますからアニエスばっかり、パパとセックスするのはズルいですのだって、みんな、パパのことを好きなんだからみんなで仲良くしないとダメなんですのアニエスたちは、家族なんですから
それに、本当にどうしても寂しい気持ちに耐えられなくなった時にはパパにまたセックスしてってお願いしますのパパは、アニエスがお願いしたらいつでも、どこでも、どんな時でも、きっとアニエスにセックスしてくれますのアニエスには、判っていますの
ああもちろんだ
アニエスの心を裏切るようなことはできない
はうんっパパ、好き好き大好きっ
アニエスは、子犬のようにオレに抱きついて来る
ねぇ、パパオチンチン、大きく固くなったですの
そして、アニエスのお股もトロトロですの
アニエスも濡れている
今、アニエスの中に射精するのはダメってことは判っていますけれどちょっとだけ、欲しいですのアニエスのお腹の中パパのオチンチンでいっぱいにしたい
桃子姉ちゃんには見せるべきだと思った
12歳の小柄な美少女がオレの勃起を全て、呑み込む様子を
鳥居さんもオレの生セックスは何度も見て来ているけれど
次は自分の番だと思いながら見るのはまた違うはずだ
うんいいぞしよう、セックス
オレは、アニエスに言った
そしたら、パパはお疲れでしょうからこのまま、アニエスが上になって挿れますの
ベッドに仰向けになっているオレ
股間のペニスだけが、グンッと天を向いて勃っている
そこへアニエスが
嘘でしょあんな小さな子の中に入るの
ほら、桃子姉ちゃんが食い付いた
入りますわいつも、入っていますから
わたくしたちも、アニエスちゃんと一緒によく、お兄様にご奉仕していますからよく知っておりますわ
みすずと瑠璃子が、涼しい顔でそう言う
ほら、パパ、見えますのアニエスのお股にパパのオチンチンが
アニエスは、自らオレの亀頭を自分の膣口に当てる
アニエスの内側から滴る愛液が、オレの亀頭にハチミツみたいに垂れてくる
アニエス、オレのチンコによく塗りつけろ
判っていますの
アニエスの白い指が、自分の愛液をオレのチンコ全体に撫でつけていく
それではパパ
情欲に燃える眼で、アニエスがオレを見下ろす
いただきますですのっ
ずむっ
ずむむむむむむむっ
オレの勃起がアニエスの熱く湿った胎内に、押し入れられていく
アニエスの細い腰が、グイッと下がる
狭い膣道を熱い愛液を押しのけて、オレのペニスは奥へ奥へ
はぁぁぅっ
対面騎乗位で、完全に繋がる
根元までズッポリと、アニエスの中に入った
12歳の少女の体温は高い
ああ、まるでチンコだけ温泉に浸かっているみたいだ
熱くキュウキュウと締め付ける
あんんっ気持ち良いですのアニエスアニエス、パパのオチンチンが入っている時が本当なんですの今のアニエスが、本当のアニエスですの
潤んだ瞳で、オレに言う
だって、アニエスはパパとセックスするために生きているんですもの
アニエスはまだ、生まれの呪縛本当の父親である白坂創介の呪いに囚われている
白坂はアニエスを自分の性奴隷にするためだけに産ませ、監禁し、教育した
オレは、アニエスに違う、そうじゃないそんなことのために、アニエスの命があるんじゃないって言ってやりたい
でも、そんなことを言ったらアニエスの心が崩壊する
大好きだ愛しているよアニエス
アニエスに、愛を告げる
アニエスもですのパパ、大好きっ
アニエスは、ゆっくりと腰を動かし始めた
すごいわね公ちゃんのオチンチンが、ペロペロ舐めたら、あんなに大きくなったことにも驚いたけれどあれが全部丸ごと、あんな小さな子の身体に入ってしまうのね
桃子姉ちゃんには、オレたちの裏の事情は判らない
歌晏家の調査だって生まれてから12年間、ずっと黒森家の地下室に幽閉されていたアニエスの出自は判っていないだろうし
ただ眼の前にある状況オレとアニエスのセックスを見て、感想を述べる
これなら、まり子あなたもそんなに痛がらずに、公ちゃんのオチンチンを受け入れられるかもしれないわよだって、あなたの方が身体が大きいんだから
大きいって言っても12歳のアニエスと比べるからで
鳥居さんは、普通の16歳の女の子の背丈と肉付きだ身長160センチ前後だよな
よく、やり方を観察しておくのよ次は、まり子の番なんだから
桃子姉ちゃんにそう言われた鳥居さんは
わ、わたくしこんなこと、できるのかしら
改めて間近で男と女の交合を見て怖じ気づいている
できるわよていうか、やりなさいそういう約束でしょ
桃子姉ちゃんは、楽しそうにそう言った
昨日、小林選手が鈴鹿を走れることを喜んだばかりなのに
小林選手のチームのファクトリーが、差し押さえにあったって
チームの機材や車は、すでにサーキットに運ばれているのですが
鈴鹿で使われる予定だった新規パーツは、差し押さえられて届かないらしいです
ていうか、チームがそんな状態で、本当に明日からレースに出られるのか
数年前に新規参入した3チームの中では、一番有望だったばずなのに
チーム創設時に、全体の指揮を執ったガスコインがなぁ
ガスコインは結局、どこへ行っても早い車は作れないで評判倒れというか
このままチーム消滅となると
F1は決勝20台という約束で、世界中のサーキットと契約しているので
マジでフェラーリやマクラーレンが、3台目を出場させることになるかも
ところが、フェラーリはお家騒動中で
いや、フェラーリの親会社のフィアットがクライスラーと合併した煽りを食らって
長年、フェラーリの社長だったルカさんが更迭され
何か、モータースポーツとか全然判らないアメリカで車の販売部門に居たオッサンが、フェラーリの社長になったそうです
どうなっちゃうんだろうなぁ
1039.VS鳥居まり子・処女喪失決戦 / サンボ
んんんっパパ
オレの身体の上でアニエスが腰をくねらせる
アニエスの小さな膣道が、オレのペニスを愛しく締める
胎内に打ち込まれた勃起を軸に、グリグリと回すように
アニエスの可愛いお腹が、右に左に移動する
キュッとオレを締め上げる度に、おへそが凹む
気持ち良いよアニエス
オレも、下からグイグイ突き上げる
あんんっ、パパぁアニエスも、気持ち良いですの
アニエスが、ハフゥと熱い息を吐く
アニエスはいつも、とっても可愛いけれど
オレは、騎乗位で腰を振るアニエスを下から見上げて言った
こうやって、セックスしている時のアニエスが一番可愛いよ
この小さく可憐な裸身にオレのペニスを根元まで受け入れて、悦んでいる
感じている
アニエスは、快感に潤んだ眼で、そう言った
パパだからアニエス、とっても気持ち良いんですの今は、パパだけのアニエスですから
オレはアニエスの可愛いおっぱいに手を伸ばす
チンコを挿入したことで、アニエスの肌はさっきよりも火照っている
まだ固い乳房が熱を帯びて何とも言えない、エロい感触になっていた
手の中にすっぽりと入る12歳のおっぱいを揉む
この感触も、今だけのものだろう
好き好き、パパギャロップしますのっ
ギャロップというのは、アニエスが克子姉に教わったテクニックで
乗馬している時の様に腰を前後と上下に揺らしていく
それでいて、両太ももでオレの胴をキュッと挟み付けたままで
パパ、アニエスと手を繋いで下さいの
手を繋いで、オレが下からアニエスを支える
オレの手は馬の手綱だ
いきますのっお馬さん、お馬さん、パカラン、パカラン、ランラン
手繋ぎ騎乗位のまま、アニエスの可愛いお尻が派手にバウンドするッ
アニエスの声のリズムに合わせて
ああんっああんっパカラン、パカランッ
オレも下から、ガンガン突き上げた金髪の美少女を乗せた馬として
あああんっくぁぁんパカランラン
何て可愛いんだろうオレの娘は
オレとのセックスを、こんなにも楽しんでいる
あれわたくしも、してみたいです
思わず、瑠璃子が呟く
え、ルリお姉ちゃんまだ、お兄ちゃんとお馬さんしていないの
デジタル・カメラを持った全裸のマナが、驚いて瑠璃子を見る
え、マナちゃんはしていただいているの
瑠璃子の方も、驚いている
うんお馬さんはよくするよあたしも、お兄ちゃんの上になるの好きだし
マナは、そう言うと
いやいや、ちょっと訂正マナは、上も下も後ろからも、経ったままなのも好きでしたっお兄ちゃんに犯されるんなら、何でもアリです
オレのセックス奴隷としては、公式な場で自分の好みを言ってはいけないと思ったらしい
あたしも、よくするよったまに、あたしの方がヨッちゃんのことをメチャクチャ犯したくなっちゃう時があるからああやって、ヨッちゃんの手をギューっと握りしめて、上で激しくお尻を振るとさ何か逆レイプしているみたいで燃えるんだよねぇ
ハンディの動画カメラを持った裸の寧も、そう言って笑う
まだ、前哨戦だから2人とも撮影はしていない
みすずお姉様は、いかがなのです
瑠璃子の問いに、みすずは
あたしは旦那様に犯していただく方が好きですからでも、気持ち良さそうね次の機会にしてみようかしら
最初から激しく腰を動かすと、オチンチンが抜けちゃうから最初は、様子を見ながら段々強くしていった方がいいよお馬さんセックスの時は
マナが、みすずに言う
そっか一緒に暮らしていても、ヨッちゃんと他の子とのセックスを全部観ているわけじゃないもんねそんなのホントにやっているのは、御名穂お姉ちゃんぐらいだから
自分がオレとのセックスの当番日で無い時はまあ、お屋敷の中なら監視カメラの映像を観ることだってできるけれど
でも、次の日の予習や、早く寝ないといけない用事があったりもするもんな
みすずや瑠璃子は、今は週の何日かは、ジッちゃんと過ごすためにこの香月家の本家邸宅に居るし
ミナホ姉さんだけは他の仕事をしている時でも、モニターの1つは常にオレを映しているらしい
まあ監視カメラの映像をチェックするのは、昔からのクセだから
パパぁぁ、パパぁぁ、パパぁぁパカランラン
アニエスの白い肌に、汗が光っている
いつもならそろそろ体位を変える
今度は、オレが上になって一緒にイク
この半年で、アニエスとしたセックスの数は半端じゃない
アニエスが次の段階に進みたくなっていることは、判っていた
アニエスもういいよ
アニエスは、腰の動きを止めて
イカセてやるよオレは一緒にはイケないけれど
まだ、この後鳥居さんの相手をしないといけない
さすがに、これだけ連続射精していると
このままアニエスに出したら、また勃起するのに時間が掛かる
時間さえ掛ければ、後、5回でも射精できるとは思うけれど
なるべく早く済ませて帰宅しないと明日のパンの仕込みも、愛や克子姉だけでやってもらうのは悪いし
いいですのアニエスは、もう満足ですの
アニエスは、そう言うとオレのペニスを挿入したまま、上半身を倒す
パパイケなくてもアニエスは、こうやってパパと繋がれただけで幸せですの
一度じゃない何度も何度も、チュッチュと
アニエスの桜色の乳首が、オレの胸に擦れる
うん幸せアニエスは元気いっぱいですの
ニコッと天使の様に微笑んでまた、オレにキスをする
アニエスの汗の匂い、吐息の香り肌の感触
膣の中の蠢き
よしっパパも元気っ
アニエスは大きくM字開脚して
歌晏桃子姉ちゃんたちと鳥居さんにオレとの結合部を見せつけると
ゆっくりと胎内からオレのペニスを引き抜いていく
アニエスの熱い愛液を浴びてテラテラ輝く肉棒は湯気が立ちそうだ
射精後の萎え始めた勃起ではない
最高硬度を誇る張り詰めた男根が、アニエスの小さな割れ目から
ぬぽっ
赤黒く張り詰めた亀頭が、アニエスの胎内から現れる
はーい、パパのオチンチンこんなに元気になりましたの
アニエスは、白く長い指でオレのペニスを撫でながら言う
どうぞ今度は、お姉ちゃんの番ですのっ
可愛らしい笑顔で鳥居さんに告げる
今の今までセックスしていたとは思えないような、純真な笑顔だった
あわ、わたくしは
突然、声を掛けられたことに鳥居さんは、困惑していた
えっえっえーどうしたの、まり子ちゃーん
寧が、オレの側にやって来る
もしかして、怖じ気づいちゃったんですか
あ、ヨッちゃんおっぱい、はい
寧は、自慢の豊乳をオレの顔に押し付ける
アニエスちゃん、あたしも
マナは、ベッドに上がり込みアニエスと一緒にオレのペニスに触れた