651.オッペケペー
メグちゃんや雪乃っちのことだと、客観的になれるんだね
寧がマナに言った
つまり雪乃っちに対するわだかまりは無くなっているけれどマナちゃんは、マナちゃん自身のアイデンティティに苦しんでいるんだ
寧の指摘に、マナはギョッとする
うん、まあしょうがないか人って、他人に自分がどう認知されているかを受け入れることで心の平穏を得るものだもんね
あたしもさ普段は、奈島寧《ナトウ・ネイ》っていう人格キャラクターを演じているレイちゃんも、シザーリオ・ヴァイオラの事件の詳細は、もう知ってるからあたしが本当は奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》だってことは知っているよね
奈島寧は、ヴァイオラの追跡から逃げるために使い始めた名前だった
漢字の読みを変えて、子を取れば英語の資料では、完全に別人になる
日系ブラジル人の恭子さんが、寧子《ヤスコ》が読めなくて、ネイと音読みしたことから始まったことだけど
しかし寧が高校へ入学し、白坂創介の息の掛かった教師に襲われ
マルゴさんと、武道場を放火してハレンチ教師を撃退した時から
寧は奈島寧《ナトウ・ネイ》という別人格を演じるようになった
本当のあたしは、今のこの寧ちゃんとは、ほんのちょっと違う人格なんだよね
奈島寧《ナトウ・ネイ》は明るくて、朗らかで、鷹揚ででも、敵には容赦しない心の強い少女だ
でも本当の奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》は、内気で大人しい
彼女は、辛いゲンジツを跳ね返すためには強い少女に変身するしかなかったのだ
でもあたしが、寧ちゃんでいられるのはさ、あたし1人の力じゃないんだよあたしの周りの人たち特に、あたしの過去を知らないこの学校の中の人たちはさ、みんなあたしが奈島寧という人間だと信じてくれているでしょだから、あたしは校内では、気持ち良く寧ちゃんでいられる
そこまで言ってふと考え直す、寧
ああ、そうじゃないな違うかみんなが、そう信じてくれているとあたしが信じているんだつまり、あたしの内側での認識だけの問題ここではみんなが、あたしを寧ちゃんだと信じてくれているはずだから、あたしは迷うことなく奈島寧になり切れてるんだよね
ごめん、オレには良く判らない
まあ、そうだねヨッちゃんは、どこへ行ってもヨッちゃんのままだもんねそれが、ヨッちゃんの凄さなんだけど
わたくしはよく判ります
わたくしも、今はテレビの中での藤宮麗華もやっていますから
恭子さんやアーニャという国際犯罪者集団と闘う、バトルヒーローを演じている
ですから、さっきのテニス部の子たちの前でのようにあの子たちの持って下さっているイメージを壊さないように、注意して行動しています
普段はオチャメなところも多いレイちゃんが格好いい男装の麗人を演じきっていた
まあ、あたしたちの場合は家に帰れば服を脱いで、ヨッちゃんの前に立てば、素の自分に戻れるからこそ外では幾らでも演技できるんだけどね
ああ、そう言えば今、ここにいる寧とレイちゃんは
オレと2人きりで、他の女を交えないセックスを好む
まあ、毎回では無いけれど
二人っきりになると寧とは、ケイちゃんVSお姉ちゃんのイチャイチャセックスになるし
レイちゃんは、オレにお兄ちゃまと甘えまくるセックスになる
その濃密な時間、濃密なセックスで外での演技の人格と本来の性格が、バランスを保つのだと思う
ああ、マナには今外が無いものな
オレは、マナを見て言う
5月以降、マナは基本的にはお屋敷の中から出ない
マナを受け入れてくれる学校が、まだ決まらないから
だからマナには内の生活しかない
そうじゃないよ、ヨッちゃんマナちゃんにもあるんだよ外が
白坂舞夏ちゃん時代の過去がね
寧は、優しい笑顔でマナを見る
今のマナちゃんはもう白坂舞夏ちゃんじゃないよねこの4ヶ月の生活でマナちゃんは、マナちゃんとして生きていく道を手に入れたっていうかもう二度と、白坂舞夏には戻れないううん戻ることは許されない
マナは実父の処刑に荷担したのだから
でも、もし今マナちゃんが昔のううん白坂舞夏ちゃんの知り合いと出会ったら、どうなるかな白坂舞夏ちゃんの親戚や、幼馴染みや、前の学校の友達そういう人たちに、例えば道でバッタリ出会ってしまったら
寧はわざとマナの実母と祖父の名を出さないでくれた
舞夏を見捨て、マナ自身も投げ捨てたあの人たち家族の名前を出されるのは、きっと辛いだろうから
みんなまだ、あたしのことを舞夏さんだと思ってますよねやっぱり
マナが、悲しそうに微笑む
そして、あたしはきっとあの人たちに会ったら、舞夏さんのフリをすると思います人違いですあたしは吉田マナですあなたの知っている白坂舞夏さんとは別人ですとは言えないよ
それがマナのアイデンティティの問題
寧やレイちゃんは世間は自分のことを、こう思っているという確信があるから、平然と外で別人格を演じられるけれど
マナの場合は外に出れば、過去の自分、自分が捨てた白坂舞夏のままだと思っている人がたくさんいる
だからあたし、怖いの舞夏さんの昔の知り合いに会ってしまったらあたし、もしかして舞夏さんになり切ったまま変われなくなってしまうんじゃないかって吉田マナに、戻れなくなっちゃったら、どうしようって
だからマナはお屋敷の外に出ることを、怖がっているのか
そもそも吉田マナという人格自体5月連休の時に、白坂舞夏という少女がオレに無理矢理レイプされ処女を失い、父が社会的に抹殺され、祖父と実母に見捨てられ、あげくにミナホ姉さんに殺されるか、オレの性奴隷になるかの選択をさせられそういう苦況を乗り越えるために、急遽作り出したものだ
外へ出ればこれまで生まれてきてから14年間慣れ親しんだ白坂舞夏の人格が蘇るかもしれない
特に舞夏時代の知り合いと出会ってしまったら
雪乃さんはもうあたしが舞夏さんじゃないってこと、判ってくれているから
だから雪乃とは、打ち解けられる
でも、それは同時にもはや姉妹ではないという、決別宣言にも繋がる
だから、マナちゃんは早く、新しい学校へ通うべきなんだよそこで、マナちゃんのことをマナちゃんだって信じてくれている友達をいっぱい作るべきなんだよそうしたら今の怖さは消えるから
でもどこで誰に会うか判らないじゃないですか
そうだ世間は狭い
しかも、マナをセキュリティ意識の高い学校へ入れようとすれば名家の繋がりで、白坂家のことを知っている人に出会う可能性が増す
かといって、その辺の公立中学へ通わせるわけにもいかないし
白坂創介についての情報は、インターネット上にまだたくさん残っている
当然、マナについての情報写真も
マナが白坂舞夏だと気付かれたら一般の公立校の生徒の方が、無遠慮に騒ぎ立てるだろう
ツイッターとかで
だから、あたし体質改善、必死で頑張っているんです
舞夏さんだった頃より、何倍も綺麗になってそうやって外見から変わらないと、あたし一生外に出られなくなるから
スーパー・モデルを目指すマナのプログラムが開始されて4ヶ月
克子姉は、大分、体質改善ができてきたと言っていた
一日も早く美しく成長することだけが、マナの突破口なのか
1年か2年、アメリカの学校に行くっていう方法もあるよ
そんなのヤダあたしお兄ちゃんと離れるの、怖いものっ
マナは知っている
本来の計画では自分は、殺されていたはずなことを
オレが、ミナホ姉さんに必死で泣きついたからマナは生きることが許された
セックス奴隷としてでも
オレから離れたら抹殺されるかもしれないという恐怖が、心の底に残っているんだ
トラウマとなっている
マナの父白坂創介の最期は、余りにも凄惨だったから
判っているよ、マナ
オレも、マナを抱き締めた
うんオレの側にいろ何とかするからきっと、オレが何とかするから
オレにはマナにそう言ってやることしかできなかった
なるほどあたしたちとは大分親しくなったけれど、ミナホお姉ちゃんに対するトラウマが消えてないんだね
寧が、そう分析する
しょうがないかあの人、まだマナちゃんのことさん付けで呼んでるもんね
ミナホ姉さんはオレの女の全員と、等しく親しい関係を築いてはいない
マナと、みすずと、瑠璃子にはさんを付けているイーディもか
そこいら辺も改革しないといけないなあ
ミナホ姉さんも複雑な人だからさ
香月家や白坂創介の娘たちにまだまだ、わだかまりが残っているのか
またまだ問題が山積みだ
SO Complexだねっ
コンプレックスって言葉には、複雑っていう意味もあるんだよ
ああミナホ姉さんのコンプレックスを、何としないと
コツコツ
校長室をノックする
ミナホ姉さんの声だ
オレたちは中に入る
おお、ようやく来たか
ジッちゃんもそこに居た
護衛の大徳さんと張本さんも
もちろん、みすずと瑠璃子と美智も居る
オレの怪訝な表情に、ミナホ姉さんが笑う
校長室は、変な感じになっていた
まるで、裁判所みたいに机と椅子が並べられている
校長先生の机が、裁判長席だ
ただし今は、誰も座っていない
ミナホ姉さんは向かって右の弁護士側のテーブルに座っていた
ジッちゃんは左の検事側の席その後ろに、2名の警護人が立っている
みすずと瑠璃子と美智も検事側だ
いや、何でもない
これっていまだに、香月家と黒い森で区別して座らせるつもりなんだろうか
オレは、てっきりジッちゃんたちは、この校長室でなく、ここの地下の秘密の部屋へ通されているかと思っていた
そういう部屋があることは、美智の報告でジッちゃんも知っているはずだ
なのに通さない
ミナホ姉さんは、ジッちゃんには見せたくないんだな
ジッちゃんとの間のここまでは踏み込ませるけど、それ以上は拒否するというラインを示している
ジッちゃんと黒い森は提携関係にあるのであり従属しているわけではないと
しかしまた、随分遅かったな
よく言うよどうせ、ここへ着くまでのオレたちの様子は観ていたんだろ
各テーブルにノートパソコンが開かれていた
当然、監視カメラの映像が映されていたはずだ
まあなお前は、観ていてとても面白いからな
ジッちゃんは、オレを動物園の猿のように言う
こちらの校内には、もう生徒は残っていません教職員も排除しました残っているのは、あたしたちと香月セキュリティ・サービスの方だけです
ミナホ姉さんが、パソコンを操作してそう言う
確かに、校舎の玄関からここへ来るまで誰にも会わなかった
教職員に巡回させて校内に残っていた生徒を帰らせたのか
そして、教職員自体も
今は要所にだけ、香月セキュリティ・サービスの警護員が配置されているんだと思う
運動部の生徒たちには、今日は西門から下校するように連絡しました正門には、これから夜間工事の工事車両が入ると
土曜日の夜から工事なんて妙だがまあ、生徒たちは気にはしないだろう
元々、下校時間だし
うむ、いいだろう大徳、待機させている車輌を呼べ
大徳さんが携帯で通話する
お許しが出た5分後に移動を開始しろ
おい、何で突っ立っているこんなに椅子が空いているんだお前たちも座りなさい
ジッちゃんが、オレたちに促す
はーい、判ったよーん
寧は、当然の様にミナホ姉さんの隣に座った
マナもミナホ姉さんの側に座る
レイちゃんは、ちょっと考えて空の椅子を持ち上げて、入り口のドアの横まで運ぶそして、そこに座った
どういうことかね、藤宮くん
意地悪に微笑むジッちゃん
もしここが法廷を模しているのならわたくしの役目は、廷吏ではないかと思いました
テイリ
法廷の係官だよ人を呼んだり、ドアの開け閉めをしたりする
寧が、そう教えてくれた
問題はオレだ
オレはどこに座る
バランスを考えたらミナホ姉さんの側なんだろうけれど
オレだって黒い森のメンバーなんだし
でも、この香月家VS黒い森という構図で座るのはどうも気に入らない
オレも、レイちゃんの隣のテイリの位置に座ってやろうか
何をやってるそこだよ、お前の席は
ジッちゃんは、オレに裁判長の席いや、校長先生の机を指した
これから起こることの結末はお前が決めるんだからな
鷹倉の娘が娼婦になれるかどうかの見極めだよ
娼婦にするって、ジッちゃんが決めたんじゃないのか
人間には適性というものがあるだろわたしは、政治的な判断で鷹倉の娘を、黒い森の娼婦にするべきだと判断しただが本人に、娼婦としての適性が無いのなら、どうしようもあるまい売れない娘では売り場に出す意味が無い
もしかしてジッちゃん
鷹倉家は、代々、京都の鷹倉神社の宮司の家系で
ヤクザ屋さんたちに信仰され抗争の仲裁なんかも取り持って来たという
だから、鷹倉家を抑えることは大きな力になると
オレたちが身を守るための有益な保険になるはずだとジッちゃんは言っていた
だから、何としても明日までに、鷹倉家のお嬢さんを娼婦に堕とせと
なのに、今突然
娼婦の適性なんてことを言い出すのは
何だ疑問があるのなら、言ってみろ
もしかして、鷹倉さんのお嬢さんて娼婦になっても売れなそうなくらい、不美人てこと
顔が悪いかスタイルが、巨体だとか
あるいは、片目がアイパッチで頬に大きなサンマ傷があるのかもしれない
いえとても、綺麗で可愛らしい方ですわ
ジッちゃんの代わりに、みすずが答えた
となるとまさか
可能性は1つしかない
臭いの
足の薬指と小指の間とかから、異臭がするとか
プッ、何っそれ
寧が呆れて笑い出す
大丈夫だ、そういう心配も無いもし不安なら、お前が風呂に入れて、ゴシゴシ洗ってやれ
ジッちゃんも、笑っている
本当にお前は、場を和ます天才だな
いや、オレは本気で聞いているんだよっ
判った、判ったいいから、とにかく席に着け立ったままじゃ、落ち着いて話ができん
瑠璃子がわざわざ来てくれてオレのために椅子を引いてくれる
そこまでしてもらったら座るしか無い
オレは仕方なく裁判長席に座った
今、お茶を入れますわ
まったく瑠璃子は気が利く
そちらの部屋に、お茶の用意がしてあるわ
ミナホ姉さんが指差したのは校長室の隣の緊急放送室だ
オレが雪乃のレイプを全校放送した
ああ、ミナホ姉さんはオレたちが来る前に
下の部屋から、お茶のセットを運んで来たんだな
お湯もポットに入れて
マナも、席を立つ
うん香月家席と黒い森席
それぞれに、お茶係ができた
さて、鷹倉家の娘が来る前に1つ、余計な話をしておこう
ジッちゃんが、ニヤッと微笑む
お前はさっきテニス部の娘自分とは文化の違う人間と接して、酷く困惑していたな
いや文化の違いって
オレも可奈センパイも日本人だし
そこまでかけ離れているわけでは
確かに、考え方や生き方のルールはオレと全く違っていたけれど
江戸時代が終わって、明治になった頃日本は、西洋文明の科学技術は問題なく導入したが、文化については段階を経なくてはならなかった
それはつまり自分たち日本人と西洋人は、文化が感性が違うのだから、西洋の文芸などを理解することは、日本人には難しいかもしれないという考えがあったんだ
だから、明治期の最初に入って来た西洋の文芸は全て、日本を舞台にした物語に書き換えられた場所も日本、登場人物も日本人という具合に
日本の話に変換した
例えばシェイクスピアのハムレットを最初に日本人が上演したのは川上音二郎の劇団だが何故か明治の華族のお家騒動の話になっていた原作では、中世デンマークのエルノシア城の城壁の上で、ハムレットは父王の亡霊に出会うのだが川上版では、男爵・葉村年丸が、学習院の同窓会の帰りに青山墓地で父の亡霊に出会うストーリーに改編されていたちなみにヒロインのオフィーリアは、おりえさんだ
全然違うじゃないか
その公演は結局、ハムレットのストーリー展開だけをなぞっただけで、セリフや途中の展開は全て日本人が勝手作った
何で、そんなことに
外国人とは、どうせ感性が違うのだから、同じにやっても判らないと思っていたんだそうやって、翻案日本人向きに書き換えないと、伝わらないと
はあそれが明治か
ハムレットなんてまだいい、オセロなんて室鷲郎《オセロ》だからな敵役のイヤーゴなんて伊屋剛蔵だぞどういう当て字だ
ジッちゃんは、怒る
他にもシラノ・ド・ベルジュラックが白野弁十郎とかな
だが明治の終わりになって来ると、翻訳劇はそのまま原作通りのストーリーで、原作通りの役名で日本人でも、外国人を演じるべきだと考える人間が現れた逆を言えばそれまでは、日本人に西洋人を演じることなど、不可能だと思われていたんだ顔付きが違う、言葉が違う、文化が違う感性が違うから
文化と感性
最初に、日本人に西洋人を演じさせたグループの1つに島村抱月という男がいた彼は、イギリスとドイツに留学した経験があったそして、当時、ヨーロッパで流行っていたのはノルウェーのイプセンの作品だった
イギリスドイツノルウェー
彼は現地で観てきたんだよ日本人からすれば西洋人は、みんな同じに見えるが現実には、イギリス人も、ドイツ人も、ノルウェー人も違う言葉が違う住んでいる環境が違うから、文化も違う国民性としての感性も違う
ああ、ヨーロッパの中でも差違がある
例えばイギリス人が、ノルウェーのイプセンの書いた作品を英語に翻訳してイギリス人の俳優で上演するそこににはやはり異文化を理解しないと越えられない壁がある西洋人たちだって、そういう差違を越えて他国の文化を理解しようとしているならば、日本人にだって異文化の理解はできるはずだそういう考えで島村抱月は、次々と外国の作品を翻訳して日本人に外国人を演じさせたそして大正時代の初期には、大きな成功を収めることができたのだ小説などもそうだ最初は、日本の話に置き換えて書き直されていたものが徐々に、元の作品のまま出版されるようになる以前は、主人公の名前がトムやジェームズでは感情移入できないと思われていたものが外国人の主人公の、外国の物語でも広く一般に受け入れられるようになるそういう過程があったんだだからこそ現在の日本人は、外国の文芸を楽しむことができるようになった
同じ様なことが、戦後すぐのマッカーサーの政策でも行われたマッカーサーは、日本人にとにかくアメリカ映画を見せるように指示した
映画どうして
それまでは鬼畜米英で、日本人とアメリカ人とは理解し合えないものだと宣伝されていたんだよ感性が違うと
だが、映画を観ればアメリカ人にも、日本人と通じる情があることが判る親子の情、恋愛感情、正義に対する思い自分たちと同じ様な感性があるのだと判れば、日本人はアメリカ人を受け入れると思ったんだろう
もっとも、このマッカーサーの政策は大きなお世話だった日本人は戦前から、アメリカ映画も観ていたからなアメリカ人にも、日本人と通じる感性があるということは、とっくにみんな知っていたさただ
当時のアメリカ映画は、全部、アメリカが正しくて、アメリカが勝つストーリーだからなそういう意味では、日本人のコントロールには効いたかもしれないみんな、アメリカの物質的な生活に憧れたしな
さて、余計な話はここまでだわたしが言いたいのは文化が違うとしても、人間同士なら通じる感性はあるそれを忘れるな
つまり鷹倉さんのお嬢様は、明治の人間にとっての西洋文化並みにオレには判らない存在なのか
ああ来たみたいだぞ
ジッちゃんがパソコンを示す
オレも、オレの机に置かれたモニターを見る
うちの高校の正門
外は、ほとんど暗い
西の空に濃いオレンジ色の光が残っているだけだ
ああ、大きな車が来た
おそらく香月セキュリティ・サービスの人が門を開ける
何だ、あれ
まるで機動隊の人とかが乗っている、窓が全部金網になっているバスみたいな
ああ、護送車だまさか、あんな車に乗せてくるとは思うまい
いや、そりゃ思わないけれど
あ、車が校舎前に止まった
中から人が降りて来る
もしかして鷹倉さんて、この人
長身で、長い黒髪のセーラー服の少女が降りてくる
ジッちゃんは、ククと笑った
さあなってえ
もう一人小柄な黒髪の少女が降りてくる
それで終わりじゃないぞ
さらに、もう一人
小学校高学年ぐらいの女の子が降りて来た
ちょっと待ってジッちゃん、鷹倉さんのお嬢さんてどの人
私がいつ、鷹倉の娘は1人だと言った
一番上が、高校2年、次が中学2年、一番下が小6だ
ままま、まさか
さあ3人お前が、全て犯すんだ
明日までに3人
鷹倉さんのお嬢さんは、前にたちを付けていたので
姉妹だということは、バレていたと思います
なので3人です
ここで、3人出します暴挙です
3人の性格の違いが明日までに悩むところです
あ、名前もまだ2人分しか考えていない
昔のアニメに出て来る博士は、みんなヘンタイ臭がして良かったのですが、最近そういうキャラいませんよね
ガッチャマンの南部博士とかガチで、とんでもない性癖を持ってそうな雰囲気ですし
マジンガーzの弓教授とか絶対に、師匠を超えるドヘンタイっぽさがあります
女性と2人きりになると、豹変しそうな
グレートマジンガーの兜博士はコミカライズのマンガで、ジュンのシャワーを覗いていましたし
652.神聖娼婦
モニターの画像最期に、護送車の中から翔姉ちゃんが降りてくる
鷹倉さんのお嬢様たちの護衛はやっぱり、翔姉ちゃんが担当していたのか
翔姉ちゃんが先導して、3人の少女たちが校内に入る
あたしが迎えに行って来ようか
寧がミナホ姉さんに言う
大丈夫よ翔さんには、この部屋の場所は伝えてあるから
長年、ジッちゃんの専任警護人をしてきたんだ初めての場所でも、校内の見取り図が頭に入ってれば、迷うことなくこの校長室に到着するだろう
さて、ところで
検事席のジッちゃんがオレを見る
お前は鷹倉家の娘たちが、巫女だということは知っているか
ああ、ミナホ姉さんから聞いているよ京都の大きな神社の人なんだろ
そのことで、お前が勘違いしているだろうから、あらかじめ伝えておいてやる
オレが、何を勘違いしているって言うんだ
お前巫女というのは、処女じゃないといけないものだと思っているだろう
ジッちゃんは、クスリと笑う
えだって、そうだろ
巫女は普通、処女だろ
神様に仕えているんだから純潔でないとマズいんじゃないの
そんなものは伊勢神宮の斎宮ぐらいだ日本の巫女には、そもそも処女でなくてはダメだなんて決まりは無い巫女の元祖と言えるアメノウズメノミコト知ってるよな、天岩戸の前で踊った女神だその踊りがいわゆるストリップだったつまり、セクシャルな力によって、閉じ籠もって居た天照大神を呼び寄せたつまり巫女による神下ろしの原型だ
あれ面白い踊りをして、みんなを笑わせたんじゃなかったっけ
オレが子供の頃に、小学校の図書室で読んだ本にはそう書いてあったような
おいおい、今はそう教えているのか日本書紀には神々を笑わせたなどという記述は無いぞ神懸かりして胸乳かきいで裳緒を陰《ほと》に押し垂れきだ神懸かりになって、胸を露わにして女陰も丸出しにしたっていう意味だもし、ウズメ神の踊りを観た神々が笑ったのだとしたら、そのエロチックな踊りにだウズメ神の踊りが、滑稽だったからでは無い
古代インドの遺物に敵を挑発する姿として、女神が舌と女陰を見せつけている壁画が残っている人間の胎内の内側傷付きやすい場所を、わざと晒すというのは相手に対する最大の侮辱なんだ今でも嫌いな相手には、舌を出すだろ
ああベロを見せるよな
つまり、ウズメ神のストリップはエロスの力と同時に、閉じ籠もって居る天照大神への挑発でもあるんだまあ、性的な衝動と攻撃衝動は、身近な関係だからな複合した感情の高ぶりで最高神を岩戸から引き寄せたんだよ
オレは、ずっと神様たちがドンチャン騒ぎをしただけだと思っていた
話を戻すが巫女というものは、そもそもエロティックな存在なんだ
それは、何となく判る
巫女さんのコスプレのエッチな作品とん結構あるし
日本でも海外でも巫女の本質は、売春婦だからな
神聖娼婦という言葉がある古代世界の多くの神殿では、巫女が信者に対して売春をした全ての女性は、数年間、家を離れ神殿で暮らし、神に仕える現実には、売春行為をしなければならないという宗教もあったくらいだその都市では、みんな喜んで自分の娘や妻を神殿で売春婦させた
どうして家の人は、そんなことをしたんだ
嫌じゃないのか
自分の娘や奥さんに、売春させるなんて
セックスが、神に近付く手段だったからだ
セックスの力で神と通じる神の意志を知るあるいは、神の祝福をセックスした相手に与える巫女とのセックスには、そう言う意味があったんだ
でもさ
人間が性病というものに出会う前は性に関しては、奔放だったんだセックスは歓ぶべきものであり、恐怖の対象では無かった梅毒は、大航海時代以前はアジア・アフリカ・ヨーロッパの旧大陸には存在していなかったんだコロンブスの探検隊が、アメリカから持ち帰ったと言われているそして、それからわずか20年で全世界に広まった
そんな短い期間で
性病の蔓延と共にセックス、あるいは売春という行為は、暗いイメージを持つようになったんだ15世紀を境にな
15世紀以前でもキリスト教は、罪の意識を根源とする宗教だから、人間の欲望を否定するだから、キリスト教の修道士や修道女は、性的な行為をタブーとしたまた、仏教は悟りを開いて解脱することが目的だから、戒律というものを守らないといけないその戒律によって、女犯すなわちセックスを禁止されたこれら2つのメジャーな宗教が、たまたま、聖職者の禁欲を定めていたそのイメージが、21世紀の現在日本の巫女も、処女でないといけないという誤ったイメージを与えているのだと思う
他の多くの宗教では性衝動や性行為は自然なものなのだから、悪い物だと見なしたりはしない性にたいしては大らかだったんだよ
そうかキリスト教の修道女さんとか、仏教の尼さんとかのストイックなイメージが
いつのまにか、日本の神社の巫女さんにも
日本の場合巫女は大きく分けて、2つの流れがある1つは古くからある大きな神社に仕えている巫女そこで働いている巫女だな
いや、ジッちゃん巫女さんてのは、神社に居るのが当たり前だろ
巫女さんと神社と竹箒はセットだろう
いや日本には、中世以降、特定の神社に所属せずに、全国を漂泊する渡り巫女という人々がいた
漂泊する巫女
この巫女たちは様々な土地に出向いて、そこの住民に呼ばれて神かがりし、祓いや禊ぎ、占いなどしたんだそして、もちろん売春もした神様の力を授けるために
漂泊の巫女は売春もする
今の眼から見れば巫女だけでは生活ができないので、春を売ったように思うかもしれないが、実態は違うセックスすることも、巫女の大切な仕事なんだ現代人の常識で考えてはいけない土着せずに漂泊する人々マレビトとのセックスは、大切な行為なんだ巫女みたいな女性でなくとも例えば、男の客が来た場合に、家の主が自分の娘に夜伽させることも普通にあった
今みたいに自由に住んでいる土地を移動できないからな集落に、外からの人間が訪れるということは大きな意味があったんだ
時代が下るにつれ各地で名前や、姿は変わるが渡り巫女の系譜は、ずっと続いていく三味線を持ったりしてなだが各地を渡り歩きながら、神懸かりの神事を行い、身体を売る女たちは現代まで続いている
今もいるの
いや、ほとんどいない明治6年、新政府は神霊の憑依などによって託宣を得る行為を禁止したからなこれによって、渡り巫女そのものは消滅したでも、民間の拝み屋だの祈禱師は、今もいるからなそういう連中の中には、かつての渡り巫女の伝統を受け継いでいる者もいるだろう
さて鷹倉神社だが、この神社はその明治期に巫女禁断令で行き場所を失った多くの渡り巫女を受け入れたんだよ
鷹倉神社自身は古い歴史のある神社だ鷹倉家の血は古いしかし、かつてはただの神社であり、おおきな力など持っていなかった鷹倉神社が、裏の力を手に入れたのは、この明治期以降だ
つまり渡り巫女を受け入れてから
ヤクザというものは、もちろん昔からあった日本の各地にそういう裏社会の人たちと漂泊の巫女たちは、深い繋がりがあった
ああ全国を歩き回るんだから
その土地、その土地の親分さんとは親密になる
例えば隣町のヤクザと抗争になれば、渡り巫女が仲裁することもあった神がかって神託を下すという形で、上手く問題に対処するヤクザたちも、多少の不満は残っても神様のお告げだと言われたら、双方退くしかなくなるからな
巫女さんの存在がヤクザさんたちを助けた
そして、幕藩体制の時は、それぞれの小さな地盤を守っていただけのヤクザが明治になって勢力を拡大する抗争も今までより規模が大きくなるしかし、明治政府の禁令が下っているから公式にはもう渡り巫女は存在していない
だから、多くの渡り巫女を受け入れた鷹倉神社が
新時代の仲裁役は鷹倉神社の巫女が、行うということになったんだよ渡り巫女の中の最も力の強い女を、神主が娶ることで巫女の力を継承し続けたんだ
以来140年今でも、鷹倉神社はヤクザたちの仲介者として、大きな力を持っているしかし
今の鷹倉神社には渡り巫女の秘技を受け継ぐものがいないのだ
鷹倉神社を乗っ取ったバカヤクザは前の神主と一緒に、その妻である最期の巫女も殺してしまったからだ
つまり鷹倉さんのお嬢さんたちの母親が、最期の巫女だった
ああ、かつては何人も居た渡り巫女も今では、その血と技を受け継いだのは、神主である鷹倉本家の妻1人だけとなっていた神主を殺したヤクザの鉄砲玉が妻である巫女も巻き込んでしまったんだ
末端のヤクザは詳しいことを知らされていなかったんだろう
だから、わたしたちは新たな巫女を作らねばならないのだよ
ジッちゃんが、オレの眼を見る
形だけのそこいらの神社に居るような、巫女衣装を着ただけの女ではない本物のかつての渡り巫女の技の神髄を受け継ぐ鷹倉神社の巫女だ京都の神社の建物や敷地などはどうでもいい必要なのは、巫女そのものなんだ
だからヤクザたちは、鷹倉家のお嬢さんたちを狙っている
次の巫女を手に入れたものがヤクザ世界の仲裁者の力を得る
あのそれは、判ったけれどじゃ、何で、オレあの子らとセックスしないといけないんだよていうかどうして娼婦にしなくちゃいけないわけ
オレには判らないことだらけだ
巫女にするなら巫女の修行だけすればいいんじゃないのか
渡り巫女は、男とセックスすることで神懸かりする
例えばヤクザ同士の仲裁なら、その両方の親分と巫女はセックスし、エクスタシーを得る親分たちにも、性的に満足させるそういうセックスの快感の中から神のお告げを感じ取るのだ
ケンカしている両方とセックスしちゃうのか
両方とセックスしてその結果として、神託が下る
何も無しではただ神様のお告げがありましただけでは、手打ちにはならんよ相手は、ヤクザだぞ
ジッちゃんはハッと息を吐く
双方の親分が同じ女、それも渡り巫女の中でも選りすぐりの美女と寝るんだそういう義兄弟になれば、ケンカもできなくなるだろ江戸時代には、子供も産んでいたそうだどっちの親分の子か判らなければ、双方が大事にするそういう関係を成立させたところで、ご神託だだから、巫女の言葉通りに、双方が退いてくれるんだ
さすがに子供まで生ませていたのは、渡り巫女の数が多かった時代のことだ今はそこまでは無理だ
今は候補が3人しかいないんだから、一々出産していられない
ていうか昔と違って、どっちの子がDNA鑑定すれば判るし
つまり鷹倉神社の巫女は本質的に、巫女でありながら売春婦そのものでもあるのだよ現代に残る神聖娼婦だセックスすることで神と通じ、神託を下し、自分を抱いた男を祝福する巫女としての仕事に、セックスが不可欠なんだ
そういう存在にさっきの3人の女の子をする
だから彼女たちを完全なる娼婦にしなくてはならん神懸かりの術は、自分たちだけでも修行できるそうだしかしセックスの技術は、お前が教え込むしかない
ジッちゃんは、そう言うけれど
ちょっと待って確か、ミナホ姉さんの話だとあのお嬢さんたちは、セックスについての情報を何も知らないって
そんなことあるのお告げを下すためには、相手とセックスしないといけない巫女になるのに
死んだ神主さんや、お母さんの巫女はどうして、セックスのことを子供たちに教えなかったんだ
それは逆だ娘たちの運命が、神聖娼婦となることが決まっているのなら現代日本に氾濫する性情報を教えるか
今の時代の恋愛観やセックス感を知ってしまったら
娘たちは、巫女になることを拒絶するだろうな
実際のところはこれから、教え込むところだったんだよ彼女たちの母親が、現役の巫女だったからなまだ30半ばだったし自分は、母親が早く死んで12歳で、巫女にならざるを得なかったから、子供たちには自分が引退するギリギリまで、巫女の技は教えたくなかったらしい
そういう巫女だからもの凄く早く結婚して、子供も若くして産んでいるんだ
そして、娘たちの巫女のセックス修行はできる限り先延ばしにしてあげたかった
それが裏目に出た
確か、一番幼い女の子が12歳だよな
結局、母親と同じ年齢で巫女になるのか
ジッちゃん、質問がもう一つある
オレはジッちゃんの眼を見る
あの子らの母親は1人で巫女の仕事をしていたんだろうてことはあの子たち、3人全員を巫女にする必要は無いじゃないか
巫女になるのは1人で充分のはずだ
ああ、実際問題として巫女が仲裁に出張らないといけないような事件は、そうは無いからなあの子たちの母親だって、巫女として神託を下したのは、1度か2度しか無いはずだ
抗争している双方の人間とセックスして神のお告げを下したのは
だが、巫女は常に存在していないといけないのだ何か大きな事件が起これば鷹倉家の巫女の仲裁を仰ぐというルールが、裏の世界を安定させているのだから
だから1人居ればいいんだろ
ああ、巫女は1人でいいしかし、残りの2人もわたしたちの管理下に置かねばならない
よく考えて見ろ残りの2人を解放して彼女たちが、別のヤクザ組織に拉致されたらそして、そいつらが拉致した娘を巫女として使ったら
鷹倉家の巫女が増えてしまう
仲裁者が増えればしかも、巫女を抑えている勢力がバラバラなら
それぞれが勝手な神託を下すことになる
裏社会がメチャクチャになるぞそしてそれでもいいから、何としても巫女を手に入れろという短絡的なヤクザも居る
そうかお嬢さんたちを追って来ているヤクザグループは、複数あるんだっけ
いっそのこと、鷹倉家の娘たちは全員皆殺しにして巫女による仲裁ルールなんて止めてしまおうという過激派もいるしな
あなたたちが会った巫女の正体を知らずに、お嬢さんたちを娼婦にさせるもんかっていうグループもいるしね
ああ、オレたちがお屋敷の正門前で会った
今話した、鷹倉家の巫女が娼婦としての側面も持つということは、下部組織のヤクザたちは知らないからな
ジッちゃんは苦笑する
お前と同じで最近の若いやつらは、日本の巫女は処女だと決めつけているからな
ああ、何て言ったっけあのヤクザ
お嬢様たちのことをアイドルみたいに思っているのかもしれない
部屋のドアがノックされる
ジッちゃんが指示を出す
レイちゃんが、ドアを開けた
翔姉ちゃんが立っている
鷹倉様をお連れ致しました
うむ入っていただきなさい
ジッちゃんの言葉に翔姉ちゃんが
3人の美少女が入って来る
一番の年長は確か17歳だっけ
長身で黒くて長い髪のセーラー服
肌は透けるように白い
黒髪は、首の後ろで束ねている
切れ長の涼しい眼
ああ、本当に巫女の衣装が似合うだろうな
前髪は眉のところで切り揃えられている
緊張しているというよりちょっと不機嫌だ様子だった
部屋の中を、ぐるりと見渡している
でも人の眼は見ない人だな
ああみすずが、困った顔をしている
そう言えばみすずは、鷹倉家のお嬢様はカリスマ性があると言っていた
だから、苦手だと
うんカリスマ性って、この神経質そうな感じのことかな
この人、眼を合わせるのが苦手そうだし
やがて、黒髪長身の少女は
問題ないようですわどうぞ
その美少女が次の少女に告げる
次の子は14歳だよな
元気よく入って来る
背は普通かマナと同じぐらいだな
やっぱり黒髪だけれど大きな紅いリボンで、綺麗にまとめられている
眼が大きい
服はセーラー服だけど、17歳の子とは学校は違うらしい
当たり前か、中学生と高校生なんだろうし
17歳の子とは対象的に、にっこりと機嫌良さそうに笑っている
お招きいただき、ありがとうございます
14歳の少女はそうジッちゃんだけに挨拶する
オレや、ミナホ姉さんのことは全く気にしていないようだった
あなたもお入りなさい、ルナ
14歳の少女が廊下に居る妹を呼ぶ
最後は12歳の子か
おどおどとした様子で小柄な女の子が、入って来る
髪の毛はショートカットだ
でも眼は大きくて可愛いから、男の子っぽくは無い
彼女はセーラー服、と言っても学校の制服でなく
本物の水兵さんを模した子供用のセーラー服を着ていた
白い水兵帽付きで足は短パンだ
昔のイギリスの貴族の子女みたいな白っぽいセーラー服姿だった
昨日はありがとうございました
12歳の子はまず、ジッちゃんに頭を下げて
それからみすずと瑠璃子にも会釈する
さらに、ミナホ姉さんにも
真っ正面の校長の机に座っているオレは無視だ
君たちはそちらに座り給え
ジッちゃんは、彼女たちにここを法廷に見立てるなら、被告席に当たる椅子と机を示した
明るく14歳の子が、席に向かう
その後に17歳と12歳が従う
どういう関係なんだ
お茶を入れましょう
瑠璃子が立ち上がろうとするが
いや、今はいい座っていなさい
ジッちゃんは瑠璃子を制する
お前たち廊下で待機してくれここの警護は、関くんと藤宮くんで充分だ
後ろに控えていた大徳さんたちにそう言う
2人の大男の警護人がコツコツと足音を立てて、ドアへと向かう
関くん、頼むぞ
大徳さんは、入り口の前に居た翔姉ちゃんにそう言って張本さんと廊下の外へ
藤宮くんドアを閉めろ
レイちゃんがパタンとドアを閉める
そして君も、あっち側だな
ジッちゃんは、みすずの後ろに立っていた美智にレイちゃんと翔姉ちゃんの方へ行くよう指示する
美智は自分と翔姉ちゃん用の椅子、2つを引きずってドアの方へ
ああ、平気よわたくしのは自分で持つわ
あわてて翔姉ちゃんが、美智の引きずる椅子の片方を受け取りに行く
こちらこそ気を遣ってくれて、ありがとうよ
ドアの前レイちゃんの並びに、翔姉ちゃんと美智も椅子を置いて座る
これでどうなる
まるで法廷のように机と椅子が並べられた室内
出入り口のドアの前に警護人の3人
検事席側にジッちゃん、みすず、瑠璃子の3人
弁護士側もミナホ姉さん、寧、マナの3人
被告席にも鷹倉家のお嬢さんたちが3人
裁判長席にはオレ1人きりだ
では紹介しよう
ジッちゃんが、オレにお嬢さんたちを示す
まずは鷹倉夜見子さんだ
すると1番年長の17歳の子ではなく
14歳の子が、オレにニコッと微笑んだ
初めまして鷹倉夜見子です
黒森公です
吉田良信でも、黒森恵人でも無い
黒い森の組織での名をオレは名乗った
娼館の主として
こちらはわたくしの妹のルナですわ
鷹倉ルナです
ショートカットの12歳の少女がオドオドとして、オレに頭を下げる
そして、こちらが姉の月子ですわ
17歳の子は、プイッとそっぽを向いたままだった
何で14歳の子が3人を仕切っているんだ
この度は、わたくしたちのためにご足労いただきまして本当にありがとうございますわ
ただ1人上機嫌な表情で、鷹倉夜見子はオレに微笑む
こういう大嘘を書くのは楽しいなあ
調べ物が大変ですが
鷹倉姉妹は、梓弓から梓と弓子にしようかと思ったのですが
何か、ピンと来ないのので止めました
次に思い付いたのは、月子と星子と太陽だったのですが
よーく考えたらレッドタイガーだったので止めました
で、月読から月子と読子かなと思ったのですが
読子だと紙使いになってしまうので夜見子に
下の子は、月から転じてルナにしました
名前は毎回悩みますが毎日が締め切りなので、即決するしかありません
653.この子誰の子
さて、君たちを上京させたことで敵を分断することができた
ジッちゃんが鷹倉姉妹たちに言う
すでに君たちを追って来た連中を捕らえ、鷹倉神社の乗っ取りに関わっている全ての組と組織をリストアップさせているそれと君たちの庇護者を自称している連中もだ
ヤクザたちは2グループに分かれている
そういう方たちがいらっしゃることは嬉しいのですが
14歳の鷹倉夜見子は、笑顔で答えた
ちょっと困りますねわたくしたちの希望をお尋ねにならないで、過激な行動に出られるのはありがたいと思いますが迷惑ですわ
にこやかに笑いながら毒のある発言をする
まあ、自称・庇護者の方はどうにでもなる乗っ取りに与した連中は、今夜中には決着を付けることになるだろう敵の中枢を潰す関西には、谷沢の特別チームを送った
ああ、谷沢チーフの姿が見えないのは
鷹倉神社の乗っ取り犯のヤクザの親分を潰しに行ったのか
鷹倉姉妹の追跡のために、敵の実働部隊の何割かが上京しているんだ
相手は守りが手薄になっている
香月セキュリティ・サービスのトップエリートたちは、みんな一騎当千だ
むしろ少数で敵の頭だけを確実に処断するだろう
ありがとうございます香月様のご恩は、わたくし一生忘れませんわ
鷹倉夜見子はそう言う
恩そんな風に考えるべきではないと思うなわたしは君たちに支払っただけのものは、回収するつもりだ
昨日、今日だけの費用だけでも数億円になる無論、君たちにはこれからも多額の経費が掛かる判っているだろうが
香月セキュリティ・サービスの全組織を動員しているのだから
それこそ、雪乃の監視要員まで
鷹倉神社の地所を売って返済するとか言われても困るぞわたしは、土地には困っていない京都にも、幾つか不動産を持っているそれに古くからある神社を無くしてしまうわけにもいくまい
はい香月様のおっしゃる通りでございます神社はその土地に住む地元の皆様たちの財産でもあるのですからわたくしたちの勝手で、売ることなどできませんわ
きっぱりと、鷹倉夜見子は答えた
それに香月様のご恩は、あの神社を売ったぐらいではお返しできないということも判っていますわたくしたちはこれから先も、香月様にご庇護していただかなくてはならないのですし
誰か力ある者に保護さけなければ今回の騒ぎが片付いても、また別のヤクザに狙われることになる
ではどうするね
ジッちゃんは、意地悪く尋ねた
昨日のご提案を受け入れるだけですわ
鷹倉夜見子は、顔色一つ変えずに即答した
娼婦というのが、どういうお仕事なのか、まだよく判りませんが精一杯、勤めます
ああこの人は本当に、娼婦になるということの意味が判っていないんだ
屈託の無い笑顔でそう言う
17歳の月子さんと、12歳のルナさんは緊張しているみたいだけれど
14歳の少女だけは、平然とニコニコしているだけかよ
かなり肉体を酷使することになるが
はい一生懸命わたくしの身体を使って、ご恩返し致しますわ
身体を使うって
知らないからこそこんな笑顔で笑っている
そう願いたいねしかしだ果たして君たちに、本当に娼婦という仕事ができるのかわたしには確信ができない何しろ、君たちは、うちのみすずたちと同じで箱入り娘のお嬢様だからな箸より重い物は、持ったことは無いんじゃないか
クククと、ジッちゃんは笑う
そんなことは、ございませんわわたくしでも通学カバンは、ちゃんと自分で持ち歩いておりますし
いや、学校のカバンを持つぐらいは日常生活だろう
神社を出て来た以上、今までのような供が付かないことは理解しています
供って
じゃ、今までは出掛ける時に、必ずお供が付いて来てたのかよ
通学には、申し訳ございませんがみすず様、瑠璃子様の護衛をお借りすることになると思いますが
うむおそらく、瑠璃子と同じ送迎車に乗ることとなると思う警護については心配しなくて良い
ジッちゃんが、そう言うということは
鷹倉姉妹も、瑠璃子と同じ超お嬢様校に通わせるつもりか
うちのお屋敷で寝起きするなら瑠璃子と一緒の車で通学する
はい、ありがとうございます月子さん、ルナあなたたちからも、香月様にお礼を申し上げなさい
鷹倉夜見子は自分の左右に座っている姉妹に促す
ああ何となく判ってきた
何で次女が仕切っているのか
彼女は姉をさん付けで呼んでいる
これは、何かしら血筋の問題があるんだな
いや、礼を言うのはまだ早いぞまずは君たちが本当に娼婦の仕事がこなせるかどうか試してみないといけない
ジッちゃんは、ミナホ姉さんを見る
昨日京都で話した通り、わたしの娼婦のビジネスは、そちらに居る黒森御名穂くんと提携している忘れないでくれ彼女はわたしの臣下ではないあくまでも、ビジネスパートナーだ失礼の無いように、心得てくれ
かしこまりましたわ月子さん、ルナいいですね
わ、判りましたお姉様
ここまでの間
鷹倉夜見子は、基本的にジッちゃんの方しか見ていない
ジッちゃんが、オレやミナホ姉さんに話を振った時だけ視線を変える
それ以外は完全無視だ
みすずや瑠璃子のことも見ない
一方、月子さんとルナさんは基本的には、下を向いてうつむいている
君たちの身柄は御名穂くんに預けるなに、瑠璃子も一緒だし彼女の屋敷には、香月セキュリティ・サービスの警護も付いている問題は無い君たちは、これから御名穂くんの屋敷で、娼婦として働けるかどうかの適性検査を受けてもらう
そして、ジッちゃんはオレを見る
検査官は、こいつだこいつが、君たちの適性を判断する
つまり3人とセックスする徹底的に
そして、その結果をわたしは明日、こいつから聞くこいつの報告と、わたし自身の眼で、君たちの心と身体の状態を見てその後のことは決めたいと思う
それは構いませんが娼婦の仕事というのは、そんなに大変なことなのでしょうか
鷹倉夜見子は、尋ねた
そんなことは無い娼婦というのは、人類最初の職業と言われている女なら誰でもできるだろう
では、なぜこちらの黒森様の適性検査を受けねばならないのでしょう
鷹倉夜見子は手の平だけで、オレを示す
眼はジッちゃんの方を見たままだ
君は家の外で食事をしたことはあるかね
もちろんございます亡くなったお父様のお供でホテルのレストランか、お父様がよく使われていた料亭しか存じ上げませんが
また、少し見えた
鷹倉神社が、どれだけ長い歴史のある神社で
神社の渡り巫女が、ヤクザ組織の仲裁役として、機能してきたとしても
香月家のような大企業の経営者ではない
なのに鷹倉夜見子たちには、お供が付いていた
おそらく学校も関西の超お嬢様校だろうみすずたちの学校並みの
そうでないと、セックスの知識が全く無いままこんな年齢まで、成長できない
だいたい、鷹倉夜見子たちはみすずたちの超お嬢様校に転校することになるだろうことをジッちゃんから聞かされても、全く戸惑っていなかった
普通の家の子ならえ、わたしがあの学校にとなるはずだ
それがああ、そうなんだぐらいで済んでいる
外食はホテルと料亭超高級店のみ
そんな暮らしがただの神社の子にできるのか
幾ら、ヤクザと付き合いがあると言っても仲裁の仕事は、数十年に何回かしか起こらないと言っていたし
つまり、ジッちゃんは、まだ鷹倉家に関して、オレに隠している情報がある
料理の値段というのは、店によって違うということは知っているな
はいわたくしも車で移動している時に、窓からお店の看板なども見ています世の中には、大変お安い食事を提供するお店も多いようですわね
お安いって
お前、今、牛丼は幾らだ
ジッちゃんが、突然、オレに聞く
並みなら280円とか290円とかだよ
数年前だが東京の老舗の料亭で、ある田舎の代議士が牛丼が食べたくなったから、ここの板前に作らせろと無茶を言ったことがあるそうだ
まあ随分と無粋な方ですわね
鷹倉夜見子は、相づちを打つ
その店は、客の要望を聞いたで、一から牛丼を作って、その代議士に出したのだがな
ククッと、ジッちゃんは笑う
特別注文の品ということで、その牛丼一杯に15万円取られたそうだよ
市井の店で食べれば、300円もしない牛丼が料亭では、15万円となるまあ材料の牛肉からして、最高級の和牛を使ったんだろうがそれでも、それだけ値段が変わるのは、食材の差だけではあるまい
ジッちゃんは鷹倉家の娘たちを見る
なぜ、値段に差が出るのか判るかね
その料亭の持つ格ですか
鷹倉夜見子は、即答する
そう一流の店には、一流の格というものがあるだから、市井の普通の店とは、値が変わる
ジッちゃんは、3人の娘たちをジッと見る
娼婦も同じだ格によって、値が変わるわたしは、君たちに多額の投資をしているしかし、君たちの格が低ければ娼婦として働いたとしても、わずかな稼ぎしか得られないだろう同じだけ働いたとしてもだ
その言葉に鷹倉夜見子は
鷹倉家の娘には、格が無いとおっしゃるのですか
初めて不機嫌そうな顔を見せる
わたしが話しているのは、娼婦としての格だ鷹倉家の血筋がどれだけ尊かろうと娼婦という職業とは関係無いぞ
料亭の例に戻るが料亭の格を決めるものは何だね
ジッちゃんが、鋭い眼で鷹倉夜見子に問う
老舗の伝統や、建物の風格ですか
馬鹿なことを言うなあくまでも、料理の味だよ
ジッちゃんは叱りつけるように言った
どれだけ老舗で名の通った料亭だろうが味が落ちれば、店の評価も落ちる料亭は、料理を出すところだろう店に歴史があるとかや、どんな良い建物かとか、どんな皿を使っているかなどは、全て二の次だ
ジッちゃんの迫力に鷹倉夜見子は、黙り込む
そういう答えを述べるようでは、一流の人間とは言えないぞ
も、もうしわけございません
鷹倉家の娘だから、娼婦として成功するわけではない一流の娼婦となるためには、まず一流の娼婦の技術を身に付けるべきだろう違うか
いえ香月様のおっしゃる通りです
しかも、お前たちは鷹倉家の娘だ娼婦になるのであっても、一流を目指すべきではないのか鷹倉家の娘が、世間から三流の娼婦と評価されても良いのかね
それはそんなことは、もちろんできません
ならば、一流になるための努力をしたまえ君たちのような血筋の娘が、一流の技を身に付けるそれで初めて、一流の娼婦と評されるそうなれば、稼ぎの方も一流だ君たちの仕事に、世界中の人間が大金を支払ってくれるだろう
いや、ジッちゃん
これが何かの職人さんとかなら格好いい発言なんだけれど
娼婦なんだよなこの場合、目指しているものが
もう少し、真剣にやってくれないと困るッッ
鷹倉夜見子が、深々と頭を下げる
慌てて、月子さんとルナさんも
さてお前、ここまで見てどう思う
ジッちゃんがオレに振り向く
ここまでの様子を見てお前は、この娘たちが娼婦に向いていると思うかね
無理なんじゃない
鷹倉家の3姉妹が、えという顔でオレを見る
相変わらずお前は、正直者だな
まあ、それだけが取り柄だからさジッちゃん
オレが、ジッちゃんと呼んだことに鷹倉夜見子の顔が、ピクッと反応する
ああ、オレジッちゃんて呼んでいるんだよ
うむこいつには、そう呼ぶことを許している
ジッちゃんは、クスッと笑って自分の隣のみすずと瑠璃子を見る
こいつはみすずと瑠璃子をモノにしたオトコだからな
鷹倉姉妹たちはな顔となる
それは黒森様をご結婚相手にと考えておられるのですか
混乱した表情で鷹倉夜見子は尋ねた
どうだろうなこいつら今すでに結婚しているようなものだからな
ジッちゃんは、トボケてそう言う
あのみすず様、瑠璃子様どちらの方と
両方だ
はい、その通りですわ
わたくしも、お兄様を心の底からお慕いしております
みすずと瑠璃子が鷹倉姉妹たちに宣言する
だからこいつの言葉は、わたしの言葉だと思って従い給えいいな
ギロッと、ジッちゃんは3人を見る
鷹倉夜見子にさっきまでの余裕は無い
でお前どうして、お前は彼女たちが娼婦には向かないと思うんだ
改めてジッちゃんが、オレに尋ねる
だって失礼だから、この子
オレはキッパリと言った
失礼とは
いや、失礼だよ一見、ジッちゃんに対してちゃんと礼儀正しく話しているみたいだけどよくよく聞いていると、敬語とかも変だし
おいおい全く、わたしに敬語を使わないお前がそれを言うのか
ジッちゃんは笑う
だってオレは、いつも同じ位置にいるけれどこの子は、自分がジッちゃんよりも高い位置にいるつもりなくせに態度だけ下手に出ているから
そういうことだよな
だから敬語も変になっている
本当は敬う気持ちが無いから
何で、ジッちゃんと対等以上の立場で交渉できると思っているのかよく判らないけれど
何を考えているのか、よく判らないなこの14歳は
もう少し、自分の立場とかよく判った方が良いと思うな
鷹倉夜見子は、下を向いてギュッと拳を握りしめている
左右から月子さんとルナさんが、彼女の背中を擦ってやってくれていた
まあいいとにかくお前は彼女が、娼婦になるのには生意気過ぎると言うんだな
ジッちゃんは、面白がってそう言う
そんなことは思ってないよたださこんなにサービス精神の無い人たちに、接客業は向いて無いんじゃないかって思ってさ
接客業だと
うん娼婦だって、接客業の一つだろ
こんなに部屋の中に人がいるのにさジッちゃん以外は、無視とかさオレには考えられないよ
具体的には、どういうことだ
ジッちゃんは、さらに聞いてくる
いや、例えばささっきほら、学校は瑠璃子と一緒に車で送迎するって話があったろだったらさ瑠璃子の方を向いて、よろしくお願いしますとか言うべきなんじゃないの瑠璃子の車に、便乗させてもらうんだからさ
オレの言葉に鷹倉夜見子は、口をパクパクさせている
そんなことを言われるとは、思っていなかったらしい
いや、あの、でもわたくしたちを送迎して下さるのは香月様が、わたくしたちを保護して下さるというお話に入っているわけですから
ようやく、そんなことを言う
バカなんだろうかこの子
ジッちゃんがそう約束したからって瑠璃子との人間関係は、別にちゃんと築くべきだろそこで一言挨拶するのが人間として大切なことなんじゃねーの
いや、でも瑠璃子様は、わたくしがそのようなことを申し上げなくても判って下さっているはずですから
あ、カチンときたぞオレ
そんなの勝手に人に期待するんじゃねぇ世の中判っているはずとか無ぇんだよっちゃんと一々、言葉にしろ言葉にしないと、伝わんねえし
な、何なんですあなたみすず様とわたくしは、昨日、京都で色々とお話ししていますそれで瑠璃子様共々お二人で、わたくしたちをお助け下さると誓って下さったんですよそんなことも知らないくせに
怒りの表情をオレに見せる鷹倉夜見子
何だよ、その誓うっての
何でそう一々、上から目線な言葉が出て来るんだよお前、どっかおかしいのか関西でトラブルを抱えて、ジッちゃんを頼って、東京に逃げて来たんだろお前ら
わわたくしたちは
それが助けてもらいたいっていう人間の態度か
ぶぶぶぶぶ、無礼者ぉぉぉぉぉ
ずっと黙っていた月子さんが、大声を張り上げて席を立つ
よよよよよよ、夜見子様に対し無礼であろう控えおろう
時代劇か
この3人の関係、お前はもう判ったか
ニヤニヤしながらジッちゃんが、オレを見る
ああお父さんが違うんだろ
サラリと答えたオレに鷹倉家の3人は、ギョッとした
少なくても、月子さんと下の2人は違う月子さんは亡くなった鷹倉神社の神主さんが、お父さんじゃないんだね
激高して立ち上がっていた月子さんがヘナヘナと腰を下ろす
そうか、判ったか
そりゃ判るさオレだって色んな家の子を見てきたんだから
さっき、ジッちゃんは鷹倉神社の巫女についてその仲裁のやり方を話してくれた
それからこの姉妹たちの母親だった巫女は、何度か実際に仲裁をしたことがあるとも
月子さんは、仲裁の結果生まれた子だ
抗争していたヤクザの親分のどちらかの娘
神主さんの本当の娘じゃないから夜見子さんを立てて、控えに廻っているんだよね
だから次女の夜見子さんが、代表者として喋っている
そういう生活に慣れている
生まれてからずっと、そういう力関係でやってきているんだ
他に何か気付いたことはあるか
嬉しそうに、ジッちゃんは尋ねてきた
ジッちゃんにとっての優先順位だとこの3姉妹の中では、夜見子さんが一番下なんだろ
えという顔で夜見子さんが、オレを見る
ぶっちゃけジッちゃんは、鷹倉家のことなんて、どうでもいいんだろ
オレの言葉にジッちゃんは、ニヤニヤ笑っていた
やっぱりか
おかしいと思ってたよ鷹倉神社とか、渡り巫女の話だけじゃ起きていることの規模が大きすぎるもの
何で気づいた
この子たちを探しているヤクザの1人がお嬢って呼んでた
月子さんはかなりの大物のヤクザの親分の娘なんだ
かつて、抗争の仲介を鷹倉神社に託したヤクザの親分は
手打ちの儀式として巫女と寝た
そして巫女に娘が生まれた
その親分さんは月子さんが、自分の娘だということを知っているんだ
自分の娘を娼婦にしたい親はいないもんな
だからあのヤクザたちは、あんなに必死だったんだ
美智の心月にさえ、耐えた
親分の命を受け月子さんの奪回を狙っている
いや、あるいはもしかしたら、ルナさんの方がそうなのかもしれないなあ
オレはそういう可能性にも気付く
夜見子さんが生まれた後に母親の巫女が、2度目の仲裁をしたかもしれない
ただ、どっちにしても夜見子さんてことは無いよなうん
な、何が無いというのです
鷹倉夜見子が、オレを睨む
だから優先順位守らなければならない人の悪いけれど夜見子さんが、1番最後だ
夜見子さんだけは素性が判っているのだから
わ、わたくしは鷹倉神社の巫女の後継者ですわ
そんなことは判っているって
でも、そんなのはどうでもいいことなんだオレたちには
ジッちゃんもミナホ姉さんも鷹倉家のお嬢様たちを受け入れることは、黒い森を守り続けるための大きな保険になると言っていた
その保険の正体は巫女では無い
あなたの言っていることの方が、わたくしたちには判らないわよっ
鷹倉夜見子が、そう叫んだ
リサイクルショップに、箱も説明書も無いトランスフォーマーが200円で売っていたので、一つ買って来たのですが
何じゃこりゃ立体パズルか箱根細工か
今のトランスフォーマーって、こんなに複雑かつ精密になっているの
うーむ、押し入れに昔のロディマス・コンボイがあるはずですが
すっげぇ、簡単な変形だったはず
とかも変形した後、ちゃんと手足が動くし
当時、私が持っていたのはメガトロン様でなく、ミクロ・ロボット・シリーズのワルサーロボだったので
デストロンのシールが、とっても欲しかったです
654.巫女の力
やはりこのお嬢さんたちは、お前に任せるというのが、正しいようだな
ジッちゃんが、オレを見て笑う
さて、ではわたしは帰るとしようか明日、結果を見に来るそれで彼女たちが娼婦として使い物になるかどうかを判断しよう
使い物にならなかったら、どうするんだよ
それならそれで損切りをするだけだ
損切り
ああ、損失は少ない内に処理してしまうに限る鷹倉神社を乗っ取ったヤクザ組織のトップを排除してわたしたちの言うなりになる者と挿げ替えるとりあえずは、そこまでだな
この子たちは、どうなる
ヤクザ組織に買い取らせるよ一番高い値を付けた相手に後は、そいつらが好き勝手にやるだろうそして、鷹倉神社の巫女の歴史は終わる
ジッちゃんの言葉に鷹倉姉妹たちは、ゾッとしている
どうして、そうなるんだよ
この姉妹を手に入れたら巫女による仲裁システムを自由に使えるんじゃないのか
この子らはまだ巫女ではない修行途中の身だ巫女の力は、まだ使えない
巫女の力
そうだ今となっては、ほとんどのヤクザが巫女の力など形式的なもので、実態は無いと思っているだが、そうではない本当に巫女の力というものがあるんだ
鷹倉姉妹たちを見るとジッと下を向いている
この子らを高値で買い取るようなやつらはまともに修行などさせてはくれないだろうそれでは、巫女の力は身に付かない
ですからわたくしたちは、香月様に救けを求めたのですわ
鷹倉夜見子が顔を上げジッちゃんに言う
香月様でしたら巫女の本当の力をその価値をご存じでしょうから
ああ、知っているよわたしは君たち以上に
冷たい声で答える
わたしは、君たちの母親だけでなくお祖母さんや曾祖母さんとも面識があるからな
香月家も元々は、京都の公家だ
それが明治時代に華族となり、東京に出て様々な企業を興して、経済的にも発展した日本政府とも関係を深めた
その上、ジッちゃんは、大学時代を京都で過ごしたと言っていたし
京都にあるという鷹倉神社のことは、昔から良く知っているのだろう
だから、よく判ってる母親という巫女の先達を亡くした今君たちが、君たちだけで修行をして巫女になるのは、とても困難なことだということを
口籠もる夜見子さん
そんなことはございません夜見子様なら
月子さんが、夜見子さんを擁護する
そうですお姉様ならきっと巫女になります
ルナさんも
さあどうだろうね正直な話さっき、こいつが言っていたのが、現在の君たちの正統な評価だと思うよ
ジッちゃんはオレを見る
夜見子くんよりも月子くんの方が、価値が上だ月子くんを手に入れたがっているヤクザの方が、気持ちが真剣だからね高い値で買い取ってくれると思うよ
やはり月子さんは、かなりの大物のヤクザの親分の娘なんだ
ルナくんもそうだ欲しがっているやつらには、こちらの言い値で売れるだろう問題は、夜見子くんだ君だけは大して高くは、売れないだろう今の君は巫女では無いのだからね
鷹倉神社の乗っ取りを企てた若い連中は今の君でも、何とかなるのだろうと思っているようだがわたしの様な、かつての巫女の力を自分の眼で見て知っている年寄りたちは、現実を良く知っている正直、今の夜見子くんでは、巫女を継ぐことはできないだろうね
こ、香月様
悲愴な顔で、夜見子さんはジッちゃんに叫ぶ
君を手に入れた人間が鷹倉家の巫女は、自分の支配下にあるだから、今後の仲裁役は自分に任せろと宣言してもみんな無視するよ巫女と称していても、巫女の力を持っていないのでは、何の意味も無いそのことは、君たちが一番良く知っているんじゃないかな
ああジッちゃんは、また交渉のカードを切った
一度、巫女の価値を全否定しておいて改めて、巫女の力を認める
実際には巫女の力の有無というものが、本当にあるのか
ヤクザたちが、それを気にするのかオレには判らない
名目だけの巫女鷹倉家の血筋の娘というだけで、かなり影響力はあるんじゃないかとも思う
だから東京に逃げて来た姉妹を、ヤクザたちがこんなに必死に追い掛けて来ているんだろうし
だけど鷹倉姉妹は特に、鷹倉夜見子は
自分自身が巫女の力の価値を信じているから
ジッちゃんの言葉に納得してしまう
では、わたくしたちはどうしたらよろしいのでしょう香月様は、なぜ、こんな価値の無いわたくしたちを東京にお連れになられたのですか
ジッちゃんは、ニカッと笑う
こいつに会わせるためさこいつでないと君たちの修行はできん
亡くなった母親は君たちに、精神の修行法は教えていても肉体の修行法は、伝えていないのだろう
鷹倉夜見子は認める
それを、こいつが教えてくれる君たちが、ちゃんと実践できればだが
オレ巫女の修行の仕方なんて知らないぞ
鷹倉神社の巫女渡り巫女の本質は娼婦だしかも、ただの娼婦ではない人と神を繋げる神聖なる娼婦だ
君たちを、御名穂くんの元で娼婦として生活させるというのはもちろん、わたしに対する負債と日々の生活費を返済するためだが同時に、それは巫女になるための修行でもあるそういうことなんだ
娼婦が男に身を売ることが修行
神聖なる娼婦は何よりもまず、救いを求める者すべてに全身全霊を捧げることができなくてはならない
そ、そんなことは、香月様に教えていただかなくとも判っております
鷹倉夜見子は、反論するが
いや、判っていないさっき、こいつが言ってたじゃないか
オレ何か言ったっけ
君たちにはサービス精神がまったく無いと面白い表現だなしかし、その言葉の意味することは、世の人々に対する奉仕の心ができていないということではないのかね
こいつは、今、君たちと顔を合わせたばかりだ第一印象がそんなでは、娼婦への道は遠いよ先が思いやられるね
ですがやりますし、できますわたくしたち、娼婦ぐらいやってみせます何としても巫女になりますお母様の跡を継いでご覧にいれます
それでも、鷹倉夜見子の心は折れない
威勢がいいのは良いが言葉だけではな
ちゃんとご満足いただける結果を出します
では、一晩で結果を出して見せてくれ
ジッちゃんはオレに振り向く
そういうことだから、お前なんだお前に彼女たちを一晩預けて適性を見る娼婦としての
お前でダメなら娼婦は無理だ
そんなこと、言われても
でも、やるしかないんだろうな
お前の方から何かあるかわたしに対して、要求は
要求
こちらも明日までと、かなり無茶なことを要求しているんだお前の方も、条件を出せ呑めるものなら、呑むぞ
この鷹倉姉妹の件が、黒い森にとっての大きな保険になると、ミナホ姉さんは言っていた
だが、現状では何が保険になるのか、オレには判らない
ジッちゃんもミナホ姉さんもどうせまだ幾つも、オレに隠し事をしているんだろうし
本当にこの姉妹を娼婦に堕としていいのか不合格にするべきなのか
ジッちゃんが、どんな落としドコロを考えているのかも見えない
だから、オレはとにかく、一生懸命、言われた通りにやってみるしかない
その覚悟はできているけれど
今の段階で1人、娼婦候補から落としてもいいかな
どうしてもうちでは売れない子がいるから
ギョッとする鷹倉姉妹たち
お互いの顔を見合わせる
それから、鷹倉夜見子がギロっとオレを睨んだ
自分のことを言っているんだと感じたらしい
ルナさんて、まだ12歳だろうちでは娼婦はやらせないよ
ほう、どうしてだ
ジッちゃんが微笑む
いや、だってさ売っても、儲からないから
あれぐらいの年齢の子を好む客もいるだろう容姿も悪くは無い
いや、うちはさ高級娼館だから
あんまり、趣味嗜好の度が過ぎる客は、払いが悪いんだよ
白坂創介の経営時代がそうだったと言う
変態趣味の男の方が、支払いを渋るのだそうだ
娼婦の身体を散々傷つけたりした上で、そうなのだから悪質だ
そうねうちは援助交際レベルのお客様は要らないわその子が言う通り黒森の家は高級娼館です一晩で100万円単位のお金が動かなければ、商売になりませんから
ミナホ姉さんがオレの言葉をフォローしてくれた
そういう意味では、14歳の夜見子さんも本当はマズいんだけれど
夜見子さんが鷹倉姉妹の代表なんだから、外すわけにもいかない
それに何かこの子は、高く売れそうな気もする
そうか確かに、こちらの都合ばかりを述べてそちらの経営の問題については考慮していなかった悪かったな
では、どうするルナくんは、連れて帰った方が良いか
ま、待って下さいぼ、ボクお姉様たちと別れないといけないんですかそんなの嫌です
ショートカットの12歳が、ジッちゃんに訴える
ああ、ルナさんはボクっ娘なんだ
いや、それで相談なんだけれど
ジッちゃんあの子、売ってくれないか
お前に
ああ、うちのアニエスに丁度良いと思うんだ
アニエスも12歳だ
今は真緒ちゃんやマナと遊んでいるけれど
同じ年齢の友達が居た方が良いと思う
遊びだけでなくこれからは勉強のこともあるし
一緒に学校に通うこともできる
御名穂くんは、どう思う
構いませんわこの件ではわたくしたちが適性検査を行い、結果が良ければ娼婦として採用させていただくわけですから諸経費の代わりに、頂戴したいと思います
いや、そういう経費はわたしが支払うよルナくんが欲しいのなら、黒森家にではなく、こいつの個人的な女ということでないと売れんな
お前のところの小さな娘の遊び相手にするのは構わんがきちんと、お前が抱けセックス奴隷としてなら、売ってやる
あの子をオレのセックス奴隷に
いや当然、そうなる
アニエスがこの子に心を開かせるためには、オレとのセックスを見せるしかない
というかセックス奴隷仲間にならないと、友達になれないだろう
判った幾ら
またミナホ姉さんからお金を借りないといけなくなる
でも、アニエスの友達はどうしても必要だし
瑠璃子と同じ値段で良い後で振り込んでくれ
え3000円ですか
現金で渡してもいいけれど
ああ、鷹倉姉妹に見られたらマズいか
先に言っておくがわたしは瑠璃子も、こいつに売り払っているからな
ジッちゃんは、困惑している3姉妹に言う
はいとても大切にしていただいております
瑠璃子が、ルナさんに言う
ですから何も心配はいりませんよ
ちょっとちょっと待って下さい
鷹倉夜見子が叫ぶ
勝手にそんなことを決めないで下さいルナは、わたくしの妹です
だから何だね
ジッちゃんはジロリと睨み返す
今、君たちはわたしの支配下にいるしかも、それは君たち自身が選んでそうしたのではないかね
わたしは君たちが巫女になるための娼婦の修行は、この黒森の家が最適だと判断したその黒森家がルナくんは娼婦として採用できないと言うんだ、ルナくんの巫女への道は閉ざされたそう納得してもらうしかないと思うが
でもそれなら、他のところであたしたちも、ここは嫌ですここじゃない、別のところで3人揃って、娼婦になります
鷹倉夜見子は、そんなことを言い出す
わたしの判断が不服なら、外に放り出すヤクザたちに、君たちを引き取らせるぞ
それも困りますわたくしたちは
君たちの第一目的は何なのかね
ジッちゃんは尋ねた
巫女になることかね3人姉妹が、離れ離れにならずに一緒に暮らせることかね
一緒に暮らすことです
口籠もった夜見子さんの代わりに最年長の月子さんが言った
巫女を継ぐことが上よ
違います夜見子様
月子さんが、夜見子さんの手をギュッと握りしめる
あのまま京都に居たらわたくしたちは、バラバラにさせられていましただから香月様にお縋りしたんじゃないですか
おそらく、月子さんは大物ヤクザの父親の元へあるいは、そのヤクザと血縁関係を望む連中に連れ去られたろう
夜見子さんは名前だけの巫女として、鷹倉神社に閉じ込められる
ルナさんは父親が確定しないと、判らないけれどヤクザの子なら、そっちの家に本当に鷹倉家の神主さんの娘なら巫女のスペアいやロリコンのヤクザに犯されただけかもしれない
香月様のご意志に逆らえばもう、この世にはわたくしたちを助けて下さる方はいないのですよ
長女が次女に言う
でもルナが売られてしまうなんて
売られた先は、黒森の家だ君たちが娼婦の適性検査にパスすればやはり、黒森の家で働くことになるずっと、一緒に居られると思うがね少なくても、修行期間が終わるまでは
ルナくんを買った以上今後のルナくんの生活、衣食住はもちろん、勉強や、外敵からの警護に付いては、全て黒森家が面倒を見てくれるだろうもちろん、わたしもフォローはするそうだな、お前
ああオレが責任を持つよ
オレは、怯えているルナさんに言った
すなわちルナくんについての心配は、無くなったということだ
ええ、黒森家の子として受け入れるわ
ジッちゃんとミナホ姉さんが、そう言うが
鷹倉夜見子は、返事をしなかった
お姉様、ボク、行くよ
ルナ
だって、ボク巫女になるのは無理だから夜見子お姉様のような力ボクには無いんだもん生まれつき
ルナ、ルナ、ルナ
お姉様ぁ
月子さんは、2人の横で困惑している
やはり、月子さんと夜見子さんの間には深い溝があるようだ
では、そういうことでいいなそろそろ、わたしは帰るよ後は、お前に任せる
ジッちゃんは、オレにそう言うと席を立つ
関くんは、鷹倉家のお嬢さんたちの警護に残ってくれ今晩一杯は、油断ができん藤宮くんもだ
はい、閣下麗華は、閣下をお見送りして
翔姉ちゃんと、レイちゃんが動く
明日良い結果を見せてくれることを期待しているよ
そう言うジッちゃんに鷹倉夜見子は
絶対に認めていただきますわ香月様を失望させるようなことは致しません
妹を抱き締めたままジッちゃんを睨んで、そう言った
ドアが静かに閉まる
ジッちゃんとレイちゃんが退室した
廊下で待機していた大徳さん、張本さんの専任警護人たちと校舎の玄関へ向かう
ジッちゃんが学校から出発すれば周囲の香月セキュリティ・サービスの警護部隊も撤収するだろう
オレたちも早くお屋敷に戻った方がいいな
ヤクザ組織の連中が、押し掛けて来る前に
なぜ、あなたは平気なのですか
ジッちゃんが居なくなった途端、鷹倉夜見子はオレに言った
平気って何が
いいです改めてお話を致しましょうもう、香月様はお帰りになられたのですから
わたくしたちは、あなたに快適な部屋と食事、快適な生活を要求致しますわたくしたち3人の完全にプライバシーの保たれた
今、香月様とお話のあったルナをわたくしたちから引き離すという件も、撤回していただきますよろしいですね
鷹倉夜見子はオレを睨んで、そう言う
えっと何で
そうしか、オレには答えられない
わたくしが鷹倉夜見子が、こんなにもお願いしているというのにその態度は何ですか
いやお前の態度こそ、何なんだ
二度とわたくしに楯突くことは許しませんいいですわね
あの、夜見子さんてもしかして
馬鹿なの
オレの言葉に夜見子さんは、顔を真っ赤にする
おふざけにならないでっ何なのあなた
ああ、これが
激怒ぷんぷん丸状態というやつか
無理です、夜見子様
横から月子さんが、妹に言う
この方は、香月様と同じです夜見子様の巫女の力が、通じないお方ですわ
だから香月様は、この方にわたくしたちをお預けになられたんですわ
夜見子さんは
そんなことはありませんわよまだ、香月様の気が残っているからだからですわ
ギッと、オレを見る
香月様のようなお力をこんな若い人が、持っているはずがないですわ
オレはみすずと美智の方を見る
夜見子さんが何を言っているのか、説明してくれるか
2人は昨日、京都まで行っている
夜見子さんのことも前から知っているみたいだし
そういや、みすずは夜見子さんが苦手みたいだったよな
本当に旦那様は凄いです
みすずは感激の眼をしていた
ご主人様は素晴らしいです
いやだから、説明してくれよ
あたしは夜見子さんとお話すると、夜見子さんのご要望をただただ承るだけになりますわ
はいちゃんとした会話にはならないんです夜見子さんが、ただわたくしたちにして欲しいことをお話になられるだけですそして本当に、そうしてあげないといけないように感じるのです
みすず何を言っているんだ
夜見子さんの意思通りにならなかったのはお祖父様だけですわ
ジッちゃんだけ
お祖父様は亡くなった巫女様に、何か技を授けられていらっしゃるからだとおっしゃっていましたが
巫女の支配力を受け付けない術
旦那様はそんなことも無いはずなのに、平然と夜見子さんとお話なされるんですもの
あら、気が付いてないの普段なら、あんなにお喋りな寧がずっと黙っているのよ
オレが寧を見ると
ちょ、ちょっと外の空気を吸ってくるよここヤバいって
暗い顔で、寧が立ち上がる
あ、寧お姉ちゃんあたしも
ああ、フラフラしているな
翔姉ちゃんちょっと見てあげてくれるか
翔姉ちゃんが2人を連れて廊下に出る
はぁぁ空気がおいしぃぃぃぃ
廊下から、寧の絶叫が聞こえる
部屋の中ちょっと変だよ
そんなマナの声も
彼女も気を使うようです
美智が夜見子さんを見て、オレに言う
そうかオレ、こんなに人に気を遣わない子、初めてだけど
違いますご主人様気遣いでなく気使いです
夜見子さんが何かの力を持っている
おそらく、本物の巫女ならどんな相手にも、自分の意志に従わせることができるのでしょうが今の彼女は不完全です
ジッちゃんの言っていた巫女の力
巫女の力が本当にあるのならその力は、ヤクザの抗争の仲介にも使われたはずだ
出会った人間に自分の意志通りに従わせる力どうやら、それが巫女の力のようですね
芝居の裏方の仕事をやっていた頃に
謎のカリスマに何人も会ったんです
だいたい、劇団の主宰とか、演出家とかなんですが
何でそこの場面でそんなことが必要なのか判らないけれど綺麗な女優さんを脱がすとか、やれちゃう人が
理屈で考えればおかしいことなのになぜか、みんなその人の言うことをきいてしまう
性的なことも、金銭的なことも我が儘というか、無茶苦茶としか思えないことを平気で人に要求して従わせる
宗教の教祖なんかも、きっとそうなんでしょうけれど
ただ多くの場合カリスマ氏は、みんなを自分の欲望通りに従わせることは凄いのですが
芸術的、技術的には才能の無い人も多いので
ただただ狂った芝居が出来上がるだけです
しかも、カリスマ氏の支配から脱することのできない間は
そこの劇団のメンバーは、ずっと狂った作品作りに時間と労力と若さを吸い取られ続けるだけという
そう言えば、1970年代にはフリーセックス劇団とかまでありましたから
劇団に入ったら劇団員同士は、セックスを拒んではいけないという男も女も、求められたら必ずセックスしないといけないというルールです
もちろん、若くて綺麗な女の子が一方的に不利なのですが
そういう集団を作るようなカリスマも居たわけです
私は裏方なので舞台本番しか接しませんから、そんなに無茶なことはされませんでしたが
ああ、カリスマの信者の人に絡まれたことはあるなあ
655.従わざるもの
いずれにせよ、彼女の力は大したものではないわ
だってあたしも、平気だから
昨日の京都での会談も、今も香月様の後ろにずっと控えていたから、あなたには判らなかったのだろうけれど
そう言って夜見子さんたち鷹倉姉妹を見下ろす
ミナホ姉さんはわざと、夜見子さんの巫女の力に支配されているフリをしていた
香月様が、昨日あたしたちの前で自分は、亡くなったお母様の巫女から、巫女の力に支配されない技を授けられているとおっしゃったのもブラフよ
ブラフつまり、嘘誰かを騙すための
お祖父様がわたくしたちを騙したのですか
違うわよ香月様が騙したのは夜見子さんたちよ
ククっと、ミナホ姉さんは微笑む
夜見子さん、あなた今までは、その程度の力で、何でも自分の思うとおりにやってこれたんでしょう学校のお友達や同年代の子供たちそれに、鷹倉神社を信奉するヤクザの皆さんぐらいには、あなたの力でも、充分通じるのでしょうから
ミナホ姉さんの言葉に鷹倉姉妹たちは、怯える
子供は、精神的に未熟だし1人でも力に支配された子がでれば、あなたに巫女の力があることが周囲に広まるわ鷹倉夜見子には、そういう異能の力があるという噂が広まってみんな、あなたの力を信じていくそうなれば、あなたにとっては、支配しやすいわよね
巫女の力の存在を最初から信じているのなら
あっさりと、支配に屈するか
ヤクザさんたちも、そうヤクザさんたちは、本物のつまり、あなたたちのお母様の巫女を知っているからその力もだから、娘である夜見子さんも、同じ能力を持っているんだろうと信じてしまっているだから、簡単に心を奪われ支配される
ああ、本物の巫女の恐ろしさを知っているだけに
あっさりと、夜見子さんの力も受け入れてしまうのか
そういう、あなたにとって都合の良い環境だったから今までは、どんなことでもあなたの望むように、人々を操作することができたのよ
昨日の京都での会談あなたは、香月様には自分の技が効かないことに驚いていたけれど、香月様の嘘の説明で納得をしたまあ長年、政財界の魑魅魍魎と闘って来た香月家のご当主ですもの、あなたの未熟な巫女の力が通じないこともありえるとそう思ったんでしょう亡くなったお母様から、秘技を授かっていたという話も信憑性があったのでしょうし
うんジッちゃんなら、何かとんでもない体験があるって言われても驚かないな
仙人とか河童に会ったことがあるとか言い出してもオレは信じる
しかも、香月様はみすずさん、美子さんを京都に連れて行かれたわ護衛の美智さんもあなたは、香月様には力が通じなかったけれどみすずさんたちには、自分の力が通じることを確認して、ホッとした美智さんは、とても控え目な人だから何も喋らなかったし、夜見子さんはみすずさんのお供だと思っているから、美智さんのことを無視していた丁度、あたしのことを香月様の部下だと思って、無視していたようにね
ああ、美智も自分自身が気を操る人間だから、夜見子さんの支配には屈しない
ただ警護役として余計なことは何も言わずに、控えていたのだろう美智は、そういう性格の子だ
ジッちゃんの側に居たミナホ姉さんも同じ
普段は、相手に自分の手の内を気付かれないように気配を消す
そして、美智とミナホ姉さんが、おとなしくしているのを夜見子さんの方は、ちゃんと支配が効いているのと誤認したいや、そう誤認させた
今の夜見子さんは一方的に、巫女の力を発するだけで
それがちゃんと通じているか相手の気の状態を察知する力の方は、とんでもなく未熟なんだ
だから、そんな思い違いをする
ジッちゃんとミナホ姉さんの仕掛けた落とし穴にハマる
だから、あなたは香月様は支配できないけれど、他の人間はみんな自分の意志通りに従わせることができると考えて、東京行きを承諾したのよねどうせ、香月様はお忙しいからあなたたちの日常の世話は、全て、あたしがするという話になったそれに、困ったことがあれば、みすずさんたちに何でも頼めば良いそういう環境ならどうにでも、あなたの自由にできるそう考えたんでしょ
3人、身を寄せ合っている鷹倉姉妹
ミナホ姉さんの言葉に夜見子さんは、グッと奥歯を噛みしめている
月子さんとルナさんは、プルプル震えて俯いたままだ
わたくしたちを、ダマしたのですか
ようやく、夜見子さんがそう言った
あら、勘違いしないでね香月様が、あなたたちを保護なされたということに間違いはないのよ
ミナホ姉さんは、笑って言う
どっちみち、あなたの未熟な力じゃ、どういう選択をしても破綻していたはずだからあなたが香月様でなく他の方に庇護を求めたとしてもそれが、どこかのヤクザ屋さんとかだったら今頃、あなたたちもっと酷い目に合わされているわよ
この世の闇の世界に生きている本物の怖い人たちと一度でも交渉したことのある人間なら夜見子さんレベルの力では支配なんてできないわよ半端な精神力で立ち向かったらあっという間に、財産も生命も、何もかも全て奪い取られるんだからあの人たちに絡んだらこちらも心を研ぎ澄まして、交渉のテーブルに着くのよ命懸けの話し合いなんて、あなたはまだやったことが無いでしょ
修羅場を潜ってきた人間には夜見子さんの力は通じない
香月様はとても寛容なお方だからあなたの人を小馬鹿にした態度を、許して下さったのよこれが、その辺のヤクザならとっくに殺されてるわよ
そ、そんなはずがありません
夜見子さんは叫ぶ
わ、わたくしには利用価値があるはずです鷹倉神社の巫女の血を受け継ぐわたくしには
でも、あなたたち3人もいるでしょ
1人ぐらい殺しても困らないじゃないヤクザなら、そうするわあなたたちの眼の前でまず、1人、惨たらしくのたうち回るような苦痛を与えて、殺すわそしたら、残りの2人のお嬢さんは、従順になるでしょ
3姉妹はすっかり怯えきっている
実際にはヤクザだって、殺す前に犯すぐらいで止めておくだろうが
この姉妹は、セックスを知らない
その素晴らしさも恐ろしさも
だから、ミナホ姉さんの話が殺すに飛躍してもあっさり信じ込んでしまう
普段から、ヤクザと付き合いのある神社の子だから
キレた時のヤクザの恐ろしさのイメージが想像できてしまうのだろう
そうねその場合は、多分、一番年下のルナさんが殺されるんでしょうね上の月子さんにはまだ利用価値があるし
月子さんはどこぞの大物ヤクザと血縁がある
そ、そんなのボク、嫌だよ怖い
大丈夫ですよルナ様
震えるルナさんを、月子さんが抱き締める
ホント香月様は、お優しいわルナさんを、この子のセックス奴隷にするだけで許して下さったんですもの
そろそろ気が付いた方が良いと思うわよあなたたちが、特に夜見子さんが昨日の京都から、ずっと香月様に対して失礼な態度を取り続けているということを
低い声で鋭く言う
わ、わたくしはそんな
香月様の前では猫を被っていたとしても実際には、被りきれていなかったけれどそれ以上に、香月家の後継者であるみすずさん、美子さんを支配しようとしたことは、香月家に対する明確な敵対行為だわ
シンと静まる部屋の中
あなた思い返してご覧なさいあなたの亡くなったお母様巫女の力を、そんなに誰彼構わず、使っていらしたの本当に鷹倉神社の巫女としてのお役目の時以外は、その力は封印なさっていたのではなくて
黙り込む、3姉妹
あたしがあなたたちのお母様ならその力は、無闇やたらに使うなときつく言うわ巫女の力は、あなたたちが好き勝手をするためのものではないって
夜見子さんでなく長女の月子さんが答えた
母はそのように、わたくしたちに命じていましたもっとも、今の時点で巫女の力が発現しているのは、夜見子様だけですが
死んだ母親は巫女の力を自由に使うことを禁じていた
でも、しょうがないんですわ鷹倉神社を奪われたわたくしたちが生きていくためには巫女の力を最大限に生かしていくしかないと、覚悟したんですわたくしは
夜見子さんがそう叫ぶ
簡単に覚悟とか言うなよ
夜見子さんのは覚悟じゃないよだって、ナメてるものジッちゃんや、オレたちや世の中を
夜見子さんは、オレを見ずにミナホ姉さんに
なぜ、この人にも、わたくしの巫女の力が通じないのです
オレが支配を受け付けないことが不思議らしい
あら判らないの
はい、だってこの方は、わたくしとそう年齢も変わらないですし香月様や黒森様とは違うはずです
美智さんだって、通じてないわよ
夜見子さんは、美智を見て
武術などの道を極めた方には巫女の力は通じないことがあると、母に聞いたことがありますわたくしが迂闊でした余りに、可愛らしいお嬢さんでしたので
美智が、若くて小柄で可愛らしい女の子だからついつい見逃してしまったと言うのか
こういう物言いをするところがオレたちをナメている証拠だと思った
ですが、失礼ながら黒森公様は、何かの道を極めておられるようにもお見掛けできません香月様や黒森様の様に、日頃から強い精神力を鍛えられることが必要な環境にいらっしゃるとも思えません普通の方なのになぜ、わたくしの力が通じないのでしょうか
あなたの力が通じないのだから、普通の人ではないとは思えないわけ
呆れたように、そう言った
まあいいわ、教えてあげるこの子はね、壊れているのよ
この子はね自分の眼で見える通りのことしか認知しないのよ
オレを見て、ミナホ姉さんは笑った
どうして、香月様がこの子がご自分のことをジッちゃんと呼ぶのを許しているのか判るかしら
判りませんわたくしに、判ろうはずがございません
ホント一言多いんだよな、この子
この子にとっては香月家のご当主も、自分の眼で見た通りのままのジッちゃんでしかないからよ香月家の権威も財力もそういう後付けの力は、この子は全く気にしないからただ相手の裸のままの肉体と精神にしか、関心がないのよ
はい、旦那様はあたしの裸の心と身体だけを愛して下さっていますそのことを、あたしもとても嬉しく感じています
わたくしもそうですお兄様は、わたくしにセックスだけを求めて下さいますそして、セックスの時はわたくしの裸の心と身体を優しく抱いて下さいます
旦那様に抱いていただくとあたしは、香月家の娘ではなくなりますただのみすずです旦那様に愛されているみすずです
わたくしも、お兄様の前でなら裸になれます自分の心と身体だけで、お兄様をお歓ばせすることに、幸せを感じています
みすずと瑠璃子がそう言ってくれた
あなたたちのことも身体と心しか見ていないから
この子たちにオレがセックスする値打ちがあるのか、そればかりを見ている
鷹倉神社とか巫女とかヤクザとかどうでもいいし
この件が、もし上手くいかなかったとしてもオレの家族を守り切る自信もある
で、どうここまで見てきてこの子たちのこと、今はどう思っている
さっき、ジッちゃんが居た時に続いてまた、ミナホ姉さんがオレに、現在の気持ちを尋ねてくる
月子さんとルナさんは、姉妹思いの良い人なんだなって判ってきた仲間にしたら、やっていけるかもしれないなってルナさんは、ジッちゃんの許可も取ったから確実にセックス奴隷にするけれど根は優しい子だと思うから、アニエスに良いと思うんだ
うんここで12歳のボクっ娘美少女を手に入れたのは、ラッキーだと思う
夜見子さんは
今のところはどうしょもないと思うでも、意外と娼婦には向いているかもしれないよ
オレは夜見子さんを見る
この人のビックリするぐらい自分中心なところ岩倉さんに似ているから
ああいうメンドくさい娼婦は、幸代1人で充分よ
鷹倉家のお嬢様ならもう少し、稼げる娼婦になって欲しいわ
ああ、岩倉さんはマニアックな趣味だからか
そうよマニアックなだけのお客だと、稼ぎは悪いのよ
ヘンタイ客より普通の趣味の客の方が多いし
普段からヘンタイ客を喜んで相手しているようなヘンタイ娼婦はノーマル趣味のお客は敬遠する
そりゃそうだ他の客と、****や****みたいなアブノーマル・プレイをやってる様な子だと思うと、ちょっと引く手が出せなくなる
やっぱり、渚や克子姉みたいな明るくて、優しくて、包容力のある美女の方が望まれるんだろうな
月子さんはどう
それはまだ判らないな顔や身体は綺麗だと思うけれど
長身の和風美少女だし
そうね身体も見てみないと判らないわね
ミナホ姉さんは鷹倉姉妹たちに
あなたたちの裸が見たいわそこで服を脱いで裸になって
ギョッとする3姉妹
ど、どうしてわたくしたちが、そんなことを
夜見子さんが反発するが
娼婦の仕事は裸でするものなのよ身体のどこかに大きな傷なんかがあったりしたら、値打ちが下がるわ商品なんだから
ミナホ姉さんは冷たく、そう言う
早く脱ぎなさい全裸になるのよ
そ、そんな恥ずかしいことできません
夜見子さんが、ミナホ姉さんを睨む
月子さんとルナさんはお互いを庇って、抱き締め合っている
あたしには効かないって言ったでしょ
ああただ睨んでいるんじゃないのか
あれは巫女の力支配の気を送っているんだな
夜見子さんその顔、やめた方が良いよせっかくの可愛い顔が台無しだからさ
ていうかオレ、思うんだけど、夜見子さんたちのお母さんが巫女の力を使ってた時には、絶対にそんな怖い顔はしていなかったんじゃないか
ハッとしたのは月子さんとルナさんだった
夜見子さんはまだミナホ姉さんを睨んでいる
ホント、負けず嫌いなんだな
多分、美智みたいに心穏やかにして、気を送っていたと思うよ
美智は、いつも基本的に無表情だセックスの時意外は
だけど、最近は普段の無表情の中に、小さな喜びや悲しみや怒りが感情の起伏が隠れていることに、オレは気付いた
美智の中に感情はある
それを内面に押し留め、制御することで強い気を放つことができるようになったんだろう
それが工藤流の極意
工藤父も、自分の内側に本当の感情を押し留めているんだけれど訳の判らない形で、予想外に放出しているからなぁ
美智よりも気の練り上げが足りていない
あの人は、工藤流の修行途中で家を飛び出したから仕方ないんだけれど
美智お前は、夜見子さんの能力をどう思う
出力が大きいだけの電波発信機ですしかも、送信はできるが、受信はできない
やっぱり強い気で、他人に言うことをきかせることはできるけれど
他人の気は感じ取れていない
それってやっぱり修行が足りてないからか
ご主人様はどう思われますか
おいおい質問に質問で返すと、零点だぞ
相手の気を受ける方の巫女の修行がセックスだったんじゃないかな
オレはそう推察する
渡り巫女はセックスを通じて、相手の気を感じ取ったんだと思うよセックスが必要だったのは、そのせいだと思う
セックスを教えられていない夜見子さんが気の送信しかできないんだから
わたくし自身旦那様とのセックスで、心月に開眼致しましたし
相手の心と身体を理解し、受け入れるにはセックスが最適だ
夜見子さんもセックスに目覚めたら、気の受信能力が身に付くかな
そうなると思いますしかし
その方の心の閉ざし方は、尋常ではありませんご主人様でもなかなか難しいと思われます
ああ、美智の心の眼には他人を一切シャットアウトしている夜見子さんの心の扉がはっきり見えているんだ
さっきから、何の話をしているんです
不機嫌そうに夜見子さんが言った
いや、こっちの話ですどうせ、今の夜見子さんには説明しても判らないことですし
馬鹿にしないでわたくしは鷹倉家の巫女です
いや、まだ巫女に成りきれてないだろ
あー、今度はオレを睨んでる
もう可愛くないから、その顔は止めて欲しい
あのさオレの勘なんだけれどもしかして、夜見子さんより月子さんの方が強い気を持ってないか
さっきから感じている
月子さんの方が内面の気のプールが大きいような
こうやって、無闇矢鱈に気をだだ漏れさせている夜見子さんと違って
月子さんの内面で、気がたっぷんたっぷん波打っているような
わたくしも、そう思います現在の力はそちらの方の方が、遥かに上です
驚く夜見子さん月子さんを見る
よ、夜見子様わたくしは
ショックを受けている月子さん
鷹倉家の正しい血を受け継いでいないわたくしが夜見子様より優れているはずがないではありませんか
訴えるように妹に言う
いや関係無いだろ
そもそも鷹倉家の神主の血筋と渡り巫女の血筋は、繋がっている必要は無かったんだろ明治になってから、鷹倉神社が漂泊の巫女たちを受け入れたんだし
その渡り巫女の中から、神主が妻を娶ったのだってほんの数代前からだろうし
いいえ鷹倉神社は伝統ある神社ですその尊い血筋は
神主の血を受け継いでいない月子さんが、強い口調でオレたちに言う
その尊い血筋と、渡り巫女の秘技二つを受け継ぐのは、夜見子様だけなんです
そうか渡り巫女の力は月子さんの方が、色濃く受け継いでいる気がするよ
ああちょっとずつ、判ってきた
なぜ巫女は仲裁をする時に、セックスをするのかそして、仲裁の証として、子供を産むのか何となく判ってきたよ
セックスをするのは隠しごと無しに、裸の心と身体を理解し合うために仲裁すべき双方とまぐわうそして、感じ取る理解するそれで仲裁の落としどころを見つけるんだ
本物の巫女なら気の受信能力も優れているはずだ
セックスすれば、相手の男の心が全て見える
だけど仲裁を実行させるためには、巫女の力を使うしかない結局のところは本人たちの意思を曲げて、巫女が力で仲裁案を受け入れさせるしかないんだ
心の中の真実を見られても男にはメンツがある
自分にとって不利な現実に対してそんなのは嘘だ、認めないと突っぱねることもあるだろう
だから、巫女の力で無理矢理に、仲裁案を受け入れさせる
超自然の力で、強引に承諾させられるのならヤクザたちも、メンツは保てる
鷹倉神社の巫女が相手ならどうしようもないと
だけど巫女の力で、人の心に無理強いするのは、やっぱり良いことじゃ無い歴代の巫女たちは、そうすることに罪悪感を感じていたんだだから自分も、自分の腹を痛めて仲裁の子を産むそうすることで、他人の心を操作することにケジメを付けていたんだ
自分もまた委ねられた仲裁に、命をかけた証として
だから無自覚なままで巫女の力を使おうとしている夜見子さんは、やっぱり間違っているんだ
オレはそう、結論付けた
あなたに何が判るのです
夜見子さんがブチ切れる
鷹倉の家の人間でもなければ巫女でもないあなたに
あの怖い眼でオレを睨んでいる
何も知らないくせに、勝手なことを
美智夜見子さんの気をカットできるか
可能です
ではやってくれ
こちらを向いて下さい
鋭い気を夜見子さんに向ける
夜見子さんが、思わず美智に振り向いた
美智の眼を睨む
はぁぁッッッッッ
一点集中型の心月が夜見子さんだけを、襲うッッ
きゃああああああっっっ
美智の眼を見たまま絶叫する、夜見子さん
夜見子様ぁっ
お姉様ぁぁっ
月子さんとルナさんが倒れそうな夜見子さんを抱きかかえる
うううっな、何あ、頭が痛い
頭を抱えて、うずくまる夜見子さん
より強い気をぶつけることで、あなたの気の発信機能を破壊しました
これでもうあなたは巫女の力は使えません
苦しみながら美智を睨む、夜見子さん
今のあなたはわたくしと気で繋がっています
美智は穏やかにそう言った
ですから
夜見子さんの手が自分のスカートを掴む
ななな、何
こういうこともできます
そのままズズズと自分のスカートを捲り上げる、夜見子さん
何ですの、これわたくしこんなこと、したくないのに
ついに、夜見子さんの股間の白い布地が見えた
何ですの嫌よ、こんなの嫌ぁぁ
あなたの巫女の力は言葉で人を縛るだけですがわたくしの心月は、肉体そのものを支配致します
夜見子さんが誇っていた巫女の力が特別に凄いものじゃ無いってことさ
オレは美智に言う
そのまま夜見子さんにストリップさせろ
この子のプライドはコテンパンに破壊し尽さないと
ちょっとお待ちなさいあなたわたくしに何をさせるつもり
夜見子さんは自分の自由にならない身体に、絶叫する
やめて、やめて下さいませわたくしならわたくしなら、何でも致しますから
慌てて、月子さんがオレに言う
こ、怖いボク怖いよ
ルナさんは、怯えるだけだ
ダメだよ罰せられるべきなのは、夜見子さんなんだから
とにかく、夜見子さんはオレたちをナメ過ぎていた
美智、続けろ
いや、いや、いやぁぁ
夜見子さんの震える指がセーラー服の横のシッパーを開けていく
そうだ、脱げ
ストリップだ
メグちゃんたちが来たよーっ
ガチャリと突然、ドアが開いて
外の空気を吸っていた寧が入って来る
その後ろからマナ、イーディ、そしてメグ
ヨシくん何をやっているのよ
部屋の中の様子を見てメグが叫んだ
私自身はカリスマのある人とかの魅力が、よく判りません
舞台の裏方の時もカリスマ演出家とか、カリスマ俳優さんが、キラキラ人を惹き付けるような言葉やオーラを発しているのですが
こっちは、具体的かつ現実的な話でないと仕事にならないので
以下、ホントにあった話
私で、今回の舞台美術は、どんな感じにしたいんですか
カリスマ演出家原色をぶわぁっと、ちりばめた感じ
そこの劇団の女の子うわぁ素敵ですぅぅ
私で原色って、具体的に何色と何色と何色ですか
カリスマそういう意味じゃなくって
私具体的に決めてくれないと発注できないっスよ
カリスマ
私じゃ、それはいいですけれど台本のここのところとか、イメージは固まっているんですか
カリスマ大輪の花が、どーんと置かれている感じ
劇団の女の子すっごいセンスいいです
私で何の花ですか
私本番は、生花でやるんすか、造花でいいんですか予算変わりますよ珍しい花なら、探さないといけないし
女の子**さん、いい加減にして下さいうちの先生は、イメージを大事にしているんです
私だから、そのイメージを具体化してくれないとスタッフは困るんです
何で、こんなフワフワしたことしか言わない演出家が、劇団を率いているのか判らないのですが
まあ、いっぱいいました
そういう実務能力の無いカリスマは
656.不遜です
オレがメグに答える前にミナホ姉さんが、低い声で言った
恵美この子には今、黒森家の男としての仕事をしてもらっているのよ
そうだこれは、オレの仕事だ
オレのするべき
いつものメグなら、ミナホ姉さんの言葉だけで納得してくれるだろう
だが今日のメグは極めて不安定だ
恵美あなたを山峰さんの家に戻すわ
ミナホ姉さんはメグの表情を見て、即断した
やっぱりあなたは普通の子なのよ黒森の家に居ることは、無理なようね
み、御名穂さん
ちょっと、待ってくれよミナホ姉さんそんなことを決めるのは、早過ぎるだろう
いいえあたしは昨日からずっと、恵美の様子を見ていたわ昨日、今日のことを受け入れられないようでは、黒森の家に留まることは無理だわ
ミナホ姉さんの言葉は厳しい
仕方ないでしょ恵美あたしたちは、あなたとは違うの普通ではないのこれ以上、あなたがあたしたちと一緒に生活していたら、あなたの心が参ってしまうわ
悪いけれど、あたしも、そう思うよ
メグちゃんはヨッちゃんのお嫁さんは、やっぱり無理だと思う
ど、どうしてそんなことを言うんです寧お姉さん
困惑の眼で、メグはすぐ真横の寧を見た
メグちゃんは、ヨッちゃんと普通の2人だけの家庭を築きたがっているけれど今のヨッちゃんは黒森の家の男だからメグちゃん1人に独占させるわけにはいかないんだよあたしも困るミィちゃんや、ルリちゃんも克姉や渚さん、真緒ちゃん他にもいっぱい
あたしはそういうこと、判ってます判っていますからだからこの4ヶ月間だって、ちゃんと我慢して受け入れてきました
ほら我慢するとかなんでしょメグちゃんの考え方は
寧が苦笑する
自分がヨッちゃんの正妻で自分が我慢して、認めてあげているから家族が成立しているって思っているんだよね
あたしはヨシくんのお嫁さんです
うんそこんとこのボタンの掛け違いっていうかもっと早く、整理しておくべきだったよねいや、そうじゃないのかあの時、メグちゃんをヨッちゃんの正妻扱いにしたのは、そうでないとメグちゃんが耐えられなかったからだもんねこのやたらとキャラの濃い家族の中で
恵美あなたを、この子の正妻扱いにしたのは、あくまでもあなたが一番この子の日常生活を共有していたからよ
この子の日常高校での生活を守るためには、あなたとの婚約というカムフラージュが必要だったから
御名穂さんあたしは、カムフラージュとかじゃありませんあたしは本気で
そうかしらあたしは、あなたが本気で彼を愛しているようには見えないわ
ミナホ姉さんの眼は、厳しい
あなたは自分が彼を愛しているという確信が欲しいだけでしょ
だからあなたは、彼に自分勝手な愛を押し付けているだけなのよ彼の気持ちや状況なんかを全然考えていない
考えていますあたしだって
本当に考えてたら、こんな風なこんがらがった人にはならないんだよっ
メグちゃんは、いつだってヨッちゃんに甘えて、自分の気持ちばっかりで喚いているんだからさ
あたしはあたしだって、我慢していますずっとずっと、我慢してきているんだから
寧とメグの会話は感覚の問題だからどこまでいっても平行線だろう
そうねじゃあ、もう我慢しなくていいわあたしの家から出て行きなさい、恵美
あたしのこと、一生恨んでもいいわ山峰さんの家に戻りなさい恵美
メグは、泣きそうな顔でミナホ姉さんを見ている
そしてあたしたちのことは全て忘れるのよ普通の暮らしをしなさい
普通
彼のことも忘れて違う土地で、違う学校に通って普通の人と、ごく普通に恋愛をしなさいそして、普通の結婚をして普通の家庭を築いて、普通に生きていきなさい資金的なバックアップはしてあげるわ山峰さんのお仕事や、あなたの転校、進学や就職についても、できる限り力になりますでも、あたしたちの家からは、今日限り荷物を持って出て行って二度と、お屋敷には来ないで彼にも二度と会わせないわ
絶望の表情のメグ
何でですそんなのあんまりですあたしこの4ヶ月、一生懸命頑張りましたヨシくんのお嫁さんになるために、家族の主婦になるためにあたし
頑張ってたのは、メグちゃんだけじゃないよ
みんな頑張ってたみんなで一つの家族を作るためにメグちゃんだけじゃないってそれに、家族の主婦は相変わらず克姉のまんまだし克姉のサポートは、ルリちゃんやマナちゃんの方が、メグちゃんよりやっているよ
自分はヨッちゃんの正妻で特別なんだって勘違いしているからそんな、身勝手な認識になっているんだよメグちゃんは、正妻扱いで本当の正妻じゃないんだから
あたしはお嫁さんです
違うよヨッちゃんは全ての女を平等に愛してくれているその前提があるから、あたしたちの家族は成立しているんだってばメグちゃんだけに特別な地位が与えられてたりしたら、崩壊しちゃうんだよそんなことも判らないの
だけどだけど、だけど、あたしは
このままじゃ、マズいな
ミナホ姉さんと寧が、嫌われ役をやってくれていることは判るけれど
それでもこういう形では、遺恨が残るだけだ
そんなのオレは認めないよ、ミナホ姉さん
メグは、山峰家には返さないよメグはオレの女だううんメグも、オレの女だから
メグも震えながら、オレを見ている
メグがオレの知らない場所で知らない男と恋をして、結婚するとか考えられないよメグはずっと、オレの側に居るんだオレの子を産ませるオレが決めた絶対にそうするんだ
メグはもうオレの女で、オレの家族なんだから
だから死んでも手放さない
ヨシくんはあたしがあたしのこと、必要なの
メグは、そんなことをオレに聞いてくる
必要とか必要じゃないとかそういうことじゃないだろ家族なんだからさっ
濡れた眼でメグは、オレを見ている
家族なんだからっ、一緒に居るのが当たり前なんだよっ
必要とか、不必要とかメリットとか、デメリットとか無いだろもう家族なんだぜ、オレたち良いことも悪いことも、全部呑み込んでるよ
オレは、ミナホ姉さんと寧を見て
2人もそうだよ他の家族に悪影響が出るからって、メグを追い出すのはおかしいよメグだって、家族なんだからどっしり、受け止めてあげるしかないだろ
あなたはさっき、香月様から鷹倉ルナさんを買い取ったわよね
それはなぜ
だって、必要だろアニエスのためにアニエスには、同い年の子が居た方が良いしこの子は、適役だと思ったんだ
オレはルナさんを見る
ルナさんは呆然としている
あなたが個人的にセックス奴隷にして、ルナさんの身体を楽しみたいわけではないのね
ミナホ姉さんは、オレにそう言うが
えだって、どっちにしろこの3人は、これからオレが犯すんだろ最初から、そういう話だし月子さんと夜見子さんだって、1回や2回のセックスじゃ娼婦になれるかの判断なんてできないしさ
この3人とセックスすることはすでに決まっている
そうちゃんと線引きして、割り切りができているのねあなたの家族と、そうではない子と
ミナホ姉さんはメグを見る
良かったわね、恵美ちゃんと、この子の家族に入れてもらえていて
メグは黙っている
あなたが恵美を家族だと認識しているのならあたしは、もう家から出ろなんて言わないわ好きになさい寧もいいわね
うんヨッちゃんが、そういう気持ちでいるのならしょうがないものね
ミナホ姉さんと寧はオレにボールを預けてくれる
オレがメグに声を掛けると
判ったわヨシくんは
か細い声でメグは呟く
ヨシくんは、あたしのことを家族だと思ってくれているけれど家族としては愛してくれているけれど
あたしに恋してくれているわけではないのね
恵美さんは不遜です思い上がっています
ずっと黙って話を聞いていたみすずが口を開く
自分が旦那様に恋しているからって、旦那様も同じだけ自分のことを恋しく思って欲しいなんて思い上がりも甚だしいしいわ
あたしだって旦那様に恋していただくために、毎日必死です あたしだけじゃないわ、みんなそういう気持ちで毎日、旦那様と接してきているんじゃありませんか
あたしたちは、みんな家族の欲しかった子でお兄ちゃんは、あたしたちを家族として受け入れてくれたから
恋している余裕は無かったんだよね恋する前にセックスして家族の愛を結んじゃったから
わたくしは、それで構いませんわ恋ってよく判りませんしお兄様との現在の関係に満足しておりますから
ていうかさヨッちゃんの女になってさ、家族として愛し合ってこの上、恋もしたいっていう欲張りな子って、メグちゃんとミィちゃんしかいないんじゃないの
わたくしは、ご主人様のセックス奴隷ですから、可愛がっていただくこと以外、頭にはありません
テイウカさみんな、考えすぎネ
カハッと、大きな笑顔でイーディが言った
アタシは、Darlingを愛しているし恋もしてるヨDarlingもアタシのこと愛してるし、恋してるのも知ってるヨだから、アタシはhappyネ
部屋の中のみんなを見廻していく
昔のアタシと比べたら底抜けにhappyねだから、マンゾクfamilyも居る、Darlingも居る、ゴハンも美味しいねセックスは楽しいネ次から次へと、ワクワクすることばかり起きるネみんな、何が不満なのかアタシには判らないネ
足るを知るね
翔姉ちゃんが言った
そうね恵美さんの気持ちも判らなくはないけれど、やっぱり贅沢な悩みよね
ニコッと微笑んで、オレを見る
彼やっぱり、良い子よ嘘は吐かないし、いつも一生懸命わたくしたちの誰のことに対しても本気絶対に手を抜かないみんなが幸せになることを一番に考えてくれているあたしも彼に恋しているわ
そしてメグに
だからこそ彼に、何かを強要したくないわだって、彼いつも必死で走っているじゃない余計なことを言って彼の負担を増やしたくないもの
ヨシくんのお嫁さんでいたいというのは、余計なことですか
当たり前でしょ、恵美さんそれは、あなたが努力すべきことであって彼に何としても認めろって強要するのは変でしょ
少しさ考え方の視点を変えてみたらどうなの
翔姉ちゃんが、メグに微笑む
あなたは心の中で勝手に、自分は彼のお嫁さんなんだって思ってればいいのよ思っているだけで口には出さない彼にも求めないそれだけで、あなたの悩みは9割解決するわよ
そうネあたしは勝手にDarlingだと思っているヨ
あたしも旦那様だって思ってます
イーディとみすずが言う
わたくしは、ご主人様のことを心の中ではいえ、ここでは口に出して公表できません
美智お前、オレを何だと思っているんだ
ああそうかそうなんだ
不意に、マナが言う
あたしあたしは、お兄ちゃんのことを、いつもお兄ちゃんて呼んでいるけれど
あたしお兄ちゃんのことを見ると、セックスのことしか考えられなくなるのお兄ちゃんに犯されないといけないお兄ちゃんに犯してもらえなくなったら、もう自分には生きている資格が無いって
そうかマナは、オレにレイプされて白坂舞夏を捨てた
オレのセックス奴隷となることで家族に加入することを認められた
だから、オレがマナの身体に興味をなくしたら捨てられるという恐怖心が強いんだ
それで、毎日セックスしないと精神状態が保てなくなっている
それでいいのですあなたは、ご主人様のセックス奴隷なのですから
美智が平然と言った
わたくしと同じですわたくしも、あなたと同じでご主人様に犯していただくために、この世に生を受けた女ですともに切磋琢磨して、ご主人様に可愛がっていただきましょう
マナさん、わたくしどうしてあなたが、そんなに辛そうなのか良く判らないのですがだって、お兄様にレイプしていただくのは、とっても楽しいことではありませんか
ニコッと瑠璃子が微笑む
だからそんな重い気持ちにならずに、もっと楽しんでお兄様に犯していただけば良いと思いますあんなに気持ち良くて、心がワクワクすることは他には無いのですからわたくしも、お兄様のセックス奴隷ですけれど毎日、幸せですよ
瑠璃子お姉ちゃん
うんマナちゃんは、考え過ぎなんだよマナちゃんは、あたしたちの妹なんだからさ吉田マナなんだよいつまでも、白坂舞夏を引きずってちゃダメだよ
寧もそう言う
マナはオレのセックス奴隷なんだからお前が悩まなくていいんだよお前は、綺麗になってスーパー・モデルになることだけ考えてろ自分のセックス奴隷が、スーパー・モデルになることは、オレにとっても大きな夢なんだからさ
あ、ありがとうお兄ちゃん
お前が心配な気持ちになったら、今まで通りいつでも、どこでもセックスしてやるオレはマナのことを見捨てたりはしないからもう少し、オレを信用してくれ
うん判った判ったよお兄ちゃん
もっとも、心で判るのと身体で判るのは別のことだからな
今は判ったと言ってくれたけれど実際に、セックスしてやらないと
マナの不安は、治まらないだろう
ルナさん今のお話通り、わたくしとミッチィ、そしてマナさんがお兄様の正式なセックス奴隷です
瑠璃子が鷹倉ルナに言う
あなたはわたくしたちの家族に受け入れられるかどうかは判りませんが、セックス奴隷の先輩として歓迎致しますわ最初は少し、肉体的に痛いかもしれませんがすぐにとっても楽しくなりますお兄様の奴隷であることは、快適ですから
いえ痛いのが良いのです快感です
美智はドヤ顔で、そう言う
マナも面倒を見てあげてくれお前の方がお姉ちゃんなんだから
マナが、ルナさんを見る
よろしくねルナさんマナが、セックスのこと、いっぱい教えてあげるからね
ルナさんは返事をしない
あ、ゴメン、マナそれは、アニエスにやらせてくれ
アニエスは世の中のことを、まだよく知らない勉強が追いついていないだろ
ずっと地下室に幽閉されて来てセックスのことしか教え込まれていないのだから
だから、ルナさんにはアニエスに勉強を教えてもらってその代わりに、アニエスがルナさんにセックスについて教えてあげるってことにしたいんだ
オレは、自分の計画を説明する
アニエスは今のアニエスには、同年代の友達が必要だけど普通の子だと、アニエスが自分は世の中の子よりも知識が劣っているって、コンプレックスを抱えちゃうかもしれないだろでも、ルナさんならセックスの知識が全然無いんだから勉強は自分よりもできても、セックスのことは教えてあげられるって、アニエスが感じるだろそうやって、教え合いっこできた方がアニエスには良いと思うんだ
そうかそれなら、確かにWIN-WINの関係になるね
じゃあ、あたしはサポートだけに徹するよ2人が仲良くなるように
ああ、頼むよマナ
そんなオレとマナの会話を見て
ね、恵美さん結局、彼ってああいう人なのよ自分のことは二の次で、いつも家族のことしか考えていないわ
翔姉ちゃんがメグに言う
だから彼に恋させるのは大変よ恋っていうのは、自分の気持ちを優先させないと成立しないからそういうの苦手でしょ彼
メグは落ち込んでいる
結局ヨシくんに、自分の気持ちだけをぶつけて甘えていただけなんですね
そうよ、でも安心して彼は心の中で、ちゃんと恵美さんのことも考えているからあなたのことも愛しているのよ家族として自分の女として
とにかくオレは、死んでもメグを手放さないからなオレの側にいろ離れるな他の男なんかに渡さないからな
メグだけのことを考えているわけにはいかないそれは、悪いと思うけれどでも、オレはオレの家族を守るために生きているんだから納得してくれいや納得しろよ
メグも後でちゃんとセックスしないとダメだな
本当に言葉だけじゃ足りないんだ
身体で判ることセックスでないと、納得させられないことが多すぎる
御名穂さん、わたくし、前から思っていたんですけれど
翔姉ちゃんがミナホ姉さんに言う
この件は恵美さんに問題があったのではなくむしろ、今までの御名穂さんの恵美さんに対する扱いに原因があったと思います
御名穂さんは恵美さんに対しては、極端なんですよマナさんや他の子に対しては、少し突き放した距離感を等しく保っているのに恵美さんにだけ極端に優しいか、極端に厳しいかどっちかなんですから
そう、かしら
翔姉ちゃんの指摘にミナホ姉さんは、戸惑う
はい恵美さんの時だけ感情を露わになさりすぎです
メグはミナホ姉さんが、娼婦に堕とされていた頃にお世話になった恵子さんの娘だ
幼い頃のメグにもミナホ姉さんは、会っている
恵美さんのことが可愛いのは判りますが可愛がり過ぎることと、可愛さ余ってが交互に来るのでは恵美さんが混乱しますそもそも、恵美さんを特別扱いしていたのは御名穂さんですわ
そうだメグにオレの正妻になるように勧めたのは、そもそもミナホ姉さんだ
だから、メグは勘違いしていった
ミナホ姉さんの後ろ盾があったから
わたくしは家族の中で一番、御名穂さんに年齢が近いから申し上げますが御名穂さんは、決して全ての家族の子に公平に接してはいませんよいえ、いいんです公平でなくても御名穂さんだって、人間なんですから、好き嫌いや、苦手な子がいたっていいんですただ家族の頂点の高いところに居て、みんなを平等に見下ろしているとは思わないで下さい現実は、そうなっていないんですから
ミナホ姉さんが、名前を呼び捨てにするのはオレと、克子姉、渚、マルゴさん、寧、アニエスとメグだけ
つまり旧黒い森のメンバーとアニエス、そしてメグだけ
他の子にはちゃん付けすらしない
香月家の娘たちは当然さん付けだし
美智やマナと言った中学生たちにさえ美智さん、マナさんと呼んでいる
つまり差がある心に壁を作っている
御名穂さんが今のままでは、恵美さんがみすずさんたちに負けてしまうのではないかと思って、ちょっとだけドーピングしていたんですそれが正妻云々と言った話になったんですよね
そうかもしれないわ
でも、負けるとか負けないとか本人たちがぶつかり合って決めるべきことですわ大体家族なんですから負けたっていいんですそれで、家族じゃなくなるわけでもないんだし10年、20年掛けて、関係が逆転するかもしれないんですから
というかあたしは旦那様と同居できていませんから、とっくに負けています
ああ、今思うとお祖父様が、瑠璃子だけお屋敷にお残しになったのはその方が、あたしが頑張ると思われたからなんでしょうね
みすずが頑張る
あたしだけ離れて暮らしていて寂しいですから
ああ、それで毎日朝晩のオシッコ報告があるのか
わたくしは美子様から自立することそして、黒森様のお屋敷の中で自分で生きる場所を見つけることを学んでおります
そうだ、お屋敷に来てから瑠璃子は、家事に目覚めている
今では、マナと一緒に克子姉をよく手伝ってくれている
本当なら香月家の係累が1人もいないお屋敷での生活は
瑠璃子にとっては、アウェーなんだ
なのに苦労している顔を見せずに、明るく、溶け込んでくれている
確かにルリちゃんがお屋敷に来てなかったら、メグちゃんの一人勝ちだったかもね
あたしもミナホお姉ちゃんと一緒で、メグちゃんのことは甘過ぎな上に、キツ過ぎてたかもやっぱり特別扱いしてたよね自分では絶対に出来ないヨッちゃんとの甘い高校生活を、メグちゃんに託そうとしてたそういう気持ちがあったと思う
だからいつも、甘々にしているのにあ、このままじゃマズイなって思うと、今度は極端にキツイことを言ったりしてゴメン
ペコリとメグに頭を下げた
マナちゃんもメグちゃんのことは昔から知ってるし、強くは言えなかったよね克子姉も高校生活にトラウマのある人だしホントルリちゃんの存在が、ブレーキになっていたんだ
瑠璃子がお屋敷内にいなかったら
本当にメグの正妻化が認められていた
アニエスの存在も大きいよあいつも、強力だから
他の子とオレが会話していてもアニエスがパパ、セックスしたいですのと言ってきたら、今はアニエスが優先になっていた
アニエスの心のバランスの問題は、それほど深刻だから
うんそういうのが無かったら、メグお姉ちゃんがお屋敷の女王様になってたかもね
でも、そうなったらいずれ破綻してたよ
それって香月家のみすずたちや、翔姉ちゃんやレイちゃんたちと全面対決になっちゃうから
女王様化したメグはみすずたちを撃退しようとしただろう
そうなったら酷い内戦になる
ジッちゃんの信頼も失い家族はみんなバラバラになる
だからこの段階で、こういう話し合いの機会を持てたのは、本当に良かったと思うよ
問題はまだまだ山積みだ
こういう問題は、言葉で話し合っただけでは解決しない
解り合った気になっても問題の根が残っていれば、何も変わらない
口では納得したと言ってもまた不満が溢れてくる
長い時間を掛けて言葉と行動の両方から、少しずつ対処していくしかない
問題があるということを、お互いに自覚できたことは良かった
これからは、互いに問題点に注意して生活することができるだろう
あなたたちは、それでいいのかもしれませんけれど
不意に鷹倉夜見子さんが、喋った
わたくしはいつまでこうしていればいいのです
鷹倉夜見子さんは自分のスカートを捲り上げて、白いパンツを剥き出しのまま立っていた
こんな屈辱的な格好をさせられた上に無視されるなんて、信じられませんわあなたたちこそ不遜です
マンガやラノベですと判ったと言えば、それで和解で、その問題は解決したことになりますが
現実は、結構違いますね
同じ人の判ったよ、ゴメン、もうしないを何度も聞くことになります
根本的な問題が解決されなければまた不満がわき起こり、上辺の解決は崩れ去りますから
それに性格的なものもあります
性格は変わらないですから基本的に
メグのことはメグが一人で勝手に増長したのではないということで
やっぱり、そういう環境があったのです
だから、みんなで考えていかないと
さて、ようやく陵辱の方へ入れそうです
657.屈辱です
ああ、ごめんごめん家族の話をしてたから
オレは鷹倉夜見子さんに謝る
えっとストリップの途中だっけあ、でも先に寧たち座ってあ、席を変えようか
さっきジッちゃんが居た時は香月家と黒い森で席を左右に分けて座ったけれど
今は、シャッフルした方が良い
ミナホ姉さんのメグへの偏愛も判ったし少し距離を取って座らせよう
えっと左側のテーブルのみすずの隣にメグイーディもそっち瑠璃子は、右側のテーブルのミナホ姉さんの隣へ移ってマナもミナホ姉さんの方寧翔姉ちゃんは、そのままドアの前ね美智もそっちへ
オレも席を立つ
ストリップをしてくれるのなら校長の席からでなく、もっと近くから見たい
はい移動して
オレの指示で少女たちが席替えする
メグが、みすずの隣へ行くと
恵美さんは、旦那様が他の女性とセックスすることが、そんなに嫌なんですか
みすずさんは、平気なんですか
平気も何もあたしや瑠璃子は、どんどん素敵な女の子をご紹介する予定ですわ
大好きな旦那様ですもの、いっぱい気持ちの良い思いをしていただきたいじゃないですか
アタシもそう思うヨ
イーディが、会話に参加する
Darlingは、たくさんの女の子とセックスしてたくさんの女の子を明るい世界に導くのネ
明るい世界
アタシは、そうだったネアニエスもそうネ瑠璃子も恵美は、そうじゃなかったノカ
イーディは、微笑む
あたしもそうよ旦那様に抱いていただいたことで、明るい世界を知ったわ
みすずが、優しくメグに言う
だから、心配していないの旦那様は、鷹倉様たちも、どうせ幸せにしちゃうんだから
みすずの視線の先に鷹倉家の3姉妹がいる
どうです巫女の力が使えないまま誰にも支配力を行使できないで、放置されたお気持ちは
美智が鷹倉夜見子に尋ねる
さ、最悪ですわ
不機嫌そうに、彼女は言った
こんなこと香月家の警護役ごときに、わたくしの力が抑え込まれるなんて
抑え込んだのではございませんあなたの力の出所を、完全に破壊しましたあなたにはもう気の力は使えません
美智は無表情で、そう言う
そんなはずないわわたくしの巫女の力は
はいこれが完成された力ならば、わたくしが破壊することはできなかったと思いますしかし、あなたの力は未熟でしたから
美智が身動きできない鷹倉夜見子さんの胸を、トンと突く
あなたの力は、もう外に放出されることはありませんもう誰もあなたの支配には屈しないということです
嘘よそんな
でも現実は、この通りです今は、あなたの肉体はわたくしによって支配されていますあなたの方は誰も支配できていません
悔しそうな眼で、夜見子さんは美智を睨む
そんな顔をしてもムダです笑いなさいほら、笑うのです
美智が気を発する
鷹倉夜見子さんの顔が、ホヘッと笑い顔に変わる
その方が、幾らかマシです
美智は極めてMだと思っていたけれど
Sの才能もあるのか
ううう、こんなこんなの嫌よおっ
作り笑いの顔のまま夜見子さんは涙を零す
美智ちょっとその顔は怖い無理な笑い顔はやめろ
美智が気を緩める
顔の緊張が解けると夜見子さんは、大きく深呼吸する
いつから何です
夜見子さんに巫女の力が現れて周囲の人を支配できるようになったのは
夜見子さんは答えない
嫌よ鷹倉家の人間がそんな男の言うことをきくのはわたくしは、高貴な生まれですわ何か質問があれば、月子さんにお尋ねなさいわたくしは、下賤な人間とは喋りませんわ
不快そうに、夜見子さんは言う
それって月子さんは、夜見子さんとお父さんが違うってことだよね
あらお判りになりましたわたくしは、鷹倉家当主、鷹倉和麿の娘です由緒ある鷹倉神社の神主家の血筋と、巫女であった母の血筋の双方を引き継いでいますあなたのような方と話す口は持っていませんわ
いやずいぶん、話しているじゃないかペラペラと
まあ、正体は14歳の女の子だからな
じゃあ、月子さんに聞くよ夜見子さんは、何歳の時に巫女の力に目覚めたんです
月子さんは
小学校の4年生ぐらいだと思います力が明確になったのはでも、夜見子様は幼稚園ぐらいの時分から、周りの子供たちを惹き付ける力はお持ちでしたし
イジメッ子を追い払うぐらいの力はあったってこと
はい拒絶する力だけは、お早めにお見付けになられましたしかし、ご自分の意思を自由に周囲の方々に従わせるようになられたのは、10歳ぐらいの頃からだと思います
ふーん、で月子さんは
月子さんは、いつから力が使えるようになったんだ
わ、わたくしにはその様な力はございません
そうですわ汚れた血の混じっている月子には、巫女の力が発現するはずがないですわ
夜見子さんが、割り込んでくる
それはおかしいよそもそも、渡り巫女の力は鷹倉神社とは関係無いんだろ
ジッちゃんの話では鷹倉神社は、明治になってから行き場をなくした渡り巫女たちを引き取っただけだ
巫女の能力に、鷹倉神社の神主の血筋は関係無いはずだ
そもそも渡り巫女は、何百年にも渡って、各地の人々とセックスを通して神下ろしをしてきたのだから
今更、月子さんにヤクザの血が入っているからといって巫女の力が現れないはずがない
でも、本当にわたくしには、巫女の力は無いのです嘘ではございません
月子さんは、そう言う
ご自分では気付いていらっしゃらないのだと思いますあるいは夜見子さんに対するお気持ちから、力が発揮できないのかも
美智がそう分析する
神主さんの正統な娘である夜見子さんに遠慮しているから自分にも力があるとは信じられないのか
違いますわこの力は巫女の後継者たる、わたくしだけのものなんです
ああこの夜見子さんの我の強い性格が
姉の月子さんに、強くに影響しているのかもしれないな
ふーんで、その力がなくなっちゃったんだけれどどうするつもり
どうせ、小4ぐらいからは同じクラスの子や、学校の先生なんかに力を使いまくってきたんだろそれでみんな支配して自分の思い通りにしてきたんだろ
力ある者が、力の無いものを御するのは、当然のことですわ
14歳中2らしいことを言うていうか、この場合は厨2か
じゃ、もっと力のあるオレたちに支配されるのは当然、アリだよな
ウッと息を呑む鷹倉夜見子さん
みすずが夜見子さんのことが苦手な理由よく判ったよ
この子はみすずたちとは、正反対なんだな
みすずや瑠璃子は香月家という名家に生まれたけれど、周りの人たちからの嫉妬ややっかみを避けるために、気を遣っておとなしく暮らしてきただろ周りの子の意思を尊重して自分の我を通さずに、調和を保とうとしてきた
誰からも嫌われないように、普段は鷹揚で明るく穏やかに
それでいて、誰とも親しくならない孤高の立場を守ってきた
でも、夜見子さんはメチャクチャ我が強いから他の子の意思なんてお構いなしで、ガンガン力を使って、周りを自分に従わせていたんだな
相手を尊重するのが対人関係の基本であるみすずと相手の意思を無視するのが基本の夜見子さんが、合うはずが無い
ただ、みすずの方が押しまくられるだけだ
しかも夜見子さんは、みすずまで支配しようとしていた
まあ、ジッちゃんが完全に支配されないように様子を見てくれていたんだろうけど
そして今夜見子さんは誰も支配できなくなったさて、どうする
く、屈辱ですわ
夜見子さんは、そう呟く
いや、屈辱とかそういう感想はいいから
美智ルナさんは、どうなんだ
オレはそれが気になっていた
ルナさんにも巫女の力はあるのか
美智は、ジッとルナさんを見る
ビクッと震えるルナさん
力はあるのかもしれませんが目覚めてはいないようです
夜見子さんが、自由に力を使えるようになったのは、10歳頃だった
それが早いのか遅いのか判らないけれど
12歳のルナさんが、まだ力に目覚めていないということは充分考えられる
美智月子さんとルナさんの注意は怠るなずっと、お前が付いてチェックしていてくれ
この後の処女喪失の精神的なショックで、突然力に目覚めるって可能性もある
さてそれじゃあ、3人とも服を脱いで裸の身体を見せてもらうよ
オレは鷹倉姉妹に命じる
どうしてそんなことを
夜見子さんが、オレを睨むが
あなたたちは、これから娼婦になるための適性検査をするでみんな娼婦ってのが具体的にどんなことをするのか知らないみたいだけれど
娼婦っていうのは、裸で仕事するんだよ基本的にだから、裸身が美しいということは娼婦にとってはとても大事なことなんだ
1人1人の眼を見て言う
もちろん、今の裸身が少々バランスが悪かったとしてもシェイプアップしたり、食事を変えたりで修正することはできるとにかくまず現在の状態を知りたいんだ
すると月子さんが
判りましたわたくしが裸になりますですから、夜見子様とルナ様は
ダメだオレは、あなたたち姉妹全員の裸が見たい
娼婦にはわたくし1人がなりますですから
それを調べるのがオレで決めるのはジッちゃんだ
オレは冷たく言い切る
あなたたちには、もはや何の決定権も無いんだよ
せめて、ルナ様はルナ様は、黒森様の庇護下に入られて娼婦にはならないのですよねでしたらこの場では
月子さんがそう言うとルナさんは
ボクも、脱ぐよ
ボクもお姉様たちと一緒がいいから
ミナホ姉さんこれって当然
ええ記録しているわよ
あらかじめ誰がどこに座るか、決めてあった
鷹倉姉妹は校長の席の真っ正面だ
この高校は、かつては毎年女生徒の中から黒い森の娼婦を選出していた
そのセレクションにこの校長室は使われてきたはずだ
ならば専用の記録システムがあるはずだ
娼婦候補に挙げられた女生徒たちの吟味をするための
うんじゃあ、脱いでくれ
月子お姉様
ルナ様
月子さんとルナさんは意を決する
それぞれ服を脱ごうと、手を掛ける
夜見子さんだけは動かない
いや、いい無理矢理肉体操作で脱がせる必要は無い
3人もいるんだ全員いっぺんに脱いだら、目移りするだけだし
月子さんが、シュルリと制服のスカートを落とす
細くて長い足白い太ももが露わになる
ルナさんは上から
ああ、あれ確かファーストブラってやつだな
うんもう膨らみはじめているな
同じ12歳でもアニエスはハーフだから発育がとても良い
アニエスほどおっぱいは無いけれどでも、ぷっくりとしている柔らかそうだ
美智のつるぺたよりは全然ある
ご主人様、何か
美智がギロっとオレを見る
いやオレはお前の身体大好きだよ
当然です常に、全身全霊をかけてご奉仕致しておりますから
うん貧乳はステイタスだ
ていうか、美智は小柄でつるぺただから良いんだよな
ルナさんの柔らかそうなお腹とおへそが良いなあ
やっぱり12歳だとプロポーションが、女に成りきってないんだ
一方、月子さんの方は
さすが高校生スラリとしていつつも、メリハリがある
白いブラに包まれた胸も大きくは無いが、そこそこあるし
ていうか、2人とも肌が白いな
あ、取りあえずそこまででいいや
オレは一旦、ストップを掛ける
月子さんとルナさんは下着姿に靴下という、扇情的な姿になっていた
そろそろ夜見子さんも参加しないと1人だけ、置いてきぼりになっちゃうだろ
わ、わたくしは絶対に脱ぎませんからねあなたのような人間に裸身を見られるなど、屈辱の極みですわ
いや、裸を見られる以上のことをするんだけれどねこれから
ホントセックスというものについて、何も知らないんだな
ミナホ姉さんハサミあるかな
ええっと、確かそこにあるよ
寧が下の秘密の監視室へ通じる隠しドアを開ける
通路の脇の道具棚を開ける
服を切るんなら、裁ちバサミの方がいいよね
オレたちの会話に、ゾクリとする夜見子さん
自分で脱がないんなら、オレが脱がしてあげるよ
今着ている服は全部、ビリビリに切り裂くそうするから
ベルばらみたいだよねっ
オレにハサミを届けながら寧が言った
あ、知らないのマリー・アントワネットが、オーストリアからフランスに嫁いで来る時にさオーストリアの服を着たままでは、フランスには入れられないって言われて、1回丸裸にされるんだよっ
夜見子さんも丸裸だねぇっ
オレは重みのある鉄のハサミを受け取る
美智、いいな
はい身動き一つさせません
カチカチっとハサミを鳴らすと
夜見子さんは、ゾッとした顔をしていた
じゃあ、まずは
オレは、制服の上衣の真っ正面、裾から上に向けてジャキリ、ジャキリとハサミを入れる
無理矢理、動こうとしない方がいいよ肌が傷付くかも知れないから
ジャキ、ジャキ、ジャキ
ほらお腹がスースーするだろ
ちゃんと制服を着ているのに
夜見子さんの白いお腹が見えてくる
さらに、首元の方までハサミで切り裂く
ああ白いブラまで見えた
でかい
つい、言葉が出てしまった
14歳とは思えない乳の量だ
身体はまだ小さいのに
これって、ロリ巨乳ってやつか
何かおっしゃいましたか
こ、個人の感想です
感想でしたら仕方ありませんね
ホント気にしているんだ
屈辱です屈辱、屈辱、屈辱です
鷹倉夜見子は、そんな言葉を連発している
さて、今度はスカートだ
オレはスカートの方もジャキジャキ、切り裂いていく
綺麗な足しているじゃないか
月子さんみたいにスラリと細くて長いという感じではないが
触り心地の良さそうな、ぷにぷにした足をしていた
夜見子さん、何かクラブとか入っているの
お答え致しません
月子さん、教えてよ
わたくしたちは巫女の修行がございましたから学校のクラブ活動は致しておりませんでした
下着姿のままの月子さんは、手で胸を隠してそう答えた
ああ、処女は胸を隠すというのは本当なんだな
ルナさんも両手で前を隠している
あの黒森さん
不意にルナさんが、オレに尋ねる
あのもしかして、娼婦のお仕事って、とってもエッチなことなんですか
ああ服を脱がされたりして、ようやくそこに思い当たったか
ていうか、エッチという概念は知っているんだな
うんエッチだよ超エッチ多分今、ルナさんが考えているエッチなことは全部するていうか、ルナさんが思い付かないようなエッチなこともするから
愕然とするルナさん
ルナさんは娼婦にならないけれどオレのセックス奴隷になるんだから、同じくらいエッチなことをするよ毎日
あのそれってどんなことなんですかボクできないですよ
大丈夫だよできるって
オレは、さらに夜見子さんの服をジュギジャギに切り裂いていく
最終的には、オレの赤ちゃんを産んでもらうから
あ、赤ちゃん
娼婦の仕事セックスって言うんだけれどそれは、本当は赤ちゃんを作るための行為だからルナさんにも産んでもらうよ
ボクできないです
ガクガクッと震えるルナさん
心配要りませんわたくしもご主人様の赤ちゃんを産ませていただきますから
そもそも、わたくしたちはセックス奴隷なのです産むではなく、産ませていただくと考えなさい
美智、ちょっと先に進み過ぎよ
みすずが、美智を注意する
申し訳ございませんそうでございますね産ませていただくという喜びの前に、ご主人様に肉体を捧げる、犯していただく歓びを理解する方が先でございますね
美智それもどうかと思うぞ
ルナさんは、心配なさらないでわたくしも付いていますから一つ一つ、お兄様をお歓ばせする方法を学んでいきましょうね
瑠璃子が優しく、ルナさんに微笑む
月子さんと夜見子さんはどうしても、ハードなことになっちゃうだろうけど何しろ、短時間でいけるとこまでいくしかないから
その間もオレはハサミを動かす
よしこんなものかな
中学の制服の袖はそのまま残っているのに
胸元も綺麗に閉じられているのに
ブラも白いお腹も丸出しになっている
背中も丸見えだ
スカートの方も腰回りは繋がっているけれど
ビリビリに裂かれパンティが丸見えにされている
うん、可愛いな凄い似合っているよ
屈辱ですこんなの許されませんわわたくし、絶対にあなたを許しませんから
夜見子さんは、そう言うが
屈辱に耐えるということが、娼婦の仕事よ
そしてどれだけの屈辱を受けても、気高い心を保てるかどうかが娼婦の価値を決めるわ屈辱に慣れて、卑屈になった娼婦は堕ちていくだけそういう子は、安売りするしかなくなるのよ
静かに夜見子さんを見ている
さて、あなたはどんな娼婦になるのかしらあなたの心があなたの値段を決めることになるのよ
前に、アメリカが日本の占領政策でアメリカ人に親近感を持たせるために、アメリカ映画をたくさん見せたという話を劇中で書きましたが
本当のことです本も出ています
日本の郡部に鬼畜米英で、鬼であって人間では無いと宣伝されていたアメリカ人にも、普通に情というものがあり、正義を信じていて、理解し合える存在なのだということを示そうという考えでした
私は、日本のアニメが海外に輸出されたことは日本人のイメージを高めるのに良かったと思います
それは日本人が、正義や倫理を信じ、良い存在になろうと考えていることを示していたわけですから
ただ逆にデスノートみたいなものが輸出されると、日本人て、こんなことを考えているんだという意味では、ちょっと問題かも
ていうか、近年のアニメはこれ、外国に輸出していいのかなというような作品が多くなってきたような気がします
そういう意味では、ガッチャマン クラウズを観ていると
ああ、まだこんなに才能のある人たちがいるんだなと正直、ホッとしました
あの作品は世界の人にも観て欲しいなあと
まあ、まだ最終回前なのですが
659.セックス講習会
さてオレは、夜見子さんのブラジャーの胸の谷間に、ハサミを入れる
鉄の刃の冷たさを肌に感じて、夜見子さんはブルッと震える
動くな、余計なところに傷が付くぞ
オレはそう告げるとハサミをジョキリと
バツンッ
白いシンプルなデザインのブラに包まれていた肉塊が、ほわんっと弾ける
14歳の美少女は、可愛い悲鳴を上げた
うん本当に大きいな
オレはさっそく、おっぱいを揉む
ああこんなに大きいのに、さすがに若すぎるから弾力が半端じゃない
ぷにぷにというより、むにむにという感じだ
夜見子さんは、ギッとオレを睨む
まだ、こんな怖い顔をするだけの精神力が残っているのか
夜見子さんおっぱいって何のためにあるのか判ってる
オレは、親指の腹で夜見子さんの乳輪を擦りながら言う
乳首は陥没している乳輪だけが、ぷくっと腫れたような感じになっている
実に中学生のおっぱいらしい
そんなの将来、赤ちゃんが産まれた時のためですわ
夜見子さんは、怒り口調で答えた
オレは、なおも手で夜見子さんの胸を弄る
夜見子さんのおっぱいは、オレを楽しませるためにあるんだよ
な、何を何を言っているんですの
うん、実にいいおっぱいだ
オレは、夜見子さんの前に跪き
ペロっと、舌で舐める
きゅあっ
や、やめてやめて下さいませ
横から、月子さんがオレに嘆願する
どんなことも、わたくしが致しますから夜見子様には
夜見子さんからだ
そうだこの3姉妹の頭は、夜見子さんだ
まず、夜見子さんを徹底的に堕とさないといけない
大丈夫少し待っててくれれば、月子さんもちゃんと犯してあげるから
オレの言葉に月子さんは絶望の表情を浮かべた
さて、夜見子さん今、どんな気分
オレは片手で夜見子さんの巨乳を揉みしだきながら舌を這わせている
き気持ち悪いですわとっても
娼婦になるということはねこういうことを誰にでもさせるってことだよお金で夜見子さんのことを買った男全員に
くっき、気持ち悪いですけれど耐えてみせますわ、これぐらい
うん、気の強い女の子は好きだ
じゃあ、次の段階へ進もうか
美智椅子に浅く座らせて、開脚させろ
美智が夜見子さんの身体を操作する
う、うわっな、何
夜見子さんが再び椅子に腰掛ける
白い足が大きく開かれる
さてじゃあ、触るよ
オレも克子姉に教わるまでは、知らなかったけれど
いきなり直接、女性器を触るより
最初は、パンティの布地の上から触った方が、女の子は感じるらしい
右手の中指と人差し指で夜見子さんの股間をまさぐる
い、嫌な、何よあなたは痴漢ですか
ああ、痴漢は知っているんだ
夜見子さん痴漢にあったことはあるんだ
な無いですわ
じゃあ、何で痴漢なんて知っているんだよ
お、お友達に聞いたことがあるからですわ
オレは、ぐりぐりと股間を攻める
ち、ちょっとそんなに力を入れないで
まだまだこんなものじゃないよ
オレは、右手で陰部を攻めながら左手で、夜見子さんの引き裂かれた制服を巻き付けているだけの身体を抱き締める
舌は再び、乳輪を舐める吸う
いやぁぁやめてぇぇ
震えている夜見子さん
可愛いね夜見子さん
オレは夜見子さんの耳にそう囁くと耳の後ろをペロっと舐めた
はひぃっ
ゾクゾクっと、夜見子さんの背筋が震える
ああ、パンティが湿ってきている
興奮してきているな
夜見子さん、オナニーとかしてる
お、オナニーオナニーって何のことですの
知らないのか
ここやおっぱいを自分で触ったり、揉んだりしてる夜、寝る前とかに
そんな、はしたないこと致しませんわ
じゃあ、この性の快感は生まれて初めてなのか
ほら、夜見子さんのこここんなに濡れてきているよ
濡れる濡れるって何ですの
オレはわざとクチャクチャと水音を立てた
夜見子さんの中からこんなに温かい液が漏れてきているんだよ
う、嘘わ、わたくしおしっこを漏らしていますの
夜見子さんは、そんな勘違いをしている
おしっこじゃないよほら、見てご覧よ
オレは夜見子さんの股間を弄っていた手を、彼女の眼前に突き出す
おしっこじゃないだろ臭いも違う
そ、そんなもの見せないで
何言ってるんだよ夜見子さんの身体から、溢れ出て来ているんだよ
オレは、さらに指で陰部を刺激する
ああっ、そんなにそんなに激しくしないで
へ、変な変な気持ちになってしまいますわ
オレは、夜見子さんを抱き締め
最初に、夜見子さんを見た時から判ってたよ
な、何のことです
夜見子さんはとってもエッチな子だって
この子は鷹倉3姉妹の中で、一番他人への支配欲が強い
だから性欲も旺盛だと思った
わ、わたくしエッチなんかじゃありませんわ
そうかなとってもエッチだよとってもエッチで可愛いよ、夜見子さん
オレは、夜見子さんの耳たぶを甘噛みする
ああ、また愛液がたぷっと溢れる
この子は愛液が豊富な体質だな
さて、じゃそろそろ見てみようかな
オレはハサミを取る
み、見るって何を
夜見子さんの大切なところ
オレはパンティにハサミを入れる
白いパンティがただの布片に変わる
ほら、もっと大きく足を拡げてオレに、濡れ濡れになっているところを見せるんだ
い、嫌です嫌嫌こんなの恥ずかしい
口ではそう言っていても美智に肉体支配された身体は、大きく足を開いていく
椅子の上でM字開脚だ
やめて、やめて下さいわたくしが、わたくしが致しますから
月子さんが、泣きじゃくってそう言う
ルナさんは、呆然と姉の痴態を見ている
2人とも下着の股間に濡れた染みを作っていた
陵辱されている姉妹を見て興奮している
うん綺麗なオマンコだね
オレは、3人姉妹に聞こえるようにハッキリと言った
夜見子さんのそこは陰毛も無く、ナイフでスッと切れ込みを入れたような美しい割れ目になっていた
その内側からトロトロと愛液を零している
具もはみ出してないし、黒くなってもない夜見子さんらしい、可愛いオマンコだよ
見ないでわたくしのそこをそんな風に評さないで
夜見子さんは、オレにそう言う
屈辱ですわこんなの許さない許さない絶対に許しませんからね
許してもらえないことが決まったところで開くよ
開く
開かないと中の様子が分からないだろ
オレは夜見子さんの女性器に、指を
ちょっい、嫌ぁぁ触らないで何をするの
ぐいっと割れ目を大きく開いてみる
つつつーっ
愛液が、どろんと零れ胎内の様子が
ああ、夜見子さんの中ピクピク蠢いているよ
そんなこと言わないで見ないで
ああ、もうちょっと拡げるようん、処女膜も見えたちゃんと処女だね、夜見子さん
屈辱、屈辱、屈辱
胎内の奥まで見られて夜見子さんは、口惜しさに身体を震わせている
ヤッちゃん、カメラ
用意できてるよっ
寧がデジカメを持って、前に出て来る
はーい、こっちに視線を下さーい
夜見子さんは、この恥ずかしい姿を写真に撮られると気付いて必死で顔を背けようとする
ミッちゃん、お願い
しかし、美智の気によって顔を正面に
そうそう、レンズ見てぇ睨んでてもいいからむしろ、その方が臨場感のある写真になりそうだし
寧がシャッターを切る
ヨッちゃんも彼女のオマンコ拡げたまま、こっち見てぇうん、良い感じ
さらに写真を撮っていく寧
もちろん、女性器のアップも撮った
こんな屈辱一生忘れませんわ
夜見子さんは、そう呟いた
一生忘れないも何も一生続くんだよ、こういうことが
娼婦になるって、そういうことだからね
そして、月子さんとルナさんを見る
恥ずかしいことをいっぱいされるんだよ来る日も来る日も
でも、気持ち良くもなるけどね
オレは、夜見子さんの両脚をぐいっと開いて股間に舌を突き出す
なななな、何をするんですのっ
舐めるんだよ夜見子さんのここを
オレはまず、足の付け根をペロペロ舐め
ひぃぃぃっ、気持ち悪いですっやめて、やめて、やめてぇぇ
次に、愛液の湧く泉に
はぁぁうううっ
うふふ気持ちいいでしょ
ヨッちゃんの舌、克姉や渚お姉ちゃんに鍛えられているからすっごいことになっているもんねっ
舌を膣の入り口に差し込みベロベロと舐め上げる
あああふっ
ミナホお姉ちゃんも一緒に指導しているんでしょ
ミナホ姉さんはトボケるが
克子姉とミナホ姉さんの夜には、いつもオレに色々なテクニックを教えてくれている
もう、いやぁぁやめてぇぇ、お願い、やめてぇぇ
ついに泣きを入れる夜見子さん
しかし、ここからが本番だ
オレは肉襞に隠れていたクリトリスを剥き出す
おお、夜見子さんのクリちゃん、小さくて可愛いねっ
寧が写真を撮る
14歳のクリトリス小さな紅玉のようだ
それをオレは舌の先で転がす
ひぃやぁぁんっ
上下左右に舌で舐めていく
チュッチュッと吸う
フーッと、息を吹きかける
いやぁぁっ何これ何これ、何なのぉぉぉっっ
生まれて初めての快感に身を捩る、夜見子さん
一気に、全身が汗ばんでくる
顔が紅潮する
気持ち良いでしょヨッちゃんの舌
寧が夜見子さんに囁く
ううっ、あああっ気持ち良くない気持ち悪いだけよこんなの
気持ちいいと言いなさい
美智が夜見子さんに命じる
そんな嫌よ、嫌わ、わたくしは鷹倉家の巫女よそれが、こんなこんな辱めを受けてあああ、あああっ
オレはクリトリスを舐めながら、夜見子さんの太ももとお尻を揉む
寧がおっぱいを揉んでいた
気持ち良いんでしょどうなのっ
嫌ぁぁ、嫌ぁぁああっ、あああいい気持ちいい
肉体の内面に湧き上がる快感の波に溺れていく
でも、怖いのヨミ、怖いよぉぉ月子、月子ぉぉ
月子はここにおります
月子さんが、夜見子さんの手を握る
どうしよおっ、月子ヨミ、ヨミね変になっちゃうこんな男の舌で変になっちゃうよぉぉぉ
夜見子様っ
オレは一気にスパートを掛けた
舌の動きを3倍速にする
ひぃぃぃぃっあああっあああーっ
うん、もうイッちゃいそうだねっ夜見子さん
寧が、エクスタシーの顔を撮影しようとカメラを向ける
いやぁぁ、撮らないでこんな、ヨミを撮らないではぁぁ、あああっああっ、ああっ、あああっ、あああああーっ
そして、夜見子さんは絶頂に跳んだ
きゃうううううううんんんっ
カシャッ、カシャッ、カシャ
寧のカメラがそんな夜見子さんを記録していく
汗と愛液そして熱い体温
夜見子さんの身体の周りだけ熱気と湿気が強くなっている
甘いミルクの様な匂いが、夜見子さんから漂って来る
ビリビリの制服を纏っただけの裸体は、真っ赤に紅潮している
眼はトロンとしたまま、大きく口を開いて息をしていた
はい、お兄様タオルですわ
瑠璃子が、タオルを持って来てくれた
おっ、ありがとう
オレは、夜見子さんの愛液でベトベトになった口元を拭う
瑠璃子は本当に気が利く
どうするヨッちゃんこのまま一気に、夜見子さんからロスト・ヴァージンしちゃう
まさかまだ早いよ
それに、今のはオレが夜見子さんを攻めただけだろこれだけじゃ、娼婦の仕事がどんなものか判らないままだよ
娼婦なら女の方から、男にアプローチできないと
オレはマナを呼んだ
何お兄ちゃん
外でやる約束だったけど、今、ここでじゃダメか
いいよマナはお兄ちゃんがしたいんなら、いつでもどこでも
嬉しそうな顔でこっちにやって来る
オレは、近くの椅子を一つ選んで腰を抜かしたままの夜見子さんの正面に置く
そこに座って
夜見子さん、これから娼婦の仕事のメインである、セックスを見せるから
夜見子さんは、まだ心が戻って来ていないままだ
月子さんとルナさんもよく見ておいて
下着姿の2人は、すっかりオレに気後れしている
うんうんと、大きく頷いた
マナ来い全部、お前がやるんだセックス奴隷らしく、何から何まで、お前がオレに奉仕しろ
マナは服を脱いでいく
まずは、月子さんたちと同じブラとパンティだけの下着姿になる
マナが全部してあげる気持ち良くなって下さいお兄ちゃん
オレにキスするマナ
鷹倉姉妹の前で舌を絡め合う
それだけで月子さんとルナさんは、ギョッとしていた
夜見子さんへのクンニよりただのキスの方が衝撃的だったらしい
はーい、脱ぎ脱ぎして下さいねぇ
マナが、オレのズボンを脱がす
ジッパーを下ろして
パンツの中から、勃起ペニスを引き出す
あらわれた肉の柱に夜見子さんが、意識を取り戻す
お兄ちゃんのこれをねマナの中に入れるのが、セックスです
マナは笑顔で、3姉妹に言った
あたしもしたいです旦那様
みすずが呟く
さっきからあたしがして欲しいことばかりです
ああ、みすずはMっ気があるから
無理矢理クンニとか、公開セックスとか興味があるんだ
今はダメだ鷹倉さんたちに見せるためにやるんだから
この中で一番年下のマナでもちゃんとセックスできるんだってことを、見せたいんだよ
それに、夜見子さんは香月家の娘であるみすずのことさえナメていて、巫女の力で自分の支配下に置こうとしていた
だから、ここはみすずでなくマナで、夜見子さんの度肝を抜くことにしよう
夜見子さんここに居るマナは、夜見子さんと同じ14歳の中学2年生だからね
そうだよっうふふよーく見ててね
マナは大きく口を開いて、はむっとオレのペニスを頬張る
えそ、それは
驚く夜見子さん
それは男性のおしっこを出す器官ですわよ
マナは、ニッと笑って
そうだよっ美味しいよ
ペロッ、ペロッっとオレの亀頭を舌で舐める
カリを下からチロチロ舐め上げたり
ちゅぱちゅぱ、しゃぶったり
う、上手いぞ、マナ
お兄ちゃんのために練習してるもんっ
夜見子さんたちのセックス講習に、自分が呼ばれたことが嬉しいらしい
これはね、フェラチオっていうんだよ
マナは、ニコニコ笑顔で鷹倉姉妹に言う
ルナさんは、マナと同じセックス奴隷だから、今度ゆっくりやり方を教えてあげるねっ
あんまりにも屈託の無いマナの笑顔にルナさんはつい、お礼を言ってしまう
それからねこういうのも、お兄ちゃんは好きなんだ
マナはブラを外し自分の乳首をオレの亀頭に擦り付ける
マナが好きなんだろ
うん、好き大好き
そしてマナはオレの前に立ち
鷹倉姉妹によく見えるようにパンティを下ろす
マナの割れ目は、すでに濡れていた
マナは、3姉妹にお尻を突き出して
見えるマナのここもうトロトロだよここにね、お兄ちゃんのを入れるの
鷹倉3姉妹は、愕然として言葉が出ない
じゃ、セックスするから見ててね
マナが、椅子に座ったオレの上に跨がってくる
大丈夫かまだ、中が充分ほぐれてないんじゃないか
お兄ちゃんのが入って来たら、すぐにグチョグチョになるよ
でも痛いだろ
それがいいんだよお兄ちゃんを受け入れる痛みはマナの歓びだもん
いい入ってくところ、よーく見ててねっ
マナが、ゆっくりと腰を下ろす
膣口に亀頭の先が当たる
嘘あんな太いの、入るはずがない
マナの若いヴァギナがオレのペニスを呑み込んでいく
あああ、入っていきます
月子さんも、結合点を見て呟く
まだだよ、まだ入り口だからもっと奥まで奥まで来て、お兄ちゃん
14歳のマナが明るい笑顔でセックスして見せているから
鷹倉姉妹は、眼が背けられなくなっているのだ
え、まだ入るの
ルナさんも息を漏らす
うん、根元まで全部入るよっ