ね、ノブ1日に1度、悪いことをしようよ2人でさ
可奈センパイが、オレに言う
悪いこと
そういけないことたわいもないことでいいんだよ立ち入り禁止の教室に入るとか、校内の道案内の看板を足でコツンと蹴飛ばすとか、花壇の隅っこを靴でグイッと踏みつけて靴跡を付けちゃうとか
オレは、机の上に横たわった全裸の可奈センパイにのしかかっている
可奈センパイのすでに汗でジトッと湿ったおっぱいを揉む
乳首を親指の腹で擦る
屋上の人が見ていないところで、オシッコしちゃうとか誰かに、どうでもいいことで嘘を吐いちゃうとか
どうでもいい嘘
可奈センパイは、クスッと笑う
そう、何でもいいのちょっと態度が悪くて好きじゃないクラスの子に、わざとその子が好きな俳優さんが結婚したらしいよとか、言ってみたりネットの噂で見たとかさ意地悪なことを言うのよ2人でノブは、そうそう、オレも見たとか、相づちを打ってくれればいいからさ
だって楽しいじゃないちょっとした悪いことをするのは
可奈センパイは、おっぱいを揉まれたままそう言う
それも2人でするのはさ1人でそんな悪いことをしていたら、ただの頭の変な人だけど2人なら、楽しいよ楽しくて笑えるよね
それからみんなに隠れて、校内でいっぱいセックスしようそれが2人でする一番悪いことかもね教員室の窓の下とかでしようよ息を殺して先生たちが会議している声を聞きながら、あたしの中に射精なさいよククク、笑えるよね楽しみだわ
あたしって、そういう悪いことを考えさせたら世界一なんだからあたしたちのセックスしている時の声を録音して、男の子たちの部室棟で大音量で再生しようかみんなきっと、ビックリするわよ
オレはペロッと、可奈センパイの右の乳首を舐める
いけないことをしよう2人で想像するだけでも、いいわ楽しいわよ2人なら、どんなことでもできるんだからアンッ
舐めているうちに尖ってきた可奈センパイの乳首を軽く噛んだ
右だけじゃ嫌左も吸って
オレは今度は左の乳首を口に含む
うちの女子テニス部はさ毎年、新しく入って来た新入部員の1年生を集めて、イジワルな質問をするイベントがあるのよ
可奈センパイは話し続ける
例えば、彼氏はいるのかとかヴァージンなのかとか、オナニーは週何回するのかとか新入部員に1人1人、告白させるのよ
それでもし経験アリとかだったらさ事細かに、詳細を話させるわけ相手はどんな人で、場所はどこで何回したとか
オレは、手で可奈センパイのおっぱいを揉みしだきながら舌を可奈センパイのお腹へと這わしていく
ぷっくりと柔らかい肌
可愛いおへその周りをくるんと廻る
今年は、色んな子がいたなあ中1でもう、ロスト・ヴァージンしちゃってた子もいたし親戚のオジサンにレイプされたって子もいたっけ
そしてまたクスクスと笑う
ノブおへそ、くすぐったい
あたしもそう言えば、レイプされたのかノブにまいいけれど
来年になったらあたし、最上級生でしょだから、新入部員のイジワル質問大会は、あたしが仕切るわよ来年の子には何を聞いてみようかな
オレの舌が可奈センパイの股間に到着する
ひぃやぁんっそれ感じるよいいわ
ぴちゃ、ぴちゃと
オレは、ネコが水を飲むように可奈センパイの溢れさせている愛液を啜る
あたし1年生たちに、男の子の精液は、どんな味か言ってみろって命令しちゃおうかしらそして経験無いんで判りませんていう子は、みんなノブのオチンチンをしゃぶらせるわノブの精液を飲ませて味を答えさせるのどう
あ、そうかノブは見境無しでも、可愛い子限定なのよねじゃあ、可愛い子だけノブに処女を捧げないといけないように、陥れようっとそれなら、いいでしょ
可奈センパイは、秘所を舐められて
ハァハァと、顔を赤らめながらオレの顔を見る
もう、そんな顔しないの本当にするかどうかは未定よするかもしれないししないかもしれないでも、楽しいわよいけないことを考えるのはそれも、1人でなく2人ですることを考えるとさ
ノブうちの部の喜代原愛ちゃんて子、知ってる1年生の
女子テニス部の
いえ知りません
1年なら同学年だけど他のクラスの子は、あんまりよく知らない
うっそ今年の1年生で一番可愛いって評判の子よちょっと小柄で、いつも髪の毛をポニーテールにしている
まあいいわその子がねあんまり可愛いから、2年の男子から付き合ってくれって言われてね柔道部の進藤って知らない
それも知らない
ありゃりゃま、ゴツクて気持ち悪い男なんだけれど、そいつにさこの夏休み開けに、無理矢理迫られてそれで断り切れなかったんだってさ
嫌々、付き合ってる
形だけねまだ1度もデートとかしていないから放課後も、土日も、テニス部の練習があるってことでうちの部員たちがガードしているから
でも、進藤って男は自分は、愛ちゃんと付き合ってるつもりなのよ毎日、何通もメールしてくるんだって愛ちゃんは無視しているんだけどね全然、気にしないみたいなのよ何しろ、進藤は愛ちゃんと付き合ってるつもりなんだから
はあそりゃ、大変だな
で、無視してたら先々週ぐらいから、メールに自分の写真を添えてくるようになったんだって
写真
そうよ鏡の前で、カッコ付けてポーズしてブオトコのくせに、ナルシストなのよしかも、柔道着姿とか、訳の判らないスタイルで白帯のくせに
それも無視していたら先週には、さらにエスカレートしてきてさまあ、進藤が柔道着を脱いで上半身だけ裸で、筋肉とみっともないお腹を見せつける写メぐらいの時は、まだよかったんだけど
昨日の夜にはついに、自分のオチンチンの写真送ってきたんだって
チンコ
もちろん大っきくなっているところパンパンに
勃起チンコか
ヘンタイじゃないか
ヘンタイなのよっ
可奈センパイが、うんうんと頷く
そんで、愛ちゃんにも裸の写真を送って来いってメールしてきたのよオレたちは、愛し合っているんだからお互いのラブリーな写真を持ち合うべきだって
まあ迫られて、付き合ってくれと言われてはっきり、断れなかった愛ちゃんも悪いんだけれどねでも、ちょっとヤバイでしょヤバヤバでしょそいつ
だから何とかして、ノブ
柔道部の進藤を何とかして愛ちゃんの処女は、ノブが貰っちゃおうよね、そうしよう、ノブ
何で、そうなる
ほらあたしも、明日からノブのパン屋さんの売り子を手伝うでしょ寧さんとあたしっていう、うちの学校の2大美少女が揃ったんならさ1年生で、一番可愛い愛ちゃんも引きずり込むべきでしょ
可奈センパイは、楽しそうにそう言う
そりゃ、イーディさんも可愛いし、あの恵美って子もそこそこだけどやっぱ、1年は愛ちゃんよあの子は、イジメ甲斐のある小動物の可愛さがあるから売り子にするべき人材よ
いやでもさ
ていうか柔道部の進藤の件では、マジで愛ちゃん困っているからさノブが解決してくれたら、愛ちゃんがお礼に身体を差し出すのは当然よ恩人なんだから
いいの、いいのまあ、いいわ明日、愛ちゃんを連れて来るから別に、その後もノブがずーっと愛ちゃんと付き合う必要は無いのよ進藤を追っ払って1回だけ、抱かせてもらうそれでいいじゃん後腐れなく処女だけ貰うほら、楽しそうでしょ
可奈センパイはそう言うが
あ、ノブの大きくなってるやっぱり、ちょっと興奮しちゃってるんでしょ
可奈センパイが、オレのペニスを見てニッと笑う
何ならさあたしと愛ちゃんを並べて、夕暮れのテニスコートで順番にレイプしてくれてもいいんだよ2人とも、テニスウェアでノブにアンスコを脱がされて、お尻丸出しとかでさ
可奈センパイもしかして、そういうのがしたいの
うふふっしてみたいっあたしノブが、あの可愛い愛ちゃんを犯しているところを見てみたいしあたしも、愛ちゃんの見ている前でノブに犯されたいっ
あーあノブって大変な子だよねノブには心の中に考えている、あたしの悪ーい考えを全部喋っちゃいたくなるのそれで一緒に、いけないことを実現したい何でだろノブが相手だと、あたし、何でも喋れちゃうんだよねっ
みすずもそんなことを言ってたよ
あ、やっぱりだからなんだだから、ノブなんだなぁ
ね、ノブあたしは、ノブたちの言う家族の中には入らない入らないっていうか入れない何かよく知らないけれどそして知りたくないんだけれど、ノブたちの関係って、物凄ーくヤバイものなんでしょ
オレたちの家族の母体は犯罪組織黒い森だ
オレは、可奈センパイに小さく頷く
だから、あたしは全部は、足を踏み入れないよ危ない領域までは、入り込みたくないからいつでも逃げられるところに居たい悪いけれどさ
全然そんなことはないよ
その代わりノブのいけないこと仲間にはなってあげるからさうちの高校の中限定で一緒に、悪いことしよいっぱいしよ楽しもう楽しませてあげるから、あたしと遊ぼうよいけないことして
だから、まずはあたしとそれから、愛ちゃんね真剣にになっちゃだめだよあたしとも、愛ちゃんとも遊びでするんだよただし、本気の遊びでね
本気の遊び
そういうのも、アリなんだよノブは真面目で固すぎるからさ少し、柔軟になりましょう
でもいいの
遊びの相手の人生に責任を取らないセックスなんて
オレは今まで
セックスする相手は、一生責任を背負う覚悟でいたから
いいも、悪いもないのっあんた、ホント思い込み過ぎっ
可奈センパイは、言う
欲しければ、食らいつくっそれだけでいいのっそれで後で後悔したとしても別にいいじゃんか楽しいセックスができたんならっ
そう言ってニコッと微笑んでくれた
あたしは今、とっても楽しいよドキドキしているこうやってまた、ノブに犯されそうになっているんだもん
可奈センパイ挿れてもいい
眼の前の可奈センパイの割れ目は、すっかり潤っている
オレとの会話で、すっかり興奮して可奈センパイの肌は、赤く紅潮していた
一々、聞かないでっ好きに犯しなさいよっあたし、ノブに今、レイプされてるんだからねっ
明るくそう言う
ああ、可奈センパイ
オレは、両手で可奈センパイの足を大きく開く
ああんっ恥ずかしいい、いやぁやめてぇぇ
可奈センパイは、言葉だけ反抗する
オレは、勃起した亀頭を可奈センパイの膣口に、擦り付ける
ぴちょっ、ぴちょっ、ぴちょっ
亀頭の全体に可奈センパイの温かい愛液を纏わせていく
ああんそれ気持ちいいでも、まだ怖いわちゃんと挿りそう
無理でも押し込むよ
うん、そうね無理矢理犯してッ
ぐぬぅぅ
可奈センパイの中にオレの先端が、押し入って行く
あっ待ってまだ痛ッッ
昨日、処女を失ったばかりだ
狭い膣口は、男の侵入に慣れてはいない
ダメだよレイプなんだから
ああうううっあたし犯されてるぅぅ
じゅぶぶぶぶぶ
オレの肉注射で
結合部から膣内部の愛液が、押されて溢れ出す
オレのペニスが可奈センパイの内側を押し広げている
ほらっこれで、全部だっ
グイイイッと、腰を送り込む
オレと可奈センパイの下腹部がぴったりとくっつく
オレの勃起の全てが、可奈センパイの胎内に潜り込んだ
ハァ、ハァ、ハァノブ
オレに串刺しにされた可奈センパイは
苦しそうに大きく呼吸しながら、オレを見つめている
可奈のお腹の中ノブでいっぱいだよっ
オレは、身体を重ねたまま可奈センパイの唇に、キスをした
ちゅっちゅっ
舌を絡ませる
可奈センパイも、オレの舌を啜ってくれた
どうしよっあたしノブに犯されるの、好きになっちゃうかも
それで、いいんだよ可奈センパイはオレのセックス奴隷なんだから
でも一生じゃないからねあたしとは高校の間だけよあたしとは遊び遊びのつもりで楽しんで犯してノブ
だから、許可はいらないのノブの好きにして
ああっああんっ痛ッ
止まらないで犯し続けて少し痛がらせるぐらいの方が、楽しいんでしょノブは
痛いより気持ち良くなってくれる方が、嬉しいよ
無理言わないのあたしはまだ2回目なんだから
うんそうだね慣れるまではごめん
ごめんとか言うなぁもっと、鬼畜のように犯せ
そんなのどうしたらいいか、判らないよ
オレの顔を見て可奈センパイは、プッと噴き出す
じゃ、普通で普通に犯してノブが楽しいように
オレが楽しい
そうよ楽しいのが一番よ
でも、可奈センパイは
あたしは、ずーっと楽しいわノブを見ているだけで
下半身で繋がったまま可奈センパイは、オレの頬を撫でてくれる
その優しさが
オレの心を溶かしてくれた
ああっ、可奈センパイっ
ああんっああんっあんっ
お、オレも可奈センパイと悪いこと、いっぱいしたいよっ
そうだ素直になろう
この明るく自分の心に正直な人の前では
オレ可奈センパイを、いっぱい犯したいよ学校中のありとあらゆる場所でみんなの見ているところでっ
あんっああんっいいのよノブの好きにしてっどこでもいつでも、犯してっ
可奈センパイが揺れる
オレに犯されて
可奈センパイの綺麗なおっぱいが、踊るように揺れていた
もう溜めちゃダメよ吐き出したくなったらいつでも、あたしの身体に吐き出すの遠慮しないで可奈はノブの奴隷なんだから
オレの中で我慢して、行き場の無い感情が溢れたら
それは全て、可奈センパイがセックスで受け止めてくれる
あたしが卒業するまではあたしに出して可奈に可奈の中に出してぇあああーっああっいやいやぁぁノブ出してくれないといやぁ
17歳の美しい裸身がオレの突き込みに耐えている
可奈センパイの可愛い顔が、セックスの痛みにいやらしく歪む
だけど、その瞳はオレを見ている
しっかりと、オレを受け入れてくれている
ああんっノブノブああーっああーんっ
部屋全体に響くような大きな声で叫ぶ
ああんっいやぁぁんああんっ何か変に変になってきたよぉノブ
オレの激しい攻撃は止まらない
あああっ、オレもオレももうすぐだよっ可奈センパイっ
オレは一気に高まっていく
ま、待って何かキそうなのっもうちょっとでああんっああんああーっ
ダメだ可奈センパイお、オレ
いやぁぁ待って待ってよぉっノブイジワルしないでぇぇぇっ
あああ、可奈センパイぃぃぃイクぅぅっ
我慢できずに
オレは、可奈センパイの子宮に
灼熱の精を溢していく
あああっ、熱いッッ熱いの、入ってくるぅぅっノブぅぅ
びゅるっ
オレは、何度も腰を押し付けて
可奈センパイに、種付けする
可奈センパイ可奈センパイ可奈センパイっウウウッ
最後の一滴まで、子宮に撃ち込むと
オレは、ぐったりと可奈センパイの上に身体を重ねた
可奈センパイが、下からギュッとオレを抱き締めてくれた
オレにキスしてくれる
もうもう少しでイケそうだったのに
気持ちが高ぶりすぎて、我慢できなかった
いいのよ次の時にイクもん楽しみにしておくからっ
可奈センパイは、オレをもう一度強く抱く
セックス楽しすぎハマりそういいか、ノブだしハマることにするわ
可奈センパイはそう言った
可奈は、いつでも即エッチ、中出しオッケーのエロ奴隷なんだから絶対、ガマンしちゃダメだからねやりたくなったらすぐに言うのよ学校の中ならいつでもどこでも、犯されてあげるから
うん頼むよ可奈センパイ
奴隷に頼むとか言わないの良きに計らえとか言いなさいよ
良きに何
可奈センパイが、オレの額にコツンと自分の額を当てる
好きよ、ノブ
オレも好きだよ、可奈センパイ
オレたちはまた唇を重ねる
そのまま、待ってて
オレが、身体を起こし可奈センパイの中から、ペニスを引き抜くと
可奈センパイは、オレにそう言った
さあってと
可奈センパイは、そのまま全裸で、待機室のドアへと向かう
ガチャリとドアを開くと
戸にへばり付くようにして
メグとイーディとマナとルナが居た
どうせ、あなたたちのことだからドアに耳を押し付けて、全部聞いていたんでしょ
全裸の可奈センパイは、仁王立ちで3人に微笑む
まあそう言うコトネ
苦笑するイーディ
可奈センパイは、自分の股間を4人に示して
ノブ、すっごく溜まってたみたいこんなにいっぱい出したわよ
可奈センパイの割れ目から
ポタンポタンとオレの精液が、床に垂れ落ちている
それは兄さんは、ここのところボクたちのことで、心労が多かったから
心に溜め込んでいた感情を、ワーッと一気に可奈の中に放出したノネセックスで
ザンネンだけれどこの役は、アタシたちではできなかったノネカナでないとDarlingは
家族相手ではオレは、気を遣いすぎていて
感情を押し殺してしまっているから
デモ、カナとセックスしてDarlingの心のバランスが安定したカラこれで家に帰れるネ他の子とも、もう普通にセックスできると思うヨ
カナというベンチマークができたカラネこれからは、Darlingが心のバランスを崩したらカナとセックスして、標準値に戻すことがデキるのネ
カナさんと楽しむセックスができたら、マナたちとだって楽しくセックスできるようになるよお兄ちゃん
そういうものだろうか
ま、あたしは別に何でもいいんだけれど
可奈センパイは、メグを見る
でもメグミさんあなたは
床にしゃがみ込んでいたメグが、可奈センパイを見上げる
あなたはあたしのポジションに着きたかったんでしょノブが、自由に自分の心に素直になって、セックスで全てを吐き出してくれるような存在に
そうよあたしはヨシくんの特別になりたかった
力なく答える
みんなを支えるヨシくんがあたしだけには、頼ってくれるそういう相手になりたかった
あなたが言ってたノブの婚約者って突き詰めれば、そういう存在のことだものねっ
可奈センパイは笑って、そう言う
でも、これで判ったでしょあなたではそんな役目は無理よ
あなたでは顔がダメ、身体がダメ、心の狭さがダメ器量が不足しているとは、あなたのことよねとにかく重たいだけでノブの心労を増やしているだけだものね
そうですねあたしもそう思います
メグはうつむいて、そう答えた
でどうするのあなたは、これから
可奈センパイは尋ねた
ノブの元から立ち去る尻尾を巻いてそして一生、負け犬として情けない人生を送るそれとも
メグが、ハッとして可奈センパイを見上げる
どんなに情けなく、自分が恥ずかしくて、呪わしいとしてもこのドン底から這い上がる勇気が、あなたにはまだ残っているのかしら
ボクはね、昔は**社のエンジニアで**の設計をしていたんだよでもそういう慌ただしいだけの物質的な生活に疑問に持ってねそれで**社を辞めて、今はこんな仕事をしているんだ
と主張する詐欺師に会ったことがあります
別々の機会に2人も
私はそんなに親しくしなかったので特に被害を受けたわけではないのですが
どうしてだか、2人とも同じ**社で設計を担当していたと主張しているんですよね
何かあるんだろうか、**社
また他にも
いやあ、こんなことを言うのは恥ずかしいんですが私は、元、**銀行に勤めていましていや、**銀行に勤めていたような人間が、今はこんな仕事をしているなんて、あなたは笑うかもしれませんが**銀行の社員だったんですよ私は
と、元・銀行員だったことを強力にアピールして、自分の立場を守ろうとしている人に会ったことがあります
その人はとある劇場関係の技術の会社の人だったのですが
どういうわけだか、**銀行に勤めていたということが、その人にとってのアイデンティティというかそれが凄いこととして、世の中に大きく認められることだと思っているらしいのです
というか、そこの会社の人に聞いたら
ああ、あの人は**銀行に勤めていたっていうのを社長が気に入って、それでうちの会社に入ったんですよそんな経歴の人が、よく来てくれたっていきなり、部長待遇ですから
と彼のアイデンティティを社長さんが認めているから、そんな態度みたいでした
私はバカじゃないのか、この人と思っていましたが
だって、何で銀行を辞めたのかは一言も話さないんですから
まともな人間なら、ずっと銀行に勤めていただろうし
初対面の人に、いきなり元・**銀行の人間ですとか言わないはずです
今は、銀行でも金融関係でもなく全然違う、舞台技術の仕事をしているんですから
15分ぐらい打ち合わせして、10回ぐらいは元・銀行員の私としてはみたいなことを言われました
いや銀行と関係無い、舞台の仕事の話をしていたのに
756.マナと野性のセックス
暗い表情でメグは、答える
もういいわあたしもヨシくんの奴隷になりますマナや瑠璃子ちゃんや他のみなさんと同じセックス奴隷に
あたしとも同じ身分よねセックス奴隷でも、奴隷の先輩として言わしてもらうとさ
あんたの場合はさヨシくんて呼ぶのから、改めた方がいいんじゃない
ほら、あんたってノブにちょっとでも優しくされたら、すぐに舞い上がっていい気になっちゃうタイプの女の子でしょそんで、1度そうなったらどこまでも果てしなくノブに甘えるのよあたしのことだけ特別扱いしてしてしてぇぇぇってさ
可奈センパイの言葉がメグの心に、ズサリと刺さったらしい
そうですねあたしって、そういうダメな子ですよね
これからは、良信さんて呼びます良信様だと、さすがにクラスの子たちが変に思うでしょうから
そうねそれぐらいの距離感が必要だと思うわ
可奈センパイは、そう言うけれど
メグにとってオレはヨシくんでなくていいのか
メグまで、セックス奴隷にしてしまってそれで、いいのか
今日のところは、いいんじゃないでしょうか
不意にルナが、オレに言った
とイーディお姉さんが、言っています
ルナは、イーディの寄り添っている肌と肌の接触から、イーディの心を読んだのか
Darling人生は長期戦ネミスズぐらい、ロング・スパンで考えなきゃダメなのネ
イーディは、優しく微笑んでオレに言った
アタシたちが一緒に暮らすようになって、4ヶ月ネ4ヶ月目の修正としては、そこいら辺りがオトシドコロなんじゃないカナ
4ヶ月目のオトシドコロ
とりあえずは、コレでメグミと一緒にいられるのネ一緒にいればまた人間関係は、変わっていくヨこれで完成じゃないノネ今日という日は、メグミが追放されることには、ならないダケでヨシとするべきなんじゃないのカナ
さっきまでの自分は婚約者なんだから、特別なんだと主張するメグの頑なさではミナホ姉さんだって、これ以上はメグを庇いきれないだろう
あのままでは、メグは家族から追放されるしかなかった
それよりはマシなのか
それで良信さん
あたしどうしたらいいですかこの先どうするべきなのか、自分ではよく判らないのよ良信さんがあたしのご主人様なら命令して下さいあたしどうすればいいですか
泣きそうな顔でオレを見上げて、そう言う
慌てて、脳みそをフル回転させる
今までと違う関係
セックス奴隷の主人としてメグに対さないと
えっとまず、しばらくは部活に集中するんだ秋の大会も近いだろ
はい良信さん
メグは、ぽろりと涙を零しながらオレに返事をする
部活に集中して心も身体も、シャキッとさせるんだよ竹芝キャプテンに怒られないように、一生懸命
はいバランスの悪くなった身体も鍛え直して、引き締めます良信さんにこれ以上、嫌われないように
メグの眼から次々に涙の滴が、零れる
お屋敷の家事のことは全部、克子姉に任せろメグは考えなくて良い手が空いた時だけ、手伝えば良い克子姉のサポートも、瑠璃子やマナに任せておけ今はメグは、無理をしてタッチしようとしなくていいから
はい克子お姉さんと瑠璃子ちゃんとマナに任せますあたしは
大粒の涙がポトリと床に弾ける
お屋敷の主婦では、ありませんから
メグの泣き顔を見てオレは気付いた
ごめんなメグ
良信さん
不思議そうに、オレを見上げるメグ
メグが、こんなことになったのはメグだけのせいじゃないよなこれは、オレにも責任がある
そんなことないですよあたしがいい気になってたんですバカだったのよあたし
オレはメグにだけ、オレの婚約者とかお屋敷の主婦になれとかオレが、そんな特別扱いをしたから
いや、もちろんそれはみすずや寧に対して、コンプレックスを感じているメグの心のバランスを取るために、そうしたんだけれど
それは、オレがしちゃいけないことだったんだなメグのコンプレックスはオレがメグを特別扱いすることで、何とかするんじゃなく
メグ自身が、自分で解決するべきことだったんだ
オレはメグが、自分でコンプレックスを克服することを信じてただ待っているべきだったんだそれなのにオレは、オレがメグを助けてあげないと、メグがダメになっちゃうって勝手に思い込んでたメグを舐めていたオレが悪かったんだ
オレの言葉につい、メグは以前の呼び方で呟いた
Darlingそれ以上は、言っちゃダメネ
イーディが、オレを制す
それ以上、Darlingが自分を責めたらミナホがツライヨ
メグミを優遇した張本人はミナホなのネ今、一番反省していると思うヨ
そうだこの部屋の様子は
おそらく、中継されてみんなで観ているだろう
そうです良信さんは悪くないです
メグが両手をギュッと握って震えながら、そう言う
あたしが悪いのよあたしのコンプレックスだもんあたしのことはあたしが責任を取るべきなんです良信さんのせいじゃない
ノブあたしはあなたたちの細かいことは、あんまりよく判ってないし判る気もないけれどさ
そうやって、すぐに自分を責めるのは良くないよノブは、それで良くても周りの子が、迷惑するから
オレが迷惑をかけている
何て言うかさあんた、みんなに気を遣いすぎなのよそれは、悪いコトじゃないんだろうけれどでも、そういうのって伝染するから
伝染
ノブが気を遣いすぎると周りの子も気を遣うしかなくなるってこと正確には違うか察しが良い子は、ノブに合わせてメッチャクチャ気遣いし過ぎる子になっちゃうしさどっちかっていうと察しの悪い子はメグミさんのことよノブや周りの子の気遣いに甘えて、増長しちゃうってこと
オレの女たちが
気遣いしすぎる子と、甘えすぎる子に別れている
だって、ほらそっちのマナちゃんなんて、ノブとのセックスが中途半端になってもガマンしていたでしょ
可奈センパイは、マナを指差す
それって、ほらノブがメグミさんがセックスの途中で泣き喚いて、セックスを中断したのに、文句も言わずジッと耐えちゃうような男の子だからでしょだから、マナちゃんもグッとガマンしたのよセックスの途中でメグミさんに譲ったんだから
マナは、オレを受け入れてイッていない
オレとセックスしながらも、メグのことを第一に考えて
途中でメグと交代した
別にそんなのはガマンのうちに入らないよお兄ちゃんには、いつでもしてもらえるしマナは、自分が気持ち良くなるより、お兄ちゃんが気持ち良くなってくれる方が嬉しいんだから
それはガマンだ
オレやメグを気遣ってマナは
そして、そんなマナちゃんを意気に感じてセックス勝負には、参戦しなかったイーディさんもね、なかなかの器よね
あ、アタシはさっき言ったみたいに、Darlingとは2人きりでする方が好きなだけなのネ
イーディは、必死でそう弁解する
可奈センパイの言う通りだオレの変な気遣いが、マナやイーディを苦しめている
ノブ気遣い、心配りは日本人の美徳だけどほどほどにしないとねあなたは、もっと我が儘にならなきゃダメよ
あなたは、何人ものセックス奴隷を抱えたご主人様なのよご主人様は、我が儘じゃないとダメなのよご主人様が奴隷に気を遣ったら奴隷は、ご主人様にもっと気を遣うか増長して、タガが外れるかどっちからなっちゃうのは当然だっての
気を遣うこと相手に優しくすることがイコール優しさではない
オレはそれを理解しないといけない
オレは、すぐにメグに声をかける
オレは可奈センパイの愛液と、オレの精液に塗れたペニスを示し
舐めて綺麗にしてくれいや、そのまま口と舌を使って大きくしろ
メグがオレの前に急いで跪く
そして、メグが大きくしてくれたらマナ、お前の中で射精するからな
い、いいよ、別にマナは
いや、今日はまだマナの中に出していないだろオレが出したいんだそれともマナは、オレに中出しされるのは嫌か
い、嫌じゃないよ
鷹倉姉妹が来てから、ずっと気を遣わせ続けてしまった気がする
家に帰る前に、ちゃんと可愛がってやりたい
イーディとは、家に戻ってからな
オレは、イーディにそう言った
あああ、アタシも別に、いいヨ
Darling今日は、とっても疲れていること知ってるヨ
疲れているから、イーディとセックスして裸で抱き締め合って眠りたいんだイーディは、嫌か
ノーノーそれは、もちろんWELCOMEダケド
なら、いいじゃないか
オレは、そう言う
メグのことでの嫌われ役を、イーディとマナに押し付けたんだ
監視カメラで観ているみすずや寧たちだって、それぐらいの役得は許してくれるだろう
ボク見てちゃダメかな
イーディに、ルナが尋ねる
あ、そうかイーディお姉さんは、兄さんと2人きりがいいんだよねじゃあ、ダメだよね
ハァ判ったヨルナは、来ていいヨ一緒にDarlingと寝るのネ
そして、オレのペニスをフェラするメグを見て
デモメグミはダメネアタシたちと一緒は、許してあげないのネ
メグはうつむいて、そう返事する
メグミにはもう1つ、イベントがあるからネ
あんっお兄ちゃぁんもっと、マナをイジメてぇぇっああんっあうんっ
マナは四つん這いで、後ろからオレに犯されることを望んだ
オレは、マナのお尻を両手でグイイッと鷲掴みにして
勃起を狭い膣穴の中に叩き込んでいるっ
ああっああっもっと痛くしてもいいからっお兄ちゃんっお兄ちゃん
14歳のお尻はまだ肉が薄い
でも、ぷりぷりとして生ゴムのような弾力がある
オレは、マナの中に思いっきり強勃起を押し込むと
うにうにと腰を押し付けて、膣内をかき混ぜる
ああんっそれもいいっ
ポタタッポタッ
オレとマナの結合点から、待機室のリノリウムの床に
マナの愛液が滴り落ちる
オレの陰茎も玉袋もすっかり汗と愛液でぐっしょりと濡れていた
すっごいいやらしい
可奈センパイは、乱れ狂う中学2年生の美少女を食い入る様に見ている
ボクもあんなこと、されちゃうんだ
犬の様なボーズで犯されるマナを見て、ルナが呟く
アタシ、あの体位好きなのネ
ケロッとしてイーディは、そう言った
メグは、腰をモジモジさせている
メグ触りたかったら、自分で触れよ
あ、いいのじゃあ、あたし自分でしちゃおーっと
可奈センパイは、そう言って自分の胸と股間に指を這わす
メグミアタシが触ってあげヨウカ
イーディが、そんなことを言い出す
イーディ、女同士は嫌いだったんじゃないのか
イーディは、同性愛者のミス・コーデリアに買い取られたが
ミス・コーデリアに同性愛を強要されるのを嫌って、オレたちの方に逃げて来たという経緯がある
メグミなら別にいいヨ
イーディが、後ろからメグを抱き締める
ちょっとイーディ
メグは困惑しているが
イイカラ、イイカラアタシに任せなさいネ
イーディの腕力と気の力に捕まってしまう
い、いやぁあああっああんっ
ウーン、感度イイネ
イーディは、メグの乳首を指で摘まみながらそう言った
ルナはダメヨ自分ですることを覚える前に、Darlingにセックスを徹底的に仕込んでもらうノネダカラアタシたちでなく、Darlingたちの方を観察しているのネ
セックスを覚えるまで、オナニーをするなっていうのもなかなか変な話だけれど
鷹倉姉妹は、その方がいいな
変に自慰にハマッたりすると巫女の力が、内に籠もったりしそうだし
お兄ちゃんおっぱいもおっぱいもっ
マナがオレに後ろから突かれながら、そんな要求をする
オレは両手を伸ばして後ろから、マナの可愛いおっぱいを鷲掴みにする
そうそれそれがいいのっもっと、ギュッと押し潰して
オレは、マナのおっぱいを揉み潰す
胸の弾力を楽しみながら腰を送り込む
膣の奥をゴンゴンとノックしていく
気持ち良いああんっまた、犯されちゃってるあたし、また犯されてるよおっ
ああ、またオレにレイプされているんだぞマナ
オレはマナの耳に、そう囁く
首筋に、熱い息を開きかけてやる
レイプ好きずっとお兄ちゃんに犯されてたいよっ
ね、犯してこれからもずっと何年もマナのこと犯し続けて離さないで
ああマナ犯してやるよレイプしてやるよ
マナ、ずっと良い子でいるからお兄ちゃんのセックス奴隷だからあああんっ
マナが高まっていっている
赤ちゃんできちゃうくらい、マナを犯してぇぇっ
パンッパンッパンっ
オレの下腹とマナのお尻が当たって、小気味の良い打音を立てた
プチュツプチュップチュッ
激しいピストン運動に
マナの愛液が、周囲の床に飛び散っている
汗も
14歳の少女の肉体が淫らに燃えている
肌が、ほんのりと火照っている
マナの綺麗な白い背中に汗の玉が流れていく
お兄ちゃんこのままじゃいやぁぁ
最後はお兄ちゃんのお顔が見たいマナの中で、お兄ちゃんが弾ける時のお顔が見たいのっ
ジュッパッ
オレが、マナの中からペニスを引き抜くと
そのまま、マナはリノリウムの床に仰向けになって寝転がる
来てっ
大きく足を開脚して両手を拡げて、オレを招く
マナの顔が妖艶にオレを求めていた
マナの瞳はすっかり愛欲に溺れて、とろんと蕩けている
オレは、マナの小さな身体にのし掛かり再び、狭い膣の中に挿入する
ズズズズヌヌッ
マナの子宮に亀頭が接触したことを確認して再び、荒々しい前後運動を再開するっ
あああっああんっいやぁぁんっあああーっ
マナは、大きな声で悶える
ここまでエッチな顔で悶える14歳がいるだろうか
オレに犯されている時のマナは淫らで、しかも美しい
綺麗だぞ、マナ
うん犯してエグッてもっとマナを食べてお兄ちゃんお兄ちゃぁぁん
ああ、オレの中に射精欲が溜まってくる
マナ、マナぁぁ
出ちゃいそうなの出しちゃいたいのマナの中にマナをママにしたいの
オレは、もう止まらない
マナの身体を激しく揺さぶっていく
ああんっマナも出されたいよぉお腹の奥に欲しいよおっ!お兄ちゃんの温かいのいっぱい欲しいよ
汗が飛び散る
マナのおっぱいが、くるんくるんと激しく揺れている
マナ、マナ、マナオレ
もう限界は近い
あ、あたしももうすぐああ、来たよ来たよグウワワワッて襲って来るよお兄ちゃんどうしようマナどうしよう
マナイッてもいいお兄ちゃんにレイプされているのにマナ、お兄ちゃんのオチンチンが気持ち良すぎてイッちゃいそうだよね、お兄ちゃんマナ、イッてもいいイッてもいいでしょイッてもいいって許してお願いお兄ちゃん
イケよマナイクんだっ
いいんだよねマナイッちゃってイイんだよね
ああ、早くイケマナァァァァッッ
ああっああーっ凄いのクルゥゥゥお兄ちゃんも一緒に出してマナの中に出してぇぇ子宮にちょうだいっ
もうダメだ
ああ、来るよ来るよ来るよぉぉぉあああ、来たぁぁ
そしてマナは、大きく飛翔する
イクッイクッイクイクイクイクイクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
出るぞマナぁぁ
オレの亀頭の先の穴がブワッと拡がり
白くて臭い体液がドォビュッと放出されるぅぅっ
子宮に入って来るぅぅ
第一波の放出
続いて、第二波
さらに、第三波
オレの精液が、マナの子宮の内壁をドボドボと洗っていく
熱いよぉぉぉぉっお腹の底に熱いのが拡がってるのぉぉぉぉいやぁぁっああああーっお兄ちゃぁぁんっ助けて、お兄ちゃぁぁん
オレに犯され
オレに射精されているというのに
マナは、オレに助けを求める
お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん好きぃぃぃぃぃぃっ
下からギュっとマナは、オレを抱き締めてくれた
マナのおっぱいがコリコリに尖った乳首が
オレの胸に押し付けられる
オレは全身でマナの小さな躍動感に満ちた裸身を感じながら
マナの胎内に長い射精を続ける
ドクドクドク
ああ射精が終わらない
オレとマナは全身、汗まみれになって脱力する
裸の肉体を重ね合って
2人で大きな呼吸を繰り返す
心臓がバクバクいっている
マナの心臓の鼓動もオレの耳に響いてくる
終わったの
可奈センパイが尋ねた
今は再起動するまでは、少し待ってあげるネ
何か凄かったわね途中から、オナニーする手が止まっちゃったわよ
そんな可奈センパイの声が近くに聞こえた
ていうかあたしの時とは、全然違うじゃない
うん大迫力だった
これが本当の良信さんのセックスなのよ
メグの声
そうだったこんなに情熱的で激しくて捨て身のセックスをする人だったんだわ
オレはまだ、息が整わない脈拍も
そうね最近はアタシたちに気を遣って、Darling、セーブしてたみたいネ
ああそうなんだ本当にガマンしてくれてたんだそれなのに、あたし
泣いちゃダメネメグミ
イーディが、メグを優しく抱き締めている
コレでいいのヨDarlingの野性が、やっと帰って来たんダカラ
私はビューティフル・ドリーマーを劇場公開時に観ていますし
紅い眼鏡も、天使のたまごも、映画館で観ています
もちろん、攻殻機動隊も
でも、絶対に来年のパトレイバーの実写は、観に行きませんっ
パトレイバーは、ゆうき先生や出淵先生たちが散々企画を練り上げて、スポンサー探しをしていた物に
最後の最後に監督として、あの人を呼んだのであって
しかも、製作されたパトレイバーの映像のあの人は、一部の監督であって、全部に手をかけたわけではないのに
何で、ゆうき先生や出淵先生たちを完全に外した形で
あの人の監督作品として、実写版が制作されることになるのか
世の中って、それだけはやっちゃいけないっていう線があると思うんです
まあ、今年は大昔にフジテレビで放映されたガッチャマンが
なぜか日テレの60周年記念映画として製作されるとか
理不尽なことが続いていますから何でもアリなんでしょうけれど
757.夜は楽し
はぁ、はぁ、はぁ腰が抜けちゃったよお兄ちゃん
全身汗まみれで、ぐっしょりと濡れたマナが蕩けた眼でオレに言う
すっごく気持ち良かったマナイッちゃったよ
それは14歳の中学2年生の小柄な美少女に相応しいセリフではない
だが激しくエクスタシーを体験した直後のマナは、美しかった
肉体が大きく成長している真っ最中の美少女はオレとのセックスに溺れて、早咲きの花のように艶やかに輝いていた
お兄ちゃんも気持ち良かった
ああ、気持ち良かったよマナ
オレは、マナにそう言ってキスをする
うーん、まだ90パーセントネ
Darlingが、100パーセントにイッちゃった後はおっぱいを触れ続けて、乳首も舐め続けているネ気持ち良すぎるとDarling、赤ちゃんに戻っちゃうカラ
あそう言えば、そうかも
いや100パーセント気持ち良かったよ
オレは、そう言ってマナの胸を揉み、乳首に吸い付く
火照った肌マナのおっぱいの弾力が気持ち良い
興奮したままの尖り切った乳首の感触を舌で味わう
マナの甘いミルクのような汗の匂いも
うん、ペロペロして可愛い、お兄ちゃん大好き
マナは、オレの頭を抱いて優しく髪を撫でてくれる
オレたちの性器はまだ繋がったままだ
なぁんだ、そうなんだノブは
不意に可奈センパイが、クスクスと笑う
てっきり守りのタイプの男の子かと思っていたけれどホントは攻めのイケイケ・タイプなんだ
オレが攻め
メチャクチャにクレイジーで、とんでもなくアナーキーで、思いっきり全力疾走しちゃうんだなるほどねっ
うん香月家のお嬢様や寧さんのハートをGETしちゃうわけだこれで全部判ったうふふふふっ
可奈センパイが、満足気にオレを見ている
カナさんの言う通りだと思うよお兄ちゃんセックスに関しては、本当はメチャクチャ攻撃的だからそれでうちのお姉ちゃんたちは、マゾっ気のある人が多いからだから、みーんなお兄ちゃんにメロメロなんだよねっ
もちろん、マナもお兄ちゃんにレイプされるのっ、だーい好きっ
あ、勘違いしないで下さいね誰でもいいんじゃないですもちろん男の人に乱暴されるのはダメです怖いです絶対に嫌ですお兄ちゃんだからお兄ちゃんに犯してもらうのが、好きなんですマナは
可奈センパイにそう言った
レイプごっこが好きっていうこと
可奈センパイが、尋ねる
ごっこじゃないです本気の時のお兄ちゃんは、本当にあたしたちを全身で犯していますからマナのお腹の中に、精液を注ぎ込んで身も心も、完全にお兄ちゃんの所有物にしようと襲いかかってくるんですそれがいいのっ
今みたいに
イーディお姉ちゃんが言ってた通り今のでも9割です
マナの初体験の時なんてお兄ちゃんは、お外でマナをレイプして3回ですよ3回、お腹の中に射精するまで離してくれなかったんですからホントあたしは、あの時からお兄ちゃんの奴隷になっちゃったんだよなぁ
小雨の降るお屋敷の中庭で
芝生の上で泥まみれになって、オレはマナの処女を奪った
そうだった抜かずの3連発だった
なるへそあたし、当たりを引いたみていねっるんっ
当たりってオレが
あのねノブ
全裸のまま、両手を腰に置いてオレを見下ろす
あたしはさ知ってると思うけれど、男の子たちにチヤホヤされるのは大好きなの男子生徒たちのギラギラした視線を集めるのがしょうがないでしょあたしはさこんなに可愛いんだから可愛く生まれちゃったんだから生まれてから、ずーっとチヤホヤされているんだからっ
だからこればかりは、これからも変わらないわよあたしは多分、これからもっと綺麗になるしますます、男の子たちがあたしに群がって来るわよね、絶対っ
自信たっぷりに、そう言い切る
それはそうだろう
オレから見たって、可奈センパイは綺麗だ
寧は超美少女だし、今までの経緯もあるからみんな、なかなか近寄れないが
可奈センパイは、いわゆる学園のアイドルという存在だから
明るいし、カラっとしているしいつも、ニコニコ笑っている
男子生徒の多くが、可奈センパイを狙っているだろう
何しろ昨日、テニス部のコートで、可奈センパイが彼氏と別れたというニュースは、もう他の男子生徒たちにも伝わっているはずだから
だから、あたしは今まで通り男の子たちに愛想良くするわよ自分のファンには、優しくしてあげないといけないもの自分の臣民にはあの人たちの女王様であるあたしはねでも
可奈センパイは、ニヤッと微笑む
あたしは、あの男の子たちの女王様だけれどノブのセックス奴隷でもあるわけなのよ星崎可奈のこの美しい肉体はすでにノブに捧げられているのだから、あたしは絶対に、キスもセックスも、ノブとしかしないわだから、ノブはいつでもどこでも好きなだけ、あたしの身体を蹂躙していいのよ授業中に呼び出してくれてもいいわあたし、どこへでも犯されに行くから
可奈センパイは今一度、奴隷の誓いを宣言した
というわけでさだから、ノブもちゃんとしてよねっ
ちゃんとする
ノブはさあたしの周りに、男の子がいっぱい群がって来ているのを見たらカチンと来るはずなのよ自分の奴隷に、他の男がアプローチしているわけでしょそんなのカチンと来ないとおかしいわよそれで、ちょっとでもムカッと来たら
ノブは何の迷いも無く、あたしにセックスを強要しなさい強要しないとダメガマンしちゃダメよそこでガマンされたら何のためにノブのセックス奴隷になったんだか判らないじゃないのっ
クソ、あいつらオレのカナに近付きやがってカナもカナだヘロヘロ愛想良くしやがって許せん一分一秒たりとも許せん今すぐ成敗してやるぞっとか思うわけでしょ、ノブはあたしのご主人様なんだから
カチンときた、ムカッときた、何か頭に来るそう感じたら、すぐにレイプよカナが泣くまでレイプするのっムカッ、即、レイプそうでなくっちゃ、ダメよあたしは奴隷だから、どんなメチャクチャなことを求められてもノブに犯されないといけないんだからさっ
ええーと
そして、カナを犯して気持ちが治まるまで、何度でも射精するのカナのお腹の中にそうしないと実感が湧かないでしょ
実感
そうカナが、本当にノブのモノなんだっていう実感よ
言葉だけでさ奴隷になりましたとかあなたのモノですとか、どれだけ宣誓したってダメなのよ言葉だけでは、気持ちは薄れるからさやっぱり、ちゃんとセックスしないとねだから、あたしが欲しくなったら、ガマンは禁止よ必ず、現実に、実際に、本当にあたしを抱いて実感を得なさいねそして、その実感に満足しなさい
言葉のみだと頭の中のイメージだけでさこれは、こうなっているはずだとかこうなっているべきだとか、不確かなモノがグルグルするだけになっちゃうのよそんなんじゃ、最初の固い決意も確かにあったはずの思いも、掻き消されていってしまうわ言葉を弄ぶだけじゃダメなのよ
言葉だけではいけない
あなたが欲しくなったら不安になったら心が不安定になったらちゃんと、あたしにセックスを求めてセックスしましょうどんなセックスでも、あたしは応じるからだってセックスしないと、カナがノブのセックス奴隷だっていうことの実感は掴めなくなってっちゃうでしょ
可奈センパイは、オレに微笑む
ボクたちもそうだよ
ボクたちを鷹倉家の姉妹たちを、可哀想だとか思わないでね兄さんボクたちは兄さんに優しくされたいんじゃないから
憐れみは、拒絶する
ボクたちを見てボクたちが、欲しくなったらいつでもどこでも、求めてボクたちは、ちゃんと兄さんに必要とされたいんだだから
あたしたちは女でお兄ちゃんは、男なんだよだから、まずセックスでも、この4ヶ月間みたいに、お兄ちゃんがあたしたちを気遣ってくれるセックスは、もう嫌だな
気遣ってくれるのは、嬉しいけれどでも、今のお兄ちゃんが、剥き出しの欲望をぶつけてきてくれる荒々しいセックスの方が、気持ち良いんだよマナも
オレが気遣いをしているつもりで、セーブしていたことは
決してよく無かったんだ
だってちゃんと、マナの中にお兄ちゃんの気持ちを全部吐き出してくれたんだもんっ
気遣いが過ぎるのは相手を小馬鹿にすることでしかない
オレはオレの女たちと、対等な立場で向き合っていなかった
オレがガマンすればという考えは間違っていたんだ
そんなのオレはオレの中に、煮えたぎらない感情を溜めるだけで
オレとセックスする相手の女の子にも、完全な満足を与えられなくなる
判るカ、Darling
イーディが笑顔で言う
ああみんなとセックスしたいと、少しでも感じたら素直に求めるそれが、奴隷に対する主人のエチケットなんだな
主人が遠慮していたら奴隷が困る
逆もまた真なりネ
アタシたちも、寂しくなったら素直に、Darlingに抱いて貰うネセックスじゃなくて、キスでもハグでもいいけどとにかくDarlingの体温を感じたいと思ったら、素直にネそうやって、ちゃんと実感していかないと間違えるのネメグミみたいに
オレの婚約者とかお屋敷の主婦になるとかの言葉に囚われて
ゲンジツが全然、見えなくなっていた
あ、あの良信さん
メグがオレの方へやって来る
お口で、お掃除します良信さんのオチンチン
オレのペニスはまだ、マナの中だ
うん、してもらったらメグお姉ちゃんが、したいって言うんだし
マナが、笑ってそう言う
オレは、マナの中からズルリとペニスを引き出す
トロリと大量の白濁液が、マナの小さなヴァギナから滴り零れた
ペチャペチャと、オレのペニスのお掃除フェラを始める
オレとメグの関係はこれでいいのか
プルルルルルル
不意に部屋の内線電話が鳴った
ハーイイーディなのネ
躊躇なくイーディが出る
了解ネOK
電話を切るイーディ
20分後に、迎えが来るネダカラ、片付けなさいってサ
片付ける
床に垂れてる汗とか精液とか、ちゃんと拭いておかないと不潔でショ
ここは、パン工房の待機室だしな
とにかく、ミンナ服を着るネ
ああ、そっちが先か
みんな慌てて、自分の服を探す
はい、タオルお兄ちゃんカナさんも
マナが清潔なタオルを見つけて、オレと可奈センパイに手渡してくれた
オレは全身の汗を拭う
ノブ背中拭いて
ノブの背中は、あたしが拭いて上げるから
可奈センパイを拭いて、マナの背中とお尻も拭いてやる
みすずのような、オレに下着を穿かせてとかおねだりする子がいなくて助かる
何しろ、時間が無い
イーディ、20分後にどこへ行けばいいんだ
正門前ネ
じゃあ、移動時間もあるから10分でここを出ないといけない
メグミあたしと一緒に、モップかけるネ雑巾じゃ、時間かかるヨ
さっさと服を着たイーディが、パン工房の掃除ロッカーから、モップを持って来る
メグもセックスしていないから着替えが早い
2人で床を拭いてくれる
オレたちも服を着て掃除を手伝う
うん、こんな感じでオッケーだよ
この部屋の管理者であるオレが宣言する
じゃあ出るヨ
オレたちは外へと向かう
うわっ、すっかり真っ暗ね
可奈センパイの言う通りパン工房の外、学食前の戸外は、もうすっかり日が暮れていた
今日は日曜だしバスが少ないのよねバス停で待たされたら嫌だわ
うちの高校から駅までは、バスを使うしかない
心配ないネカナちゃんと、今日はカナを家まで送るネ
早歩きで正門に向かいながら、イーディが言った
カナを送る車も来ているはずだヨ
まだ、ヤクザとの抗争が落ち着いていないから
可奈センパイを1人で家に帰すわけにはいかないもんな
それは、ありがたいけれど
歩きながら、可奈センパイは言う
あなたたちはみんな、あそこのお屋敷へ帰るわけ
イーディが、答える
いいわねあんな学校に近いところに住んでてしかも、車で送り迎えしてもらっているの
お兄ちゃんは、香月セキュリティ・サービスの警護対象者ですから
ああ、そうか香月のお嬢様のお相手となるとそういうのが付くのね
可奈センパイは、あっさり納得してくれた
何ならカナも泊まっていくカ
いいわよみすずさんたち、居るんでしょあたしは学校の中をメインに、ノブに犯されることにするわあっちのお屋敷だとあたしには、分が悪いから
苦笑する可奈センパイ
あ、別に学校限定ではないわよノブに命令されたら、ラブホでもどこでも行くわよ公園の草の中とかは嫌よまあ、ノブがしたいんならガマンするけれど
駅前のホテルとかどうかな
駅前にラブホなんてあった
ラブホじゃなくて大きなシティ・ホテルがあるだろあそことかは
ええ、あんなところ高いんじゃないの
あそこのホテルはミナホ姉さんが、大株主になっている
地下に黒い森の施設があるくらいだ
問題無いよ景色の良い部屋でセックスしようよ
うんあそこならいいかも
何なら、スイート・ルームを借りてもいいよ可奈センパイのためなら
ノブ、大好きっ
可奈センパイがオレに抱きつく
マナもDarlingと、どこかに一泊してくればいいのネ
さっき話していたデショDarlingと、泊まりがけでどこかへ行きたいってサスガに何日も連泊するのは無理ダロウケド1泊ぐらいシテクレバ
ああ、構わないぞマナ1晩、2人で泊まろう
だったらラブホがいい
どうしたんだよ、、マナまで
違うよお兄ちゃんマナはあそこのラブホテルに泊まりたいんだよ
珠代さんのラブホテルか
前に、メグとマナと3人で泊まった
そうだな、1度、挨拶に行かないといけないよな
うんマナがちゃんと、奴隷としてお兄ちゃんにご奉仕しているところ見てもらいたいし
白坂舞夏でなく、吉田マナとして生まれ変わったことを
この4ヶ月の奉仕の成果を、見てもらいたいよな
イーディさんはノブとどこかに泊まりたいとかないの
アタシは、そのうち里帰りに付いて来てもらうのネ
イーディの故郷はアメリカのニューオリンズ
今は色々アッテあそこには戻れないケレドいずれはネ
イーディは、所属していた暗殺教団の新しい指導者に嫌われて
ミス・コーデリアに売り飛ばされた
今、のこのことニューオリンズの街に行けば
暗殺教団の人間に殺されるかもしれない
そうだないつか行こうな約束するよ
オレはイーディに約束する
正門前には
すでに2台の車が、到着していた
1台は克子姉の運転するいつものミニバン
もう1台は
嘘これマセラッティじゃないのっ
可奈センパイが、大きな声をあげる
ヤッホー、カナちゃーん
マセラッティの助手席からは寧が降りて来た
運転席の窓がスーと開き、マルゴさんが顔を出す
あっマルゴ先輩っ
マルゴさんは去年まで、うちの高校の生徒だったんだっけ
2年生の可奈センパイは、当然、マルゴさんを知っている
寧とマルゴさんは金髪の不良コンビとして、校内で有名だったから
こんばんわ君を送りに来たよ
マルゴさんが、可奈センパイに微笑む
あたしも一緒だけどねっぐふふふっ、カナちゃん、何か楽しそうなことを企ててるんだって
もう、大体判っていると思うけれどあたしたち、あなたたちの話をこっそり聞いていたのごめんねっだからさっ、カナちゃんの計画にあたしも乗っかろうかなって
ああ、愛ちゃんのこと
そうそう最近、そういう悪だくみをしてないからもう、乗っかりたくて溜まんないのっあたしっくくくくーっ
テニス部の1年の子を
何か、柔道部の変なやつに無理矢理付き合っていることにされて
チンコの写メールを送りつけられたって言う
あたしも、参加しちゃダメかなカナちゃーん
いえ、寧さんだったら具体的に、色んなことができると思うわ
ぐ、具体的に何をするんだ
おーっと、ここから先はカナちゃんとあたしで先に相談しまーすっヨッちゃんは楽しみに待っててね1年生で一番の美少女が、お願いしますから、処女を破って下さいって泣きながらヨッちゃんに頼んでくるように、色々と仕組むからさっ
それより、ヤッちゃん柔道部の変なオトコの方を何とかしないと
そっちは、もちろん2度と学校には来られないくらい、酷い目に合わせるってのそれもカナちゃんと相談してくるからさっ
うわ、楽しみっ寧さんあたしを犯した時よりも、すっごいのを計画しているんでしょ
ヤバイこの2人
悪だくみに関しては、メチャクチャ気が合っているぞ
さあ、乗ってよ話はさ車の中ですればいいじゃないか
マルゴさんが、寧たちに言う
了解、マルゴお姉ちゃんはい、カナちゃんっ
寧がマセラッティのドアを開ける
はいじゃあ、ノブ、また明日ね
可奈センパイは笑顔で、オレに言った
明日はマナちゃんにしたみたいに、狂おしくあたしに襲いかかってくるのよっレイプしてもらうの楽しみにしているからねっ
じゃあ、マナちゃんメグミさんそれから、ルナちゃんねみんな楽しかったわまた、一緒にノブに犯されましょうねっ
そう言って、可奈センパイはマセラッティの後部座席に乗り込む
うわっ、やっぱり内装も豪華
詰めて詰めて、あたしも座るんだからじゃあ、また後でねぇ
寧も可奈センパイの隣に座る
イーディそっちは頼むよ
マルゴさんが、イーディに言った
まだ美智が、戻って来ていないのかもしれない
警護役が、イーディしかいないということなんだろう
はい、あなたたちはこっちに乗って
車の中から、克子姉が叫ぶ
ほら、メグお姉ちゃん乗ろうよ
マナが率先してメグをミニバンの後部座席に押し込む
それを見てイーディは
まだ、完全に安定しているワケじゃないのネ
オレの耳に、そっと囁いた
あそこでお掃除フェラじゃなくって、Darlingにセックスを求めるべきだったのね
して欲しかったら、素直にそう言おうという話を、みんなでしていたのに
メグは、オレにフェラチオ奉仕しただけだった
あそこでみんなの前で
勇気を持ってあたしにもセックスしてと求めてくれればよかったのに
1人だけDarlingと1泊するという話にも、ノッてこなかったネ
メグはまだ1人で落ち込んだままでいる
メグの精神は、安定していない
あなたたちも早く乗って
克子姉が、オレとイーディに言う
オレはルナとミニバンの2列目のシートへ
イーディは、警護役として動きやすい助手席へ向かう
それでは、みなさーんまったねぇー
その間に可奈センパイを乗せた、マセラッティが発進した
クゥオオオオンッ
マセラッティは、高出力エンジンの甲高い回転音を響かせて
あっという間に、学校前の道を爆走して行った
多分、可奈センパイは、ワーキャー叫んで歓んでいるだろう
さすが寧
よくぞ、マルゴさんにマセラッティを出してもらった
アレは、ネイなりのカナへの感謝の表れなのネ
イーディは、そう呟いた
これで屋敷に戻って、もう1つプロットを消化したら
このエピソードは、終了です
そうしたら、本当の番外編に入れます
今日、駅前のデパートの食品売り場で
はい、クリスマス、クリスマス奥さん、クリスマスだよっ焼きそば安いよっクリスマスに、焼きそばっ焼きそばいかがですかーっ
と、ヤケクソな絶叫をしながら、焼きそばを売り続ける店員を見ました
何なんだあれは
しかし私には本当に関係無いなクリスマス
758.バカの住処
美智ちゃんは、今夜は帰って来ないそうよお母様は病院で意識を回復したそうなんだけれどお兄さんと遙花さん、それに後で工藤さんも加わって、家族会議をするそうよ
学校から屋敷へ戻るミニバンの中で、運転席の克子姉がそう教えてくれた
助手席のイーディ
2列目のシートに、オレとルナ
3列目にマナとメグ
メグは相変わらず、落ち込んだままだ
香月様がご自宅に戻られたからもうすぐ麗華お姉さんが、うちの警備にいらっしゃるわそれで工藤さんと交代するそうよ
そして工藤父は入院していた元・妻と、それに付きそう息子と娘のところへ行くのか
最初は、遙花さんが感情的になって、ゴタゴタしていたみたいだけれど美智ちゃんのお兄さんはしっかりした人みたいねビシッと遙花さんを叱りつけて、大人しくさせたそうよ寧ちゃんが言ってたわ
ああ、寧は美智に付き添いって一緒に行ってたんだっけ
で家族同士だけにしてあげた方がいい雰囲気になったんで、寧ちゃんだけ木下さんに送ってもらって先に帰って来たんだって
それでマルゴさんとマセラッティで学校へ来たのか
遙花さんのスカウトは、上手くいったらしいし
ああ工藤遙花を、マルゴさんの主催する格闘技の試合に出場させるっていう話か
あの子が、一番感情的になっていた時に売り言葉に買い言葉で、参戦するって言質をとってきたそうよ
ああ見えるようだ
寧が遙花に、なあに怖いの自分が弱いのが、世の中にバレるのが恥ずかしいとかみたいに言葉で煽って
遙花が怖いわけないでしょっやってやるわよっとか
マルゴやアタシは、立ち技主体のチームを作りたいから、空手家のハルカが参加するのは助かるノネ
立ち技
そうヨ、Darlingモチロンアタシたちも、一応は寝技も関節技も知ってるネデモアタシたちは、ほとんど使わないカラ
ホラ格闘技の試合なら、1対1だけどアタシたちが本来スル闘いは1人対3人とか4人とか、複数なのが基本デショウ
イーデイは暗殺術が専門だ
マルゴさんは、要人警護というより娼館の用心棒としての技術を磨いてきた人だ
複数の人間との闘いなら1人と寝技なんてしてたら、他の敵に殺されちゃうネアタシたちは、いつでも素早く行動できるように、立ったままでの1撃必殺を心掛けているノネ
立ったままならすぐに次の敵への攻撃ができるし、ヤバそうなら逃げることもできる
寝技に入ってしまったらそうはいかない
でも、試合は1対1なんだからそんなに気にすることはないんじゃないの
ルールの問題じゃないノネアタシたちがどういうスタイルで闘うかというのが、アタシたちのチームの売りになるノネ出自は隠せないカラネ
チームの売り
アタシやマルゴは格闘家としての実績が無いネどこかの名の知れた道場に通っていたとか、公式の大会に何年も出ているとか全く、過去の経歴が無いノネ
2人とも表の世界の格闘家でなく、裏の世界の人間なのだから
ダカラ街のケンカ屋、ストリート・ファイターだったっていうことにするしかないノネ
イーディは、ククと笑う
マルゴは、ストリート・ファイターをしているところから、声を掛けられてバウンサー日本語で夜のお店の用心棒っていう意味ネそれに雇われたっていう経歴ネアタシは、現役のストリート・ファイターそういうイメージで押し通すノネだったら立ち技主体ということにナルネ
なるほど黒い森のこととかは、公表できないもんな
シカモそういう経歴だと信じてモラエたら、アタシたちの対戦相手は、みんなアタシたちが寝技には弱いと勘違いしてくれるネこれ大きいヨ
実際はマルゴさんのイーディも、寝技についてもよく知っている
対戦相手に、誤った先入観を与えるのには確かに効果的だ
そういうアタシたちだから3人目のハルカも、立ち技主体のストライカーでイイノヨそういう寝技をヤらない、打撃専門のチームだと思ってくれるカラ
そういう情報戦からすでに闘いは始まっているのか
それにホラアタシとマルゴは、メチャクチャ強いデショチームに1人くらい、弱い子がいないとバランスが取れないのネ
あんまりにもアタシたちが強すぎると対戦してくれる相手が、いなくなるネマルゴの最終目的であるラスベガスでの男の総合格闘チャンピオンとの対戦の前に何回かは、名前を売らないといけないカラ
名前を売る
サスガに全然無名のままでは誰も注目してくれないデショダカラ少なくとも、総合格闘技のニホンの女子のタイトルくらいは幾つか取っておかないといけないノネマルゴとアタシは
何も肩書きの無いままでは例え、キョーコさんやミス・コーデリアの後押しで男の世界チャンピオンと闘えることになっても世間の人の関心を集められない
3人目のハルカは、ニホンの女子校生チャンピオンというダケで充分ネその肩書きで売れるヨ強くなくともムシロプロ選手に対しては、弱い方が売れるネ
ちゃんと商売のことを考えているんだ
オレはイーディに、そう言った
当たり前ネ売れなきゃ意味ないヨ試合のチケットも放送権もナルベクたくさんお金が儲かった方がいいデショFamilyのためには
イーディはそう答えた
それにマルゴが、アタシをこの話に誘ってくれたのはアタシの経歴ロンダリングのためなのネ
経歴ロンダリング
アタシが、マルゴと一緒に格闘家として有名になったらアタシは、暗殺者としては使えない人になるネ世間に広く顔が知られているオンナは暗殺者には不向きネどこへ行っても、人の注目を集めるカラ
あたしの故郷の暗殺教団が、アタシに戻って来いと命令してくることもなくなるネアタシの能力を知った他の裏組織が、アタシをスカウトしようとすることも
格闘家として有名人になってしまえば、イーディは裏社会から完全に自由になる
キョーコさんやコーデリアが一応、暗殺教団や他の組織に話を付けてくれているケドネデモそもそも暗殺者として失格になってしまえば、いいのネしかも、アタシは人気のある格闘家になるヨ裏社会の人間たちも応援してくれるようなそれなら、カンペキでしょ
たくさんのファンに応援されている人気格闘家を、しかも自分や組織の仲間もファンになってしまった相手を再び裏社会に引きずり込もうとは思わないだろう
ダカラ、アタシは頑張らないといけないノネ
イーディは、そう言ってニコッと微笑む
いいわね、イーディには目的があって
ポツリとメグが呟く
あたしはどうしよう
そんなの自分でどうにかするしかないじゃんか
あたしはスーパー・モデルになる綺麗になるのでも、それはお兄ちゃんのためお兄ちゃんにとっても綺麗だって言ってもらえるようなオンナになるんだもんっお兄ちゃんに喜んでもらえるような、世界一の美人になるのっそうしたらスーパー・モデルにだってきっとなれるはずだもんっ
ルナが、マナに振り返ってそう言う
ボクはどうしよう
12歳の美少女が、ハァと溜息を吐く
鷹倉神社は、月子お姉様が継ぐしボクは、何になったらいいのかな
ルナちゃんも、メグちゃんもそんなに慌てて、人生の目標を探すことはないのよ2人ともまだ若いんだからゆっくり、自分の進みたい道を考えなさい
運転席から、克子姉が明るい声でそう言った
2人とももう、自由に自分で未来を決めることができるんだから
そしてルームミラーの中の眼が、メグを見る
あたしが今のメグちゃんの年齢だった時は他人に自由を奪われて、未来なんてどうなるか全然判らなかったわ明るい将来なんて何も考えられなかった
克子姉は高校1年生で、白坂創介に誘拐されて
娼婦に堕とされた
そのまま家にも帰してもらえず、娼館に閉じ込められた
あの頃のことを思えば今は、天国よメグちゃんだって、そうじゃないの4ヶ月前までのこともう忘れてしまったのかしら
メグもゴールデンウィークが終わったら、娼婦にされる予定だった
メグの本当の父親である、白坂創介にそう宣言されていた
人ってダメよねぇすぐに辛かった時のことを忘れてしまうあの頃と比べたら、今は幸せなことばかりなのに現在に満足できなくて、もっともっと幸せになりたいって考えるバチ当たりよねあたしなんてこうやって、今、生きているだけでも、神様に感謝しないといけないのに
白坂創介に誘拐されて多くの娼婦たちが、心と身体を病んで死んだ
克子姉は、そんな生き地獄を体験している
ごめんなさいボク
ついさっきまでは巫女の運命に縛られて、明るい未来なんか少しも信じていなかったのに兄さんのおかげで、救われたばかりなのにごめんなさい
謝ることなんてないよ運命から解放されて、自由になったらそうなったら、それはそれでまた不安になるものなんだと思うよオレも経験があるよ
オレもまた改めて、この4ヶ月を思い返す
克子姉から、パン作りの指導を受けたり
メチャクチャ、慌ただしい夏休みを送ったり
セックスは毎日、複数の女たちと代わる代わる
それから、この1ヶ月のパンを実際に製作して、販売も
ホントオレ、バカだから気付かなかったけれどみんな、オレの心がブッ壊れちゃわないようにわざと忙しくしてくれたんだな
忙しくてやることや、覚えることがいっぱいあって
悩んでる時間が少しも取れなかった
もし、1人ぼっちで考え込む時間があったら
オレは、パニックを起こしてどうにかなってしまったかもしれない
あの5月の連休にあったことは余りにも重すぎたから
オレは雪乃をレイプして、童貞を失い
犯罪組織の一員となり
次々に、愛する家族を手に入れ
国際犯罪者と戦いそいつを射殺した
オレを産んだ両親と過去の自分と決別した
ほんの数日で全然、違うオレになった
そして、新しく手に入れた家族を
何としても、守りたいと思った
オレは、家族のみんなから必要とされる人間になりたいと思った
ルナ背伸びしなくていいんだよルナは、今のルナが精一杯できることを、一生懸命すればいい
ルナが、オレに寄り添って来る
オレはオレにできること以上のことを、しようとしていたオレがしなくちゃいけないって1人で焦って、空回りしてダメだよなあちゃんと判ってないといけなかったんだ自分には何ができるのかそして、何はできないのかを
オレは後部座席のメグの気配を感じる
自分にできないことはできないんだだったら、それができる人に任せればいいオレの家族に家族を信じてその代わり、オレはオレにできることを、手を抜かないで必死にやるそれで良かったんだ
判ってくれた
うんごめん色々と心配かけて
この数日ミナホ姉さんや克子姉たち大人組は、なるべくオレの前に姿を現さないようにしてくれていた
オレが勝手に悩んで、あれこれ迷いながら苦しんで
そして、本当に自分だけでは何も解決できないことを学ぶまで
手を貸さないでくれた
仕方ないのよあなたはこれが最初の家族なんだから
最初の家族
そうよあなたはご両親とは、ちゃんとした家族関係を築けなかったお祖母様は、あなたがまだ小さい時に亡くなったからあなたは、お祖母様からは保護される感覚しか学べなかったでしょ
バァちゃんが死んだのは小学校の低学年の時だ
バァちゃんに育ててもらった記憶はあるけれど
オレが家族として、バァちゃんに何かしてあげられたという記憶は無い
家族として助け合う関係そういうのは、あなたは今、初めて体験しているのよだからあなたは下手なの、家族に甘えるのがいつも自分の方ばかり、家族のために身を犠牲にして家族には甘えてはいけないと思い込んでいたのよそうでないと、家族に嫌われるって
克子姉の言うとおりだ
嫌わないよお兄ちゃん
ボクだって兄さんが好きだよ
ルナは、オレにしがみついてきた
ホーント、考え過ぎなのネDarlingはあんまり甘えてきてくれないというコトは、アタシたちからしたら、とっても寂しいことナノネ
イーディも優しくそう言って、くれた
ごめん本当に、ごめんオレ家族の距離感が、よく判っていなかったんだな
オレ任せにしておくと、オレがどっかへ飛んでってしまいそうだから
家族のみんなの方が、必死でオレを捕まえていてくれたんだ
この4ヶ月は
あたしたちは、あなたよりも家族生活の経験値があったからよ
克子姉は誘拐される前の家族との生活があった
マナには白坂家の中は乾いていても、その前に静岡での親戚の家での療養生活が
メグは山峰の養父母との生活が
こういうのは話して聞かせて教えられることではないからあなたが毎日の生活の中から失敗したり、傷付いたりしながら自分で学んでいくしかないことだから
家族との生活正しい距離感の捉え方なんて、自分で色々試しながら理解していくしかない
教えてもらうことじゃない
助けてもらうことじゃないんだ
だから、メグミちゃんあたしには、今のあなたは助けてあげられないわよ
間違えたり、失敗するのはしょうがないことなのそれは罪ではないわでも、間違えたり、失敗したからって落ち込んだままで立ち上がろうとしないことは、罪だわ
うんそんな子は邪魔だよねっ家族にはいらないよ
マナの言葉にメグがブルッと震える
いいえそうじゃないわよマナちゃん
克子姉は告げる
あたしたちは、あなたの家族だからあなたに迷惑を掛けられることは全然苦じゃないのどれだけ迷惑を掛けられてもしょうがないなっって笑ってフォローしてあげるのが家族なんだから迷惑なんて、幾らでも掛けていいのよ
この言葉はオレにも投げ掛けられている
だからあたしたちに迷惑を掛けることを恐れずに、あなたはあなたの思うとおりに行動しなさい何度でも、立ち上がるのよみんなに迷惑を掛けたくないなんて理由で、グズグズされるのが一番の迷惑ですからねっ
そういうコトネ
イーディもそう言った
ルナお前の身体、抱き締めていいか
隣に座るルナに言った
オレ、今誰かを強く抱き締めたいんだよ
あの5月の喧噪とこの4ヶ月
そして、ここ数日に起きたことが
一気にオレの心の中を駆け巡っていく
寂しくなる
人肌が恋しくなる
あっ、だったらマナが抱き締めてもらうっ
後部座席で、マナがそう言うが
走行中の車の中で席を移動するのはダメね今は、ルナがDarlingの隣にいるんだからルナに任すネ
イーディが、そう言って制止した
ルナ抱き締めさせてくれ
するとルナは
判ったボクが、兄さんを抱き締めてあげるよ
そう言ってオレの身体をギュッと抱いてくれた
もう言葉が逆だよ抱き締めたいんじゃなくて抱き締められたいでしょ兄さんはすぐに間違えるんだから
ルナはオレの心が読める
オレよりもオレの心が、見えている
ごめんねおっぱい小さくて
オレの頬がルナの12歳の膨らみに押し付けられる
そんなことない温かくて、気持ち良いよ
兄さんおっぱい好きだもんねっ
ルナの元気な生命感に包まれてオレは、ようやくホッとする
今日は、ありがとう兄さん
オレこそありがとう
抱き合うオレたちをメグが見ている
メグの視線を感じる
メグの呟きが聞こえる
お帰りなさいませ、お兄様
車がお屋敷に到着すると
みんな、玄関まで出迎えてくれた
瑠璃子にアニエス
雪乃と美子さん
月子と夜見子
レイちゃんが居るから工藤父は、もう美智たちの所へ向かったんだな
みすずと渚と真緒ちゃんがいないのは3人は台所に居るのかな
もおっ、パパ、遅いですのっ
アニエスが、叫ぶ
ルナを連れてっちゃってずるいですのっずるいですのっずるいですのっ
ああルナのことか
同い年のルナが、すっかり気に入っているんだな
アニエスもルナと遊びたいですのっパパ
うんご飯がすんだら、いっぱい遊べばいいじゃないか
オレがそう言うとアニエスは
パパルナとセックスしましたの
アニエスの知らないところでルナとセックスしましたの
いやルナとはしてないけれど
マナと可奈センパイとはしたメグにも挿入はしたけれど
ルナはまだセックスは慣れていないんですのだから、ちゃんとアニエスが見ていてあげないといけないんですのっ
12歳のアニエスが先輩顔で、そう言う
大丈夫本当にしていないから
ルナが、笑ってアニエスに報告する
本当ネアタシが保証するヨ
イーディが中腰になって、アニエスと視線を合わせてそう言った
良かったですのじゃ、また後でしましょうですのルナ
いや、今日はもう休ませてあげろよアニエス
ルナは、相当疲れているはずだ
昨日、処女喪失したばかりだしまだ12歳だし
ボクは平気だから兄さん
ルナは、ニコッと微笑む
アニエスちゃん後でまた、セックスのやり方を教えてね
アニエスは、上機嫌でそう答える
オレの方が大丈夫だろうか
イーディとも、セックスする約束をしているし
そもそも、本当は今日は誰の当番日なんだっけ
お兄様ミナホお姉様と翔お姉様はまだ香月セキュリティ・サービスのお仕事が終わらないそうですわ
瑠璃子が、オレに告げる
ああ、関西ヤクザの動向チェックと今後の作戦立案をやっているのか
2人で
うーんと弓槻が居ないみすずも居ない寧も居ないとなると今がチャンスね
ミナホ姉さんを、弓槻と呼ぶのは今ではもう雪乃だけだ
弓槻御名穂として、オレたちの担任教師をしていたんだから仕方ないけれど
恵美ちょっといいていうか、他の人にも聞いて欲しいんだけれど
雪乃は、みんなの前でメグに声を掛ける
雪乃から視線を外してうつむいて、小さな声でメグは答える
何て言うかさ悪いんだけれど話があるのよ
あたしは何も無いわよ雪乃と話すことなんて
ごめん言葉が悪かったわ
そして玄関の床に、ぺたりと正座をして
恵美恵美さんあたしは、今まであなたにたくさん悪いことをしたわそれを今更、許してもらえるとは思わないけれどごめんなさい私が悪かったわ本当にごめんなさい
雪乃はメグに土下座して謝罪する
や、やめてよそんなこと
戸惑うメグ
もちろん、こんなことをしたぐらいであたしがしてきたことを水に流してもらえるとは思っていないわあなたは、あたしのことが嫌いでしょうし一生、アタシのことを憎むと思うだけどあたし、どうしても恵美にお願いしないといけないことがあるのよ
やめないわよっあたし
雪乃は、玄関のカーペットに両手を付いたままメグを見上げて、言う
恵美さんお願いですから、あたしがこの家に住むことを許して下さい
あたしここで、赤ちゃんを産んで育てたいのよあたしの赤ちゃんはちゃんとお父さんとお母さんが一緒に居るところで育ててあげたいのよ
そんなのずるいわよ
ずるくて、ごめんでも、しょうがないでしょあたしのお腹にはそいつの赤ちゃんがいるんだから生まれたい、生まれたいってお腹を蹴飛ばすんだから
雪乃は自分の下腹を撫でる
ずるいわよいつだって、そうやって雪乃は、あたしの一番大切なものを奪おうとするんだから
あたしからヨシくんまで奪うつもりなのっ
さっき良信さんと呼ぶと言ったばかりなのに
メグは、感情のまま雪乃をなじる
うんとそれはちょっと違うんじゃないかな
雪乃は真顔で、そう言う
そいつは恵美のものじゃないわよもちろんあたしのものでもないし
その言葉にメグは愕然とする
な何よそれ
恵美のものじゃないから奪えないって、言ってるのよていうか、奪い合うようなものじゃないわよだってこいつよ
こいつは、あたしたちが大好きであたしたちもまあ、あたしもそんなら、こいつの側にいてあげてもいいかなって思ってるそういう関係でしょ五分五分の対等な関係じゃないの
あ、あたしはさっき、この人のセックス奴隷になるって決めたんだもんっあたしはこの人のものよ
まあ、あんたたちがどんなヘンタイ的なセックスをしていてもあたしは、別に気にしないけれどさそれでもそんなら理屈が変じゃないこいつが恵美のモノだって言うのなら奪うとか奪わないでって言う話になるのも判るけれどさ恵美の方がこいつのモノならあんたが、どーこー言う資格は無いんじゃないのそれとも、あんたの世界では、奴隷がご主人様を束縛しているわけ
そんなのあたしにも、よく判らないわよっ
雪乃とメグのおかしな対話が続く
とにかくあたしは、ここに住むわよ恵美が、どう思おうとも嫌だと思うけれど、納得してもらうわいいわよね
そんなの納得できるわけないでしょ何で、雪乃が
しょうがないでしょっ好きなんだもんっ
ああ、もういいわもう、どうでもいいわあんたにどう思われようとだから、はっきり言ってやるわよ
な何を
あたし何でだか、自分でもよく判らないけれどこいつが好きなのよっ犯されて、何度も酷い目に合わされて妊娠までさせられたけれどこいつのことは憎めないのっ何でだか好きなのよっあたしっ
何を何を言っているのよ雪乃
あたしだって、自分でよく判らないわよでも、そうなのよっこいつのこのバカ男のことが好きなのよこのバカっクソバカバカバカバカこんなバカ顔のセックスしか能のないバカ男のことが好きなのよあー、あたしもバカっホント、バカ
こんなバカ男の子供を産むのが何でだか、判らないけれど楽しみなのよこいつといると楽なのバカバカ言うだけだけど楽しいの気楽なのよあー、つまり愛しているのよっこのバカっ
メグは呆然している
だから恵美がいようと多分、あんたがあたしにいっぱい嫌がらせしてくることは判っているけれどそれでも、ここに住みたいのよっこいつの近くに居たいのよもぉぉぉ何で、こんなことになっているのよっこのバカぁぁ
メリー・クリスマス
最近、辛いことがあると**ネとか**ヨとか
イーディの口調で喋っている自分に気付きます
困るネ
何か1つぐらい良いことがあるといいのになあ
759.シスターズ
雪乃の宣言にメグは、戸惑っていた
な、何よそんなのおかしいわよ変だわ雪乃
そうよあたしも、そう思うわよっあたしだって、こんなのおかしいと思うわよっこいつは、あたしを酷い目に合わせた張本人なのよっでも、こいつったらそんなことはどうでもいいっていう感じで、いつでもケロっとしているのよあたしがこいつの近くに居ることが当たり前みたいに思っているのよだから、あたしも何となく、近くに行っちゃうのよしょうがないでしょあたし今、学校中でこいつの近くしか居場所が無いんだからっ
雪乃はメグに隠れて、よくオレのパン工房に来る
そして、オレの新作のパンとかを食べてちょっとだけ話をする
大抵は授業が終わって、メグがパン工房に来る前にスッといなくなるんだけれど
何かさこのバカは、ノホホンとしててさフワフワとしててさ何考えているのか、全然判らないけれど楽なのよ側に居るのがこいつはあたしを拒絶しないから命令もしない束縛もしないあたしが側に居ることを邪魔だとか、目障りだとか思ってないのよあたしに対して何の罪悪感も感じてないくせにあたしが接触してくることを拒否もしないのっあたしのことを受け入れてくれてるのよ、判る
わ、判るわよそういう人だっていうことぐらいは、あたしだって知ってるわよ
強い眼で、雪乃を睨み返す
だけどでもねぇこの人は良信さんはヨシくんは雪乃のことなんて、愛してはいないわよっ
ギュッと唇を噛みしめて言う
あたしのことだって愛していないんだもんっ
雪乃ははぁという顔をして
何言ってるのよこいつ、あたしのこと結構好きよ今日の昼だってあたしが好きだって、絶叫してたしさあれにはまいったけど
クシャクシャと、髪を描き上げる
そんで恵美あんたのことも、相当好きなはずよだって学校の教室とかで、あれだけベタベタしてくるあんたに、こいつは一言も文句言わないじゃない普通のオトコならさ自分の彼女には偉そうな態度でさうるせぇな、あっちへ言ってろよーとか、他のオトコの前ではカッコつけたりするわけじゃないのでも、このバカは絶対にそういうことしないわよどんなに恥ずかしいことでもガマンして受け入れくれてるじゃないあんた相当、愛されてると思うわよあたしの眼から見たら
同じクラスの人間として雪乃は、そう言った
それはそうなんだけれどでも、違うの違うのよっああっ、もうっ
メグが喚く
何が違うのよそんなんじゃ、判らないわよあんた昔から、あたしより頭が良いんだからさもうちょっと、あたしの頭でも判るように説明なさいよっ
雪乃がそう言う
ヨシくんはあたしのことを家族としてしか愛していないのよっ女としては恋人としては、愛してくれていないのよあたしに恋していないのよっ
メグの答えを聞いて雪乃は
で
だから口惜しいじゃないっ情けないじゃないっこんなんじゃあたし何で、ヨシくんの婚約者になったのか、判らないわよっあたしもう、自分がどうなっちゃったらいいのか判らないのよっああーっ、バカバカバカぁぁっ
メグは子供の様に、泣き出してしまう
舞夏、このバカ女、何なの
雪乃は脇でメグとの怒鳴り合いを見ていた実の妹に尋ねる
あたしだって判んないよ
マナは匙を投げる
雪乃は、大きく嘆息して
あのさ恵美あんたの考える恋ってのは何それって、どんなものなのよ
メグは泣き止んで、雪乃を見て
恋は恋よそんなことも判らないの雪乃だって女の子でしょ
だからあたしに判るように、説明しなさいっての言葉であたしには、あんたの感覚的な世界とか全然判らないんだからさ
するとメグは
恋っていうのはヨシくんが、あたしのことを好きで好きで、もうどうしょもなく好きでいてくれてあたしもヨシくんのことが好きで好きで堪らなくなっててそういう状態のことよ
恵美あんた
眉を顰めて言う
ホントにバカなのマジで、脳みそ煮えているんじゃないの
オトコなんてのはさ恋して、付き合っててもさ頭の中じゃ、セックスのことしか考えてなかったりするものよどうやって、相手の女の子を裸にするかしかさケンジか実際、そうだったものあたしの胸とかお尻とかしか見てないしでも、まあ、そうやってギラギラした欲望をあたしに向けてくれているのが快感なんだけれどね他の女じゃなくてあたしだけに注目してくれているんだからさ
オトコの好きっていう言葉はさそういう性欲丸出しなのも込みになっているのよ普通は結構、エグいのよドロドロしてんのあんたが考えているみたいな純愛みたいのはさ、映画かドラマの中にしかないのよだってほらドラマの中では純愛している俳優さんとか女優さんとかだって、自分たちはドロドロの不倫とか略奪愛とか、やってたりするわけだし現実では
そんなの関係無いわよっあたしはあたしは、ヨシくんと恋したかったのよだって、あたしたち運命の出会いをしたんだからっあたしとヨシくんは特別じゃないといけなかったのよそれなのに
重っ
メグの言葉に雪乃が、思わず呟く
ああ、そうかあんたは、今までまともに恋とかしてきていないもんねだからか恋に恋する、夢見る少女になっちゃってるのね
雪乃お姉ちゃんのせいだよ
そうだよ雪乃お姉ちゃんと白坂創介さんが、あんなにもメグお姉ちゃんや山峰さんの家を虐めたから
メグの養父母の家である山峰家は白坂家に支配され、貧乏な生活を強いられてきた 養父母は良い人だったけれどメグは、養女として肩身の狭い思いをしてきたし
ことあるごとに雪乃から迫害を受けた
はあそうかそうねあたしのせいかあたしが、イジメ過ぎて恵美は、将来が不安なままだったのよね
山峰さんの家の経済状況だけじゃないよあの頃の雪乃お姉ちゃんならもし、メグお姉ちゃんに恋人ができたりしたら、無理矢理に別れさせたりとかしたでしょきっと
そうねあの頃のあたしなら、そうしたわねあたし恵美が大っ嫌いだったから
雪乃は認める
だからだよメグお姉ちゃんは自分は、絶対に恋はできないと思っていたから恋をすると相手の人に迷惑になるわけでしょ雪乃お姉ちゃんに、別れさせられるんだから
それに白坂創介さんが、メグお姉ちゃんを娼婦にしようって企んでいたからメグお姉ちゃんは自分は一生、恋愛はできないって思い込んでいたんだよずっと
なるほどねそんなことになっていたのに、突然、このバカ男と知り合って外では婚約者のフリをするってことになったから、舞い上がっちゃったんだ恵美
雪乃の言葉にメグは
ふ、フリじゃないわよっあたしは、本当に心からヨシくんと結婚するつもりだったわよあたしはヨシくんの婚約者だったのよっ
そしてスッと力を落として
でも違うのねあたしはそうでもヨシくんは違うあたしのこと、愛していないんだわ
うん判った何とか判った大体判ったつまりあたしから見ると、恵美は恋とか愛とか、全然判っていないオコチャマに見えるんだけれど恵美本人からすれば、自分のほうはこのバカ男を愛しているのにこのバカからは、愛されているように感じられないまあ、そういう風に思っているのよね
これ、重要なトコだからもう1回確認するけれど、恵美はこのバカ男を愛しているのよね男と女としてこいつの方がどうであれ恵美の方は、恋しているそういう風に断言できるわけ
メグはオレを見て
だ、断言できるわよ
戸惑いながら答える
あっそじゃあ、いいじゃない別になんの問題も無いじゃないの
雪乃はニッと、笑った
な、何よ問題ないわけ、無いじゃないっ
メグは、反発するが
何であんたが、この男を好きなのならそれで充分でしょ
そんなわけないでしょ愛しているんだもの同じだけ、愛されたいって思うわよあたしは
うーんそりゃ気持ちは判らなくもないけれどさそれって、ちょっとおこがましくないつーか、セコいわ恵美
セコいあたしが
だってあんたが、この男を好きなこととこの男が、あんたを好きになってくることは全然、別のことなんだからさ
そんなはずないでしょヨシくんとあたしは
別のことですわ
ずっと話を聞いていた瑠璃子がメグに言う
というより同じモノになるはずがありません恵美お姉様とお兄様は別の人間ですから愛だってその性質は、人によって違うはずですわ
違うって瑠璃子ちゃん
はい恵美お姉様だって、ご覧になっているはずです例えば御名穂お姉様、克子お姉様、翔お姉様皆様、お兄様を愛していらっしゃいますけれど、その愛し方や愛の質は、それぞれ異なっていらっしゃりますわ
いつでも、見守っていてくれるミナホ姉さん
日常生活の中でやんわりと話したり、接したりしてくれる克子姉
忙しい日々の中で、ガッツリと時間を決めて会いに来てくれる翔姉ちゃん
ですからどなたが一番、お兄様を愛しているというような評価をすることはできませんわみんな、お兄様を愛していらっしゃるそれだけで充分なはずです
愛し方が違うのだから、優劣を付けることなんてできない
お兄様自身もそうですわわたくしにもお兄様は、恵美お姉様のこともとても大切に愛していらっしゃるようにしか見えませんわ恵美お姉様はちゃんと愛していただいていますわその愛の形が恵美お姉様の望んでいらっしゃるものと異なっているのですか先程から、恵美お姉様のご主張をお聞きしていてもわたくしには、何がご不満なのか全然判らないのですが
そうですのパパは、メグお姉ちゃんのことも好き好きですのどうして、そんなに怒っているのかアニエスにも判りませんの
アニエスも、小首を傾げていた
恵美ちゃん愛っていうものは、こちらから50個の甘い愛を相手にあげたからって相手からも、そのまま50個の甘い愛が同じように返って来るっていうものではないのよ
こちらは50個あげても向こうからは、10個しか返って来ないかもしれないこちらは1度に50個なのにあっちからは、5つに分割して10個ずつ少しずつしか戻って来ないこともあるわこちらは甘い愛をあげたはずなのに向こうからは、苦い愛しか返ってこないこともある人間関係ですものフィフティー・フィフティにはならないのよだから愛の量や質を考えてはダメ
それならどうしたらいいんですあたしは
大切なのはあなたが愛をあげた時に、相手がすぐに反応するかだけよ量や質が違ってもすぐに返信があるかどうか何かをあげたら、何かの反応が返ってくるそれが愛し合っている関係よ何か来たけれど、まあいいや、後でいいやってなっちゃってるのは愛し合っていないってことだから
返って来るモノの中身で無く反応の有無だけを見る
この人は、どんな時でもめんどくさいなとか後回しでいいやっていう顔をしないでしょ今だって、ちゃんとあなたに向き合って恵美ちゃんたちの話を真剣に聞いているわ話を聞いて、自分はどうしたらいいのか、どうするべきなのか本気で考えている
克子姉が、オレの背中を抱き締める
うんこいつ、バカだけど逃げない男だからああ、そうかだから、あたしこいつの側にいるのが、楽なんだ
でも、あたし本当に判らないのよこれからどうしたらいいのかどうやって、ヨシくんに接していけばいいのか全然、判らないのよ
そんなメグに雪乃は
はぁ、ホントメンドクサイ女っ恵美、あんたねぇ
考え過ぎなのよっあんたが思い描いているような、夢の恋愛世界はゲンジツにはないんだからっ
あんたが、このバカが好きっていうのならそれだけでいいでしょこのバカに、求めるなっそっから、先は男と女の勝負なのよっ
勝負
そうよこっちは愛して愛してこいつに愛を叩き付けてそれで、こいつがどれだけあたしを愛してくれるかの勝負じゃないの
そして、雪乃はオレを睨み
そもそも、あんたが悪いのよあんたが恵美に、自分は、満足するぐらい愛してもらえるのが当たり前みたいに思い込ませちゃったんでしょあんたが恵美を甘やかすからっ
えっとそうなのかな
そうよ、このバカっあんたは、愛情を垂れ流しすぎなのよっもう少し、厳しくしなさいよっみんな、甘ったれた女になっちゃうわよ
それは違うネDarlingは、Darlingの愛し方でアタシたちを愛しているダケなのネそのDarlingの生き方は、尊重しないといけないノネアタシたちが、それで甘ったれたニンゲンになってしまうかどうかはアタシたち自身が、自分を律して、そうならないように食い止めなければいけないコトなのネ
何でもDarlingのせいにするのはそれこそ、Darlingへの依存心を強めることになるヨ
彼女の言う通りよあたしたちに対する愛し方の調整まで、この人にお願いするのは可愛そうだと思わない
克子姉が、雪乃を見る
そ、そうねバカだもんねこいつあんまり、高度なことをやらせるのは、確かに可哀想よね
そして、再びメグを見る
だから、結局恵美が自分で、どうにかするしかないのよ恵美自身のことなんだからさ
ああ、もうウッサイあんたのご不満について、あたしが言えるのはさ
あんたが、どうしてもこの男とラブラブのイチャイチャのバカ・カップルになりたいんだったらこの男に、そういう風に愛してくれって要求するんじゃなくってあんたの方から、そうなるように努力するべきなんじゃないのっ
そうでしょっこのバカっバカ女バカ恵美あんたが、ここまで底抜けの馬鹿だとは思わなかったわよ
あんたが、認めなくてもこのバカ男は、あんたのことを愛しているのよそれは、絶対確実なのっはーい、ここにいる人でこのバカが、恵美のことをとっても愛していと思う人手を上げて
雪乃の言葉にメグ以外の全員が、スッと手を上げる
ほらっあんたは、とっても愛されてるのに愛され方が気に入らないとか、ろくでもない文句を言っているバカ娘なのよっとりあえず、あんたとこいつは愛し合っててそのことについては、何の問題もないんでしょなら、いいじゃない
だから愛され方まで、恵美の希望通りにしてもらいたいのならそうなるように、あんたから働きかけなさいよ努力なさいよ、少しはこのバカ男に要求するだけじゃなくってだって、こいつはバカなのよあんたが、勝手にこうじゃなきゃダメっとか、脳内お花畑で想像しててもこいつが、それを察して実現するなんて無理っだって、バカなんだから
パパは、そこまでお馬鹿さんではないですの
ありがとうアニエス
それは、そうかもしれないけれどでも、バカはバカなのそんで、恵美もバカバカなんだから、相手に望む前に行動しろって言っているのよ、あたしは
雪乃はハァハァと大きく息しながら、そう言った
あのう
美子さんが口を開く
わたくしはこちらのお宅の内部のことは、よく判っておりませんしこんなことを申し上げるのは、失礼かもしれませんが
美子さんは、普段はジッちゃんの家で暮らしているから
オレたち家族のことは、あんまりよく理解していない
何となく聞こえてくることも、わざと聞かないようにしているはずだ
犯罪組織黒い森の内側のことを自分はなるべく知らない方が良いと思っているのだろう
でも、恵美さんわたくし、今の雪乃さんがあなたに一生懸命お話なさっている姿を見て、思ったんです
美子さんが、やんわりと微笑む
雪乃さんは、恵美さんのことをとっても心配なさっていますこんなに親身になって恵美さんのために、色々言って下さるお友達は、大切ですよ
違うわ友達なんかじゃないわよ
そうね美子さん違うのよあたしと恵美は友達なんかじゃないのよ
姉妹なの母親違いの
雪乃の言葉に、ハッとするメグ
ちっくしょう姉妹はやめられないわよねそこにいる舞夏だって、今はマナとか名乗っているけれどあたしには、舞夏のままなのよ
舞夏が、あたしのことを嫌いなのは判るけれどでも、姉妹だっていうことはやめられないわあたしにとっては2つ年下の妹であることに、変わりはないのよ
あたしだってそうだよ
雪乃お姉ちゃんはお姉ちゃんだよあたしのそして、メグお姉ちゃんも
そして、再びメグに視線が集まる
恵美はあたしの腹違いの姉妹で姉妹なのに、同い年でだから、溜まらなく嫌だったのパパが、ママとセックスしてあたしを作ったのと同じ時に恵美の母親ともセックスしていたんだって思ったらその上恵美は、あたしより頭が良くてバスケも上手くて可愛くてだから、憎かったずっとずっと、恵美が嫌いだったあたしは
だから、恵美にいっぱい酷いことをしたのよ判ってるわよ今更、こんなの謝ったって許されることじゃないってことはさだけど
雪乃は、再びメグに向かって、頭を下げる
申し訳ございませんでしたっ
ああ、嫌もう、嫌、こんなの嫌よっ
突然服を脱ぎ出す
な、何してるのよ恵美
驚く、雪乃に恵美は
うるさいわよ、バカぁ
脱いだ制服のブラウスを投げ付ける
もう判ったわよ全部、あたしが悪いのよっあたしの心が狭いのよっはいはい、判りましたみなさんの雪乃のおっしゃる通りですあー、あたしのバカバカバカバカぁぁ
どんどん、服を脱ぎ捨てていく
無造作に、あちこちへポンポンと投げ捨てる
ほとんどヤケクソみたいになって
ブラもパンティも脱ぎ捨てて靴下だけの裸身になって
メグは、大きく深呼吸した
オレたち全員に向かって全裸土下座する
あたしヨシくんと皆さんの優しさに甘えていました1人だけ勝手にヨシくんの婚約者だって舞い上がって驕り高ぶっていました本当にごめんなさい
みんな、本当にあたしには愛想が尽きたと思いますけれどでも、お願いしますあたしをここに置いて下さい皆さんと一緒に住まわせて下さい
メグは床に額を擦り付けてみんなに言う
ヨシくんもごめんなさいもう、我が儘はいいませんヨシくんに求めるばかりの甘えるばかりでいることは、もう止めますだからあたしのこと、嫌いにならないで下さい
メグは泣いている
メグの裸の背中が、小さく震えている
はぁやっと判ったのネ
イーディが、溜息を吐いた
さっきの学校でのメグミがDarlingの奴隷になるっていう宣言アレこそが一番の甘えネもう自分から何かするのは嫌だから、全部、Darlingに依存するとイウ
そうか何でも、オレにメグのするべきことを決めろというのは
オレに対する甘えなんだ
お兄ちゃんのことを、急に良信さんとか呼び出すのもお兄ちゃんの気を惹くための嫌がらせだもんね
本当にごめんなさいあたしは間違ってましたそのことが、判りましたあたし、自分のことばかりでごめんなさい、ごめんなさいウウッ
メグは、何度もオレたちに謝る
メグ何で、突然裸で土下座して謝るとか何で
オレにはメグの態度の急変が理解できない
それはそれはね
メグは、泣きながら答える
雪乃があたしを姉妹だと言ってくれたから
メグが顔を上げて雪乃を見る
あたし5月の時に4ヶ月前に、雪乃に言ったんですあたしは雪乃を姉妹だと思っているって
ああそんなことが
あったよな確かに
あの時は雪乃は、あたしのその言葉を拒絶しました
うんご、ごめんね
でも、今は雪乃の方から、あたしを姉妹だと言ってくれましたそれで、あたしハッとしたんです
5月の時とは、立場が入れ替わってしまったけれどあたしと雪乃の立場がでも、そうだあの時のあたしは雪乃を本当に姉妹として受け入れようと思っていました雪乃のことを許そうとそれなのに、今のあたしは
ああ気付かれたんですね今のご自分に
うんあたしいつの間にか、本当に悪い子になってた嫌な子に自分の方が立場が良くなったからって雪乃のことを排除しようとするような、心の醜い女に
他人でなく過去の自分と現在の自分を、対比させることができたんだ
はぁ、まったくしょうがないわね、あんたはさ
雪乃がおもむろに服を脱ぎ出す
ホントにバカよあんたは恵美
メグと同じ様にいや、もっと豪快にストリップしていく雪乃
ほら、ブラジャーそれと、パンティもっ
下着はわざとオレの顔に投げ付けてくる
そしてメグと同じ靴下だけの裸体になると
皆さん、どうか恵美を許してあげて下さいっ
両手をバシッと床に付けて全裸土下座をキメる
しょうがないでしょ姉妹なんだから一緒に謝ってあげるわよっ
雪乃は土下座したまま雪乃に言う
その代わりあたしがここに住むこと、承認しなさいよっ
う、うん判った、雪乃
オレは、そんなメグに言う
メグ、違うだろ言う言葉が
雪乃はメグのために、全裸土下座してくれているんだから
ありがとう雪乃
雪乃に礼を言う
こっちこそありがとうよ受け入れてくれて恵美
はーい、じゃあ面倒だから、多数決を採りまーす恵美ちゃんを許してあげる人は
克子姉が多数決を採る
何ですの
メグお姉ちゃんに、このまま家に居て欲しい人は手を挙げてって
それなら、手を挙げますのっほら、ルナも手を挙げて
アニエスとルナを先頭に全員が手を挙げる
続いて雪乃さんが、この家で暮らすことに賛成の人は
ほらほら、ルナ手を挙げるですのっ
こっちも全員賛成だ
良かったわね2人とも
克子姉が、2人に優しく声を掛ける
もう、みんな遅ーい
廊下の向こうから、パタパタと真緒ちゃんが走って来た
あのねっママがご飯の前に、みんなでお風呂に入っちゃいなさいって
渚が
ああ、確かに
このまま、みんなで風呂に入って水に流すのもいいな
あれれ雪乃ちゃんとメグお姉ちゃん何でハダカ
真緒ちゃんは全裸土下座している2人を見つけて、驚く
もおっお洋服は、お風呂場の前で脱ぐっそう決まっているでしょ2人ともメッ
真緒ちゃんが姉妹となった2人を叱った
小学生の時に、クリスマスにガンダムを貰いました
クローバーの
手がバネで飛ぶ
首から、白いブラスチックの皿が打ち出される
肘と膝の関節が、15度しか動かない
背中になぜか、車輪の付いている
口にへの字がなくて、アンテナが黄色で
バズーカとライフルが、真っ赤だという
15年くらい前に、クリスマスに自分でターンエー・ガンダムを買いました
メタル・コンポジットの
正座できる
今年は何も無しです
760.優しく愛して
だいたいさあんたはバカ過ぎるわよ、恵美
お屋敷の大浴場で雪乃がメグに言う
2人とも、全裸で並んで、お湯の中にに浸かっている
あんたの周りに居る連中はさみんな、化け物か変人か、どっちかしかいないんだからしかも、想像を絶する化け物か、理屈抜きに底抜けの変人でしょ
雪乃の言葉はキツイが大体、合っている
オレたち家族は、まともな人間の集まりではない
なのにさああいうハチャメチャな連中に、あんたみたいな貧乏に慣れきったせせこましい性格の子が、真っ正面から立ち向かって勝てるわけないじゃないの
メグだって娼館の生まれだし、決して普通の女の子ではない
それでも、養父母の山峰夫妻は、メグをちゃんと育ててくれたごく普通の生活感覚を持つ、ごく普通の女の子に
まあ、確かに山峰家の暮らしは、ちょっとばかし貧しかったんだろうけれど
それは判っているんだけど
メグは、チャポチャポとお湯で自分の顔を洗っている
さっきの泣いた跡を、洗って消したいようだ
その上あんたは、変なところが極めて真面目だからさあの特別な連中たちが、特別なルールでお互いに張り合っている世界で自分も、何とか、それなりのポジションにつこうとしていたわけでしょ
あたしはあたしなりに、みんなやヨシくんの役に立ちたかっただけよ
だーかーらー、あの連中がすでに、それぞれのポジションを占めちゃっている所へ行ったってさ今更、恵美が自分の地位を確立することなんて無理なのよ
だってあんたはあんただけは、もうどうしょうもない位、普通の女子校生じゃないそれも1年生何か、個人的にコネとかお金とか権力とか持ってるわけじゃないしさ能力だって料理じゃ、克子には勝てないでしょ
悪巧みじゃ、弓槻や寧に勝てないしケンカだって、専門職が何人もいるんだから
判っているわよあたしは、どうせ、何の力も無いわよ自分が無力だってことは雪乃に言われなくなって、自分で判っているわよっ
判ってて何で、こうなんのよあんた、ホントバカね
雪乃には、判らないわよあたしの気持ちはっ
うん判んないわつーか判ったら、ダメだわあんたの理屈って、最初から負け犬の論理だから勝てないと知っていることなのに、ずるずると引き摺られて負けるべくして、負けてるだけだから
メグは雪乃を見る
少しさ視点を変えなさいよはっきり言うけれどさみんな、あんたなんかに何一つ期待していないんだから
だって期待できるわけないでしょあんたは、あんたの言う通り無力で無能の高校1年生なんだからそんな人間に期待するほど、ここの連中は愚かじゃないわよ
雪乃は大浴場を見渡す
洗い場では、夜見子が真緒ちゃんをアニエスがルナを洗ってあげていた
マナは、イーディと瑠璃子と話している
克子姉は、月子と美子さんと
うん美子さん、よくオレたちと一緒に風呂に入る気になったよな
オレの視線も気にせずに、楽しそうに裸でくつろいでいる
ここで過ごしてみて同年代の子と話をするのが楽しくなったんだろうか
ホント凄いっていうか、ズルいっていうかあたしとあんたが、話をする場に弓槻と、寧と、みすずは席を外すのよあの3人が居ると、あたしか恵美か、どっちかが萎縮しちゃってガンガンお互いに思っていることを、話せないだろうからってさ
御名穂さんはお仕事だし寧姉さんは、マルゴお姉さんと人を送りに行っているのよみすずさんだって渚お姉さんと、お夕食の支度をしているんだわ
あんたホントに、そう思うの
ジトッと、雪乃はメグを見る
御名穂さんと寧お姉さんが、今、この家にいないのは本当よあたし、知っているもの
ならみすずは
そうね雪乃の言うとおり席を外してくれたんだと思うわあの人が居たらあたし、多分、もっとカッコつけてたと思うから
カッコつける
うんあの人の前なら、あたし物事の察しが良くて、何でもテキパキこなす女の子を演じようとしちゃうのもちろん、そんな完璧な子になんか、成り切れないんだけどでも意識しちゃうのみすずさんが、完璧だからあたしも、同じ様にならないと負けちゃうって思うから
みすずの前なら
あんなに、みっともなく雪乃と罵り合いとかしなかったというのか
だから、あんたはバカなのよみすずは、ここにいる連中の中じゃ、トップ・クラスの化け物よ生まれてから、ずーっと香月家のお嬢様で完璧な子を演じ続けているんだからセルフ・コントロールの鬼よ優しそうで、ふんわりと穏やかだけど心の中じゃ、一番企んでる女よ恵美がどんだけ張り合おうとしたってスカッと躱されるだけでしょしかもあっちは、そんな恵美を憐れんで、お優しくしてさえ下さるのよ
メグは、嘆息する
あっちの瑠璃子はあの子も、やんわりしているくせに、心の中では色々企んでる子だけれどあの子は、ほら現状をそのまま、受け入れるっていうタイプでしょ現実主義だからでも、みすずは何年かかろうと、ゲンジツの方を自分の思い通りに改変しよう頑張るタイプだから根性があるのよだから怖い怖い怖い
雪乃はそう分析する
弓槻は色々と考えているようでも、時々短絡的っていうか先のことは、またその時に対処すればいいっていう割り切りがあるし寧は、クレイジーだからあの女、平然と力尽くで状況を引っ繰り返すからやっぱり、長期的なことは考えていないわよ
オレたちは犯罪組織だから
どんなプランも予定通りに進むとは、思っていない
突然、予想外の妨害を受けたり計画の変更をしなくてはならないこともあるから
詳細を詰めすぎた計画は立てないあちこちに、変更可能なポイントを多数残しておく
そして作戦の実行中に、アドリブやアレンジを加える
ミナホ姉さんが、そういうスタイルだから寧も、それを受け継いだのだろう
寧の方が、アドリブを好む傾向にあるかもしれない
だけど、ほらみすずは、長期計画で、キッチリ・カッチリ1つずつ、ハメていくっていうタイプだから
しかも計画が達成するまでは、油断しないし、自分の感情を顔にも出さないオンナなのよね
みすずの計画
みすずさんてやっぱり、ヨシくんの女の中のトップになるっていうことよね
メグが雪乃に尋ねる
当たり前でしょあんたたちの誰ともケンカせずみんなが、はっきりと認める形であそこのバカ男の本妻に収まるっていうのが、究極の目的でしょうね
雪乃が湯船の中で、数メートルほど離れているオレをギロッと睨む
そうよねあたし、どうしよう
メグは、また悩み出す
ホント、バッカじゃないのそんなのさあの女にくれてやればいいのよあいつの本妻の地位なんてさっ
恵美は恵美で何か別のものを見つければいいのよっ真っ正面から、あんな化け物と闘ったって勝てるわけがないんだからっ
だから、あたしはヨシくんの婚約者をここのお屋敷の主婦を目指していたんだけれど
メグはその役を失敗した
バーカそういうのだってあんたが、自分から目指したものじゃないでしょあんた、ハメられているのよあいつらに
あいつらはさ恵美の存在が、メンドクサイからさていうか、あんたってホントに重い女なんだからさそれで、そういう肩書きを付けて奉っておこうって思ったんでしょで結局、4ヶ月経っても、あんたは肩書きだけの女で実質的なモノは、みーんな他の女に取られていたんじゃないのっ
オレの婚約者本妻は、実質的には、みすずや寧がやっている
お屋敷の主婦の方は克子姉をメインに、マナと瑠璃子で
あんたってさホント、騙されやすいっていうか、流されやすい女よね人にこうだと言われたら、すぐにその気になっちゃうのホント、バカだから高校に入学して、いきなり学級委員とかを仰せつかっちゃうんだろうけれど
あの男とやっているパン屋もそうよパン屋は、別に恵美の夢じゃないんでしょあいつとパン屋をやるのが夢なのは克子なんでしょそれなのに、何であんたが手伝っているのよ
それはヨシくんが、克子お姉さんとパン屋さんをするっていうのなら手伝ってあげるのが、あたしの義務だと思ったから
そんな義務は無いわよっああーん、もうホントに馬鹿なのね、あんたって子は
雪乃が、メグにピチャと湯を飛ばす
人の夢の手伝いをしているヒマがあったらあんたの夢を追い掛けなさいよっ恵美、あんたの夢は何ほら、言ってみなさいよっ
あたしの夢
そうよあのバカ男と結婚したとしてそんで終わりなのまさか、ホントに専業主婦に収まるとか考えていないわよねっそんなことになったらあんたは、他の女たちから、家事だの子育てだのを押し付けられるだけよ
雪乃は、また克子姉たちの方を見る
あいつらがみんな大人しく、家庭に収まっているとは到底思えないからっあいつら、どうせ何か始めるわよビジネスとか
メグは小さく頷く
みんな才能がある人たちだものね
みすずは、東大を出て国家官僚になるとか言っていたし
瑠璃子だって、香月家の何かしらの役職に就くだろう
美智は、すでにプロの警護人だし
寧とイーディは、マルゴさんと格闘技ビジネスを始める
マナは、スーパーモデルを目指すと言っているし
月子は、京都の神社を継ぐ
渚は、すでに自分の花屋をやっているし
克子姉は、パン屋を始める
翔姉ちゃんやレイちゃんは、香月セキュリティ・サービスの仕事があるし
ミナホ姉さんも娼館を期限限定で再開しながら、新しいビジネスを始める
そういうことじゃなくってさ恵美、あんたには夢が無いのあたしは、それを聞きたいんだっての
夢夢ね
そうよ何かあるでしょ子供の頃から、やってみたかった仕事とか何でも良いわよあのバカ男とか、あの化け物連中のこととか全部、1回忘れて頭の中を真っ白にしてみなさいよ今のあいつらとの人間関係の中で、自分に何ができるかとか自分は何をした方が良いのかとか、偏ったことを考えるから間違えていくのよ深みにハマッてっちゃうのよシンプルになりなさいよあんた自身が、どうなりたいのか何になりたいのかあんたの夢を話してみなさいよっ
ごめんそんなの考えたこともないわ
あたし子供の頃から自分は、いつか白坂創介さんに呼ばれてお母さんみたいな娼婦にさせられるんだって思ってたから
寂しげな笑顔で言う
何かになりたいとか、あんな仕事をしてみたいとか考えたことがないのよそんなこと考えるだけ、ムダだと思っていたから
雪乃が謝る
それって、パパとあたしのせいよねあたしがあんたのことを散々イジメたから
雪乃は酷く後悔しているようだった
ごめんね中学の時のバスケ部のこととかあたしが、無理矢理辞めさせたのよね本当にゴメンもっとやりたかったんでしょバスケ
別にいいのよバスケも今の陸上だって、いつかは辞めなきゃいけないことだって思ってたから白坂さんから呼ばれたらおしまいになるものだって、思ってたから
それにねもし、娼婦にならないで済んだとしてもその時はその時で、あたしは白坂家の意向で、どこかの家にお嫁に行かされるって思ってたわどっちにしてもあたしには、自分で自分の未来を決めることはできないって判っていたし諦めていたから
苦しそうに、雪乃は呟く
だから今、こんななのよね、あたし娼婦にならなくていいって決まっても自分から、何をどうしたらいいかとか、思い付かないのよだからヨシくんや家族の方をチラチラ見て、あたしでもできそうなことを手伝っているだけなのよね
雪乃の言う通りよあたし自分の夢が全然ない子なのよだからなのねヨシくんや、みんな縋るだけではぁ、ホント情けないなぁ
ごめん、恵美
いいのよ仕方無いもんこれは、あたしの運命であたしは、こういう風にしか生きられなかったんだから雪乃のせいじゃないよ
克子姉たちと話していたはずの月子が、スッと立ち上がって
メグに向かって歩いて来る
月子の白い裸身
スレンダーだけど、美しいプロポーションがメグの前に立ちはだかる
そういう嘘は、いけませんよ
穏やかに優しく、微笑む
どんなに絶望的な境遇の中でも夢を思い描くの人間の性ですわ
月子が告げる
世界一のお金持ちになっても死刑になる当日の朝であっても人間は、ついつい自分の未来を夢見てしまいますそういうものですわあなたが、本当に全てを諦めてしまって、絶望していたのなら今、ここにはいませんよもう何年も前に自殺していたはずだとは思いませんかそれに
月子の声は優しい
恵美さんにだって子供の頃からの夢が、ちゃんとあるじゃないですか
月子はメグの心を読んでいる
口では、夢なんてないと言っているメグの心の裏を
あなたの心の中にしっかりと
そっと胸を押さえるメグ
メグ教えてくれよ
オレも、メグに声を掛ける
メグの夢は何なんだオレとか家族とか、全然関係の無いメグだけのメグの夢は
何よ、あるんなら言いなさいよびっくりするじゃないこのバカ娘っ
雪乃もメグを促した
あたし、本当は子供の頃から、ずっと
誰にも言えなかったメグの心の奥の言葉が呼び覚まされる
学校の先生になりたかったの小学校の先生に
それがメグの夢
ならなればいいじゃないねえ
夢を目指せよ夢を叶えろそのためだったら、何でも協力するから
だ、ダメよあたしがヨシくんを助けるのよヨシくんに、助けてもらうのは
戸惑っているメグ
いいんだよ家族なんだからオレはメグが、メグの夢に向かって頑張ってくれる方が嬉しいんだから
だって先生になるためには、4年制の大学の教育学部に行かないといけないしヨシくんのお手伝いができなくなるわよもし、先生になれたとしてもそっちの仕事が忙しくになるだろうし
問題無いよ
でも家族のことを考えたらうちは今、小さい子も居るし、来年には赤ちゃんも産まれるんだし
そんなの何とかなるよ
みんなで何とかする家族だから
オレだけじゃ無理でも、オレの家族なら
何をするにも、困難は無い
メグが先生になりたいのならその夢だって、オレたち家族全員の夢なんだよいいからメグは、メグの夢を追い掛けろ
そうよ化け物たちと張り合って、この家の中の狭い世界でジタバタするよりそっちの方が全然良いと思うわよ恵美って、小学校の先生とか向いてると思うし
雪乃が笑う
何だ良かった何よ、あんたにもあるんじゃない夢
雪乃の眼からポロポロと涙の粒が零れる
雪乃、どうしたの
何でもないわよっ何でもないのっ気にしないでよっバカっ
雪乃は慌てて、バチャバチャと湯で顔を洗うが
涙は、止まらない
恵美さん、あちらへ参りましょう
月子が、メグに言う
少し公様と2人だけにして差し上げましょうよ
大丈夫です公様にお任せすれば
うん、ちょっとだけ雪乃と2人きりにさせてくれ
月子とメグがオレたちから離れる
オレは、後ろから雪乃の背中を抱き締める
うるさい何でもないわよ
雪乃は、涙を拭いながらオレに言う
お前は何になりたかったんだ
そう雪乃にも、夢はあったはずだ
それをオレは奪い去ってしまった永遠に
ファッション関係よ
モデルとかは無理でも何でもいいから、ファッションに絡んだ仕事がしたかったのよ雑誌の編集とかブランドショップの店員とかデザイナーとかさ
国民の敵・白坂創介の娘として日本中に、痴態を晒した雪乃
ネットに流れた雪乃のセックス映像は、全世界の人間に視聴されている
この4ヶ月テレビに出続けたことで、雪乃に対する批判は下火になっている
むしろ、サバサバした性格のこの美少女は少しずつ、ファンも獲得し出している
雪乃の出演するテレビ番組は、なかなかの高視聴率番組になっているのだスポンサー無しの放送だけど
このままなら、何となくテレビ・タレントとして、やっていけるかもしれない
だけどそれは、雪乃の望んだことではない
それは、雪乃の夢とは違う
ごめんな雪乃
うっさい、謝るなあんたが謝って今更、どうなることでもないし
いいのよそろそろお腹が目立つからって今週からは、ビキニじゃなくって服を着て番組に出ても良いってことになったから好きな服を着て、お洒落してそれで、少しは鬱憤を晴らすわよ
雪乃は強いな
こいつはいつでも、へこたれない
どんな状況になっても
あのさ、これのことなんだけれど
雪乃は自分の股間を指差す
普段はファンデーションで隠しているから、見えないんだけれど
そこにはオレが書いたタトゥの文字があった
最初は吉田だったのが今は嘉甲に変えられている
ああ、消したいのかそれ
確か特殊な薬を使えば、消えるってミナホ姉さんは、言っていたと思う
違うわよこれを最初の字に戻したいのよ今の嘉甲じゃ、誰のことだか判らないでしょ
雪乃が、泣きべそ顔でオレを見る
元の吉田に戻したいのよ
えっとオレ、もう吉田じゃないから
何言ってるのよあんた吉田じゃないの
ああ、学校じゃまだそのまんまにしているんだけど戸籍を移したんだよだから、今は黒森なんだ
雪乃は自分の下腹部を触り
黒森じゃ困るわよねあんたたち、みんな黒森になっちゃうわけでしょ
寧もマルゴさんも、アニエスもみんな黒森だ
もちろん、ミナホ姉さんも
しょうがないなあじゃあ、1回全部消して良信って書きなさいよ
何よ良信の方は、変わってないでしょ
半分は
オレは吉田の籍から移った1つめの戸籍が、黒森良信で
寧の弟さんから譲り受けた戸籍が黒森恵人となっている
その上黒い森のメンバーとしての名前が、黒森公だ
学校では吉田良信のままだけど
うん、じゃあ良信でいいか
いいかって何よあんたの名前でしょしっかりしなさいよ
雪乃に叱られた
こうやってお前に触れているのって、久しぶりだな
2人とも裸で風呂に浸かって
オレは、雪乃の背中を抱いている
そ、そうね4ヶ月ぶりなのね
雪乃は顔を赤らめる
雪乃体つきが、変わったな
何よ太ったって言いたいの
そんなことないけれどでも、何か大人っぽくなったよ
身体がお母さんになろうとしているのよ
おっぱいも、どんどん大きくなっているわよ
触らないのあんた好きだったでしょあたしのおっぱい
ああ確かに、魅力的なおっぱいだ
それは、後で真緒ちゃんがいるところではエロいことは禁止なんだよ教育によくないから
安定期に入ったんだよな
判ってるわよあんたが、あたしにセックスしないわけがないじゃないの覚悟しているわよ
あたしもずっと、したかったし
何度も夢に見たわあんたとのセックスだから責任取りなさいね
あのさ雪乃
お腹、触らせてくれないか
お腹
オレの子が入っているんだよな
ちょっとでいいから触らせてくれよ
宝物を扱うように、慎重に触るのよちょっとじゃなくって、いっぱい触っていいから
オレは雪乃の下腹部に、手を当てる
ぷくっとした感触
ここに居るんだ
育っているんだ
雪乃愛しているオレ、お前のこと
それとこの子のことも
絶対に幸せにするから
そうまあ、期待しないでおくわ
真緒ちゃんと、アニエスとルナとマナと夜見子がやって来る
雪乃ちゃん、お腹触らせてっ
ママのお腹も触ったから今度は、雪乃ちゃんも
ああ、渚さんも妊娠が判ったのよね
雪乃も、渚の懐妊を知っていた
アニエスも触っていいですの
あ、ヨミも触ってみたいです
雪乃お姉ちゃんあたしも
他の子たちも赤ちゃんのいるお腹に興味津々らしい
まったくしょうがないわねっ
雪乃は、ニッコリと少女たちに微笑んだ
ほら触って良いわよ優しくねっ
これで御名穂や美智や寧たちの帰宅を書いて
取りこぼしを書き足したらこのエピソードは、終わりですね
ラストのセックスシーンは、誰でいくか迷ってます
それで、その次からは本当の番外編になります
時間を経過させて、飛び飛びで短いエピソードを書きます
後日談というやつですね
ついに、終わりが見えてきた感じです
昨日のクリスマスは父をお台場に連れて行きました
少し、華やかなところに連れ出さないといけないとそう思いまして
で、トヨタのショールームの喫茶室から、某テレビ局の方を眺めながらコーヒーを飲んだのですが
父うーん、あの建物は入ったことがないが昔のあそこの局のスタジオでは仕事したことがあるぞ
前に書いたこともありますが私の父は、若い頃にテレビの照明係の仕事をしていました
テレビの創生期の頃のことです
父まだ、あそこの局が開局したばかりの頃だったなあ
父あれは、もう25年くらい前なんだなあ
私お父さんお父さんが照明の仕事を辞めて、転職したのは何歳の時
父25歳ぐらいだったかなあ
私で今、何歳
父来年で80歳だ
私80歳から、25歳を引いてみて25年しか経ってないわけがないだろ
父うーんそんなに経つのかぁ
父しかし、あれだなあ昔なら、知り合いがいたからテレビ局の見学とかさせてもらえたけれど今はもう、オレの知ってるやつはいないだろうなあ
私当たり前だろ
父あ、あいつがまだ居るわあいつなら、オレのことを覚えていると思うよ
私誰
父だからあそこの会長
ってあの局の
私え、会長さん知ってるの
父うん昔、同じ現場で仕事したことあるし
私いや向こうは、もう覚えていないでしょ
父そんなことないよ10年ぐらい前に、ゴルフ大会観に行ったら、バッタリ会っておう、久しぶりとか話したことあるから
私ゴルフ大会
父うんあそこの局が主催しているプロのゴルフ大会を観に行ったらたまたま来てたんだよ会長で、声を掛けたらオレのこと、覚えていたよ
私へえ
か、掛けたんだ声
この人怖い物知らず過ぎる
761.そしてコンプレックス
アニエスたちは、恐る恐る雪乃の腹を触る
赤ちゃんに、こんにちわって言ってあげて
雪乃の言葉に、アニエスと真緒ちゃんは
こんにちわアニエスですの
早く産まれてきてねっ
優しく、雪乃の下腹を擦っていく
ほらほら、ルナも触らせてもらうんですの
う、うん失礼します
もう、お腹の中で動いたりします
夜見子が雪乃に尋ねる
うーんと、まだハッキリと判らないわそんな感じがする時はあるけれど安定期に入ったばかりだし
でも、ここに先生の赤ちゃんがいるんですよね不思議ぃ
ね雪乃ちゃん
真緒ちゃんが、雪乃を見上げる
どうして、雪乃ちゃんのお腹には字が書いてあるの
アニエスには読めませんの
えっとヨシにコウ
ルナが、嘉甲のタトゥの字を読む
えーと、それはあのあんた、何か言いなさいよっ
うーんとまあ、色々あるんだよ大きくなると
そうそう、大人になるとね色々、何でこうなったんだか判らないことが、いっぱい起きるのよ
このバカや、あんたたちとこんなにたくさんの人たちと、仲良くお風呂に入る日が来るなんて、思ってなかったし
もう、メグちゃんとは仲直りしたの
それはえっと
メグを見る雪乃メグも雪乃を
恵美とはねギャーギャー喚き合っている方が、普通なのよ通常運行だからあんたが気にしなくてもいいのよ
真緒ちゃんは、メグを見る
メグちゃん最近ずっと、怖い顔ばかりしているから
あたしそう
はいですのアニエスにもお勉強しなさい、ちゃんとお片付けをしなさいって、いっつも怖いですのメグミちゃんは
それは、アニエスちゃんがお勉強やお片付けをちゃんとしていないからでしょ
真緒ちゃんがニッと笑う
やってますのちゃんとやってますのでも、メグミちゃんはアニエスがちゃんとやってても、怖い顔で怒ってますの
謝るメグ
それも、無理にお屋敷の主婦になろうとしたからか
必要以上に、アニエスたちに怖い顔を見せていた
でも本当にしっかりお勉強しないと、ルナちゃんと一緒に学校に行けないわよ
克子姉が、オレたちの方にやって来る
学校はいいですの
アニエスは、今まで同世代の子と集団生活をしたことがない
ずっと、この屋敷の中に居たから
だから、外の世界に出ることを恐れている
でも、ルナちゃんは学校に通うことになるわよそうしたら、どうするルナちゃんが1人で学校に行っちゃったら、アニエスはお家の中で1人でお留守番している
ルナちゃんには、学校でいっぱい新しいお友達ができるわよそうしたら、学校の方が楽しくてアニエスちゃんの待っているお家にには、なかなか帰って来なくなるかもしれないわよね
克子姉は、ニコニコ笑ってそう告げる
それは困りますのうーっ
唸るアニエス
あ、そうだアニエス明日になったら、もう1人アニエスと同い年の子が家に来るぞルナの従姉妹の12歳の子だ
そうそうコヨミちゃんもここに来るのよっ
ルナでなく夜見子が、大きな声で叫ぶ
コヨミちゃん
うんボクの従姉妹の子だよ
ルナが、アニエスに言う
その子も、アニエスのお友達になってくれますの
アニエスは、心配そうだ
なってくれるわよっヨミが頼んであげるからっ
ボクも仲良くしてくれるように話すから大丈夫だよ可愛くて優しい子だから
夜見子とルナが、アニエスに微笑む
でも、そのコヨミさんも家に来たら、ルナちゃんと一緒に学校へ行くわよそうなったらあれあれ同じ12歳なのに、アニエスちゃんだけ学校に行かないの行かなくていいのかなぁ
克子姉の言葉にアニエスは
ルナもその子も行くですの
そりゃ行くわよ義務教育だから
夜見子が答えた
うーそしたらアニエスも行かないわけにいかないですの
でも今から、学校に編入するには試験があるんじゃないの
試験ですの
そうよどれくらい学力が勉強ができるか調べられるのよ
うーアニエス、お勉強は
でもあんまりにも、勉強が出来なかったら、学校に入れてもらえないかもしれないわよ
ホント雪乃ちゃん
真緒ちゃんが、雪乃に尋ねる
そうよそのために試験するんだからそれにもし入学は許可されても、学力が低すぎたら同い年なのに、あんただけ下の学年てことになるかもしれないわよ
下の学年
ルナとコヨミちゃんは6年生だけどあなただけ、4年生とか5年生ってことよっ
それってどうなりますの
一緒の学校に通うことになってもアニエスちゃんだけ、ボクたちとは違うクラスになるってことだよ
ルナちゃんたちと別々になりますの
しょうがないじゃないの学年が違っちゃったらさ
雪乃が、ニッと笑う
そんなの、困りますのっ
それなら編入試験までの間に、しっかりお勉強しないとねっみんなで、助けてあげるから
克子姉がそうまとめた
オレにしがみついてくるアニエス
大丈夫だよみんなが教えてくれるからオレも手伝うし
小学校6年生に編入してもらえるにはどれくらいの学力が必要だろうか
アニエスは帰国子女ってことにするから、多少のことは大目に見てもらえると思うわ
まあ、金髪に青い眼に白い肌アニエスは、本当に日仏ハーフだし
何とかずっと外国にいましたという設定で通るだろうな
だから、難しい漢字とか日本の地理とか歴史に関しては、そんなに重大視されないと思うけれど
それでも、日本語の読み書きはできないといけないよな
それと数学、いや、小学校では算数か
帰国子女だって、別の国では学校へ行ってたはずなんだから
アラビア数字での算数は習ってないとおかしいよな
アニエス九九は覚えたんだよな
オレは心配になって、尋ねる
はいですの九九、八十一ですの
大丈夫よその辺はお嬢様が学習計画を作って、1つずつ教えているから
夏休み前から、ミナホ姉さんや克子姉が勉強を見てやっているんだ
アニエスを学校に通わせることを目的に
あたしたちは来年から登校させるつもりだったけれどルナちゃんたちが来たのなら、スピード・アップしても平気だと思うわ一緒に勉強できる相手がいるんだから
アニエス1人だけで大人から勉強を教わるより
ルナたちと一緒の方が、アニエスの意欲も違うだろう
それに、ルナちゃんたちのお勉強が遅れてもいけないから編入は急がないといけないし
克子姉は、ルナを見る
アニエスを待っていたらルナたちも、授業に追っつかなくなっちゃうか
て、ことはマナも、そろそろ学校に行かないといけないんだよね
夜見子ちゃんと一緒に
夜見子が、ニコッと微笑む
あーら、ヨミと一緒なのは嫌なの
マナはまだ、自分が白坂舞夏であることがバレるのを恐れている
そうだ夜見子とマナは双子ってことにしよう
オレは不意に、そんなことを思い付く
2卵性の双子だだから、似て無くても問題無い
克子姉マナたちの編入先って、みすずや瑠璃子の学校になるんだよな
ええ警備の都合があるからそういうことになると思うわ
この家から通うのならみんな、同じ学校にしてもらった方が良い
どうせ、瑠璃子や美智の送り迎えに車を出しているんだから
マナみすずたちの学校に、舞夏を知っている子はどれくらい居る
白坂家はそこそこの名家だった
名家の超お嬢様しかいない超名門女子校には白坂舞夏を知っている子は居るだろう
香月家の分家の子供たちの中に、雪乃を知っているやつもいたんだし
学校が違ってもパーティで会ったとか、知り合いの知り合いとか何かしらの接点はあるはずだ
うーんとホントに話したことがある子は、2、3人だけれどあたしの顔を見たら、アッと思う子は20人ぐらいはいると思う
それは無いよ
オレはマナに微笑む
お前はこの4ヶ月で変わったから背も伸びたし綺麗になった
でもあたしは、あたしだよ
俯くマナ
そうかなヨミの双子の姉妹だって言ったらみんな、そう思うんじゃないのかな何か似てるけれど別の子だって、思うわよみんな
夜見子が、元気いっぱいにそう言った
そうよ他人のそら似なんて、よくあるこどなんだし双子だって、本人たちも、先生も言っているのに信じないわけがないでしょっ
夜見子の明るさにマナは、押される
あ、そうだ次の学校ではわたくし、夜見子じゃなくってヨミにしますっそうしたらさヨミにマナにルナほーら、みんな姉妹っぽいでしょ
あらわたくしは、どうなるの
少し離れた所から聞いていた、月子が微笑む
月子お姉様は、月子お姉様よ素敵なお名前だものっでも、わたくしは巫女にはならないって決めたんですもの、漢字の夜見子は封印したいのよ夜を見る子じゃヨミの巫女になるしかないみたいだから
自分が何としてでも巫女を継がなきゃいけないそれが、夜見子のコンプレックスだった
巫女になるという運命から夜見子は解き放たれた
わたくしの本当の名前はそうね、いずれ産む先生の子供にだけ教えることにするわ今からのあたしはただのヨミね、いいでしょ先生
夜見子は、裸のロリ巨乳をオレの腕に押しつけて来る
うんオレもその方が良いと思うよ
名前を変えることで、それまでの人生をフッ切ることができる
オレ自身が、そういう体験をしてきている
苗字はどうするのあたしは今は、吉田マナなんだけれど
鷹倉はわたくしだけでいいのよ
月子が、妹たちに言った
鷹倉神社を継ぐ以上月子は、鷹倉を名乗ることをやめられない
でも、妹たちは
巫女にならなくて済んだのだから鷹倉の名前から逃れることもできる
ぼ、ボクも鷹倉のままでいいよ
だってコヨミちゃんが来たらコヨミちゃんも、鷹倉のままだろうし
ルナたちの叔母、鷹倉清美は正式な婚姻をしていなかった
だから、戸籍上は鷹倉のままだ
清美の娘のコヨミも
ボクが鷹倉じゃなくなってたらコヨミちゃんが混乱すると思うし
一緒に転校するにしても従姉妹同士、鷹倉のままの方が良いか
アニエスは、どうなりますの
きょとんとしてアニエスが尋ねる
アニエスはアニエスしか、名前がありませんの
アニエスは、この屋敷で生まれたまま外に出してもらえなかったから
戸籍が無い
白坂創介が、そういうのを気にするような人間なわけがないし
まあ、アニエスの戸籍に関してはミナホ姉さんが動いて、何とか新しく作るんだろうけれど
アニエスは黒森だよ家の子なんだから黒森アニエスだ
当然、そうなるよな
ダメダメそれはダメよ
克子姉が、慌てて言う
名家の皆様の前で黒森の名前は鬼門よ
名家の年輩の男性たちには高級娼館を経営する黒森の家は、有名なんだっけ
自分の孫娘の卒業アルバムとかを見て黒森の名前を見たら、ギョッとする
黒森の家の子とは、交際してはいけませんとか、強く言うことになるだろう
もしかしたら、自分の孫娘が娼婦にさせられるとか考えて
白坂創介が経営していた時代の悪評も残っているだろうしな
じゃあ、どうするマナと同じで吉田にする
ごめん、マナ吉田というのは、正直今のオレにとっては、捨てた家の名前だし
ああ、そっかマナにとっての、舞夏さんなんだね
弓槻でいいわよ
見ると風呂場の入り口から、全裸のミナホ姉さんが入って来た
弓槻アニエス弓槻マナ弓槻ヨミあなたたちが嫌じゃなかったら、使ってちょうだい
弓槻はミナホ姉さんの、本当の名前だ
ミナホ姉さんのお母さんの家が弓槻で
弓槻御名穂として生まれて、育った
父親の家の名黒森を名乗ったのは、娼婦を引退して娼館の経営に携わってからだ
じゃあ、そうさせてもらおうかマナ
ヨミが、ニコッと微笑んでそう言う
双子の姉妹なんだから今からはマナって呼ぶわよ
うん、じゃあマナもヨミって呼ぶね
アニエスちゃんはマナたちの従妹ってことにしようかお父さんが外国人てことで
マナお母さんじゃないの
ううんお父さんにした方がいいのよ
白坂創介の存在から逃れるために
姿形が白人とのハーフで、お父さんが外国人だと話したら
誰も、アニエスの父親が白坂創介だとは想像しない
え、アニエスのパパはパパですの
えっとそうだけれど、世を忍ぶ仮のお父さんとして
マナが必死で説明しようとするが、アニエスは納得しない
良信と鷹倉さんたちちょっとこっちに来て大事な話があるから
ミナホ姉さんは、掛け湯をして浴槽に入るとオレたちを呼んだ
あ、アニエスちょっと行ってくるから
いやですのっ
ほらほら、アニエスちゃんすぐ戻って来るからあたしと待ってようね
マナが、アニエスを引き剥がしてくれた
何ミナホ姉さん
オレが、月子たちとミナホ姉さんのところへ行くと
大したことじゃないわあのアニエスたちの学校のことなんだけれど
すると、月子が
ご心配には及びません何か、気付かれそうなことになった場合は、わたくしたちが巫女の力を使いますわ
マナのこと、アニエスのこと
深く詮索するような相手がいたら月子たちが
悪いけれどお願いするわ判っていると思うけれど、あなたたちの力のことは絶対に人に知られてはダメよ
はい誰にも悟られないようにして、使います
いいわね、ルナ
ヨミお姉様が、一番、心配だよ
元気なヨミに、ルナが言う
勝手に力を使ってはダメよ使わないといけないと思った時は、必ずわたくしに相談するのよわたくしは公様にご相談いたしますわ
よろしいですわね
オレとしても相談してくれる方が、嬉しいし
関西のことは、問題無く香月セキュリティ・サービスの計画通りに進行しているわ心配しないでコヨミさんも予定通り明日には、ここへ連れて来てくれるそうよ今夜はちょっと、移動しない方が良いだろうという判断になったから京都から東京への移送は、長距離だもの公共交通機関を使うと、捕捉される可能性もあるし
まだ、今日の手打ちの余波が残っている
何かヤクザが、反抗して暴れたりするかもしれないし
一晩、様子を見るということか
鷹倉神社に私物を取りに戻るのも来週以降になると思うわ生活に必要なものは、何でも揃えて明日にでも、買い物に行きなさいいいわね
色々とご迷惑をお掛け致します
月子が、ミナホ姉さんに頭を下げる
あなたたちも、良信の女になったのなら、そういうことは一々言わなくていいわバカバカしいでしょ他人行儀であたしたち、もう家族なんだから
言っておきますけれどあたしが、この家族の長女よあなたたち全員の一番上の姉ですからね
ボクも判りました
鷹倉3姉妹は、恭しく頭を下げる
判ったのなら良いわ良信だけ残ってあなたたちは戻りなさい悪いんだけれどあの子たちの相手をお願いするわ
お姉様もわたくしたちに、遠慮はなさらないで下さい
うん悪いんだけどはいらないです
全然、悪くないですみんな、ボクたちの家族ですから
ヨミルナ
そ、そうねとにかく、これからよろしくお願いするわよ
そして、姉妹たちはみんなの方へ戻って行く
うん何でも無いよ、マナ明日コヨミちゃんが来るってこと
本当に来るんですのっ
真緒ちゃんにもう1人、お姉ちゃんができますのっ
興奮して、アニエスが叫ぶ
1人じゃないよ月子ちゃん、ヨミちゃん、ルナちゃん今日だけでも、3人もお姉ちゃんができたんだもん
ほーんと、楽しいことばっかりだよねっうししっ
そんな彼女たちを見てミナホ姉さんは
結局良信の言ってたことが正解だったみたいね
ルナさんを引き取ってアニエスのお友達にしようという計画は、あなたが言い出したことよ
姉や妹だけじゃなくって同い年というのも必要なのね一緒に、勉強したり遊んだりできる関係が
ああアニエスは、ルナが来てからすっごく楽しそうだ
前は、すぐにオレにしがみついてきたけれど
今は、オレよりもルナみたいだし
もおっ、判りましたのっお勉強は、ルナに習いますからっアニエスは、ルナにセックスを教えますのっ
やはり、そうなるんだよな
アニエスパパの歓んでくれることは、いーぱい知ってますから
うん、教えて一緒にしようね
はいですのルナ
待って待って、ヨミにも教えてよ
ヨミちゃんはマナちゃんに教わればいいですのっ
うん色々教えてあげる克子お姉ちゃん直伝のテクニックを
おいアニエス、ルナ、ヨミ、マナ
真緒は誰に習えばいいの
真緒ちゃんが居るのにそんな話を
真緒ちゃんは、あたしが教えてあげるわよそのうちにねっ
雪乃が、幼女を抱き締める
ちょっと、雪乃
何よ、じゃあ、あんたが教えるの恵美
ケンカしちゃダメぇぇぇ
真緒ちゃんが、2人に言う
マナさんには、夜見子さん同い年の子が現れたから、前に進む勇気が出たみたいね
そうだね学校へ通う勇気がやっと出て来たみたいだよ
マナ1人だったら、ずっと躊躇したままだったろう
ヨミが来たからマナが前に踏み出す、キッカケができたんだ
そして雪乃さんと恵美
ナホ姉さんが、穏やかな眼で2人を見ている
もう大体、あんたは昔からさ恵美
何よ、雪乃こそそういうとこ、全然変わっていないじゃないの
真緒ちゃんが止めても2人は何やら言い争いをしている
ホント楽しそうよね
寧やみすずさんみたいな出来すぎた姉と、瑠璃子さんやマナさんみたいな出来すぎの妹、それに守ってあげないといけない妹のアニエスや真緒ちゃんが居て恵美は、自分の心を素直に解放できる相手がいなかったのよ
寧たちには恵美も、同じくらいできた女を演じようとしてカッコつけちゃうし、マナさんにもねアニエスたちには、感情剥き出しで怒ったりはできないしね恵美の性格じゃ
ああ、それは判る
だから、あの子はこの家族の中で、自分が何をしたらいいのか判らなくなって迷走していたのよその上大きな問題は、あたしや克子やマルゴが動くから、恵美には何も手を出せないしどんどん無力な自分が情けなく思えてくるのにそれを吐き出すこともできないそうしたら出来すぎの姉妹たちに、気遣いしてもらうばかりで、もっともっと劣等感にさいなまれることになるからだから、突っぱねるその結果、1人だけどんどん家族の中から浮いてしまっていたのよ
これもまたコンプレックス
ほら、良く言うでしょ争いは、同じレベルの人間同士でしか成立しないってそりゃ、争いごとは良いことではないけれど競い合ったり、感情を吐き出し合ったりできる人間が近くにいないのは辛いわよ
みすずや寧ではメグの競争相手にはならないんだ
瑠璃子やマナでも
メグが自分の内面の不満を訴えたところで本気で心配され、解決策まで提示されるだけだ
それではメグのコンプレックスが刺激されるだけだ
ますます自分は、他の子たちよりも劣っていると思い込むことになる
だから雪乃さんなのね
ミナホ姉さんは、メグに毒舌を吐き続ける雪乃を見る
同い年の昔から良く知っている母親違いの姉妹ずっと恵美をイジメていて恵美が憎んでいた子恵美のコンプレックスの原点が雪乃さんよ
同じ父親の子なのに
雪乃は恵まれた生活をしていてメグは貧しい家庭で虐げられている
だから、メグにとっては雪乃は
それが5月のことで、恵美と雪乃さんの立場が入れ替わって恵美は、ちょっといい気になっていたわよね判っているわあたしが、あの子を可愛がりすぎて甘やかしていたことわあの子を増長させたのはあたしよ
でも今までが今までだものちょっとぐらい増長したって良いじゃないむしろ、良信みたいな子の方が珍しいのよあなたは環境が変わっても、浮かれたりしない子だから
バカね褒めているのよ
でも、今回のことで恵美が、少し行き過ぎてたことに気付いたわ他の家族に対してコンプレックスを抱えたまま、あなたの側に居て増長したからメチャクチャなことになったのよね恵美自身も、何が何だか判っていなかったと思うわホントあたしがちゃんと監視していなかったのがいけなかったのよごめんなさい
いやそういう問題でもないと思うよ
オレこそメグが問題を抱えているのなら、すぐに気付いて、どうにかしないといけなかったんだオレはこの家族唯一の男なんだから
オレがもっと判ってなきゃいけなかったし、対策を打ち出さないといけなかったんだ
こんなにメグが拗れてしまう前に
それこそ違うわ恵美の抱えていた問題は男と女では解決できないことだから
そういうこともあるのよあなたが恵美の男でもいいえ、恵美の男だからこそ、恵美のこのコンプレックスには手が届かないのよこれは、そういう類いの問題だったの
メグが、引っ掛かっていたのは
この家族の中で女として自分の立場を確立したいということだ
だから、コンプレックスの対象がみすずや寧や他の女たちであり
男のオレが口出しすれば事態をややこしくするだけだ
あなたは感覚的には、そのことに気付いていたのよだからあなた自身は、極力、喋らないようにしていたでしょ良信はそういう勘が鋭くなってきているから
確かにオレは、あんまり自分の意見を言ったりはしていなかった
問題なのは寧たちの方が業を煮やして、恵美に最後通牒を押し付けてしまったということ
さっきの学校でのことよ寧たちとしては、ショック療法で恵美に残酷なゲンジツを直視させて、自分の立ち位置を納得させようとしたんだろうけど
メグはヤケクソになって、オレの奴隷になる宣言をしただけだった
それはただの思考放棄だ
もう、自分ではどうすることもできないから何もかも、オレにお任せするという
もちろん、そんなのは何の解決にもならない
メグ本人の心の中の葛藤は、全然解決していないのだから
心に、不満と不安が堆積していくだけだ
ホント寧もみすずさんもイーディも、頭が良すぎるのよ頭が良すぎるから論理的に物事を進めてしまう相手も、自分たちと同じくらい頭が良いと思い込んで
でも、恵美はあの子たちほど、頭が良くないんだから理解のスピードが違うのよ論理的に納得する前に感情の処理が間に合わなくなっちゃうのでも、そういう頭の悪い子のことは寧たちには判らないのよねあの子たちは、本当に頭が良いから
だから本当にどうしようかと思ったんだけれどあたしが上から天の声で口出ししても恵美は心を閉ざすだけだったでしょうし香月セキュリティ・サービスの情報解析の仕事が一段落するまでは、こっちに戻れなかったのよ香月様とのこともあるし
メグのために途中で抜け出すわけにはいかなかったんだな
マルゴさんや翔姉ちゃんはミナホ姉さんに、香月セキュリティ・サービスの仕事をして欲しいと思っているし
ホントどうしようかと思っていたんだけれどまさか、雪乃さんがね
だから、違うわよ雪乃
バカ、何言ってるのよ恵美
2人は、まだ罵り合っている
ああやって何でも感情をぶつけ合える相手がいるのが、一番よねあの子たち本質的には、よく性格が似ているから
それは姉妹だから
ただの姉妹じゃダメなのよ同い年で、お互いのことを良く知っていて遠慮しないで、ああやってケンカができる同じレベルの存在これでもう、恵美はおかしくなったりはしないと思うわ
みすずや寧に、何か言われたら心では反発しながら、メグはそれに従うしかないだろう感情を押し殺し、良い子の顔をして
自分よりも、みすずたちの方が優れていると感じているのだから
だが、相手が雪乃なら
雪乃は口調はキツイが、言ってることは適確だ
メグは、感情を押し殺さずにああやって、大声で反発しているけれど
正しいと思ったことなら、しっかりと受け入れるだろう
そこには心を抑圧するようなものは何も無い
ああそうか
雪乃も入学当初は、クラスの中で良い子を演じていたんだっけ
明るくて、優しいみんなに愛される子を
そうよ恵美と同じよ恵美もすぐに良い子になろうとするでしょ似ているのよ、あの子たち
だから、お互いが良く判るし罵り合うこともできる
コンプレックスは無い
良かったあいつらメグも雪乃も
あんな風にケンカしながらきっと仲良くやっていくんだろうな
本当人間には、ああいう相手が必要なんでしょうね
アニエスにとってのルナ
マナにとってのヨミ
カウンター・パートナー自分と正面から、向き合ってくれる相手
でも良信、判っている、あなた
あなたにはそういう相手は、一生手に入らないということが
私の記憶ですと
少年ジャンプで、セックスを描写したのは
本宮先生の読み切りの大飢饉が初めてだと思います
これは、寝取られ、レイプ、腹ボテ、出産のフルコースでした
少年誌なのに
その後、本宮先生のお弟子さんの前川kぞう先生が
ギャルがライバルというマンガで
主人公が、童貞を失ったと同士に悟り切った男になるという展開がありました
やっぱりジャンプです
ブラック・エンジェルズは、よくレイプ展開がありました
ヒロイン格のジュディとかまで
その後いちごの真中と西野さんしか、セックス描写は知らないのですが
他にも、何かありましたでしょうか
もちろんさすがに初期のジャンプは知らないのですが
ハレンチ学園は、全巻読んでますので直接的な、セックス描写が無かったことは知っています
いや、こんなこと年末に考えることではないのでしょうが
762.スケール・アップ
本当ならあなたも同性の男の子で同い年の親友を作るのが理想なんでしょうけれど
何でも、腹を割って話すことの出来る心の友がねでもあたしたちの現状を考えれば、それは無理なのよ
ミナホ姉さんは、浴室内の少女たちの喧噪を眺める
あたしたちの家族は良信を唯一の男として、要に据えることで成立しているわこの家族にもう一人、男が加わることは許されない
前にイーディさんが、あたしたちのことをライオンの群れに例えていたけれど本当に、その通りよね群れにオスは一人でいいわ
オレは群れの中心に居るオス・ライオンなんだ
可能性としては雪乃さんと恵美みたいに、あなたとそっくりの性格の人がもう一人いれば、オスが2人でもトラブルにはならないかもしれないけれどまあ、そんなの絶対に無理よねあなたみたいに、特別な男の子は、まず他にはいないでしょうから
オレってそんなに変かな
変というより、特別なのよあなたはあたしたちの望むことは、何でも受け入れちゃうでしょ絶対に嫌がらない面倒くさがりもしないそういうことを苦とさえ、思っていない家族の希望に応えるのは、当たり前だと思っている
だって家族なんだから
みんなが望むことで、オレができることがあるのなら何だって、一生懸命にやるのは当たり前だよ
あなたの世界ではね
そういうあなただから、あたしたちの要になっているのだしだから、好きなのよみんな、あなたが愛しているし感謝しているみんなあなたの側に居ることを、喜んでいるわ
いやオレは別に
あなたにとって、当たり前なことがあたしたちにとっては、至福なのよいつも本気で自分のことを思っていてくれて、どんな時でも助けに来てくれる人が居るっていうことが
オレはそりゃ、助けに行くよどんな時だってだけどオレ自身には、何の力も無いんだオレには何もできない今日一日で、それが良く判ったよ
鷹倉姉妹のためにオレは昨日から、必死に頭を絞って
オレが、あの子たちのために何かできないかを探していた
だけど今日の関西ヤクザとの対決では
結局オレは、ただ見ているだけで何もできなかった
オレは無力だった
オレにただの高校生男子が無理をして、バカげた暴走をやったって何の意味も無いっていうことを判らせるためにミナホ姉さんとジッちゃんは、オレをあそこに居させたんだろ
ヤクザたちと同じフロアに居て
上階から見下ろしていたジッちゃんや、怯えていた鷹倉姉妹とは接触させない
ジッちゃんと、関西ヤクザや清美さんのやり取りを、ただ見ているだけで
判ってないのねあなたは、必ず助けに来てくれる人であって、必ず助けてくれる人ではないのよその差が判る
それぞれの人生なんだからそれぞれの人が、自分で何とかしないといけないこともあるのよより力のある人に助けを乞うということもねあの場合の、月子さんたちが香月様に庇護を求めたのは正しいことなのよ香月様は、権力者なのだから
うんオレみたいな無力な子供とは違うんだよなジッちゃんは
オレはどうしようもないな
でも、あなたはあそこに居た月子さんたちから見える場所にあの子たちにとっては、それだけで充分なのよあなたが来てくれたというだけで、勇気が湧くのだから
でもそんなんじゃ、何の効果も無いじゃないか
オレの存在にはヤクザたちや清美さんと対抗出来る力が無いのだから
あなたさ1人だったら、学生食堂でパンを売れた
あなたが1人で焼いたパンをうちの学校の生徒たちに、たった1人でも美味しいですから、買って下さいって売り込めたかしら
あなたは自分のパンが、今の値段で売れていることをどう思う昨日まで、多くの生徒たちは克子の存在を知らなかったわあのパンは、全て克子がレシピを作ってあなたを指導して作っているってことを
みんな高校1年生の、パンコースに移ったばかりのオレが作ったパンだということしか知らなかった
うん最初に販売した日は、すっげぇ怖かったオレが作ったパンなんて全然、売れないんじゃないかって
16歳の男子高校生がオレみたいな人間が作ったパンなんて、みんな気持ち悪いと思うんじゃないかって
でもメグが手伝ってくれたし、うちのクラスの連中が率先して買ってくれたし部活をやってるやつは、他のクラスや上の学年の人にまで宣伝してくれたし
初日から数日は、生産数もまだ少なかったから何とか、売れていた
そうね売り子だって最初は恵美、それから寧昨日は、克子やイーディさんやニキータさんの協力があったわよねそれが、どういうことか判る
あなたが自信なさげに売っていたパンをあの子たちが、保証してれたのよこのパンは、美味しいです値段だけの価値のあるパンですって
オレ1人ならきっとダメだった
メグや寧たちが笑顔で、パンの価値を保証してくれたからそれで何とか売れて来たんだ
ただの売り子のアルバイトなんかとは違うでしょあなたのパン屋はあの学生食堂で、業者さんのパンに対抗して、あなたのパンを売るということは一般の生徒たちに、身体を張って向き合うということよ
オレの素人の作ったパンを胸を張って、他の生徒たちに売ってくれているんだから直接対面して
ああやって身体を張って、現場に立つということに意味があるのよ
上の階から見下ろしていた月子さんたちだってあなたが、ヤクザたちと同じフロアに身体を張って直面してくれていることに感動したはずよだから、勇気になるのよ
いやオレは、そこに座ってろと指定された席に居ただけで
別に身体を張るとか、そういう意識は無かった
そこが、あなたの壊れているところなのよね普通の男の子だったらそもそも、ヤクザが絡んでいる月子さんたちのことを引き受けないしヤクザと対決しなくちゃいけないホテルには行かないわ何とか理由を付けて行かないで済むようにするだって、あなたは別に警護人でも何でもないのだから
でも責任があるだろ、オレには
オレはジッちゃんから、月子たちのことを依頼されたのだから
ホテルに着いた後も普通の人は、マルゴたちの強行偵察には付いていかないわよ月子さんたちと、安全な場所へ行こうとするわよマトモな人間なら
いや、でも誘われたし
だからあなたは普通じゃないのよ
ミナホ姉さんは嘆息する
ヤクザたちの情報のやり取りを調べたけれどあなた、凄いことになっているわよ
大勢のヤクザたちの見ている前で、大鳥総裁の四天王を倒しちゃったマルゴや木下さんはいいのよマルゴは、キョーコ・メッサーの身内だって名乗ったんだし木下さんは、香月セキュリティ・サービスのプロの警護人だからバンバルビー時代のことを知っている人もいるしね
ヤクザの中にも、木下さんに気付いたやつがいたしなあ
まあ、あれはマルゴが、今後、格闘技ビジネスをやるために名前を売ろうしてやったことなんだけれど格闘技の興行には、どうしてもヤクザが絡むから元々、ヤクザって格闘技が好きだしねそういう人たちの中で、あの女の実力はホンモノだオレはこの眼で見たぞみたいな噂が広まるのは、良いことだし
日本の格闘技興行に影響力のある高崎さんに接触しただけでなく
あの何て名前だっけ、大鳥総裁のガード役のああオサレな人だ
あの人を一撃で蹴り倒して失神させたのはマルゴさんの伝説になる
そういう現場にヘラヘラ笑って見ている、怖い物知らずの男の子が居たってすでにネットで噂になっているわよ
いや、オレヘラヘラ笑ったりしていないよ
オレはいつでも真面目だぞ
でもほら、あなたの横にビクビク怯えている工藤遙花さんが居たでしょ
マルゴが高校生女子空手チャンピオンの遙花さんを、自分の興行に上げることにして高崎さんに売り込むために連れて行ったその流れは、みんな納得しているのよ遙花さんは、格闘技界のマニアにはそこそこ有名だから
女子格闘技の興行の売りにするには適当な人材なんだ
でもその遙花さんが、ガクガク震えているのに、すぐ横で平然としているあなたは、普通のヤクザたちから見たら、とてつもなく怖い存在なのよあなたは、木下さんやマルゴがどれだけヤクザを倒しても顔色1つ変えないんだから
いや、だってそんなのいつものことだし
5月のシザーリオ・ヴァイオラの武装集団に比べたら
怖いわけがない
マルゴさんにイーディ、木下さんまで居てくれたんだから
あなたにとってはそうでも、世間は違うわよ
あの怖い物知らずの少年は、黒森公と言って黒い森の後継者であり、香月老人に目を掛けられているあのシザーリオ・ヴァイオラを射殺したのが、その少年らしいあなたのそういう噂が、どんどん広まっているわまあたしと翔さんで、さらに尾ひれを付けて広めているんだけれど
黒い森に参加すると決めた時から、裏社会に関わらなければいけないということは覚悟しているし
黒森公も、マルゴと同じくらい今日一日で、名前を売ったのよ
うん判った今まで以上に腹を括って生きていくしかないっていうことなんだよね
オレ、全部受け止めるからこれもオレが、自分で受け入れるって決めたことなんだから
大丈夫だよミナホ姉さん
オレの答えにミナホ姉さんは、はぁと大きく溜息を吐く
良信あなたさ
何で、そんなにカッコいいのよ
そんな笑顔で、そんなこと言われたらますます、惚れちゃうじゃないの
もうホントいないわよあなたみたいな子
ミナホ姉さんは、オレを抱き締める
あなたの代わりになる子なんて、どこにもいないわ世界中に、あなただけ
あたしたちが、どれだけ心配してもあなたは、どっしり構えているのよねいつも正直で素直で真っ直ぐで何でも受け入れてくれちゃうんだもの