愛は頼れる相手なら、誰にも頼っていた
いつも、オドオドオロオロして助けて下さいモードで、周囲にアピールしていた
で、あんたたち何とかしてあげれたわけっ
そんなのできるわけないじゃないですか
柔道部の男だし、先輩だし
気持ち悪すぎるもんねあんな写メを送ってくるんだから
ああ、柔道部の進藤の勃起チンコ写メはみんなに見られているんだ
愛は相談する相手全員に見せてたんだな
そうよ、ストーカーなんて怖いし
うん、手下も変な人たちばかりだから喜代原さんと一緒に、眼を付けられるのも怖いし
何よぉっ、あんたたちは何もしなかったの
寧の問いに
何もしないわけないじゃないですか
そうよ、あたしたちは毎日、一緒に居てあげて
お弁当だって、一緒に食べてあげてたのよ
そうそう喜代原さんが、1人じゃ怖いっていうから
あたしたちなりに、助けてあげてたんだから
それぞれに、そう言う
でもさ問題の解決をしたのは、テニス部の可奈ちゃんなんだよっ
で、その可奈ちゃんに恩義を感じて愛ちゃんも、可奈ちゃんと一緒にパン屋の手伝いをしてくれることになったんだからさ
そんなはずないですっ
愛の友達は、即座に否定する
あの喜代原さんが自分から、そんなことを言い出すはずがないです
そうよそうよテニス部の先輩が、無理矢理、引きずり込んだんでしょ
喜代原さんが、文句とか言えない弱い子だからって
ひっどーい
どんどん勝手にストーリーを作っていく
もう、うるさい連中ねあたしが出てって、文句言って来てやるわよ
雪乃が、立ち上がろうとする
いや、雪乃ここでお前が出て行くと、話が余計にややこしくなるから
雪乃は校内では、まだアンタッチャブルな存在になっている
だってさあの子たち、友達のフリをしているけれど結局、この子のこと小馬鹿にしているだけじゃないのっ
雪乃は愛を見る
あんなやつら、友達じゃないわよっ
お前愛のために、怒っているのか
あたしもさ1日で、友達が全員いなくなったからああいう、上辺だけでカッコ良いことを言う人は大嫌いなのよ
雪乃は前はたくさん友達がいた
上辺だけの浅い関係だとしても
雪乃から友達を奪ったのはオレだ
あたしが出ましょうか
寧さんたちより、まだ、あたしの方があたし、部活で年下のナマイキな子たちの相手をするのは慣れているから
寧はダメなんだよなあ普通の高校生活をやって来ていないから
そういう意味では、克子姉も
メグとイーディも、まだ1年生だし
ああいう女子集団とは、上手く闘えないよな
そうだな可奈センパイ頼むよ
可奈センパイが、立ち上がる
それから愛も
ハッとして愛が、オレを見る
自分のことは、自分でするいや、自分でしろ
可奈センパイに付き添ってもらってあの子たちを何とかするんだ
な、何とかって
愛は震えている
どうするかは、愛が自分で考えて決めることだオレは、どうしろとは言わないよ
このまま、あの子たちと友達で居続けるのか
それとも、拒絶するのか
自分で考え、決めてあの子たちに告げる
あうううう
とにかく今のままじゃ、営業妨害だ愛が何とかしろオレは、それだけ命令するからな
オレは、キッパリとそう言った
昔、恐ろしかったこと
舞台の演出助手の仕事をしている時に、ある日、60代の演出家の先生から
先生ああ、今日ねちょっと稽古の後に、人に会わないといけないんだよ
私はあ
先生それでね、今日は多分ボクが、その人たちにご馳走しないといけないんだよ
私そうなんですか
先生でも、今、財布を見たら手持ちが少なくてね
私はい
先生君、悪いんだけれどそこの***(サラ金会社)へ行って、お金借りてきてくれないか
私
先生カードはここにあるからこれを機械に通したら、お金貸してくれるから
私そ、それって無人貸出機のことですか
先生そうそう、それちょっと行って来て
私いやだって
先生カード渡すから、これがあれば後は機械が貸してくれるから
い、いや
先生は、前にそうやって借りたのかもしれないけれど
無人機ったって、本当は無人じゃないんだから
カードのデータが、60代なのに
当時20代の私が借りに行っても、貸してくれないだろう
先生ほら、早く行ってきて
私あの先生私、前の現場の仕事のギャラ貰ったばかりなんで、今、少し手持ちがありますが
先生ああ、そうなんだじゃあ3万円ほど貸しといて来週、返すから
演出家にお金を貸したのは、あれが最初で最後だったけれど
いや、まあちゃんと返して貰えましたが
その人の仕事は、2度としませんでした
幾らメンドくさいとか、恥ずかしいからとかでも
フリーの助手に、サラ金へ金を借りに行かせないよなあ普通の人なら
827.セックス・キングダム / 羽化
あううあ、あたしは
愛は、戸惑っている
また思考が飛んで、逃避してしまいそうだ
だが、ここでシャッフルは使わない
愛、深呼吸しろそして、オレの話を聞け
はぁふぅぅ
オレに命じられるまま、愛は大きく息を吐く
お前、ここ何日かオレたちと暮らしてみてどうだった
愛は眼を丸くして答える
今まで、みんなお母さんにやってもらってたことを一つ一つ、自分でやってみて最初は慣れなくて大変だったろうけれど今は、どうなんだ
うううっやっぱり、大変め、面倒
あ、あたしぶ、不器用だし
顔を上げろ、オレの眼を見ろ
愛の大きな瞳が、再びオレを見つめる
オレもそうだったんだ不器用でダメな男で
ちょっと前の愛みたいにすぐにオタオタしてたし、キョドってたし、言葉だってドモりまくってた
愛は、キョトンとした顔でオレを見ている
ホントよすっごい気持ち悪い男だったわよいっつも、ガタガタ震えてて口を開いても、何を言っているのか全然判らなかったし頭の変な子だと思っていたわ
雪乃が、そう言う
まあたしのことが、好きなんだってことは判ってたけれどね
5月の連休前のオレはそんな人間だった
今の愛以上に、挙動不審で、コミュニケーション障害で
兄さんは、嘘は言っていませんそうだよね、コヨミちゃん
ルナが、オレの心を見てそう言う
うんホントにそうだったみたいです
コヨミちゃんも、オレの言葉を肯定してくれた
オレだって家族のみんなが居たから、変われたんだ
そして愛の作ったパンを、1つ手に取る
愛このパン、自分で作ってみて、どう思う
愛は自分のパンを見て
下手くそあんまり美味しそうじゃない
年下のアニエスちゃんたちまで上手に作れるのにあ、あたしは愛はダメだった
少し練習したらアニエスやマナたちみたいに作れるようになるよ
オレの言葉に、愛はビクッと震えて
ううんあたしはダメな子だから
でも、誰だって練習したらそっちの売り場で売っているパンぐらいは作れるようになるんだぜ
アニエスやマナたちが毎日作っているパンは50円安い、簡単な方のパンだ
母親が植え付けた愛のコンプレックスの根は深い
そうかなオレは、4ヶ月前に初めてパンを作った時は、こんなに上手くできなかったよだから、オレより愛の方が才能があると思う
愛がビクッと震えて、オレを見る
オレだって最初は全然、ダメだったんだよでも、克子姉に毎日教えてもらって何度も、何十回も失敗しているんだよ
でも、今はで、できてる
こ、この何日か売り場に居たから愛にも判るお、お屋敷で、吉田くんがパンを作っているところも見たしい、今は、ちゃんとしたパンを作って、みんなに売っている
ああ、頑張っているからなオレ早くパン作れるようにならないと、家族を養っていけないし
ミナホ姉さんやみすずたちがお金持ちだっていうこととオレが手に職を付けて働いて稼ぐことは、全然別の話だから
今は、まだミナホ姉さんに養ってもらっているけれど
早いところ、稼げる男になりたい
それに今のオレじゃ、全然まだまだだしもっともっと、美味いパンが焼けるようにならないと都内で開業して、続けていくためにはね
本気なんだよオレは卒業したら、克子姉とパン屋を始めるんだ
オレは、愛に微笑んだ
ホントパン作りって、難しいよな1つ新しいことができるようになったらまだ次がある1回、できるようになったと思ってたことも、もう少し上達してから見直すと全然、仕事が粗いんだよそういうのはできるようになったとは言わないまた、やり直しだよ昨日まで、どうだって顔して売り出してたパンが、実はダメダメなものだったってことに気付くんだよ1つレベルが上がる度に、今までの自分の作ってた物が恥ずかしい物だったことに気付く毎日、オレは何て不器用なんだ、ああ、オレはダメだなあって落ち込んで、凹んでそんなことの繰り返しさ
でも、また明日は来る明日のパンは今日よりも美味くする同じ失敗は繰り返さないそうやって、少しずつ前に進むしかないんだよオレは、不器用なんだから愛と同じで
そうねあんたって、このバカの昔に似ているのかもね
うっそー、全然そんな感じしないけれど
可奈センパイは、呆然としていた
だって、ノブっていつも自信たっぷりで、余裕があって、懐が大きくて、大人っぽくてそういう強そうな男の子に見えるもの
可奈センパイにはそう見えるのか
自信や余裕は仕方ないノネ
Darlingが余裕を見せないとミンナが心配するノネ特に、年下の小さな子たちが
オレはアニエスや真緒ちゃんのパパなんだ
あの子たちは、いつもオレの見上げている
Darlingは、アタシたち家族の王様なのネ王様はいつも強そうにしてないといけないノネDarlingは、それが判っていて、実践できている人だからアタシたちの家族は強靱でいられるのネ
そんな、カッコ良いことではない
オレはオレの家族、オレの女たちに責任がある
彼女たちを幸せにして、いつも笑顔でいさせるためにはどんなことだって、しなくてはいけない
愛にもずっと笑顔でいて欲しい人ができたら、判るよ
その人に笑顔でいてもらうためには絶対に、その人の前で辛い顔をしてはダメなんだ心配ないよ、大丈夫だよ、何も問題は無いさっていう顔をしていないとさ
だから今、外に居る恵美はバカなのよ
このバカ恵美の前では、絶対に弱いところを見せないものあたしやイーディなんかより、よっぽど恵美の方が大事にしてもらっているのにあの子もバカだから、気付かないのよ
トイウヨリそれに自分で気付いてカラが、Darlingの女の次のステージなのネ
支え合うカンケイというのは気付くトコロから始まるノネ
そうね、恵美はこのバカにとっては、アニエスと同じ位置にいるのよね
雪乃は、ハァと溜息を吐いた
オレのことはいいよ今は、愛の話をしているんだから
オレは改めて、愛に向かう
ちょっと話を変えるよ愛今回、こうやってパンを作ってみて楽しくなかったか
ほら自分が作ったものを、こうやってみんなにお母さんにも食べてもらえたんだぞそれに面白いだろ、小麦を練って、発酵させて焼いた物がパンになったんだから
愛は、自分のパンを見る
形は歪でも愛おしくないか愛が、一生懸命作ったものだからなもっと、みんなに食べて欲しいと思わないか
こ、こんなのあ、愛が作ったものなんて
オレは、愛のパンを千切って食べる
美味いよ
オレの笑顔を、愛は驚きの眼で見ている
オレは愛が、必死になって生地を捏ねてたところも見ているからなだから美味いって感じるんだ愛の努力の味がするからな
ふーんどれどれ
雪乃が、オレの手の中のパンを千切って自分の口に放り込む
何よ普通に食べられるじゃないこんなの、ちょっと形が悪いだけで全然、オッケーよあんたが思っているほど、酷い出来じゃないわよ
あたしも貰うわ
可奈センパイも、愛のパンを食べる
うんパンよとりわけ美味しいわけじゃないけれど食べられないものじゃないわ
みんな無理に褒めることはしない
正直に、感想を述べる
ボクたちも、貰います
ルナがパンを1個取って、コヨミちゃんと半分こする
ボクも、一緒に作ってたけれどホント、ボクが最初にお手伝いした時よりも、ちゃんとできていますよ
ルナだって、パン作りを手伝い始めたのはほんの2週間前だ
愛さんは、ゆっくりだけれど丁寧だからわたしより上手になると思う
コヨミちゃんも、そう言った
人には自分のペースというものがあるノネアイはアイのペースでやっていけば、ちゃんと上達すると思うヨ
て、いうことだ愛
みんなの意見をまとめて、オレは言う
愛は全然ダメじゃないそんなことはこの、愛が作ったパンを食ってみれば判る
オレは残ったパンを口に放り込んだ
うん、愛は絶対にパン作りが上手くなるこれは、そういう味だ可能性が感じられる味だダメなんてことは、絶対に無い
そうよ、あんた自分で食べてみなさいよ
雪乃が、愛に彼女が作ったパンを差し出した
いいから、食べなさいっ
愛はパンを食べる
雪乃の言葉に、みんなが愛に注目する
愛のお母さんすら
うううそんなに美味しくない
愛は、涙目でそう呟いた
だけどダメじゃない
だから喜代原さんを、出しなさいよっ
あんたたちと、これ以上、話することなんて無いんだからねっ
喜代原さんは、あたしたちが連れて帰ります
2度と、パン屋の手伝いなんてさせないからっ
そうよ喜代原さんは、あたしたちが付いてないとダメな子なんだからっ
相変わらず、外では愛のクラスメイトが、愛の保護者気取りで喚いている
愛行って来てくれ
怯む愛
オレはいつものやつは使わないからな
シャッフルによる、再起動をオレは使わない
だって、愛はもう自分でアレが使えるだろ
自分で自分の心を整えて行け愛
愛行ってらっしゃいここがあんたの勝負よ
何でもいいから、静かにさせてきなさいよねあんたが行かないと、治まらないみたいだから
頑張って愛さん
可奈センパイ、雪乃、ルナ、コヨミちゃん
あうあうあう、いいい
判った、行くんだな
うううあう
愛は、小さく頷いた
O.K.ドアは、アタシが開けるカラ3、2、1で、GOなのネ
イーディが、外へ繋がるドアに張り付く
イイネ3、2、1
愛は、ゴクリと唾を呑み込んだ
イーディが、思いっきり
蹴り飛ばしたような勢いで、ドアを開けた
あううううう
外の売り場の光景は
監視カメラの映像で見るよりも、凄いことになっていた
まだ昼休みで、そもそも学生食堂が混んでいるのに
しかも、この時間帯は元々、食後のデザート用のパンを買いに来ている生徒も多い
そこへ、愛のクラスメイトの5人組が、克子姉を吊し上げようと大騒ぎをしているから
ホントに、学食中の大人数の生徒たちが一斉に突然現れた愛に注目していた
百人以上の視線に一気に晒され愛は
あああ、あううううう
パニックに陥りそうになるが
喜代原さんやっと出て来たわねっ
ほら、一緒に教室に帰りましょう
喜代原さんのバイト料は、きっちり支払わせてあげるからねっ
こんなところで、強制労働させられて可哀相にっ
あたし、**新聞に投書してやるんだからっ
5人のクラスメイトが、口々にそう言った瞬間
あううしゃっしゃっふるるるるるッッ
まるで変身する魔法少女のように大きな声でシャッフルと叫んだ
どうしたのあんた
愛の様子が、余りにも真剣だから笑いも起きない
学食全体がと静まり返る
あ、あたしは喜代原愛は、ここにここに居たいですいいえ、ここに居ます居るんですそうしたいんです
突然、愛は大きな声で、語り出した
山本さん、杉下さん、神部さん、神山さん、平野さんいいい、今まで、ダメな愛を助けてくれていてありがとう本当にありがとうございますありがとうございました
ペコリと、クラスメイトの女の子たちに頭を下げる
で、でも愛はこのまま、皆さんに助けてもらっているばかりじゃだ、ダメだと思うんです愛は、愛で自分のことを、自分でちゃんとできる子にならないとならないといけませんいけないんですホントにそうなの
必死に、心の中に湧き上がる思いを、言葉にして紡ぎ出している愛
頑張れ
どうしちゃったの、喜代原さん
まさかパン屋の連中にセンノーされちゃったの
いいんだよ喜代原さんはいつもみたいに、オタオタしていれば
そうそう、あたしたちが助けてあげるからさ
それが喜代原さんの味なんだし
あたしたち、優しいもんねーっ
オロオロしている時の喜代原さん、とっても可愛いし
パン屋なんかから、さっさと戻っておいでよ
ほら、こっちに喜代原さん
彼女たちは
本当に愛に友情を感じているんじゃないんだ
弱い愛を、自分たちが保護することに優越感を感じているだけ
見た目の可愛い愛を、ペットみたいにしてみんなで楽しんでいるだけだ
違う、違うの
愛は、必死に話し続けようとする
いいから、こっちへ出てきなさいよ
そうそう、話ならまた後で聞いてあげるからさ
喜代原さん、何言っているか、よく判らないから解読に時間が掛かるのよね
大丈夫、大丈夫ゆっくり聞いて上げるから今日は、神部が当番ね
え、あたしまあ、しょうがないかじゃあ、あたしが聞くからさ
もうすぐ昼休みも終わりだし教室に帰るわよ
そうそう、来週からはまた昼は、あたしたちと一緒にご飯食べるんだからね喜代原さんいい、判った
そんな言わなくても、判るわよ喜代原さんそこまでアレじゃないから
でも、この子トロいからさ
さあ、行くよ喜代原さん
いや、これだって愛の今までの性格が、こういう子たちを引き寄せてしまったんだ
愛の自業自得のところもある
だからこそ愛は、自分で解決しないといけない
ま、待ってあ、あたし
いいから、早くしなさいよっ喜代原さんのために、わざわざ迎えに来てあげたんだからねっ
そうよ喜代原さんは、黙ってあたしたちに付いてくればいいのよっ
あなたは細かいことは考えなくていいのよどうせ、考えても何もできないんだから
そうそう、あたしたちが居なければ、何もできないんだからホントに
そんなドアの先から聞こえてくる声に
アナタが、娘さんをこういう子にしてしまったノネ
イーディが、愛の母親に言う
愛の母親は、頭を抱えて突っ伏そうとする
何やっているのよあんたの娘が頑張っているんでしょあんたが眼を背けて、どうするのよ
雪乃が、愛の母親にそう言った
ちゃんと最後まで見なさいあんたには、そうする義務があるのよ
雪乃は母親に見捨てられている
白坂創介の事件の後、雪乃の母親は実家に閉じ籠もったままだ
雪乃やマナに連絡してくる気配は無い
ゲンジツに眼を背けて
あ、あうううう
さあ、帰るわよ早く、こっちに来なさいよったくトロいんだから
その言葉は友達に対するものでないと、オレは感じた
おい、お前らいい加減にしろよ
オレも工房から、売り場に出る
その子が真剣に話しているんだろちゃんと、聞いてやれよッッ
オレは全身の気を放出する勢いで、愛のクラスメイトたちに言った
一生懸命な人間を、バカにするなよッッッ
何ださらに、学生食堂の中がシーンと静まり返る
な、何だ
愛のクラスメイトたちもみんな、絶句している
ほら、話せよ
愛は落ち着いて、話した
あ、あたしは今までの喜代原愛は、自分で何もできないダメな子でしたいつも、みんなに優しくしてもらって助けてもらうばかりで本当に何もできない子でした
愛は心の奥底を吐き出すような声で、話し始める
でもこんなままじゃいけなくってううん、こんなままのあたしじゃダメなんだよってここの人たちは教えてくれて
ここの人たちオレたち
学食の生徒たちは、克子姉のパン工房のことだと思っているはずだ
そしてあたしに愛に、自分ですることを教えてくれてそれも丁寧に優しく、何度もやって見せてくれて一緒にしてくれてどこが違っているかも指摘してくれてちゃんと、できた時は褒めてくれてでも、絶対に手助けはしないでくれて
それは、ここ数日のオレたちと愛の生活
朝起きてから、夜寝るまでアニエスとマナが中心となって、愛と一緒に生活してくれた
それこそ、着替えから、お風呂、ベッドメイクまで
あ、愛が知らないことも初めてすることも、親切に教えてくれて絶対に怒らないで、怒鳴らないで愛がどれだけトロくても、待っててくれて同じことを判るまで、何度も教えてくれて
他にも、掃除や洗濯料理も教え始めている
愛を本当に仲間みたいにしてくれて
愛が、そこまで言った瞬間
喜代原さんあなた、そこまでパン屋が気に入ったわけ
愛の友人の1人が、そう言った
な、なぬ
あ、そうかみんな、愛がお屋敷で暮らしていたことを知らないから
今の愛の話はみんな、パン工房の中でのことだと思ったのか
愛は、パン作りの話をしていると
まあ、それならそれでも構わないんだけれど
なんか、そこの男子に怒鳴られちゃったしー
喜代原さんが、そういうつもりならそれでもいいけれど
そしたら、今後はあたしたち、一切助けてあげないからね
喜代原さんが、どれだけオロオロしてても見捨てるから、あたしたち
あなた、ホントあたしたちに、もっと感謝するべきなのよ判っているの
トロいから、そんなことも判らないのよ
いいのあたしたちが喜代原さんの友達を辞めちゃっても
こんなやつらが友達なものか
いい加減にしなさいよっあなたたちなんて、愛さんの友達でも何でもないわよっ
メグが切れた
何よ、あんたは今まで、あたしたちがどれだけこの子の面倒を見てきてあげたと思っているのよ
関係無いわけないでしょ知らないくせに、横から口出さないでよっ
メグと愛のクラスメイトの間に、火花が飛ぶ
何よあんた、アレでしょあたしたちと同じ、1年生なのにそこの男子と婚約してて、同棲している子でしょ
うわー、やらしい
ヘンタイよ、ヘンタイ
ホント、気持ち悪いわねそれで2人して、学校でパン屋さんごっことかさ
そういうのは外でやりなさいよここは、あたしたちの学校よ
あーあーあー、気持ち悪い気持ち悪い
一気に、彼女たちの憎悪の矛先が、オレとメグに向かう
こういうのはさ学校辞めてさ
そうそう、夫婦で公園で屋台とかでパンを売ればいいのよ
でも、あっそり潰れて野垂れ死にーっなんでしょうけど
あたしたちは、あんたたちのセコセコ働く姿なんか見たくないんだからね
おかしいのよ、こんな人たちのためにパンコースが新設とかさ
あたし、それも新聞に投書するわ
酷い言われようだ
何よ、ここはあんたたちだけの学校じゃないでしょ
寧が吠える
ヨッちゃんや、メグちゃんの学校でもあるんだからね勝手なことばかり言わないでよっ
でも学校の名誉を汚すような人たちには、出てってもらうしかないわよね
そうよ、退学処分にならないのなら、自分たちから辞めなさいよ
そうそう、婚約して同棲とか絶対におかしいってば
よそのクラスには、こういう考えの子たちもいるのか
うん気持ち悪いだろうな確かにあんたたちにとって、オレたちが気持ち悪いってのは理解できるよ
でも、悪いけどオレたちも、生きていかないといけないんだよ
なあに、基本的人権あんたたちの権利なんて、あたしたちは知らないわよ
そうそう、公共の福祉に則ってあなたたちは自主退学するべきだと思いまーす
意義なーし
彼女たちの言葉に学食の中がざわつく
大っ嫌い、大っ嫌い、大っ嫌いあなたたちなんて、大っ嫌いよ
あの愛がクラスメイトたちに、怒鳴る
ねえ、あなたたち、さっき吉田くんが何て言ったか聞いてたの吉田くん、大きな声で言ったよ一生懸命な人をバカにするなって
愛お前
そうだよ一生懸命な人を、バカにするなーっ一生懸命な人は本当に、必死に一生懸命なんだからっ吉田くんも、ここの人たちもホントにホントに一生懸命なんだからっっ
愛は売り場に残ったパンを指差す
あなたたちに、こんなパンが作れるの作れても毎日できる毎日作って、毎日売って一生懸命なんだよ生きるために一生懸命なんだよっ
愛の言葉が学生食堂の中に響いていく
今、一生懸命パン作りをパン屋さんのことを勉強して一生懸命、頑張っている人たちをバカにしちゃダメよダメなのよダメダメダメなんだからぁぁあううううううっっ
しゃっふるるるるるるッッ
また、愛は自分で自分に再起動をかけた
はう
大きく息を吐いた愛はとっても清々しいスッキリとした顔をしていた
おでこの汗を、手で拭う
あたし、決めたっ決めましたっ
オレの方に、振り向く
愛パン・コースに転入しますっ
みんなの前で、堂々と宣言する
だ、ダメですか吉田くん
克子姉はニヤッと微笑んで
問題無いわ学校には、あたしが話を付けるから
克子姉の言葉に、再び愛はオレを見る
オレの許可を待っている
真剣な、一生懸命な表情で
美味しいパン作れるようになるんだな
愛、トロいけれど頑張る
みんな、教えてはくれるけれど手伝わないぞ
愛は、コクンと頷いた
そうかじゃ、愛がそう決めたんならそうしろよ
愛は初めて、ニッコリと微笑んだ
うんっ吉田くん
その愛らしい笑顔に、学生食堂中の男子が度肝を抜かれた
いや、女子だって
愛頑張るっ
そうだ、元々可愛いんだから
愛は、笑えばもっと可愛くなることは判っていた
オレは、ずっと前から判っていたんだ
柔道部の進藤とか、連装砲男とかやっていた頃はこんな展開になるとは思っていませんでした
毎日更新の怖さですね気が付くとんでもないところに着地しているという
一生懸命やっている人間をバカにするなは、大学の先輩が言っていました
その先輩が、別の先輩にそう言われたそうです
能力や才能で自分の方が優っていると思っていても、一生懸命な人をバカしてはいけないって
私は、演劇科卒ですがその先輩は、まだ俳優さんをなさっているみたいですつい数ヶ月前に、テレビで見掛けてびっくりしました
愛の友達も、本当にこういう子に出会ったことがあります
女の子はグループで行動しますが
あの子は、あたしたちしか相手にしてあげてないから仕方なく、入れてあげているのよあの子はあたしたちに、もっと感謝するべきよね
と、真顔で言うのを見たことがあります
女って怖い
828.セックス・キングダム / エンジン始動
というわけだから、来週から愛ちゃんの作ったパンのコーナーを作るからね
克子姉が、学食の生徒たちに宣言する
最初は色々あると思うけれどみんな、食べてあげてねっ
ほらほら、愛ちゃんもみんなにご挨拶、ご挨拶
寧が、愛の背中を押す
愛は、改めて自分に注目しているたくさんの生徒たちを見て緊張する
ほらほら、そういう時は
うううしゃっふるるるっ
愛は自分自身を再起動させる
あああうき、喜代原、あ、愛ですいっ、1年です今度パン・コースに入れてもらうことになりました多分、そうなります
絶対にそうなるから、大丈夫よ
克子姉が、太鼓判を押す
はいそうなるみたいですだ、だからっ、皆さんっうううっ
愛は、叫ぶ
愛の作ったパン食べて下さいっ
ペコリと、頭を下げる愛
おう、買う買う、オレが買うよ、食べるよっ
真っ先にそう叫んでくれたのは
オレのクラスの田中か
あいつ、学生食堂で騒ぎが起きているって聞いて、わざわざ様子を見に来てくれたんだな
オレも買うよ食ってみたいもん
うんうん、そうだよなぁ可愛い子が作ったって判っているパンなら、食ってみたいよな
ああ、あの子があの手で作るんだろそれならさ
男子生徒たちが、口々にそう言う
あーら、あなたたちあたしが作ったパンは、食べてくれないの
克子姉が、ニヤーッと微笑む
い、いえいえ克子さんのパンは、今まで通り購入させていただきますっ
それなら、よろしい
安売りじゃ無い方のパンは、克子姉が作っていることになっている
ホントは、半分以上はオレが作ったパンなんだけれど
一生懸命やっている人をバカにするなって、いい言葉だよね
あ、あなたは女子陸上部の竹柴キャプテン
頑張っているヤツは、あたしは好きだよ応援するからね
そのキャプテンの言葉に、他の女子生徒も
何かよく判らないけれどあなたが頑張りたいっていう気持ちは伝わってきたわあたしたちも応援するから
頑張ってねっ
女の子の中からも、愛を応援する子たちが現れた
は、はい頑張ります
愛はまた、ペコリと頭を下げる
ということだから愛ちゃんが、正式にパン・コースの子になったら、ここでの活動は授業だからねっ
寧が、愛のクラスメイトたちに言う
ま、まだ正式に転科が決まったわけじゃないでしょ
そ、そうよ今はまだ、喜代原さんは普通科の生徒のままなんだから
そう言って、寧を睨み付けるが
でも、この子の意思は判ったでしょ愛さんは、自分で決めたのよ
克子姉が、優しい笑顔でそう言う
あなたたち愛さんのことを友達として心配して、わざわざ来てくれたんでしょうけれどあなたたちが、心配するようなことは何もないわ
そうそうはいはい、帰った帰った営業妨害だよっ
ヤッちゃんちょっと抑えて
オレは、寧を制する
はーい、ということだから昼休みも、残り10分だけど、みんなパン買ってパン食べて
克子姉が、明るくそう叫んで幕引きをしようとする
愛さんは、工房に入ってて転科についてのお話とかしないといけないから
ごく当たり前のことの様に、愛を工房の中に隠そうとする
愛が売り場に出ている限りは、騒ぎが収まらないと考えたんだろう
そしてオレの耳に囁く
お嬢様には、あたしから話すから心配しないで愛さんのことお願い
オレは、愛を連れてパン工房へ戻る
愛よく頑張ったね
可奈センパイが、愛をギュッと抱き締める
あんたはこれからも、ずっとあたしの妹分だからねっ
可奈センパイは、涙目だった
愛の勇気を振り絞っての告白に、感動したらしい
恵美ちゃん、交代急いで、ご飯食べてそっちは、あたしがやるから
売り場のサポート役をメグと交代する
外と繋がるドアを、オレが閉めると
その子の転科の件は弓槻と克子で、どうにでもなるのね
雪乃が、険しい顔でオレを睨む
愛も、雪乃のテンションの高さに怯える
ああ、問題無いと思うよ
ミナホ姉さんは、この高校の支配者だ
白坂創介派の教師たちは追い出したけれど校内には、ミナホ姉さんの息の掛かった職員がいっぱい残っている
じゃあ、ついでにクラスも、あたしたちのクラスに変えさせてよ
愛をオレたちのクラスに
オレだってパン・コースだけどまだ1人だけだから、教室は前のままだ
通常授業が受けられる時は、今まで通り、他のクラスメイトたちと一緒に受けている
理由は何でもいいわよパンの子は、どうしてもうちのクラスじゃないとダメとか適当にデッチ上げるのよ今すぐ
今すぐ
今まで騒いでいたこの子と同じクラスの女の子たち急がないと、面倒なことになるわよっ
今まで自分たちが世話をしてあげてきたと思ってた子に飼い犬に手を噛まれたんだから今度は、その子のことをイジメにかかるわよ
友達からイジメの対象に
前のあたしだったら絶対に、そうしているものだから、急いで先に手を打たないとダメよ
口から泡を飛ばして、雪乃は言う
で、でもあ、あの人たちはそ、そんな
話し合いとかで解決するような子たちじゃないのよっあの子たちは、あの子たちの気分で生きているだけなんだからああいう連中とはさ、パパッと手を切っちゃう方がいいのよ後腐れなくねっ
友人だと思っていた子たちの手の平返しには、雪乃は苦い思いを経験してしてきている
ああ、そうだもう、いっそのことさあんたは、今日はこのまま早退することにしちゃいなさいよ転科の手続きがあるからって
雪乃は、愛に言う
それで恵美とイーディ、この子に付いていってそれで、この子の教室とロッカーから持ち物を全部引き上げて来てここへ持ってくるのよここなら、鍵が掛かるからそれから靴箱の靴もね他の生徒が、手を出せるところに置いてある物は全部、持ってくるのよ
あんたがいない隙にどんなイタズラをされるか、判らないからね
色々やられたのか
雪乃自身が
前にね
ごめん、気付かなくって
いいのよ最近は減ったしまあ、あたし校内には、私物は1つも残していないから外履きもビニール袋に入れて、バッグに入れているし体育の授業は出ないから
着替えて、眼を離した隙にカバンとかを弄られる可能性があるのか
もう起こらないネダカラ、雪乃は心配することはないヨ
雪乃の荷物にイタズラした子はミナホの指示で、アタシが制裁しておいたカラ
誰ナノカは言わないヨその子も、二度とやらないと約束してくれタシ次にやったら、退学に追い込むカラ
オレ知らないぞ、そんなこと
するし、イーディは
Darlingは、ここしばらくパンのこととかで大変だったカラ言わなくていいってミナホがネ
テイウカクラスの女の子の世界のコトは、Darlingは知らない方がいいノネ色々と面倒な力学があるカラ
てことはメグは知っていたのか
オレがメグに振り向くと
知らなかったけれど誰のことかは判るし、いつ頃イーディが動いてくれたのかも大体判るわクラスの女の子たちの空気に、変化があったから
アタシとその子の間だけで秘密裏に解決したことだからイイノネコレでDarlingが、誰なのか判ってしまってその子に対して、ちょっとでも変な態度を取ったらカノジョはアタシが喋ったと思うネ裏切られたと思うネそうなったら、また問題が再発するヨ
そうねあんたは知らない方が良いわねそしてあたしも
雪乃が、溜息を吐く
とにかく急いで行って来なさいよ昼休みも残り10分だからあの子たちも、まだ何かヤラカす余裕は無いでしょうからその子は今は注目されているでしょうから
さっきの騒ぎは校内に広まっているはずだ
あの5人の女の子が、愛の机やロッカーを勝手に漁ったりしたら他の生徒たちにバレるし、非難されるだろう
だから、今のうちに全部、回収しちゃった方がいいのよあちらが変な気を起こす前に
じゃあ、オレも行くよ
荷物運びなら、男手があった方が良いだろうし
何言ってるのよ、バカあんたが行ったら、また注目されちゃうでしょこういうのは、女の子だけでサササッとやっちゃった方がいいのよ
ああパン・コースの代名詞であるオレが動くのは、マズいか
オレとメグの婚約者コンビが揃うのも
そうねあたしたちに任せてヨシくん
アタシとメグミでアイをガードするネ
愛は、震えながらも2人に
ま、ママ行ってくるねす、すぐに戻って来るから
自分の母親に、そう告げた
はい、行きましょう
行ってくるネ
メグとイーディで、愛を囲む様にして裏口から、教室へと向かった
こういうのはさホント、スピードが勝負なのよっ
なっ、何よその顔は
いや、雪乃がこんなに愛に親身になってくれるとは、意外だったから
雪乃は愛みたいな内気な子は、一番苦手だろうし
大体、こいつお屋敷に来てからだって、何一つ家事や他の子のことに関わろうとはして来なかったし
仕方ないでしょあんたの身内は、あたしの身内でもあるんだから
あんたが、あの子を受け入れたのなら力になってあげるしかないじゃないのっ
ほら、今までの子たちってさアニエスと真緒ちゃんが例外で、他はみんな自分のことは自分でできる、しっかりした子ばかりじゃないああいうさ手の掛かる子は初めてだからあたしだって、口ぐらい出すわよ
メグもマナも、みすずたちも、鷹倉姉妹もみんな、しっかりしているもんなあ
ああいう子が居てくれた方があたしも気楽でいられるしね
雪乃は、そう言って愛の母親を見る
あなたにとってこのバカやあたしたちが、メチャクチャな人間にしか見えないってことは、よく判っているわあたしも、そう思っていた時期があるし
愛の母親は、呆然として雪乃を見ている
でもねこのバカは、いつも本気なのよだから、周りも本気になるの本気で自分の抱いた女は、幸せにしようと考えているんだから
雪乃は、オレを見て苦笑する
そういうことだからあなたの娘さんのことは、もう心配いらないわよ放っておいても、このバカが責任を持って、何とかしちゃうから
小母さんは、自分自身のことを考えないといけないです
コヨミちゃんが、愛の母親に言った
愛さんはもう、小母さんから独り立ちして行ったんですから
独り立ちって言っても、このバカやあたしたちの手や肩に掴まって何とか立っただけだけどねクララみたいにさ
でももう、小母さんが何でも世話をしないといけない子じゃないんだよ愛さんは
愛の母親は、大きく溜息を吐く
あたしは、この先どうしたらいいのかしら
愛さんではなく自分自身の人生を考えて下さい
ルナが、そう言う
きっと何か、したいこと、やってみたいこと、しなくちゃいけないことそういうのが見つかるはずですから
そんなものこの年になって
年は関係無いです人間は死ぬまで、何かしていかないといけないんですから
そうですルナちゃんの言う通りです
巫女の力を持つ、2人の12歳の美少女が
左右から、愛の母親に寄り添う
力を心の癒やしに使っていることがオレにも判った
◇◇ ◇
はーい、終了まったねーっ
昼休み終了のチャイムが鳴る
あわわノブ、あたし教室に戻るわね愛のこと、よろしくっ
はい、ありがとう可奈センパイ
馬鹿ねえあたしたちの仲じゃないのっ
愛の私物を運んで来たメグたちも
ヨシくん、あたしたちも教室へ戻るわ
後、ヨロシクなのネ
可奈センパイと一緒に、慌ててパン工房を出て行こうとする
あ、待ちなさいメグちゃんたち、お昼ご飯食べる時間無かったでしょこれ、持って行きなさい
克子姉が、パンの袋をメグに手渡す
アタシ、一個、貰うネ
さっそくイーディが、1つ、口に咥える
そのまま食いながら、教室まで走るのか
メグ、オレ、多分このまま
判った先生には上手く言っておくわ
愛たちを残して、午後の授業に出るわけにはいかないもんな
それじゃあ、愛またね
もぐもぐもぐっ
3人は、裏口から走って出る
そっちの方が教室には近い
あったし、サボりまーす
寧が、売り場から戻って来る
ミー・トゥー
雪乃も、そう言った
まあしょうがないか
妊婦を走らせるわけにはいかないし
はあ、さっきの騒ぎのせいで、たくさん売れ残るかと思ったけれど最後の10分で取り戻したわ
克子姉は、売り上げの手提げ金庫を持って来る
それでも今、メグちゃんたちに渡した分の他にも、まだ幾つかは残っているけれど
みんなで食べようよみんな昼飯まだなんだから
オレも騒ぎのせいで、食べ損なっている
ちゃんと食ってたのは、雪乃だけだよな
可奈センパイは、メグと交代するために慌てて食べたんだし
愛もこっちへ来いよ
今は、教室と靴箱から持って来た自分の私物に囲まれ、ハァハァと肩で息をしている
イーディとメグは、鍛えているから走って来ても、息切れしなかったけれど
愛、お前テニス部で、何をやっているんだ
びっくりするほど体力が無い
愛さんさっきの話なんだけれど、本気でパン・コースに転科するのよね
少し落ち着いたところで、克子姉が愛に尋ねた
あううーっ、はいが、頑張ります
でも、パンのコースって、パン作りとパン屋さんの経営のことを学ぶのよそれでも、いいのパン屋さんにしかなれないけれど
吉田くんが言ってくれました
最初に作ったパンはあ、愛の方が上手だったって
だから愛パン、やります頑張ってみます
突発的な感情だけで、決めたことじゃないんだな
愛は、覚悟している
そうじゃあ、教えてあげるここに来なさい今からはパンを食べることも勉強よ
どんな材料を使って、何をどうしたら、こんな味になるのかそういうことを一つ一つ、想像しながら食べるのよ
ただ美味いとか、不味いだけじゃダメなんだな
どう美味いのかどうして美味いのかあるいは、不味いのか
それが具体的に判らないといけない
パン屋さんのアルバイトなら、そんなことまで考えなくても生きていけるでしょうけれどあたしたちは、ホンモノのパン職人になるんですからね
克子姉はあたしたちと言った
克子姉は、このパン・コースの講師だけれど
オレと一緒に、パン屋を始める仲間でもある
愛も一緒にオレたちのパン屋に
いずれは、日本中の美味しいパン屋さんを廻って実際に味を確かめるからね一口食べただけで、原料の配合や、発酵時間や、焼き上げる温度が判るようになるわよそこまで舌を鍛えるからね
愛は、コクンと頷く
愛との関係は、1年間とラインを引いたんだ
全ては、1年後愛自身に決めさせよう
その後オレたちとパン屋をやるかどうかも
うわ、パン屋さん巡り楽しそっあたしも、付いていきたいっ
コヨミちゃんが、オレたちに話し掛ける
オレたちが振り向くと
わたしにもパン作り、教えて下さい
パン屋さんになるかどうかは、まだ判らないけれど覚えてみたいんです
真っ直ぐに、オレの眼を見る
わたしも自分ができることを身に付けて、自分に自信を持ちたいから
そして愛の母親に
小母さんも一緒に始めませんか
今日も父の病院の付き添いなどはふう
また、感想欄の返信を溜め込んでおります
ただ、しばらく忙しいので返信が遅れます
どれだけ遅れても、必ず返信致しますので
大変申し訳ございませんがお待ち下さい
829.セックス・キングダム / 愛の夢
一緒にパン作りを教わろうというコヨミちゃんの申し出に
愛の母親は、逡巡する
この数日喜代原さんは、昼間は渚の店にお手伝いに行ってましたよねどうでしたか、ああいう仕事をやってみて
克子姉が、愛の母親に言う
あんな大きなお店を、若い人が経営しているなんてびっくりしました
愛のお母さんは40歳前後だろう
まだ21歳の渚が、花屋を切り盛りしていることに驚いたらしい
でも、あの子がちゃんとやれているんですあたしの同級生だった渚が
克子姉は、愛おしそうにパン工房の中を見渡す
だから、あたしも負けないで頑張ろうって、思っているんです
この小さなパン屋さんはパン・コースの生徒のための教室ということになっていますけれどあたしにとっても、勉強の場なんです
克子姉だって、高校1年で誘拐されてからは娼婦としてしか働いていない
最初は、渚みたいにいきなり、お店を開いてガツーンてパン屋の世界に飛び込んじゃおうって考えていたんですけれどあたしと渚では、資質が違うんですよね
あたしは勢いだけのオンナですから、渚みたいに人をやんわりと包み込む包容力はありませんから
そう今みたいに、高校生相手なら元気だけでやっていけますけれどプロの仕事として店員さんたちを仕切っていくのは、無理だったと思います
渚はミユキさんという正社員1人と、4人のアルバイト、ええっと今は5人だっけ
その全員を上手にコントロールしているというかペットにしている
今は学校に通えていない月子やマナや、マルゴさんたちが手伝いに行くこともあるけれどみんな、渚のペットとしての本分を守って、渚の妹たちを迎えてくれるらしい
オレが最近行かないのは渚の前での処女喪失を望んでいる子が何人かいるからだ
というか、渚の妊娠を知って自分もオレに孕まされたいと希望している子までいるらしい
これも、その内何とかしないといけないんだけれど
あたしも勉強中なんです今は、働いてくれている子が身内だからあたしが上手く指示できなくても、笑って受け流して働いてくれていますが本当に自分の店を持ったら、こうはいかないでしょうから
アルバイトの子とか雇う方も気を遣うんだな
パンを作って焼くのも、売るのもみんな、克子さんと兄さんたちで続けていけばいいのに
そうねそうしてもらえたら、嬉しいけれどあたしがやりたいお店は、ここみたいな小さなお店じゃないから
広い店内に、たくさんパンが並んでいて朝から夜まで、時間に合わせて次々新しいパンが焼けてくるのよ朝は朝食用お昼用午後のティータイム夕食後に食べたり、翌日の朝用に買って帰るパン
ああ、パンはどんどん、別の種類のものを焼き続けないといけないんだ
もちろん、朝でも昼でも夜でも好まれるパンもある
それから、ちょっとしたカフェ・スペースも欲しいしそしたら、ウエイトレスさんには可愛い制服を着て欲しいでしょ
克子姉が次々に夢を語る
今は、毎日考えているんですお店にはどんな絵を置こうかとか、どんな音楽掛けようかとか夢のお店の図面も、毎日書き直しているんです
まだ、どこに店を作るか決まっていないけれど
いや、ジッちゃんから使って良いというか、オレたちに売ってくれるという土地の候補が20ぐらい示されている
ミナホ姉さんが、決定を保留にしているのは完璧なセキュリティが築ける土地かどうかなのを調べるためと、克子姉がパン屋の仕事に慣れるのを待つためだろう
ここでオレたちがパンを売り始めて、まだ1ヶ月と少ししか経っていない
それに、毎日、ここでこうして、実際にこの子たちと作業してみることであたしのお店はこうしようっていうアイデアがいっぱい出て来るんです
このパン工房も克子姉が設計したけれど
どれだけオレたちのパンが売れるようになっても、全校生徒が買いに来ることはない弁当の子が大半なんだから
あくまでも、この学校の昼休みで売れる分のパンが作れればいいのだから
ていうか、パン・コースの生徒がそんなに増えるとは思っていないから、最初から広めには作っていない
学生食堂の脇の開いていた土地に、夏休みの間に急いで建て増ししたんだし
そうあたしがあたしの夢のお店をやっていくためには、あたし自身がグレード・アップしないといけないんです今のままではダメなんです
大きな立派なパン屋を開くためには
そっか美味いパンが、作れるようになるだけじゃダメなのか
オレは呟く
いいのよあなたは今は、自分のやるべきことをやりなさい課題というのは、人それぞれで違うんだから
まずは色んなパンが焼けるようになること定番のパンの味を、もっと美味しくすること他のことを悩むのは、その後よ
克子姉は娼婦時代に、お屋敷でパン作りを研究し続けて来た
オレは、まだまだ全然、腕では敵わない
それに、あなたの卒業に合わせて開店したとしてもあなたはまだ18歳で、あたしは23歳あなたに、アルバイトの指示までさせられないわよそういうのは、年上のあたしの仕事でしょ
いや、克子姉だって、まだ充分に若いのに
でも、確かに高校出たばかりしかも、オレみたいな男がアルバイトさんに何か言っても聞いてもらえないよな
そんなことないよ兄さん
さっき学生食堂の人たちに、兄さんが大きな声で話したら、みんなシーンとして聞いてくれてたし
そういえば、そんなこともあったっけ
でもあんなのタマタマだろ
オレがいきなり怒鳴ったから、みんなが驚いて注目してくれただけで
美智さんとの稽古の成果が、出始めているんだよ
はい気というのですかわたしも、大きな意志のが、スザッと飛んでいくのを感じました
コヨミちゃんも、そう言う
いや、オレ工藤流は6級だよ
小学校の水泳なら、水に顔を付けるだけだ
習ったのは、相手の攻撃から逃げる時の足捌きと
何か美智たちと、スウハァ呼吸を合わせる訓練があるけれど
心月の時に、いつもやっているのと同じだ
あれをセックス抜きで、息だけ合わせる
それが気を練る良い鍛錬になっているんだと思う
美智さんは、ボクたちの巫女の鍛錬からヒントを得て、新しい訓練を始めているよボクやヨミお姉様も工藤流のお稽古をさせてもらっているし
美智の古武術の気と巫女の力は相性が良いらしい
イーディさんも意見を言ってくれています美智さんさらに黒森工藤流を強くするんだって
ああ、美智はさらに研究と鍛錬を重ねて、自分の新しい流派を作っていくつもりなんだもんな
みんな夢があるんですね克子さんも美智さんも
コヨミちゃんが、そう言った
あたしだって、夢があるわよっ
ずっと黙っていた雪乃が言った
あ、あたしさ芸能プロダクション始めるかもしれないから
いや、フランシーとさスナッチは入れてあげないわオンナとオカマしか入れない事務所にするのっむふふっ
取るわよーっ芸能界の誰も手を触れない方のてっぺんを
それってどんな頂点なんだ
あ、あたしも愛も夢があるから
愛が釣られて、口を開く
とにかく今はパンを作るのが上手くなるみんなが、美味しいって言ってくれるパンが作れるようになるまで頑張る他のことは考えない
愛と不仲になったクラスメイトの子たちのこととかはフッ切ったらしい
そうか、頑張れ
愛は、恥ずかしそうに笑ってそう言った
みんな素敵な夢ばかりですね
コヨミちゃんが、愛の母親を見上げる
だから、小母さんも自分の夢を持っていいんですよ
だけど、あたしはもう
もう何なんですか
コヨミちゃんが、尋ねる
だって、あたしもうすぐ40歳よ
年齢は関係無いですだって小母さんはまだ、元気に生きているじゃないですか
夢を持つんですどんなことでもいいから
コヨミちゃんから、優しい力を感じる
コヨミちゃんの巫女の力は、癒やしの力なのか
でもあたしは、あなたとパン作りを習ってもお店を始めたりする勇気はないわ自分が作ったモノを、人に売るなんて怖くてできないもの
でも、パンが作れるようになったらみんなに食べてもらえます
わたし食べたいです小母さんが作ったパン
愛もた、食べてみたいよ、ママ
愛の母親が、娘を見る
愛とママで作ったパンを、食べっこしてみようよあたし、ママとそういうことしたい
一方的に、母親に何かをしてもらうのではなく
わたしが作ったパンも食べて
コヨミちゃんが、微笑む
楽しいよ、きっとみんなで、お茶の時間にするの
うん、楽しい思うママ
愛の母親と、愛とコヨミちゃんが手を重ね合う
そうですわ最初は、それくらいの夢から叶えていけばいいと思います
娘さんだけに、内向きな愛情を注ぎ込んでいるだけの状態よりはずっと良いと思いますわ
3人でパンを食べ合うお茶会だって大切な夢だ
話し終わったそんじゃあコーヒー入れたから、みんなで飲もうよっ
寧がコーヒーメイカーから、次々にカップに注いでいく
ご飯も食べてないし、残りのパンも食べてここの工房の片付けもしないとねっ
寧は母親を亡くしているから、こういう話に参加するのは苦手なんだな
オレも手伝うよ
さんきゅっ、ヨッちゃん
あたしはコーヒーはいいわ刺激物は裂けているのよ
雪乃は、ちゃんと出産のことを考えてくれている
ミルクか何かないの
ああ、オレが外で買って来るよ他にも何か欲しい人は
ドアの外は、学生食堂だ飲み物の自販機がある
いないみたいねほらっ、さっさと買って来なさいよ、このバカっ
オレは、雪乃のためにミルクを買いに出た
オレたちは、ようやく遅めの昼食を食べた
喜代原さんこちらのパンも、どうぞ
克子姉が、他のパンも進めるが愛の母親は、愛が作った歪なパンばかりを食べていた
ま、ママ克子さんの作ってくれたお弁当も美味しいよ
ええ、そうねいただくわ
ようやく弁当にも、箸をつけてくれた
そういえばさ愛ちゃんのお母さんの名前って、まだ聞いていないわよねっ
不意に、雪乃が尋ねた
そういえばそうだな
そうだねこれからささっ愛ちゃんのお母さんも、あたしたちの友達、うん、友達なんだからさちゃんと名前を教えて欲しいよっ
あたしは喜代原真琴と言います
真琴さんか
えアイとマコト
寧が、ギョッとする
もしかしてお父さんは、ナオヤって言うんじゃ
え、何でヤッちゃん
どうして、愛と真琴さんだと父親がナオヤなんだ
それはマコト・ナオヤ
寧お姉様ここに可奈さんいたら、また怒られてるよ
ルナが、呆れたように言う
ルナは、寧の心を見て、元ネタを知ったらしい
ああ、何かオタク・ネタなのね
苦々しい顔で、雪乃が寧を見る
なーによーっ
むくれる、寧
夫は和宏といいます
真琴さんは、暗い顔でそう答えた
え、喜代原和宏さんなのっ
今度は、雪乃が反応した
は、はいパパは、カズヒロですけれど
不思議そうに、愛が尋ねる
はあ永遠のプロリハビリストなのねっ
雪乃が、ウンウン頷いているが彼女には、ルナも突っ込まない
あたし今夜、夫と話をします
真琴さんは、そう言った
このままではいけないことは判っていますから
真琴さんは、今の旦那さんとは愛し合って結婚していない
愛は、旦那さんの本当の娘ではない
旦那さんは出世のためだけに真琴さんと結婚したからだから、家庭が冷え切っていて、旦那さんは家に居着かない
毎週、単身赴任先から戻って来るのも会社に、家庭が円満であることを示すためですし土日の昼間は、山岳仲間のところへ行ってしまうんですうちには、眠りに帰って来るだけ
そういう家だったからこそ、真琴さんは娘の愛に偏った感情をぶつけていた
あたし、夫とは新婚初夜の一度しか、愛しあっていないんです
愛を産むためのアリバイ作りとして、1度だけか
あ、あたしも愛も、パパとちゃんとお話したい
愛が、そう言う
パン・コースに転科することパパに反対されても、もうそうするって決めたんだけれどでも、ちゃんと自分の口からお話ししたい
愛は、オレを見る
自分のことだから、愛が自分でする
まだ笑顔は震えているけれど、しっかりとそう言った
オレも、愛の成長が嬉しい
じゃあさ、お昼食べて片付けが終わったらこのまま、みんなで愛ちゃんの家へ行こうよっ
どう愛ちゃん、今日はもう早退するって話になっているんだししばらく留守にしていたんだからさ、お父さんが帰ってくる前にお家のお掃除をしようよっ
そうだなどうせなら
そうね真琴さんあたしもお掃除、手伝うわ
それと今夜は、ちゃんと晩ご飯を作って旦那さんをお出迎えしましょうねっ
どうせ、今まではそういうことも、おろそかになっていたんでしょ
真琴さんの夫婦関係ではそうだろうな
普段は、旦那さんとはどうやって連絡を取り合っているんです
克子姉は、すっかり真琴さんを友達として扱っている
それはメールだけです直接の電話は緊急の時だけという約束になっています
じゃあ、メールして下さい今日は、愛さんのことで大事な話がありますので、なるべく早く帰って来て下さいって
でも、夫は仙台からの帰宅ですから、そんなに早くは
そう書かないと、旦那さん外で晩ご飯を食べて来ちゃうでしょ
ニタッと笑う克子姉
急ぎなら途中で、軽く何かを摘まんで来ても、晩ご飯ぐらいスルっと入りますよ男の人の胃袋なんだから
東京へ帰ってきてから、どこかの店に寄ったらそこでお腹いっぱい食べちゃうもんな
ま、ママ愛も手伝う
愛も、そう言った
何を話し合うにしても一度ぐらい、家族の食卓を囲んでからにした方がいいわよ
ブスッと雪乃が言った
オレもそう思う
家族が崩壊した雪乃と、本当の家族を見失ったオレ、亡くしてしまった寧
わたしもそう思います生きているうちに、そういうことをしておいた方がいいですよ、真琴さん
ルナもコヨミちゃんもそれぞれ巫女の力呑み込まれた両親を失ったばかりだ
そうですね一度くらいは、お出迎えしないといけませんねあたしあの人の妻なんですから
真琴さんも、頷いてくれた
しかし学校に置いてって、メグとイーディ怒るんじゃないかな
パン工房の外に停められている、克子姉のバンに乗り込みオレは、そう呟いた
そろそろ、5時間目の終わる頃だ
でも、メグたちに話に行く時間は無いし
どうせなら授業中の目立たない時間のうちに、真琴さんたちを学校から連れ出したい
いいんじゃないのたまにはさっ
ヨッちゃんイーディが近くにいないのなんて、久しぶりでしょう
そう言えば学校のある日は、ずっと一緒だもんなオレが授業を抜けて、パン工房の中で1人で作業している時間以外は
あの子も、ホントヨッちゃんにラブラブだからね
でも、そういえばいいのかなガード役が誰もいないけれど
イーディがいないと、いざという時の戦闘要員がいない
大丈夫よ喜代原さんの家は、すぐそこだしこの間から、香月セキュリティ・サービスの警護ポイントに指定してあるから
ほら、あたしは毎日、お屋敷と学校を何度も往復しているでしょこの辺のエリアは、今はもう香月セキュリティ・サービスの人が24時間で警護体勢を敷いているから
お屋敷にみすずと瑠璃子が暮らしているし、週の数日は美子さんも泊まりに来る
時々、ジッちゃん本人も来るし
香月家にとっては、最大防衛エリアになっているのだろう
ここの住民でない人が入って来たら、それだけで尾行が付くからほら、うちの高校は私立でしょ人数が少ないから、生徒とその家族の顔写真も、あの人たちは揃えているらしいわ
あー、今は監視カメラの映像に映った人を、コンピューターの中に登録されたているデータの顔と照合させるシステムもあるもんね
そんなものまで導入しているのか
関西ヤクザとの抗争は、まだ続いているんだな
でも、一応ルナちゃんとコヨミちゃんで、変な人がいないかどうかチェックしててね
巫女の力をセンサーにしていれば、平気か
真琴さんたち、ちょっと狭いけれどごめんなさいね
今日はパンを運ぶための商用バンだから荷室に焼くパッドがたくさん積まれている
真琴さんと、ルナとコヨミちゃんはその間にしゃがんでもらっている
克子姉が運転席で、オレが助手席
2列目の座席に雪乃と寧と愛が乗っている
行くわよっ
克子姉が、車を発進させた
すぐにバンは、学校の敷地の外に出るが
兄さん、変な人がいますっ
ルナが、学校の外に立っている全身黒服の男を見つけた
黒いスーツに、赤いカラーシャツ黄色いネクタイ
サングラスにを掛けたパーマ姿の長身の男
その男は、オレと克子姉の姿を見ると軽く手を振ってくれた
ああ、あの人今日は、ここの担当だったのね
オレと克子姉は、溜息を吐く
だ、誰なんです
愛の問いに
今のが美智のお父さん
本当の実のお父さんだから
そういう真実は知りたくなかった
最近美智と仲の良いルナが、ガッカリした口調でそう答えた
美智お姉様が、お父さんの記憶を全てシャットアウト理由がやっと判りました
うんまあな
切羽詰まった状況の中で、昔はこれよりも酷い時があったじゃないかと何度も自分の奮い立たせるのですが
あの頃の私は、若かったのです
昔、なんとかできたからといって、また克服できるとは限らない
成功や克服の記憶は、判断を誤らせますね
また、どん底に戻るんだ何度も何度も
自分のダメさに、ヘタレています
830.セックス・キングダム / 愛のお礼セックス 1
でも、そんなにダメなんだああいうお父さんは
ダメじゃないけれど
うーんと考えてから、答える
やっぱり、お父さんはちゃんとした格好をしていて欲しいと思う
ちゃんとした格好って、Yシャツにネクタイして背広ってことか
そうじゃなくて別に、いつもそんな格好していなくてもいいけれどでも、今の人はちゃんとしていないと思う
うーん工藤父はなあ
うんわたしのお父さんだって、もうちょっとちゃんとしていたと思う
コヨミちゃんが、そう言う
コヨミちゃんのお父さんはヤクザだったよな
お母さんの清美さんと共に今はもう、この世にはいない
そうねあのオジサン、何であんな格好をしているのかしら
雪乃の疑問に、克子姉は
ああいうスタイルがカッコ良かったんだと思うわ工藤さんがお若かった頃は
いやいや、克子お姉ちゃん工藤さんが若い頃だって、ああいうファッションは一部でしか流行ってないからっ
でもご自分がお若かった頃のファションをずっと続けていらっしゃる方って、たくさんいるわよ
ああいたねえお屋敷のお客様には
寧は娼館が営業していた頃、監視カメラで客たちの様子を観ていた
背広にタートルネックのシャツを着てるお爺さんとかあれでベレー帽を被ったら大昔のマンガ家みたいな格好だったもんヒゲに夜でもサングラスしてて
あの方は、とても有名な美術家なのよ
へえ、あたしはてっきりガラ*の*面に出て来る劇団オンディーヌのオノデラ先生だと思ったよっ
可奈センパイがいないと思って弾けてるな、寧
まあ、確かに自分のお父さんが、変な格好をしているのは嫌だけれどさでも、あんまりにもオシャレすぎるのも困るわよあたしのパパとか夏に、純白の麻のスーツとか着てたけどさまあ、そこそこ背丈もあるし、パパ美男子だから似合っているんだけれどやり過ぎだから、いつも周りから浮いている感じだったのよ
雪乃が死んだ白坂創介の話をする
あの男はナルシストが服を着て歩いているっていう男だったものね
克子姉が、懐かしそうに言った
もう、白坂創介に対する恨みはほとんど残っていないようだ
あの時、徹底的に復讐したことで、憎悪を引き摺らずに済んでいる
かつて白坂創介に苦しめられたお屋敷の女たちが、全員そうならいいんだけれど
まあ、広告代理店なんてところに勤めてたんだからチャラチャラしてたのは、しょがないんでしょうけれどパパの会社の人も、変な格好の人が多かったなあみんな、無理して若々しく見せようとしていてさ40過ぎて、若いタレントの男の子たちと同じ美容院で髪を切ってる人とかさ眉毛とかも、綺麗に剃ってて気持ち悪いのよ全員がそうってわけじゃないんだけれど
白坂創介は、芸能界とくっついて、女のタレントとかにも酷いことをしていたからチャラチャラした仲間が多かったんだろうな
やっぱり男はさ年相応に、ファッションを変えていって欲しいわよね
失脚しちゃった白坂本家の大叔父様とかそういうところは、ちゃんとしていたから
名家の当主ともなれば、おかしな格好はしないわよ
白坂の家は新聞社とテレビ局の創業一族だから、そこそこの名家だ
もちろん、名家中の名家である香月家には敵わないけれど
そういえば、ジッちゃんも、いつもピシッとした格好をしているよね
それはそうよ香月様みたいな方だと、24時間、いつでもよその人が近くにいるんだから
よその人
ボディガードや、香月セキュリティ・サービスの谷沢さんだって雇っている人であって、家族ではないでしょ
香月のオジイちゃんレベルになると、真夜中でも誰かが尋ねてきて、話をしなくちゃいけないこともあるよね
そうよだから、香月様はご自分の寝室か、あたしたちのお屋敷でしか、くつろいだ格好をすることができなかったのよ
自室と娼館だけ
いつも、誰かの視線に囲まれているから気が抜けないのよ
みすずや瑠璃子も、そうだな
家族の前ですら、普段はピシッとした格好をしているし姿勢も崩さない
その分セックスの時は、開けっぴろげになって乱れまくる
本当に裸になった時しか、心も裸になれないんだな
きっと、ジッちゃんも
ご自宅では、寝室の隣には、もう警護の人が何人も付いているでしょうけれどあたしたちのお屋敷は、ボディーガードは控え室までしか入れないことになっているから
そうだった前に、ジッちゃんが来た時も、大徳さんや張本さんたちは警護員専用の控え室で待っていた
お屋敷はそういう意味では、香月様がくつろぐことのできる空間だったのよ監視カメラがあるけれど観ているのは、お嬢様かキョーコさんだったからキョーコさんは、香月様が連れて来て下さった人だってことは知っているわよね
ああ、信頼できるキョーコさんという人材が、キョーコさんが娼館内を完全に監視し、警護しているということでジッちゃんは、黒い森の娼館の顧客に復帰したのか
そして、他の古くからの顧客たちも、一緒に戻ってきてくれた
キョーコさんが居るから、白坂創介もお屋敷の中で無茶なことがやりづらくなったわけだし
ただ、キョーコさんがジッちゃんから任されたのは、娼館の警護だけだから
黒い森全体の経営を、白坂創介から奪い取るのにミナホ姉さんは、長い時間を必要とした
その間に、キョーコさんの仕事をマルゴさんが引き継いだりしてうん
そういう話は、いいでしょここではさとにかく女の子は、自分の父親にはパリッとした格好をしていて欲しいってことよ
雪乃が、話を変える
父親の無残な死のことを、思い出したくないんだろう
そういえばさあんたも、最近はいつもちゃんとした格好をしているわね
おオレ
制服のシャツとかも、いつも綺麗だしスボンもアイロンがかかっているしさ普段着だって、いつもセンスの良いのを着ているじゃない
いや、それは克子姉や渚がみんなが、やってくれているんだよ
オレ服とかよく判らないから
全部、みんなに任せている
あたしたちだけじゃないわよ他の子も、この子に何を着せるか、意見を出し合って決めているわ一緒に買い物に行くこともあるし
運転しながら、克子姉は言う
ただみすずちゃんは、いつも変な提案をするのよねえ
うん瑠璃子は、普通なんだけどなあ
みすずは、オレにやたらと変な格好をさせたがる
変な提案て
雪乃の問いに、寧は
ミィちゃんどうしてだか、妙にワイルドな格好をさせたがるんだよねえヨッちゃんに
5月には、リーゼント頭にされたこともあったっけ
何よ、ワイルドって
この間は革のジャンに革の帽子とかさどういうイメージなんだって聞いたら、インディ・ジョーンズって言われた
はぜんぜん、あんたと合ってないじゃない
その前はヘビ柄のジャケットとかさワイルド・アット・ハートって映画知ってるか
知らないわよ
それの主人公が着ているらしいんだけれど
ちなみに誰
ニコラス・ケイジ
あんたと全然違うじゃない
そうなんだよ
でも、みすずはオレに変な格好をさせたがるんだよ
子供をさ遊園地に連れて行って、貸衣装でコスプレさせている感覚なんだよ
ミィちゃんはさヨッちゃんが居てくれたら、何を着ててもいいんだよだから、ヨッちゃんに色んな格好をさせて、楽しみたいんだと思う
ああ、別にカッコよくならなくてもいいのねそれなら判るわ
雪乃が納得する
あの子は、ほら心の奥の奥まで、裸になれる相手はヨッちゃんだけだからさ
みすずも屈折しているからな
そうね完全にこのバカだけを信じ切っているもんね
そっかみすずには、オレしかいないから
オレが、今よりカッコ良くなるとか気にしないんだ
むしろオレに色んな面白い格好をさせて、ニコニコしたいんだ
若い母親が、子供にお姫様や魔法使いや勇者のコスプレをさせて写真を撮りたがるみたいに
愛ちゃんは、どうヨッちゃんに、どんな格好をして欲しい
寧が愛に尋ねる
愛は、ポッと顔を赤くする
よ、吉田くんはは、裸でいいです
あ、愛もすぐには、裸になりますから
モジモジして、そう答える
んまあいいわこの子はあたしとは、真逆の性格だってことは、よーく判っているから
生きているスピードが違うのよね頭の回転があたしは、ほらぐるんぐるん、高速回転する方だけどこの子は、ゆっくりだから
いや雪乃は、ただ単にせっかちな正確なだけだろ
本当に頭の回転が早い子は他にいると思う
そのまま、愛は赤い顔でうつむいて黙り込んでしまった
車が、愛の自宅の前に着く
真琴さん、ここに停めておいて平気ですよね
克子姉は、荷室の真琴さんに尋ねる
は、はい大丈夫ですわここでしたら
ああ、狭いところで小さくなっていたから、苦しかったんだな
今すぐ開けますからちょっと待ってて下さい
克子姉が、サイドブレーキを引いた瞬間にオレは車外に飛び出す
バンの後ろのドアをガチャリと開けた
ふはぁ
ぷはぁ
ルナ、コヨミちゃん、真琴さんが大きく深呼吸する
息苦しかった
でも、面白かったよね
12歳の従妹同士は、そんなことを言い合う
真琴さんは
車の外に降りて、腰を押さえている
やっぱり、40歳近いと体が固くなっているんだな
はいはいはーい、早く中へ入ろうよっ
寧に促されて真琴さんは、家の鍵を開けた
数日前に来た時とは違って今度は、真琴さんの許可を得て中へ入る
あほんの何日か留守にしただけで、やっぱり空気が籠もるもんなんだ
そんな風に感じた
そうね真琴さんとっても綺麗好きだから、そんなに汚れてはいないけれど
克子姉が、室内を見廻す
真琴さんは、潔癖症じゃないかってくらい家を清潔に保っていた
愛の部屋なんて、ホコリ1つ落ちてなかったし
でも、窓を開けて空気を入れ替えてお掃除しましょうね
わたしも手伝います
12歳コンビが、真琴さんに言った
あたしはしないわよ肉体労働は、しないことにしているから
いや、雪乃最初から誰もお前には期待していない
オレは、昔の雪乃の自室がどれだけ汚れていたかを知っているし
いいんじゃない雪乃ちゃんは、そこのリビングでお茶でも飲んでテレビでも観ててよ
寧が、苦笑する
じゃあ1階と2階に別れて掃除しましょうか
克子姉が、そう提案すると
あうえ、えっとあの
愛が、真琴さんを見る
ま、ママあ、あたし
どうしたの愛
娘に尋ねる
あ、愛はよ、吉田くんとせ、セックスしてていい
あ、愛吉田くんに、お礼がしたいの
お、お礼
愛は今の愛は他に、お礼する方法がお、思い付かないから
すると、真琴さんはオレを見て
娘のことお願いできますか
何も知らない子ですけれどお願いします
いいんじゃないあなた相手をしてあげなさい
そうだね今日はむしろ、愛ちゃんの方にご褒美をあげなきゃいけないもんねいっぱい頑張ったんだからうん、ヨッちゃんに甘えておいでっ
兄さんも愛さんと2人きりの時間は初めてだよね
確かに今までの愛とのセックスは、必ず他に誰かが居た
そういえば2人っきりってのは、初めてなのか
兄さんにとっても、良いことだと思うよこれって
ルナは、意味深なことを言った
お掃除は、わたしたちに任せて下さい
コヨミちゃんはつまり、真琴さんの方はみんなで見ていてくれるいうことか
ほらほら、早く行きなさいよメグミもイーディも星崎先輩もいないなんてのは、なかなか無い機会だと思うわよ
雪乃の言うとおりかもしれない
き、来て
愛が、オレのシャツをククッと引っ張る
あ、うんじゃあ、みんな悪いけれど
気にしないで、楽しんでおいでよっ
こっちは、あたしたちに任せなさい
兄さん、ごゆっくり
寧や克子姉たちの明るい声に送られて、オレは愛と2階への階段へ向かう
愛が、オレより先に階段を昇る
制服のスカートの中の、愛の白い下着が見えた
小柄な愛の細くて白い足太もも、小さくて丸いお尻
愛は、オレの視線に気付いたのか下にいるオレを見る
い、いいの見せてるから
愛は、赤い顔でそう言う
お、お礼も、もう始まっているから
愛、お前車の中で、ずっと考え込んでいたのは
そ、それでこのお礼この後、30年ぐらい続くから
や、やっぱり50年にする
わ、判った100年100年でいいから
いや、オレは別に最初の30年に不満があったわけじゃ
100年生きられるかは判らないけれどい、生きている限りは何とか頑張る
愛はそう言うとわざとスカートの中が見えるように、お尻を振りながら
でも、不器用だから変なリズムで
階段を昇って行った
オレも慌てて追い掛ける
ええっとす、座って
相変わらず、大草原の少女趣味全開な愛の部屋に入った
ドアを閉めると、愛にオレをベッド示した
仕方なく、ベットに腰掛ける
愛は、ガチャリと部屋に鍵を掛けた
へえ、ドアに鍵が付いているんだ
オレは驚いた
愛を溺愛していた真琴さんは、愛の部屋には鍵を付けていないだろう思っていたから
ま、ママは愛の部屋の鍵を持っているから
この鍵はパパ用
パパが愛の部屋に入って来ないように
愛は、真琴さんの夫の本当の娘ではない
だから真琴さんは旦那さんを信用していないんだ
娘に襲いかかるんじゃないかと心配して部屋に鍵をかけさせている
ああ、この夫婦の溝は果てしなく深いなあ
部屋に入ったら鍵をかけなさいって、言われてるの
この間はオレたちに体の自由を奪われていたから、ドアに鍵を掛けられなかったんだ
パパが居る時に、愛がお風呂の時はママが脱衣所の前で、見張っているの愛が1人でお風呂に入るようになってからずっと、そう
そこまで疑われていたら愛の父親が、家に寄り付かなくなるのも当たり前だ
ええっとああううっ
愛は、オレの前に立つ
こ、この度はあ、ありがとっ
いや、オレは別に何もしていないよ
むしろ愛をレイプしたり、誘拐したり、パン工房で働かせたり
酷いことしかしていない
で、でもありがと、吉田くん
愛は、そう言ってくれた
それはいいけれどさ、さっきの30年とか、50年とか、100年とかってのだけどさ
い、今から100年、お、お礼するのお礼なの
愛は、赤い顔で潤んだ眼で、オレにそう言う
でも愛がオレとセックス・フレンドなのは、1年間だけだぞ1年経ったら愛は、オレとの関係は見直して他の人と、愛が本当に好きになった人と恋をしていいんだからな
パン・コースやパン工房のことはともかく
オレは、オレの身勝手で愛を縛りつけてはいけない
あくまでも、この1年は愛が自分で独り立ちするための時間であって
愛はさ自分で自分の人生を決めないといけないんだからそれだって、自分のことを自分でするってことの内だからな
震えながらオレを見る
よ、吉田くんは愛が他の人とそ、そのエッチしたりするのは嫌でしょ
でも、愛が選んだことならオレは受け入れるよ
よ、吉田くん愛が他の人とエッチしたら泣いちゃうと思う
オレが泣く
あ、愛は吉田くんが、愛のことで泣いたりするのは見たくないから
大きな瞳がオレを見る
だから100年ううん、生きている限り愛は、吉田くんとだけエッチセックスするの
ええっとどうするど、どうしたらいいき、今日はどんなエッチをする
愛の眼が濡れていた
愛セックスは好きか
す、好きううん、好きかも
熱い息をハァと漏らした
何でもする吉田くんのしたいこと愛に教えて
そしてストンと制服のスカートを床に落とした
愛の可愛いパンティが、オレの眼の前に見える
いっぱい、教えて愛、いっしょうけんめい覚えるから
あ、愛きっと、せ、セックスも上手になるから
カウンセリングというものを日本人が信用しないのは
結局、無責任な評論家みたいなもので問題の根幹には関わってはくれないからなんだと思います
私が撫子のストーリーが、気になったのは結局、貝木のしたことはカウンセリングでしかなく、撫子の問題はゲンジツには何も解決していないからです
つまり両親との問題
家族のことが解決されなければ撫子は救われないわけで
いや、あのストーリー的にはいいのか
ガハラさんが助かれば、貝木は撫子がどうなろうが知ったことではないのだから
私は、愛の物語は両親の問題までやらないと、片付かないように思いました
そんなの無視すればいいのにねただのエロ小説なんだから
ということで、もう少し続きます
831.セックス・キングダム / 愛のお礼セックス 2
うん愛、頑張るからセックス
愛の部屋で2人きり
ベッドに座っているオレの肩に、愛は手を置く
これってどうなんだ
愛は、周りの人に依存しがちな性格だった
オレに人生を捧げるってのは母親の真琴さんの代わりに、オレに依存しているだけなんじゃ
考え込むのよくないよ
愛は、しゃがみこんでオレと視線を合わせる
そして、オレの頭を撫で
いい子、いい子
吉田くん頑張っているから
愛が撫で撫でしているの
愛はふんわりと微笑む
えっとゆっくりでいいから、今、愛が何を考えているのか説明してくれるか
愛はベッドのオレの隣に座る
あ、あのね愛はそんなに頭がよくないから色んなことパッパと話せないから
判ってる落ち着いて、ホント、ゆっくりでいいから思い付いた順に、好きな様に話してみて
オレは、愛にそう言う
どうして、オレに100年もお礼しないいけないとか言い出したのか、理由が知りたい
あ、愛ねこの何日かずっと吉田くんのこと見てたか、観察してたの
オレを観察
それで判ったのはね吉田くん、愛のこと好き
何だ、いきなり
愛もそうだと思ったの吉田くん愛にとっても優しい
愛の大きな眼が、オレを見ている
それからせ、セックスとかする時もとっても嬉しそう
吉田くんは女の子なら、誰でもいい人じゃないよね好きな人じゃないとエッチとかしないんだよね
吉田くんは工藤遙花という人とは、エッチしないコヨミさんや美子さんていう人とも
愛は見ている聞いている
お屋敷の中でのオレたちの人間関係を
それからあ、愛のママとも
真琴さん
いや、オレは真琴さんとセックスしようとか思い付かなかった
ミナホ姉さんが言ってた通り、オレは自分の母親と同年代の女性はダメなんだと思う
とにかく愛のことは、え、選んでくれたんだって判ったの
愛はそう言う
ち、ちゃんと責任を持ってあ、愛してくれるつもりなんだって
それはもちろん
吉田くんちょっと頑張りすぎかも
愛は、指でチョンとオレの肘を突っつく
頑張りすぎ
そうみんな吉田くんが頑張りすぎなこと判ってない
はふぅと、愛は溜息を吐く
いやみんなは判ってくれているよオレのことは
オレの女たちは、みんなオレのことを考えてくれていてサポートしてくれている
違う違うよ判ってない判ってないの
愛は、大きく首を振る
あ、あの家の人たちはみんな、頭が良い人ばかりなの何でもテキパキ、すぐにできちゃう人たちなの
だからうんとあのねあの人たちは、頭の中で思い付いたことが何でもパパパってできちゃうの愛や吉田くんとは違うの
オレと愛
愛はあの人たちのスピードに追いつくのは無理早過ぎるまだ、よく判らないうちに次のこと話してる何かを始めちゃってるから
少し判ってきたぞ
確かに、ミナホ姉さんたちにしろ、みすずたちにしろ頭の回転が早いから、決断も早いしかも、決めたことは間を置かずに実行する
普通の人からすれば、びっくりするぐらい行動が早いんだろう
あ、愛ね最初、克子さんにパンの作り方、教えてもらったの
ああやってたな
全然、判らなかった説明が早過ぎて
次にマナさんと瑠璃子さんが教えてくれたけれどよく判らなかったアニエスちゃんの説明で、少しだけ判った
マナたちでも思考のスピードが速いんだ
でも、最後に吉田くんが教えてくれたらよく判ったの
よ、吉田くん愛が判るまで、待っててくれるから
愛は上目遣いでオレを見た
それで判ったのよ、吉田くんは愛と同じスピードの世界で生きているんだって
あの家の人たちは今、みんなちょっと早過ぎるだから雪乃さんは、いつも何もしないでいるの
雪乃は全然家事を手伝わない
何かしようとするとあのスピードの世界に、呑み込まれてしまうから
雪乃が手を出す前に、誰かがもう始めているし
雪乃も家事をしたがっていると感じたら、克子姉や瑠璃子たちはわざわざ雪乃の分担を決めて任せるようになる
そしたら雪乃も、他の子たちと同じスピードで家事をやらなきゃならなくなる
恵美さんは追いつけなくなったから焦ってたのだから、月子さんがわざわざ恵美さんができる範囲での分担を用意してくれているの
愛は本当によく見ている
でも、吉田くんは一生懸命、必死になってあ、あの人たちのスピードに追いつこうとしている頑張ってる偉いだから、撫で撫で
愛の可愛い手が、オレを撫でる
みんな判って無い冷たい人たちじゃないし、優しい人たちだけど判ってないの吉田くんが、とっても頑張っているってこと
いや、でもオレは、みんな判ってくれていると思うけど
ううん愛はずっと、このスピードだからよく知っているのスピードの速い人は遅い人の気持ちは、よく判らないの
いつもどうして、もっと早くできないんだってプンプンするの自分が早くできるからってできない人の気持ちは判らないの
ふぅぅ、と愛は大きく溜息を吐いた
ちょっと疲れた
ああ、これだけ喋るのも愛にとっては、大変なことなんだな
愛はパタンとベッドに寝転ぶ
ベッドの上から、オレを見ている
愛にパンを教えてくれた時に
えっと何かしたっけ
愛がちょっと時間が掛かっても、判った時によしとかいいぞって言ってくれた
ちゃんと愛が判った瞬間を、見ててくれたの待っててくれたの
愛はとっても嬉しかったそれでお、思ったの
ず、ずっとこの人と一緒にパンが作れたらいいなって
愛の眼は、熱く潤んでいた
じゃあパン・コースに転科することにしたのは
ずっと吉田くんといたいからホントにずっと30年、50年、100年
愛は、スーッと天井を見上げる
ママは愛がトロすぎてダメな子だと思っているからだから、何でも愛のことをやってくれてたんだって判ったの
愛は、寂しそうに言う
あの家で自分で、色んなことやってみて
生活環境が変わったことで、初めて自分と母親との関係を客観的に診ることができたんだ
だけど、吉田くんは愛がノロいけれどダメな子じゃないって、判ってくれてるからちゃんと待ってくれているんだって判った
昨日の真夜中に、やっとそれに気付いたのちょっと涙が出た嬉しくて
いやオレだって
愛のことを、頭の回転の悪い子だとナメていた
この子はじっくり考える性格の子なんだ
他の子とスピードが違うだけでバカじゃない
それで吉田くんのことをいっぱい考えていっぱい思い出して判ったの
愛は、むっくりと起き上がる
吉田くんはもっと撫で撫でしてもらわないといけない
オレに体を寄せる
ちゃんと頑張っている時によしとかいいぞって言って褒めてあげる人がいないといけないの
オレは別に褒めてもらわなくたって
ダメッ頑張っているんだからちゃんと褒めてもらえないと続けられなくなっちゃうから心がダメになっちゃうから
愛がオレの手をギュッと握る
愛も吉田くんが途中でよしって言ってくれたから最後までパンが作れた形が変だけど作れた吉田くんがいなかったら、多分、できなかったそして
愛は、オレの眼を見る
きっとまた何もできないバカな子って、みんなに思われてた
愛の手に、力が籠もる
愛がどれくらい嬉しかったか、吉田くんには判るよねっ
愛が真琴さんに自分が焼いたパンを差し出したのは
愛にとっても、とんでもなく嬉しいことだったんだ
初めて何かを成し遂げた快挙だったんだ
だからもっとパンが作りたいもっと上手になりたい吉田くんと、パンが作りたいの
だからこうするのだから、お礼がしたいのホントに100年死ぬまでお礼をしなくちゃいけないの愛、今、生きているって感じがするの
パンが愛の人生の扉を開いたのか
愛も吉田くんのこと褒めてあげたい撫で撫でしてあげたいだって、吉田くん頑張っているもの愛にはよく判るもの
愛の大きな瞳に戸惑っているオレが見える
愛は吉田くんと同じスピードだから
すっかり、勘違いしていた
ミナホ姉さんやジッちゃんや、みすずたちと同じ思考スピードの暮らしをしていて
よく考えて見ろ
オレが今、パン屋をやっているというのは
夏休みからたった一ヶ月で毎日、たくさんのパンを焼いて
いや、もちろん克子姉やみんなと一緒だからできているんだけれど
オレ1人だったらこんなスピードで、こんなことがやれているはずがない
克子姉やミナホ姉さんが立てた計画はあの2人のスピード感覚で成り立っている
オレは必死に食らいついているだけだ
吉田くんは時々、愛と同じスピードに戻らないと疲れちゃうよ
愛は優しく、自分の額をオレに肩に付ける
みんな吉田くんが頑張っていること判っていないんだから
オレの女たちの早い思考スピードに、必死で食らいついているだけなのに
本当は、愛と同じ物事を理解するのに、時間が掛かる人間なのに
みんなみたいに、自分も頭の回転が早いと錯覚して
愛のことをナメていた小馬鹿にしていた
よしよしそんな顔をしないの愛がここにいるよ
愛が、オレを抱き締める
ずっとずっと居るから
チュッとオレの頬にキスしてくれた
愛ね生まれて初めて人に何かしてあげたいって思ったの
ああこれは依存じゃないんだ
一方的に助けてもらうんじゃなくて
愛は、オレを助けてくれようとしているんだ
吉田くんが色んなことで大変なのは、判ってるいっぱい、女の人がいて
愛はオレに言う
でもいいの愛は吉田くんじゃないといけないし愛も、吉田くんを撫で撫でしてあげられるから
愛が撫で撫でしないと吉田くんが破裂しちゃうの
はぁぁ
オレは、腹の底から安堵の溜息を吐いた
そっか、オレ
大丈夫なフリをして、こんなに溜め込んでいたんだ
必死に、無理していたんだ
あ、あのね、吉田くん
ゆ、雪乃さんのお腹の中の赤ちゃんのパパは吉田くんなの
ああそうだよ
渚さんも
そっかやっぱり
愛は、クスッと笑う
じゃあ、愛も産んであげるね
今すぐは無理だから愛1度に3つもできないから
3つ
今はパンのことを覚えるのとせ、セックスのことで手が一杯
愛は、ウンと頷く
赤ちゃんはもうちょっと後
本当に、この子は
自分のスピードで生きているだけなんだ
よく見て、よく考えるだから、充分な情報が手に入るまでは結論を出さないし、慌てない
そういう性格なんだ
もういいよね吉田くんもう判ったもんね
愛は微笑む
吉田くんちゃんと納得しないと前に進まないから頑固なのでも、そこがいい
愛は、オレの頭や顔を撫でながらそう言う
いいんだよ愛のこと何をしても何でもするから
ああ、オレが納得しないと思いっきりセックスできないって
うんじゃあ、しようゆっくりたっぷりしよう
はい愛を食べて
オレは愛を全裸にした
綺麗だ愛
吉田くんもとっても元気
愛はオレの勃起を、指で触る
おい愛
いいの100年、お世話になるんだから
前に教えた通り、オレのペニスをシゴいていく
お、お前上手くなったな
これも昨夜、ハッと判ったのどういう風にしたら、吉田くんが気持ち良くなるのか
愛の白くて細い指が、オレの勃起を上下する
愛のこの指が愛のアソコの入り口だと思うのそう思ってシコシコするの
頭の中で何度もイメージ・トレーニングをしてきたらしい
はいでもここまで
愛はペニスから手を離す
もっと色んなことしないとつまらないでしょ
ハダッと仰向けに横たわる
はい吉田くんっ
手を広げてオレを待つ
足は拡げてないからもう挿入してくれっていんじゃないよな
おっぱい、好きでしょ
舐めていいよペロペロして
オレは、愛の上にのしかかり
小振りの可愛いおっぱいに吸い付く
可愛いね
愛はオレの頭を抱いて撫でてくれた
オレは乳首が勃起するまで、舐め続ける
あんっゾクゾクするよ吉田くん
ええっと次は
むうそういうのダメ
愛がオレを見上げて言う
え、まだ乳首を舐めてて欲しかったのか
そうじゃなくて吉田くん、そろそろ他のことをしないと愛が飽きるって思ったでしょ
愛のことを考えて、別の愛撫をしようとした
飽きないし飽きてもいいの吉田くんはまだ、おっぱい舐めてたかったでしょ
吉田くんそういうエッチをしないといけないって馴らされちゃってるの
そういうって、どういう
女の子が優先のエッチ
吉田くんがあの家で他の子とエッチしているを見てたらずっと、何でだろうって思ってた
何でだろうって
吉田くんはもっとしてたそうなのにタイミング良く、どんどん別のことをしないといけないって思っているみたいだから
オレのセックスは、いつの間にかそんな風になっているのか
毎日のセックスに慣れてしまってオレがどうしたいかじゃなくって、女の子の体を次々と刺激していくために流れで体が動くようになっている
他の人には、そうでもいいけど愛にはそんなのいいから
セックスが上手くなることと、慣れることは同じじゃない
オレは、慣れで動くようになっていたのか
いつも吉田くんおっぱいから口を離すとき残念そうにしているよ
愛はオレを観察していた
1時間でも2時間でも吉田くんが好きなだけ、舐めてていいんだよ
愛は優しく微笑む
愛とのセックスはお礼なんだから吉田くんが好きなことしていいんだから
やっと、さっきから愛が話していたことの意味が判った
他の女たちだって好きにしていいって言ってくれる
瑠璃子やマナやヨミたちはオレのセックス奴隷なんだし
オレが望めば、どんなヘンタイ的なセックスだって相手をしてくれるはずだ
オレが、ダメなんだ
あの子たちとのセックスでは気を遣ってしまって
気が付けば、オレがセックス奴隷たちのリクエストに応える方が多くなっている
オレは、オレの欲求を解放できていない
愛は、ゆっくりな子だから急がなくていいの
そうセックスですら、あの子たちは思考スピードが速いんだ
だから、新しいセックスの趣向もあの子たちはどんどん思い付いて、求めてくる
オレはそれに応えるだけで精一杯になっている
ゆっくりじゃないと愛は覚えられないからだから、ゆっくりねっ
うんゆっくりしよう
オレは、再び愛のおっぱいに顔を埋める
パパが帰って来るのは8時過ぎだからゆっくりしてて大丈夫だから
え、そんなに何時間も愛としてたらみんなに怒られちゃうよ
愛はクスッと笑う
平気愛だからみんな時間が掛かるって、判ってくれているから
それもそうか
うんじゃあ、いいやもう
オレは愛の胸を揉みながらチュウチュウと乳首を啜った
ああっ、あああああんっはぅぅ
愛はエッチな声を上げて、オレの耳を楽しませてくれた
*昨日
父コンピューターでハガキに印刷するのってどうやるんだっけ
私いや、年末に年賀状作ってたじゃないか
父それが判らなくなった、教えてくれ
私判った判ったから説明するからメモしなよ
父うん
*今日
父コンピューターでハガキに印刷するのって、どうやるんだっけ
私昨日、教えたじゃないか
父そうなんだが
私メモもしてたろあのメモはどうしたの
父どこへ置いたか、忘れてしまった
父昨夜も夢の中でハガキに印刷しようと、色々試してみたんだけど
私夢
父ああ、夢の中でもついに印刷する方法を思い出せなかった
感想欄の返信は、来週にならないと無理みたいです
833.セックス・キングダム / 愛のお礼セックス 3
秋の午後窓からは温かな光が差し込んでいる
少女趣味過ぎる愛の部屋
ベッドの上で、オレは16歳の少女のおっぱいを吸っている
あぅぅそんなに好きなのね
愛のおっぱいは、ぷにぷにと柔らかい
白い肌が、手で揉むと吸い付いてくる
小さなピンク色の乳首が、オレの舌の刺激で尖っていった
おっぱいに顔を埋め、手で揉むのは
こうしていると、幸せな気分になるんだ
うんいいよずーっと、ペロペロしてて
ああ、愛は他の子たちと違う
自分のおっぱいの大きさや形を気にしたりはしない
ただオレにされるがままぽわーんとしている
あ、愛もペロペロ好きぃあああっ
ただ、のんびりとまったり、この時間を楽しんでいる
吉田くぅぅん
オレの頭と顔を、撫でてくれる
オレものんびりとじっくり、左右の乳首を舐め比べて勃起させた
舐めていない方の乳首は、親指の腹でこねくり回す
はぅぅぞくぞくする
愛は、熱い息をハァと吐く
おっぱい気持ちいい
吉田くんはもしかしてお母さんと、仲良くなかったの
オレは、愛の顔を見上げる
愛はオレの頭を優しく抱いたまま
だからおっぱい好き
えっと何て答えよう
愛ちょっと判るよ
愛のママは愛のことが大好きだけどそうでもなかったりするから
ど、どういうことだ
ママは愛の髪を梳かしてくれたり背中を流してくれたりお洋服を着せてくれたけれど愛のこと、抱き締めたりはしないから
ママは愛に触るのは好きでも、触っちゃいけないとも思ってる
愛は真琴さんの旦那さんの娘ではない
真琴さんの罪の証だ
ママは、愛の髪に触る背中に触るでも、抱き締めたりしないし、手を握ったりもしない
愛は部屋の本棚に飾られている、女の子の人形を見た
やっぱり赤毛のアンみたいな服を着ている着せ替え人形だ
愛は小っちゃい頃よく、あの子と遊んだの服を着せてあげたりお風呂に入れてあげたこともある
ママが愛にしてくれるみたいに
愛は自分が母親に人形のように愛されていたことを判っている
でも、愛は時々、あの子をギュッと抱き締めてあげたくなったのママは愛にはそんなことしないけれど
真琴さんの娘に対する愛情は歪で偏ってたんだよな
愛ほら、オレがギュツとしてやるよ
オレは体を起こして、愛の体を抱き締める
すごいどうして、愛がギュッてしてもらいたいって判ったの
オレの腕の中で、愛が尋ねた
愛は、自分からもオレの体をギュッと抱き締めてくれた
吉田くんもギュッとして欲しかったんだねよしよし
はぁぁ
まるで、のんびりと温泉に浸かっているみたいだ
愛の柔らかな裸身は温かいほかほかする
身体も、心も
そうだなオレも、母親とは仲良くなかったから
あの女はオレを抱き締めたことなんて、あったんだろうか
オレが乳児の時ですら、世話はバァちゃんにさせていたみたいだし
よしよしもう大丈夫だから愛がいるよ
うんオレもずっと側にいるからな、愛
オレたちは全裸で抱き合ったままキスをした
オレがチュッとキスすると、愛もチュッと返してくれる
遊びみたいなキスを、何度も繰り返す
愛の唇は、ぷっくりしてて気持ち良いよ
愛は赤い舌で、自分の唇を濡らす
それから、オレの唇をペロッと舐めてくれた
吉田くんのも気持ちいいよ
好きここもここも
オレの頬や鼻にもキスしてくれた
吉田くんの熱いのが愛の足に当たってるよ
ああ、裸で抱き合っているから
オレの勃起が、愛の真っ白な太ももに押し付けられていた
あれするしたい
ふぇらっちょ
愛は、オレに尋ねる
吉田くんふぇらっちょしたい
それは多分フェラチオのことか
そう、それイタリア語
フェラチオって、イタリア語なのか
フェラチオだから、ちゃんと覚えておけよ
ふぇらっちょも、可愛いけれど
いや、だって間違えて使ったら、恥ずかしいだろ
恥ずかしくない吉田くんとしか、しないから
また、チュッとオレの鼻にキスする
愛と2人きりの時はずっと、ふぇらっちょね
ニコッと微笑む愛は、とてつもなく可愛い
どうするまた、おっぱい舐めるふぇらっちょするそれとも、愛の中に入る
じゃあふぇらっちょで
はいふぇらっちょします
まるでファミレスの店員さんみたいに、愛は復唱した
じゃあ吉田くんそこに座って
オレをベッドの端に座らせて愛は、オレの足の間にしゃがんだ
この前吉田くんが横になってて、ふぇらっちょしたのは息苦しかったから
愛は、体力が無いから
体位とかも、気を付けてあげないといけないな
愛は、両手でオレのペニスを捧げ持ってパクッとさきっぽを咥える
そのまま、オレを見上げる眼が微笑んでいる
ぺちょっ、ぺちょっ
舌を使って、亀頭を舐める愛
正直、技術は低い
フェラチオとしての気持ちよさなら、他の子の方が上手いけれど
すごく愛おしい、温かい気持ちになる
ふぇらっちょとしては、100点だ
確かこんなのもしてた
愛は、自分の乳首にオレの亀頭を擦り付ける
他の子のフェラチオを、ちゃんと記憶している
あう吉田くんのあったかくて気持ちいい
乳首で亀頭の熱を感じてそんな感想を言う
これもアレだよねお口がアソコになったつもりなるんだよね
手コキの時と同じで、愛は唇で膣のすぼまりを再現しようとする
かほっ難しい
咳き込む愛
無理しなくていいからな
無理はしないでも、きっと上手になるから
愛は、そう言ってまた、オレのペニスを舐めてくれた
そろそろ出したい
愛が大きな眼で、見上げる
観察されているんだオレ
何回でもいいからね時間は、いっぱいあるから
今は、下の階にいる克子姉たちのことさえ考えない
愛のことだけに集中しよう
どこに出す愛の口お顔それともお腹の中
お腹の中もう、ガマンできないから
うふふいいよっ吉田くん
ニッコリと愛は、オレに微笑んだ
あううどうやって繋がる
愛は、オレの前に立ち上がる
愛の股間から、愛液が床にぽたぽた垂れていた
最初はどうする
最初
うん最初は
オレに何度でも何時間でも、したいだけしていいんだと言ってくれている
じゃあ普通に
最初は普通がいいよ
愛はよいっしょとベッドに上がって来る
そして、コロンと仰向けに小柄な裸身を横たえる
すぅっと自分で足を拡げた
真琴さんに子供のままでいろと剃毛されていた股間
今もつるんとしている
ここ、どうしているんだ
んどうしたらいいか判らなかったからアニエスちゃんに聞いた
あ愛の自分のことを自分でする活動の先生は、アニエスだ
そしたらパパは、アニエスみたいにつるっつるの方が好きですのって言うから
いや、アニエスはまだ生えてないだけだろ
だから自分で剃った
剃りたかったら吉田くん、剃る
愛が、そんなことを言い出す
いや、別に特にオレが剃りたいとかは無い
ブームになったら、大変なことになるし
オレ、風呂入っている時間よりも、みんなの毛を剃っている時間が長くなるとか
そうあの吉田くん
そんなにそこをジロジロ見られるのと恥ずかしい
オレは、恥ずかしがっている愛を見たいんだ
うううっじゃあ、恥ずかしがってる
赤い顔で、愛は言う
すっかり肌まで、上気していた
触るぞ
オレは愛の足の間に入り込み
小さな割れ目を指で左右に拡げる
とろろろっと、熱い蜜が滴り落ちた
ううっ、恥ずかしい
愛の内側は、濡れて光っている鮮やかなピンク色だ
まだ痛いか
処女喪失から、まだ何日も経っていない
セックスと膣内射精は、毎日必ず1回はしているけれど
ゾクゾクってするの
愛は、とろんとした眼で答えた
オチンチンでゴシゴシされると
そうか、痛みはそんなに感じなくなっているんだな
元々、愛はロスト・ヴァージンの時から、そんなに痛そうじゃなかったし
よし、ちょっと待っててくれ
オレは、手の平に愛の愛液を付けて勃起ペニスに塗りたくっていく
犯される前の儀式を、愛はジッと見ている
うんいくぞ
あ、ううう
オレは愛の白い裸体に、のしかかる
大きく柔らかな太ももを開かせて亀頭を割れ目に擦り付ける
あっああうっ
ちゃぴっちゃぴっと、水を立てながらオレたちの粘膜が擦り合わされる
愛、自分で開いてみろ
M字開脚したまま、愛は割れ目を両手で開いた
オレは、亀頭の先でクリトリスを突っつく
ビクッと震える愛
そ、そこゾクゾクし過ぎるの
グリグリと亀頭をクリトリスに押し付けた
またドクドクッと膣口が温かな愛液を吐く
挿れるぞ
きて
亀頭の先をクリトリスから膣口へ下ろす
少しずつ、腰を前に
まるでチンコの先だけ、温かな温泉に浸かったみたいだ
愛の中は、狭くて、熱くて、とろとろに蕩けている
もっと奥に入りたい
くぅぅっはあっ
あっ、あっ、あっ吉田くん
愛の中にオレの全てが包まれていく
膣奥をズンッと衝かれて、愛は可愛い悲鳴を上げた
全部入ったぞ
愛の身体を抱いてオレは言う
ご、ごくろうさまです
愛は胎内に異物を挿入され、はぁはぁと大きく息を吐く
ち、違うねごくろうさまはこれからだものね
愛は、自分の言った言葉に、クスッと笑った
ちょっと、このまま休憩
オレは、愛にキスをするおっぱいを、手でまさぐる
うんゆっくりね
愛は、舌を絡めてくる舐め合う啜り合う
愛手を頭の上にあげて
んこう
愛は、オレに犯されたままバンザイをする
そのまま動くなよ
オレは、愛の脇の下に顔を入れる
ひぃやっくすぐったい
オレは、愛の脇の下をペロペロと舐めた
あああっまたゾクゾクしすぎっ
身体を震わせる愛
ここもちゃんと剃ってるな
愛最初からそんなに毛深くないし
そうだな、愛は身体中、つるつるで柔らかいよ
オレは愛の肌に頬擦りする
ホントに、ぷにぷにしている
小柄で細くて可愛くて柔らかい
この感触は、オレには新鮮だ
オレの女たちは、筋トレして鍛えてる子が多いもんな
愛は、テニス部なのに全然、練習してないだろ
あうう運動苦手
でもこれが愛なんだな
このふんわりした感じがそれでいて、包み込んでくる感覚が
愛だよ吉田くんは、愛とセックスしているの
愛の身体が、興奮で汗ばんでいる
吉田くんおでこ、汗
オレもか
愛が、オレの汗を手で拭ってくれた
そろそろ動くぞ
オレはゆっくり、腰を動かす
愛の胎内をかき混ぜるように、大きく、深く、ゆっくりと
はうううあううう
愛は、また眉毛を八の字にして感じている
どうした痛いのか
ううん、気持ち良いよ気持ちいいけれど
愛気持ちいいままでいいの愛も何かする
オレは、愛の唇にキスをして
そういうのは今はいいからゆっくり、覚えればいいから今はさ
一緒に気持ち良くなろう
オレは、腰の動きをリズミカルにした
うんうんあっ、ああっ、あんっ、よ、吉田くん
愛のおっぱいが、ぷるるっと揺れる乳首がくるっと廻るように
い、いいよき、気持ち良いああっ、声が出ちゃう
いいんだ声を出せよ感じている愛をオレに見せてくれよ
可愛いよ愛
しゅっぷっ、じゅっぷっ、じゅっぷっ、じゅっぷっ
はぅっはぁっはふぅっはぅぅっああんっ吉田くんっ
ああっ、あううっ身体が変なのビクッてなるの
オレの眼を見て訴える愛
変になれよ変になっていいんだから
ああうっなるっ変になるぅぅううんもう変変になっちゃってるのあああっ、吉田くんっ
愛の身体から、汗と愛液と少女のフェロモンが出ている
それがオレをさらに興奮させていく
あああっ、愛愛ぃぃっ
オレは頭の中を真っ白にしてただひたすら、愛の裸身を攻めた
オレの額からの汗が、愛のおっぱいにポタポタ垂れる
愛のおっぱいも、すっかり汗で光っている
ああああっ、吉田くんああっ、気持ち良いどうしよう愛、どうしよう
愛が、オレに助けを求めた
愛のこと捕まえていて吉田くん愛どっか行っちゃいそうなの飛んでっちゃいそうなのっ
オレは、愛の手に自分の手を重ねた
だ、大丈夫だオレは、ここにいるからっ
ギュッと、愛の手を握る
うん判る判るよ吉田くん、愛の中に来てくれてるのっ
オレはトップ・スピードで愛の中を突きまくるっ
あああっ、あああっ、あああっ、激しいよっああんっ
愛、愛愛ぃぃっ
あああっ、よ、吉田くんあ、愛死んじゃうっ遠くに行っちゃいそうなのぉ
ほら、ちゃんと捕まえてるからっ
放さないでね絶対に、放さないであああっ、ああっ、あああーっ
愛がイクっ
あううううううううんっっっ
まるで野性の女鹿のように、愛は鳴いた
いっくぞぉぉっ愛っっっ
愛の絶頂に、数秒だけ遅れて
オレの白い熱液が愛の子宮に噴き上がるッッ
ひやぁぁっ
身体の一番深いところで感じる熱
男の体液に犯される
子宮は、牝の本能に震える
の、呑んでる愛のお腹の奥で動いてるぅぅ
愛の子宮が、ゴクゴクと貪欲にオレの精液を求めている
出るぞ出てるぞまだ出てるぞ
だ、出して吉田くん全部、愛の中に出してぇぇぇっ
オレのペニスは、何度も脈動して愛の胎内を白く染め上げていく
好きぃ好きぃ吉田くん好きぃぃぃぃ
愛は、眼から歓喜の涙を零してそう叫んだ
少年マガジンを読んだら
そうか、湾岸ミッドナイトの楠先生ってネーム書かないんだ
いきなり原稿用紙に書き始めるんだそうです
その時の感性で色々と変更するのもアリ
うーん凄い
昔、ボトムズというアニメがあって
ストーリーを管理する構成の人がいないので毎週、脚本家が勝手に書きたいように書いていたという
伏線とか、謎とかどんどん勝手に追加されていく
だから、1クール目のウド編から2クール目のクメン編辺りは、どんどん面白くなっていって
3クール目の宇宙編で破綻し出して
主人公がケガして、突然治って、またケガして治ったり
前の話でしてない会話が、次の話で戦闘中の録音として出て来たり
軍事会議に、バッテンタイン将軍が出席したり、しなかったりしているうちに2度と出て来なかったり
でも、謎が満載で面白かったんです
3クール終わりのイプシロンの死の回とか最高でした
4クールに入るにあたって、さすがにこのままではマズいと謎や伏線の調整をしようとしたのだそうですが
クメン編はうーん
でも、そういう色んな人の思惑が未整理だったからとても魅力のあるストーリーだったんだと思います
それが証拠に続編はケホンケホン
834.セックス・キングダム / 愛のお礼セックス 4
長い射精の後オレは、愛の柔らかな身体の上でぐったりとなる
ふぅ、ふぅ、あぅ、はぁ
愛も、大きく息をしていた
愛の心臓がトクトクと鳴っている
身体は汗でぐっしょりと濡れている
よ、吉田くん苦しそう汗すごい
オレもそうなんだな
愛は優しくオレを抱き締めて尋ねてくる
ああ出たよすっごく、射精した
そう良かったね
愛は、ニッコリと微笑むそして
オレの頭を撫でてくれた
一緒にするのは楽しいね
愛の言葉に、オレは驚く
あたし愛は今まで、みんなママや色んな人に助けてもらってたけど
一生懸命、オレの眼を見て言う
でも、自分のことは自分でしなくちゃいけなっいって吉田くんたちに教えてもらって
この数日、愛はアニエスたちを先生に、色々なことを学んだ
それで今吉田くんと、一緒にセックスした2人でできたのそうだよね
愛が、オレの顔を覗き込む
愛と吉田くん一緒だったよね
オレが一方的に愛を犯したのではない
うんそうだこれは2人のセックスだ
満足そうに微笑む、愛
愛の中が、キュッと締まる
オレのペニスの中に残っていた精液が、絞られてピュッと愛の膣を汚す
あのね克子さんがこの前、言ってたんだけれどね
愛は、オレを受け入れたまま言った
人に何かしてもらうよりも、人に何かしてあげる方が楽しいって
オレの髪と頬を、優しく撫でる
だから、愛ふぇらっちょとかしてみた
うんホントに、吉田くんが気持ち良さそうで嬉しい気持ちになった次は飲んであげるね
可愛い少女が愛らしく微笑む
それで克子さんの言葉は、それで終わりじゃなくてね
一生懸命、愛はオレに話してくれる
人に何かをしてあげるよりよりも、一緒に何かをする方がもっと楽しいって
してもらうより、してあげるさらに、一緒にする
ホントだね2人のセックス楽しいふふっ
吉田くん、キスしよう
オレは、愛と唇を交わした
愛は、自分から積極的に舌を絡めてくる
はふぅ次は、どうするの
次
吉田くんのまだ大きい
愛は膣の中のオレのペニスを感じている
これも克子さんが言ってたんだけど
吉田くんには賢者タイムが無いんだって
何なんだよ、それ
愛には、よく判らないけれどでも、吉田くんは1回セックスが終わっても気持ちが途切れない人なんだって珍しいんだって
そう言えば、オレは自分以外の男のセックスとか、よく知らないし
変なんだオレ
変じゃなくてスゴイって言ってた克子さんは
何がスゴイんだ
普通の男の人は1回出しちゃうと女の子に興味なくなっちゃったりするんだって
そんなわけないだろこんなに可愛くて、エッチな子がいるのに
裸の女のがいてその子の子宮には、オレの精液が詰まっている
そう思ったら、むしろ2回目に向けて興奮するのが当たり前だと思う
それは、よく判らないけれど吉田くんはスゴイらしいそれに、可愛い
オレ可愛いか
だって裸で愛の中に入ってくれてる可愛い可愛すぎる
愛の感覚は、オレにはよく判らない
だからしよオチンチンが柔らかくなるまで何度でも出して
愛は身体は平気か辛くないか
だいじょぶっ楽しいから
じゃあ、次は体位を変えようかちょっと、1回抜くぞ
あ、待って抜けるとこ見たい
オレは、愛の上半身を起こしてやる
愛は、オレたちの結合部分をまじまじと見て
おおお凄いね
何か感動している
よし、1回抜くぞ
オレが、愛からペニスを引き出すと
ちゅぽんと、亀頭が抜け出ると同時に膣内から精液がトロロロッと零れ出た
おおおお出て来るちょっと、もったいない
また中で射精するから
うんそうしていっぱい出して
さてと2回戦は
愛机のとこでしようか
オレがベッドから降りると愛も
改めて愛の裸身を見ると
小柄で、本当に細い
腰なんて、抱き締めたら折れてしまいそうだ
足もお尻も、まだ余計な肉が付いていない
小振りなおっぱいは、なかなかの美乳だけど
ちょっと笑って
とても自然にニコッと愛は微笑んだ
学年1の美少女がさらにレベルアップしている
寧や可奈センパイや雪乃たちとも違う可憐な可愛らしさだ
そう思ったらギュッとしてチュッとして
オレは愛を抱き締め、唇と頬と鼻にキスしていく
立ったまま吉田くんにギュッとされると力が抜けちゃう
心配するなオレが抱えているから
うんじゃあ、心配しない
愛からもキスしてきてくれた
じゃあ、オレがこの椅子に座るから愛は、オレの膝の上に乗っかってきて
オレは、愛の勉強机の椅子に座る
女の子の椅子に全裸で座るというのは何か妙に興奮するな
えっとその向きだと吉田くんのお顔が、見えない
座位でのセックスだとそうなるのは当然だ
大丈夫ほらそこに鏡があるから
愛の部屋のクローゼットの扉の一部が、大きな姿見の鏡になっていた
椅子をほら、そっちに向けてさ
オレはキャスター付きの椅子を引っ張って、鏡の正面に置く
こうしてさ
オレは椅子に座ると高さ調節のレバーを引いて、椅子を低くした
この高さなら、オレの上に乗っても愛も足が届くだろ
やってみる
愛はオレに背を向けてオレは愛の腰を抑えて、調節する
少し、足を開いてそう、そのままゆっくりと腰を下ろすんだ
愛のお尻が、オレの膝に迫ってくる
オレは勃起の先端を、愛の膣口に合わせた
怖いかもしれないけれどそのまま、腰を落とすんだ
ひいやんっ
再び、オレのペニスが温かく濡れた胎内へ帰還する
力まないでゆっくり、息を吐きながら少しずつ入れていくんだ
は、あ、ううううううう
ああ、狭く締め付けられながら愛の奥に刺さっていくぅぅ
全て挿入した瞬間愛のお尻が、オレの膝の上に乗る
ほら、もう全部入ったから力を抜けよ
すっごい繋がってるはっきり見える
眼の前の鏡には、全裸で結合しているオレと愛が克明に映っている
ずっぽりと、愛の割れ目がオレのペニスを呑み込んでいる様子も
愛の愛液で、勃起の周囲はテラテラに光っている
ああダメこれはダメ
愛が、呟く
何がダメなんだ愛は全然、ダメなんかじゃないぞ
愛の眼は鏡に映るオレたち自身の痴態から離れない
こんなの見ちゃったらホント一生、吉田くんから離れられないよ
オレは、後ろから手を廻して愛のおっぱいを揉む
はううあ、愛オチンチン入れられておっぱい触られてる
さらに、愛の耳の後ろをペロペロと舐めた
お顔も舐められてるぅ
愛の膣が、ビュクッと蠢いた
キスだってしようと思えばできるんだぞ
オレが、愛の頭の横から顔を出すと愛も横を向いてキスしてくれた
はぁぁっこれスゴイ、エッチかも
トロンとした眼で、愛は囁く
もっとエッチになるぞ
オレは下から、ズンズンと腰を突き上げた
ああっあああーんっあああっ
大きな声で喘ぐ愛
ああんっ鏡の中の愛すっごいエッチな顔してるぅ吉田くんも、とっても気持ち良さそう
鏡の中のオレたちは、交じり合う歓びに蕩けていた
あっ、ああーんっ、あああっ
じゅぽっ、じゅっぴゅっ
オレたちが交わるポイントから、愛液が飛沫となって飛び散っている
すっ、すごいよぉぉよ、吉田くぅぅん
愛っ
オレは愛を膝の上に乗せたまま足を踏ん張って、ズズズっと椅子ごと鏡に近付いた
キュスター付きの椅子だからこそできることだ
いいから、オレに任せておけよ
オレは、鏡の手前まで近付く
愛鏡に手を付いて、ゆっくりと立て
そ、そんなことしたら吉田くんが抜けちゃう
抜けないからオレも一緒に、立ち上がるから
いいからやってみてくれまずは鏡のあるクローゼットに両手を伸ばして
愛が震える手が鏡の表面に触れる
よーし、立つぞっ
オレは愛を抱きかかえたまま、立ち上がる
ほら、愛も床に立って
くぅぅ
座位から立ちバックに移行する
こんなのエッチすぎるよ
鏡にべったりと両手を付いた愛は鏡の中で後ろから男に犯されている自分を見て、またゾゾゾと身体を震わせている
ほら動くぞ
オレは愛の腰を掴んでゆっくりと出し入れをする
あっあっきゃふっああっ
大きく口を開けて、喘ぐ愛
鏡の中で愛の可愛いおっぱいが揺れていた
きゃん、あん、あん、あん、あぅぅっ
気持ちいいか愛
気持ちいいあん気持ちいいよああぅっ吉田くんは
あううっもっと気持ち良くなろっ
オレは、愛の白くて丸いお尻をギュッと掴み腰の動きを加速させるっ
ああああっ、ああああうっああああああんっ
可愛らしく啼く愛
鏡の中の可愛い顔が快楽に悶えている
あああっ、あああっ、あああーっ、もっと吉田くぅぅんっ
ああっ、愛っああっ
後ろからガンガン突かれて、愛の小さな身体はオレと鏡の間でスプリングのようなにブルブル揺れている
愛の胸が激しく揺れ、乳首の先から床にポタポタと汗をこぼしていた
太ももはタラタラと滴る愛液でベトベトになっている
あああっ、いいよっ気持ちいいっっああっ、ああーっ、ああああんっ
愛、オレもう
ああ、熱い塊がこみ上げて来る
愛も、もうガマンできないよっ
あああっ、あああーつ、愛も愛もなの吉田くんっあああっ
オレは、スパートを掛ける
ああああっ、ああああんっ、激しいあああっ、あああーっ、吉田くん吉田くーんっ
愛、愛、愛ぃぃーっ
あのね好きなのっ好き好き好きぃぃ
オレも好きだぞっあああっ
ああんっ、また変になっちゃう鏡の中の愛がエッチになっちゃう
ああ、変になれ
鏡の中でも現実の愛も、どっちも
うううっ、オレ出ちゃう、出ちゃいそうだ
いっぱい出してまた、愛のお腹の底をあったかくしてっ
ああ、愛ううううっ
必死になって、暴発を堪える
か、可愛い吉田くん、可愛い
鏡に映るオレの切ない表情を見て、愛が叫んだ
ああんっ、ああーっ、ああうあああー、また飛んじゃう飛んじゃう飛んじゃうあああ、愛飛ぶのぉっ
オレも一気に撃ち放つぅぅッッッ
熱いよぉっ
エクスタシーに打ち震えながら愛は子宮に拡がる精の熱を感じて、大きく眼を見開いた
あああっ、出てる出てるぅぅまた、出てるっ
うううっ、愛あああっ
やっぱり、2発目の方が勢いがいい
オレの体質が変なのかもしれないけれど
愛の尻を掴んで、愛の子宮口にゴリゴリ押し付けながら
オシッコを飛ばすような勢いで、射精していく
あああああああっ
鏡の中の愛が、パクパクと大きく口を開けて呼吸している
手は鏡面にぴったりと付けられたまま、震えている
まだ出るよ愛
あああああああああ
愛は口を開いたまま快感に震えていた
あああ愛ぃぃぃぃぃ
オレは最後まで射精しきると後ろから愛の小さな身体を抱きしめる
鏡に手を付いたまま愛は、床にへたばってしまった
そのまま、愛の身体を抱きしめたまま床にゴロンと転がった
ああああああはううう
はあ、はあ、はあ、はあ
愛の火照った肌、柔らかい身体
ミルクのような甘い汗の匂い愛液の酸っぱい臭い精液の淫臭
子宮ごとビュクビュクと痙攣する、オレのペニスを締め付ける
愛の全てをオレは抱き締めている
可愛い愛は、可愛い
お顔が見たいよ
絶頂から戻って来た愛は、そう呟いた
オレは、愛からペニスを引き抜く
そして正面から床に寝転んで、抱き合う
うふふ吉田くんだ吉田くんの顔可愛い好き
愛は笑って、そう言った
愛の顔だって可愛いよ好きだ
オレたちは、キスした何度も、何度も
ベッドに戻ろうイチャイチャしたい
愛が、オレに甘える
オレは愛を抱き起こしベッドへと向かう
うふふホントにおっぱい、好きだね
2人でベッドに横たわって腕枕する
オレは、愛のおっぱいを弄んでいた
愛も好き吉田くんに、触られるの
すっかり笑顔なのが、普通になった
ペロペロされたり、チュッチュされるのも好き愛が吉田くんのをふぇらっちょするのも好き
セックスが大好きになったんだな
吉田くんが好きなの
愛は、すぐ横のオレの腕にチュッとキスした
思考スピードが、ゆっくりな子とセックスするのがこんなに心が楽になるとは思わなかった
愛がゆっくり考え、ゆっくり喋るからオレもゆっくりになる
急がない相手の様子を察して、先回りして準備しなくてもいい
他の子との時は、オレはいつも脳みそフル回転にしているんだな
あの子らが悪いわけでも、オレに配慮していないわけでもない
ただ単純に頭が良い子ばかりなんだ
そして、オレは頭が悪い必死で食らいつき、先回りしてでも追いつかなきゃいけなくなっている
無理でも何とかしていくしかない
オレの女たちを失望させたくないから
愛との時間はオレにとっては、とっても大事なんだなって判ったんだよ
こうして、時々、思考スピードを落とすことがオレには必要だ
本当のオレは、愛と同じスピードなんだから
オレだってドモってたし、言葉が出るのが遅かったんだもんな
今のオレはみんなに鍛えられて、多少はスピードアップできるようになっただけで
本当は、ポンコツなままなんだから
大丈夫これからは
愛は笑う
お昼休みの後5時間目は
他の人は、授業に戻る克子さんも売り上げを計算したら、いなくなっちゃう愛と吉田くんだけになる
愛は観察している
パン工房は教育の一環だからお金の管理は、講師である克子姉がしている
1度、手提げ金庫を持っていつもは、車で銀行かお屋敷へ行く
パン工房の中に現金があると思われると、前みたいに不良が狙ってくる可能性があるのでそういうルールになっていると公表しているし、実際にそうしている
あたしたちパン・コースだから、昼休みが終わってもお片付けがあるお片付けが終わったらエッチできるよ
愛は、ニコッと微笑んだ
愛とのセックスで、心のスピードをリセットする
それは、これからのオレに必要なことなんだと思う
愛は大切な子なんだ
オレちょっと、眠くなっちゃったよ
こころがゆったりとしたら、眠気が出て来た
いいよ時間は、まだまだあるから
愛は、本当に父親が帰ってくるまで、オレとこうしているつもりらしい
それもいいか
下に居る克子姉たちには悪いけれど
オレ愛には、疲れたとか眠いって言える
他の子の前では絶対に、そんなことは言えない
いつも気を張って心を研ぎ澄ましていないと
でも愛は
起きたの
眼の前に大きな眼がある
愛の美しい瞳が
あ眠ちゃってたか
だって眠るって言ってたよ、吉田くん
愛は、くすくすと笑う
窓の外の光が、弱くなっている
オレどれぐらい寝てた
1時間半くらい
愛は、何をしてたんだ
見てた吉田くんを
1時間半もずっと
寝顔が可愛かった
オチンチンとかも見せてもらってた
これからずっと愛の中に入れてもらうものだから
愛は観察が大好きだ
やっぱり可愛かった
チンコを可愛いと真顔で言われるのはこんな美少女にうーむ
ドカドカドカドカッ
下から、階段を駆け上がってくる足音がする
首を傾げる、愛
克子姉たちにしては、勢いがあり過ぎる
そうだあれから、1時間半経ったってことは
ガチャッ、ガチャガチャ
愛の部屋のドアノブを、外から誰かが廻している
ドンドンドンドンッ
ちょっとヨシくん、いるんでしょっ
メグとイーディか
あたしたちだけ置いていくなんて、酷いわよっ
そうそう、酷いのネっ
ドカバカ叩かれるドア
愛は、オレを抱き締め
もうちょっとだけ
ああ、愛の柔らかなおっぱいにオレは顔を埋めている
ウクライナ情勢をちゃんと説明してくれるテレビが無い
ネットの論調も、どうも偏っているらしいし
西側がヨーロッパ寄りで、東がロシア寄りっていうのも正確じゃないとか
だって独立は保っていたいわけだから
マレーシアの飛行機墜落とかもホント、マスコミがちゃんとニュースを流してくれない
いや、昔からこうなんだろうけれど
ネットができたから、昔なら葬り去られていたニュースが知られるようになっただけで
835.セックス・キングダム / スロー会の結成
もう、遅いわよ
ドアを開けると、メグはプンプン怒っていた
イーディは、キョトンとした顔をしている
ああ、連絡せずにこっちに来ちゃって悪かったな色々あったんだよ
そうよっいつまで経っても、午後の授業にヨシくん来ないし放課後にパン工房へ行ったら、誰もいないんだもんっ
メグの怒りは、治まらない
だから、克子お姉さんに電話したらここに居るっていうから、急いで来たのよヨシくんのカバンも持って来てあげたんだから
そしたら、何よ愛さんとエッチしてるなんて
これは、しなくちゃいけないことだったんだ愛にとっても、オレにとっても
穏やかに言う
Darlingちょっと気が和らいだネドウシタ
ああ、イーディはさっそく、オレの変化に気付いている
愛のゆるやかなスピードとよって、穏やかに調整されたオレを
ここんとこちょっとバタバタし過ぎてたんだなって
まあ、いいから2人も入って
雪乃いるかっ
オレは階下に向かって、叫ぶ
いるわよっうっさいわねっ
下から、怒鳴り声がする
ちょっと、2階へ来いよ雪乃もさっ
1年生同士で、話したいことがあるんだ
オレ、雪乃、メグ、イーディそして、愛
全員、同じ高校の1年生だ
明日からは、クラスも同じになる
ったくしょうがないわね
トントントンと、雪乃が階段を上がってくる
何よ、みんな仕事しているのにあんた、まだ裸なの
オレを見るなり、そう言った
お前だって別に何か手伝っているとか、ないんだろ
あたしは、平静にしているのが仕事なの妊婦なんだからっ
まあ、そういうことにしておこう
ほら、みんな入って
ぞろぞろと、愛の部屋に入ってくる
愛は、ベッドの上に裸でぺたんと座っていた
ええっとこんにちううん、こんばんは
大分、日が傾いてきたのを見て、愛はみんなに頭を下げた
お昼まで、一緒だったネ
呆れて、イーディがそう言った
あっそ、そうなんだけれど何か、あれから何十時間も経っちゃった気がしたから
愛は、そう言う
人生の転機がいっぱいあった
なるほど色々あったのネ
頭の回転の良いイーディは、すぐに察する
イーディ、あなただけすぐにそうやって判った感じにならないでよっあたしには、判らないんだからせめて、説明してよ
メグがまた怒る
うーんトネ感覚の問題だカラむずかしいネ
イーディが、困った顔をすると
あたし判るわよ小うるさい連中がいないから、良い気分転換になったのよこの子もこのバカもね
あんたたちってさいつも、せっかちに、あーでもない、こーでもないってワー、ギャー喋くり合ってさそれでバタバタと物事を決めないと気が済まないじゃない
みんな頭が良すぎる上に、決断力も、行動力もあるから
電光石火で物事が決まってものすごい勢いで疾走しまくる
このバカは、頑張るだけは頑張るオトコだからさ必死で、追いついていってるけれどやっぱり、くたびれているんでしょホント、バカなんだから
雪乃は、笑う
弓槻や克子の言うことなんかさ話の半分ぐらいだけはいはいって聞いてりゃいいのよ全部何から何まで、一言一句理解しようとするからそんなにくたびれちゃうのよ
雪乃はお屋敷で暮らすようになっても、みんなとは適度な距離を保っている
べったりはしない
そうじゃなけりゃ恵美みたいに、怒りっぽくなっちゃうんでしょうけれどね
ゆ、雪乃あ、あたし、怒りっぽくなんてなってないわよ
いや、昔と比べて確実に怒りっぽくなっているノネ
そっかそうネメグミにはアタシたちの話は、早過ぎるのネ追いつかないから怒りっぽくなるノネ
メグだけじゃないよオレもそうだ
オレは無理して、食い付いているだけなのにオレだって、メグと同じスピードの人間なのに、メグのことちゃんと判ってなかったごめん
ヨシくんスピードって何のこと
物を考える思考のスピードだよ
オレは説明する
思考のスピードの速い人は1つの言葉を話したり、聞いたりした瞬間に4つも5つもイメージが拡がるんだそれで、どんどんお互いに話を拡がたり、深めたりできる何て言うか、例に例えると
将棋ミタイなものネ
イーディが、オレの代わりに説明した
プロの将棋の棋士は、一手指す度にそこから拡がる可能性を、全部イメージできるネだから、その次にどれとどれとどれが有効な手なのか、すぐに判るプロ同士なら、そこから10手も20手も先の戦いが想像できるネでも
オレみたいな素人なら1手指しても、せいぜい相手が次にこの辺に打ってくれたら助かるのになぐらいのことしか考えられない先のことなんか、少しも見えてないんだよ
オレがメグに説明する
ああ、判るわよそういうことなら御名穂お姉さんも、克子お姉さんもみすずさんも瑠璃子さんもそれに、イーディもあたしより、ずーっと頭がいいですものねっ
月子たちの名を出さないのはメグが現在、そのグループに属しているのと、巫女の力という反則技を持っているからか
相手の心を読んだり、従わせたりできる相手には最初から、勝ち目が無い
だからってさそうして、ケンケンしているのも良くないと思うわよ
雪乃が、メグに言った
でも口惜しいんだもの理屈ではあの人たちに勝てないんだもの
メグはうつむく
勝つとか負けるとか言ってるところから間違っているわよ
雪乃はメグの肩をコンと叩く
闘わないといけない相手じゃないんだし
オレは、メグに話し掛けている雪乃を見てハッと気付く
そうか、雪乃お前のおかげだったのか
え、何のことよ
オレに振り向く雪乃
今までずっとうん、5月の時ですらオレ、雪乃のおかげで壊れなくて済んでたんだ
はあ何言ってるのあんたバカいや、バカだってことは知ってるけどさ
ああバカだよオレは本当にバカでやっぱり、みんなの思考の速さに追いつくだけでヘロヘロになっているんだよでも、そう言う時に雪乃お前と話したり、セックスすることで
5月の時だってオレが息苦しくなった時には、必ず雪乃との時間があった気がする
お前と一緒にいるといつも、気持ちが休まったんだよその理由が判った雪乃は、信じられないくらいマイペースだから人に合わせる気がない女だから
何よ、ケンカ売っているの
雪乃と一緒にいると、早過ぎる思考スピードから解放されて気楽になれたんだよ
雪乃の思考は決して早くはないそして、ガンとして他人のスピードに引き摺られない
あたし褒められているのバカにされているの
褒めているんだよ
オレは、雪乃を抱いてそう言った
褒めてくれているんならまあ、何でもいいけれどさ
雪乃はどこまでも、マイペースだ
あんたが、何に感激しちゃってるのか、よく判らないけれどていうか、そんなの一々、知りたくもないしまあ、いいわ良かったわね
この適度な投げっぷりが雪乃の魅力だ
それで、愛はさオレたちよりも、さらに思考スピードが遅いんだよ
オレは、ベッドの上の愛を見る
えそれバカってこと
違うよ、そうじゃなくって愛は、ものすごく良く考えるんだ気が付いたことがたくさんあって、それについて一々考えないと前に進めない子だからスピードが遅いってことなんだよ
やっぱりバカなんじゃないの
違うネユキノ
イーディが口を挟む
アイは将棋を始めたら、何で、この駒はこんな動きをするのかとかこの駒は何の木でできているのかとかどうして、順番に駒を動かすのかとか何もかもが疑問に思えてくるノネダカラ将棋の先が指せなくなるダケネ
だからバカなんでしょ
バカですあたし
愛が答えた
ほら、本人がそう言っているからバカでいいのよ
雪乃は、納得している
判ったよ、Darling愛と一緒に居ると、普段だと気にしていないようなことまでそれが当たり前だと思い込んでたダケのことまで考えるキッカケが得られるノネ
ていうか愛ののんびりとした思考の流れに触れているだけでもオレには意味があるんだ
愛は、思考がゆっくりなだけでバカじゃないからちゃんと見ているし、考えている愛のペースで
雪乃は、怪訝な表情で愛を見るが
もしかしたらアタシたちの誰よりも、化けるカモネ
今までみたいにマコトがアイを抑圧しているわけじゃないカラDarlingならアイを上手く育てられるカモしれないネ
モチロンちょっと時間は、掛かるだろうケレド
いや、時間はどれだけかかってもいいんだ
オレたちは、まだ若いんだから慌てず、急がす、ゆっくりやっていこう
それなら、あたしも賛成よ弓槻たちは急ぎ過ぎなのよ何でもさ
愛のこととは関係無く、雪乃はミナホ姉さんの文句を言う
そう、判ったわ愛ちゃんのことも、あたしたちに気遣ってあげろってことなのね
誰がそんなことを言ったんだよ
そうじゃなくってさオレたち、同学年で明日からは、同級生になるんだぜ
そう言う雪乃に、オレは
この5人でゆっくり会を作るから
ゆっくり会
そうオレたち5人の時は、少しゆっくりしようよ何でもさ
スローライフ、スローセックスってコトカ
そうそうそういうことだ
イーディも仲間だけの時は、少し、思考スピードを落とした方がいい
ああ、そうねあんたって突然、飛んだり跳ねたりするから心臓に悪いのよあんた自身も、突然死とかするわよ今のまんまじゃ
雪乃が、イーディに言う
ムムム心肺機能は、鍛えているノネ
だから外に居る時は、それでもいいけれど仲間内では、少し緩めろってことでしょ
と愛が
ギターの音は張り詰めすぎないで適度に緩めた方が良い音がするらしいよ
うん知ってるヨブッダの教えネ
そうネ少し、緩めないといけないカモネ
ハァ、と溜息を吐く
ミチは少しテンネンなトコロがあるカラ時々、自然に緩んでいるケレドアタシは、自分で緩めないと張り詰めたままカモネ
美智はセックスになるとハメを外しまくるからなあ
あれだけ解放しまくる子も、なかなかいない他には、みすずぐらいだ
でも、ヨシくんこれって本当はあたしや愛さんの頭の回転がニブイからそれでわざわざ、そういう会を作ってくれようとているわけじゃないわよね
考え過ぎネメグ
そうよ一番、そういう会が必要なのはこのバカ本人だから
雪乃何でそうなるのよ
だってあたしたちは、めんどくさかったら、付き合わなくても済むけれどていうか、向こうも頭の弱いあたしやメグミなんかには相談してきやしないけれどさ
苦々しげに言う
このバカはあの陰謀が大好きな、正確の悪いそのくせ、悪知恵だけは人一倍切れる連中と、これからも付き合っていかないといけないのよ
ああ、ここにはさすがに監視カメラもマイクも無いよな
喜代原の家の愛の部屋なんだから
ミナホの陰謀好きは、治らないネそうなると、カツコたちも付き合うだろうし
みすずや瑠璃子たちの名家の世界の連中とも、こいつは付き合っていくんでしょ香月家のあのお爺さんとかさ
ああ、香月家の関連はなかなか厄介だよな
ネイだってイタズラ好きネ
寧はうん
そして鷹倉家の子たちだってさ小さい子らは、可愛げもあるけれどあの月子だけは、何を考えているか判らないじゃないの
月子お姉様は優しい人よ
メグミここで考えるのは、Darlingのことネ月子は悪い人じゃないけれど自分の心を読む巫女の相手をするのは大変ヨ
つーかさこのバカが、ホンモノのバカだったから良かったのよ普通の男なら、発狂しているわよ
ああいう力を持った子を姉妹全員相手にするとか、このバカじゃなかったら無理ホントあんた、バカで良かったわよね
ダーリン自身は自覚してなくても、ストレスは相当あるはずネ
イーディの言葉に、メグがハッとしてオレを見る
そういう困った人たちにあのオンナたちとDarlingは、これからも必死に向かい合っていかないといけないノネ
だから気楽に、緊張が緩められる時間が欲しいんでしょ
思考スピードとか良く判らないけれど要は、普通の時間が必要ってことでしょ
黒い森とか娼館とか香月家とか関西ヤクザとか
とにかく、普通じゃないものが無い時間
さ、賛成
離れたベッドから愛が言った
あ、あたし賛成ですそれ
そう言ってポッと赤くなる
愛でも吉田くんの役に立つのなら
ああ、判ったこういうこの子の変な間が、新鮮でいいのね
まあ、いいけどさゆっくり会は嫌よ
じゃあ、どんなのがいいんだよ
えっとスローライフ、スローセックスだっけ、さっきイーディが言ってたのは
雪乃は、イーディに尋ねる
じゃあスローが付く言葉がいいわよそれも健康的なのがそうだ、サラダの名前からとってコールスローとかどう
それスペル違うよ
スローは、SLOWコールスローは、coleslawネ
イーディが、正しい発音で言う
じゃあ、野球のアンダースローとかは
雪乃それ、投げる方のTHROWでしょ
今度は、メグが答えた
くくくくくっ
愛が笑う
雪乃さん面白いね
愛の笑顔に雪乃は
はっ、あんたそんな顔できるのね
雪乃も微笑む
ああうちの学年で一番でうわさされている子が、笑ったんだぞやっと
オレの言葉にイーディも笑う
ご苦労様なのネDarling
あ、あたしはどうせ可愛くないわよ
メグがまた、落ち込む
愛さんが評判なのは、知っているし雪乃だって、本当は綺麗よ
本当も何もあたしはずっと綺麗よ
メグに雪乃が文句を言う
最近、妊娠してますます美しさに磨きがかかってきたんだからフランシーが、そう言ってたわあたし今、特殊な性癖のある男の人たちの中でモテモテらしいから
特殊な性癖って腹ボテな女の子に、興奮する連中だろ
それに、イーディもとっても美人だし
そうイーディは性格がフランクすぎて、あんまり気にならないが
静かにしていたら、マジで美人だ
褐色の肌に金髪知的な青い眼を持つニューオリンズ美人
メグミだって美人ネ
あ、あたしはき、綺麗じゃないわよ
そんなことないわよ恵美はさ、見せ方を間違っているのよ
そんなことないわよファッションやお化粧のことは、寧お姉さんに教えてもらっているもの
メグは、5月以降色々と頑張っている
だから、ダメなのよ
な、何でよ寧お姉さんすっごく綺麗じゃない
あれは、スバ抜け過ぎでしょ元が違うんだからさ恵美が、寧と同じことやったって方向性が違うわよ
しょうがないわねあたしが教えてあげるわよ
ほら、あたしたち一応、姉妹なんだからさ顔も似てたりするんじゃないの寧のやり方なんかよりあたしに教わる方が、恵美には合っているはずよ
メグは、納得する
あたしマナがどんどん綺麗になるからでも、あたしあの子みたいに変われないから
メグは、マナにもコンプレックスを感じていた
舞夏はしょうがないわよ覚悟が違うもの
あの子はこのバカに見捨てられたら、死ぬしかないって思っているからホント死ぬ気で頑張ってるのよ、あの子は
死ぬ気で頑張らなくたって何も問題は無いじゃない
それが、恵美とあたしたちの違いよ
同じ姉妹でもあんたは、弓槻のお世話になった人の娘なんでしょつまり恵美は、最初から身内だったでしょ
ちょっとは考えなさいよ殺されるかもしれない状態にマジで死ぬか生きるかの思いをした人のことをさ
雪乃も何度も脅された父親が無残に処刑されるところを見せられた
あたしも舞夏も死んでもこのバカから離れないわよそれは、あたしたちみたいな女でも、本気で愛してくれるのがこいつしかいないって判っているからだけどでも、こいつに見捨てられたら今度は本当に殺されるっていうのも判っているからね
ホントこうやって、こいつにバカバカ言えるのが嬉しいのよ叩いても、蹴っても怒らないしねこのバカはこのバカで良かったわこの男でなかったらあたしも舞夏も、本当にヘンタイのオモチャになってただろうから
ミナホ姉さんは本気だったから
あのさあたし、あんたが望むのなら三つ指ついてお出迎えだってするしご飯の作り方だって覚えるわよ
いやそういうのはいいから
そうねあんたには、そういうことをしてくれる女はいっぱいいるんだものね
少し残念そうに言った
オレは雪乃はさただ、そこに居てくれるだけでいいんだ
雪乃の姿を見るだけでホッとするんだオレもお前がこうして生きていてくれることが嬉しいんだいつだって嬉しいんだよ
時々、あの時に雪乃が死んじゃった夢を見るんだよそして、眼が醒めていいや、雪乃はちゃんと生きているって思い出してホッとするんだ
今、ここに雪乃がこうして生きてオレの眼の前に居るのは
奇跡的なことなんだと思う
5月に起きたことを考えれば
もう、嫌ねっそういうことはさ思ってても、言わないでよ
ポロポロと、雪乃は泣く
あたしも色々、思い出しちゃうじゃない
ホントバカなんだから
グスッと泣く雪乃に、イーディがハンカチを貸してやった
スロー会は、ユキノにも必要ネそしてメグミにも
こんなに腹を割ってお話したのは初めてネ今のお屋敷は人が多くて、こういう機会は無いカラ
メグミは、今まで通りツキコのグループに居てイイノネダケドスロー会にも参加するノヨアタシもそうマルゴとネイの格闘チームにも参加するし、ミチとトレーニングもするネだけど、パン工房のメンバーだし、スロー会にも入るネ
1人の人間が、幾つものグループを掛け持ちする
そうやってファミリー全体が強くなるノネ
人と人の繋がり縦糸と横糸が、組み合わされて強化していく
Darlingを中心としたスパイダー・ネットになっていくノネ
やがては蜘蛛の巣のように全員の糸が繋がる
さてとそれじゃあ、みんな脱いでくれ
結成式なんだからなみんなでしよう
ううう、もうしばらく地獄期間が続きそうです
はふぅ頑張れ自分
836.セックス・キングダム / 生きている
取りあえずパンツ1枚になれよ
ま、いいけどさ脱ぐのは
でも、あたしは今はしないからねしたい気分じゃないから
そう言って服を脱ぎ出す
アタシはするネもちろん
イーディは、笑って制服に手を掛ける
メグは、ちょっと困り顔で
よそのおうちでしかも、女の子の部屋で裸になるのとかは
じゃあ、1人だけ服を着てたら
フフンと鼻で笑って、雪乃が言う
な、何よそんな言い方することはないでしょ
ツンとするメグ
メグも脱いでみんなの会にするんだからさ
オレは、強めに言った
わ、判ったヨシくんが、そう言うのなら
しぶしぶメグも、服を脱ぎ始める
オレは、愛のいるベッドの方へ行きベッドの端に、腰を下ろす
愛は、ぽかんと雪乃たちのストリップを見ていた
雪乃は、脱いだ服を近くに投げ捨てながら言う
そういえばさ1ヶ月のうちに何回かさ、もの凄くセックスしたくなる日とかない
アルヨとっても欲しくなる日ガ
イーディは几帳面なので、ちゃんと脱いだ物は畳んでいく
そういう時はあんたたちは、どうしているわけ
その日のお当番の人に話して交代してもらったり、ゲストに呼んでもらったりしているわよ
メグは、自分の服だけでなく雪乃の脱ぎ散らかした服まで、畳んでいる
ああ、やっぱりみんなそうしているのね
雪乃は、まだお屋敷で暮らし始めたばかりだからオレとセックスする当番の日の割り当てはあるけれど、まだ他の子たちからゲストに呼んでもらったことがほとんどない
でも、ちょっと嫌ねこっちから頭を下げて頼まないといけないんでしょ
当たり前じゃない代わってもらったり、呼んでもらったりするんだから
だけどさ
相変わらず、変なところにプライドがある
アタシ、そんなことしないネ
シタイ時にスルのネDarlingを襲って
あんたまさか
驚く、雪乃とメグ
家でも学校でも人気の無いところに、Darlingを引きずり込んでしてるネDarling、お願いしたらちゃんとしてくれるヨ草むらでも、空き教室でも、トイレの中でも、どこでもネ
クククと、イーディは言う
本当なのヨシくん
ジロっとオレを見るメグ
いや、そんなの2回ぐらいだよ
前に上の学年の不良生徒たちに呼び出された時イーディが、そいつらを蹴散らしてくれて、その後にセックスした
ああ、確かにシタクなったって、言ってたと思う
セックスは、シタくなったらガマンせずにその場でスルのが一番ネ
イーディは、勝ち誇ったように笑う
愛もそうする
愛が、コクンと頷く
いや、愛イーディの場合はこいつは人の気配が判るから、だから周りにホントに誰もいないのが判っているからできるわけで
オレは必死に説明するが
でも、吉田くん愛もしたくなったら、すぐしたいと思う
ソウネ、それが一番ヨ
まあ性欲が高まっちゃった時はそうよね
愛にうなづく2人に、メグは
あ、呆れたそんなの、絶対にダメですからねっ
えー、恵美はないのものっすごく、エッチしたくてたまんない時とか
月に向かって吠えたくなる夜なのネ
そんな時があるのか
いや、女の子にも性欲があることは判っているけれど
あたしはそういう日は、ちゃんとガマンして家まで帰って夜になってから、お当番の人にお願いしてエッチしてもらっているわよ
メグは、とてもよくルールを守る子だ
えー、でもさみんなそんなにスッキリ、交代とかゲストとかやってくれるわけ
あたしは雪乃と違って、みんなと仲がいいですから
ソウカメグミはミスズやルリコは苦手じゃないノカ
そんなことないわよみすずさんたちは
ほら、ミスズのことは今でもミスズさんと呼んでいるネ
それは年上だもの
ネイやカツコのことはお姉さんと呼んでいるノニカ
ま、しょうがないわよ恵美は庶民であの人たちは大富豪の娘なんだから
あの子たちには、借りを作りたくないっていう気持ちは判るわ
デモミスズは、そんなことを貸したとかは思わない子だと思うケド
そういう余裕が、また小憎たらしいのよ金持ちケンカせずって態度がね
香月家組との関係はちょっと問題になりつつあるな
何よ雪乃だって、そっちの組だったくせに
ああまあ、そうだったわねあたしもあの人たちほどじゃないけれど、そこそこのお嬢様だったのよね
雪乃は、白坂家の前当主のお気に入りだった
ま今は違うけれど今のあたしは謎の腹ボテ毒舌タレントだから
自嘲気味に、微笑む雪乃
あたし今の雪乃さん、好きとっても綺麗になった
愛が言う
4月の入学式の時も綺麗な人だなって思ったけれど今の方が、もっと綺麗
ありがとあたしは4月の時は、あんたのことなんて気にしてなかったけれどね
ただ男子たちがさ他のクラスに可愛い子がいるって騒いでいたから、様子を見に行ったことはあるけれど
雪乃それは、気にしていたってことなんじゃないのか
あんたも結局、このバカにヤラれちゃったのよねまあいいけどあんたとこのバカは、バカ同士で相性が良さそうだしあんたは、他の子と違って悪巧みとかしなそうだから
ミナホ姉さんたちに、散々責められた雪乃だからこその言葉だと思う
今日はここで、このバカと何回したのさ
雪乃の問いに、愛は
えーと2回かなまだ
うん愛、吉田くんの精液、飲む約束しているから
あ、そそれは良かったわね
雪乃は、そっけなく言いながらブラを外す
ぽよよんっと、踊るようにおっぱいが転げ出る
ピンクの乳首も弾けた
ほら、最後の1枚よっ
ポンと空に放り投げる
もうっ、雪乃ったら
床に落ちたブラジャーは、下着姿のメグか拾いに行った
ウーンストリップの技術はミスズの方が上ネ
イーディが、そう批評する
アタシミスズが、Darlingに向けてストリップしたところを見たことがあるヨさすが、ミスズ見せ方を知っているから、上手だったヨ
みすずは日舞もやっているしな演出的なタイミングなんかががよく判っている
いいのよ、あたしは別にこのバカを楽しませたくて、脱いでるわけじゃないんだから
アタシはちょっとは楽しんで欲しいケド
イーディが、褐色の肌から白いスポーツブラを脱ぐ
張りの強いおっぱいが零れる
アタシはそんなに魅力的な身体じゃナイカラ
あら、そんなことないんじゃない
雪乃が、微笑む
あのバカイーディを見て、あんなにオチンチンをギンギンに勃たせてるんだから
オレの股間をは
確かに勃起していた
わあすごい
吉田くんどうする愛が舐める手でナデナデしようか
あんたは、もう2回したんでしょ
まだ2回
ジロっと睨む雪乃に愛はぽわんと答える
ま、いいわほら、恵美も早く脱ぎなさいよ
い、今、脱ぐわよ
メグが、背中に手を廻してブラのホックに手を掛ける
ち、ちょっと注目しないでよあたし身体には自信がないんだから
そんなことないよ恵美さん、スラッとしてて好き
愛が微笑む
細いだけよあたしなんて、全然女として魅力無いんだから
イイカラ、とっとと脱ぐノネ
もおっ、判ったわよ
ヤケクソ気味に、メグは脱いだ
ぷるんと白い乳房が現れる
ほら、脱いだわよヨシくん、これでいいのっ
ああ、みんなこっちに来て並んで愛も立って
愛が、ベッドから起き上がる
立ち上がると愛の股間から、オレの精液が垂れた
オレの前に順番に並んで
裸の美少女たち
全裸の愛と、パンティだけの雪乃イーディメグ
みんなオレと同い年16歳の高校1年生
明日からは、全員クラスメイトだ
この中では雪乃の胸が一番、ふっくらしている
ジロジロ見ないでよそうよどんどん、おっぱいが大きくなっているの妊娠しているんだから、しょうがないでしょ
成長期と妊娠が同時に進んでいる
ちょっとお腹ぷくっとしてきているね
何よそっちを見ているわけ
愛の言うとおり裸になると、よく判る
触ってもいい
いいけれど貴重品を扱うように、慎重に触るのよ生き物が入っているんだからね
愛が、雪乃の下腹に触れる
こんにちは
どうよ
うんとよく、判らない
新しい命が宿っているというのは不思議な感覚だよな
オレも最初に触った時に、そう感じた
まあ来年まで待ちなさい生まれて来たら、あんたにも抱かせてあげるからただし、丁寧によ落としたら、ブッ飛ばすからねっ
愛は、ニコッと微笑む
続いて、イーディは
イーディもおっぱいより、みんな腹筋なんかの方に眼が行くらしい
やっぱ、凄いわね引き締まってて黒豹みたいよね闘うオンナの身体って感じ
雪乃が、そう感想を述べた
でも細いのよイーディは格闘家っぽくないのまるで、モデルさんみたいな体つきなのよほら、外国のモデルさんてこんな感じでしょ
ああ、あっちの人は鍛えて引き締めるもんね
雪乃もうなづいている
アタシは暗殺術の人ダカラネアスリートみたいに筋肉モリモリにはならないヨ目的が違うカラ
あれでも、マルゴさんと格闘技の試合に出るんだろ
寧がマネージャーで工藤遙花と3人チームで
ソウヨダカラマルゴは、今、アスリートの肉体に改造中ネそうでないと、チャンピオンは取れないから筋肉は、目的に合った形にしないとダメだから
でも、アタシは、このままでいいのネだって、アタシは別に優勝するとかはイイノヨ試合に出るのは、マルゴを応援したいだけダカラあたしが、違う肉体になって暗殺術が使えなくなると、死んだグランマが悲しむネ
イーディの技は祖母から教わったものだ
ダカラ格闘はしても、格闘家の肉体にはならないノネ
ニッと、イーディは笑う
でも綺麗ですイーディさんの身体イーディさんらしくて愛は好き
愛の言葉に、イーディは
そ、そうナノカ
ちょっと照れてからオレに
Darlingこの子愛は女の子が好きってことはないノカ
ああイーディは
同性愛嗜好のミス・コーデリアのところから逃げ出して来たという過去がある
そっちの趣味はないと思う多分
あたしいつも、オドオドして下ばかり見ていたからこうやって、ちゃんとはっきり、色んな人の身体を見るのは
ああ愛は
いつも、誰かに助けてもらおうとうつむいてばかりだったもんな
特に同い年の他の子のおっぱいとか初めて
真琴さんに溺愛されて修学旅行とかにも行かせてもらってないんだから
全裸をじっくり見比べる機会とかは、今までなかったんだ
この数日間のお屋敷でのセックスも他の子の裸を見る余裕は無かっただろうし
すごいみんな違う
そうだ肌の色も
きめの細やかさも
乳首の色も
もちろん大きさや形だってみんな違う
吉田くんが、おっぱい好きなのよく判る
そういう、あんたはホント、裸なっても可愛いわよね
雪乃が、愛を見て言った
愛の裸身は
小柄で、どこもかしこもぷにぷにと柔らかい
腰も、手足も細くて折れてしまいそうだ
全然、筋肉が付いていなくて
白いお腹なんて、すべすべしている
でも、こんなに小さくて、身体も細いのに
胸もお尻もちゃんとアルのネ
純真ぽい感じなのにセックス・アピールがあるのよねこの子
イーディとメグも、しげしげと愛の裸身を見る
あんたアイドルとかやらないあたしの事務所できっと、人気出ると思うわよ
雪乃の言うとおりだ
男からしたら、守ってあげたいと感じる雰囲気たっぷりな上に身体からは、ちょっとエッチさが醸し出している
今のうつむくことを止めた愛なら、たくさんのファンが集まるだろう
愛はそういうのはしないんです
あら、そう残念ね
今はパンを上手になるのと吉田くんと上手にセックスできるようになるために頑張らないといけないから
愛の答えに、雪乃は呆れて
何よセックスなんて、やってるうちに上手くなるわよそのバカとするんならさ
でも愛は愛だから
愛は、まっすぐに雪乃の眼を見る
愛は人よりも、何でも遅いからだから一生懸命頑張って覚えないといけないからゆっくり時間をかけて
ああ、判った時間が掛かる子なんだってことは判ったわよ
そして最後にメグを見る
陸上で鍛えているメグのスラッとした健康的な肉体
ああ、トレーニングウェアの形に日焼けしている
あたしはどうせ、つまんない身体です顔も身体も普通でごめんなさい
ああ、またムクれてしまう
そう普通かしら普通よりは、全然マシだと思うけれど
ソウネアタシたちの学校には色々な子がいるネメグミは、綺麗な方だと思うヨ
そうそうそうほら、隣のクラスに男子がドワッジって呼んでる子がいるじゃない3姉妹で各学年にそれぞれいる子
ああすごい太っている女の子の3姉妹で有名な子だな
2年生のお姉さんがドライセンで、3年生のお姉さんがドムって呼ばれているらしいんだけれどあれってどういう意味なの
いや、オレに聞かれても
まあ体型から来ている仇名なんだろうけれど
2年のドライセンが一番強いらしいわよ噂では
世の中にはああいう子たちもいるんだからさ恵美なんて、全然綺麗な方よ文句を言ってたらバチが当たるわよ
雪乃何か、もの凄く酷いことを言ってないか
でもうちではみんな綺麗だから
メグは口惜しそうに言った
そりゃあまああの家には化け物が揃ってるからね寧とか克子とか真緒ちゃんのお母さんとか底抜けの美人だし今は、あたしもいるし
おい雪乃
アニエスもあたしの妹だけあって、本当に可愛いわよねもちろん、舞夏だって綺麗よ
その2人は、メグにとっても異母妹だ
香月家のお嬢様たちはくやしいけれど気品じゃ勝てないしね
ミチも美人ネ
ああ、そうねあの子、黙ってたらお人形さんみたいだものねああ、そうそうイーディ、あんたも美人よ
サンキューネ
で鷹倉家の子たちも、みんな綺麗神秘的なところがあってそれから、時々来る、香月セキュリティ・サービスの関さんと藤宮さんあのお姉さんたちも美人なのよねぇさすが、香月のお爺さんが大金払って雇ってるだけのことはあるわ
雪乃はどんどん話を続ける
これでこの喜代原愛さんこんな可愛い子まで来ちゃったら確かに、また美人の平均点が上がっちゃうわねなるほど恵美にとってはツライかもしれないわねえ
クククと雪乃は笑う
大丈夫まだハルカがいるネ
え、あの子あの子は数に入れるの
雪乃に問われて、メグは
工藤遙花さんは抜きよ
工藤遙花は、ノー・カウントなんだ
まあ、確かにうちに居るけれど、オレの女じゃないし
それとマルゴお姉さんと美子さんともちろん、真緒ちゃんも
メグは、オレがセックスしていない子を除外していく
じゃあ、代わりに星崎さんは入るの
そ、そうねカナさんはインよ
あーらら恵美それじゃあ、ますます美人度がアップよあんたマジでヤバくない
判っているわよあたしが一番、綺麗でも可愛くもないってことは
恵美あんた、本気でそう言ってるの
な、何よ雪乃だって、そう思っているんでしょ
バカじゃないのこのバカっ
雪乃は怒鳴った
あんたが一番、ブサイクだってそんなの勝手に決めるんじゃないわよっ
ズシッとメグに言った
一番のブサイクは弓槻じゃないっ
あの腹黒女は顔も悪けりゃ、性格も悪いどこにも良いところの無い救い用のない女なのよマッチ棒みたいにひょろひょろしているしあんたあの女よりは上なんだからさっ
Darling笑うトコ笑うトコネ
乾いた笑いしか出ない
ここが監視カメラの無い愛の家で本当に良かった
あのバカ女だってカエルだって、オケラだって、アメンボだって、ドライセンもドワッジもみんな必死になって生きているんだからさっあんただって、頑張りなさいよ
ゆ雪乃
メグは絶句している
人と自分を比べても何も変わらないんだよ
愛は愛だからでも、だから頑張る変わりたいから、変わるんだよ
大きな眼が、メグを見ている
恵美さんは恵美さん人とは違うんだから自分のこと、好きにならなきゃ
愛は吉田くんにそう、教えてもらったから
一つ目の山場は越えたらしいのですが
今日はもうダメです
しかし、この2014年にドライセンとかのプラモが新しく出るとは
ガンダムZZは、最初はトミノ監督は
木星まで行った人たちは、地球の人とは感覚が違うはずだから
アクシズ軍は、奇抜なMSを使いたかったらしいです
元々、ゼータの頃からキュベレイにガザCでしたから
でも、スポンサーからキャンセルをくらったそうで
コミックボンボンの当時のマンガは、ボツになった方のガルスJが出てました
837.セックス・キングダム / 良いイメージ
愛の言葉に、メグは戸惑っている
あの内側に籠もりきっていた愛が、ここまで言うとは思っていなかったんだろう
そっかさっきの昼休みの時はパン工房の中に恵美はいなかったのよね
そうだ昼過ぎに、みんなで話した時は
克子姉と寧とメグは、売り場に居た