可奈センパイ、また明日
オレは可奈センパイに、挨拶した
ええ、また明日たっぷりエッチしようねっノブ
このまま一度、お屋敷へ行くわ
克子姉は車を疾走させながら、そう言った
それで、あなたと愛さんだけ下ろすわそのままあたしたちは、愛さんの家へ戻って残りの人たちをピック・アップして来るから
でも、愛を池田先生のところへ連れて行くんだろ
そうよだから屋敷の中に入らずに、門のところで待っててどうせ往復しても10分も掛からないでしょうから
もしものことを考えたら、克子姉の車にヨミとルナが乗っていた方が良い
愛の家に残っているのは愛のお母さん、寧、イーディの3人
+克子姉、ヨミとマナに、荷物
オレと愛の2人が乗らないだけでも、車内の混雑は楽になるだろう
オレたちを乗せた車は、一先ずお屋敷に向かう
学校からお屋敷までは、2分も掛からない
愛さんの顔写真を撮られたくないから、隠して
ああ、お屋敷の正面の道にはいつもの香月セキュリティ・サービスと公安警察の監視車輌の並んでいる
愛、これを被って小さくなってろ
オレは、車内にあった毛布を愛に掛け愛の身体を抱え込む
外から見たら、オレが何かを抱きかかえていることしか判らない
正面の通りに、突入
克子姉は、リモコンで、お屋敷の正門を重厚な鉄の扉を開ける
ガガガガガ
半分開いた段階でそのまま、克子姉は車を敷地内に入れた
あ、扉が閉まるまでは、外に出ないで
ここで油断してはいけない
鉄扉が、完全に閉まるのを待つ
ガガガガガ、ドシッ
門が閉じた
よし、愛降りるぞ
いいから、降りろ命令だ
オレは引き摺るようにして、愛を車外へ連れ出す
ああ、ジャージの前が開いたままだったからおっぱいが丸出しだ
あなた、その辺の草むらに隠れていて
判った愛、来い命令だ
オレは、愛を抱きかかえて草むらに入る
いいから、そこの木に手を付いて静かにしていろ喋るな命令だ
愛が、草の中の大きな木の幹に手を付く
克子姉こっちはO.K.だ
じゃあ、また後でね
オレが草の中に隠れたのを見て克子姉は、車をターンさせる
同時に、再び厚い鉄扉を開いた
ブオンっ
車1台が通れるほど開いた瞬間に、アクセルを踏んで走り出る
ガガガガガ、ブシュッ
再び、お屋敷の門が閉ざされた
はあしばらく、待ちだな
オレは、愛を見る
裸身の上に、直接上下のジャージを着ているだけの小柄な美少女
さっき、オレに犯されて処女を失ったばかりの
そんな16歳の少女が、木の太い幹に両手を付いて制止している
大きくはだけた胸元には、可愛いおっぱいとピンク色の乳首が丸見えになっている
オレの視線を感じて、愛は振り向く
喋るなと命じてあるから声を出すこともできない
オレは、愛のお尻を撫でた
ジャージの下の、肉の感触
せっかくだから、もう少し、愛の身体で楽しむことにするよ
オレは後ろから、半裸の愛を抱き締める
なかなか体調が回復しないのですが、まあダマシダマシ
どうにか生きています
落ち込むことばかりですが
何か少しでも、好転してくれればいいのに
819.セックス・キングダム / 林の中での裸セックス
い、いや
お屋敷の正門裏の草むらで
後ろからオレに抱き締められ、愛は震える
いいから、そのまま動くな木に両手を付けてろ命令だ
オレは、ジャージの胸元から露わになった、愛の乳房を揉む
柔らかいそして、つるつるとした肌触り
コリコリとした乳首の感触
い、いやですも、もう
愛にとっては、今日、何度目かの性的な攻撃だ
だが、今回とは今までとは違う
今までは、いつも誰か見ている人間が居た
可奈センパイや寧あるいは、愛の母親
でも、今、ここには
オレと愛しかいない
ど、どうしてこんなことをするんですか
初めての2人きりの時間だ
オレだけなら愛は、また違う反応を見せるかもしれない
それは試してみる価値があると思った
この少女の心は、まだ完全に剥き出しになっていないと思う
仕方ないだろ愛が可愛くて、エッチな身体をしているからさだから、何度でもヤりたくなるんだ
オレは、愛の耳にそう囁く
あ、あたしエッチな身体なんかしていないです
やっぱりだ
可奈センパイたちの眼がある場所よりも、オレに対する反発が強い
いや、愛はエッチさほら触ってみろ
オレは、ズボンのジッパーを下ろして勃起したペニスを露出させた
い、いやっも、もういやですっ
強く愛は拒絶するが
いいから、触るんだ命令だぞ
オレも強制的に、愛にペニスを握らせる
き、気持ち悪いです
2人きりだと、よく喋る
本当は、こういう子なんだな
ほら、熱くなってるだろドックンドックンしているだろまた愛の中に入りたくなって、こんなに大きくなっているんだぞ
ううう、もう、いやぁ
そう言いながらも、愛に対するオレの強制力は効いている
愛は、オレのペニスから手を離せないでいる
ほら、こうやって上下に擦るんだシゴけ覚えろよこれから毎日やるんだから
何でそんなの嫌嫌なのにぃぃ
オレは愛の小さな手に自分の手を重ねて勃起を愛撫させる
愛は震えながら、オレのペニスを上下する
ほら、どんどん大きく固くなっていくだろまた、愛の中に入れて射精するからな
酷い酷いです
明日からは学校でもさせるからな
ど、どうしてどうして、あたしにこんなことを
どうしてって、当たり前だろ
オレは平然と言い切る
愛は、オレの何なんだ
ううっせ、セックス・フレンドです
だからだろセックス・フレンドがすることは何だ
せ、セックス
ああ、だから何も問題は無いんだ
うううっ、そんなのズルイです
ズルイことなんてないだろ1年間、愛はオレのセックス・フレンドになるって決まったんだから今更、変更はできないんだよ
な何で、こんなことに
オレが、そう決めたんだだから、愛はオレに従うしかないんだ
あたしあなたのことなんて、好きじゃないのに
そういうのは関係ないよオレのことが嫌いでも、愛はオレの命令には逆らえないんだ
ううう、どうしてこんな
ヨミの巫女の力が、愛の心に刻みつけたのはオレへの絶対服従だけだ
そして愛には、巫女の力は理解できない
なぜ、自分がオレに逆らえないのか判らないまままた、性的に蹂躙される
しかし、可愛いお尻だよなまたムラムラしてきたぞ
オレは愛にペニスを握らせたままジャージの上から、愛の尻を揉む
い、いやぁ
薄い布地の下の柔らかな尻肉
小柄な高校1年生の身体には、まだ余計な肉は付いていない
ひ、ひぃぃ
オレは、愛のお尻に手を掛けジャージをマルッと剥き下ろす
白いつるんとしたお尻が、外気に触れる
いやっ
そのままジャージの下を脱がす
あ、無理矢理引っ張ったら、靴も脱げた
そのまま、脱がしたジャージは、草むらの脇に投げ捨てた
愛は、下半身だけ丸裸だ
上半身も、ジャージの上衣1枚きりで、おっぱいを露出させているけれど
ほら、触るぞ愛
愛の股間に手を差し入れる
愛の女性器はすでに、濡れていた
何だ外で裸にされて、愛も興奮しているのか
わ、判らない判らないよそんなの
興奮しているんだろだから、ここがほら、こんなにグッショリ湿っている
嘘じゃないほら
オレは、わざとピチャピチャと音を立てた
あ、あたしか、身体が変になっちゃってる
処女レイプに、母親の見ている前でのセックス
自分だけでなく、可奈センパイやルナのセックスも見せつけられ
なおかつ、そんな異常な状況を克子姉や寧たちも受け入れている
あげくに家から連れ出され、どこだか判らない場所に連れて来られた
そしてまた、今度はこんな茂みの中でオレに犯されそうになっている
愛の性感が、異常興奮しているのは当然だ
いいんだもっと変になれ愛
オレは、荒々しく愛の股間を愛撫する
愛はさオレのことは、好きじゃないんだろ
でも、セックスは好きみたいだなこんなになっちゃってるんだから
ち、違うあたしは
違うのかじゃあ、レイプが犯されるのが好きなのか
違うぅぅあたしは愛はエッチな子じゃないうううっ
しかし、愛の陰部はどんどん愛液を滴らせていく
いや、どう見たってエッチだろこんなんなっているんだぜ
オレは、愛の割れ目から手を抜き、愛液でベチョベチョになった指を愛の眼前に示す
ほーら、ビッチョビチョだ
うううっこ、こんなの
ああ、こんなのみんなに知られたら困るよな
愛は、ビクッと身体を震わせる
判っているよな愛の裸の写真も、ロスト・ヴァージンの恥ずかしい映像もオレたちが撮ったことは
愛の耳にそっと囁く
うううっ酷い酷いよ
あの写真と映像どうしたらいいと思う
ずっと、オレと視線を合わせないようにしていた愛が初めて、オレに振り向く
捨てて全部消して
そういうわけにはいかないよオレと愛の大切な思い出だろ
いつまでも、ずっと残しておくよ記録なんだからさ
い、いやうううそ、そんなの
ぷるぷると、愛は首を振る
ここで愛の思考を明瞭にしておく
オレは別に、あの映像記録を他の誰かに見せようとか思っていない公表するつもりは、全然無いんだ
愛の眼を見てはっきりと、そう言う
そうだな1年後なら、愛に全部返してやってもいい愛とオレのセックス・フレンド関係は1年間限定だからな
愛は、ジッとオレの眼を見返していた
オレと愛がセックス・フレンドだってことは学校の他の人たちには、秘密だ秘密にするだから、誰にも知られない愛はクラスでも部活でも、今まで通りの生活ができる可奈センパイたちだけだよ愛の友達には、一切、喋らないから
オレに、そう言った
あなたの言うことなんて吉田くんなんて、あたしは信じられない
いつも、おろおろしていて、何も自分でできない気弱な顔の下に
はっきりと自分の意見を持っている女の子が居た
信じなくていいよでも愛には、他に選択肢は無いからな
オレは、半裸の愛を抱き締める
剥き出しのおっぱいを、片手で掴む
触るさ1年間はオレのものだ
舐めるし、抱くし、犯す1年間だけは、愛は全部、オレのものだ誰にもやらない他の男には、指一本触らせないオレだけの女だからな
ここが勝負だ
さっきもいったろろ何度も言っている
オレは、愛の胸をグイッと揉みながら
愛がレイプしてやりたいって思うくらい、エッチな身体をしているからさ
あきらめろ1年間だけだから
オレは、愛を木に押し付けキスをする
い、嫌よあ、あたしは
オレは、愛の舌を啜りながら陰部に手を伸ばす
クリトリスを剥いて、指の腹で転がす
ここが弱いんだろもう、覚えたぞ
ううう、酷い酷いよあああっ
また、ピチュッと愛液が染み出す
あっという間に、オレの手がビチャビチャになっていく
ああっ、こんなこんなことあん
ほらこのまま入れてやるからな
えっ、え
立ったまま、セックスするんだ
オレは、愛の耳にそう告げる
でもここ、外
関係無いオレが愛とヤりたいと思った時は、いつでもどこでもヤるんだ愛は、どこでもオレにヤラらせるんだ命令だからな
酷い、そんなの
オレは愛の愛液を指ですくい、自分の勃起に塗りたくる
そして、愛の身体を木の幹に当て、裸のお尻をグイッと持ち上げる
うそホントに
しっかり、オレにしがみついていろ
オレは、愛の膣口に
あっ、い、いやぁぁっ
グリグリと熱い亀頭を押し付ける
愛は、ブルルッと身体を震わせる
ほら、動くな命令だ大きく深呼吸をしろ
いいから、そら息を吐け
は、はいはぁぁ
愛は、息を吐く
今度は、ゆっくりと吸え
すぅぅ
よし、吐け
はぁぁ
じゅぷりっ
真っ正面からの男の侵入に愛の身体が一瞬、硬直する
そのまま最後まで、息を吐け
は、はぁぁ
愛が息を吐くのに合わせて
オレは、愛の内部に潜行していく
じゅぶぶぶぶぷっ
あああうっま、また
またどうしたんだ
根元まで押し込んで、オレは愛に尋ねる
愛は裸身を木とオレにサンドイッチにされてオレに、力強く抱き締められている
うううっ入られちゃってるのあたし愛は吉田くんに
そうだ愛は、またオレに犯されているんだぞ
静かに、オレは囁く
セックスしているんだ犯されているんだレイプされているんだぞ愛
オレは、グニグニと亀頭の先で、愛の膣奥を突く
ひ、酷い
愛は、悲しそうに呟いた
あ、あたしは愛は、あなたのことなんて好きじゃないのに
あなたって、誰のことだ
オレは、ズンと一度だけ愛の中を突いた
ううっよ、吉田くん
ああ、オレだオレは今、愛と何をしている
うううっ、せ、セックスち、違うれ、レイプ吉田くんが、愛のことをお、犯している
そうだ、愛は今オレに犯されているんだ
ゆっくりと、抜き差しを始める
ぐっちょっ、ぐっちょっ、ぐっちょっ
これから1年間ずっと、こうだからな
酷い、酷い酷いよ
1年なんて、あっという間さ
あううっあああ
それに、愛はホントは好きだろ
あっ嫌い嫌いよ吉田くんなんて
違うよオレのことじゃない
好きだろセックスオレにレイプされるのは
ううっああっあたし
愛の狭い膣が、キュッと締まる
愛はこういうことをするのが、大好きなんだよ
愛の肉体をオレは、淫らに揺らしていく
ああっ、ああっ違うあたしは
もう、お母さんの眼を気にして子供っぽいことをしなくていいんだぞ
ううっ、ああっうううっ
もう、友達や先輩に弱い子のフリをしなくてもいいんだぞ
ああっああっああっ
愛はもう大人なんだから
ああんっああっあたし大人
そうさ、大人だからこうやって、セックスできているんだろ
でもあっ、あっあたしは
愛はもう大人だからセックスが気持ちいいんだよ
ううっだけどあたし
ああ、判っている怖いんだろ愛
セックスを覚えて、急激に変わっていく自分が
そうだよな今までは、みんなに弱い自分を見せて、誤魔化してきたんだもんな
母の前ではまだ幼くて、1人では何もできない少女を
友人や先輩の前ではおどおどした、気弱な娘を
いや、愛は自分自身をも誤魔化してきた
そういうか弱い少女が自分の実態だと思い込んできた
だが違う
本当の愛は
ママとどんな顔をして、話をすればいいのか判らないのああんっ学校のみんなや先輩たちにも
しばらくは今まで通りでいいさ
まだしばらくは今まで通り、お母さんの前では、子供のフリをしていてもいい友達や先輩の前では、まだ弱い子のフリをしていてもいいんだ
ああっいいいの
ああ人と人との関係なんてゆっくり、少しずつでしか変えられないからなみんなの前での愛が変わっていくのはゆっくりでいいんだ
ああっああんああっ
そのための1年だたっぷり1年かけて愛は、もっと自分が生きやすいような環境を作るんだお母さんのためでなく、自分のために
あうう吉田くんああんっ
もう、愛は気付いているんだろもう、自分は変わらないといけない変わるしかないってことは
ああっああっあんっ
オレは愛の首筋を舐める
わ、判るあ、愛愛は
愛が、身体を震わせる
愛ホントはエッチな子なのあああっあんっ
ひ、1人エッチが大好きだったの毎晩、ママに内緒で自分でイジッてたのだから、初めてがそんなに痛くなかったのあああっ、判ってたの自分であああっ
愛が潤んだ眼で、オレに言う
愛エッチなのホントは、とってもエッチなの辻先輩に、エッチなことをされるのを想像してううんいつも、妄想していたのああんっ
愛の心の堰が壊れた
溜め込んでいた感情が、一気に吐き出される
でも、そういうのはママには内緒だったのママが居ない時に愛が1人だけの時に1人エッチしてたのああんっ愛ママの前では、エッチなことは何も知らない子じゃないといけなかったから
ああ、愛愛
愛の内部に、熱が籠もる
肌が火照っている
周囲の草の匂いと、愛の汗の匂い
肌にそよぐ、温かな風
午後の陽光の下での野外セックスが、オレたちを狂わせていく
学校でもそうああんっ愛はオクテで何も知らない子じゃないといけなかったからエッチな話題とか、顔を真っ赤にして黙り込んでいないといけなかったから
母親が、愛に成長しない子供のままの娘というキャラクターを強制してきたから
学校でも愛は純真無垢な少女を演じ続けてきたのか
いいんだぞオレの前ではエッチでだって、愛はもうオレに犯されているんだからレイプされているんだから
ああっ、ああっ、ああんっ
もう辻先輩のこととか考えるなこれから、1年オレが愛の身体を、メチャクチャに玩ぶんだからな
いやぁ、いやぁそんなの嫌ですぅ
もっともっと酷いことをしてやるからなゾクゾクするようなセックスをレイプをするからな
ああっ、いやぁぁううっ怖い怖いよぉ
怖くてもするんだ学校のみんなには内緒だぞ愛がオレに犯されていることは
あんっひ、秘密なのね
そうだ秘密だ
あああっつ、強い
こっちの方がいいんだろ少し痛いぐらいの方が
いやぁぁ、ああっ、あああーっ
ここには、愛のお母さんはいないんだ誰も見ていないんだ正直になれ
もっとして、痛い方がいいのっ
愛は淫乱だ
その性の本性をずっと隠してきたんだ
ほら、ほらっ、ほらっ、ほらっ
あああっ、ああっ、ああっ犯されてるっあたし、愛犯されてるっ
吉田くんっ吉田くんにっああっもっともっと、犯してっ
好きなんだろセックス
ああっ、好きっ愛ねこうされるの好きっレイプも、好きっあああーっ
正直になった愛は、一気に駆け上がった
あああっ、ああっ、変に変になっちゃうよっ愛レイプされているのにおかしくなっちゃうっっ
レイプされているからだろっ
あああっ、そうなのっあああんっあああんっ
ちゃんとオレを見ろ誰に犯されているか、はっきり見ろ
よ、吉田くん吉田くんああん、嫌い嫌いなのに気持ち良くなっちゃうよーっ
あ、愛また、出るぞ
に、妊娠しない愛赤ちゃんできちゃうのは困るよっ
ちゃんと後で避妊の薬をやるからこのまま出させろ
なら、いいよっ出してっビュッて出されるのゾクゾクするのっすっごい、悪いことをしている感じなのっ気持ち良いのっ
本当は中出しにも感じていたのかっ
ああーっ、出されちゃう愛嫌なのに嫌いなのにまた中で出されちゃうっ
そうだ愛の子宮に、ドクドク注ぎ込むからなっ
いやぁぁんっあっ、あっ、ああーっ
愛がオレを見たまま大きく眼と口を開ける
ああっ、アレきちゃう気持ちいい波、きちゃうっ
オナニーでは、イッたこともあるんだ
あああーっ、あっ、あっ、ううううーっ
木々の中に、愛の絶頂の声が響いていく
だ、出すぞッ愛っ
い、いやぁぁんっ
言葉では、拒絶しながら
愛の子宮は、オレの精子を求めて蠢いていた
あ、ああーんっ
愛の膣に締め付けられながら、オレのペニスが脈動する
お腹の中でビュクビュク跳ねてるっ
臭う男の白濁を愛の奥へ噴き出すッッ
あああっ、あああーっ、いやいやいやぁぁんっ
ドクッ、ドクッドビュビュビュッッ
愛は4回目のセックスで、エクスタシーを覚えた
もう、いやぁぁ酷い酷いよおっ
口で嫌がりなからも、愛はオレの身体をしっかりと抱きしめていた
嫌なのにこんなの嫌なのにぃぃぃぃ
愛ちゃん編も、そろそろ終わりですね
次は、こんなに長くならないはずですさすがに
もうサクサク、終わらせるというか、終わらせたいです
いつそ、一気に5年ぐらい飛ぶか
いや、その前にまだ、書かなきゃいけないエピソードが残ってますね
820.セックス・キングダム / みんなオシッコですの
最後の一滴まで、愛の胎内に射精した
ああ、ああぅ、ああぅ
オレたちは、2人とも全身汗だくになっている
オレは、すっかり力の脱けた愛の裸身をギュッと抱き締める
愛の心臓、ドクドク鳴ってるな
愛はまだ、ハァハァと息を吐いていて言葉が出ない
すげぇ、気持ち良かったよ愛の中、キュウキュウ締まるから愛の身体って、すごい良いよホント、幾らでも射精できるよ
愛は呆然として、オレを見ている
これから1年間、よろしくなセックス・フレンドなんだからな
オレは、愛のおっぱいに吸い付き、小さな乳首をペロペロと舐める
愛はようやく、声を出した
いっぱい、セックスしようなきっと、楽しい1年になるからなみんなもいるし
オレの言葉に、愛は
そ、そろそろあたしの中から、で、出て行って下さい
オレのペニスは、まだ愛の中に挿入されたままだ
オレは笑顔で断る
今は、セックスが終わった後ののんびりした時間なんだからもうちょっと、愛と繋がっていたい
で、でもあたしは
オレ、今すげえ、幸せなんだからもうちょっと、愛を抱かせろよ
オレは、ギュッと愛を抱き締める
萎えかけの勃起も、もう一度、愛の奥へズンと押し込んだ
性器と性器で繋がったまま、お互いの恥骨をグニグニ擦り合わす
うん幸せだオレ
愛は、困惑した表情を浮かべている
大丈夫だよ愛もすぐに、幸せになるから
オレが幸せにする愛が幸せになるまで、頑張るオレ、諦めの悪い男なんだだから、問題は無い愛が幸せになるまで、どれだけかかっても頑張るから
オレは、はっきりとそう言った
だってあたしよ、吉田くんにれ、レイプされたのにな、何度もそ、それなのにマ、ママの前でもなのに幸せになんてあうううっ
愛が、感情を高ぶらせるから
すかさず再起動をかける
脱力した愛の身体を抱きしめて、オレは
なれるよ幸せに愛は
オレは、愛のつるんとした頬に、キスをした
愛はジッとオレの眼を見ている
い、いつもこんなことをしているの
お、女の子を襲ったり
そんなに頻繁にはしていないよたまにだよ愛みたいに可愛い子だけだ
愛の眼が、オレを睨んでいる
それから幸せにしたいって、思った子だけだよ
オレは、ニッと微笑む
愛はさいつも、うつむいて困った顔ばかりしていたんだろだからさ愛が、セックスでメチャクチャに感じる顔が見たかった
だからあ、愛をレイプしたの
うつむく、愛
それから、楽しそうに笑っている顔も見てみたいと思った
オレは愛の顎に手をやり、無理に顔をオレに向けさせる
愛は、こんなに可愛い顔をしているんだからさもっと、笑ってた方がいいんだよ
わ、笑えないですあ、あたし
愛はまた、身体を緊張させる
愛の膣がキュッと締まるオレのペニスを締め付ける
笑えるってすぐに笑えるようになるよホント、大丈夫だからさそのために、オレたちはセックス・フレンドになったんだからさ
何で、そんなにじ、自信があるの
愛が、オレに尋ねる
どうしてあたしに、こんな酷いことをして平気なの吉田くんが、どんな人なのかあたし、よく判らない
オレはさうんオレだって、オレ自身については全然自信が無いよ愛が愛自身に自信が無いみたいにオレもねオレは、ただの頭の悪い高校1年生でしかないから
明るく話すオレを、愛はジッと見ている
でもさ、オレには家族がいる最高の家族がだから、大丈夫なんだよ愛のことも、愛のお母さんのこともオレとオレの家族が何とかするからあっという間に解決するよホント、びっくりするぐらい簡単にさ
オレには確信がある
愛と愛のお母さんの問題はさ家族がお父さんが外れちゃってて、母と娘の2人だけで、とんでもなく煮詰まりまくってたってことだろ
だからこれから1週間、愛と愛のお母さんをオレたちの屋敷に住まわせるっていう克子姉の計画は、正しいんだようち、大家族だからさ小さい子もいるしさ愛のお母さんが、愛を子供のままにしておきたいっていう気持ちは本当に小さい子の相手をすることで解消してもらえばいいんだしうちの子たちは、みんな愛と同じくらい可愛いしさ
むしろ、相手をさせすぎると愛のお母さんが真緒ちゃんや、アニエス、ルナ、コヨミちゃんたちに深く感情移入し過ぎる可能性もあるけれど
その辺は、ミナホ姉さんや克子姉がチェックしてくれるだろうし
月子やルナも、愛のお母さんの心の状態を逐一モニターしているだろう
愛が、自分のことを1人でやるのだって親切に教えてくれる子も、毎日、一緒にやってくれる子もいるからみんな優しい子ばっかりだから、心配しなくて平気だよ
アニエスとか、よろこんで一緒にやってくれるだろう
マナやイーディも、面倒見が良いし
料理も洗濯も掃除も、克子姉が教えてくれるしああ、メグや瑠璃子でもいいんだよなそれから髪の毛のケアとか美容のことは、ヤッちゃんが教えてくれるだろうし
な、何人居るの
愛が尋ねる
えっと3歳児の真緒ちゃんと、12歳のアニエス、ルナ、コヨミちゃん中学2年生がヨミとマナ3年生が、瑠璃子と美智
年下が8人
高校1年が、オレと雪乃とメグとイーディ
同い年が4人
高校2年が、ヤッちゃんとみすずと月子ヤッちゃんは、ホントは1学年上だけどねそれから、高3が美子さんこの人は毎日はいないけれど
年上の高校生が3人
お屋敷には住んでないけれど、可奈センパイもオレの女だ高校2年生
で大人が真緒ちゃんのママの渚と、克子姉、ミナホ姉さんマルゴさんていう人もいるけれど、今はアメリカに行ってて留守なんだよ
在住の大人が4人
そんなに住んでいるのえ吉田くんと
まだまだうちに住んでるわけじゃないけれど、よく来るのが翔姉ちゃんとレイちゃんたまに来るのが、キョーコさんとミス・コーデリアアーニャもだよなそれと、ミス・コーデリアのイーニーとミーニーも
2人+5人
みんな女の子で男は、オレだけあ、すぐ近所に森下さんていうお爺さんが奥さんと住んでて、時々、手助けに来てくれるけれど基本はねこれが全部、オレの家族だからさそんでもって愛と愛のお母さんをサポートしてくれるメンバーだから
オレは、胸を張ってそう言う
何の心配もいらないんだよホントにみんな、綺麗で頭が良くて、力があって優しい人ばかりだから
オレは、愛に微笑む微笑むつもりがなくても、顔が勝手に笑顔になる
だからさオレのことは信頼できないかもしれないけれどオレの家族に全て任せてくれよ大丈夫みんなに会えば一緒に暮らせば、すぐに判るからみんな、最高の人たちだってこと愛のことを本気で心配して、助けてくれる人たちだって
オレに尋ねる
何で助けてくれるのよ、吉田くんの家族があ、あたしとママを
そんなの、決まっているじゃないかオレが、愛のことが好きだからだよ
あ、あたしのこと好きなの
うんと勘違いして欲しくないんだけれどいわゆる、恋愛感情としてのアイラブユーじゃないよオレが愛に夢中になっているとかそういうのじゃなくって
ここは、ハッキリしておかないといけない
変に勘違いさせると関係が混乱する
じゃあ何
だって、愛は可愛いし良い身体をしているだから、気に入ったそれで、セックス・フレンドになったとりあえず、1年間それだけのことなんだけれど
うんとこれじゃあ、伝わらないか
とにかくオレは、メチャクチャなんだよ欲しいものは、欲しいんだだから、奪うその代わり奪った以上は、責任を取るペットの世話は、ちゃんとやれってやつだよ
あ、あたしペットなのよ、吉田くんの
そうだよ1年だけ我慢してくれ
な、何で1年
そりゃ、1年経ったら愛は今は、人に世話をしてもらわないと死んじゃうような生まれたばかりの可愛い子猫だけどさ1年後は、虎かヒョウにとんでもない、人食いライオンになっているだろうから
はっきり言っておくけれど今のまんまの愛だったら、ちゃんとしたファースト・キスもロスト・ヴァージンだってできなかったと思うそれこそ、辻先輩が愛に振り向いてくれて、辻先輩の方からアプローチしてくれたとは、とても思えないし
だからって吉田くんが、あ、愛を犯していいはずがないわ
それは確かにそうだそれはそうなんだけれどもう、何回もセックスしているんだからさその辺のことは、諦めろよ
そんなの酷い勝手よあたしは
でも、今だってオレは愛と繋がったままなんだぜこれからだって、何度もするからなオレが愛としたいからするんだあきらめろ
1年だけだ約束したろ大丈夫だ1年経ったら、オレのことを蹴飛ばすぐらい、愛は強くなっているよオレたちが、愛を鍛えるんだから
オレは愛の身体をギュッと抱き締める
だから、オレに1年間だけ、捕まっていろ
今の愛にはどうしたって理解してはもらえないと思う
1年後、愛が自立した女になった時にならなければ
ホントに勝手酷い、酷い、酷い
吉田くんなんて、嫌いよ
ああ、嫌いでいいから
オレは愛の耳に、優しくそう囁いた
ようやく、ズルリと愛の胎内から、ペニスを引き抜く
トロローッと、白い精液が愛の割れ目から、地面の土の上に垂れ落ちた
愛が、ブルッと身体を震わせる
どうした寒いのか
9月も後半だけど肌寒くは無い
でも、ほとんど裸身だし汗をいっぱいかいたからな
む、向こう、行ってて
愛オシッコか
だからそっち行っててこっち、見ないで
大きな声で、愛は叫ぶ
いや、見るよ
せっかくだから、愛がオシッコするところ見学させてもらうから
いや、ほらオレたちの関係は、何だ
せ、セックス・フレンド
そうだ、セックス・フレンドだだから、当然オレには、愛のオシッコを見る権利がある
オレの宣言に愛は
な、無い無い無い無いそんなの無いよっ
いや、ある
無いって
ヤッホーあんまり遅いから、様子を見に来たよお兄ちゃん
パパ、お帰りなさいですのっ
マナとアニエス
愛が慌てて、剥き出しの下半身を手で隠す近くの草むらに逃げた
脱ぎ捨てたジャージの下は、あれどこだ
ミナホお姉ちゃんがいい加減、お屋敷に連れて来なさいってさ
監視カメラで、オレと愛が庭でセックスしていることをミナホ姉さんは、観ていたんだな
パパまた新しい子ですの
ああ、愛だ愛マナとアニエスだ
マナですよろしく愛さん
アニエスですの
アニエスは、愛を警戒している
この子が、外人
金髪・碧眼に白い肌のアニエスを見て愛が尋ねる
いや、ハーフだよ日本とフランスの
アニエスはパパの娘ですの
アニエスが、オレに抱き付いてくる
よ、吉田くんの
そうだよオレの娘だよ
アニエスは12歳だけれど、少し大人びて見える
オレの子というには、年が合わない合うはずが無い
でも、オレの娘なんだ
パパあの子と、セックスしたですの
アニエスが、裸のままのオレの下半身を見て尋ねる
ああ、したよもう3回お腹の中に出して、1回飲ませた
よ、吉田くんっ
愛は慌てるが
アニエスは、ニコッと微笑み
じゃあ仲間ですのっえっと
愛だよ愛っていう名前だ
愛ちゃん、これからよろしくですのっ
金髪の美少女が、愛に頭を下げる
アニエスちゃんは、お兄ちゃんとセックスした子しか、仲間と認めないんだよ
マナが、愛に説明する
愛さんも、初めてがお兄ちゃんでレイプだったんでしょ
マナも、そうだったんだよマナも最初は、お兄ちゃんにレイプすっごい痛かったし、1日で何回も中出しされて大変だったんだけれどでも、愛さんは、そんなに痛くなさそうだし、すぐにセックスに慣れそう良かったですね
愛は、すっかり呆然としてマナを見ている
あ、あなたもハーフ
マナは、ケラケラと笑う
マナは純粋な日本人ですっ
そうかマナのスーパー・モデルを目指しての肉体改革は、着実に進行しているから
スタイルも良くなったし、背も伸びた
顔もどんどん綺麗になっているし、肌の艶も良い
確かに、一見ハーフ美少女っぽい印象もあるよな
うん何か、普通の14歳には無い色気があるんだよな
それはお兄ちゃんに、たーぷりセックスしてもらっているからだよ
アニエスもアニエスも、パパといっぱいセックスしているから、お色気プンプンですのっ
2人の年下の少女の言葉に、愛はただただ驚くばかりだ
ルナもそうルナも、パパにいっぱいお腹の中にドピュドピュしてもらっているからお色気ムンムンですのっコヨミちゃんだけ、色気が無いですのっ
アニエスは、コヨミちゃんがオレとセックスしないことが不満なんだ
愛ちゃんも、すぐにお色気ポヨンポヨンになりますから頑張りましょう命、燃え尽きる時まで
アニエスは、訳の判らないポーズを取る
でお兄ちゃん、今まで愛さんとセックスしてたの
あ、そうなんだけれど
じゃあ、アニエスがお口でパパのオチンチンを綺麗にしますのっ
ええっ
眼を丸くする愛
あ、アニエス今はいい愛は処女喪失したばかりで、血が付いている可能性があるから
人間の血は舐めると身体に悪い
うう、そうですのじゃあ、早くお屋敷に入って、お風呂ですのお風呂で、アニエスとセックスしましょうっ
アニエス、勉強は終わったのか
アニエスは、ヘヘンと笑って
今日の分は、ちゃんと済ませましたのだから、ご褒美にパパ、セックスして欲しいですの
愛そんなに驚くなこの子は、特に積極的なだけだから
そうかなあみすずお姉ちゃんと、美智お姉ちゃんも相当、積極的だと思うけれど
あ、そうだ愛、オシッコしたいんじゃなかったっけ
オレは、みすずから連想して思い出した
あだ、だからおトイレは、どこですか
愛は、まだ話が通じそうなマナに尋ねた
えー、お屋敷はこの上だから結構あるよ
ここは正門の少し上の草むらの中でお屋敷は、この坂の上
歩いて2、3分の距離だ
ここで、しちゃえばいいんじゃないですかせっかく、お兄ちゃんも見ているし
アニエスも、オシッコしますのっ
じゃあ、あたしもしようかな
愛の前でアニエスとマナは、スカートを捲ってパンティを脱ぐ
お兄ちゃんマナのパンティ、持ってて
アニエスのもですのっ
2人は、オレにパンティを手渡した
そしたらねマナがここで、アニエスちゃんそこ愛さんは、そこにしゃがんで下さいお兄ちゃんは、こっちからこの角度で
マナが仕切る
正門前の草むらに、3人の美少女が並ぶ
オレは、その正面に立ち
い、いやあのあ、あたしは
おろおろする、愛にマナは
マナたちも、一緒ですから恥ずかしくないですよ、愛さん
ちょっと恥ずかしいのがいいんですのっ
アニエスもそう言ってM字開脚で、しゃがみ込む
愛ちゃんどっちが長く、オシッコし続けられるか勝負ですのっ
あたしは勝負しないよオシッコは健康的にお兄ちゃんに楽しんでもらいながら、排出しましょう
マナも、M字でしゃがみ込む
愛ちゃん早くっ
仕方なさそうに、愛も腰を下ろす
オレの眼の前に3人の美少女の陰部が、露わにされた
誰が先にオシッコ出せるかも勝負ですのっ
それは、マナが先ぃぃっ
ジョロロロっとマナが、放尿する
ああっ、アニエスもっ
チロロロと、アニエスの割れ目から湯気と小水が零れ落ちる
ほら、愛ちゃんも
ジョロロロロロ
愛も、愛液と精液でテロテロに輝いている秘部からオシッコを迸らせる
ああ木々に囲まれて空気も良いし、良い天気だし、お兄ちゃんに見てもらってて気持ちいい
パパ見てますの
ああ、見ているぞ愛も
愛は、羞恥に顔を真っ赤に染めている
ぬふふっ、愛ちゃん可愛いですのっ
アニエスが、オシッコしたまま愛を見て笑う
ああ、仲良くしろよ
アニエスは、大きく返事をした
最初に、オシッコを終えたのはマナだった
二番ですのっ
次がアニエス
愛ちゃんまだですの
全員の視線が、愛の股間に集まる
み、見ないでそ、そんなに見ないで下さい
しかし、愛のオシッコは止まらない
お兄ちゃん、愛さんのアソコって良かった
ああ、すごく狭くて気持ちいいんだ
愛さん後でマナと一緒お兄ちゃんにエッチしてもらいましょうね
アニエスが先ですのっ
愛の小便は、まだ続いている
な、大丈夫そうだろ、愛みんな優しくて良い子ばっかりだから
しゃがんで、オシッコしたまま愛がオレを見上げる
オレたちは、こうやってずっと上手くやってきているんだセックスが、オレたちの流儀なんだだから安心しろ愛はもう、大丈夫なんだから
そうだよ、愛さんあたしたちのお兄ちゃんは、すっごいんだから
大船に乗ったつもりでいるですのっぬふふっ
オレたちの言葉に愛は
小さく、頷いた
少しずつ心が溶けてきている
愛のオシッコが終わり、全員、身支度を整えた頃
再び、正門が開き
愛の家に居た残りの人たちを乗せた、克子姉の車が戻って来た
愛の母親も乗っている
最近、変な夢ばかり見る
昨夜は、夢の中の人物に一生懸命、ウルトラマン・レオに出ていた子役はスギタカオルさんだと訴えていた
821.セックス・キングダム / バランサー
ううっ、やっぱり酷い
風呂上がりの愛が呟く
裸体に白地のバスローブ1枚を纏っただけの姿で、ジロッとオレを見る
ほらほら、愛お姉ちゃんグチグチ言ってないで、さっさと髪を乾かすそのまま放っておくと、朝にはボワンと爆発頭になっちゃうよっ
湯上がりでパンティ1枚だけのマナが、鬼軍曹モードで愛に言った
さっき、愛の家でシャワーを浴びたばかりだけれど
野外セックスで身体が汚れたので、風呂に入り直した
ついでに、今度は髪も洗わせた
マナちゃんの言う通りですのっドライヤーしないと大変なことになっちゃいますの
同じくバスローブ姿のアニエスが、自分の濡れた金髪にドライヤーを当てようとしている
アニエスも、愛と一緒に髪を洗った
愛は今まで、髪だって母親に洗ってもらっていたから
アニエスが、自分の髪を洗って見せて愛のお手本になったのだ
ほら、愛ちゃんもアニエスのお隣で、どうぞですのっ
お屋敷の大浴場の脱衣所には、幾つもドライヤーが置かれている
自分で髪を乾かすのも、アニエスのやり方を見て、お勉強だ
早く、愛お姉ちゃん
マナの催促に愛はうめきながら、アニエスの隣の籐の椅子に座った
面倒でも、自分の髪の毛なんだから自分でケアしろよ
オレは愛にそう告げる
わ、判ってますううっ
ドライヤーを手に取る
はい、まずはスイッチを入れて髪に当てますのスイッチ・オンですのっ
ブオオオオッ
アニエスが熱風を吹き付けながら、ブラシで髪を梳かして見せる
ほら、愛もやってみろよ
愛もドライヤーを起動させ、熱風を自分の黒髪に当てる
見様見真似で、置いてあったヘアブラシで髪を梳かそうとするが
違いますのそうじゃありませんのブラシは、こう
アニエスが手本を見せる
あううじゃありませんの愛ちゃんももう大きいんですから、ちゃんとしなさいですのっ
アニエスに叱咤され愛は、自分の髪を梳いていく
そうそうそんな感じであ、ドライヤーは、もう少し髪から遠ざけた方がいいよ
マナも、愛に指導する
ヨッちゃんの着替えを持って来たよ
廊下から、寧が脱衣所に入って来た
愛の方を見てオレに尋ねる
ああ、良い感じアニエスとマナが、愛の先生になってくれているから
オレは、寧の持って来てくれた普段着に着替えながらそう答えた
ああ、明日のパンの仕込みをやっているよ克子姉と愛ちゃんのお母さんも一緒月子さんとコヨミちゃんも
愛もヨミとルナには、不思議な力があることは判っている
あの巫女姉妹が一緒だと、愛が緊張するから
気を遣って、そっちへ行ってくれたんだな
よしよし大分、上手くなってきましたの
ちゃんと乾かさないと、頭から風邪をひくからね愛お姉ちゃん
アニエスとマナは、屈託が無いから愛も反発なく、指導を受けている
池田先生の医院に行くのは、夕食の後にするって少し、車の出入りがバタバタしたから、公安さんが過剰反応しているんだって今は
ああ、克子姉の車がお屋敷の中に飛び込んでオレと愛だけ下ろして、また急発進したからか
少し時間を置いた方がいいだろうって、ミナホ姉さんが池田先生には、もう連絡してあるってさ
愛は処女破瓜のダメージは、そんなに無いと思う
セックスに強い体質なんだろう
どうしても急いで診てもらう必要は無い
今日中に、検診してもらえればそれでいいか
この後、ほらミィちゃんやルリちゃんたちが、帰って来るでしょその辺のラッシュの時間を避けたいって
みすずや瑠璃子たちが、学校から送迎車でお屋敷に戻ってくる
香月家の後継者の移動には、外に居る公安警察も香月セキュリティ・サービスの警護員も毎回緊張を強いられる
愛の検診は、みすずたちの帰宅を確認させた後にした方が彼らも落ち着くだろう
一応、警戒監視を、イーディがやってくれているから
お屋敷の警備システムの操作を、イーディはすでにマスターしている
こっちは、あたしが付いているよ
じゃあ、オレもパンの方へ行くかな
オレのパン屋なんだ
50円安い方のシリーズだって、製作状況を把握しておかないといけない
オレは、服を着替え終わった
アニエス、マナ愛のこと頼むぞ
オレが2人にそう言うと
愛が心配そうに、オレを見る
大丈夫だよヤッちゃんも、ここに居てくれるから
知った顔が一緒なら、心強いだろう
愛のお母さんの様子を見てくるから
もう、唸らないですのっパパは忙しいんですからっ
心配ないってこのお屋敷の中なんだからさっ
そうそう、お兄ちゃんすぐに戻って来てくれるよ
アニエス、寧、マナと愛に声を掛ける
ホント、すぐ戻って来る
愛が、上目遣いでオレに言う
ああ向こうの様子を見てくるだけだ
オレは、愛の柔らかな頬を撫でる
そうだよだから愛お姉ちゃんは、髪の毛を乾かすことだけに専念していてっ
愛は、別にオレのことを信頼してくれているわけではない
愛はどうしようもなく他人に依存する体質で
たまたま、今はオレに一番依存しているというだけのことだ
勘違いしてはダメだ
アニエスは12歳、マナは14歳16歳の愛は、この子たちには依存しきれないだろう
寧は年上だけれど寧には、元・不良少女の悪い噂が残っている
これまた依存しきれる対象ではない
そういう意味では、このメンバーは愛のためには最良な組み合わせなんだろうな
オレや可奈センパイが、一番手頃な依存対象なんだろうけれど
これが、愛よりももっと年上な克子姉や渚なら愛はもっと依存して甘えようとするだろうし
逆に年上でもミナホ姉さんなら、オロオロするどころか愛は全身ガタガタ震え出すかもしれない
愛にとって丁度良い緊張と緩和のバランスを考えたら
アニエス&マナ+監視役の寧というのは、なかなか整っていると思う
オレは廊下に出る
そのまま、お屋敷内のパン工房の方へ向かった
そうです次はこんな風に、生地を丸めて下さい
こ、こうでしょうか
うんうんおば様、上手いですわ
愛のお母さんにヨミか
部屋の中を覗くと確かに、みんなでパンを作っていた
あら、公様
月子が、オレに気付く
兄さん、こっちは問題ありませんから
ルナが、オレに言った
この人にとってもコヨミちゃんにとっても
コヨミちゃん
見ると、コヨミちゃんも黙々とパン作りに参加していた
このおば様の存在がコヨミちゃんにとって、良い揺らぎになっているんですわ
ヨミがそう言った
むしろ、公様がいらしたことでお二人とも、少し、緊張なさっていますわ
月子が、そう分析する
今は、あたしたちに任せてあなたは席を外していて
克子姉が、そう言ってニッコリとオレに微笑む
あそうなんだ
ええ、こっちは大丈夫だから
オレは愛のお母さんからすれば、愛娘をレイプした憎い男だもんな
今は、オレの顔なんか見たくないだろう
コヨミちゃんにとってもオレは、親しい従姉たちを寝取った悪い男なんだ
じゃあ、頼むねみんな
じゃあ、愛の方に戻るか
いや、少し時間を置こう
オレ抜きで女の子同士で仲良くなる時間を持つべきだ
オレは一旦、食堂に寄ることにした
水でも飲んで、時間を潰してから戻ろう
ここに来ると思っていたわ
座りなさい今、コーヒーを入れるわ
ミナホ姉さんが、ニッと微笑んでエスプレッソ・マシーンに向かう
いいのよ一休みなさいあなたは、今日はもう目一杯頑張ったんだから
ミナホ姉さんは、コーヒーカップに、シュゴォォッと熱いコーヒーを受け止めていく
はいミルクとお砂糖は、そこにあるわ
すっかり準備をしていたらしい
オレのカップを置くと今度は、自分のコーヒーを入れる
あ、そうだゴメン、愛のこと勝手に色々やっちゃって
愛と愛のお母さんをこの屋敷に連れて来てしまった
いいのよ良信が決めたことなんだから
この屋敷も、あたしも全て、良信のものなんですからあなたが、そう決めたのならあたしは全て従うわ
とりあえず、1週間なんでしょ
う、うん愛と愛のお母さんは、1週間したら家に帰すからこの1週間は、母親と娘だけの異常にくっ付きすぎている関係を見直してもらいたいだけだから愛は、自分で自分のことをする習慣を身に付けて欲しいしお母さんには、愛に干渉するのを止めて欲しいから
このお屋敷の中での集団生活を通して今までの自分たちの生活を顧みる
それが、オレの狙いだ
別に1週間でなくずっと、あの親娘をここに居させてもいいのよ
ミナホ姉さんは、オレを眼を見る
何なら仲の余り良くないお父様との離婚交渉だって、あたしが弁護士を立ててやってあげてもいいし
それより、良信あなた、愛さんとはもう何度もセックスしているけれど
愛さんのお母さんとはセックスしないの
ミナホ姉さんは、鋭くオレに尋ねた
いやあ、それは考えていなかった
そうやっぱりね
ミナホ姉さんは、コーヒーを一口啜る
ほら、良信も飲みなさい温かいうちに
あ、うんそうだねありがとう
オレも、ミナホ姉さんの入れてくれたコーヒーを飲む
あの年齢のおば様は、良信は苦手なのよね
自分のお母さんのことを思い出してしまうんでしょ
だから、セックスも考えなかったあなたは、自分のお母さんとセックスすることなんて、絶対に想像しないですものね
オレと母親の関係は
あなたが愛さんに強く執着したのもよく判るのよあなたと愛さん、まったく境遇が真逆ですものね
境遇が逆
愛さんは、お母さんに過剰なまでに溺愛されていた何もかも監視されお母さんの希望通りの可愛い娘になるように育てられてきたわ
そうだ愛は
そして、良信の方は自分の母親に完全に無視されてきた育児放棄でしょ育てられていないし存在していることさえ、無視されてきた
オレはそうだ
あなたのお父様が、あなたをあたしの家の養子にしてしまったことさえいまだに気付いていないんだから
オレの母親はオレがまだ、あの暗い家に
台所のボロっちぃソファで寝起きしていると、思っているんだろうか
いや、もうとっくにオレという息子の存在を
自分が子供を産んだという記憶さえ、忘れてしまっているだろう
そういう境遇で生きてきたあなただから愛さんの母親に依存しきった生き方が許せなかったんでしょだから、何としてでも母親から自立させたいって思ったのよね
いいのよあなたは、そういう子でいいの自分の中の真っ直ぐな心に従って、生きていきなさい
そうか、オレ愛が、羨ましかったんだ
母親に、徹底的に構ってもらえる愛を
それはどうかしら羨ましくはないでしょああいうのただ、あなたは愛さんとお母さんの関係が、とても不健全で気持ち悪いって感じたのよだから、あなた自身の流儀で、愛さんを塗り替えてしまいたかったんでしょ
オレの流儀セックス
ああ、そうかだから、この屋敷の庭で愛と2人きりになったら、オレはもう一発、セックスしちゃったんだ
愛の家での寧や可奈センパイたちに見守られているセックスだけでは満足できなかった
がっつり、2人きりで愛を犯したかったんだ
あなたの判断は間違っていないわよあそこでの、あなたと2人きりのセックスがあったから愛さんの心は、和らいだのよ今は大分、あなたに靡いているあなたの言葉だと依存ということになるんでしょうけれど
ミナホ姉さんは、そう分析した
二人だけの時間を持てて、そしてあなたが極めて、真っ正直に愛さんを求めたからよまああなたは、どんな女の子にも嘘は吐かないから全身全霊を掛けて、本気で相手の女の子の心と身体を貪り尽くすからそれは、女にとっては至福なのよ男にそんな風に愛されることはだから、あなたとセックスを重ねた女の子は、みんな陥落しちゃうのよねそれは、そうなんだけれど
オレは男で女の子の気持ちは判らないから
まあ面白い1週間になると思うわあなたにとっても家の中に、自分の母親と同年代の女性が居るというのは、新鮮な刺激になるでしょうし
そう言えば初めてなんだな
そういう生活は
愛さんみたいな子の存在はみんなを刺激するわアニエスやマナさんには、すでに良い影響を与えているようだし
何かを教えてあげる対象だから
いや、アニエスはルナとの間に、そういう関係を築いているはずだったんだけれど
アニエスがルナに勉強を教わりルナがアニエスにセックスを習うという関係は
ルナが人の心を読む力の持ち主だということで、破綻していたもんな
ルナは克子姉たちのセックス・テクニックを直に学び取っていたから
その上、ルナは賢いんだよなあアニエスよりも、ずっと頭が切れる
ああ、そうか愛は、普通の子だからアニエスやマナと、思考のスピードが合うんだ
そういうことよ人の相性の良さは、思考の速さが合うことで決まるのよ寧と可奈さんが、そうでしょ
なるほど確かに、寧と可奈センパイが良い関係なのは、頭の回転スピードが一緒だからだ
良信はこうやって、人を増やして、家族を補強していくのね
あたしには、考えつかなかった方法よあたしは少数精鋭で、自分と考えの合う人間だけが揃っていれば、それでいいと思っていた女だから
ほら、思い出しなさい今年の春あたしが、白坂創介への復讐のために選んだメンバーは、克子とマルゴと寧だけだったのよそもそもは
渚すら、当初のメンバーには入っていなかった
そして、オレは最初は黒い森のメンバーでなく
白坂創介の愛娘である雪乃をレイプするための道具として選ばれた
でも、ダメなのよねどんなに優秀な人を集めても、少数のグループは思考が偏るわバランスの取れない歪な人間の集団になってしまう
ホントあなたが来てからよ良信は、いつも、あたしの想像を超えた思考と行動をするからそしてどんどん、恐れずに、思考の異なる女の子たちを引き込んできたから
節操が無いんだよオレは
いいえでもダメな子は一人もいなかったわあなたは、ちゃんと見る眼を持っているあなたが愛した結果どの子も、何倍も綺麗になっているわ自分に自信を持って、明るく楽しく精一杯生きている子に変わったのよあなたは、そういう子しか選ばないし、抱かないわ
オレが何かをしたんじゃないよみんなが、自分で自分を変えたくて、それで変わったんだ
そのキッカケを作るのは、いつもあなたなのよあたしには判るわだって、あたしだってそうだものあなたに出会ったことで、変われたんだもの
だから判るのよ愛さんもきっと変わるわ今の姿からは想像できないぐらい、素敵な女の子になるでしょうね他の子と同じ様に
そうなら、いいんだけれど
そして、あなたは新しい子を引き入れて家族を補強していくのよ新参が家族に良い揺らぎを与えて調和させていくのどんどん、人間関係のバランスが良くなっていくのよ1週間後には、もう結果が出ているはずよ愛さんが参加したことで、あたしたちはまた良くなるわ
ミナホ姉さんは、そう言い切る
それから気付いた愛さんのお母さんとコヨミさん
判らない溺愛していた娘を男に寝取られたばかりの母親とほんの少し前に、母親を失ったばかりの娘
眼の前で、愛がオレに犯されたことで愛のお母さんの中での無垢な自分の娘は、消滅してしまっている
コヨミちゃんはお母さんの清美さんを先週失ったばかりだ
あたしはコヨミさんの母親役は、渚か克子に任せれば良いと思っていたわ適材適所じゃないけれど今居るメンバー、身内で何とかしなければいけないって思ってたから
でも、そうじゃないのね最適な人材は、外部から見つけてくるしかないのよ
身内だけで済むわけが無い足りるわけが
人を増やすことにためらいのないあなたに良信に、教えられたわ
ミナホ姉さんは、ニコッと笑う
あなたも知っている通りコヨミさんは、まだ身体が未熟よあなたのいつもの流儀セックスでは、救ってあげられないのよ今はまだ
あの子は、普通の12歳の女の子よりも幼い肉体をしているのだから
愛さんのお母さん有効に使わせていただきましょうあの方、ちょっと過剰だけれど娘思いの良い母親であったことは間違いないんだから
コヨミちゃんの心の安定は愛のお母さんで何とかするのか
それも1週間後が楽しみね
今日、たまたま母校の前を通ったのですが
前も書きましたが、私は高校は男子校でした
なので、同窓会も1度もありませんし卒業式以来、学校の近くにはまったく行く機会がありませんでした
ということで、実に20数年ぶりに母校の前を通ったのですが
絶句です
記憶と全然、違っています
いや、もちろん建物とかも、変わってたりしているんですけれど
道の幅とか、通りの長さなんかも記憶と違う
学校の周囲のお店とかも、全然覚えていなかったり
唯一覚えていたのが、昔、本屋があったビルだけ
いかに自分の記憶というものが曖昧というか
もはや、夢ですね昔のことは
本当にこの学校に通っていたのかも確信が持てなくなってきました
生きているということは、夢なんだなあ
かつて、あったものあったと覚えているものさえ、本当かどうか判らないんだから
821.セックス・キングダム /3日後
結局のところ愛の変化に、1週間も掛からなかった
あれから、3日が経った
もう、愛さんそこは邪魔だから
いつもの昼休み
いつものパン販売
たくさんの生徒が並んでいる慌ただしい売り場の内側でメグが、愛に叫んだ
は、はいあうぅ
慌てて、返事をする愛
愛ちゃん、こっちを手伝って
寧が、愛を呼ぶ
これとこれとこれ下さい
女生徒が、パンを選んで指で示した
はい、ありがとうねっ愛ちゃん、幾ら
寧が、愛を見る
3つで440円ですぅ
愛は、パンを見てすぐに答えた
これでお願いします
はーい、1000円札からねっ
おつりは、560円ですぅ
愛は、記憶力が良い
パンの種類とそれぞれの値段は、あっという間に覚えた
それから、暗算も得意だ
これとこれ
はいっ、240円ですぅ
こういう能力は、愛の母親が愛を抱え込んでいる限りは、誰にも気付かれなかっただろう
値段の計算以外のパンを袋に入れて渡したり、お金の受け渡しなんかの作業はどうにも遅い
焼きたてのパンをササッと売り場に並べるみたいな、テキパキやらないといけないような仕事は、相変わらず苦手みたいだ
とにかく愛の身体がみんなの速さに追いついていない
あ、愛ちゃんそれはあたしがやるわそっちのお客さんのパン、計算してね
うぅぅ270円ですぅ
今はまだ寧や克子姉のサポートが必要だ
それでもまた3日目で
大分、パンの売り子の仕事に慣れてきた方だと思う
もう、それはやらなくていいからっ
あぅぅ、ごめんなさいっ
あららまた、メグに怒鳴られたのか
それ、アタシがやるネアイは、こっちを
どうやら、イーディが助けに入ってくれたようだ
はいよっ第2弾、上がったよ
オレは、業務用の大型のパン焼きオーブンを開けて叫ぶ
次々と、パッドの中に焼きたてのパンを並べていく
はーい、ヨシくん持っていくわ
手際よく、メグが工房の中へ飛び込んで来る
メグちゃん、安い方のパンがなくなりかけているわ
判りましたそっちから先に出しますっ
克子姉の指示で、メグが50円安いシリーズのパンから売り場へ運んで行く
次、これネ
イーディが、次のパッドを
オレは、どんどんパンをオーブンから出していく
愛ちゃんは、売り場から動かなくていいからねっ
次のパッドは、寧が取りに来た
やっぱ、人数が増えると楽ねえ
パン工房の中で、雪乃と一緒に先に昼食を食べていた可奈センパイが、そう言った
ヨシくん、これで最後
ああ、このパッドの分で全部だよ
ご苦労様っ
メグが、オレの唇にチュッとキスをした
後は、あたしたちがやるからヨシくんは、お昼休憩にしてねっ
そう言って、パンの詰まったパッドを運んで行く
第2弾のパンが焼けたら、オレの作業は終わりだ
さっさと昼食を食べて、作業場の片付けとなる
売り場の方は、克子姉が仕切ってくれているし
メグちゃん、積極的になったわよねえ
可奈センパイが、そんな感想を言う
前はさ、あそこでノブにチュッとかそういうアプローチをする子じゃなかったでしょ
恵美は今、お尻に火が付いているのよ
あの愛って子が来てから張り切らざるを得なくなっているのよね恵美は
はーん愛の存在が、良い刺激になっているってこと
刺激っていうか恵美からすれば、ようやく自分と同じレベルの真っ正面から、がっぷり四つで闘わないといけない好敵手が現れ、必死な状態って感じなんだと思うわ
雪乃は、箸を止めてそう言う
ほら今までの連中はさ寧やアニエスは、恵美と比べたら遥かに底抜けの美人だし香月家の2人には家柄と気品で負ける鷹倉一族には、謎の超能力があるし、イーディと美智には気力と体力で負けるとにかく、恵美からしたらさみんな自分よりも、トンデモなく凄い人たちで、もう最初から戦わずにして負けましたって感じだったのよあの子って元々、劣等感が強い子だし
その上、体育会系思考だからあたしとか克子さんとか、年上の人には絶対に逆らわないもんねぇ
可奈センパイは、ウンウンと頷いた
でも、あの愛って子は見た目は、まあ可愛い方だけれど、色々と頭のネジが抜けてるでしょ動作はトロいし、すぐにあわわわってなっちゃうし
まあね問題の多い子だから
だから、いいのよ恵美にしてみれば、初めて現れた真っ正面から組み合える相手なのよああいう子が、丁度良いレベルなのよねていうかさ
雪乃は、ニヤッと笑う
その上、あの愛って子は自分と同い年でしょあの子に負けたらいよいよ、リストラされちゃうんじゃないかっていう恐怖感もあるのよ相当、切羽詰まっているのよ負けられないのよねあの子が、自分の同レベルの相手だと感じているからこそ
また随分、メグに対して厳しい意見だな
ああ、なるほどね愛の存在が、恵美ちゃんに危機感を感じさせているのか
可奈センパイは、納得しているけれど
まあ雪乃さんの言いたいことは、何となく判るわノブの女って、みんな美人で頭が良くて強か《したたか》っていう、3拍子揃った人が揃ってるものね
そうそうそういうことなのよ
雪乃と可奈センパイは、笑い合う
しかし、雪乃
確かに、美人と強かなら、お前もそうだけれど
雪乃は、他の子と比べて頭の働きは、うーん
野性はあっても、理性はって感じだよな
可奈センパイの方は、間違いなく頭の回転の早い賢い人だけれど
そうよねえ才能と力のある子しか、ノブは選ばないもんねぇ
そうなのよつまり、まあ、ある意味において恵美は、あたしたちの中でちょっとカワイソウな存在だったわけだけどさでも、今度、愛って子が来たことでさ恵美も、ようやく低いレベルでも競い合う相手ができたんだからさこれからは、上手くいくんじゃないのもう、落ち込んでいられないだろうから
まあ、恵美にとっては、なかなか良い刺激になると思うわよだって、恵美って女はさ今までは、1人で勝手にあたしは、みんなに比べてダメだダメだダメな子だって、1人落ち込みスパイラルにハマることが多かったんだけれどさ恵美ってほら、かなりの小心者だからさ
雪乃よくもまあ、ここまで上から目線でメグのことを語れるもんだ
いや、こういうところが雪乃らしいんだけれど
ああ、今度は落ち込んでいる間に、愛にぐんぐん引き離されるかもしれないとか、考えちゃうのね
そうなのよ悩んだり、落ち込んでいる余裕は無いのよもはや、恵美には
偉そうに、雪乃は宣言する
それで、恵美克子や寧に、美容とかお化粧の相談とかまで、どんどん相談し始めたみたいなのホント、笑っちゃうわよねあの愛って子にさ可愛らしさでも、何とか対抗しようっていうのよ
あら、それは良いことでしょ恵美ちゃんだって、地は良いんだから磨けば光るわよ単に、今まで積極的にそういうことに気を遣って来なかったっていうだけなんでしょ
で、でも恵美よ
あの恵美が恵美なんだから
雪乃、お前ホントメグに対するコンプレックスは消えてないんだな
コンプレックスあたしが恵美に
雪乃は、はあという顔をする
何言ってんのよ、あんたバカなの目玉、腐っているんじゃないの
お前怖いんだろメグが自分よりも、綺麗になることが
な何よそんなわけないでしょ
綺麗になるだけじゃなくてメグが、愛と競い合って、どんどんいい女になっていくかもしれないことが怖いんだろ
雪乃は子供の頃から、メグにコンプレックスを感じている
だから、昔はずっと、メグのことをイジメていた
今の勢いならメグは、あっという間にお前よりも綺麗で魅力的な女の子になっちゃいそうだもんな
オレは、雪乃の前の椅子に座る
ど、どうせあたしは、可愛くないわよっ
プクッとむくれる
お前こそ、何言っているんだよ
オレは雪乃の眼を見て、言う
雪乃は可愛いよそんなのは、オレが一番よく知っているよ保証してやるよ
え、あ、は
だからあからさまに、他の子ことを影で悪く言うのは止めろよそういうことをやっているとさ、お前の可愛さが薄れていくからさ
あ、ななな
顔を真っ赤にする雪乃
うふふふーんさてと、そろそろあたしは表の子と交代しないとねっ
可奈センパイが、席を立つ
雪乃さんはゆーっくり、ノブとお昼食べてなさいねっるんっ
パン工房から、外の売り場へと向かう
交代しまぁすっ
寧ちゃんと愛ちゃん、先にご飯に行って
はーい、克子お姉ちゃん愛ちゃん行くよっ
はい、ううっ
ああ、克子姉は取りあえず、寧と愛にコンビを組ませておくつもりなんだな
今の愛は、まだすぐに依存できる相手を探してしまうから
ベタベタに依存させずに、かといって見放さない絶妙な距離をキープできる相手が必要なんだ
メグと正面対決するのは、まだ早い
愛と寧が、入って来る
愛は、ススッとオレの隣へ座った
これもオレに対する依存心の現れだ
オレに擦り寄る愛を、ギロッと雪乃が睨む
雪乃の視線に気付いて、怯む愛
さっと違う椅子に移動するとか、平然とオレの隣に座り続けるとか心を決めればいいのに
あたふたと思考が煮詰まって、その場でフリーズしている
このままでは、雪乃に嚙み付かれるな
愛ちゃんみんなのお茶を入れてはい、ヨッちゃんお弁当
寧が、サッとフォローしてくれる
オレと自分と愛の分の昼食を、保温ケースから出してくれた
その動作の流れで、愛にお茶のことを頼んだから嫌味にはならない
さーて、今日のお弁当はわーお、カニコロッケだあ
わざと大きな声で、喜んで見せてくれた
このお弁当は、午前中にお屋敷で克子姉とマナたちが作ってくれたものだ
カニコロッケには、お茶だよね、やっぱりほらほら、愛ちゃん、早くお茶入れて雪乃ッチの分もね
は、はいあうう
愛は、ノタノタと立ち上がりアタフタとお茶を入れる準備をする
しかし遅い
茶碗をなぜか2つだけ出して
それから急須と、茶筒を取り出し
また、2つ茶碗を取り出す
愛の思考の過程は、よく判らない
それから、震える手で茶筒の缶のフタをパコンと外し
急須に、お茶の葉をトトトと入れるが
愛ちゃんお茶っ葉入れすぎ
すぐに寧から、チェックを受ける
あううごめんなさい
また、おろおろと急須の中から、お茶を缶に戻している
あのさそんなの適当でいいから、早くしなさいよお茶っ葉の分量なんてザッパでいいのよそういうのはさ
雪乃が、イライラした感じで文句を言う
いや、でもお茶っ葉入れすぎたら、すっげぇ濃くなるぞ
たまにはいいじゃないのそういうのも濃くて苦かったら、水入れて薄めるからっ
雪乃、それは幾ら何でも大雑把すぎないか
ていうか雪乃、お前、文句言っているけれどお前が、みんなにお茶を入れたこととか、一度も無いんじゃないか
お屋敷でも家事は何もしないもんな、雪乃は
それは、ほらあたしは身重だからさ
いやいや、妊娠してたってお茶ぐらい入れられるだろう
箸より重いものは、持ちたくないのよっあたしは
また、随分と思い切ったことを言う
何よどうせ、あたしが入れるより、他の子がやった方が美味しいお茶が飲めるんだからさあたしがやんなくたっていいのよあたしは飲む人なの入れるのは、あたしじゃない誰かそれが、この世の真理なのよっ
うっわぁ、雪乃ッチ惚れ惚れするほど図太いよね
寧が、呆れてそう言う
ホント愛と雪乃で、足して2で割ったぐらいが丁度良い気がするよ
冗談あたしはあたしよこれ以上、何も足す必要は無いし引く必要も無いわよだって、あたしなんだから
すげぇな、お前
うーんこの図太さ愛ちゃん、少し真似してみたら
寧の言葉に、愛は言葉にならない呻きで答える
でも、前みたいにうつむいてしまって、相手を見ないとか自分の世界に逃げ込むということはもう無い
ちゃんと愛も、みんなの会話を聞いているし、参加しようという意思も感じられる
まあ、いいやとにかくお茶が来たら、ご飯にしよう
愛が、のたのたと茶碗を置いていく
雪乃は、一口ズズッと啜り
薄っ
ああ、茶筒にお茶っ葉を戻しすぎて味が、薄くなっちゃったんだ
愛は、謝る
まあ、いいわ次はちゃんと入れなさいね
雪乃は、そう言って、ククッと笑う
何にしてもさあなたは、恵美なんかよりも可愛げがあるからまあいいわあたしは、仲良くしてあげることにするわよ
雪乃は、愛にそう宣言する
実際のところ大分、面白くなってきたよね
寧が、弁当を食べながら言う
先週はさお屋敷の中に、香月家系のグループに対抗して鷹倉一家がやって来てさ、メグちゃんが鷹倉組に入ったのがクライマックスだったけれどさ
安定感のある月子をボスにすることで、メグはかなり落ち着きを得た
今週は愛ちゃんが来たことでさ、アニエスとマナちゃんが愛ちゃんにベタ付きの先生役になっているでしょ日常生活から、ヨッちゃんとのセックスまで、いつも愛ちゃんに2人が付いているし
愛は今まで、何でも母親にやってもらってきた子だから
日常生活の一つ一つのことを、一緒にやってくれる相手が必要だ
それこそ着替えや歯磨き、洗顔、身だしなみのことになんかまで
それをお屋敷の中では、今はアニエスとマナが担当してくれている
で、その3人が新しい勢力になっちゃってるからアニエスは何だかんだって、影響力があるからねアニエスが居れば、みんな寄って来るから
アニエスやマナちゃんだけじゃ、教えられないことはあたしやイーディが教えているし克子お姉ちゃんと渚お姉ちゃんもねそうなりば、真緒ちゃんも一緒になるしアニエスは、ルナちゃんが大好きだから、ルナちゃんを呼べばヨミちゃんもやって来る
うん愛とアニエスとマナを中心として、人が集まる感じになっている
面白いのはさ月子さんやメグちゃんは、愛ちゃんに近寄ろうとはしないんだよねそれから香月家組も
みすずと瑠璃子、美智たちか翔姉ちゃんとレイちゃんも
あ、あの人たちは怖いです
愛が言った
そうミィちゃんたち、みんないい子だよ
でも怖いんです
ああ、みすずたちの気品とか、自立心とかは
愛からすると怖く感じるんだ
逆に、みすずたちからすると愛の腰の据わって無さ加減は、受け入れられないんだろうな
家族が分裂しちゃっているのはマズいよな
オレが、溜息を吐く
ええ、別に気にすることないと思うけれど
寧は、笑顔でそう言った
色んな子がいるんだからさこれぐらいの揺らぎは必要なんだよっ
単純に、香月家組と旧・黒い森構成員と鷹倉一家に分裂するよりはさ愛ちゃんみたいな子が乱入して来て、適度にかき混ぜてくれる方が面白いってば
あたしもそう思うわ適当に混ざり合ってまあ、どうにも合わない子もいるんでしょうけれど、それはそれとしてでも、内部で色んな交流があった方が良いと思うわよ
うんイレギュラーな組み合わせを経験しておいた方が集団として強くなるからねあたしたちの家族も
強くなる
オレたちは、どんどん強くならないといけない
こうやって、毎週のように事件が起きて人間関係の様子が、どんどん変化していく方が良いんだよきっと、また来週には変わるよ今度は、今はほとんど交流していないルリちゃんと愛ちゃんが仲良くなるかもしれないそんな風に、あたしたちは常に変化していくんだよ
大丈夫心配しないでいいってばヨッちゃんが王様のこの王国は、もう相当の強度を誇っているからたいていのことは、みんなで受け止めて、解決できちゃうからさ
オレの王国
セックス・キングダム
あたしたち全員、この王国を守るためなら、何でもするから誰かがトラブルを抱えたら、みんなでフォローする誰かがやり過ぎたら、みんなでケアするこれからも、色んなことがあるだろうけれど大丈夫、乗り越えていけるよ
うんみんなが居れば、絶対に何とかなるよな克服できるもんな
オレは、相変わらず頭の悪い、無力な高校生でしかないけれど
オレの家族は強い
そうだよ今の家族のメンバーで足りなければ、またヨッちゃんが可愛い子を引き込むんだからさっ
そうやって、あたしたちはもっともっと、強くなるんだよ
あ、あのあ、あたし愛は、ホントにここに居てもいいんでしょうか
愛が、オレたちに尋ねる
あ、あたし何が何だか、全然、良く判っていないんですけれどどうして、こんなことになったのかもよく判っていないんですけれど
世間的には寧が、柔道部のストーカーから愛を救ったということになっている
それで愛は、寧に恩義を感じてパン工房の手伝いをすることになったと
最初は、怖いだけだったんですけれどそ、その吉田くんとせ、セックスしないといけないとかいや、あのそれはもういいんですけれど愛は、吉田くんのセックス・フレンドですから1年間は
何度も犯されているうちに、そういうものだと受け入れる心ができたらしい
そういうのは別でいえ、あの吉田くんとのセックスも別に、そんな今はもう、そんなに嫌でもないんですけれど
愛には自分自身の考えが無かった
つまり、プライドも
だから、オレに犯されて処女を失い1年間、肉体を弄ばれるということも
そういう運命なんだと思い込んで、納得してしまう
それもまた、愛の心の弱さなんだろうけれど
でも今の皆さんと一緒の生活はあの何だか、とっても楽しいんです
みんなニコニコしてくれてますし、愛に色んなことを教えてくれて一緒にすることが皆さんの仲間にしてもらえることが楽しいんです
ママも最初は戸惑っていましたけれど今は
愛のお母さんも
克子さんたちと一緒に家事をしたり真緒ちゃんやコヨミちゃんたち、小さい子のお世話をするのが楽しいみたいですママは、小さい子が好きですからでも、愛はもう高校生でママの気に入るような小さな子には、なれていなかったから
愛はそう言った
今日から、渚さんのお店の手伝いもするんでしょ
愛のお母さんは良家のお嬢さんで、今までアルバイトとかもしたことが無かったらしい
愛と同じで、親によって家の中に縛り付けられて自分の好きではない男と結婚させられた
しかも、その時には別の男の娘を身籠もっていた
愛ちゃんと一緒でさ、愛ちゃんのお母さんもどんどん外に出て、色んな人と接触していくべきなんだよそうじゃないと、内に籠もっただけのつまらない人生になっちゃうから
はいあたし今が、楽しいですこの先、自分がどんな風になっちゃうのか、全然判らないけれどドキドキしてますワクワクしていますとっても怖いけれど楽しいんですそれで、あの
愛はオレを見る
これって1年間だけなんですか1年で、終わりなんですか
とりあえず、1年だ1年経ったらその先は、愛がどうするか考えるんだ
キョトンとする、愛
うん今はずっと動かなかったから、自分で動くことを知らない愛をオレが、オレたちが寄ってたかって、無理矢理に動かしているだけだから
あたしはずっと、それでもいいですけれど
愛は依存に逃げようとする
ダメだそれじゃあ、ダメなんだ愛は自分で自分の未来を決められるようにならないといけないこれからの1年は、その学習のためのものだから
1年後の愛は自立しなければいけない
でも、もし1年経っても、愛がこのままでいたいって思ったら
それは、1年経ってから考えようよ
そうでないと今の愛には、まだ判らないことなんだからさ
オレは、愛の心を明瞭にする
とにかく、金曜日には愛も愛のお母さんも、1度帰宅するんだからな
愛の父親が、赴任先の仙台から週末だけ戻って来る
うううパパにはあんまり会いたくないです
でも、会うんだそして自分が、どう変わったか、確認するんだ月曜日からは、またオレたちのお屋敷で暮らすことになるんだからな
愛の父親と母親の関係が、ハッキリするまではそうするしかない
愛のお母さんが、離婚を望むかどうかまだ結論は出ていないから
金曜日には、送って行くよ愛の部屋でまた、セックスするからな
は、はいそれはいいですけれど
すっかり、オレとセックスすることは当然だと感じているらしい
その時は、あたしも行くよあ、メグちゃんも連れて行こうまだ、ヨッちゃんは愛ちゃんとメグちゃん、2人並べてセックスしていないでしょっ
してみた方がいいよそれがまた新しい揺らぎを作ることになるんだからさ
愛とメグが、オレとのセックスで仲良くなれば
また家族内の関係が変わる
そうだなするからな愛
愛は頬を赤らめて、小さな声でそう答えた
この間、秋葉原に行ったら、某出版社の倉庫から出て来たという80年代のエロマンガが売られていました
それで、それがほとんどあのレモン・ピープルに連載されていた漫画で
なんと撃殺宇宙拳が、平気で売られていたんですけれど
あれは版権とかに関して、まだそんなにうるさくなかった頃の作品なので
主人公の拳法家の女の子が、バッタバッタと倒す(しかもかなりグロく)敵が、全部、実在する特撮ヒーローに出て来た怪人とかヒーロー本人だったりするんですけれど
今なら商業でやることは絶対に許されない作品です
なのに、ロリコン漫画だという
しかも、今読んでも絶対にヌケない
確か、女の子が機械に犯されているんですよね
いや、昔はそういうジャンルがあったんです
妖獣の触手に犯されるというのは、今でもありますが
あの触手が、ロボットアームになっているという
ラムちゃんとか、リン・ミンメイがそういうのに犯されているだけのエロマンガとか、当時はいっぱいありました
あんな30年前の迷作中の迷作が新刊で定価で売られているなんて
いや、私は買いませんけれど
興味のある方は、どうぞ
レモンピープルは、かのゼオライマーの掲載誌でしたが
今のロリコン漫画誌と違ってほとんどエロシーンはありませんでした
掲載マンガのほとんどが、読み切りで無く連載マンガで
長期の連載の中で、エロシーンは2、3回しかありません
あっても、2、3ページですし
森山塔の出現前のエロ・マンガは、そんなものでした
823.セックス・キングダム / パンのぬくもり
学校の学食の脇に新設されたオレのパン工房
朝の仕込みから、2時限だけ通常の授業を受けて
3時間目からは、昼に売るパンの準備に入る
さて、どんな感じだろ
オレは、大型の業務用オーブンレンジの覗き窓から、中の様子を見る
あれ、あんまり上手くいってないな
毎日の繰り返しの仕事
でも、決して単調ではない
同じことをしていても、少しずつ変化している
あるいは、変化させないといけない
毎日、同じ事をやっていればそりゃ、少しずつ作業に慣れるし、できあがりも上手いものになる
だけど、慣れはダレに繋がる
だから、オレは同じ作業でも、毎日、もっと工夫できるんじゃないかってことを探して、一つ一つ、トライしてみることにした
ふと思い付いたことはどんなに小さなことでも、実際に試みてみる
失敗してもいいんだ
失敗は、経験として積み重なる
オレみたいな、頭の悪い人間はどうせ、最初から上手にやれるわけではないのだから
自分で思い付いて、自分でやってみて、自分で失敗に気付いて、自分で修正する
そういうことを繰り返していかないと、オレみたいな人間はダメなんだ
今日は、朝の段階で3種類のパンだけ、いつもと作り方を変えてみた
こっちの方が効率よく作れるかなとふと思い付いてみたからなだけれど
こりゃ失敗だったかも
オーブンの中のパンの状態膨らみ加減なんかを観察して、そう感じる
この焼き上がりは今イチだな
壊滅的にアウトっていうんじゃないんだけれど
克子姉に味を確認してもらって不許可なら、この3種は、今日店頭に出すのを止めるしかないな
まあ、そこまで酷いことにはなっていないと思うけれど
まあ、いいかこの方法は今日試した3種のパンには合わなかったけれど、他の種類になら使えるかもしれないし
そういう手応えは感じた
うん、来週辺りにまた試してみよう
週末に、お屋敷で実験してみた方がいいかもしれないし
とにかく、克子姉の意見を聞きたい
オレは、オーブンの小窓から、中で焼けていくパンを見てそんなことを考えていた
何で、さっきからジーッと黙って、オレのことを見ているんだよ
だって兄さんが、とっても真剣な顔をしてるから
ルナが、オレに言う
ついつい、見とれちゃったんですそうだよね、コヨミちゃん
ルナは、隣のコヨミちゃんに声を掛けるが
コヨミちゃんは、答えない
自分の側に座っている愛のお母さんに身体を寄せる
愛のお母さんも、困惑した表情でオレの仕事ぶりを見ていた
退屈じゃないのか
全然とっても、面白いですそうだよね、コヨミちゃん
困ったなとてつもなく、変な空気だ
兄さん、何か手伝うことありますか
ルナが、そう言ってくれたが
いや、別にないよホントに忙しくなるのは、もう少し後だし克子姉も、すぐに戻って来るからさ
克子姉は、理事長室に行っている何かお屋敷に持って帰って、ミナホ姉さんの印を貰わないといけない書類があるらしい
今なら、ここから出て、学食の中を見てきてもいいぞ外に出るのはダメだけど
まだ校内は4時限目の授業中だ
学生食堂の中には、生徒はいない
いいですここで兄さんを見ていたいですから
ルナは、そう言った
コヨミちゃんと愛のお母さんは、黙ったまま座っている
あ、そうだボクがみんなにお茶を入れようか
ルナは、そう言って席を立とうとするが
あ、今はダメだもう数分で、どんどんパンが焼き上がるんだオレ、ここでバタバタ動き回るからここの中の作業台の方には近付かないでくれよ
どんどん焼き上がったパンを、パッドに並べていかないといけない
ここに慣れていないルナが近くにいると、危ないかもしれない
お茶なら、そっちの奥の待機室の中に、コーヒーメイカーも電気ポットもあるからさ3人でそっちへ行って、飲んでてくれよ
えー、ボク兄さんが働いているところを見ていたいです
ルナは、そう言う
いや、ルナはそうでもコヨミさんと喜代原さんは、そうじゃないんだろうしそっちの部屋に居た方がいいんじゃないのかな
こういう時に限って、雪乃が授業をサボッてここに居たりしない
今、雪乃が居たらこの3人の相手を任せられるのに
オレにはちょっと、相性の良くない取り合わせだ
昼休みになるまではまだ10分ちょっとある
えー、ボク、見てたいよねえ、ここに居てもいいよねコヨミちゃん、喜代原さん
ルナは、2人に尋ねる
そうしましょうか
コヨミちゃんと愛のお母さんは、小さな声で答えた
どうして、この3人がオレの高校のパン工房へわざわざやって来たかと言うと
今日はついに金曜日だ
仙台の赴任先から、愛のお父さんが帰宅する
だから、愛と愛のお母さんを家に戻さないといけない
仙台からはいつも通りの時間に帰るとだけ、愛のお母さんの携帯にメールが届いた
ていうか、そのメール1通きりで他には連絡が無い
ホントに、愛の両親の関係は冷え切っているみたいだ
愛のお父さんが定時に仙台の事務所を出てこっちに到着するのは、夜の9時ぐらいらしい
それでも、愛たちはここ数日、家を留守にしているから掃除や片付けもしないといけないだろうし
お父さんとのコンタクトについて、心の準備もある
だから、今日は学校が終わったらそのまま、みんなで愛の家に行くことにした
今いきなり、愛と愛のお母さんを2人だけ帰宅させるわけにはいかないし
何しろお屋敷の中では、ここ数日、親娘の会話はほとんど無い状態なのだ
お母さんからすれば、溺愛していた娘をオレに無理矢理、強奪されたのだし
それも幼いままで居て欲しかった娘を、大人の女にされてしまったんだ
一方、愛の方は母親に任せきりにしていた生活を改めさせるために、今はみんなに監視されながら自分のことは自分でするという教育を徹底されている
母親には、どう接すれば良いのか判らないのだろう
助けを求めるような表情を浮かべただけでみんなから叱られるのだから
はーい、ごめんなさい用事は済んだわ
克子姉が、書類鞄を抱えて戻って来てくれた
はあ、助かる
オレ1人では、どうなるかことかと思った
あたし、売り場とレジの支度をするわこっち、よろしくね
手だけ洗うとそのまま、学生食堂の方へ行ってしまう
はあ仕方ないな
ピピピピ
オーブンが、焼き上がりを告げる
よっしゃ、やるか
オレは、オーブンのドアを開けてパンを出して行く
克子姉確認して欲しいのが、幾つかあるから
了解今、行くわ
昼休み前の修羅場が始まる
愛のお母さんに、愛がパンの売り子をしているところを直に見せるべきだと言ったのは、ミナホ姉さんだった
家に帰す前に、愛の変化を確認させるべきだと
それで今日は昼休み前に、克子姉が学校に来るタイミングで愛のお母さんを連れて来た
ルナが一緒なのは、巫女の力の担当だ
愛やお母さんの心の状態をモニターし、場合によっては従わせる力も使う
従わせる力は、ルナよりも姉のヨミの方が得意だけれど
2人ともすでにヨミの力の威力は知っているから、ヨミが一緒に来ると警戒して緊張するだろう
ルナも日々、巫女の鍛錬を続けているから従わせる力の方も、ヨミほどできないけれど使えないわけではない
むしろ、喜代原母娘は、ルナは心を読む力しか使えない子だと思い込んでいるからもしもの時の切り札としては、丁度良い
まあ、実際のところは愛も愛のお母さんも、すでに充分、ヨミの力でオレたちに逆らえないようにしてあるから、トラブルは起こらないと思うけれど
両方の力をどちらも自在に使えるのは長女の月子だが
ここのところ、月子はすっかり鷹倉神社の巫女らしい神秘的な雰囲気を纏って、貫禄が出て来たから
愛も愛のお母さんも月子のことは苦手みたいだみすずや瑠璃子並みに
来たよーっおおっ、コヨミちゃんも来たのっへーっ
今日は、寧が先に現れた
あれ、ヤッちゃんまた授業の途中で抜けて来たの
いいんだよ、ヨッちゃん終了7分前までは、教室に居たんだからっ
相変わらず、フリーダムだな
お腹空いたぁぁ
雪乃も、チャイムが鳴る前にやって来た
というか、雪乃の場合昼休みをパン工房で過ごしていることは、みんなには秘密になっているから仕方ないんだけれど
あれれ、あんたも来たの
雪乃も、愛の母親が来ることは朝、聞かされていたから驚かないが
コヨミちゃんも付いて来たことに驚いている
ま、いいんじゃないのあんたも、ずっとあの家の中に居るんじゃ、息が詰まるだろうし昼間のお屋敷は、すっかり金髪のお姫様の天下だものね
アニエスのことか
今は、マルゴさんが渡米中だし
渚は店が、克子姉はオレとパン屋の仕事がある
ミナホ姉さんも、基本的にはお屋敷の中に居るけれど黒い森のことや、香月セキュリティ・サービスの情報分析とか、色々と仕事を抱えている
だから、お屋敷の中は月子とマナが、アニエス、ヨミ、ルナ、コヨミちゃん、真緒ちゃんの面倒を見てくれているという状態になっている
真緒ちゃんは、日によって渚と一緒に、花屋の方へ行くこともあるけれど
しかし、そうなると
アニエスが、子供たちの大将みたいになってしまう
ルナは大人しいし、コヨミちゃんはまだオレたちとの生活に慣れていなくて心を閉ざしたままだし
少し、外の世界の空気を吸った方が良いと思ったのよ喜代原さんが一緒なら、コヨミちゃんは安心だろうし
愛のお母さんとコヨミちゃんはいつも、屋敷の中で一緒に居る
2人とも、オレたちとの生活に戸惑っているし
お互いの求めているもの
愛のお母さんは自分の娘の代わりに庇護する相手
コヨミちゃんは母親代わりになってくれる母性
心の欠落を満たせそうな相手が、すぐ近くに居たから
いや、もちろん2人が過度に接触し、依存し合う関係にならないように
克子姉たちが、常に監視しているし絶対に、2人きりにはさせていないけれど
喜代原さんのお宅への訪問にも連れて行くつもりよ
コヨミちゃんが居れば、愛のお母さんが精神崩壊しないという分析をミナホ姉さんは下した
自分が守ってあげないといけないと感じている子がいる限りは心は折れにくくなる
だからボクも来たんですその方がコヨミちゃんが寂しくないだろうと思って
ルナは、自分はあくまでもコヨミちゃんの遊び相手だという顔をしている
というか編入試験の模擬テスト、ボクとコヨミちゃんは合格点が取れたんですけれど、アニエスちゃんはダメだったんです
だから、アニエスちゃんはお屋敷でお勉強なのよ今日は
はい、月子お姉様とヨミお姉様にお願いしてきました
そうよねアニエスちゃん、ルナちゃんが大好きだから家の中だと、いつもルナちゃんの後を追っ掛けて、大騒ぎですものね
ルナはたまにはアニエスと離れたいという気分で、こっちへ来たという設定にしたんだな
よっしゃ戦闘準備だぁ
寧が気合いを入れてオレがオーブンから出したパンのパッドを抱えて、売り場の方へ行く
克子姉、この3種ちょっと味をみて
ちょっと、思い付いていつもとやり方を変えてみたんだけど、上手くいかなかったんだ
オレは、そう説明しながらも克子姉の答えを待たずに、次の作業に取りかかる
昼休みの開店まで、もう時間が無い
とにかく、全てのパンをオーブンから取り出して
その予熱が残っているうちに昼休みの半ば過ぎに売り出す、第2弾のパンを焼かないといけないんだ
オーブン内を軽く掃除してすでに焼けばいいだけになっているパン生地の入ったパッドを持って来て順番に、オーブンに並べていく
それ、ボク手伝おうか
ルナは興味があるらしいけれど
ごめん、どれを先に焼くとか、どれをどのオーブンで焼くしか決まりがあるんだよ
高温で焼いてから、低温で焼き込むパンもあれば同じ温度でじっくりと焼くパンもある
焼き上がりまでの時間もまちまちだ
それぞれ、別のオーブンであらかじめ決めた予定通りに、焼き分けなきゃいけない
今日は見ているだけにしてねそのうち、ルナちゃんにも教えてあげるから
克子姉は、オレが失敗したパンを食べながらそう言う
そうねこの3種類は今日は、50円安く売りましょう
克子姉は、そう判断する
いや、失敗なら売るのは止めようよ
いつも売っているものが、今日は50円安くなってたら、みんな変だと思うだろうし
このパンは値下げすることになったんだと勘違いされても困る
パンの定価は、原価と儲けを元に散々考えた結果決めたんだから
何で今日は安いんだってお客様に聞かれたら、ちょっと、吉田くんが失敗しちゃったからなのよって答えるわよいいわね
あなたに判って欲しいことは、2つあるわ1つ目は作ったものは売らなきゃならないのよあたしたちはパン屋なんだから
失敗したからって廃棄していたら生活ができなくなる
もう1つはねあたしたちは、いつも同じパンを同じ品質《クオリティ》で売る義務があるのよ
同じ質
このパンの味を楽しみにしている人だって、いるかもしれないわだから無闇に品質を落とすかもしれないような試みは、しちゃいけないのよ本番のパンではね
だから2度と、こういうことはしちゃダメよ試作なら、売らないパンでしなさい
ああわざと50円安くして失敗作として売るのは、オレに対する戒めなんだな
うん判ったみんなには、そう言ってオレが失敗したんだから
ええ、恥ずかしい思いをしなさいそして2度と同じ間違いは繰り返さないプロになるのならね
恥ずかしい思いをしないと上達はしない
だから、これでいい
発想は悪くないわよでも、今、試してみることじゃなかったわねそれだけのことよ
克子姉の顔は笑っているが眼は厳しい
そうだねごめん
現場で思いつきだけで、変更しちゃダメなんだ
あなた、大分パン作りに慣れてきたでしょこうやって、自分の作ったパンを売ることにもそういう時だからこそついつい、こういうことをしてしまうのよ
オレは、日々の作業に変化を付けたいとか、偉そうに考えていたけれど
簡単に変えちゃいけないこともある
人に売るものなんだから
あたしも昔お嬢様に叱られたことがあるわ
そうだ克子姉も、パン屋をやるのは今が初めてのはずだ
全ての商売全ての仕事の基本よ慣れてきたと思ったら、自分の心を戒めないといけないのよ自分らしくとか自分ならこうするとかそういうのは、もう少し先になってからよ
克子姉は高級娼婦時代の経験を基に、話しているのか
克子姉も今のオレみたいに
仕事に慣れ始めたところで、自分の色を出そうと思いつきで何をやって、失敗した
あるいは、失敗する前にミナホ姉さんに、叱られた
そういうことが、あったんだな
あなたはまだ、パン作りの入り口に立ったばかりなんだからねこういうことは、もっと色々なパン作りの技法をマスターしてからにしなさい
それにあなたが今回思い付いたように方法を使っているパンは、もうあるのよ
自分以外に、こういうのを思い付いた人がいなかったとか思うわけ
オレが思い付くようなことなら誰かがもう、やっているか
勉強するよもっとだから、今日は大恥をかく
そうよ恥ずかしい思いをしたことを、一生忘れちゃダメよ
あたしも一生忘れられないものあの時のことは
何をやったのか聞いちゃいけないんだろうな
ちゃんと恥をかいて、ちゃんと覚えているって大切だよねっ笑って誤魔化して、さっさと忘れちゃって延々と同じ失敗を繰り返している人って、結構居るもんねっ
寧が、顔だけ工房の中に出して笑って、そう言った
そういうことよ前に進みたかったら、恥かしいままの人間でいちゃいけないわよ
ほらほら、チャイム鳴っちゃうよいつもの3倍のスピードで、ヨッちゃん動かないとっ
オレは止まっていた手を、急いで動かす
克子姉も、手伝ってくれた
急いでも丁寧に、正確に作業するのよ
了解、克子姉
オレたちが働く様子を愛のお母さんと、コヨミちゃんがジッとて見ている
ルナや雪乃も見ているけれど温度が違う
ルナたちの視線は、身内の温かみがあるけれど
愛のお母さんとコヨミちゃんの眼は
これはオレを見計ろうとする、冷たい視線なんだろうか
ほらほら、ヨッちゃん、余計なことを考えないっ
そうよ、今は仕事に集中しなさいっ
いかんいかん
オレはパンのことだけに、集中する
はい、270円です
ありがとうねっ、またね
うん、2つねオッケーイ
そこ横入りはダメなのネちゃんと並ぶのネ
昼休みの死闘が始まった
いつもの通り、まずは克子姉と可奈センパイ、寧の3人が売り子に立つ
イーディは、列の監視
ヨシくん、左のパッド、残りが13の9
了解後、2分で第2弾の最初のオープンが焼き上がるから
メグが、売り場とパン工房を往復して、色々な用事を片付けてくれる
うわー、みんな大変よねぇ
雪乃は、パン工房の中で1人だけ平然と、弁当を食べている
愛のお母さんとコヨミちゃんは
第2弾が焼き上がって、売り場の方も一段落してみんなが順番に昼食を食べる時に、愛と一緒に食事して貰おう
今は、慌ただしくて何もできないし
愛のお母さんは、克子姉が持って来たノートパソコンで、隠しカメラに映る店頭の様子を見ている
さすがに、この生徒たちで溢れている学生食堂に愛のお母さんやコヨミちゃんが姿を見せるわけにはいかない
何で父兄や、謎の12歳少女が居るのか説明しようがないから
それでも、パンの売り場とパン工房は壁1枚隔てただけのていうか、入り口のドアも今は開けっ放しだしだから、売り子たちの声は生々しく聞こえてくる
あ、480円です
うう、2つで370円です
愛は相変わらず、寧の隣で計算だけを専門にやっている
授業が終わって、パン工房に来た時母親が来ていることを知って、ビクビクしていたけれど
仕事が始まったらすっかり、計算に集中している
こういう集中力のある子だということも最近になって、判った
人はホント見掛け通りじゃない
第一印象というのは、全然当てにならないな
よっし第2弾、出すよっ
オレがオーブンからパンを出し、パッドに並べると
メグ、イーディ、寧の3人で取りに来る
時間差で、次のオーブンも焼き上がる
はーい、第2弾焼けましたぁっ
食後のデザートに最高だよーんっほらほら、見て見て買ってって
焼きたてなのネッ
すでに12時30分を回っている
教室で自前の弁当を食べてきた生徒が菓子パンなんかを買いにやって来る
昼休み開始直後のようなお客さんの大襲来はないけれど
それでもまた、お客さんがどんどんやって来る
はーい、可奈ちゃん、愛ちゃん今日は先にご飯に行って
克子姉が、指示を出す
愛はいつも、寧か可奈センパイと一緒に昼食休憩を取る
メグやイーディだと、愛が緊張するから
はーい、ほら行くわよ愛
うううっ、はい
2人が、工房内に戻って来た
さーておば様たちも、ご飯にして下さいね
可奈センパイが、弁当の入っているケースから愛のお母さんやコヨミちゃんの分まで、弁当を取り出す
あたし、この子は初めてだけどノブ
ああ、コヨミちゃんに会うのは初めてなのか
コヨミちゃんは、ボクたちの従妹なんです
ルナが説明した
ふーん、そうなんだでまさかと思うけれど
残念ながらそのバカも、さすがにこの子には手を出してないわよ
ここまでつるぺただとこの鬼みたいな男でも、やる気が出ないみたいなのよ
まあそうねあなた、何年生小学校4年生ぐらいかしら
可奈センパイの問いに
コヨミちゃんはボクやアニエスちゃんと同い年です
黙っているコヨミちゃんの代わりに、ルナが答えた
何だ、そうなのノブもご飯でしょこっちいらっしゃい愛、あんたそこで何をやっているの
愛は母親と距離を取っている
母親の方も戸惑っている娘を見ていても言葉が出ない
愛これ
オレはパッドの中から、パンを取り出した
さっき、オーブンから出した時に取り分けたものだ
どれも少し形が悪く、歪んでいる
これらは、最初から売らないつもりで焼いたパンだ
愛はパンを見て、驚く
お母さんたちに愛から渡せよ
愛は、オレを見て小さく、頷く
あ、あのま、ママ
愛は、母にパンを差し出す
お母さんは、焼きたてのまだ温かいパンに触れる
こ、これこれねあ、あたしが愛が作ったパンなの
PM2.5が、東京にも襲来しました
空気がすえた匂いというか、工場や埃っぽい倉庫の中みたいでした
1960年代に描かれていた21世紀は、みんな科学の発達した理想都市ユートピアでしたが
1970年代になると、環境破壊の進んだデストピアのイメージに変わります
これは公害と石油ショックの影響で未来のイメージがいきなり暗澹としたものに変化してしまったのですね
第2次怪獣ブームは、怪獣も怪人も妖怪も公害の影響で出現したという裏設定が数多くありましたし
ノストラダムスの大予言とかもありました
そんな中で、筒井康隆先生の暗黒世界のオデッセイという、暗い21世紀を予想した作品がありましたが
そこに描かれているような、大気汚染の世界がまさか本当にやってくるとは
ちなみに、1980年代には21世紀の未来像は、核戦争後の地球になります
北斗の拳ワールドですね
モヒカンと肩パットが生きるためには、必須になります
824.セックス・キングダム / クロスセッション1
た、食べてママ
愛は、母親に自分の焼いたパンを差し出す
昨日、愛のお母さんをここに連れて来ることを決めた後にオレは、愛のお母さんに見つからないようにして、愛にパンを作らせた
と言っても、オレが作った生地を、愛がパンの形に成形にしただけだ
それをさっき、第2弾のパンと一緒にオレがオーブンで焼き上げた
他のパンと生地の組成や、発酵過程は同じだ
だから味は、他のパンとそんなに変わらないはずだ
ただ愛のパンは、みんな形も不揃いで、見た目が悪い
商品として、店頭に出す品質は無い
克子姉は、絶対に許可してくれないだろう
これを愛が
愛のお母さんは、驚いている
ママに食べて、欲しいの
愛は小さな声で、そう言った
そうだ、このパンは愛が母親のためだけに作ったものだ
愛のお母さんは、少しパンを見つめてから
小さく千切って
うんパンねパンの味がするわ
パンだよ
何だこの変な会話は
この母親嘘でも美味しいとか、言ってあげられないんだろうか
信じられないわ愛が、こんなものを作るなんて
愛の母親は過保護の余り、愛に何もさせなかった
わざと、愛を何もできない子にしていた
娘が自分に依存し続けるために
ま、ママみたいにはできないの愛は
愛は小さな声で、そう言う
ママは凄い何でもできちゃうからパンだって他の人たちみたいに、上手に作っている
愛の母親は、お屋敷に連れてきた日からずっとアニエスやマナや瑠璃子たちと一緒に、50円安い方のパンを作っている
というか、作らせている
今、この部屋に居るコヨミちゃんやルナも一緒だ
愛のお母さんをみんなと、特に子供たちと交流させるために毎日のパン作りの時間を利用しているのだ
あ、あたしは愛は、手が上手く動かなくて綺麗にできないのにママは、パンだって上手だから
母親が、他の子たちとパン作りしている様子は、隠しカメラの映像で愛に見せていた
直接、同じ部屋に入れると今、この母娘はお互いを意識しすぎて、酷く緊張してしまうから
ママは学生のころに、パン教室にも通ってたことがあったのよ
愛の母親は、愛に応える
そうなんだ愛、知らなかった
愛はママは、何でもできるって思ってたけどでも、どうして何でも上手なのかは一度も考えたことがなかったママは、何でもできるのが当たり前だと思っていたから
そうなのママはねママだって、色々勉強して色んな人に教えていただいて、できるようになったのよ
張り詰めた空気の中で母娘の会話が続く
ママはすごいでも、愛は上手くできないから
ママみたいに作れなかったから
悲しげに、自分の作ったパンを見る
何言ってるのよこれが、愛の最初のパンなんでしょ最初が下手なのは、みんな同じよ
可奈センパイが、愛のパンを1つ取って食べる
うん、美味しいこんなのさ、慣れよ慣れ何回も作っているうちに、上手になるわよ愛だってさ
可奈センパイが、そう励ますが愛は
愛は上手くはならないですきっと
暗い顔で、そう呟いた
はあ何でよ誰だって上手くなるわよこんなのさ
でも、愛は愛だから
愛の声は、深刻だった
愛はきっと、できないです愛はそういう子だから
愛の病巣は、ホントに根深い
愛は1人ではちゃんとできない子だから
子供の頃から、ずっと何も出来ない子として、育てられてきたから
ミセス・キヨハラこれが、アナタの教育の結果なのネ
イーディがパン工房に戻って来て、愛のお母さんに言う
本当なら、克子姉の様な大人が話すべきことなんだろうけれど
克子姉は、この時間は売り場から離れられない
寧とメグが、売り子を手伝っている
アナタはお嬢さんをコンプレックスの塊にしてしまったノネ
愛のお母さんは、悲痛な声を上げる
あたしは、そういうつもりで娘を育ててきたわけではないわ
辛そうな表情で、愛娘を見る
あたしはただこの子を守ってあげたかっただけですわ
そうあたしは、全然、そうじゃないと思うけれど
あたし、ここ何日かこの子と一緒に暮らしているけれど、この子が笑ったところを一度も見たことがないわこの子ったら、いっつもお腹が痛いみたいな顔しててさ眉毛が八の字なのよいっつも、もう死ぬみたいな顔しててさ
そうだオレもまだ、愛の笑顔を見たことは無い
そんでさ今、こうやってお母さんと話しててさ普通なら、母親と一緒ならもうちょっと、ホッとした顔しているわよね何でこの子は母親に叱られるんじゃないかって、ビクビクしているわけ母親が、全然安心できる相手になってないみたいよんなんで、どうして娘を守ってこられたわけオバサンだって、この子を怯えさせる要因の1つになっているんじゃないの
あ、あたしが愛を怯えさせている
だから、ブッチャケさオバサン、娘さんの笑っている顔とか見たことあるわけ
雪乃の強い問い掛けに、愛の母親は
あ、愛はうちの子は、真面目な娘ですから
はあ何よそれマジメだと笑ったりしないの笑顔もダメなの
ユキノ、ちょっと静かにしていてネ
イーディが、雪乃を制する
ミセス・キヨハラアタシは、この数日間、娘さんだけでなくアナタのことも、ジックリ観察してきたケレドSORRY、失礼を承知で申し上げマスガアナタも、お嬢さんと同じで、全然、日常生活で笑わないで過ごされてきた方なのネ多分、まだ小さかった頃からソウデショウ
愛のお母さんは笑わないで、大人になった人
う、うちでは笑ってしまうような、不真面目なことは何もありませんから
愛の母親は言う
そうネアナタのお宅へ行った時余りにも、清潔で整理整頓されていた室内を見て、そう思ったヨ
そうだイーディの言う通り
愛の自宅は、変だった
愛のお母さんによって、徹底的に掃除され尽くしていて
インテリアから何から、愛のお母さんの趣味で完全に整えられていた
う、うちのことはあなたみたいな子に、文句を言われる筋合いはありませんわ
苦しそうに、愛のお母さんは答えた
確かに、自分より遥かに年下のしかも、妙な日本語を使うアメリカ人少女に意見されるのは頭に来るんだろう
しかし愛の母親は、ヨミの巫女の力で、オレたちへの絶対服従を心に刻みつけられている
しかも、オレたちが命じたのは服従だけであって
オレたちを盲信しろとか、信じろ信じ切れというような思考停止に繋がる指示は出していない
だから、愛も愛の母親も、オレたちに身体の自由を縛られたままこれまで生きてきた自分自身の人生経験や、その中で培った自分の考えなんかは、しっかり心に残したままになっている
オレたちは、彼女たちの自由意思までは操作していない
それは、そうネデモ笑わない親が、笑わない娘を作ってしまうというのは、悲劇なのネ不幸の連鎖ナノネ
イーディは、平然とそう答えた
何が、不幸だって言うんです
笑いの無い人生は味が無いノネ色が無いノネ生きる張りあいが無いノネ
イーディは、一歩も引かない
ミセス・キヨハラは何でもキチンとできる人なのネそれは、アナタのパン作りを見ていたら、よく判ったノネアナタは言われたとおりに、レシピ通りに、間違いなく作るネだから、レシピ通りの美味しいものはできるネデモ、アナタの作ったモノはレシピ以上には美味しくならないノネアナタには、自分で工夫してみるトカこうしたら、もっと美味しくなるんじゃないかトカソウイウ想像力が欠けているネソレカラ、自分が作ったものを食べる人を喜ばせようというような、相手を思う心も無いノネ
アナタは、娘さんを支配しているけれどそれは、娘さんが常に自分の方を見させたいからナノネ娘さんが自分に依存してくる環境を作ることで自分の存在と存在意義を確立しているノネツマリ自分のためナノネ娘のためでないホントは、娘のことなんて思っていないノネ
何も知らないくせに勝手なことを言わないで
愛の母親は、ギロッとイーディを見る
ううんイーディさんの言う通りだと思うよ
ここ何日か喜代原の小母さんは、愛さんとあんまり接触できなかったからだから、ボクやアニエスちゃんやコヨミちゃんに、ずっとアプローチしていたよねあれって、ボクたちに優しくしてくれてるみたいだったけれどホントはそうじゃなくって、小母さんがボクたちの保護者の立場になりたいんだよねそういう存在になりたいだけでホントに、ボクたちのことを思ってくれているわけでは無いんでしょ
ルナの言葉にコヨミちゃんが、悲しそうに愛の母親を見た
ち、違うわあ、あたしは、本当にあなたたちを可哀相だと思ったから
可愛そうボクたちが
そ、そうよあんな変な屋敷の中で頭のおかしい人たちに、閉じ込められてハレンチなことを強要されている、あなたたちが可哀相だと思ったから
可愛そうなんかじゃ、ありません
小さな声でコヨミちゃんが言った
わたし可哀相じゃないですから
愛の母親は
で、でも誰かが、あなたの母親になってあげないといけないって思ったのよあたしは
愛の母親とコヨミちゃんは、ここ数日、惹かれ合っていた
愛娘をオレに奪われて心の中で永遠の子供を求める母親と
実の母親を失ったばかりの幼い少女
でも、その繋がりが今、プツンと音を立てて断ち切られる
でも、わたしのお母さんはあなたではないですから
コヨミちゃんは言った
あなたは違うんです違ったんですやっぱり
何を言うのよあなたみたいな小さな子が、無理をさせられるのはおかしいのよ間違っているのよ
間違っていてもオレたちは、こうやって生きているんだよこうして生きていくしかないんだよ
コヨミちゃんがオレを見る
オレには、母親がいたけれどいや、まだいるけどいるはずなんだけれどでも、いないんだオレは母親がいたけれど、いないも同然でだから、よく判らない母親とか、家族とかホントに判らないんだオレは
それが、オレの生きてきた人生だ
何を言っているのあなた
怪訝な顔で、愛のお母さんがオレを見る
あなたには、オレのことは判らないと思うだから、オレもあなたのことは判らないみんな、自分の人生以外のことは判らないんだ
オレは、コヨミちゃんに
オレはオレには、今のコヨミちゃんの気持ちは判らないオレは、コヨミちゃんみたいに母親を失くしたことはないしそもそも、コヨミちゃんが清美さんと、どういう母子だったのかだって知らないしだから、オレにはコヨミちゃんを助けることはできない
ジッとコヨミちゃんはオレを見ている
でも、オレたちは縁があって、出会ってしまったそして、今のコヨミちゃんは悪いけれど、オレたちと一緒に生きていくしかないんだよそのことは、判っているよね
鷹倉神社の巫女の血を引く者たちは
黒森家がまとめて管理することになっている
それは、ジッちゃんにそう約束したからという理由だけでなく
鷹倉3姉妹とコヨミちゃんが、巫女の力を悪用しようと考える連中から身を守るために
コヨミちゃんにも今は、月子たちと同じ所で暮らしてもらうしかない
判ってますわたしたちが同じ人を、ご主人様にするしかないということは
コヨミちゃんは、言った
月子さんたちがあなたを選んだのなら、わたしもそうするしかないっていうことは
ちょっと何を言っているの
驚く愛の母親
あなたまさか、この子にまで酷いことをするつもりなの
するとコヨミちゃんは
ごめんなさい小母さんには判らないことなんです
巫女のことは一般の人たちには、話せない
こ、コヨミさん
自分とコヨミちゃんとの間に、何らかの絆が存在していると信じていた愛の母親は絶句する
う、うんママには判らないことなんだよね
あ、愛ね最近、愛でもできること1つだけ、見つけたの
そ、それはねせ、セックス
娘の言葉に、ギョッとなる母親
な、何をバカなこと言っているの
愛はぜ、全然せ、セックスも上手くないんだけれどそれは、自分でも判っているんだけれどあうううっ
一生懸命、愛は言葉を紬ぎ出そうとしている
愛頑張れ
ゆっくりでいいから自分の気持ちを話しなさい
オレとカナ先輩が、愛を応援する
あ、あのね愛、ここのところ毎日よ、吉田くんとせ、セックスしているでしょあれ、レイプかえっと
それはいいからどうせ、そのバカの場合は、セックスもレイプも同じになっちゃうんだからさ
雪乃が、苦々しくそう言う
あ、判るあたしの時もそうだったもの
結局、Darlingはどうしたって愛が溢れて、零れだしちゃうノネだから、誰とでもラブラブになっちゃうのヨ
あ、あたしはま、まだ、よく判らないし何で、あんなことをするのか何で、あんな恥ずかしいことをしなくちゃいけないのか全然、判らないけれど
しなくていいのよ早く、この催眠術が解ければこの子たち、全員、警察に捕まえてもらうわこの子なんて、死刑よ絶対に死刑にしてもらうわ
愛の母親が、オレを睨む
もっとも、愛を犯した罪よりも自分から娘を奪い取ったことの方が、罪深いと感じているんだろうな
オレを、死刑にしたいと思うくらい憎んでいるんだ
小母さん落ち着いて少し、黙ってて
ルナが力を使う
愛の母親の感情が爆発する前に抑え込んだ
そう、そのまま愛さんの話を聞いていて下さい
ええ、愛続きを話なさい
可奈センパイが、愛を促す
こ、この人と吉田くんと、せ、セックスするといえ、レイプされるとな、何か、変な感じなんですあたし
愛は答えた
変な感じって身体が感じているっていうことなんじゃないの
可奈センパイが尋ねると、愛は
あ、あのそういうことじゃなくって
恥ずかしそうに、オレを見る
あの終わるとよ、吉田くんが、愛の中にピュピュッとなると吉田くん、いつも中に出すから
それは、みんなそうよっこのバカは、いつも中出しだからっ
その結果、妊娠している雪乃が自分の腹を押さえる
そ、その時吉田くん、すごく気持ち良さそうな顔をするんですそして、毎回、終わった後にすっごく、気持ち良かったぞ、愛ありがとうなってあたしに笑って、そう言ってギュッと愛の身体を抱き締めたり、頭を撫で撫でしたりするんですそれから、しばらく愛の身体のこと、褒めてくれたり愛とセックスしたことを、すっごく嬉しそうに喜んでいるんです
うんノブって、そういう子だよね
このバカは、みんなにそうしているんだから
でも兄さん、お世辞でそう言っているんじゃないですよいつも、本気でそう思って
アタシたちとセックスできたことを毎回、感謝してくれているノネ
でも、あたし愛、いつも吉田くんが、本当に嬉しそうにしているから
まあ、このバカ、そういうところは真っ正直だからあんたの身体に、満足しているってことなんじゃないの
雪乃が、言う
だから、愛何かいいことをしてあげているみたいな気分になれるんですいつも
いいこと
ホントは嫌なのにレイプされているのに愛の身体で、喜んでもらえて何か、あたし吉田くんの役に立っているのかなって感じたら
愛は、頬を赤く染める
セックスだけはううん、レイプだけど愛にも、ちゃんとできているのかなって
愛は幾つか勘違いをしていると思うぞ
まずセックスは、これからどんどん良くなるから愛も、気持ち良くなれるんだぞセックスの世界は、ほんとに広大で、なおかつ深いんだからオレたちは、まだその入り口を突破しただけなんだから楽しみにしていろとにかく、1年間はできる限りことをして、愛を歓ばしてやるから
愛が、オレを見ている
いや、もちろん、オレも楽しいんだよ愛と一緒にいや、2人だけでなく、みんなで楽しもうセックスは、ホントに楽しいからなつーか、楽しまないと勿体ないって
あのそ、そうじゃなくって
ず、ずっと聞きたかったんだけれどな、何で、1年なの
1年経ったら愛は、どうなるの
愛は、心配そうにオレを見る
あたし、よ、吉田くんにポイされちゃうのそういうことなの
安心しろよそういうことじゃないから
ああ、愛は
オレたちと居ることを受け入れつつあるんだ
だからこそ1年後のことを、怖がっている
1年経ったらどうするかは、愛が自分で決めるんだ
オレたちと、そのままずっと一緒にいるかオレたちとは、別れるかオレじゃなくて、他の男と付き合うとかもさ愛が自分で考えて、自分で選ぶんだよ
愛はうつむいて
自分では考えられないし決められないよきっと
そんなことはないぞ
オレは、ニコッと笑ってそう言った
愛のパンを手に取り
このパンだってさ愛は、上手に作れるようになるから
で、できないですだって、あたしは
愛は、暗い表情で
あ、愛は愛なんだもんダメな子なんだもんできない子なんだもん
大丈夫だってできるまで、教えるしオレが、オレたちができるようになるまで付き合うから
む、無理愛には
愛は努力とかもできないもん一生懸命、努力する才能も無いもんホントにあたし何もできない子なんだもん
ブルルルっと、身体を震わす
多分、セックスぐらいしかそれも、レイプぐらいしか役に立たない子なんだもんホントに、愛はダメな子だから
それじゃあ、娼婦以下だ
セックス奴隷すら、なれない
オレは、愛に告げる
パンのことでも、他の日常のことでもそうだな、セックスも自分で自分のことをして、自分の将来について考えることも何もかも、愛が自分でできるようになるまで、オレたちが愛を監視して、指導して、できるようにさせてやるからな
無理じゃない愛、1人でするんじゃないからなオレたちが、みんな愛に付いているんだ
オレとオレの家族が
ていうかさどんなことだって、愛が1人できるようになるまで、何度でもやらせるからオレはしつこい男だからな覚悟しろよ
オレは笑顔をキープする
だからだよ1年ていう、長い時間が必要なんだ
とりあえず、1年間嫌でも、付き合ってもらうからな命令だぞ、いいな愛
うううっ命令なら仕方ないですでも
まだ心配そうに、オレを見ている
あたし、ホントにダメな子だからきっと、1年ぐらいじゃ吉田くんが、思っているみたいな子にはなれないよ
本当に、ネガティブだな
うん、その時はオレが、まだダメだと思ったら、もう1年延長するよもう1年掛けて、愛に修行させるから
もう1年かかっても、ダメだったら
そん時は、さらにもう1年だ
で、でも愛、ホントにずーっとダメなままかもしれないし
いいから1人で、ちゃんとやれるようになるのでは、責任を持ってオレが面倒みるから途中で、見捨てたりしないよ、オレは
うううっ、本当
はぁと大きく雪乃が、溜息を吐く
それが、本当なのよこのバカの場合はねこいつ約束したことは、守るわよホントにバカなんだから
雪乃の言葉に、愛は身体を震わせる
とにかくさ早く、独り立ちできるように頑張らせるからなそんで、何でも1人でできる強い女の子になれたらその先は、愛は自由だ好きな様に生きろよもう、そうやって生きていくだけの力があるんだから
ホント、バカ世話して面倒みて、1人でやっていけるようになったら解放してあげるとかさ何なのよそれ
いいじゃないのノブらしいわよねっ
可奈センパイは、笑っている
うううっ、判らない吉田くん、どうして、そういうことになるの
何が判らないんだよ
吉田くんは愛のことが好きじゃないの愛のことが、好きならずーっと、愛を自分の側に置いておきたいって思うんじゃないの愛のこと命令して、支配して、言うこと聞かせて奴隷みたいにしたいんじゃないの
愛はそれが、愛と母親の関係だったから
依存し合う人間関係しか、知らなかったから
オレは愛のことは、好きだよ好きだからこそ独り立ちして欲しいんだ
うううっ、判らない
判らなくていいノネ
Darlingの顔をよく見るネ優しく笑っているネDarlingの眼を見るネ真剣なのネ
後は、アイが眼の前のDarlingを信じられるかどうかダケなのネ
母が、店を開ける前に早めの昼食として、回転寿司に行きたいと言う
それで父も連れ、親子3人で行ったのですが
昼間の回転寿司は、ご老人ばかりなのですね
びっくりしました
本当に、お婆ちゃんばかりで
多分、母は友達が行っていると聞いて、回転寿司での昼食を提案したのだと思います
家族で回転寿司に行ったのは、本当に20年近くぶりでした
母はパクパク食べるのに、父はあまり食べません
母は、やっぱりお寿司は美味しいわねとご機嫌なのに
寿司店から出た後、母だけ先に店に行き、私は父を家まで送ることになりました
母の姿が見えなくなった途端父が
回転寿司、嫌いなんだよ美味くないから
父と母と、好物も味覚も全然違うのに
よくもまあ、50年近く夫婦をやっていられる
825.セックス・キングダム / クロス・セッション2
あなたたち、みんな頭が変なのよ狂っているわ
愛の母親が、オレたちを見て呟く
あたしは愛と、娘と平穏に幸せに暮らしていたのにあなたたちは、あたしたちの家に土足で上がり込んで、何もかもメチャクチャにしてしまったのよ
その眼には、憎しみの炎が宿っている
愛もこの人たちにいいようにされて、頭が変になってしまったのねああ、可哀相な愛
ま、ママあ、あたしは
セックスなんてまだ、愛には早かったのよ愛は、そんなことを知らなくて良かったのよなのにあああこの子は、もう、純真な娘には戻らないあたし、どうしたらいいのかしらああっ、何でこんなことにどうしてなの
と愛の母親は、コヨミちゃんに向かって言った
それは愛の母親が、コヨミちゃんに対して特に自分の身に起きた不幸をアピールしようてしていたからではない
愛の母親にとって、この部屋に居る人間の中で自分とコヨミちゃんだけが、真っ当な人間だと思っているからだろう
12歳のルナも含めて、他の女たちが、全員、オレと性的な関係にあるということを彼女はすでに知っている
コヨミちゃんだけが、オレとまだそういう行為に及んでいないということも
小母さん、あなただけは守るわ絶対に、この人たちの魔の手から、あなただけは守るからね
コヨミちゃんの手を、ギュッと握りしめる
だが、コヨミちゃんは無表情で、愛のお母さんの顔を見上げているだけだった
エイリアン2という映画を知っているネ
リプリーが、エイリアンに取り囲まれながらも、必死に闘って生き抜こうとするのは小さな女の子を守るためネ女の子を守らないといけないから、リプリーは絶望せずに闘えるのネそして、その女の子は小さな人形を抱いているのネ女の子は、女の子で自分がエイリアンから、その人形を守ってあげないといけないと思っているノネつまり人形を守ってあげないといけないから、女の子は頑張って生きようとするしその女の子を守りたいと思って、リプリーはトラウマを乗り越えてエイリアンと闘うデモ、逆に考えれば人形や女の子という、守ってあげなきゃいけないと感じる対象が居てくれるから何とか頑張れるのネ人は弱いから1人きりだったら、さっさと絶望するか発狂するかダケなのネあの映画が、面白いのはそういう依存関係が二重に入れ子構造になっているカラなのネ
何で、ここでエイリアン2
エイリアン2が、そういうストーリーだったのにエイリアン3で、生き残ったはずの女の子が死んでたことにしたデヴィッド・フィンチャーは、ホンモノのマヌケなのネそりゃ、酷評されるのは当たり前なのネ
さらにエイリアン3
だから、デヴィッド・フィンチャーみたいなことをしたらダメヨ判るネ
愛のお母さんを追い詰め過ぎちゃダメってことよ
可奈センパイが、オレに言った
愛のお母さんは愛を溺愛することで自分に何もかも依存するように仕向けることで、娘との絆を作り上げていた
だが、その愛がオレに奪い取られて愛の依存の矛先が、自分でなくオレに向きつつあることを感じている
そして愛娘が自分の理想通りの無垢な少女には、もう戻ることができないということも
だから自分の溺愛を、今度はコヨミちゃんに注ごうとしている
エイリアン2の主人公が、守らないといけない女の子が居たことによって絶望せずに戦い抜けたように
愛の母親は自分に依存する無垢な娘を必要としている
そういう対象が、いなければ
精神崩壊を起こして、廃人となるかもしれない
でも愛のお母さんに、コヨミちゃんを任せるわけにはいかないだろ
また愛のように自分では何もできない女の子に育て上げられるだけだ
お屋敷に来てからのコヨミちゃんの様子を見る限り
この子は、愛のお母さんに全てを委ねるような性格の子ではない
コヨミちゃんは、まだ幼いけれど自分というものをしっかり持っている子だ
普段は従順だし、ワガママも言わないというか従妹たちとすら、ほとんど話さない
いつも、黙ってオレたちの様子を観察している
冷静な眼で
運命に流されるのではなくしっかり状況を見て、この流れの中で自分はどう生きていくか、懸命に考えている
愛のお母さんに依存するのは、良いことではないことは判っているはずだ
違うよ兄さん
えルナ
イーディさんは兄さんでなく、コヨミちゃんに話しているんだよ
エイリアン2の例えはコヨミちゃんに
そうか、今ここでコヨミちゃんが、愛のお母さんを拒絶したら
激しく、突き放してしまったら
愛のお母さんは絶望に沈む
ていうかそろそろ、力を抑え込むよ、コヨミちゃん
ルナが、ニコッと微笑む
な何だって
そうネDarlingやアタシたちを試すのならもう充分ネ
ルナの言葉に、イーディが言った
ソロソロ張り詰めた糸を緩めないとホントに切れるのネ
イーディが、外からパン工房の中に入って来たのは
この室内に張り詰めていく気を感じたからなのか
ここ数日、大人しくしていたアイのママが、急にこんなにエキサイトしているのはオカシナことなのネ
コヨミちゃんがアイの母親の心に溜まっていた悪感情を、一気に放出するように仕向けた
巫女の力を使って
ソレと、もう一つアタシのGRANDMA《グランマ》の教えだけど、人間は、大人になったら変わらないノネ考え方や、物事の見方はもう
イーディは、アイの母親を見る
コヨミはまだ若いケレド愛のママぐらいの年齢になった大人が、それまで積み重ねてきた経験を基に自分の世界感を持っているノネソウイウのは、簡単に覆せないヨそれこそ戦争か、天変地異の大震災レベルのコトが起こらない限りネ
コヨミちゃんは、悲しそうにイーディを見る
救えないんですか
小さな声で、そう言った
少なくとも、コヨミには無理ネ
イーディは、笑顔でそう答える
コヨミには力はあっても、まだまだ経験値が不足しているネ
アタシにも無理ヨDarlingにも大人の相手は、大人でないとネミナホやカツコやナギサそれでもダメなら、もっと年上の大人に頼むしかないノネそして、そういう人たちでも解決できるかどうかは判らないことなのネ
イーディの答えに、コヨミちゃんはうな垂れる
コヨミちゃんは愛のお母さんを助けたいんだ
心の中のどこかで、糸が大量にこんがらがっちゃっているこの人を
そうだよボクだって心は読めるけれどだけどどうして、この人がこうなってしまったかは、理解できないもんボクにはさコヨミちゃんだって、そうでしょ
コヨミちゃんも読めるんだな人の心と記憶が
だから、愛の母親が何でこんな人間になってしまったのか
他の男の子を宿しながら、愛していない夫と結婚し
娘だけを溺愛してそれだけに集中して生きてきた経緯は読み取れる
でも、どうしてこの女性が、こうなってしまったかは理解できない
コヨミちゃんは、まだ12歳なのだから
自分の恋愛経験は皆無だし、自分の両親の夫婦関係しか見て来ていない
清美さんと、旦那さんの関係も普通じゃなかったんだよな
鷹倉神社の巫女の血と力に、関西ヤクザの問題まで絡んでいたし
仕方ないノネコヨミの力は、全能ではないノネ
巫女の力がどれだけ強くても、12歳の少女には中年女性の歪んだ心を何とかすることはできない
下手に力でネジ曲げれば精神崩壊する
コヨミのお母さんみたいになるヨ
清美さんが月子たちの母親の絶望の波動によって心を病んで、自死してしまったように
震えるコヨミちゃんを、ルナが背中から抱き締める
大丈夫だよボクたちがいるから
ギュッと強く、同い年の従妹を抱いた
そうヨアタシたちがいるネそれから
イーディは、ニヤッと笑った
コヨミの力では、どうすることもできないケレドコヨミ自身には、まだまだやれることは残っているノネ
ハッとしてコヨミちゃんが、イーディを見る
治すことはできなくテモ癒やすことぐらいは、できるハズヨ
治すではなく癒やす
愛の母親の歪んだ心を
ダカラ、今はこれ以上、壊れないヨウに、崩れないヨウに大事にネ
コヨミちゃんの不安や絶望が伝わっちゃっているんだよだから
ルナが、そう告げた
イーディさんは、ちょっと勘違いしていますコヨミちゃんは別に、兄さんを試そうとしたんじゃないんですたまたまなんです
ああコヨミちゃんが、わざと愛の母親を興奮させたんじゃないのか
コヨミちゃんの心の不安が、愛の母親の心に放射され
それで、愛の母親が一気にワーッと、エキサイトしてしまったのか
コヨミちゃんあのさ
オレは言葉を探す
こういうこと口で、言葉で言っても信用してもらえないと思うけれどでも、言わないよりは良いと思うから、言うんだけれど
オレはオレたちは、もうコヨミちゃんのことを家族だと思っているから
オレは、コヨミちゃんの眼を見て言う
家族っていうのはつまり、ずっとずっとこの先、何があっても永久にオレたちが死んだ後でも、家族だから
コヨミちゃんは、ジッとオレを見ている
オレは別に、コヨミちゃんに何も求めないよオレとああいうことしなくてもいいしアニエスが、何て言おうととにかく、今は、オレたちの家がコヨミちゃんの家で、コヨミちゃんはあそこにずっと居てくれていいんだそれで今すぐは無理だけれど、もう何年かして今よりも周りの状況が良くなって、コヨミちゃんが1人でも暮らしていける年齢になったらオレたちから離れてくれてもいいそれは、全部コヨミちゃんが自由に決めてくれていいんだオレたちは、何も強制はしないから
うまく話せているだろうか
オレの気持ちは、伝わっているのか
でも家族だからコヨミちゃんが将来、オレたちから離れてもどこか、遠くの街へ行ってしまったとしてもそれでも家族だからずっとずっと家族だから
ああもどかしい
言葉が、出て来ない
家族だと、どうなんですか
コヨミちゃんは言う
それで、わたしに何かいいことがあるんですか
寂しくなくなる
家族がいればそれも、こんなにたくさん家族がいれば、世界のどこに居たって例え、宇宙船でたった1人で火星とか木星とかに送り込まれたとしても、寂しくない
寂しいですよ宇宙に1人だったら
コヨミちゃんが、オレを見て呟く
寂しくない独りぼっちでも、寂しくないんだだって、家族がいるんだから
オレは、断固としてそう言い切った
バカみたいホント、頭が変なのよ狂っているのよ
愛の母親が、静かにそう呟く
ルナに抑制されているから、さっきまでみたいに喚いたりはしないけれど
でも、愛のお母さんがこんなことを呟くのは
それはつまりコヨミちゃんの不信感が、伝播しているんだな
2人の心は、リンクしいる
どこが信じられない
オレは、率直に尋ねてみた
それはあの、矛盾しているから
コヨミちゃんは、そう答える
何が矛盾しているんだ
あなたは愛さんには自分で自分のことができるまで何でもやらせるって強制しているのにわたしには、自由にしていいって言ってる
コヨミにも制限はあるノネ少なくても、関西の人たちの動きが鎮まるマデは、うちに居てもらわないといけないし外で暮らせるようになっても、香月セキュリティ・サービスの監視は続くヨ
イーディの言うとおりコヨミちゃんに巫女の力があるのなら、裏社会の人間がコヨミちゃんに接触しないように常に見張っていないといけない
それは判りますけれどでも、何か違うんですこの人の中で、わたしと愛さんに対する気持ちが心の色が違うんです
コヨミちゃんは、オレの心を読んでそう感じたのか
わたしだけ違うんですアニエスちゃんやルナちゃんとも違う違う心で、わたしを見ています
そんなの当たり前じゃないこのバカはあんたとは、まだセックスしてないんでしょ
ていうかさ、見境無しのこのバカでもさすがに、あんたみたいな幼すぎる子には手を出さないのよねあたし、ホッとしたんだからこのバカが、ホンモノの真性ロリコン、ベトファリア野郎だったらどうしようかって泣こうが、喚こうが裂けようが、千切れようが女の子の身体に深刻なケガをさせてでも、無理矢理オチンチンをネジ込もうとするような外道人間だったら、あたしが包丁でこのバカを刺して、恵美も殺すつもりだったんだから
いや何で、自分も死ぬじゃなくて、メグを殺す
あたしはほら、大事な仕事が残っているから
雪乃はポンと、自分のお腹を軽く叩く
1人で死ぬと寂しがって、化けて出るかもしれないでしょだから、恵美だけは地獄への道連れに送り込んであげようって思ったのよ感謝しなさいよねっ
とにかくさコヨミちゃんだっけあんたはまだ小さいから、しょうがないんだと思うんだけどさ
雪乃が、コヨミちゃんに言う
自分以外の人間に特に、男に期待しちゃダメよみんな、あんたとは違う人間なんだからさあんたが思っているようには、動かないしあんたと同じ発想すらしないかもしれないんだから
ウンウンと自分の言葉に頷く、雪乃
男っていうのはね、動物なのよつーか、人間も動物なのそんなに理性的に頭で考えて、行動しているわけじゃないのよもっと、肌で生物的な感覚で、生きているのよ
このバカは、男なのよそれも底抜けに性欲が強くて、可愛い女の子には、みんな種付けして回りたいっていうケダモノなのよ
でもね、このバカはサービス精神は旺盛なのよ自分だけが気持ち良くなればいいとか、絶対に考えないのよセックスって言うのは、男女でするもので一緒にやっている以上は、女の子だって気持ち良くなって欲しいって思っているわけそういうバカなのそんで、ただセックスするだけじゃなくって相手の女の子のことを何でも知りたいって思うわけ知って支配するとか、そういうことじゃないのよとにかく相手のことを知って少しでも、女の子が幸せになるようにって行動するのよ
そ、そうなのかオレ
何で、そんなことをするか判る
わ、判らん
オレ自身のことなのに
女の子が幸せになった方が悩みも不安も解消した方が、セックスが楽しくなるでしょこいつの頭の中は、結局、セックスのことしかないわけセックスで女の子とイチャイチャして、一緒に気持ち良くなることが大好きなのよただ、それだけのためにセックスする相手には、徹底的に尽くすのよ
だからさあんたは、自分より、愛や他の子の方を、このバカが大切にしているって感じたんでしょ愛の方は、強制してまで幸せになるまで、面倒見るって宣言しているのにあんたの方は、どうぞ、何でも自由にして下さいって、放り出しているみたいだものね見ようによってはだけど
コヨミちゃんにはそう感じられたのか
でも、しょうがないでしょ自分がセックスする相手は肌の感触を知っている女には、こいつは底抜けに優しいのよ相手の人生に、徹底的に介入する手を突っ込んで、かき混ぜて、捏ね上げても良いと思っているのよ自分の女なんだから一緒に人生を歩んでいるんだから
コヨミちゃんは黙って、雪乃の言葉を聞いている
でも、あんたはこのバカにとっては、まだセックスの対象じゃないんだからあんたの人生に踏み込んじゃいけないって、思っているのよ立ち入っちゃいけないって制限しているのそれが、あんたと他の子とのアプローチの違いよそれだけよ
なら、わたしどうしたらいいんですか
コヨミちゃんは、低い声で答えた
そんなのは、あたしに聞かれても判らないわよとりあえず、おっぱいとお尻が早く成長するように牛乳でもガブ飲みしてみたらあ、でもあんたが成長しても、このバカのストライク・ゾーンには入らないかもしれないけれどこのバカ可愛い子しか、手を出さないしさ
それにこのバカ、変なところが繊細だからね例えばさ、あたしでも恵美でも他に好きな男ができたあんたとは別れるって言ったら、このバカはあっさり許してくれるわよそしてまあ、それでも一生、あたしたちに好意的にしてくれるんだろうけれどこのバカは、2度とあたしたちにセックスを求めては来ないわこのバカは自分の女としか、セックスできないのよあたしたちの方からこのバカの女を辞めるって言ったら、ショックでオチンチンが勃なくなっちゃうのよ
え、そうなのノブ
このバカはね昔、他の男の女に手を出してそれがトラウマになっているのよ
オレは遠藤と付き合っていた雪乃を犯した
無理矢理何度も
後悔しているのよだから、今は相手の女の子が幸せになるセックスしかできないのよ女の子が、もう自分を好きでないのならもっと好きな男ができたのなら手出しができなくなるのよセックス対象として、見られなくなるのよ
雪乃は勝ち誇ったように、そう言う
ソウヨDarlingの女を辞めるのは簡単ヨもう好きじゃない愛情がなくなったつて言えばいいんだカラ
デモ、アタシは絶対に、そんなことにはならないネDarlingが大好きダカラ
ミンナもそうネミンナ、Darlingのそういうフェアなところが気に入っているし愛しているノネダカラ、離れないヨ
そして愛を見る
アイもさっき、Darlingは強制的に1年間は側に居させるって言ってたケレドアイが本当に嫌なら、そう言えばいいのネDarlingは、アイを解放してくれるネああ前に言ってたテニス部の男の先輩が好きとか、ああいうフワフワしただけの感情じゃダメヨアイが本当に自分の人生を懸けて愛したい男性を見つけたら、Darlingはいつでもアイを解放するネしかも、応援するヨアタシたちもアイの心が、本気だった時はネ
愛が、本気になって愛する相手に巡り会ったら
オレは、愛と別れるな
2度と、セックスは求めないと思う
ということだからまあ、あんたのことはいいのよどうせ、あんたはこいつのセックスにハマるからそういう顔と身体をしているものまったく
雪乃は愛からコヨミちゃんに視線を戻す
で、お待たせ脱線しちゃって、悪かったわねとにかくこのバカは、そういう男だってことでも、このバカは義理堅いし、約束は守るからねこのままでも、あんたのことは守るわよていうか守らないとマズい理由は、もうあるんだっけ
巫女の力は、外部に流出させられない
だから今のあんたが、心配するようなことは何も無いのよのほほんとしていりゃ、いいのよあたしみたいにね
雪乃は、コヨミちゃんに微笑む
そんで、もしあんたがどうしても、あたしや他の子たちみたいにこのバカに愛されたいと思ったらまあ、別にお勧めはしないけれど身体が早く、成長するように気を付けて生活することねもう少し、おっぱいとお尻が膨らむようにもっとも、このバカは美智みたいな、つるぺた絶壁の胸の女も好きみたいだけれど
美智何か言われているぞ
綺麗になりなさいこのバカがセックスしたいって、感じるぐらいあんたの髪に、肌に触れたいって、気持ちになるように
人間も動物全ての動物には、オスとメスがいるのよそして、このバカは男あたしたちは女それだけのことよ
オレはこの家族の中で、唯一の男だ
あんたは早いところ、自分も動物で女だってことに気付きなさいそうしたら、このばかが、あんたを大人の女にしてくれるわ悩むコトなんてないのよ幸せになるだけよだって
ニヤッと、雪乃は笑う
人間の身体はセックスするようにできているんだから
NO SEX,NO LIFEなのネ
イーディが、そう言った
ヨーロッパが、本当に経済的に落ち込んでいてどうしようもないらしい
ドイツだけが一人勝ちで
そのせいもあるのか今年のF1が、ショボ過ぎる
ノーズが規制された結果、とんでもなくカッコ悪くなった上に
新エンジンが
こっちもベンツだけの一人勝ちになるのか
フォース・インディアは、経営陣の1人に逮捕状が出るし
ロータスもザウバーも、経営危機のまま
そして、シューマッハは昏睡状態
こんなに暗いシーズン開けは、なかなか無い
826.セックス・キングダム / クロス・セッション3
て、お姉さんたちは言っているけれど
ルナが、コヨミちゃんに言う
別に、慌てる必要は無いしコヨミちゃんが、何がなんでもお兄ちゃんとセックスしなくちゃいけない理由も無いんだよ
コヨミちゃんは、同い年の従妹を見る
お兄ちゃんとセックスしたらコヨミちゃんは、ボクたちともっと密接な関係うーんと、姉妹ってことなのかなそういうのになれるって、ことだけだから
ルナは、一生懸命に話す
今だって、兄さんはコヨミちゃんを家族って言ってくれたしでも、それは身近な親戚ぐらいの関係なんだよねホントの、血を分けた姉妹みたいな濃い関係の感じとは違うんだと思う
イエスそうネ
今では、ユキノすらSisterだって、感じてるカラネ
あらそっ
雪乃はフンと鼻を鳴らす
アニエスちゃんはコヨミちゃんも、ボクと同じでアニエスちゃんの心が見えているから、もう判っていると思うけれどかなり、特殊な人生を強制されてきた子だから
アニエスは白坂創介が、自分の究極の性奴隷にするために産ませ、育ててきた子だ
自分は父親とセックスするためだけに生まれて来たと、心に刻みつけられてきた
だからオレがアニエスの父親役にすり替わった今でも、オレとのセックスを人生で一番大切なことだと思っている
そういう子だからこそ、アニエスちゃんはアニエスちゃんにとっては、兄さんとセックスする子しか仲良くなれないと思っているんだよ
それはわたしも判っています
コヨミちゃんは答える
やはり、巫女の力で普段から、人の心を見ているんだ
でも、わたし今はできませんから
コヨミちゃんは、自分の幼い肉体を見る
いやそれでいいんだよ
無理することはないしアニエスのそういう考えは、少しずつ直していかないといけないことなんだから
今はまだオレとセックスしている人にしか、心を開かないでいるけれど
もうすぐ、アニエスは学校に通うことになる
学校では、たくさん新しい友達を作ってもらいたし
アニエスが友達になりたいと思った子を、オレが1人1人レイプして回ることなんてできないんだから
アニエスには、セックス抜きでも人と仲良くできるってことを知って欲しいから
だからコヨミちゃんが、オレとセックスしないと決めたのなら、それはそれでも良い
アニエスにコヨミちゃんはそういう子だという認識させてその上で、仲良くしていくこと仲良く出来るってことを学んでくれれば
でもわたしは
わたしは本当はしてみたいという気もあるんです
この小学校6年生にしては少し身体の成長の遅い少女が、オレを見上げる
お屋敷の中に暮らしている皆さんの心を見ているとみんな、あなたとのセックスが素晴らしいものだと感じていらっしゃいますから
そうかこの数日でコヨミちゃんは、オレの女たち全員の心を1人1人覗いていったんだ
みんな、セックスが気持ち良くて幸せな気持ちになれるものだと、感じていらっしゃいます
朝の食卓でオレと一夜を過ごしてきた女たちの心を
あなたとセックスした人で誰1人、それを不快に思っている人はいません愛さんだって、いつの間にかあなたとのセックスを受け入れています
コヨミちゃんは、愛を見る
このバカはさホントに、気持ちよさそうにセックスするのよいつでもさ
ご飯とかと一緒なのよねいつも、このバカって美味い、美味いって美味しそうに何でも食べるでしょかといって、食べられるものなら何でも美味いっていう味オンチじゃないのよちゃんと、一つ一つの食べ物を味わって何が美味しいのか、一つ一つ感じ取った上で美味いって、幸せそうな顔をしているわけそこがまたバカみたいなんだけれど
オレそんな顔しているんだ
兄さんはポジティブなところに眼がいく人なんですよね食べ物の美味しいところに注目して、それで心から喜んで食べているんです
ルナが、そう分析した
ちょっとここはみたいな、ネガティブなことにはあんまり気にならないみたいですよっぽど、美味しくないものでもない限りというより、兄さんの場合は自分の好きな人たちが作ってくれた食べ物というだけで、嬉しくて嬉しくてしょうがないみたいです
オレは小学生の時に、バァちゃんが死んで以来、家族での食事をしてこなかったから
みんなで温かい食事が食べられるというだけで、幸せだ
今年の春には母親も父親もいなくなった暗い家の中で、たった1人で冷たい食事を食べていたんだし
あの寂しさと、味の感じられない食事をオレは、絶対に忘れない
たくさんの家族に囲まれて、幸せに暮らしている今でも
だから、克子でも、舞夏でも瑠璃子もそうよねうちで料理している子は、このバカの反応が嬉しくて、どんどん料理が上達してるでしょ自分の作るモノの味を判ってくれてて、喜んでくれるのって幸せなことだから
雪乃お前、そんな風にオレたちを見ていた
オレたちと一緒に暮らすようになってもメグとかマナとか、一部の子としか交流しないで
いつも、食卓の角でツンとしているのに
あたしの家とかさママは料理評論家で、そこそこ何を作っても上手だったのにパパは、ママの作るものには何でもケチをつける人だったからそれこそ、みそしるの具は1種類に限る2つ以上だと味が濁るとか、豆腐の大きさが気にくわないとかサンマの頭は落としておけとかアジの開きは頭を残せとか
白坂創介ってつくづく、心の小さい男だったんだなあ
自分で作らないくせにいつも、どうでもいい文句ばっかりレストランとかでも、そうどんな高級レストランへ行ってもアレが違う、コレが気に入らないって、グチグチグチグチ一緒の席にいても全然、美味しくご飯を食べられないのよ
まあ、あたしのパパのことは、もういいんだけれどで、このバカの話に戻るけどさこのバカ料理だけじゃなくって、女のこともそうなのよ
このバカはただの女好きのレイプ男じゃないからそりゃ、節操は無いし頭のネジが、2、30本単位で抜け落ちているから底抜けのバカだってことは、間違いないんだけれど
雪乃は本当に口が悪い
でも、女のこともちゃんと1人1人、味わって食べてるのよこいつは性欲だけに、突っ走らないのよ五感の全てを使って
あ、判る判る
可奈センパイが、口を開く
ノブってジックリ見ているし、あたしとかのアンアン言う声も楽しそうに聞いているし、よく髪とか肌の匂いもクンクン嗅いでいるし、全身よく触るし
ペロペロ舐めてくるのも大好きネ
オレ大ヘンタイみたいじゃないか
すっごい貪欲に女の身体の全てを味わい尽くそうとしてくるじゃない
身体だけじゃないです兄さんは心も味わおうとしてくれます
ルナが、そう付け足す
ああ、それも判るセックスの時のノブって、オープンだものね心も全面開放してるから全然、カッコつけたりしないんだもの
えセックスの時に、何でカッコつけるの
オレ、チンコ丸出しなんだし
身体が丸裸なんだからこれ以上、隠すものなんて無いんだし
でさ、またそういう時のノブのギラギラしている感じがとってもエッチなのよ襲いかかって来る感じがキャーッ、いやーんって感じでさ
そうそうホントにセックスしたーい、やらせろーって感じなのよね、このバカ
だから、ボクたちにとっても楽しいんですよねセックスが
可奈センパイ、雪乃、ルナがそう言う
Darlingは、ちゃんと1人1人、別の女で、それぞれに違う魅力があるっていうことを感じてシテくれているノネ
アタシの時は、アタシを抱いているユキノの時は、ユキノカナの時はカナルナの時はルナそれぞれの心と身体の違いを、全身で楽しむのネ本当に嬉しそうにネ
そうそうだから愛が言ってたのが、正しいのよノブとエッチするととっても良いことをしてあげたって気分になれるのホントに喜んでくれるからああ、だからなのね
可奈センパイは、愛を見る
あたしもさ愛と同じで、最初はレイプだったんだけれどすっかり、ノブにハマッちゃってるんだノブとのセックスは、楽しいから
ニコッと可奈センパイは、笑う
愛が、上目遣いでオレを見る
愛もそうです
娘の告白を、母親は呆然として聞いている
ソウイウ、アタシたちのDarlingとのセックスの気持ちを、コヨミは感じ取っているノネ
イーディが、コヨミちゃんに言った
デモコヨミの身体は幼いから、セックスを体験することはできないそう感じているノネ
いえ兄さんが兄さんが、コヨミちゃんとのセックスを躊躇っているからコヨミちゃんの身体じゃ、無理だケガをさせちゃうそれからコヨミちゃんが、自分のことを嫌っているのかもしれないとかそういうことを考えているから
兄さんのそういうネガティブな心が、見えるからだから、コヨミちゃんの方も兄さんに対して萎縮しちゃって
オレのコヨミちゃんに対する態度も、問題だったんだ
でも、ゲンジツ問題としてコヨミの身体では、まだ無理ネ
コヨミちゃんの薄くて小さな肉体では、セックスはできない
あら、セックスは無理でも真似事ぐらいはできるんじゃないの
そうねあたしもさ、この子ぐらいの体つきの頃は、もうオナニーしてたし
オチンチンを挿れるのは無理でも、あんたのお得意の舐めるのとか、手でイカせてあげるとかはできるんじゃないの
そ、そんなことあたしが許しませんっ
愛の母親の怒りが、爆発する
こ、この子にはこの子にだけは、指一本触れさせないわあ、あたしが守るんだから
あんまり追い込むと、この人の精神が壊れちゃうんだっけ
いや、まだ何をどうするとか決めたわけではないですから
オレは丁重にそう告げる
みんなも今、ここで結論を出すのは止そうよとにかく、今のコヨミちゃんについて、色々と判ったからこの先、どうするかはゆっくり考えよう
コヨミちゃんを見る
コヨミちゃんも、焦って答えを出さないでもう少し、時間を掛けてみようよ色々と大変だとは思うけれど
人の心が読めるというのは
お屋敷に居る限りセックスについてのみんなの気持ちと記憶が、毎日、コヨミちゃんの心に伝わってきてしまうんだろう
あなたが公平でバランスの取れる人で、本当に良かったです
わたしの状況はいえ、みなさんもそうなんでしょうけれど普通じゃなくて、異常なんだってことは判っています
巫女の血を受け継ぎ母親が巫女の力に呑み込まれて、死んだということ
そして、みなさんがセックスを通じて、人間関係を築いているということも喜代原さんが、こんなに怒っている通り異常なことなんだとおもいます
そうだオレと家族の関係は異常だ
それは、オレも自覚している
それでもそんな異常な状況の中でも、あなたがバランスを取ろうしていることその努力を怠らないということは、素晴らしいことなんだと思います
オレコヨミちゃんに褒められているのか
はい短い時間でしたが、こういう機会を作って下さってありがたいと思いますあなたは、一度もわたしに、いえ、愛さんや喜代原さんに嘘を吐こうとしませんでした全て、自分の率直な気持ちをありのままに言って下さいました
コヨミちゃんは、オレを見る
そして、他の皆さんも嘘を吐かない、そういうことが苦手な人たちだけを集めてくれた方にわたしは感謝致します
嘘が苦手な人たちだけ
雪乃、可奈センパイ、ルナイーディ
寧は寧の見た目の性格そのものが、カムフラージュの嘘だ奈島寧子《ナジマ・ヤスコ》は、奈島寧《ナトウ・ネイ》の様な明るくてフリーダム性格の子では無いのだから
克子姉やミナホ姉さんたちは黒い森のメンバーとしての立場もあるし、ついつい言葉による駆け引きをやってしまう
この場に居たら、コヨミちゃんの方が警戒心を解かないままだろう
メグも心に感情や言葉を溜め込むタイプだから
雪乃や可奈センパイみたいに、思ったことは何でも口に出すカラッとした性格だったり
イーディやルナみたいに、とても慎重で周りをよく見て、絶対に余計なことは言わないタイプの女の子たち
そして、雪乃が言うとおりのバカ正直なバカであるオレ
人の心が読める12歳のコヨミちゃんが、心を開いた会話をするためにはこのメンバーが適している
まあ、ミナホ姉さん本人は隠しカメラで、この部屋の様子を観ているんだろうけれど
やられたな
そう言えば、パン工房との仕切りのドアも閉められたままだし
イーディの後、誰も中に入って来ない
克子姉が、ミナホ姉さんから指示されてこういう時間を作ったんだな
まあ、いいやとにかく、今は良い話し合いができたってことでほら、急いでご飯を食べようよ
オレは、みんなにそう言う
ああ、そうね急がないと寧さんたちが、ご飯を食べる時間が無いわ
もうすでに、12時45分近い
ああ、ネイはいいのネ最初から、5時限目をサボるつもりみたいダカラ
ダカラ、メグミの交代だけ
じゃあ、オレが行くよ
オレは席を立った
オレも5時限目は遅れて出ても、文句は言われないから
オレはパン・コースの生徒だからパン工房の仕事が優先される
売り子は、克子姉と寧に任せてメグの代わりに、サポートに入ればいいんなら
オレだって、最初の頃は売り子までやっていたんだし
みんなは、ゆつくり食べて愛も、今日はもういいからお母さんと一緒に昼飯を食っていろよ
愛は、小さく震えている
母に対して怯えているらしい
じゃあこっちはあたしに任せてノブ、売り場の方を頼むわよ
こういう時に、可奈センパイの明るさは助かる
何なら、あんたの分のお弁当も食べといてあげましょうか
意地悪そうに、雪乃は言う
ほら、あたし今は2人分食べないといけないから
そういうコトを言っていると出産後も大食いのクセが残って、激太りするノネ
ううっ、それは困る
Darling、アタシも食べたらすぐに行くネ
ああ、頼んだよ
オレは売り場へ通じるドアを開く
だからー、喜代原さんを解放して下さいって言っているんですよ
そうよ、そうよ喜代原さんを出しなさいよっ
見ると売り場の脇に、1年生の女子生徒が5人ほど居る
全員で克子姉に抗議しているようだ
ああ、だからパンの販売は、寧とメグが2人でやっていた
だいたいおかしいでしょ何で、喜代原さんを働かせているのよ
そうそう、労働法違反よ
労働基準監督署ら訴えますからねっ
裁判したら、絶対にアタシたちが勝ちますからねっ
5人が大声で克子姉を責めるから学生食堂中の生徒たちが、こっちに注目している
いや、外からも騒ぎを聞きつけてヤジウマたちが集まって来ていた
マズいな
オレは、開きかけていたドアを一旦閉じる
オレが出て行ったら、あの子たちは愛が居るはずのドアの奥に注目するだろう
ここに今、雪乃や愛の母親やルナが居ることは知られるわけにはいかない
イーディが、壁のスイッチを入れる
天井から、モニターが降りてくる
すぐに外の売り場の様子がモニターに映り、声がスピーカーから聞こえてきた
最初は、オレとメグだけで店をやるつもりだったからこういうパン工房の中に居ても外の売り場の様子が確認できるシステムを取り付けてあったのだ
ちょっと今、説明するから、あなたたち落ち着いて
克子姉が、5人の少女たちに言った
喜代原さんには、他の子と同じ様にここの活動を手伝ってもらっているだけよ無理に働かせているわけではないわ
何言ってるのよだって、バイト料を払っているわけじゃないんでしょ
女の子の1人が、克子姉に食って掛かる
こんなところでパンを売らせて喜代原さんに1円も払わないなんて、どうかしているわよ
そうよ、虐待よっ
ジンケンシンガイよっ
何なんだこの子らは
あ、あたしのく、クラスの子です
愛が震えながら、答える
い、いつも愛を助けてくれててい、今までは、毎日、一緒にお昼を食べていたから
愛の友達
でも喜代原さんは、アルバイトじゃないからここのパン屋さんは、ここの学校が新しく新設したパン技能士養成コースの授業の一環で設けられているのよこれは教育の一部だから
あたしもバイト料とか、貰ってないよーっ
寧とメグが、パンを売りながら5人に言う
で、でも喜代原さんは働いているんだから、お金を払うのは当然でしょ
そうよ、そうよ
みんなに、パンを売っているんだから
授業だって言うんなら、タダで配れるべきなのよっ
5人は、なおも食って掛かる
うーんと、高校野球でも甲子園とかの大会だと、ちゃんと入場料を取っているわでも、だからって出場している高校球児たちに、出場料とかお金を払わないでしょ教育なんだから
克子姉は、そう説明する
そんなの詭弁よテキトーなこと言って、誤魔化さないでよ
だってあんたは、お金を貰っているんでしょ
ええ、あたしはパン・コースの正式な講師ですから仕事として、パン作りから販売までを教えているのよだから、お給料はいただいているわ
胸を張って、そう言う
何よ、エラソーにあんたは、学校に雇われているだけなんでしょ
そうよあたしたちは、学校にお金を納めているよあたしたちの方が、偉いんだからね
ちょっと、みんな校長に文句言いに行こうよパン屋がナマイキだってさ
校長より、理事長とかの方がいいんじゃないの
あんたなんて、県の教育委員会にメールして、簡単に辞めさせることだってできるんだからっ
女の子たちのヒートアップは、止まらない
いや、克子姉はこの高校の前理事長だし、今も理事なんだけれど
とにかくさあんたの言っていることは、おかしいわよ
女の子の1人が言う
喜代原さんは、パン・コースじゃないんだからさ一般生徒なんだから教育の一環だからって、ここのパン屋で働かせるのはおかしいわよ
そうよ、横暴よっ
理屈がおかしいわよっ
だから、違うってあたしたちは、みんな自主的にお手伝いに来ているんだからさっ
そうよ、あたしもパン・コースじゃないもの
寧とメグが、生徒の立場から反論する
愛ちゃんだって、そうだよ自分の意思で、お手伝いに来てくれているんだからねっ
愛の場合は、オレが命令して来させているわけで
そんなはずないわよっ
愛の友達の女の子が叫ぶ
だって、喜代原さんよあの喜代原さんが、自分からそんなことを言い出すはずがないもの
そうよいつもわうわう言ってて自分からは、何もできない子なんだから
ここの人たちが、みんなで寄ってたかって、喜代原さんを脅してそれで無理矢理、働かせているんでしょ
奴隷にしているのよ
喜代原さん見た目だけは、可愛いからっ
そうだよあ
愛のクラスの子はそう思うか
何よっうっさいなあっ見た目だけなら、あたしだって可愛いよっ
寧が、変な風にキレる
メグちゃんだってこっちからの角度限定なら
寧お姉さん、そういうの止めて下さいこの人たち、真面目な話をしているんですから
メグが、寧を黙らせる
あのあなたたちは、知らないのかもしれないけれど喜代原さんは、テニス部の星崎先輩が
知ってるわよ柔道部の2年の変な男の人に、喜代原さんが付きまとわれていてそれをテニス部の先輩が解決してくれたって話は
喜代原さん、あたしたちにもずーっと相談してたし
ええ、あたしたちだってあの気持ち悪い写メとかも見たし、喜代原さんの力になってあげてたんだから